JP2009246752A - パイプラインa/d変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】テスト信号ラインを通常動作用のラインとは別に設けることなく、小規模でテスト信号を入力することを可能とする。
【解決手段】各ステージにおいて、入力アナログ信号から一部のビットに対応するディジタル信号を生成し、それに基づきDA変換部7、8によりアナログ基準信号を生成して、入力アナログ信号に対する剰余演算を剰余演算部9により行う。入力アナログ信号に代えテスト信号を入力して、所定のテストを行うように構成される。制御部14aは、テストモードでは、剰余演算部に対する入力アナログ信号の供給を遮断するとともに、ディジタル信号に基づくDA変換部の基準電圧の選択を停止し、テスト用のDA変換制御信号に基づく基準電圧の選択を行って、剰余演算部に対して、入力アナログ信号に代わる所定の基準電圧からなるテスト信号、及びアナログ基準信号を供給するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パイプラインA/D変換器に関し、特に、その出力を補正する技術に関する。
AV分野、情報通信分野等におけるディジタル化に伴い、キーデバイスであるA/D変換器には、高速化、高分解能化が要求されている。パイプラインA/D変換器は、高速性、消費電力の点で優れた回路として、近年多用されている。しかし、機器の高性能化に伴い、パイプラインAD変換器には、高速・低電圧・多ビット・低コストとともに、より高精度化が求められている。
図16は、パイプラインA/D変換器の基本的な構成を示すブロック図である。このパイプラインA/D変換器は、縦続接続されたn段のステージ、すなわち第1ステージ1[1]〜第nステージ1[n]と、最終段のフラッシュAD変換器2とを含む。入力アナログ信号Vinはn段のステージにより、上位ビットから下位ビットに向けて各々1ビットずつディジタル信号に変換される。デジタル演算部6により、n段のステージ及びフラッシュAD変換器2の出力ディジタル信号を組み合わせることにより、入力アナログ信号Vinを所望のビット数でA/D変換した出力信号が得られる。
図16には、第1ステージ1[1]のみについて構成が具体的に示されているが、他の各段のステージの構成も同様である。すなわち、各ステージは、AD変換部3、DA変換部4、及び剰余演算部5から構成される。
AD変換部3は、当段ステージへの入力アナログ信号を3値化したディジタル信号を生成し出力するとともに、DA変換部4にも供給する。DA変換部4は、AD変換部3が出力するディジタル信号に基づいてアナログ基準信号を生成し、剰余演算部5に供給する。剰余演算部5は、当段ステージへの入力アナログ信号に対し、DA変換部4が出力するアナログ基準信号との減算及び増幅を行い剰余アナログ信号を生成して、次段のステージに入力アナログ信号として供給する。
図17に、DA変換部4及び剰余演算部5により所定の機能を得るための具体的な構成を示す。DA変換部4は、論理演算部7及び電圧供給部8からなる。他の要素、すなわち、演算増幅器9、サンプリング容量Cs、帰還ループ容量Cf、スイッチ10〜12が、図16における剰余演算部5を構成する。DA変換部4が出力するアナログ基準信号は、サンプリング容量Csとスイッチ10との接続ノードに供給される。また、サンプリング容量Csの演算増幅器9側が、スイッチ15を介してbias0に接続されている。なお、以下の記述では、サンプリング容量Cs、帰還ループ容量Cfの容量値をそれぞれ、Cs、Cfで表す。
電圧供給部8は、3値の基準電圧である+Vref、0V、及び−Vrefを、各々3個のスイッチにより切替えて供給する。論理演算部7は、AD変換部3から出力されたディジタル信号の値に基づき、電圧供給部8のスイッチを切換えるための信号を出力する。それにより、電圧供給部8では、当該ディジタル信号の値に応じて3値の基準電圧のいずれかが選択され、アナログ基準信号Vdacとして供給される。この回路は、図17に示すクロックΦ1とクロックΦ2が、交互にハイレベル(H)とローレベル(L)の値をとることにより、サンプリング期間と増幅期間の動作を行う。
