JP2009254198A - 超音波モータおよび超音波振動子 - Google Patents

超音波モータおよび超音波振動子 Download PDF

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Abstract

【課題】耐衝撃性および耐摩耗性に優れ、かつ、高い効率で駆動することが可能な超音波モータを提供する。
【解決手段】超音波モータは、被駆動体と、被駆動体を駆動させるための圧電素子50と、中心角が180度より大きな円弧形状の内周面を有する切取部61を含み、圧電素子50によって振動させられる振動板21と、振動板21とは異なる材料からなり、平面視において圧電素子50と重なる部分の厚さが振動板21の厚さ以下であり、振動板21の切取部61に圧入または嵌め合いによって取り付けられ、被駆動体に接触する接触部60とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波モータに関するものである。
従来から、圧電素子の振動を利用する超音波振動子を有する超音波モータが用いられている。この超音波振動子は、磁気の影響を受けず、小型であり、高いトルクを有し、高い応答速度を有し、かつ、無通電状態において停止しているなど、電磁モータとは異なる様々な特徴を有している。そのため、超音波モータは、特に小型のカメラレンズのオートフォーカス駆動機構等のための有望な素子である。
超音波振動子に用いられる圧電素子はセラミックスなどの脆い材料により構成されているため、耐衝撃性に劣る。また、超音波振動子と外部に設けられた駆動体、例えばロータとの接触部は、駆動に伴う磨耗が生じ、超音波モータの性能劣化の原因となることが知られている。そこで、たとえば、特開2005−73341号公報において、ステンレス鋼(SUS)等の耐衝撃性および耐摩耗性に優れた材料からなる接触部が振動板に固定された超音波振動子が提案されている。
特開2005−73341号公報
図18および図19は、特開2005−73341号公報において開示されている超音波振動子900における接触部であって、前述の耐衝撃性および耐磨耗性に優れた接触部を有する超音波振動子の一例を示している。
図18に示された超音波振動子900における接触部901は、円弧状外周部を有しており、振動板903に設けられた半円形状の内周面を有する切取部に対して外接するように設けられている。この接触部901は接着材等により振動板903に取り付けられている。
上記の構造によれば、接着剤の接着力は、振動板の長辺方向、つまり、図18のx軸方向の引っ張り力よりも大きくなければならない。この場合に、超音波振動子900の取り付け作業中または駆動中に、前述の接着力を上回るx方向の引っ張り力が接触部901と振動板との間に加えられると、接触部901は振動板から外れてしまう。
また、図19に示された超音波振動子904における振動板905には、円弧状の内周面を有する切取部に突出部906が設けられている。また、接触部907には係合部908が設けられている。また、突出部906と係合部908との係合により、接触部907が振動板905から外れてしまうことが防止されている。
しかしながら、前述の構造においては、接触部907および振動板905にそれぞれ円弧状の部分と直線状の部分とが混在しているため、それらの加工が複雑になる。さらに、超音波振動子904においては、図19に示されたように、振動板905と接触部907との間に、隙間が存在している。この隙間は、振動板905の振動を接触部907に効率的に伝達することの妨げとなり、超音波振動子の出力パワーのロスにつながる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐衝撃性および耐摩耗性に優れ、かつ、高い効率で駆動することが可能な超音波モータを提供することである。
本発明の超音波モータは、被駆動体と、被駆動体を駆動させるための圧電素子と、中心角が180度より大きな円弧形状の内周面を有する切取部を含み、圧電素子によって振動させられる振動板と、振動板とは異なる材料からなり、平面視において圧電素子と重なる部分の厚さが振動板の厚さ以下であり、振動板の切取部に圧入または嵌め合いによって取り付けられ、被駆動体に接触する接触部とを備えている。
上記の構成によれば、振動板の円弧状の切取部の内周面の全範囲にわたって、隙間なく接触部の外周面を接触させることができるため、振動板に生じる振動を効率よく接触部に伝達することが可能になる。
上記の構成において、接触部が、円弧形状の曲率半径と実質的に同一の半径を有する円板であってもよい。この構成によれば、回転運動を用いる研磨、研削、または切断等の機械加工のみで接触部を形成することができるため、接触部を容易に形成することができる。
また、接触部の厚さが、振動板の厚さよりも小さいことが望ましい。この構成によれば、接触部を振動板の厚さの範囲内の位置に設置することが容易になる。
また、接触部が、振動板よりも硬度の高い材料により構成されていてもよい。この構成によれば、超音波振動子の耐摩耗性を向上させることが可能になるため、超音波モータの寿命を延ばすことができる。
また、振動板が金属材料により構成され、接触部がセラミック材料により構成されていてもよい。この構成によれば、耐衝撃性と耐磨耗性とを兼ね備えた超音波モータが得られる。
また、金属材料がステンレス鋼であり、セラミック材料が窒化珪素(Si34)であってもよい。この構成によれば、耐衝撃性と耐摩耗性とを兼ね備え、かつ、高効率で駆動することが可能な超音波モータを提供することが可能になる。
