JP4376863B2 - 永久磁石型回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば複写機、プリンター等のOA機器やコンピュータ周辺機器、自動車、FA関連の搬送装置などに用いられるステップモータ、ブラシレスモータなどの永久磁石型回転機に関する。
永久磁石型回転機には、ロータに永久磁石を用いたPM型のステップモータ、歯車状の鉄芯と永久磁石を用いたハイブリッド(HB)型ステップモータ、磁極検出装置を備えロータ位置を検出してフィードバック制御を行なうブラシレスモータ等がある。これらのうちロータに対向して櫛歯状の磁極歯を持つ永久磁石型回転機は、軸方向に積層された複数のステータユニットに対向してN極とS極が交互に着磁された永久磁石を備えたロータが設けられる。各ステータユニットのコイルに電流方向を切り換えて通電することで、ステータ磁極とロータ磁極との吸引反発によりロータが回転するようになっている。
ロータに対向して櫛歯状の磁極歯を持つ永久磁石型回転機においては、ステータユニットは励磁電流の相数と同じ数だけ積層される。例えば2相モータの場合にはA相ステータユニットとB相ステータユニットが積層される。ステップモータの発生トルクは励磁電流により発生するトルクと、ロータとステータヨーク間の磁気抵抗の変化により発生するコギングトルク(ディテントトルク)を合成したものとなる。コギングトルクの成分は、モータトルクの高調波成分となるため回転むらや振動に対して悪影響を及ぼす。このため、永久磁石型回転機の一つであるステップモータの出力軸に同型のステップモータをディテントトルク周期の半周期分だけ回転方向に位相をずらして直列に連結することで、ディテントトルクに起因する振動成分を抑制したステップモータが提案されている(特許文献1参照)。
また、モータコイルに誘起される誘導起電力波形に含まれる高調波成分に基づくモータ振動を可及的に減少させるため、ステータヨークの極歯の間隙や面積を変えて第3次高調波を相殺させて低振動化を図るステップモータが提案されている(特許文献2参照)。
特開平9−163798号公報 特開平10−127024号公報
近年、小型で大きなトルクが得られるモータに対するニーズが高まり、ロータの永久磁石に最大磁気エネルギー積の高い希土類磁石(例えば、ネオジウム鉄ボロン等)を用いたモータが開発されている。この希土類磁石を用いることで、小型で大きなトルクが得られるモータを開発することができる。
しかしながら、大きなトルクが得られる反面、ステータヨークと永久磁石との間に形成される複数の磁気回路における磁束量の変動が大きくなり、コギングトルクが増大し回転振動の増大や回転むらの悪化を引き起すおそれがある。
また、最大磁気エネルギー積の高い希土類磁石を用いた場合、磁気回路を通過する磁束量が増えるので、ステータヨークの磁気回路を通過する磁束が飽和し易くなる。この対策として、ステータヨークの板厚を厚くする必要が生じるが、櫛歯状の磁極歯を持つ永久磁石型回転機においては、プレス加工による加工精度が出し難くなるうえに、金型が大型化するため生産設備が大がかりになり生産コストも増大する。
これに対して、ステータコアの板厚を変えずにステータヨークどうしが重なり合うように複数のステータユニットを積層することも考えられる。しかしながら、ステータと永久磁石との間にはロータの回転位置によって複数の磁気回路が形成され、隣接するステータヨークの上下の磁極歯と永久磁石間に形成される磁気回路の磁束量の変動に起因するコギングトルクが新たに作用するため、各々を合成したモータ全体で発生するコギングトルクが増大するおそれがあった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、隣接するステータヨークの上下の磁極歯と永久磁石間に形成される磁気回路の磁束量の変動に起因するコギングトルクの低減を図りかつ比較的小型で大トルクが得られる永久磁石型回転機を提供する。
本発明は上記課題を解決するため、次の構成を備える。
空芯状に巻かれたコイルを櫛歯状の磁極歯が形成されたステータヨークにより挟み込んで形成される複数のステータユニットが同芯状に積層されるステータと、ステータヨークに形成される磁極歯に対向して磁極が形成された永久磁石を備え、出力軸を中心に回転可能に支持されたロータを有する多相の永久磁石型回転機であって、同相のステータユニットが1相当たりn個(nは以上の整数)に分割され、積層される全てのステータユニットのステータヨークが同数の磁極歯をロータ回転方向に所定ピッチで形成され、かつロータを回転方向に付勢するように位相をずらせて同芯状に直に積層され、積層された各ステータユニット間に磁極歯どうしが直に重なり合う界面部が軸方向で3箇所以上形成され、これらの界面部のうちで直に重なり合う磁極歯どうしのロータ回転方向の中間位置が電気角で90°±30°の位相差で積層される界面部が1対以上存在することにより、永久磁石と対向する磁極歯が軸方向で直に重なり合う界面部を通過する磁気回路に起因するコギングトルクを低減することを特徴とする。
