JP2009267971A - 撮像センサ、撮像システム、及び撮像センサの制御方法 - Google Patents

撮像センサ、撮像システム、及び撮像センサの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画素配列における画素数が多くなった場合でも、フリッカノイズを低減する。
【解決手段】電荷電圧変換部207の電位の第1の電位と第2の電位との間である場合に選択状態になり、電荷電圧変換部207の電位が第3の電位である場合に非選択状態になる画素P211が行方向及び列方向に複数配列された画素配列と、第1の期間において、選択状態にされた画素の電荷電圧変換部207の電位が選択状態の電位になっている状態でMOSトランジスタ232がオフするように信号線8−1の電位を制御し、第1の期間に続く第2の期間において、選択状態にされた画素の電荷電圧変換部207の電位が選択状態の電位になっている状態でMOSトランジスタ232がオンするように信号線8−1の電位を制御する制御部220とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像センサ、撮像システム、及び撮像センサの制御方法に関する。
デジタルカメラやビデオカムコーダなどの撮像システムには、MOS型の撮像センサが用いられることがある。MOS型の撮像センサSには、図10に示すような構成が用いられることがある。
撮像センサSは、画素配列PA、垂直走査回路15、ノイズ除去回路10−1〜10−m、水平転送スイッチ16−1〜16−m、水平走査回路14、及び出力アンプ17を備える。
画素配列PAでは、複数の画素P11〜Pnmが行方向及び列方向に配列されている。
垂直走査回路15は、行制御線を介して、画素配列PAを垂直方向に走査する。行制御線は、選択行制御線101−1〜101−n、リセット行制御線102−1〜102−n、及び転送行制御線103−1〜103−nを含む。垂直走査回路15は、画素配列PAにおける行を選択する。
ノイズ除去回路10−1〜10−mは、列信号線8−1〜8−mを介して、選択された行の各列の画素から異なるタイミングでN信号とS信号とを読み出す。ノイズ除去回路10−1〜10−mは、N信号とS信号との差分信号を生成するCDS処理を行うことにより、ノイズが除去された信号を得る。
水平走査回路14は、水平転送スイッチ16−1〜16−mを順次にオンさせることにより、選択された行の各列の画素の差分信号を出力アンプ17へ順次に転送する。
出力アンプ17は、差分信号を増幅して出力端子18から出力する。
次に、画素配列PAにおける各画素P11〜Pnmの構成を、図11を用いて説明する。以下では、画素P11の構成を例に説明するが、他の画素P12〜Pnmの構成も画素P11の構成と同様である。
画素P11は、フォトダイオード1、増幅MOSトランジスタ2、選択MOSトランジスタ3、リセットMOSトランジスタ4、転送MOSトランジスタ6、及びフローティングディフュージョン(FD)7を含む。
フォトダイオード1は、入射光に応じた電荷を蓄積する。転送MOSトランジスタ6は、転送行制御線103−1を介して垂直走査回路15からアクティブな転送信号が供給された際に、オンすることによりフォトダイオード1の電荷をFD7へ転送する。FD7は、その寄生容量によって、転送された電荷を電圧に変換する。選択MOSトランジスタ3は、選択行制御線101−1を介して垂直走査回路15からアクティブな選択信号が供給された際に、オンすることにより画素P11を選択状態にする。選択MOSトランジスタ3は、選択行制御線101−1を介して垂直走査回路15からノンアクティブな選択信号が供給された際に、オフすることにより画素P11を非選択状態にする。増幅MOSトランジスタ2は、選択状態において、列信号線8−1に接続された定電流源5とともにソースフォロワ動作を行うことにより、FD7の電圧に応じた信号を列信号線8−1へ出力する。リセットMOSトランジスタ4は、リセット行制御線102−1を介してアクティブなリセット信号が供給された際に、オンすることによりFD7をリセットする。なお、リセットMOSトランジスタ4及び増幅MOSトランジスタ2のそれぞれのドレインには、一定の電源を供給する電源ラインSLが接続されている。
ここで、近年、撮像センサの画素配列における画素数を高くすることが要求されており、所定の面積における画素数を増やすために、画素のサイズを小さくすることがある。それに伴い、増幅MOSトランジスタ2のゲート幅やゲート長を小さくすると、増幅MOSトランジスタ2から列信号線8へ出力される信号におけるランダムノイズが、図12に示すように、特異的に大きくなることがある。
図12は、複数フレームの暗出力(N信号)を処理することにより、画素配列PAにおけるランダムノイズの分布を求めたものである。図12では、横軸が各画素のランダムノイズの大きさ(暗出力の標準偏差)を示し、縦軸が画素数を対数で示す。
Aの領域は、ランダムノイズに、ほぼ正規分布をなす第1の成分が含まれていることを示している。第1の成分は、フレームごとの各画素の間でランダムにばらつくことが分かる。
Bの領域は、ランダムノイズに、指数分布をなす第2の成分が含まれていることを示している。この第2の成分をフリッカノイズと呼ぶことにする。フリッカノイズ(第2の成分)は、図13に示すように、特定画素が特定の(第1の成分よりかなり大きい)大きさで発生させている。
図13は、Bの領域の特定画素の暗時出力が時間的にどのように変動するかを示したものである。図13に示されるように、フリッカノイズは、HレベルとLレベルとの2値をランダムに繰り返す傾向がある。
フリッカノイズは、駆動周波数に依存した1/fノイズに関連しており、画素内のMOSトランジスタに起因することが多い。すなわち、フリッカノイズは、MOSトランジスタのゲート長Lとゲート幅Wとの積(ゲート面積)に依存する。ゲート面積が小さく設定される増幅MOSトランジスタ2は、特異的にフリッカノイズが大きくなる。これにより、上述のように、増幅MOSトランジスタ2から列信号線8へ出力される信号におけるランダムノイズが、特異的に大きくなることがある。
このようなフリッカノイズは、低照度の撮影により得られた画像において白キズとして目立つという問題がある。特に、低照度での動画ビデオ撮影により得られた画像において、白キズが非常に目立つ可能性がある。
これに対して、非特許文献1では、撮像センサにおいて、スイッチトバイアス法を用いて、画素内の増幅MOSトランジスタをオンとオフとの2つの状態でスイッチさせることが提案されている。すなわち、画素の増幅MOSトランジスタが列信号線へ信号を出力する前に、列信号線に接続されたスイッチ回路が、列信号線の電位を一度VDDに引き上げることにより、増幅MOSトランジスタをオフ状態にする。これにより、非特許文献1によれば、増幅MOSトランジスタの1/fノイズを低減できるので、フリッカノイズを低減できるとされている。
特許文献1では、撮像センサにおいて、増幅MOSトランジスタの基板電位を制御して、画素内の増幅MOSトランジスタを蓄積モードにしてオフさせてから強反転モードにしてオンさせることが提案されている。これにより、特許文献1によれば、増幅MOSトランジスタをオンさせる前に基板表面における電荷のトラップを不活性化できるので、フリッカノイズを低減できるとされている。
特許文献2では、撮像センサにおいて、増幅MOSトランジスタをオンさせる前に、FDの電位を接地電位にすることが提案されている。これにより、特許文献2によれば、増幅MOSトランジスタをオンさせる前に増幅MOSトランジスタを確実に蓄積状態にすることができるので、フリッカノイズを低減できるとされている。
特開2005−322901号公報 特開2007−060500号公報 エム・エフ・スノエイジ(M.F.Snoeij)著,外3名,「CMOSイメージャー・フロントエンドにおける1/fノイズに対するスイッチトバイアスの効果(The Effect of Switched Biasing on 1/f Noise in CMOS Imager Front-Ends)」,(米国),2005年・チャージカップルド・デバイスとアドバンスト・イメージ・センサのアイトリプルイー・ワークショップ(2005 IEEE Workshop on Charge-Coupled Devices and Advanced Image Sensors),2005年6月(June 2005),P68-71
非特許文献1に示す技術では、画素配列における画素数が多くなると、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。具体的には、信号線に接続された選択MOSトランジスタの数が増加すると、それらの寄生容量が無視できなくなる。これにより、列信号線に接続されたスイッチ回路が、列信号線の電位をVDD電位へ高速に引き上げることが困難になる、あるいは、所定の電位へ高速に引き下げることが困難になる。このため、増幅MOSトランジスタを高速にオフ/オンさせることができないので、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。
