JP2009250422A - 動力伝達装置の流体通路構造 - Google Patents

動力伝達装置の流体通路構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ケースサイズが制約される場合でも逆流防止機能を発揮でき、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体導入量を確保できる動力伝達装置の流体通路構造を提供する。
【解決手段】トランスミッションケース10内に貯留された潤滑油をケース10内の伝動要素によりケース10内の流体導入通路101にかき上げ、その通路101を通して潤滑油をケース10内で循環させるようにした動力伝達装置の流体通路構造において、流体導入通路101が、伝動要素によりかき上げられた潤滑油を導入する導入口102と、導入口102から導入された潤滑油を伝動要素側に流下させる下流側通路部分104と、導入口102および下流側通路部分104の間に位置し、導入口102および下流側通路部分104より通路断面積が大きくなるように拡幅された拡幅通路部分103と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、動力伝達装置の流体通路構造、特にケース内の潤滑油等の流体を歯車等の伝動要素により上方側にかき上げて循環させるようにした動力伝達装置の流体通路構造に関する。
車両用の動力伝達装置、例えば変速機ケースにディファレンシャル機構を組み込んだトランスアクスル構造のような動力伝達装置においては、ディファレンシャルリングギヤ等の大物の回転伝動要素を利用してトランスミッションケースの内底部から潤滑油(潤滑・冷却用の流体)を上方側にかき上げて循環させるようにしたものがある。
従来のこの種の車両用の動力伝達装置としては、例えばディファレンシャルリングギヤによりケース内底部側からかき上げられた潤滑油をケース内の上方側に位置するキャッチタンクに導入して一時的にそのキャッチタンクに貯留し、その潤滑油を徐々に予め定めた潤滑・冷却経路で流下させることにより、運転中の大物ギヤ等の負荷を有効に低減させつつ、各動作部の潤滑および発熱部の冷却を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−57093号公報
しかしながら、上述のような従来の動力伝達装置にあっては、ディファレンシャルリングギヤによりケース内底部側からかき上げられた潤滑油をキャッチタンクに導入する流体導入通路の形状が、上流端の開口部分で狭くなっていたため、かき上げられた潤滑油を十分にキャッチタンク側に導入できないという問題があった。
すなわち、かき上げられた潤滑油をキャッチタンクに導入する流体導入通路の入口部分には、流体導入通路内に導入された潤滑油が導入口から逆流するのを防止するように下流側の通路の底壁面より上方側に位置する堰状の逆流防止用リブが設けられていた。そのため、ケースサイズの制約により通路幅が狭くなる場合には、逆流防止用リブを設定する必要から潤滑油を導入する開口(導入口)が狭くなってしまい、動力伝達装置の作動状態に適した十分な冷却用流体の導入量を確保することが困難になっていた。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、ケースのサイズが制約される場合でも、逆流防止機能を発揮することができ、かつ、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体導入量を確保することのできる動力伝達装置の流体通路構造を提供することを目的とする。
本発明に係る動力伝達装置の流体通路構造は、上記目的達成のため、(1)ケース内に貯留された潤滑または冷却用の流体を前記ケース内に内蔵される伝動要素により前記ケース内に形成された流体導入通路にかき上げ、該流体導入通路を通して前記流体を前記ケース内で循環させるようにした動力伝達装置の流体通路構造において、前記流体導入通路が、前記伝動要素によりかき上げられた流体を導入する導入口と、前記導入口から導入された前記流体を前記伝動要素側に流下させる下流側通路部分と、前記導入口および前記下流側通路部分の間に位置し前記導入口および前記下流側通路部分より通路断面積が大きくなるように拡幅された拡幅通路部分と、を有することを特徴とする。
この構成により、流体導入通路がその導入口および下流側通路部分より通路断面積が大きくなるように拡幅させた拡幅通路部分を有することから、伝動要素により流体導入通路中にかき上げられる流体が、その流れによって拡幅通路部分内の流体に渦を生じさせながら流体導入通路の下流側部分に流れることになり、導入口から流体導入通路の外への流体の逆流が生じ難くなる。なお、ここにいう通路断面積は、流体導入通路の延在方向に対し直交する断面積であり、導入口がその延在方向に対し傾斜している場合には、導入口の通路断面積は、導入口の周縁部分のうち拡幅通路部分に近接する部分での通路断面積となる。また、流体は、潤滑または冷却用の液体のみならず、液体か固形成分を含む流動体であってもよい。