また、偶数段積層されたステータユニットと同芯状に積層され、隣接するステータヨークの界面部に形成される磁気回路に発生するコギングトルクを打ち消す位相差で磁極歯が形成された補助極が積層されることを特徴とする。
上述した永久磁石型回転機を用いれば、同相のステータユニットが1相当たりn個(nは1以上の整数)に分割されて同芯状に積層され、かつ隣接するステータヨークの上下の磁極歯の磁気的中心が少なくとも1組以上互いのコギングトルクを互いに打ち消す所定の位相差で積層されているので、ステータヨークと永久磁石との間に形成される磁気回路において磁束量の変動によるコギングトルクを位相差により相殺でき、モータ全体としてのコギングトルクを低減することができる。特に、上下に積層されるステータヨークの磁極歯を磁束が通過して対向する永久磁石の磁極との間で形成される磁気回路の磁束量変化に起因するコギングトルクを有効に低減することができる。また、隣接するステータヨークの上下の磁極歯の磁気的中心が少なくとも1組以上電気角で90°±30°、より好ましくは90°の位相差で積層されていると、コギングトルクを可及的に減少させることができる。
また、最大磁気エネルギー積の高い希土類磁石を用い、ステータユニットの積層数を増やすことでステータヨークの断面積を増大させ、加工精度や生産コストを大幅に増やすことなく小径で大トルクが得られる永久磁石型回転機を提供することができる。
また、偶数段積層されたステータユニットと同心状に積層され、隣接するステータヨークの界面部に形成される磁気回路に発生するコギングトルクを打ち消す位相差で磁極歯が形成された補助極が積層されると、隣接するステータヨークの界面部に形成される磁気回路に発生するコギングトルクをほぼ完全に打ち消すことができる。
また、複数段積層されたステータユニットのうち上下に隣り合うステータヨーク間に空隙が形成されていると、上下に隣り合うステータヨークの磁極歯間を通過する磁束通路が磁気的に遮断されるので、かかる磁気回路の磁束量変動にともなうコギングトルクを低減することができる。
以下、本発明に係る永久磁石型回転機の最良の実施形態について、添付図面に例示したステップモータを参照しながら説明する。本実施形態に係るステップモータは、空芯状に巻かれたコイルをステータヨークにより挟み込んで磁極歯(クローポール)どうしが噛み合うように形成される複数のステータユニットが軸方向に同芯状に積層されるステータと、ステータヨークに形成されるクローポールに対向して磁極が形成された永久磁石を具備するロータを備えたクローポール型のステップモータに適用される。また、以下では、一例としてOA機器やコンピュータ周辺機器、自動車、FA関連の搬送装置などに用いられるアウターロータ型の2相ステップモータを例示して説明する。
2相ステップモータの概略構成について図1を参照して説明する。図1において、ロータ1は、周方向に多極着磁された永久磁石2が筒状のロータヨーク3の内周面に設けられている。永久磁石2は、最大磁気エネルギー積の高い希土類磁石(例えば、ネオジウム鉄ボロン等)が用いられ、後述するステータのクローポールに対向して設けられる。ロータ1は、ロータシャフト(出力軸)4と一体に連結して支持される。
図2において、ステータ5は、同相のステータユニットが1相当たりn個(nは1以上の整数;本実施例ではn=2)に分割された軸方向に同芯状に積層される。具体的には、第1のステータユニット5a、5b(A相及びB相)及び第2のステータユニット5c、5d(A相及びB相)を各々備え、A相及びB相が1相あたり2個で合計4個のステータユニットがこの順(A相−B相−A相−B相)に同芯状に積層されている。これは、永久磁石2に最大磁気エネルギー積の高い希土類磁石を用いても、ステータヨーク8a、8bの板厚を厚くすることなく、ステータユニットの積層数を増やすことで全体としてステータヨーク8a、8bの断面積を増大させて磁束通路を広げている。また、同相となるステータユニット5a、5c(A相)及びステータユニット5b、5d(B相)は、ロータ1を回転方向に付勢するように位相をずらせて積層されている。尚、ステータユニットはA相−B相−B相−A相の順に積層されていてもよい。