クロックΦ1がH、クロックΦ2がLの状態では、スイッチ10、11がオン、スイッチ12がオフとなり、入力アナログ信号Vinが、サンプリング容量Csにサンプリングされる。クロックΦ1がL、クロックΦ2がHの状態では、スイッチ10、11がオフ、スイッチ12がオンとなり、サンプリング容量Csにサンプリングされた電荷が、サンプリング容量Csと帰還ループ容量Cfに再配分される。また、論理演算部7が動作して電圧供給部8からは、アナログ基準信号Vdacがサンプリング容量Csに供給される。その結果、演算増幅器9により増幅される出力信号Voutは、下記のとおりとなる。
Vout={(Cs+Cf)/Cf}・Vin−(Cs/Cf)・Vdac (1)
Cs=Cfに設定されていれば、
Vout=2・Vin−Vdac (2)
となる。
この演算増幅器9の出力信号Voutについて、図18の入出力特性も参照して説明する。図18における横軸は、各ステージに対する入力アナログ信号Vinを示す。縦軸は演算増幅器9の出力信号Voutを示す。この図に示すように、横軸の入力アナログ信号Vinのレベルは、第1領域(−Vref〜−Vref/4)、第2領域(−Vref/4〜+Vref/4)、及び第3領域(+Vref/4〜+Vref)に区分される。
AD変換部3は、各領域の境界に対応する参照電圧を用いて、入力アナログ信号Vinから3値のディジタル信号を生成する。そのディジタル信号に基づき論理演算部7が出力する制御信号により、電圧供給部8では+Vref、0V、及び−Vrefのいずれかの電圧が選択される。更に上記の式(2)の演算の結果、入力アナログ信号Vinに対する演算増幅器9の出力信号Voutは、図18に示す入出力特性に示すとおりとなる。
このように、入力アナログ信号Vinのレベルに応じてアナログ基準信号を生成し、入力アナログ信号Vinに対する加減算を行うことにより、演算増幅器9の出力信号Voutが、次段のステージ1のAD変換部3の入力レンジを越えることを回避することができる。また、上述のようにサンプリング容量Csと帰還ループ容量Cfの容量値が等しいとき、各ステージのアナログ入出力特性は理想値となる。すなわち、演算増幅器9による利得がちょうど"2"となり、図18の特性の非線形部分(Vin=±Vref/4となる部分)における不連続幅は、ちょうど1ビット分に相当するVrefとなる。
しかし、実際には、サンプリング容量Csと帰還ループ容量Cfの容量値の間には若干の誤差が存在する。そして、この容量値誤差に起因して上記利得に誤差が生じ、ステージのアナログ入出力特性が所定の特性とは異なってしまう。すなわち、Cf<Csのとき、不連続幅は1ビット分よりも大きくなり、Cf>Csのとき、不連続幅は1ビット分よりも小さくなる。
上記の容量値誤差は、ステージのアナログ入出力特性劣化の主要因であり、この誤差を解消することが、パイプラインA/D変換器の変換精度の向上につながる。しかし、パイプラインA/D変換器の分解能が12ビット以上の場合、許容される誤差はおよそ0.04%以下である。アナログ信号領域でこの誤差を補正することは極めて困難であり、デジタル処理による誤差補正が必要となる。
このような容量値誤差に起因する変換誤差の補正を行う構成の一例として、図19に示すようなパイプラインA/D変換器が特許文献1に開示されている。このA/D変換器は、複数のステージ30および可変ステージ30A、デジタル計算部31、制御部32、複数の入力切り替え部33、ステージ評価部34、複数の補正値算出部35、および出力補正部36を含む。ステージ30および可変ステージ30Aは、各々上述のステージと同様の機能を有する。デジタル計算部31は、各ステージに対応して、その前段のステージからのデジタル出力を1ビットシフトしたものに、その対応するステージのデジタル出力を加算するデジタル計算コア31aを備えている。