特許文献1に示された技術においても、画素配列における画素数が多くなると、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。具体的には、画素配列における増幅MOSトランジスタの数が増加すると、基板容量が無視できなくなる。これにより、増幅MOSトランジスタにおける基板電位を低レベルから高レベルへ引き上げることが困難になる、あるいは、高レベルから低レベルへ引き下げることが困難になる。このため、増幅MOSトランジスタを高速にオフ/オンさせることができないので、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。
一方、特許文献2に示された技術では、FDの電位を接地電位/電源電位に制御することにより増幅MOSトランジスタをオフ/オンさせている。この技術では、増幅MOSトランジスタをオフ状態からオン状態へ遷移させてから発生したフリッカノイズが混入した信号が信号線へ出力されることがあるので、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。
例えば、画素からS信号を読み出す場合、FDの電位を接地電位から電源電位に制御することにより増幅MOSトランジスタをオフ状態からオン状態へ遷移させた後、転送MOSトランジスタをオンさせてフォトダイオードの電荷をFDへ転送させる。増幅MOSトランジスタは、FDの電圧に応じた信号(S信号)を列信号線へ出力する。すなわち、増幅MOSトランジスタをオンさせてからフォトダイオードの電荷をFDへ転送させた後にFDの電圧に応じた信号を増幅MOSトランジスタが信号線へ出力するので、信号線へ出力された信号には、フリッカノイズが混入している可能性が高い。
本発明の目的は、画素配列における画素数が多くなった場合でも、フリッカノイズを低減することにある。
本発明の第1側面に係る撮像センサは、光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を信号線へ出力するMOSトランジスタと、前記電荷電圧変換部の電位を第1の電位に設定して選択状態にし、前記電荷電圧変換部の電位を第3の電位に設定して非選択状態にする設定部とを含み、前記電荷電圧変換部の電位の前記第1の電位と第2の電位との間である場合に選択状態になり、前記電荷電圧変換部の電位が前記第3の電位である場合に非選択状態になる画素が行方向及び列方向に複数配列された画素配列と、第1の期間において、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御し、前記第1の期間に続く第2の期間において、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2側面に係る撮像システムは、本発明の第1側面に係る撮像センサと、前記撮像センサの撮像面へ像を形成する光学系と、前記撮像センサから出力された信号を処理して画像データを生成する信号処理部とを備えことを特徴とする。
本発明の第3側面に係る撮像センサの制御方法は、光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を信号線へ出力するMOSトランジスタと、前記電荷電圧変換部の電位を第1の電位に設定して選択状態にし、前記電荷電圧変換部の電位を第3の電位に設定して非選択状態にする設定部とを含み、前記電荷電圧変換部の電位の前記第1の電位と第2の電位との間である場合に選択状態になり、前記電荷電圧変換部の電位が前記第3の電位である場合に非選択状態になる画素が行方向及び列方向に複数配列された画素配列を有する撮像センサの制御方法であって、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御する第1のステップと、前記第1のステップの後に、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する第2のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画素配列における画素数が多くなった場合でも、フリッカノイズを低減することができる。
本発明者は、検討の結果、画素の増幅MOSトランジスタをオン状態からオフ状態へ、又はオフ状態からオン状態へ高速に遷移させることが、フリッカノイズの低減に効果的であることを見出した。
非特許文献1に示す技術では、画素配列における画素数が多くなると、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。具体的には、信号線に接続された選択MOSトランジスタの数が増加すると、それらの寄生容量が無視できなくなる。これにより、列信号線に接続されたスイッチ回路が、列信号線の電位をVDD電位へ高速に引き上げることが困難になる、あるいは、所定の電位へ高速に引き下げることが困難になる。このため、増幅MOSトランジスタを高速にオフ/オンさせることができないので、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。
特許文献1に示された技術では、画素配列における画素数が多くなると、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。具体的には、画素配列における増幅MOSトランジスタの数が増加すると、基板容量が無視できなくなる。これにより、増幅MOSトランジスタにおける基板電位を低レベルから高レベルへ引き上げることが困難になる、あるいは、高レベルから低レベルへ引き下げることが困難になる。このため、増幅MOSトランジスタを高速にオフ/オンさせることができないので、フリッカノイズを低減できなくなる可能性がある。
また、本発明者は、検討の結果、画素の増幅MOSトランジスタをオンさせてから、増幅MOSトランジスタから信号線へ出力される信号が読み出されるまでの期間を所定期間内に収めることがフリッカノイズの低減に効果的であることを見出した。以下では、画素の増幅MOSトランジスタをオンさせてから、増幅MOSトランジスタから信号線へ出力される信号が読み出されるまでの期間を、オン後読み出し期間と呼ぶことにする。
増幅MOSトランジスタが非動作状態(オフ状態、蓄積状態)から動作状態(オン状態)に変化させた(オンさせた)直後の一定時間(以後、遷移時間Tと呼ぶ)内は、界面のトラップ準位に電子(ホール)が捕獲される確率が小さい。遷移時間T内では、増幅MOSトランジスタから信号線へ出力される信号の信号レベルが変化せずにH(あるいはL)に固定されている傾向にある。
増幅MOSトランジスタをオンさせてから遷移時間Tを過ぎ定常状態になると、これらのトラップ準位がある捕獲確率で電子(ホール)の捕獲と放出とを繰り返すので、信号線へ出力される信号の信号レベルはHとLとをランダムに繰り返すことになる。増幅MOSトランジスタが定常状態である際にFDに保持された電荷を電圧信号として読み出すので、この信号にはHとLとをランダムに繰り返すノイズ(フリッカノイズ)が含まれてしまう。
本発明者は、このような特異的な画素で発生するフリッカノイズを低減するには、増幅MOSトランジスタがオン状態になってから界面トラップの状態が定常状態になるまでの遷移時間T内に、オン後読み出し期間を収める必要があると考えた。すなわち、本発明者は、オン後読み出し期間を遷移時間T内に収めることができれば、フリッカノイズを低減できると予測した。
そこで、本発明者は、オン後読み出し期間の長さをt1<t2<t3=T<t4と変えた場合について、フリッカノイズを測定した。その結果について、図8に示す。図8は、複数フレームの暗出力(N信号)を処理することにより、画素配列PAにおけるランダムノイズの分布を求めたものである。図8では、横軸が各画素のランダムノイズの大きさ(暗出力の標準偏差)を示し、縦軸が画素数を対数で示す。
図8に示されるように、オン後読み出し期間の長さが遷移時間T以上である場合、オン後読み出し期間の長さをt3からt4へと長くしても、フリッカノイズの分布は変化しない。逆に、この遷移時間Tは、フリッカノイズの分布が変化しなくなる時間として、実験的に測定した結果から求めることができる。
一方、オン後読み出し期間の長さが遷移時間Tより短いt1,t2の場合、オン後読み出し期間の長さが遷移時間T以上である(t3,T4の)場合に比べて、フリッカノイズが低減している。オン後読み出し期間の長さが遷移時間Tより短い場合、オン後読み出し期間の長さをt2からt1へと短くするほど、フリッカノイズが低減している。
このように、オン後読み出し期間を遷移時間T内に収めることが、フリッカノイズの低減に効果的であることを見出した。また、オン後読み出し期間を遷移時間T内で短くすることが、フリッカノイズの低減にさらに効果的であることを見出した。