また、振動板の切取部以外の部分が実質的に矩形平板形状を有していてもよい。この構成によれば、耐摩耗性に優れた矩形平板形状を有する超音波モータが得られる。
また、円弧形状の中心点が、矩形平板形状の短辺の中央に位置していてもよい。この構成によれば、振動板、接触部および圧電素子が、振動面内において、線対称に配置される。そのため、縦一次振動とたわみ二次振動との合成により生じる楕円振動が、回転方向にかかわらず同一軌跡を描き易くなる。その結果、制御性に優れた超音波モータが得られる。
また、円弧形状の両端が、矩形平板状振動板の短辺および長辺のそれぞれ上に位置していてもよい。この構成によれば、振動板の長辺および短辺のいずれの上においても接触部と被駆動体との接点を設定することができるため、超音波振動子と被駆動体との位置関係の自由度を増加させることができる。
また、超音波モータは、切取部および接触部以外に、切取部および接触部と同一の形状を有する他の切取部および他の接触部をさらに備えていてもよい。この構成によれば、超音波振動子と被駆動体とを複数箇所で接触させることが可能になる。そのため、超音波モータを高い効率で駆動させることが可能になる。また、超音波振動子の対称性を高めるように接触部を配置すれば、さらに高い効率で超音波モータを駆動させることが可能になる。
また、振動板が円弧状の外周面を有し、接触部が円弧状の外周面の端の位置またはそれ以外の位置に設けられており、被駆動体が円弧状の外周面に内接する円形の内周面を有するロータであってもよい。この構成によれば、高い性能でロータを回転させることができる。
本発明によれば、耐衝撃性および耐摩耗性に優れ、かつ、高い効率で駆動することが可能な超音波モータが得られる。
(実施の形態1)
まず、図1〜図7を用いて、本実施の形態1の超音波モータ1を説明する。
図1に示されるように、本実施の形態1の超音波モータ1は、超音波振動子10、および、超音波振動子10によって駆動されるロータ200を備えている。また、超音波モータ1は、装置の本体1000に接続された振動子支持シャフト300およびロータ支持シャフト400を備えている。
ロータ200は、厚さ1.5mmかつ外径10mmの円板形状をなしている。ロータ200の中心には、ロータ支持シャフト400が設けられている。ロータ支持シャフト400は、本体1000に固定されている。なお、ロータ200の材料はステンレス(SUS)であることが好ましい。ロータ支持シャフト400には、ロータ200の高さ位置を調整するための、ロータ支持具401が設けられている。それにより、ロータ200は所定の高さでロータ支持具401によって支持される。ロータ支持具401はロータ200のz方向のみを拘束するものであり、ロータ200のxy面内における回転に影響を与えるものではない。
<全体構成>
まず、超音波モータの全体構成が、図1を用いて、説明される。超音波モータ1は、超音波振動子10を有している。超音波振動子10は振動板21を有している。振動板21は、支持用突出部30によって、振動板21の長辺の略中心部、つまり、縦振動の節の位置の近傍で支持されている。振動板21の短辺の略中心部には接触部60が設けられている。支持用突出部30には円形の貫通孔32が開けられている。支持用突出部30は、振動子支持シャフト300に対してxy面内において、z軸周りに回転可能に接続されている。振動子支持シャフト300には、超音波振動子10の高さ位置を調整するための、振動子支持具301が設けられ、超音波振動子10は所定の高さにおいて固定されている。振動子支持具301は超音波振動子10のz方向のみを拘束するものであり、超音波振動子10のxy面内における回転に影響を与えるものではない。
また、超音波振動子10には、電極40、41、42、43、44および圧電素子50がそれぞれ2つずつ設けられている。電極40、41、42、43および44は、所定の信号が入力され得るように、制御装置500(図示せず)に電気的に接続されている。
また、本実施の形態の超音波振動子10においては、電極40、41、42、43および44に電気信号が入力されると、圧電素子50が逆圧電効果を利用して振動する。圧電素子50の振動により、超音波振動子10が振動し、その振動が接触部60に伝達される。そのため、接触部60の先端が、矢印E1で示される楕円軌道を描くように振動する。その結果、接触部60に接触しているロータ200が円軌道C1に沿って移動する。すなわちロータ200がロータ支持シャフト400まわりに回転する。
<超音波振動子>
次に、図2を用いて、超音波振動子10の構造がより詳細に説明される。図2に示されるように、超音波振動子10は振動板21を有している。振動板21は、振動子支持シャフト300に固定された支持用突出部30と、支持用突出部30と一体的に形成され、振動によってロータ200を回転させる主板部22とを有している。主板部22は、幅2mm、長さ8mmかつ厚さ0.2mmの実質的に長方形の平面形状に曲率半径0.5mmの内周面が円弧状の切取部61を有する平板状部材である。
次に、図3を用いて、振動板21を説明する。図3に示されるように、切取部61と主板部22の長方形の短辺との2つの交点を、それぞれ、AおよびBとすると、切取部61の内周面によって構成される円弧の中心点Cが、直線ABよりも主板部22の内部側に位置付けられるように切取部61が設けられている。