制御部32は、各入力切り替え部33および各可変ステージ30Aにおけるスイッチ群の動作を制御する。入力切り替え部33は、可変ステージ30Aに対応して設けられており、制御部32の制御により、対応する各可変ステージ30Aの入力を、通常入力信号とテスト信号との間で切り替える。通常入力信号とは、通常の変換動作の際の各ステージへの入力アナログ信号のことを表す。テスト信号とは、ステージの容量値誤差を検出するための所定の大きさのアナログ信号である。テスト信号は、たとえば、図示していないD/A変換器などを用いて生成される。
ステージ評価部34は、出力補正部36のデジタル出力に基づいて、各可変ステージ30Aのアナログ出力誤差を推定する。すなわち、容量値誤差を推定しようとする可変ステージ30A(テストステージ)にテスト信号が入力された状態で、パイプラインA/D変換器から得られるデジタル出力には、テストステージの容量値誤差に応じた大きさの変換誤差が含まれる。したがって、このデジタル出力からアナログ出力誤差を推定する。
補正値算出部35は、可変ステージ30Aに対応して設けられており、ステージ評価部34によって推定された容量値誤差に基づいて、各可変ステージ30Aの出力誤差特性を生成する。その特性に基づき、補正値算出部35は、遅延素子37を介して入力されるデジタル計算部31の中間出力を用いて、対応する可変ステージ30Aのデジタル出力誤差をデジタル補正値を算出する。
出力補正部36は、各補正値算出部35から出力されたデジタル補正値に基づいて、デジタル計算部31のデジタル出力を補正する。
以上のようにして、各可変ステージ30Aについて、その可変ステージ30Aにおける帰還ループ容量およびサンプリング容量の容量値誤差に起因する出力誤差が推定され、その推定誤差に基づいてデジタル補正値が算出される。そして、これらデジタル補正値を用いてパイプラインA/D変換器のデジタル出力が補正される。
また、特許文献2には、上述ようなテスト信号を供給するための具体的な構成が開示されている。
特開2006−67201号公報 特開2007−13885号公報
上記従来例の構成においては、容量値誤差に起因する変換誤差の補正を行うために、テスト信号を供給するためのテスト信号入力ラインを設ける必要がある。また、テスト信号を生成するために、A/D変換器の外部に、DA変換器などの手段が必要である。
しかし、テスト信号入力ラインを介してテスト信号を供給した場合、供給されるテスト信号の精度に問題が発生する。すなわち、通常の入力アナログ信号を供給するラインとは異なるため、実際に入力されるアナログ信号と同一の状態にはならないこと、また、テスト信号入力ラインの長さや寄生素子に起因する信号の劣化も発生することである。テスト信号の精度が悪いと、テスト信号に基づく評価結果について高い精度を期待できない。
また、A/D変換器の外部にテスト信号を生成する手段を設けることにより、回路規模の増大を免れ得ず、また、このテスト信号生成手段の特性によっても評価結果が左右される。
なお、ステージに対するテスト信号の供給は、上記従来例のような容量値誤差の補正以外にも、種々のAD変換器の段差誤差、ゲイン誤差、オフセット誤差の補正や、その他の検査、評価のためのテストの際にも用いられる。
従って、本発明は、種々のテストのためにステージに供給されるテスト信号を、通常動作用のラインとは別にテスト信号ラインを設けることなく、小規模な構成により入力可能なパイプラインA/D変換器を提供することを目的とする。
本発明のパイプラインA/D変換器は、一部のビットに対応するA/D変換を行うステージが複数段に縦続接続されて、初段の前記ステージに入力されたアナログ信号を、前記複数段のステージを通して順次上位ビットから下位ビットに向けてディジタル信号に変換するように構成される。各段の前記ステージは、当段の入力アナログ信号を量子化して一部のビットに対応する前記ディジタル信号を生成するAD変換部と、前記AD変換部が生成する前記ディジタル信号に基づき、複数レベルの基準電圧から所定の基準電圧を選択してアナログ基準信号として出力するDA変換部と、前記入力アナログ信号に対する前記アナログ基準信号の加減算及び所定倍の増幅を行い剰余アナログ信号を生成して、次段の前記ステージへ入力アナログ信号として供給する剰余演算部とを備える。少なくとも一部の前記ステージに対して、前記入力アナログ信号に代えてテスト信号を入力して所定のテストを行うように構成される。