特許文献2に示された技術では、FDの電位を接地電位/電源電位に制御することにより増幅MOSトランジスタをオフ/オンさせている。この技術では、増幅MOSトランジスタをオンさせて所定期間(遷移時間T)経過した後に増幅MOSトランジスタから信号線へ信号が出力される傾向にある。このため、信号線へ出力された信号にフリッカノイズが混入する可能性がある。
次に、本発明の第1実施形態に係る撮像センサS200を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像センサS200の構成図である。
撮像センサS200は、画素配列PA200、垂直走査回路215、ノイズ除去回路(制御部)210−1〜210−m、水平転送スイッチ16−1〜16−m、水平走査回路14、及び出力アンプ17を備える。
画素配列PA200では、画素P211〜P2nmが行方向及び列方向に複数配列されている。
垂直走査回路215は、行制御線を介して、画素配列PAを垂直方向に走査する。行制御線は、リセット行制御線202−1、及び転送行制御線203−1a,203−1bを含む。垂直走査回路215は、画素配列PA200における行を選択する。
ノイズ除去回路210−1〜210−mは、列信号線8−1〜8−mを介して、選択された行の各列の画素から異なるタイミングでN信号とS信号とを読み出す。ノイズ除去回路210−1〜210−mは、N信号とS信号との差分信号を生成するCDS処理を行うことにより、ノイズが除去された信号を得る。
水平走査回路14は、水平転送スイッチ16−1〜16−mを順次にオンさせることにより、選択された行の各列の画素の差分信号を出力アンプ17へ順次に転送する。
出力アンプ17は、差分信号を増幅して出力端子18から出力する。
次に、画素配列PAにおける各画素P211〜P2nmの構成を、図2を用いて説明する。図2は、画素配列PAにおける各画素P211〜P2nmの構成と、ノイズ除去回路210−1〜210−mの構成とを示す図である。以下では、画素P211の構成を例に説明するが、他の画素P212〜P2nmの構成も画素P211の構成と同様である。
画素P211は、フォトダイオード(光電変換部)201a,201b、増幅MOSトランジスタ232、及びリセットMOSトランジスタ(設定部)204を含む。画素P211は、転送MOSトランジスタ(転送部)206a,206b、及びフローティングディフュージョン(FD)(電荷電圧変換部)207を含む。
フォトダイオード201aは、入射光に応じた電荷を蓄積する。転送MOSトランジスタ206aは、転送行制御線203−1aを介して垂直走査回路215からアクティブな転送信号が供給された際に、オンすることによりフォトダイオード201aの電荷をFD207へ転送する。
フォトダイオード201bは、入射光に応じた電荷を蓄積する。転送MOSトランジスタ206bは、転送行制御線203−1bを介して垂直走査回路215からアクティブな転送信号が供給された際に、オンすることによりフォトダイオード201bの電荷をFD207へ転送する。
ここで、2個のフォトダイオード201a,201bによりFD207と増幅MOSトランジスタ232とが共有されることで、1画素あたりの増幅MOSトランジスタ数を減らすことができる。これにより、列信号線8−1に接続される増幅MOSトランジスタ数を減らすことができる。
リセットMOSトランジスタ204は、リセット行制御線202−1を介してアクティブなリセット信号が供給された際に、オンすることによりFD207をリセットする。リセットMOSトランジスタ204は、FD7の電位を第1の電位(VDD)に設定することにより画素を選択状態にし、FD7の電位を第3の電位(VresL)に設定することにより画素を非選択状態にする。また後述するように選択状態に設定された画素のFD電位は、フォトダイオードからの電荷がFDに転送されることで、第1の電位と選択状態が維持される第2の電位の間になるように設計されている。第2の電位は第3の電位よりも大きい値として設計される。これにより、選択MOSトランジスタを画素P211内に設ける必要がなく、選択MOSトランジスタよりもゲート面積が小さい増幅MOSトランジスタが列信号線8−1に接続されるので、列信号線8−1の寄生容量を低減できる。ここで、増幅MOSトランジスタのゲート面積(ゲート容量)は、増幅率を上げて画素特性(感度)を向上させるためにゲート長が短くされることにより、選択MOSトランジスタのゲート面積(ゲート容量)よりも小さい傾向にある。
また、上述のように、列信号線8−1に接続される増幅MOSトランジスタ数を減らすことができるので、この観点からも、列信号線8−1の寄生容量を低減できる。さらに、選択行以外は増幅MOSトランジスタを蓄積状態、好適には空乏状態とすることで、増幅MOSトランジスタからの寄生容量を低減することができる。
なお、リセットMOSトランジスタ204及び増幅MOSトランジスタ232のそれぞれのドレインには、第1の電位又は第3の電位の電源を供給する電源ラインSL200が接続されている。電源ラインSL200には、電源切替え回路220が接続されている。電源切替え回路220は、スイッチ211とスイッチ212とを含む。スイッチ211がオンしてスイッチ212がオフすることにより、電源ラインSL200に第1の電位の電源(VDD)が供給される。スイッチ211がオフしてスイッチ212がオンすることにより、電源ラインSL200に第3の電位の電源(VresL)が供給される。電源切替え回路220は、低インピーダンスで電源ラインSL200に接続されることが好ましい。
FD207は、その寄生容量によって、転送された電荷を電圧に変換する。FD207は、増幅MOSトランジスタ232の入力部(フローティングノード)として機能し、その電圧に応じた信号を増幅MOSトランジスタ232のゲートへ入力する。
増幅MOSトランジスタ232は、選択状態において、列信号線8−1に接続された定電流源205とともにソースフォロワ動作を行うことにより、FD207の電圧に応じた信号を列信号線8−1へ出力する。
次に、ノイズ除去回路210−1〜210−mの構成を、図2を用いて説明する。以下では、ノイズ除去回路210−1の構成を例に説明するが、他のノイズ除去回路210−2〜210−mの構成もノイズ除去回路210−1の構成と同様である。
ノイズ除去回路210−1は、電圧供給部213、定電流源205、列アンプ216、及びラインメモリ217を含む。
電圧供給部213は、スイッチ214を含む。電圧供給部213は、第1の期間において、スイッチ214がオンすることにより、第4の電位を有する設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
ここで、仮に、電圧供給部213が列信号線8−1へ設定電圧(VDD)を供給している状態で定電流源が列信号線8−1へ定電流を供給し続けているとする。この場合、電圧供給部213が列信号線8−1の電位を第4の電位へ引き上げようとする動作は、画素の増幅MOSトランジスタ及び定電流源によるソースフォロワ動作から干渉を受けるので、高速に行うことができない。
これに対して、本実施形態では、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給している第1の期間において、定電流を列信号線8−1へ供給しない。これにより、列信号線8−1の電位を第4の電位まで高速に引き上げることができる。この第4の電位に対する第1の電位又は第2の電位の電位差は、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタの閾値電圧より小さい。これにより、第1の期間において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位と第2の電位との間の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオフする。すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第1の期間において、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタ232を、画素を非選択状態にする動作を介することなくオフするように、列信号線8−1の電位を制御する。これにより、画素内の増幅MOSトランジスタをオン状態(強反転状態)からオフ状態(蓄積状態)へ高速に遷移させることができる。
電圧供給部213は、第2の期間において、スイッチ214がオフすることにより、設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。
ここで、仮に、電圧供給部213が列信号線8−1へ設定電圧(VDD)を供給していない状態で定電流源が列信号線8−1へ定電流を供給していないとする。この場合、列信号線8−1がフローティング状態になるので、列信号線8−1の電位が第4の電位から所定の電位(画素の増幅MOSトランジスタがオンする電位)まで下がらない可能性がある。