上記(1)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造においては、(2)前記拡幅通路部分を形成する前記ケースの拡幅通路形成部が、前記導入口より下方側に内底壁面を有する凹み形状をなすのが好ましい。
この構成により、伝動要素により流体導入通路中にかき上げられる流体の流れによって、凹み形状の拡幅通路形成部に溜まった流体の上方で流体が下流側に流れ、拡幅通路部分内に縦の渦が生じることになり、流体の逆流がより生じ難くなる。
上記(1)、(2)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造においては、(3)前記導入口と前記下流側通路部分との通路断面積が等しくなっているのがよい。
この構成により、流体導入通路の下流側部分に対して流体の導入口が狭くなってしまうことがなく、ケースのサイズが制限される場合にあっても、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体の導入量を確保することが容易化される。
上記(3)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造においては、(4)前記内底壁面が、前記導入口近傍で前記導入口から前記流体導入通路中に入るほど下方側に位置する上流側傾斜面と、該上流側傾斜面に連続し前記導入口側から離れるほど上方側に位置する下流側傾斜面とを有する湾曲形状をなしていることが好ましい。
この構成により、伝動要素により流体導入通路中にかき上げられる流体の流れによって、凹み形状の拡幅通路形成部に溜まった流体の上方で流体が下流側に向かう縦の渦が生じるとともに、凹み形状の拡幅通路形成部内では逆流方向の流れが生じてもその流れが流体導入方向に折り返されることになり、流体の逆流が生じ難くなる。
上記(1)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造においては、(5)前記ケースが、前記伝動要素によりかき上げられた流体を前記流体導入通路を通して導入し、一時的に貯留するキャッチタンクを有しているのが好ましい。
この構成により、伝動要素によりケース内底部側からかき上げられた流体が流体導入通路によりキャッチタンクに導入されて一時的にそのタンクに貯留されることで、その流体が徐々に予め定めた潤滑・冷却経路で流れることになり、貯留された流体をかき上げるとともに攪拌することになる大物ギヤ等の回転負荷が有効に低減される一方で、各動作部の潤滑と発熱部の冷却が確実になされることになる。
上記(1)〜(5)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造は、(6)前記伝動要素が、歯車であるのが好ましい。
この構成により、ケース内底部側からの流体のかき上げが安定的に実行されるとともに、歯車の回転速度に応じてそのかき上げ量が増減変化することになり、所要の潤滑・冷却が可能となる。
また、上記(6)記載の構成を有する動力伝達装置の流体通路構造においては、(7)前記動力伝達装置が、車両用の変速機構とディファレンシャル機構とを含み、前記伝動要素が、前記ディファレンシャル機構に外装されたリングギヤであっても好ましい。
この構成により、周速の大きいディファレンシャル機構のリングギヤによって効果的な流体のかき上げがなされ、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体の導入量を確保することが可能となる。
本発明によれば、流体導入通路にその導入口および下流側通路部分より通路断面積が大きくなるように拡幅した拡幅通路部分を設け、伝動要素により流体導入通路中にかき上げられる流体の流れによって拡幅通路部分に溜まった流体に渦を生じさせながら、その流体が流体導入通路の下流側部分に流れるようにしているので、導入口から流体導入通路外への流体の逆流を生じ難くすることができ、ケースのサイズが制約される場合でも逆流防止機能を発揮することができ、かつ、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体の導入量を確保することのできる動力伝達装置の流体通路構造を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図5は、本発明の一実施形態に係る車両用動力伝達装置を示す図で、本発明を4輪駆動車のフロントドライブ用の動力伝達装置に適用した例を示しており、図1は、その一実施形態における片側のケースにカウンタドライブギヤが一体化された遊星歯車機構とカウンタドリブンギヤとを嵌め込んだ状態を示すそのケースの側面図、図2は、図1のII-II矢視方向に見た組合せ断面図、図3は、図1の要部を拡大して示す部分拡大図である。また、図4および図5は、一実施形態に係る車両用動力伝達装置の要部における潤滑油の流れの説明図である。