また、支持用突出部30は、主板部22の一方の長辺の中央位置から主板部22の短辺方向に平行に延びるように、主板部22の長辺から突出しており、幅1mm、長さ2.5mm、かつ厚さ0.2mmの実質的に長方形の平面形状を有する平板状部材である。支持用突出部30には直径0.6mmの円形の貫通孔32が設けられている。貫通孔32の直径は0.6mmであり、振動子支持シャフト300の直径とほぼ同一である。
主板部22の長辺の中央位置から貫通孔32の中心点までの距離が1.5mmである。圧電素子50は、幅2mm、長さ8mm、厚さ0.2mmの長方形の平面形状を有する平板状部材である。また、圧電素子50の長辺と主板部22の長辺とが一致するように、圧電素子50は、主板部22に対して、互いの間に電極44が介在する状態で固定されている。
なお、超音波振動子10の機能は、外部から入力される電気信号を機械的な楕円運動に変換することであり、この機能が実現される限り、振動板21および圧電素子50のそれぞれの寸法および形状は、上述の寸法および形状に限定されず、他の寸法および形状であってもよい。また、振動板21の材料は、特に限定されないが、ステンレス等の導電性を有しかつ上述の圧電素子50よりも加工性および耐衝撃性に優れた材料であることが望ましい。
また、支持用突出部30と主板部22とは、別個の部材からなっていてもよいが、それらが1つの部材で一体的に形成されていることが望ましい。圧電素子50はチタン酸ジルコニウム酸鉛(PZT)からなっているが、電圧が印加されて振動する素子であれば、他の圧電材料等いかなる材料からなってしてもよい。
圧電素子50の一方の主表面上には、電極40、41、42、43が取り付けられている。電極40、41、42、43は互いに同一の長方形の平面形状を有する平板状部材である。電極40、41、42、43は、圧電素子50の一方の主表面が実質的に同一の4つの長方形の領域に分割されたとすると、4つの長方形の領域のそれぞれに設けられている。
また、圧電素子50の他方の主表面上には、実質的に長方形の電極44が設けられている。電極44は、圧電素子50の他方の主表面と同一の平面形状を有する平板状部材である。本実施の形態の超音波振動子10においては、2つの圧電素子50は、それぞれ、主板部22の一方の主表面および他方の主表面上に、互いの間の電極44が介在する状態で設けられている。2つの電極44は、それぞれ、その長辺方向が主板部22の長辺方向とが一致するように、主板部22の一方および他方の主表面に固定されている。2つの電極44は、それぞれ、銀ペーストなどの導電性接着剤によって主板部22 に接着されている。
また、振動板21の一方の主表面に取り付けられている圧電素子50およびそれに取り付けられている電極40、41、42、43および44と、振動板21の他方の主表面に取り付けられている圧電素子50、およびそれに取り付けられている電極40、41、42、43および44とは、振動板21の厚さ方向において鏡面対称に配置されている。
圧電素子50は厚さ方向に沿って分極されており、分極の方向は、振動板21の厚さ方向に対称になっている。したがって、振動板21の一方の主表面上の圧電素子50の振動特性と、振動板21の他方の主表面上の圧電素子50の振動特性とは実質的に同一である。また、振動板21の主板部22は長方形であるため、後述のように、振動板21の先端は楕円振動する。
主板部22の支持用突出部30が設けられている長辺中央部に対向する主板部22の長辺中央部には押付用突出部31が設けられている。押付用突出部31には線状のゴム600の一端が接着または結束されている。線状のゴム600の他端は、押付力調整機構700に接着もしくは結束されている。線状のゴム600は、その収縮力によって、押付力調整機構700に対して、押付用突出部31を引っ張る。それによって、超音波振動子10の接触部60がロータ200の外周部を押す力を調整することができるようになっている。つまり、線状のゴム600の収縮力の調整によって、超音波振動子10とロータ200の当接力が調整される。線状のゴム600の収縮力の調整は、押付力調整機構700に巻き付ける線状のゴム600の長さを調整することにより可能である。
主板部22の一方の端部に設けられた切取部61には接触部60が嵌め込まれている。
接触部60は、円板形状を有している。接触部60半径は、切取部61の曲率半径に対してプラス公差を有すること、すなわち、わずかに大きいことが好ましい。この場合、接触部60が切取部61に対して圧入により隙間が形成されないように嵌め込まれる。しかしながら、接触部60が切取部61に取り付けられるのであれば、接触部60の半径は、切取部61の曲率半径と同一寸法もしくはマイナス公差を有する、すなわちわずかに小さくなるように形成されてもよい。言い換えれば、嵌め合いにより、接触部60と切取部61とが取り付けられてもよい。この場合、接合部の補強のために、接着剤によって接触部60と切取部61とが接合されることが望ましい。
接触部60は、ロータ200と外接し、接触部60とロータ200との間の摩擦力によって、超音波振動子10の楕円運動をロータ200へ伝達するために設けられている。接触部60の材料は、主板部22とは別の材料により構成されている。接触部60の材料は、主板部22よりも硬度の高いセラミック材料であることが好ましく、たとえば、後述されるように、窒化珪素セラミックであることが好ましい。
次に、図4〜図7を用いて、本実施の形態の超音波振動子10の駆動方法が説明される。超音波振動子10の駆動方法にはさまざまな方法が存在する。しかしながら、本実施の形態においては、超音波振動子10に縦1次振動モードとたわみ2次振動モードとを同時に励振することによって、超音波振動子10を駆動する手法が説明される。この手法は、2つの圧電素子50に設けられた電極40、41、42、43および44に、外部に設けられた制御装置500(図示せず)から電気信号を入力することにより実現される。