これに対して、本実施形態では、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給していない第2の期間において、定電流を列信号線8−1へ供給する。これにより、画素の増幅MOSトランジスタと定電流源205とがソースフォロワ動作を行うので、列信号線8−1の電位を第4の電位から所定の電位まで高速に引き下げることができる。この所定の電位と第1の電位又は第2の電位との電位差は、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタの閾値電圧以上である。これにより、第2の期間において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位と第2の電位との間の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオンする。すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第2の期間において、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタ232をオンすることによりFD207の電圧に基づく信号を列信号線8−1へ出力するように、列信号線8−1の電位を制御する。これにより、画素内の増幅MOSトランジスタをオフ状態(蓄積状態)からオン状態(強反転状態)へ高速に遷移させることができる。
このように、ノイズ除去回路210−1は、第1の期間において、次のような制御を行う。ノイズ除去回路210−1は、選択状態にされた画素のリセットMOSトランジスタ204がFD207の電位を第1の電位に設定した状態で増幅MOSトランジスタ232をオフするように、列信号線8−1の電位を制御する。
ノイズ除去回路210−1は、第2の期間において、選択状態にされた画素画素のリセットMOSトランジスタ204がFD207の電位を第1の電位に設定した状態で増幅MOSトランジスタ232をオンするように、列信号線8−1の電位を制御する。増幅MOSトランジスタ232は、FDの電圧に基づくN信号を列信号線8−1へ出力する。N信号は、リセットMOSトランジスタ204によりFD207が第1の電位に設定された状態で増幅MOSトランジスタ232が列信号線8−1へ出力する信号である。
ノイズ除去回路210−1は、第2の期間に続く第3の期間において、次の動作を行う。ノイズ除去回路210−1は、選択状態の画素の転送MOSトランジスタ206a,206bによりフォトダイオード201a,201bの電荷がFD207へ転送された状態で増幅MOSトランジスタ232がオフするように、列信号線8−1の電位を制御する。
ノイズ除去回路210−1は、第3の期間に続く第4の期間において、次の動作を行う。ノイズ除去回路210−1は、選択状態の画素の転送MOSトランジスタ206a,206bによりフォトダイオード201a,201bの電荷がFD207へ転送された状態で増幅MOSトランジスタ232がオンするように、列信号線8−1の電位を制御する。増幅MOSトランジスタ232は、FDの電圧に基づくS信号を列信号線8−1へ出力する。S信号は、転送MOSトランジスタ206a,206bによりフォトダイオード201a,201bの電荷がFD207へ転送された状態で増幅MOSトランジスタ232が列信号線8−1へ出力する信号である。
列アンプ(生成部)216は、リセットされた状態で、自らのオフセット(第1の信号)をラインメモリ217へ出力する。
また、列アンプ216は、各列の画素から異なるタイミングで出力されたN信号とS信号との差分信号を生成する。ここで、S信号は、N信号に電荷に基づく信号が加わったものである。よって、S信号とN信号との差分を取ることで、増幅MOSトランジスタに起因する固定パターンノイズやリセットMOSトランジスタに起因するkTCノイズを除去した差分信号を得ることが可能となる。列アンプ216は、差分信号にオフセットが重畳された信号(第2の信号)をラインメモリ217へ出力する。
ラインメモリ217は、2つのサンプルホールド回路S/H(N)およびS/H(S)を含む。サンプルホールド回路S/H(N)は、列アンプ216から出力された第1の信号をサンプリングして、サンプリングされた第1の信号をホールドする。また、サンプルホールド回路S/H(S)は、列アンプ216から出力された第2の信号をサンプリングして、サンプリングされた第2の信号をホールドする。
サンプルホールド回路S/H(N)とサンプルホールド回路S/H(S)とは、水平走査回路14が水平転送スイッチ16−1をオンさせることにより、所定の画素の第1の信号と第2の信号とを出力アンプ17へそれぞれ転送する。これにより、出力アンプ17は、第1の信号と第2の信号とを差動増幅することにより、列アンプ216のオフセットが除去された画像信号を生成し、生成した画像信号を出力端子18から出力する。
次に、撮像センサS200の動作を、図3を用いて説明する。図3は、撮像センサS200の動作を示すタイミングチャートである。図3では、画素P211の動作を例に説明するが、他の画素P212〜P2nmの動作に関しても同様である。画素P211において、フォトダイオード201aで発生した電荷に応じた信号を読み出す場合について説明するが、フォトダイオード201bで発生した電荷に応じた信号を読み出す場合についても同様である。なお、MOSトランジスタがNMOS(NチャネルMOSトランジスタ)である場合について説明するが、MOSトランジスタのタイプとパルスの極性を反転した場合にも本実施形態の効果を得ることができる。
PRESAは、垂直走査回路215から非選択行のリセットMOSトランジスタ204のゲートへ与えられるパルスである。PRESは、垂直走査回路215から選択行のリセットMOSトランジスタ204のゲートへ与えられるパルスである。
PVDSELは、垂直走査回路215からスイッチ211とスイッチ212とへ供給され、スイッチ211とスイッチ212とのオン/オフを切替えるパルスである。PVDSELがLレベルのときスイッチ211がオフするとともにスイッチ212がオンし、PVDSELがHレベルのときスイッチ211がオンするとともにスイッチ212がオフする。
PSBは、垂直走査回路215からスイッチ214へ供給され、スイッチ214のオン/オフを切替えるパルスである。PSBがLレベルのときスイッチ214がオフし、PSBがHレベルのときスイッチ214がオンする。
PVLONは、垂直走査回路215から定電流源115へ供給され、定電流源115をオン/オフするパルスである。PVLONがLレベルのとき定電流源115がオフし、PVLONがHレベルのとき定電流源115がオンする。
PCRESは、垂直走査回路215から列アンプ216へ供給され、列アンプ216のリセットパルスである。PTNは、垂直走査回路215からサンプルホールド回路S/H(N)へ供給され、N信号をサンプルホールドする際のパルスである。PTXaは、垂直走査回路215から選択行の画素における転送MOSトランジスタ206aのゲートへ与えられるパルスである。PTSは、垂直走査回路215からサンプルホールド回路S/H(S)へ供給され、S信号をサンプルホールドする際のパルスである。
図3に示すタイミングT1では、パルスPVDSELをLレベルにすることで、スイッチ212をオンするとともにスイッチ211をオフする。これにより、電源ラインSL200に第3の電位の電源(VresL)が供給される。また、パルスPRESAとパルスPRESとをHレベルにすることで、非選択行と選択行との両方のリセットMOSトランジスタ204をオンする。これにより、全ての画素のFD207を低い電位VresLでリセットしていることにより、全ての画素を一括して非選択状態にしている。
タイミングT2では、パルスPVDSELをHレベルにすることで、スイッチ212をオフするとともにスイッチ211をオンする。これにより、電源ラインSL200に第1の電位の電源(VDD)が供給される。また、パルスPRESAをLレベルにし、パルスPRESをHレベルに維持する。これにより、選択行の画素のFD207のみが高い電位VDDでリセットすることにより、選択行の画素のみを選択状態としている。選択行の画素の増幅MOSトランジスタのみがソースフォロワ動作する。なお、非選択行の画素は、非選択状態のままである。
ここで、同一の列信号線8−1に同じ列に属する複数の増幅MOSトランジスタ232が接続されている。この時リセット電位VDDが書き込まれた選択行の画素のソースフォロワのみが有効となる。従って選択行の画素のFD207の電位に依存した信号(N信号)が列信号線8−1に出力される。
タイミングT3では、パルスPCRES、PTN、PTSをHレベルにすることで、それぞれ、列アンプ216、サンプルホールド回路S/H(N)、サンプルホールド回路S/H(S)をリセットする。
タイミングT4では、パルスPCRES、PTN、PTSをLレベルにすることで、それぞれ、列アンプ216、サンプルホールド回路S/H(N)、サンプルホールド回路S/H(S)のリセットを完了する。