まず、その構成について説明すると、図1および図2に示すように、本実施形態の車両用動力伝達装置は、トランスミッションケース10の一部を構成するケース11内に変速機構を構成する遊星歯車機構20と、左右駆動軸31、32への差動出力が可能なディファレンシャル機構30とを収納し、さらに遊星歯車機構20の入力要素を駆動するモータ型駆動手段40を装着したトランスアクスルタイプのものである。また、モータ型駆動手段40は、ケース11の一端側に位置する駆動用モータ41(一方のモータ)と、エンジンからの動力により発電可能なモータジェネレータ42(他方のモータ)とを含んで構成されている。
図2に示すように、ケース11の一端側(同図中左端側)にはカバー12が液体密に装着されており、ケース11の他端側には、最終的にエンジンブロック側に締結支持されることになるハウジング13が締結されている。また、ハウジング13内はカバー14によりモータジェネレータ42の収納部分とエンジンからの駆動力伝達機構であるダンパー要素5の収納部分とに区画されている。そして、これらケース11、カバー12、14およびハウジング13によってトランスミッションケース10が構成されている。
遊星歯車機構20は、駆動用モータ41の出力減速用の第1の遊星歯車機構部21と、エンジン側からの動力をモータジェネレータ42とカウンタドライブギヤ23とに分配する動力分配機能を有する第2の遊星歯車機構部22とによって構成されており、それら第1の遊星歯車機構部21および第2の遊星歯車機構部22は、外周側のリングギヤ部分(図中符号なし)で出力要素であるカウンタドライブギヤ23と一体化されている。
なお、図2中においては符号を示していないが、第1の遊星歯車機構部21は、駆動用モータ41のロータ41aにスプライン結合したサンギヤ(入力要素)と、サンギヤを取り囲む内歯のリングギヤと、サンギヤの周りに周方向等間隔すなわち等角度間隔に設けられてサンギヤおよびリングギヤに噛合する複数のピニオンと、複数のピニオンを予め設定された公転半径位置に回転自在に支持するキャリア(固定要素)とによって構成されている。また、第2の遊星歯車機構部22は、モータジェネレータ42のロータ42aにスプライン結合したサンギヤと、このサンギヤを取り囲む内歯のリングギヤと、サンギヤの周りに周方向等間隔に設けられてサンギヤおよびリングギヤに噛合する複数のピニオンと、複数のピニオンを自転可能に支持するとともにインプットシャフト1に固定もしくは回転方向一体に連結されたキャリア(反力要素)とを有している。
そして、第1の遊星歯車機構部21および第2の遊星歯車機構部22のリングギヤと一体化されたカウンタドライブギヤ23の一端部は、ケース11の環状支持部15に回転自在に支持されており、カウンタドライブギヤ23の他端部は、環状支持部15に対向するハウジング13の環状肉厚部分に回転自在に支持されている。このカウンタドライブギヤ23は、カウンタドリブンギヤ33に噛合している。
カウンタドリブンギヤ33は、ファイナルドライブギヤ34が一体に形成されたカウンタシャフト35にスプライン結合しており、ファイナルドライブギヤ34はディファレンシャル機構30のデフケース36に締結・外装されたファイナルギヤであるディファレンシャルリングギヤ37(歯車)に噛合している。また、デフケース36内には、一対のディファレンシャルピニオン38a、38bと、左右一対のディファレンシャルサイドギヤ39a、39bが設けられている。なお、このような複数のギヤ23、33、34、37による減速やディファレンシャル機構30の機能等は公知であり、ここでは詳述しない。
図2に示すように、駆動用モータ41は、例えば永久磁石41mが装着されたロータ41aと、三相コイル41cが巻回されたステータ41bとを有する永久磁石同期電動機として構成されており、ロータ41aはケース11の軸穴部11aにベアリング43を介して回転自在に支持されるとともに、そのケース内方側の端部で第1の遊星歯車機構部21のサンギヤにスプライン結合している。また、ロータ41aの軸方向外端部はカバー12の軸受保持部12aにベアリング44を介して回転自在に支持されている。