振動板21の一方の主表面側に取り付けられた電極40、41、42、43および44に入力される信号(印加電圧)と、振動板21の他方の主表面側に取り付けられた電極40、41、42、43および44に入力される信号(印加電圧)とは、主板部22に対して鏡面対称に入力される。
図4に示されるように、電極40と電極41とは、結線されており、同一の信号(φ1)が入力される。電極42と電極43とは、結線されており、同一の信号(φ2)が入力される。したがって、電極40、41、42、43に入力される信号は、図5に示されるように、4つのモード(A)、(B)、(C)および(D)を有している。また、図5に示されるように、電極40および電極41に入力される信号と、電極42および電極43に入力される信号とは、同一の振幅および周波数であるが、90度位相がずれている。
上述の超音波振動子10の振動板21は、1次縦振動の共振周波数と2次たわみ振動の共振周波数が約240kHzで略一致している。したがって、上述の信号を電極40、41、42、43および44に印加すると、主板部22は、図6に示される1次縦振動および図7に示される2次たわみ振動との組み合わせの振動を行う。
図6に示される縦振動によれば、振動板21は、白抜き矢印で示されるように、長辺方向において、圧縮したり、伸張したりする。一方、図7に示されるたわみ振動においては、振動板21は、一のS字形状からそれに鏡面対称な他のS字形状へ変化する。
縦振動の共振周波数と同一の周波数で変化する電圧が、電極40、41、42および43のそれぞれに同位相で印加されると、振動板21は、図6に示される方向において、縦振動を行う。また、屈曲振動の共振周波数と同一の周波数で変化する電圧が、電極40および41に印加され、電極40および41に印加される電圧の周波数と同一の周波数を有しかつ電極40および41に印加される電圧とは逆位相を有する電圧が電極42および43に印加されると、振動板21は図7に示されるように、たわみ振動を行う。なお、2つの電極44のそれぞれには、常に基準電位(0V)が与えられている。
図6に示される縦振動の共振周波数と、図7に示されるたわみ振動の共振周波数が略一致している振動板21において、縦振動の共振周波数およびたわみ振動の共振周波数と同一周波数の電圧が電極40および41に同位相で印加され、電極40および電極41に印加される電圧の周波数と同一周波数を有し、かつ電極40および電極41に印加される電圧の位相との比較において+90°だけずれた位相を有する電圧が電極42および電極43に印加される。それにより、超音波振動子10の縦振動およびたわみ振動が同時に生じる。その結果、接触部60が図1に参照符号E1で示されるように楕円運動する。
また、電極42および43に、電極40および41と同一周波数であってかつ位相が−90°だけずれた電圧が印加されると、図1に参照符号E1で示された方向とは逆方向に楕円運動が生じる。また、ある一方向に楕円運動している状態で、電極40、41および電極42、43に入力されている電圧のいずれか一方の位相が180°変化すれば、接触部60の楕円運動の回転方向が逆転し、それに接するロータ200の回転方向が反転する。
ここで、接触部60の材料による超音波モータ1の特性の違いについて説明する。超音波モータ1は超音波振動子10に生じた振動を、摩擦力によってロータ200に伝達することにより、ロータ200を駆動する。摩擦力は、接触部60とロータ200との間の摩擦係数に依存し、摩擦係数は、接触部60とロータ200との間の材質に依存する。
また、超音波振動子10には、接触部60とロータ200との接触点において、ロータ200には予め所定の力が加えられている。超音波振動子10に生じる楕円振動の振幅は数μm以下であるため、接触部60が柔らかい材料であると、接触部60の変形により楕円振動が吸収されてしまい、良好な駆動特性が得られないおそれがある。接触部60の材料とロータ200の材料との組み合わせにより、超音波モータ1の駆動特性は大きく変化する。そのことが次の表1から分かる。
Figure 2009254198
表1は、ロータ200の材料がステンレス(SUS)である場合における接触部60の材料と超音波モータ1の出力との関係を示す実験結果である。接触部60がステンレス(SUS)の場合における最大出力を1として規格化し、接触部60の材料による最大出力の値が表1に示されている。
接触部60の材料は、ステンレス(SUS)、アルミナセラミック(Al23)、ジルコニアセラミック(ZrO)、および窒化珪素セラミック(Si34)のいずれかである。表1に示されるように、接触部60がセラミック材料(アルミナ、ジルコニア、窒化珪素)である場合には、ステンレス(SUS)よりも大きな出力が得られる。また、接触部60の材料として窒化珪素(Si34)が用いられると、最大の出力が得られる。
一般に、超音波振動子10においては、楕円振動の対称性を向上させるために、主板部22の2つの短辺のそれぞれに切取部61および接触部60が設けられていることが好ましい。しかしながら、ロータ200と接する短辺のみに切取部61および接触部60が設けられていても、本発明の目的を達成することは可能である。
(実施の形態2)
次に、図8〜図10を用いて、本発明の実施の形態2の超音波モータ2を説明する。
図8および9に示されるように、超音波モータ2は、超音波振動子11とロータ201とを備えている。なお、実施の形態1に示された超音波モータ1と同一構成および同一の機能を実現する構成要素には同一参照符号が付され、その説明は繰り返さない。