図3において、ステータ5を構成する各ステータユニット(図3ではステータユニット5aを例示)は、コイルボビン6に空芯状に巻かれたコイル7を磁性材料からなる上下のステータヨーク8a、8bにより挟み込んで櫛歯状のクローポール9a、9bどうしが噛み合うように形成される。即ち、空芯状のコイル7は、A相及びB相のステータヨーク8a、8bの軸芯に挿入されたコイルボビン6に巻き付けられ、通電によりロータシャフト4に垂直な平面上にN極S極N極S極…というように偶数個のステータ磁極が形成される。コイル7は、同相のステータユニット5aと5c(A相)、ステータユニット5bと5d(B相)においてそれぞれ直列又は並列に接続されている。
図1において、上下のステータヨーク8a、8bは、ロータシャフト4を回転可能に支持する軸受部10、11が内周側に組み付けられた筒体(磁性材料)12の外周側に同芯状に組み付けられる。また、筒体12の外周側には、モータ基板13やブラケット14が一体に組み付けられる。
ここで、PM(永久磁石)型ステップモータにおいてコギングトルクを発生させる磁気回路について説明する。以下では、ステータ5のうちステータユニット5a及び5bを用いて磁気回路を説明する。
図4は第1の磁気回路を示す。ステータユニット5aにおいて、例えば図示しない永久磁石2から下側のクローポール9bへ磁束が進入し、ステータヨーク8b、筒体12、ステータヨーク8aから磁束が出て永久磁石2に戻る磁気回路が形成される。ロータ1が回転すると、上下のクローポール9a、9bへ出入りする磁束量が変動してコギングトルクが発生する。
図5は第2の磁気回路を示す。図5はロータシャフトに垂直方向の断面を示す。永久磁石2のN極S極の界面位置と、上下のクローポール9a、9bの中央部が対向する位置まで回転したとき、永久磁石2のN極から出た磁束が上下のクローポール9a、9bを通過して隣接するS極に戻る磁気回路が形成される。ロータ1が回転すると、永久磁石2の回転位置によって上下のクローポール9a、9bを通過する磁束量が変動してコギングトルクが発生する。
図6は第3の磁気回路を示す。図6はステータユニット5aとステータユニット5bが積層された状態を例示する。ステータユニット5aとステータユニット5bとが隣接するする界面部において、例えば図示しない永久磁石2からステータユニット5aのクローポール9bへ磁束が進入し、ステータユニット5bのクローポール9aから磁束が出て永久磁石2に戻る磁気回路が形成される。ロータ1が回転すると、上下のクローポール9a、9bへ出入りする磁束量が変動してコギングトルクが発生する。このコギングトルクは、ステータユニット5bとステータユニット5cとが隣接する界面部やステータユニット5cとステータユニット5dとが隣接する界面部においても同様に発生する。これらのコギングトルクは、ステータユニットの積層分だけ重畳して発生するため、モータ特性上無視できなくなる。
図16は、上述した第1〜第3の磁気回路で発生するコギングトルクの大きさを磁気解析により求めてグラフ図に表したものである。図16において、ステータユニット1個のみの場合のコギングトルク(第1、第2の磁気回路によるコギングトルク)をJ、コギングトルクJからステータユニットを4個重ねた場合のコギングトルクの計算値をK、ステータユニット4個の場合のコギングトルク(磁気解析)をL、LとKのコギングトルクの差(第3の磁気回路によるコギングトルク)をMで示す。この結果から、第1、第2の磁気回路によるコギングトルクより、第3の磁気回路によるコギングトルクの影響が大きいことが理論上判明した。本願発明は、この第3の磁気回路で発生するコギングトルクを減少させることを意図し、複数のステータユニットが隣接するステータヨークの上下の磁極歯の磁気的中心に所定の位相差を設けて積層されている。以下では、上下に積層されているステータヨークの隣り合う磁極歯(クローポール)の中間位置を、ステータユニットとロータ間で形成される第3の磁気回路の磁気的中心として説明する。
図7及び図8は、同芯状に積層されるステータユニット5a〜5dのクローポール9a、9bを平面的に展開した模式図である。図7において、ステータユニット5a〜5dのうち隣接するステータヨークどうしの界面部をそれぞれA、B、Cとする。この界面部A、B、Cのうち、界面部AとCで形成される第3の磁気回路の磁気的中心Pが電気角で90度の位相差をもって積層されている。
図11に界面部A、B、Cに形成される第3の磁気回路による各コギングトルクの波形(破線波形)及びこれらを合成したコギングトルクの波形(実線波形)を示す。図11によれば、界面部AとCにおけるコギングトルクの波形(理想的なサイン波形に任意の高調波成分を含む)どうしが打ち消し合うため、界面部Bのみで第3の磁気回路によるコギングトルクの波形が残る。このため上下に積層されるステータヨーク8a、8bやクローポール9a、9bを通じて永久磁石2との間で形成される第3の磁気回路の磁束量が変化することに起因するコギングトルクを有効に低減することができる。