モータジェネレータ42は、例えば永久磁石42mが装着されたロータ42aと、三相コイル42cが巻回されたステータ42bとを有する永久磁石同期発電電動機として構成されており、ロータ42aはインプットシャフト1に回転自在に支持されるとともにハウジング13の軸穴部13aにベアリング45を介して回転自在に支持され、そのケース内方側の端部で第2の遊星歯車機構部22のサンギヤにスプライン結合している。また、ロータ42aのエンジン側の端部はハウジング13内のカバー14にベアリング46を介して回転自在に支持されている。
一方、本実施形態の車両用動力伝達装置においては、トランスミッションケース10内に潤滑油、すなわち潤滑または/および冷却用の流体が貯留されており、図1および図4中に矢印f0で示すように、その潤滑油をトランスミッションケース10の内壁面に沿った流れとなるようディファレンシャルリングギヤ37によってトランスミッションケース10内の上方側にかき上げることで、トランスミッションケース10内の上方側に形成された流体導入通路101に導入するようになっている。そして、図4および図5中に矢印f1〜f6で示すように、その流体導入通路101を通して、潤滑油を予め設定されたトランスミッションケース10内の複数の潤滑・冷却経路に分岐させながら徐々に流下させ、トランスミッションケース10内の底部側に戻った潤滑油を再度ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げて、トランスミッションケース10内で循環させるようになっている。
図1〜図3に示すように、この流体導入通路101は、ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げられた潤滑油を導入する導入口102と、導入口102から導入された潤滑油をディファレンシャルリングギヤ37側、駆動用モータ41側およびモータジェネレータ42側にそれぞれ流下させる下流側通路部分104と、導入口102および下流側通路部分104の間に位置し導入口102および下流側通路部分104より通路断面積が大きくなるように拡幅された拡幅通路部分103と、を有している。
拡幅通路部分103を形成するトランスミッションケース10の拡幅通路形成部113は、導入口102より下方側に内底壁面113aを有する凹み形状をなしており、この内底壁面113aは、導入口102近傍で導入口102から流体導入通路101中に入るほど下方側に位置する上流側傾斜面113bと、その上流側傾斜面113bに連続し導入口102側から離れるほど上方側に位置する下流側傾斜面113cとを有する湾曲形状をなしている。
具体的には、図3および図4に示すように、拡幅通路形成部113の内底壁面113aは、拡幅通路部分103の通路幅方向全域において、例えば曲率半径rの円弧断面の4分円柱面状の湾曲形状をなしている。勿論、内底壁面113aの断面形状は円弧断面に限定されるものではない。
また、流体導入通路101の導入口102と下流側通路部分104との通路断面積は、互いに等しくなっており、図3に示すように、導入口102の上下方向の通路幅h1と下流側通路部分104の上下方向の通路幅h2は、互いに等しくなっている。ここにいう通路断面積は、流体導入通路101の延在方向に対し直交する断面の断面積であり、導入口102がその延在方向に対し図3に示すように傾斜している場合、導入口102の通路断面積は、導入口102の周縁部分のうち拡幅通路部分103に最も近接する部分での直交断面積となる。
さらに、導入口102を形成するトランスミッションケース10の導入口形成部112の内底面112aは、下流側通路部分104を形成するトランスミッションケース10の下流側通路形成部114の内底面114aと略同一高さに位置しており、両内底面112a、114aが略同一平面上に位置している。
また、トランスミッションケース10は、ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げられた潤滑油を流体導入通路101を通して導入し、一時的に貯留するキャッチタンク121を有しており、詳細は図示しないが、キャッチタンク121には貯留された潤滑油を徐々に下方に流下させる流下通路部121aが形成されている。
より具体的には、トランスミッションケース10のケース11には、導入口形成部112、拡幅通路形成部113および下流側通路形成部114を一体として構成する横向きの、すなわち複数のギヤ23、33、34、37の軸線方向と平行な向きに突出する通路形成用リブ115が設けられ、トランスミッションケース10のハウジング13には、通路形成用リブ115の突出端部に対向する通路形成用リブ131(図5参照)が設けられており、これら通路形成用リブ115、131と一体にボルト締結されたケース11およびハウジング13の内壁面とによって、流体導入通路101が形成されている。