本実施の形態における超音波振動子11は、実施の形態1において説明された超音波振動子と同一サイズ、および形状を有する圧電素子50、電極40、41、42、43および44、支持用突出部30、ならびに押付用突出部31を備えている。
超音波振動子11は振動板23を有している。振動板23は、振動子支持シャフト300に固定された支持用突出部30と、支持用突出部30と一体的に形成され、振動によってロータ201を回転させる主板部24とを有している。
主板部24は、幅2mm、長さ8mmかつ厚さ0.2mmの実質的に長方形の平面形状に、曲率半径0.5mmの円弧状の切取部62を有する平板状部材である。
次に、図10を用いて、振動板23を説明する。図10に示されるように、切取部62と主板部24の長方形の長辺との交点をA’、切取部62と主板部24の長方形の短辺との交点をB’とすると、切取部62の円弧の中心点が、直線A’B’よりも主板部24の内部側に位置付けられるように切取部62が設けられている。主板部24の切取部62には接触部60が取り付けられている。接触部60の半径は、切取部62の曲率半径に対してプラス公差であることが好ましい。この場合、接触部60が切取部62に対して圧入により隙間が形成されることなく接合される。しかしながら、接触部60と切取部62に取り付けられるのであれば、接触部60の半径が切取部62と同一寸法もしくはマイナス公差を有しており、嵌め合いにより接触部60が切取部62に取り付けられてもよい。この場合、接合部の補強のために、接着剤によって接触部60と切取部62とを接合してもよい。
本実施の形態によれば、接触部60は主板部24の1つの角に設けられている。
なお、本発明の超音波モータ2は、超音波振動子11がロータ201に接触しておりかつ所望の楕円振動を発生させるものであれば、いかなるものであってもよいため、以下の実施の形態に示される構造を有する超音波モータに限定されない。例えば、超音波振動子の大きさ、形状、および材料等は、本発明の目的を達成できかつ効果を得ることができるのであれば、いかなるものであってもよい。
押付用突出部31には線状のゴム600の一端が接着または結束されている。線状のゴム600の他端は、押付力調整機構700に接着もしくは結束されている。線状のゴム600は、その収縮力によって、押付力調整機構700に対して、押付用突出部31を引っ張る。それによって、超音波振動子11の接触部60がロータ201の外周部を押す力を調整することができるようになっている。つまり、線状のゴム600の収縮力の調整によって、超音波振動子11とロータ201の当接力が調整される。
次に、本実施の形態2の超音波モータ2の駆動方法が説明される。超音波振動子11の駆動方法にはさまざまな方法が存在する。しかしながら、本実施の形態においては、超音波振動子11に縦1次振動モードとたわみ2次振動モードを同時に励振することにより、超音波振動子11を駆動する手法が説明される。そのため、2つの圧電素子50に設けられた電極40、41、42、43および44に、外部に設けられた制御装置500(図示せず)から電気信号が入力される。
電極40、41、42、43および44へ入力される信号は、実施の形態1の電極に入力される信号と同一である。つまり、電圧は、図4および図5に示される様態で、電極40、41、42、43および44に印加される。上述のように、振動板23は接触部60を有している。接触部60はロータ201の外周面に接触している。したがって、図4および図5に示される信号が電極40、41、42、43に入力されると、図8のE2で示されるように超音波振動子11は楕円運動し、ロータ201は図8のC2で示される方向に回転する。
電極40および電極41に入力される信号または電極42および電極43に入力される信号のうちのいずれか一方の位相が180°変化すると、超音波振動子11に生じる楕円運動は図11のE2とは逆向きになるため、ロータ201は図11のC2とは逆向きに回転する。
(実施の形態3)
次に、図11〜図17を用いて、本発明の実施の形態3の超音波モータ3を説明する。超音波モータ3は、2つの円弧状平板タイプの超音波振動子12、振動子支持シャフト302、およびロータ202を備えている。なお、2つの超音波振動子12は、ロータ202の回転中心軸を含む所定の面に対して鏡面対称に配置されているため、以下の説明では、一方の超音波振動子12のみ説明する。
<超音波振動子>
次に、図12を用いて、超音波振動子12の構造がより詳細に説明される。図12に示されるように、円弧状平板タイプの超音波振動子12は振動板25を備えている。振動板25は、振動子支持シャフト302にすべての方向における並進運動および回転運動が拘束されるように接続された支持部33と、支持部33と一体的に形成された主板部26とを有している。
主板部26は、内径5.8mm、外径9.8mmかつ中心角90度の円弧状平板によって形成されている。ここで、外側の扇の円弧に相当する部分を外周部と呼び、外側の扇形と同心の内側の扇形の円弧に相当する部分を内周部と呼ぶ。また、支持部33は、主板部26の内周部の中央位置から延びている。支持部33の中央位置には、xy面内において、一辺0.6mm角の正方形の貫通孔34が設けられている。貫通孔34は振動子支持シャフト302の外形とほぼ同一の形状を有している。支持部33の中心部分の貫通孔34から主板部26までバネ35が延びている。具体的には、貫通孔34と2つの超音波振動子12の主板部26のそれぞれとの間に存在する2つのバネ35に関しては、2つのバネ長さが互いにほぼ一致するとともに、2つのバネ定数(バネの硬さ)が互いに略一致する。