タイミングT5〜T6の第1の期間TP1では、パルスPBSをHレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第1の期間TP1において、スイッチ214がオンすることにより、第4の電位を有する設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
また、パルスPVLONをLレベルにする。これにより、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給している第1の期間TP1において、定電流を列信号線8−1へ供給しない。これにより、列信号線8−1の電位を第4の電位まで高速に引き上げることができる。この第4の電位に対する第1の電位との間の電位の電位差は、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタの閾値電圧より小さい。これにより、第1の期間TP1において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位と第2の電位との間の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオフする。すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第1の期間TP1において、選択状態の画素のFD207の電位が選択状態の電位になっている状態で増幅MOSトランジスタ232をオフするように、列信号線8−1の電位を制御する。これにより、画素内の増幅MOSトランジスタをオン状態(強反転状態)からオフ状態(蓄積状態)へ高速に遷移させることができる。
なお、画素の増幅MOSトランジスタをより確実なオフ状態(深い蓄積状態)とする場合には、第4の電位をVDDより高いものにすれば好適である。
タイミングT6〜T7の第2の期間TP2では、パルスPBSをLレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第2の期間TP2において、スイッチ214がオフすることにより、設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。
また、パルスPVLONをHレベルにする。これにより、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給していない第2の期間TP2において、定電流を列信号線8−1へ供給する。これにより、画素の増幅MOSトランジスタと定電流源205とがソースフォロワ動作を行うので、列信号線8−1の電位を第4の電位から所定の電位まで高速に引き下げることができる。この所定の電位と第1の電位との間の電位との差は、選択状態にされた画素における増幅MOSトランジスタの閾値電圧以上である。これにより、第2の期間において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオンする。すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第2の期間TP2において、選択状態の画素のFD207の電位が選択状態の電位になっている状態で増幅MOSトランジスタ232をオンするように、列信号線8−1の電位を制御する。N信号は、リセットMOSトランジスタ204によりFD207が第1の電位に設定された状態で増幅MOSトランジスタ232が列信号線8−1へ出力する信号である。これにより、画素内の増幅MOSトランジスタをオフ状態(蓄積状態)からオン状態(強反転状態)へ高速に遷移させることができる。
第2の期間TP2では、選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232がオンした直後のタイミングからタイミングT7まで、パルスPTNをHレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(N)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたN信号をサンプリングする。
ここで、第2の期間TP2の長さは、上述のオン後読み出し期間の長さに相当し、遷移時間Tより短くなっている。これにより、選択行の画素における増幅MOSトランジスタが出力する信号にフリッカノイズが混入することが低減されている。
タイミングT7では、パルスPTNをLレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(N)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたN信号をホールドする。
タイミングT8では、パルスPTXaをHレベルにする。これにより、選択行の画素では、転送MOSトランジスタ206aが、オンして、フォトダイオード201aで発生した電荷をFD207へ転送する。FD207は、転送された電荷を電圧に変換する。なお、このとき、選択行の画素における転送MOSトランジスタ206bは、LレベルのパルスPTXbがゲートに供給されており、オフしている。
タイミングT9では、パルスPTXaをLレベルにする。これにより、選択行の画素における電荷の転送動作が完了する。
タイミングT10〜T11の第3の期間TP3では、パルスPBSをHレベルにし、パルスPVLONをLレベルにする。これにより、タイミングT5〜T6の第1の期間TP1と同様の動作が行われる。すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第3の期間TP3において、次の動作を行う。ノイズ除去回路210−1は、選択状態の画素の転送MOSトランジスタ206aがフォトダイオード201aの電荷をFD207へ転送した状態で増幅MOSトランジスタ232がオフするように、列信号線8−1の電位を制御する。このとき、FD207の電位は、第1の電位より低くなっているが、第1の電位と第2の電位との間の電位になっている。
タイミングT11〜T12の第4の期間TP4では、パルスPBSをLレベルにし、パルスPVLONをHレベルにする。これにより、タイミングT6〜T7の第2の期間TP2と基本的に同様であって、次の点で異なる動作が行われる。
すなわち、ノイズ除去回路210−1は、第4の期間TP4において、次の動作を行う。ノイズ除去回路210−1は、選択状態の画素の転送MOSトランジスタ206aがフォトダイオード201aの電荷をFD207へ転送した状態で増幅MOSトランジスタ232がオンするように、列信号線8−1の電位を制御する。このとき、FD207の電位は、第1の電位より低くなっているが、第1の電位と第2の電位との間の電位になっている。
第4の期間TP4では、選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232がオンした直後のタイミングからタイミングT12まで、パルスPTSをHレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(S)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたS信号をサンプリングする。
ここで、第4の期間TP4の長さは、上述のオン後読み出し期間の長さに相当し、遷移時間Tより短くなっている。これにより、選択行の画素における増幅MOSトランジスタが出力する信号にフリッカノイズが混入することが低減されている。
タイミングT12では、パルスPTSをLレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(N)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたS信号をホールドする。
以上のように、第1の期間TP1及び第3の期間TP3において、選択行の画素内の増幅MOSトランジスタをオン状態(強反転状態)からオフ状態(蓄積状態)へ高速に遷移させることができる。また、第2の期間TP2及び第4の期間TP4において、選択行の画素内の増幅MOSトランジスタをオフ状態(蓄積状態)からオン状態(強反転状態)へ高速に遷移させることができる。これにより、画素配列における画素数が多くなった場合でも、増幅MOSトランジスタを高速にオフ/オンさせることができる。
また、第2の期間TP2及び第4の期間TP4のそれぞれの長さを遷移時間Tより短くしたので、選択行の画素内の増幅MOSトランジスタがオンさせてから所定期間(遷移時間T)内に信号が読み出されるようになっている。
したがって、画素配列における画素数が多くなった場合でも、フリッカノイズを低減することができる。
次に、CDS処理とフリッカノイズとの関係について、図9を用いて説明する。
通常のN信号とS信号とのサンプリングでは、これらに相関のないフリッカノイズが含まれ、N信号とS信号との差分をとることよって最終的なフリッカノイズが増加する可能性があることも分った。