そして、図4および図5に示すように、通路形成用リブ115、131の近傍では、ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げられた潤滑油の流れf0が、キャッチタンク121に向かう流れf1、f3と、モータジェネレータ42を冷却する冷却用通路132に向かう流れf5とに分岐するとともに、拡幅通路形成部113の側方のハウジング13側の斜下方への通路形成部133およびケース11側の冷却用通路119を通して、駆動用モータ41を冷却する冷却用通路への流れf6にも分岐されている。
また、流体導入通路101の下流側通路部分104からキャッチタンク121に入る潤滑油量は、ディファレンシャルリングギヤ37の回転速度およびトランスミッションケース10の内底部側に貯留する潤滑油量に応じて変動するが、キャッチタンク121に入った潤滑油はキャッチタンク121内に一時的に貯留される一方で、キャッチタンク121の少なくとも1箇所に配された流下通路部121aを通してカウンタドライブギヤ23等に適度な流量で供給されるようになっている。
さらに流体導入通路101からキャッチタンク121に入る潤滑油のみならず、カウンタドライブギヤ23側からキャッチタンク121側に向かう流れ方向f2にも潤滑油が飛散し、導入され、潤滑油の一部およびキャッチタンク121内の空気は、ケース11に形成された他の連通孔117、118を通して流体導入通路101およびキャッチタンク121の内外に出入りするようになっている。
さらに、トランスミッションケース10のケース11には駆動用モータ41により駆動される公知のオイルポンプ70が収納されており、このオイルポンプ70により駆動用モータ41、モータジェネレータ42および遊星歯車機構20の中心部の油路71を通して、トランスミッションケース10内の各摺動部分や転動部分に潤滑油が供給されるようになっており、潤滑後の潤滑油はトランスミッションケース10内の底部側に流下するようになっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の動力伝達装置の流体通路構造においては、車両の走行時には、遊星歯車機構20により、駆動用モータ41の出力回転が減速されるとともに、エンジン側からの動力がモータジェネレータ42とカウンタドライブギヤ23とに分配され、カウンタドライブギヤ23からカウンタドリブンギヤ33およびファイナルドライブギヤ34を介してディファレンシャルリングギヤ37が駆動され、ディファレンシャル機構30から駆動軸31、32への回転出力がなされる。
この状態において、トランスミッションケース10内ではディファレンシャルリングギヤ37の回転によりトランスミッションケース10内に貯留される潤滑油が図1および図4中に矢印f0で示すように、トランスミッションケース10の内壁面に沿って上向きの流れとなるようにかき上げられた後、トランスミッションケース10の内壁面の屈曲位置11pから斜め上方に放出され、トランスミッションケース10内の上方側に位置する流体導入通路101に導入される。そして、図4および図5中に矢印f1〜f6で示すように、この流体導入通路101を通して、トランスミッションケース10内の複数の潤滑・冷却経路に分岐し、一部はキャッチタンク121に一時的に貯留されて、潤滑油が徐々に流下する。また、トランスミッションケース10内の底部側に戻った潤滑油が再度ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げられ、トランスミッションケース10内で潤滑油が循環する。
なお、潤滑油は、オイルポンプ70による潤滑油の供給経路を通しても循環するが、ディファレンシャルリングギヤ37のかき上げとキャッチタンク121を併用することで、トランスミッションケース10の内底部の潤滑油の貯留量を抑えるとともに、オイルポンプ70の駆動に消費する動力を抑えることができる。
上述のようなディファレンシャルリングギヤ37のかき上げによって流体導入通路101に潤滑油が導入されるとき、流体導入通路101がその導入口102および下流側通路部分104より通路断面積が大きくなるように拡幅させた拡幅通路部分103を有することから、ディファレンシャルリングギヤ37により流体導入通路101中にかき上げられる潤滑油は、その流れによって拡幅通路部分103内の潤滑油に渦を生じさせながら流体導入通路101の下流側部分に流れることになる。したがって、車両の運転状態が導入口102から流体導入通路101の外へ向かう潤滑油の逆流を生じさせ易くなったとしても、流体導入通路101中にかき上げられる潤滑油によってその逆流が抑制され、生じ難くなる。
特に、本実施形態では、拡幅通路部分103を形成するトランスミッションケース10の拡幅通路形成部113が、導入口102より下方側に内底壁面113aを有する凹み形状をなしているので、ディファレンシャルリングギヤ37により流体導入通路101中にかき上げられる潤滑油の流れによって、凹み形状の拡幅通路形成部113に溜まった潤滑油の上方で潤滑油が下流側に流れ、拡幅通路部分103内に縦の渦が生じることになり、潤滑油の逆流がより生じ難くなる。