xy平面に対して垂直な方向に沿って超音波モータを見たときに、貫通孔34の中心から円弧状平板タイプの超音波振動子12とロータ202との接触点までの距離が、ロータ202の半径と一致するように、すなわち貫通孔34の中心がロータ202の回転中心と一致するように、支持部33の長さが設定されている。
振動子支持シャフト302と主板部26とはバネ35によって接続されている。バネ35は支持部33の中心から外側に向かって延びる押しバネである。バネ35が自然長の状態であるときには、貫通孔34の中心から超音波振動子12とロータ202との接触点までの距離が、ロータ202の半径よりも長くなるように、支持部33の長さが設定されている。つまり、超音波振動子12が図11に示されるようにロータ202の内部に設置されると、バネ35は自然長より縮んだ状態になる。したがって、超音波振動子12はバネ35によってロータ202に押し付けられた状態で保持される。
圧電素子51は、内径5.2mm、外形9.8mm、かつ中心角90度の円弧状平板部材である。また、xy平面に垂直な方向において超音波モータを見たときに、圧電素子51の外周部と主板部26の外周部とが重なるように、上側の圧電素子51は、主板部26に対して、電極49が間に介在する状態で固定されている。下側の圧電素子51も、主板部26に対して、電極49が間に介在する状態で固定されている。
なお、超音波振動子12の機能は、外部から入力される電気信号を機械的な楕円運動に変換することであり、この機能が実現される限り、振動板25および圧電素子51のそれぞれの寸法および形状は、上述の寸法および形状に限定されず、他の寸法および形状であってもよい。また、主板部26の材料は、振動の減衰が小さく、共振により大きな振幅の楕円運動が得られるのであれば、特に限定されないが、ステンレス等の導電性を有する材料であることが望ましい。また、支持部33、バネ35、および主板部26は、それぞれ別個の部材からなっていてもよいし、それらが1つの部材で一体的に形成されていてもよい。
圧電素子51は、チタン酸ジルコニウム酸鉛(PZT)からなっているが、電圧が印加されて振動する素子であれば、いかなる材料からなっていてもよい。2つの圧電素子51のそれぞれの一方の主表面上には、電極45、46、47、48および49が取り付けられている。図11に示されたように、電極45および47は円弧の外周部側に設置されており、電極45の面積と電極47の面積とが同一となるように、円弧の中心部分で区切られている。
また、電極46および48は円弧の内周部側に設置されており、電極46の面積と電極48の面積とが同一となるように、円弧の中心部分で区切られている。さらに、円弧の内周と外周の中央位置となる半径位置において、電極45および48と電極46および47とは、それぞれ区切られている。また、2つの圧電素子51のそれぞれ他方の主表面上には電極49が設けられている。電極49は圧電素子51の他方の主表面と同一の円弧状の平面形状を有する平板状部材である。
上側の圧電素子51および下側の圧電素子51のそれぞれの電極49は、xy平面において、その外周部が主板部26の外周部と重なるように、主板部26の両表面にそれぞれ固定されている。2つの電極49は、それぞれ、銀ペーストなどの導電性接着剤によって主板部26に接着されている。なお、導電性接着剤自体に2つの電極49の役割を果たさせてもよい。この場合、上述の主板部26と圧電素子51との接着および電極49の形成が同時に行われる。
また、主板部26の両表面に取り付けられている2つの圧電素子51は、主板部26に沿った平面、すなわち、xy平面に対して鏡面対称に配置されている。上側の圧電素子51に取り付けられている電極45、46、47、48および49と、下側の圧電素子51に取り付けられている電極45、46、47、48および49は、xy平面に対して鏡面対称に配置されている。圧電素子51は厚さ方向に沿って分極されており、分極の方向は、振動板25の厚さ方向に対称になっている。
そのため、振動板25の一方の主表面上の圧電素子51の振動特性と、振動板25の他方の主表面上の圧電素子の振動特性とは実質的に同一である。したがって、本実施の形態の振動板25は、xy平面に対して対称に電圧が印加された場合、後述のように、xy面内方向において振動する。
図13は、主板部26の平面図である。図13に示されたように、主板部26の外周部の両端近傍には、それぞれ曲率半径0.5mmの切取部63が2つ設けられている。2つの切取部63と主板部26の円弧外周部との4つの交点を、それぞれ、D1、E1、D2、E2とすると、切取部63の円弧の中心点F1およびF2は、それぞれ、線分D1E1および線分D2E2よりも主板部26の内部側に位置付けられるように切取部63が設けられている。
主板部26に設けられた切取部63には接触部60が設けられている。接触部60の半径は切取部63の曲率半径に対してプラス公差であることが好ましい。この場合、接触部60が切取部63に対して圧入により隙間が形成されることなく接合される。しかしながら、接触部60と切取部63とが互いに装着されるのであれば、接触部60の半径を切取部63と同一寸法もしくはマイナス公差を有するように取り付けてもよい。これによれば、接触部60と切取部63とが嵌め合いにより取り付けられる。この場合、接合部の補強のために、接着剤によって、接触部60と切取部63とが接合されることが望ましい。接触部60は、ロータ202に接し、摩擦力によって超音波振動子12の楕円運動をロータ202へ伝えるために設けられている。