それに対して、本実施形態によれば、N信号とS信号とのそれぞれの読み出し直前に増幅MOSトランジスタ232をオフ/オンさせたのちサンプルホールドを行い、N信号とS信号との差分をとることで、フリッカノイズを更に低減することができる。
ある画素でのフリッカノイズの時間方向の変化と、各フレームでのN信号及びS信号の取り込みとの関係を、図9に示す。図9における矢印は、フレームF1〜F5でのN信号とS信号との読み取り終了点をしめす。H、Lは、フリッカノイズのレベルを表す。本実施形態の構成により列信号線を高速駆動することで、遷移時間T内にN信号とS信号とをそれぞれ読み込むことができるようになり、N信号とS信号とにフリッカノイズが入りにくくなる。
図9には、遷移時間Tにおいて、フリッカノイズが相対的にHレベルの状態にいる確率が大きい場合が示されている。つまり、フレームF1、F2、F4では、N信号とS信号とを共に、Hレベルの状態で読み込む。フレームF3では、N信号とS信号とを共に、Lレベルの状態で読み込む。このとき、N信号とS信号との差分をとると、同相の状態は相殺されるので、フリッカノイズは除去される。フレームF5の場合、N信号をHの状態で読み込みS信号をL状態で読み込むので、N信号とS信号との差分をとると、HレベルとLレベルの差の成分がそのままフリッカノイズとして差分信号に残ってしまう。
本実施形態によれば、フレームF5のような場合を効果的に減らすことができる。本実施形態の構成によれば、N信号とS信号との差分をとることで、更にフリッカノイズを効果的に除去する(低減する)ことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る撮像センサS300について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る撮像センサS300の構成を示す図である。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分の説明を省略する。
撮像センサS300は、画素配列PA300、及びノイズ除去回路(制御部)310−1〜310−mを備える点で、第1実施形態と異なる。
画素配列PA300における画素P311では、リセットMOSトランジスタ204のドレインが列信号線8−1に接続されている点で、第1実施形態における画素P211と構成が異なる。他の画素P312〜P3nmも、画素P311と同様である。
ノイズ除去回路310−1は、電圧供給部213を含まず、電源切替え回路(電圧供給部)320を含む点で、第1実施形態におけるノイズ除去回路210−1と構成が異なる。他のノイズ除去回路310−2〜310−mも、ノイズ除去回路210−1と同様である。
電源切替え回路320は、電源ラインSL300を介して列信号線8−1に接続されている。電源切替え回路320は、スイッチ311とスイッチ312とを含む。スイッチ311がオンしてスイッチ312がオフすることにより、電源ラインSL300を介して列信号線8−1に第1の電位の電源(VDD)が供給される。スイッチ311がオフしてスイッチ312がオンすることにより、電源ラインSL300を介して列信号線8−1に第3の電位の電源(VresL)が供給される。電源切替え回路320は、低インピーダンスで電源ラインSL300に接続されることが好ましい。
電源切替え回路320は、電源切替え回路として機能するだけでなく、第1実施形態における電圧供給部213の代わりとしても機能する。
図3に示すタイミングT5〜T6の第1の期間TP1では、パルスPBSをHレベルにする。これにより、電源切替え回路320は、第1の期間TP1において、スイッチ311がオンするとともにスイッチ312がオフすることにより、第1の電位の電源(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
タイミングT6〜T7の第2の期間TP2では、パルスPBSをLレベルにする。これにより、電源切替え回路320は、第2の期間TP2において、スイッチ311がオフするとともにスイッチ312がオフすることにより、第1の電位の電源(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。
タイミングT10〜T11の第3の期間TP3では、パルスPBSをHレベルにする。これにより、電源切替え回路320は、第3の期間TP3において、スイッチ311がオンするとともにスイッチ312がオフすることにより、第1の電位の電源(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
タイミングT11〜T12の第4の期間TP4では、パルスPBSをLレベルにする。これにより、電源切替え回路320は、第4の期間TP4において、スイッチ311がオフするとともにスイッチ312がオフすることにより、第1の電位の電源(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。
このように、電源切替え回路で、選択行の画素の増幅MOSトランジスタをオフ/オンさせることができるので、増幅MOSトランジスタをオフ/オンさせるための専用の回路を設ける必要がなく、レイアウト面積を低減できる。またオン時もオフ時も低インピーダンスで電源に接続することができるので、特にオン時の応答性が改善する。
次に、本発明の第3実施形態に係る撮像センサについて、図5を用いて説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係る撮像センサの動作を示すタイミングチャートである。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分の説明を省略する。
撮像センサは、その基本的な構成が第1実施形態と同様であるが、図5に示すように、その動作が第1実施形態と異なる。
仮に、遷移時間T内にN信号とS信号との読み出しをそれぞれ終了させるために、パルスPTN、PTSがHレベルである時間を短くしたとする。この場合、N信号やS信号にフリッカノイズが混入することを低減できる。しかし、N信号やS信号を十分サンプリングできなくなる恐れがある。
それに対して、本実施形態では、パルスPTN、PTSがHレベルである時間を短くするとともに1つの画素の信号を短い間隔で複数回サンプリングする。
例えば、図5に示すタイミングT6〜T52の第2の期間TP21では、パルスPBSをLレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第2の期間TP21において、スイッチ214がオフすることにより、設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。また、パルスPVLONをHレベルにする。これにより、第2の期間TP21において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオンする。
第2の期間TP21では、選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232がオンした直後のタイミングからタイミングT52まで、パルスPTNをHレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(N)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたN信号をサンプリングする。
タイミングT52〜T62の第1の期間TP12では、パルスPBSをHレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第1の期間TP12において、スイッチ214がオンすることにより、第4の電位を有する設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
また、パルスPVLONをLレベルにする。これにより、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給している第1の期間TP12において、定電流を列信号線8−1へ供給しない。
タイミングT62〜T53の第2の期間TP22では、タイミングT6〜T52の第2の期間TP21と同様の動作が行われる。
タイミングT53〜T63の第1の期間TP13では、タイミングT52〜T62の第1の期間TP12と同様の動作が行われる。
タイミングT63〜T7の第2の期間TP23では、タイミングT6〜T52の第2の期間TP21と同様の動作が行われる。
このように、1つの画素のN信号のサンプリングを短い時間間隔で3回行う。
このあとパルスPTXaをHレベルにする。これにより、選択行の画素では、転送MOSトランジスタ206aが、オンして、フォトダイオード201aで発生した電荷をFD207へ転送する。FD207は、転送された電荷を電圧に変換する。このときFDの電位は選択状態の電位(第1の電位と第2の電位との間の電位)になる。