また、導入口102と下流側通路部分104との通路断面積が等しくなっていることから、流体導入通路101の下流側部分に対して潤滑油の導入口102が狭くなってしまうことがなく、トランスミッションケース10のサイズが制限される場合にあっても、動力伝達装置の作動状態に適した十分な潤滑油の導入量を確保することが容易に可能となる。
さらに、凹み形状の拡幅通路形成部113の内底壁面113aが、導入口102の近傍で導入口102から流体導入通路101中に入るほど下方側に位置する上流側傾斜面113bと、その上流側傾斜面113bに連続し導入口102側から離れるほど上方側に位置する下流側傾斜面113cとを有する湾曲形状をなしているので、ディファレンシャルリングギヤ37により流体導入通路101中にかき上げられる潤滑油の流れによって、凹み形状の拡幅通路形成部113に溜まった潤滑油の上方で潤滑油が下流側に向かう縦の渦fv(図4参照)が生じるとともに、流体導入通路101内に逆流方向の流れが生じても、凹み形状の拡幅通路形成部113内ではその流れが潤滑油導入方向に折り返されることになり、潤滑油の逆流がより生じ難くなる。
しかも、本実施形態では、トランスミッションケース10が、ディファレンシャルリングギヤ37によりかき上げられた潤滑油を流体導入通路101を通して導入し、一時的に貯留するキャッチタンク121を有しているので、ディファレンシャルリングギヤ37によりトランスミッションケース10内底部側からかき上げられた潤滑油が流体導入通路101からキャッチタンク121に導入されて一時的にそのタンクに貯留され、その潤滑油が徐々に歯車伝動部等にも予め定めた潤滑・冷却経路で流れることになり、貯留された潤滑油をかき上げるとともに攪拌することになるディファレンシャルリングギヤ37のような大物ギヤの回転負荷が有効に低減されることに加えて、各動作部の潤滑と発熱部の冷却が確実になされることになる。
また、トランスミッションケース10内底部側からの潤滑油のかき上げが回転するディファレンシャルリングギヤ37によって安定的に実行されるとともに、歯車の回転速度に応じてそのかき上げ量が増減変化することになり、所要の潤滑・冷却が可能となる。さらに、本実施形態の動力伝達装置が、車両用の変速機構である遊星歯車機構20とディファレンシャル機構30とを含み、ディファレンシャルリングギヤ37が、ディファレンシャル機構30に外装されたリングギヤとなっているので、周速の大きいディファレンシャルリングギヤ37によって効果的な潤滑油のかき上げがなされ、動力伝達装置の作動状態に適した十分な潤滑油の導入量を確保することが可能となる。
このように、本実施形態の動力伝達装置の流体通路構造においては、流体導入通路101にその導入口102および下流側通路部分104より通路断面積が大きくなるように拡幅した拡幅通路部分103を設け、ディファレンシャルリングギヤ37により流体導入通路101中にかき上げられる潤滑油の流れによって拡幅通路部分103に溜まった潤滑油に渦を生じさせながら、その潤滑油が流体導入通路101の下流側部分に流れるようにしているので、導入口102から流体導入通路101の外への潤滑油の逆流を生じ難くすることができ、トランスミッションケース10のサイズが制約される場合でも逆流防止機能を発揮することができ、しかも、動力伝達装置の作動状態に適した十分な潤滑油の導入量を確保することのできる動力伝達装置の流体通路構造を提供することができる。
なお、本発明にいう流体のかき上げ用の伝動要素は、上述の実施形態で示したようなディファレンシャルリングギヤに限定されるものではなく、ケース内の内底部に少なくとも一部分が近接して流体中に浸り、かき上げに適しているものであればよいし、歯車に限定されるものでもない。また、上述の実施の形態では、凹み形状をなす拡幅通路形成部の内底壁面が導入口より下方側に凹んでいるものとしたが、拡幅通路部分自体の拡幅方向は下方側にのみ限定されるものではなく、導入される流体の流れによって逆流を折り返すようなものであれば、他方向、例えば流体導入通路の両側方あるいは片側方への拡幅も可能であるし、拡幅方向が複数の方向であってもよい。さらに、キャッチタンクは、歯車伝動部等に徐々に潤滑油を流下させ供給するものとしたが、任意の摺動部分、転動部分および発熱部分に潤滑または/および冷却用の流体を供給するものであってもよい。また、流体は、潤滑または冷却用の液体のみならず、液体か固形成分を含む流動体であってもよい。