図8において、ステータユニット5a〜5dのうち隣接するステータヨークどうしの界面部をそれぞれD、E、Fとする。この界面部D、E、Fのうち、界面部DとFで形成される第3の磁気回路の磁気的中心Pが電気角で180度の位相差をもって積層されている。図12に界面部D、E、Fに形成される第3の磁気回路による各コギングトルクの波形(破線波形;DとFのコギングトルク波形は一致する)及びこれらを合成したコギングトルクの波形(実線波形)を示す。図12によれば、界面部DとFにおけるコギングトルク(理想的なサイン波形に任意の高調波成分を含む)が強め合うため、合成したコギングトルクの波形は大きくなることが分かる。
図15は図7及び図8の合成コギングトルクの値を磁気解析により求めてグラフ図に表したものである。図15によれば、図7及び図8の合成コギングトルクの最大値を比較すると、図7の合成コギングトルクGは、図8の合成コギングトルクHのおよそ1/4に抑えられることが分かる。
ここで第3の磁気回路で発生するコギングトルクの重ね合わせについて検証する。例えば図7の界面部A乃至C(或いは図8の界面部D乃至F)のいずれかの界面部で発生する基本波成分の大きさが1であるコギングトルクを想定する。そのコギングトルクの波形に同じ大きさで別の界面部で発生したコギングトルクを任意の位相差を持たせて波形を重ね合わせたときの合成コギングトルクを計算する。図19は、2つのコギングトルクの波形の位相差をX軸に、合成コギングトルクと基本波成分(大きさ1)の比をY軸にとったグラフ図である。位相差が90°より大きくなると線対称に再度右肩あがりの波形となる。2つのコギングトルクの波形を重ね合わせているのに比の値が2を越えてしまうのは、基本波成分より大きさが小さい任意の高調波成分が含まれるからである。
以上の検討結果より、合成コギングトルクは、位相差を大きくとるほど小さくなり、90°の位相差のとき最小値となる。位相差が90°以外であっても、位相差が90°±30°のときに2つの波形を重ね合わせた大きさが1つの界面部で発生するコギングトルクの波形の大きさと同じになる。
よって、第3の磁気回路を形成する磁気的中心P(図7参照)の位相差を考える場合に、合成コギングトルクを低減できる有効な範囲は、電気角で90°±30°であり、位相差が電気角で90°のとき合成コギングトルクの影響を最も低減できることが分かる。
次に、第3の磁気回路に発生するコギングトルクを更に低減するためのステータ構造について図9を参照して説明する。
偶数段(本実施例では4段)積層されるステータユニット5a〜5dに磁性体からなる補助極15が同芯状に積層されている。補助極15の外周には櫛歯状の磁極歯15aが連続して形成されている。この補助極15はステータユニット5bとステータユニット5cの界面部Bのみに形成される第3の磁気回路で発生するコギングトルクを打ち消すような位相差で磁極歯15aが配置されている。このように補助極15が配置されていると、図14において、界面部AとCにおけるコギングトルクの波形(理想的なサイン波形に任意の高調波成分を含む)どうしが打ち消し合い、界面部Bにおけるコギングトルクの波形と補助極15と永久磁石2との間で発生するコギングトルクの波形が打ち消し合うため、合成されるコギングトルクの波形は理論上ほとんど消滅することになる。この補助極15は、ステータユニットが偶数段積層される場合(界面部が奇数箇所である場合)に特に有効である。
また、図10は、例えばステータユニット5bとステータユニット5cとの界面部にコギングトルクが生じている場合、上段のステータヨーク8bと下段のステータヨーク8aとの間に空隙16を形成して磁気的に絶縁し(磁気抵抗を増大させ)ている。この場合、筒体12には新たな磁気回路を形成しないようにするため非磁性材料が用いられる。これにより隣接するステータヨークの界面部に磁束が流れ難くなるため磁束変化も起こり難く、第3の磁気回路によるコギングトルクは発生し難くなる。
図17は、図1のステータ構造(ステータユニット4段積層)でステータユニット5b、5c間に空隙(スペース)16を1mm設けた場合と設けない場合とでコギングトルクの大きさを比較したグラフ図である。この場合、スペースを設けない場合の波形(破線波形)Qのほうがスペースを設けた場合の波形(実線波形)Rよりコギングトルクが大きいことが分かる。