接触部60の材料は、主板部26とは別の材料により構成され、主板部26よりも硬度の高いセラミック材料であることが好ましく、特に、窒化珪素セラミックであることが好ましい。
次に、図14〜図17を用いて、本実施の形態3の超音波振動子12の駆動方法が説明される。超音波振動子12の駆動方法にはさまざまな方法が存在する。しかしながら、本実施の形態においては、超音波振動子12に縦1次振動モードとたわみ2次振動モードとを同時に励振することにより、超音波振動子12を駆動する手法が説明される。そのため、2つの圧電素子51に設けられた電極45、46、47、48および49に、外部に設けられた制御装置500(図示せず)から電気信号が入力される。
円弧状平板タイプの超音波振動子12が駆動されるときには、所定の信号が、外部に設けられた制御装置500(図示せず)から電極45、46、47、48および49に入力される。なお、振動板25の一方の主表面上に位置付けられた電極45、46、47、48に入力される信号(印加電圧)と、振動板25の他方の主表面に位置付けられた電極45、46、47、48に入力される信号(印加電圧)とは、xy面に対して鏡面対称である。
図14に示されるように、電極45と電極46とは結線されており、同一の信号(φ1)が入力される。電極47と電極48とは結線されており、同一の信号(φ2)が入力される。したがって、電極45、46、47および48に入力される信号は、図15に示されるように、4つのモード(A)、(B)、(C)および(D)を有している。また、図15に示されるように、電極45および電極46に入力される信号と、電極47および電極48に入力される信号とは、同一の振幅および周波数であるが、90度位相がずれている。
上述の円弧状平板タイプの超音波振動子12の振動板25は、図16に示される縦振動および図17に示されるたわみ振動との組み合わせの運動を行う。図16に示される縦振動によれば、振動板25は、白抜き矢印で示されるように、ロータ202の内周面の接線方向において、圧縮されたり伸張されたりする。それにより、2つの接触部60は、振動板25の外周部に沿って、すなわちロータ202の内周面の接線方向に振動する。一方、図17に示されるたわみ振動によれば、振動板25は、白抜き矢印で示されるように振動をする。それにより、振動板25の2つの接触部60は、それぞれ白抜き矢印で示すように、短辺方向、すなわちロータの内周面の法線方向に沿って振動する。
縦振動の共振周波数および位相と同一の周波数および位相で変化する電圧が、電極45、46、47,48および49のそれぞれに印加されると、振動板25は、図16に矢印で示される方向において、伸縮振動を行う。また、たわみ振動の共振周波数および位相と同一の周波数および位相で変化する電圧が、電極45および46のそれぞれに印加され、電極45および46に印加される電圧の周波数と同一の周波数を有しかつ電極45および46に印加される電圧の位相とは逆位相を有する電圧が、電極47および48のそれぞれに印加されると、振動板25は、図17に矢印で示されるように、屈曲振動を行う。また、2つの電極49のそれぞれには、常に基準電位(0V)が与えられている。
なお、電極の形状は、円弧形状に限定されず、円弧状平板タイプの超音波振動子12が、伸縮振動および屈曲振動の双方を生じさせることができる形状であれば、いかなる形状であってもよい。
振動板25は、その構造、寸法から、縦振動とたわみ振動の共振周波数が約350kHzで略一致している。縦振動およびたわみ振動の共振周波数と同一の周波数の電圧が電極45および46に印加され、電極45および46と同一の周波数であってかつ位相が+90度だけずれた電圧が電極47および48に印加される。それにより、円弧状平板タイプの超音波振動子12の縦振動およびたわみ振動が同時に振動板25に生じる。その結果、4つの接触部60が、図11に矢印E3、E4、E5、およびE6で示されるように、楕円振動を行う。4つの接触部60は、2つの振動板25のそれぞれの両端の外周に設けられており、ロータ202の内周面に接触しているため、ロータ202は円周方向に回転する。
また、電極46および47に電極45および46と同一周波数であってかつ位相が−90度だけずれた電圧が印加されると、図11に矢印E3、E4、E5、およびE6で示された方向とは逆方向の楕円振動が生じる。また、ある一方向にロータ202が回転している状態で、電極45、46および電極47、48に入力されている信号のうちいずれか一方の位相が180度だけ変化すれば、円弧状平板タイプの超音波振動子12の接触部60に当接しているロータ202の回転方向が反転する。
なお、上記各実施の形態においては、接触部の厚さは主板部の厚さと同一である。しかしながら、接触部の厚さは、現実的には、主板部の厚さよりもわずかに小さいことが望ましい。たとえば、主板部の厚さが0.2mmであれば、接触部の厚さは0.19mm程度であることが望ましい。これは、接触部の厚さが主板部の厚さと同一であると、接触部を切取部に嵌め込むときの作業の困難性のために、接触部の主表面が主板部の主表面よりも突出する状態で、接触部が切取部に嵌め込まれてしまうことがあるためである。この場合、接触部が圧電素子を支持するため、主板部に接着される圧電素子が主板部のほぼ全主表面にわたって主板部に密着することができない。そのため、圧電素子の振動が主板部に伝達され難くなる。