以上説明したように、本発明に係る動力伝達装置の流体通路構造は、流体導入通路にその導入口および下流側通路部分より通路断面積が大きくなるように拡幅した拡幅通路部分を設け、伝動要素により流体導入通路中にかき上げられる流体の流れによって拡幅通路部分に溜まった流体に渦を生じさせながら、その流体が流体導入通路の下流側部分に流れるようにしているので、導入口から流体導入通路外への流体の逆流を生じ難くすることができ、ケースのサイズが制約される場合でも逆流防止機能を発揮することができ、かつ、動力伝達装置の作動状態に適した十分な流体の導入量を確保することのできる動力伝達装置の流体通路構造を提供することができるという効果を奏するものであり、動力伝達装置の流体通路構造、特にケース内の潤滑油等の流体を歯車等の伝動要素により上方側にかき上げて循環させるようにした動力伝達装置の流体通路構造全般に有用である。
本発明の一実施形態に係る車両用動力伝達装置の片側のケースにカウンタドライブギヤが一体化された遊星歯車機構とカウンタドリブンギヤとを嵌め込んだ状態を示すそのケースの側面図である。 図1のII-II矢視方向に見た組合せ断面図である。 図1に示す車両用動力伝達装置の要部を拡大して示す部分拡大図である。 一実施形態に係る車両用動力伝達装置の要部側面断面上における潤滑油の流れの説明図である。 一実施形態に係る車両用動力伝達装置の要部平面断面上における潤滑油の流れの説明図である。
符号の説明
10 トランスミッションケース(ケース)
11 ケース
13 ハウジング
14 カバー
20 遊星歯車機構(変速機構)
23 カウンタドライブギヤ
30 ディファレンシャル機構
31、32 駆動軸
33 カウンタドリブンギヤ
37 ディファレンシャルリングギヤ(歯車、ディファレンシャル機構に外装されたリングギヤ)
40 モータ型駆動手段
41 駆動用モータ
42 モータジェネレータ
70 オイルポンプ
101 流体導入通路
102 導入口
103 拡幅通路部分
104 下流側通路部分
112 導入口形成部
112a、114a 内底面
113 拡幅通路形成部
113a 内底壁面
113b 上流側傾斜面
113c 下流側傾斜面
114 下流側通路形成部
115、131 通路形成用リブ
117、118 連通孔
119 冷却用通路
121 キャッチタンク
121a 流下通路部
132 冷却用通路
133 通路形成部
f0、f1、f2、f3、f4、f5、f6 流れ方向
h1、h2 通路幅

Claims (7)

  1. ケース内に貯留された潤滑または冷却用の流体を前記ケース内に内蔵される伝動要素により前記ケース内に形成された流体導入通路にかき上げ、該流体導入通路を通して前記流体を前記ケース内で循環させるようにした動力伝達装置の流体通路構造において、
    前記流体導入通路が、前記伝動要素によりかき上げられた流体を導入する導入口と、前記導入口から導入された前記流体を前記伝動要素側に流下させる下流側通路部分と、前記導入口および前記下流側通路部分の間に位置し前記導入口および前記下流側通路部分より通路断面積が大きくなるように拡幅された拡幅通路部分と、を有することを特徴とする動力伝達装置の流体通路構造。
  2. 前記拡幅通路部分を形成する前記ケースの拡幅通路形成部が、前記導入口より下方側に内底壁面を有する凹み形状をなすことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
  3. 前記導入口と前記下流側通路部分との通路断面積が等しくなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
  4. 前記内底壁面が、前記導入口近傍で前記導入口から前記流体導入通路中に入るほど下方側に位置する上流側傾斜面と、該上流側傾斜面に連続し前記導入口側から離れるほど上方側に位置する下流側傾斜面とを有する湾曲形状をなしていることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
  5. 前記ケースが、前記伝動要素によりかき上げられた流体を前記流体導入通路を通して導入し、一時的に貯留するキャッチタンクを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1の請求項に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
  6. 前記伝動要素が、歯車であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
  7. 前記動力伝達装置が、車両用の変速機構とディファレンシャル機構とを含み、
    前記伝動要素が、前記ディファレンシャル機構に外装されたリングギヤであることを特徴とする請求項6に記載の動力伝達装置の流体通路構造。
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