タイミングT11〜T102の第4の期間TP41では、パルスPBSをLレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第4の期間TP41において、スイッチ214がオフすることにより、設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給しない。また、パルスPVLONをHレベルにする。これにより、第4の期間TP41において、選択状態にされた画素におけるFDの電位が選択状態の電位(第1の電位と第2の電位との間の電位)に保たれたまま、その画素における増幅MOSトランジスタがオンする。
第4の期間TP41では、選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232がオンした直後のタイミングからタイミングT102まで、パルスPTSをHレベルにする。これにより、サンプルホールド回路S/H(S)が選択行の画素における増幅MOSトランジスタ232により出力されたS信号をサンプリングする。
タイミングT102〜T112の第3の期間TP32では、パルスPBSをHレベルにする。これにより、電圧供給部213は、第3の期間TP32において、スイッチ214がオンすることにより、第4の電位を有する設定電圧(VDD)を列信号線8−1へ供給する。
また、パルスPVLONをLレベルにする。これにより、定電流源205が、電圧供給部213が定電圧を供給している第3の期間TP32において、定電流を列信号線8−1へ供給しない。
タイミングT112〜T103の第4の期間TP42では、タイミングT11〜T102の第4の期間TP41と同様の動作が行われる。
タイミングT103〜T113の第3の期間TP33では、タイミングT102〜T112の第3の期間TP32と同様の動作が行われる。
タイミングT113〜T7の第4の期間TP43では、タイミングT11〜T102の第4の期間TP41と同様の動作が行われる。
このように、1つの画素のS信号のサンプリングを短い時間間隔で3回行う。
以上のように、パルスPTN、PTSがHレベルである時間を短くするとともに1つの画素の信号を短い間隔で複数回サンプリングする。これにより、N信号やS信号にフリッカノイズが混入することを低減でき、N信号やS信号のサンプリングも十分に行うことができる。
次に、本発明に係る撮像センサを動画ビデオカメラに適用した例について、図6を用いて詳述する。図6は、本発明に係る撮像センサを動画ビデオカメラに適用した例を示す図である。
動画ビデオカメラ(撮像システム)VC1は、次の構成要素を備える。
19001は、光学系である。光学系19001は、撮影レンズで焦点調節を行うためのフォーカスレンズ19001Aと、ズーム動作を行うズームレンズ19001Bと、結像用のレンズ19001Cとを含む。
19002は、絞りである。19003は、撮像センサである。撮像センサ19003は、撮像面に形成された被写体像を画像信号として取り込む。19004は、撮像センサ19003より出力された画像信号をサンプルホールドし、さらに、レベルをアンプするサンプルホールド回路(S/H回路)である。撮像センサ19003からはN信号とS信号とがそれぞれ独立に出力され、サンプルホールド回路(S/H回路)19004内に保持される。ここで、撮像センサ19003は、第1実施形態の構成からCDS処理するための構成を省いたものとすることができる。その後、サンプルホールド回路19004は、画像信号(N信号、S信号)を出力する。
19005は、サンプルホールド回路19004から出力された画像信号(N信号、S信号)からCDS処理を行って差分信号を形成する等の所定の処理を施すプロセス回路(生成部)である。プロセス回路19005は、さらに、差分信号に対して、ガンマ補正、色分離、ブランキング処理を行って、輝度信号Y及びクロマ信号Cを出力する。プロセス回路19005から出力されたクロマ信号Cは、色信号補正回路19021で、ホワイトバランス及び色バランスの補正がなされ、色差信号R−Y、B−Yとして出力される。
また、プロセス回路19005から出力された輝度信号Yと、色信号補正回路19021から出力された色差信号R−Y、B−Yとは、エンコーダ回路(ENC回路)19024で変調され、標準テレビジョン信号として出力される。そして、図示しないビデオレコーダ、あるいは電子ビューファインダ等のモニタEVFへと供給される。
なお、撮像センサ19003の構成を第1実施形態の構成とするとともに、CDS処理をプロセス回路19005で行わずに撮像センサ19003内で行うようにしてもよい。
19006は、アイリス制御回路である。アイリス制御回路19006は、サンプルホールド回路19004から供給される画像信号に基づいてアイリス駆動回路19007を制御する。アイリス制御回路19006は、画像信号の最大レベル又は平均レベル等が所定レベルの一定値となるように、絞り19002の開口量を制御すべくigメータ19008を自動制御する。
19013、19014は、サンプルホールド回路19004から出力された画像信号中より合焦検出を行うために必要な高周波成分を抽出するための帯域制限のバンドパスフィルタ(BPF)である。第1のバンドパスフィルタ(BPF1)19013、及び第2のバンドパスフィルタ(BPF2)19014から出力された信号は、ゲート回路19015及びフォーカスゲート枠信号で各々ゲートされる。そして、ゲートされた信号は、ピーク検出回路19016でピーク値が検出されてホールドされると共に、論理制御回路19017に入力される。この信号を焦点電圧と呼び、この焦点電圧によってフォーカスを合わせている。
また、19018は、フォーカスレンズ19001Aの移動位置を検出するフォーカスエンコーダである。19019は、ズームレンズ19001Bの焦点距離を検出するズームエンコーダである。19020は、絞り19002の開口量を検出するアイリスエンコーダである。これらのエンコーダの検出値は、システムコントロールを行う論理制御回路19017へと供給される。
論理制御回路19017は、設定された合焦検出領域内に相当する画像信号に基づいて、被写体に対する合焦検出と焦点調節とを行う。即ち、論理制御回路19017は、各々のバンドパスフィルタ19013、19014よりゲート回路19015及びピーク検出回路19016経由で供給された高周波成分のピーク値情報を取り込む。論理制御回路19017は、ピーク値情報に基づいて、高周波成分のピーク値が最大となる位置へとフォーカスレンズ19001Aを駆動すべくフォーカス駆動回路19009にフォーカスモータ19010の制御信号を供給する。この制御信号は、フォーカスモータ19010の回転方向、回転速度、回転/停止等を制御するための信号である。
次に、本発明に係る撮像センサを静止画カメラに適用した例について、図7を用いて詳述する。図7は、本発明に係る撮像センサを静止画カメラに適用した例を示す図である。
静止画カメラ(撮像システム)SC1は、次の構成要素を備える。
20001は、レンズのプロテクトとメインスイッチとを兼ねるバリアである。2004は、撮像センサである。20002は、被写体の光学像を撮像センサ20004に結像させるレンズである。20003は、レンズ20002を通った光量を可変するための絞りである。撮像センサ20004は、撮像面に形成された被写体像を画像信号として取り込む。撮像センサ20004は、N信号とS信号とを独立で出力する。ここで、撮像センサ19003は、第1実施形態の構成からCDS処理するための構成を省いたものとすることができる。
20005は、撮像センサ20004より出力されるN信号とS信号との差分信号を生成するCDS処理を行う撮像信号処理回路である。また、撮像信号処理回路20005は、差分信号を増幅する増幅処理等を行う。
なお、撮像センサ19003の構成を第1実施形態の構成とするとともに、CDS処理を撮像信号処理回路20005で行わずに撮像センサ19003内で行うようにしてもよい。
20006は、撮像信号処理回路20005から出力された差分信号をA/D変換するA/D変換器である。20007は、A/D変換器20006より出力された画像データに各種の補正を行い、データを圧縮する信号処理部である。
20008は、撮像センサ20004、撮像信号処理回路20005、A/D変換器20006、信号処理部20007に、各種のタイミング信号を出力するタイミング発生部である。
20009は、各種演算と静止画カメラ全体を制御する全体制御・演算部である。
20010は、画像データを一時的に記憶する為のメモリ部である。20011は、記録媒体に記録又は読み出しを行うための記録媒体インターフェース部である。20012は、画像データの記録又は読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。20013は、外部のコンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部である。