しかしながら、接触部の厚さが主板部の厚さよりもわずかに小さければ、たとえ、接触部の取付位置が所望の位置からわずかにずれても、接触部が主板部の厚さの範囲内の位置に取り付けられるため、接触部が主板部の主表面から外側に浮き出ない。そのため、主板部に接着される圧電素子を主板部の主表面に密着させることが可能になる。この場合、接触部の主表面と圧電素子との間にすき間が形成されるが、接触部の面積は主板部の面積に比べて非常に小さいため、振動板と圧電素子との間の接着力の不足の問題が生じることはない。また、被駆動体を駆動するための振動板の楕円運動は、振動板の主表面に平行な平面内で生じる。さらに、振動子から接触部に振動が伝達される部分は、主板部および接触部のそれぞれの接続部分であり、この接続部分同士は、圧入または嵌め合いによって、すき間なく互いに強固に接着または接合されている。したがって、上述の接触部と圧電素子との間にすき間が形成された場合であっても、超音波振動子の駆動力低下等の深刻な問題が生じることはない。
また、上記各実施の形態においては、円板形状の接触部が用いられているが、これは、接触部および切取部の製造を容易にするためである。また、円板形状の接触部および円弧形状の切取部によれば、他の形状を有する接触部および切取部を用いる場合に比較して、接触部を切取部に嵌め込み易いという利点を有している。また、接触部がセラミックのような脆い材料からなる場合には、円板形状の接触部は、角部を有しないため、接触部が欠け難いという利点を有している。
また、上記の超音波モータは、超音波振動子がロータを回転させるために用いられているが、超音波振動子がリニア可動子を往復直線運動させるものであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の超音波モータの斜視図を示す。 実施の形態1の超音波振動子の分解図を示す。 実施の形態1の振動板の平面図を示す。 実施の形態1の超音波振動子の電極に入力される信号の4つのモードを示す。 実施の形態1の超音波振動子の入力電圧の位相を示す。 実施の形態1の超音波振動子に生じる縦振動のxy面内における概略を示す。 実施の形態1の超音波振動子に生じるたわみ振動のxy面内における概略を示す。 実施の形態2の超音波モータの斜視図を示す。 実施の形態2の超音波振動子の分解図を示す。 実施の形態2の振動板の平面図を示す。 実施の形態3の超音波モータの斜視図を示す。 実施の形態3の超音波振動子の分解図を示す。 実施の形態3の振動板の平面図を示す。 実施の形態3の超音波振動子の4つのモードを示す。 実施の形態3の超音波振動子の入力電圧の位相を示す。 実施の形態3の超音波振動子に生じる縦振動のxy面内における概略を示す。 実施の形態3の超音波振動子に生じるたわみ振動のxy面内における概略を示す。 特開2005−73341号公報に示された超音波振動子の概略図を示す。 特開2005−73341号公報に示された超音波振動子の概略図を示す。
符号の説明
1 超音波モータ、10 超音波振動子、21 振動板、22 主板部、30 支持用突出部、31 押付用突出部、32 貫通孔、34 貫通孔、50 圧電素子、60 接触部、61 切取部、200 ロータ、300 振動子支持シャフト、301 振動子支持具、400 ロータ支持シャフト、401 ロータ支持具、500 制御装置、600 線状のゴム、700 押付力調整機構、1000 本体。

Claims (11)

  1. 被駆動体と、
    前記被駆動体を駆動させるための圧電素子と、
    中心角が180度より大きな円弧形状の内周面を有する切取部を含み、前記圧電素子によって振動させられる振動板と、
    前記振動板とは異なる材料からなり、平面視において前記圧電素子と重なる部分の厚さが前記振動板の厚さ以下であり、前記振動板の前記切取部に圧入または嵌め合いによって取り付けられ、前記被駆動体に接触する接触部とを備えた、超音波モータ。
  2. 前記接触部が、前記円弧形状の曲率半径と実質的に同一の半径を有する円板である、請求項1に記載の超音波モータ。
  3. 前記接触部の厚さが、前記振動板の厚さよりも小さい、請求項1または2に記載の超音波モータ。
  4. 前記接触部が、前記振動板よりも硬度の高い材料により構成された、請求項1〜3のいずれかに記載の超音波モータ。
  5. 前記振動板が金属材料により構成され、前記接触部がセラミック材料により構成された、請求項4に記載の超音波モータ。
  6. 前記金属材料がステンレス鋼であり、前記セラミック材料が窒化珪素(Si34)である、請求項5に記載の超音波モータ。
  7. 前記振動板の前記切取部以外の部分が実質的に矩形平板形状を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の超音波モータ。
  8. 前記円弧形状の中心点が、前記矩形平板形状の短辺の中央に位置する、請求項7に記載の超音波モータ。
  9. 前記円弧形状の両端が、前記矩形平板状振動板の短辺および長辺のそれぞれ上に位置する、請求項7に記載の超音波モータ。
  10. 前記切取部および前記接触部以外に、前記切取部および前記接触部と同一の形状を有する他の切取部および他の接触部をさらに備えた、請求項1に記載の超音波モータ。
  11. 前記振動板が円弧状の外周面を有し、
    前記接触部が前記円弧状の外周面の端の位置またはそれ以外の位置に設けられており、
    前記被駆動体は、前記円弧状の外周面に内接する円形の内周面を有するロータである、請求項1に記載の超音波モータ。
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