また、図18は一定電流を流した時のトルク波形について、スペースが無い場合とスペースがある場合とを対比して示すグラフ図である。図18によれば、コギングトルクの波形はほぼ一致しておりスペースの有無により差はないことが分かる。よって、ステータユニットの積層数に寄らず、いずれかの界面部で第3の磁気回路によるコギングトルクが発生する場合には、必要に応じて間隙(スペース)16を設けることにより、ステータ5の構成態様にかかわらず界面部で発生するコギングトルクを抑制することができる。
本実施例では、2相ステップモータについて説明したが、これに限定されるものではなく、軸方向の長さが長くなるが低振動を実現した3相、4相、…n相などの多相ステップモータについても同様に適用することができる。また、ステータは、1相あたり分割して積層されるステータユニットの数が2個に限らず3個以上であってもよい。
また、上述した実施例はアウターロータ型ステップモータについて説明したが、インナーロータ型ステップモータについても同様に適用することができる。また、永久磁石型回転機としては、駆動回路にて通電する相を切り替えるオープンループ制御されるステップモータに限らず、同様なモータ構成で、ロータの磁極検出装置を備えクローズドル―プ制御にて励磁する相を切り替えるブラシレスモータについても適用可能である。
2相ステップモータの一部切欠斜視図である。 ステータユニットの斜視説明図である。 1のステータユニットの斜視説明図である。 第1の磁気回路を示す説明図である。 第2の磁気回路を示す説明図である。 第3の磁気回路を示す説明図である。 ステータユニットの磁極歯の位相差を示す説明図である。 ステータユニットの磁極歯の位相差を示す説明図である。 他例に係る2相ステップモータの一部切欠斜視図である。 他例に係る2相ステップモータの部分断面図である。 図7のステータユニットで第1乃至第3の磁気回路に発生するコギングトルクの波形を示すグラフ図である。 図8のステータユニットで第1乃至第3の磁気回路に発生するコギングトルクの波形を示すグラフ図である。 図11と図12の合成コギングトルクの波形を比較したグラフ図である。 図9のステータユニットで第1乃至第3の磁気回路に発生するコギングトルクの波形を示すグラフ図である。 図7と図8のステータユニットで発生したコギングトルクの大きさを磁気解析により測定したグラフ図である。 第3の磁気回路のコギングトルクの影響の大きさを説明するためのグラフ図である。 ステータユニットの界面部に空隙有無に応じたコギングトルク波形を比較したグラフ図である。 ステータユニットの界面部に空隙有無に応じた一定電流を流した時のトルク波形を比較したグラフ図である。 2つの界面部に発生するコギングトルクの波形の位相差と合成コギングトルクの大きさが基本波の大きさに占める比率との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 ロータ
2 永久磁石
3 ロータヨーク
4 ロータシャフト(出力軸)
5 ステータ
5a、5b、5c、5d ステータユニット
6 コイルボビン
7 コイル
8a、8b ステータヨーク
9a、9b クローポール
10、11 軸受部
12 筒体
13 モータ基板
14 ブラケット
15 補助極
15a 磁極歯
16 空隙

Claims (2)

  1. 空芯状に巻かれたコイルを櫛歯状の磁極歯が形成されたステータヨークにより挟み込んで形成される複数のステータユニットが同芯状に積層されるステータと、ステータヨークに形成される磁極歯に対向して磁極が形成された永久磁石を備え、出力軸を中心に回転可能に支持されたロータを有する多相の永久磁石型回転機であって、
    同相のステータユニットが1相当たりn個(nは以上の整数)に分割され、積層される全てのステータユニットの各ステータヨークが同数の磁極歯をロータ回転方向に所定ピッチで形成され、かつロータを回転方向に付勢するように位相をずらせて同芯状に直に積層され、積層された各ステータユニット間に磁極歯どうしが直に重なり合う界面部が軸方向で3箇所以上形成され、これらの界面部のうちで直に重なり合う磁極歯どうしのロータ回転方向の中間位置が電気角で90°±30°の位相差で積層される界面部が1対以上存在することにより、永久磁石と対向する磁極歯が軸方向で直に重なり合う界面部を通過する磁気回路に起因するコギングトルクを低減することを特徴とする永久磁石型回転機。
  2. 偶数段積層されたステータユニットと同芯状に積層され、隣接するステータヨークの界面部に形成される磁気回路に発生するコギングトルクを打ち消す位相差で磁極歯が形成された補助極が積層されることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型回転機。
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