次に、前述の構成における撮影時の静止画カメラの動作について説明する。
バリア20001がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器20006などの撮像系回路の電源がオンされる。
それから、露光量を制御する為に、全体制御・演算部20009は、絞り20003を開放にする。撮像センサ20004から出力された信号は、A/D変換器20006で変換された後、信号処理部20007に入力される。
全体制御・演算部20009は、信号処理部20007で処理された画像データを受け取り、受け取った画像データを基に、測光を行い明るさを判断する。全体制御・演算部20009は、判断した結果に応じて、絞り19002の開度や撮像センサ19003の露光時間等を制御する露出制御を行う。
次に、全体制御・演算部20009は、撮像センサ20004から出力された信号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離を演算する測距を行い合焦状態か否かを判断する。全体制御・演算部20009は、判断した結果に応じて、光学系19001を駆動制御する焦点調節制御を行う。
そして、全体制御・演算部20009は、合焦状態を確認した後に、本露光を始める。
本露光が終了すると、全体制御・演算部20009は、撮像センサ20004から出力された画像信号をA/D変換器20006でA/D変換させ、変換後の画像信号を基に信号処理部20007により画像データを生成させる。全体制御・演算部20009は、生成された画像データをメモリ部20010に記憶させる。
その後、全体制御・演算部20009は、メモリ部20010に記憶されたデータを記録媒体制御I/F部経由で半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体20012に記録させる。
また、全体制御・演算部20009は、メモリ部20010に記憶されたデータを外部I/F部20013経由で外部のコンピュータ等に供給する。これにより、ユーザは、コンピュータにおいて入力された画像の加工を行ってもよい。
本発明の第1実施形態に係る撮像センサS200の構成を示す図。 画素配列PAにおける各画素P211〜P2nmの構成と、ノイズ除去回路210−1〜210−mの構成とを示す図。 撮像センサS200の動作を示すタイミングチャート。 本発明の第2実施形態に係る撮像センサS300の構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係る撮像センサの動作を示すタイミングチャート。 本発明に係る撮像センサを動画ビデオカメラに適用した例を示す図。 本発明に係る撮像センサを静止画カメラに適用した例を示す図。 本発明の課題を説明するための図。 本発明の課題を説明するための図。 背景技術を説明するための図。 背景技術を説明するための図。 背景技術を説明するための図。 背景技術を説明するための図。
符号の説明
S,S200,S300 撮像センサ
SC1 静止画カメラ
VC1 動画ビデオカメラ

Claims (9)

  1. 光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を信号線へ出力するMOSトランジスタと、前記電荷電圧変換部の電位を第1の電位に設定して選択状態にし、前記電荷電圧変換部の電位を第3の電位に設定して非選択状態にする設定部とを含み、前記電荷電圧変換部の電位の前記第1の電位と第2の電位との間である場合に選択状態になり、前記電荷電圧変換部の電位が前記第3の電位である場合に非選択状態になる画素が行方向及び列方向に複数配列された画素配列と、
    第1の期間において、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御し、前記第1の期間に続く第2の期間において、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする撮像センサ。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の期間において、定電流を前記信号線へ供給せず、前記第2の期間において、前記定電流を前記信号線へ供給する定電流源と、
    前記第1の期間において、第4の電位を有する設定電圧を前記信号線へ供給し、前記第2の期間において、前記設定電圧を前記信号線へ供給しない電圧供給部と、
    を含み、
    前記第4の電位に対する前記第1の電位の電位差又は前記第2の電位の電位差は、選択状態にされた画素における前記MOSトランジスタの閾値電圧より小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像センサ。
  3. 前記制御部は、前記第1の期間において、選択状態にされた画素の前記設定部が前記電荷電圧変換部の電位を前記第1の電位に設定した状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御し、前記第2の期間において、選択状態にされた画素の前記設定部が前記電荷電圧変換部の電位を前記第1の電位に設定した状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像センサ。
  4. 前記制御部は、前記第1の期間において、選択状態にされた画素の前記転送部が前記光電変換部の電荷を前記電荷電圧変換部へ転送した状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御し、前記第2の期間において、選択状態にされた画素の前記転送部が前記光電変換部の電荷を前記電荷電圧変換部へ転送した状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像センサ。
  5. 前記画素配列における前記複数の画素のそれぞれは、
    他の光電変換部と、
    前記他の光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する他の転送部と、
    をさらに含む、

    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像センサ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像センサと、
    前記撮像センサの撮像面へ像を形成する光学系と、
    前記撮像センサから出力された信号を処理して画像データを生成する信号処理部と、
    を備えことを特徴とする撮像システム。
  7. 前記撮像センサは、
    前記電荷電圧変換部の電位が前記第1の電位に設定された状態で前記MOSトランジスタにより前記信号線へ出力された第1の信号と、前記転送部により前記光電変換部の電荷が前記電荷電圧変換部へ転送された状態で前記MOSトランジスタにより前記信号線へ出力された第2の信号との差分信号を画素ごとに生成する生成部をさらに備え、
    前記信号処理部は、前記生成部から出力された前記差分信号を処理して画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
  8. 前記信号処理部は、
    前記撮像センサから異なるタイミングで出力された第1の信号と第2の信号との差分信号を画素ごとに生成する生成部と、
    前記生成部から出力された前記差分信号を処理して画像データを生成する処理部と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像システム。
  9. 光電変換部と、電荷電圧変換部と、前記光電変換部で発生した電荷を前記電荷電圧変換部へ転送する転送部と、前記電荷電圧変換部の電圧に基づく信号を信号線へ出力するMOSトランジスタと、前記電荷電圧変換部の電位を第1の電位に設定して選択状態にし、前記電荷電圧変換部の電位を第3の電位に設定して非選択状態にする設定部とを含み、前記電荷電圧変換部の電位の前記第1の電位と第2の電位との間である場合に選択状態になり、前記電荷電圧変換部の電位が前記第3の電位である場合に非選択状態になる画素が行方向及び列方向に複数配列された画素配列を有する撮像センサの制御方法であって、
    選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオフするように前記信号線の電位を制御する第1のステップと、
    前記第1のステップの後に、選択状態にされた画素の前記電荷電圧変換部の電位が選択状態の電位になっている状態で前記MOSトランジスタがオンするように前記信号線の電位を制御する第2のステップと、
    を備えたことを特徴とする撮像センサの制御方法。
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