上記課題を解決するために、本発明のパイプラインA/D変換器は、前記剰余演算部に対する前記入力アナログ信号の供給、及び前記DA変換部の前記基準電圧の選択を、通常動作モードとテストモードの各々に応じて制御することが可能な制御部を備え、前記制御部は、前記テストモードでは、前記剰余演算部に対する前記入力アナログ信号の供給を遮断するとともに、前記ディジタル信号に基づく前記DA変換部の前記基準電圧の選択を停止し、テスト用のDA変換制御信号に基づく前記基準電圧の選択を行って、前記剰余演算部に対して、前記入力アナログ信号に代わる所定の前記基準電圧からなるテスト信号、及び前記アナログ基準信号を供給するように制御する。
上記構成のパイプラインA/D変換器によれば、テスト信号供給用にテスト信号ラインを設けることなく、電圧供給部を通常動作モードとテストモードで共用して、テスト信号及びアナログ基準信号を供給することができる。従って、テスト信号を精度良く供給することができる。また、電圧供給部を共用するため、DA変換器などのテスト信号の生成手段をA/D変換器の外部に設ける必要も無く、回路規模の増大を抑制可能である。
本発明のパイプラインA/D変換器は、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。
すなわち、前記剰余演算部は、前記入力アナログ信号の入力を制御する入力スイッチを備え、前記DA変換部は、前記所定の基準電圧を選択して出力する電圧供給部と、前記AD変換部が生成する前記ディジタル信号に基づき前記電圧供給部による選択を制御する信号を出力する論理演算部とを備え、前記制御部は、前記論理演算部の出力信号と前記DA変換制御信号とを選択して、いずれか一方の信号により前記電圧供給部による前記基準電圧の選択を制御することが可能であり、前記テストモードに、前記入力スイッチをオフとするとともに、前記DA変換制御信号により前記基準電圧の選択を制御して、前記入力スイッチの後段の経路に前記テスト信号が供給されるように制御する構成とすることができる。
この構成において、前記剰余演算部は、演算増幅器と、前記演算増幅器の入力端子に一端が接続され他端が前記入力スイッチに接続されたサンプリング容量と、前記演算増幅器の前記入力端子と出力端子との間に帰還切替えスイッチを介して接続された帰還ループ容量とを備え、前記制御部は前記テストモード時において、前記剰余演算部のサンプリング期間には、前記帰還切替えスイッチをオフにして前記テスト信号を前記サンプリング容量によりサンプリングし、増幅期間には前記帰還切替えスイッチをオンにし、前記制御されたアナログ基準信号を前記サンプリング容量に入力して、前記サンプリングされた前記テスト信号と前記アナログ基準信号との間で所定の演算が行われるように制御する構成とすることができる。
この構成において、前記帰還ループ容量と前記帰還切替えスイッチの間に一端が接続され他端が所定のバイアス電圧に接続されたバイアス切替えスイッチを備え、前記制御部は、前記テストモード時における前記剰余演算部のサンプリング期間には、前記バイアス切替えスイッチをオンとする構成とすることが好ましい。
また、上記いずれかの構成において、複数レベルの前記基準電圧から所定の基準電圧を選択して出力する補助電圧供給部と、前記演算増幅器の入力端子に一端が接続され他端が前記補助電圧供給部に接続された補助容量とを備え、前記制御部は前記テストモード時において、前記電圧供給部及び前記補助電圧供給部の出力電圧を前記剰余演算部に供給するように制御する構成とすることが好ましい。
この構成において、前記補助容量の容量値Ccは、前記サンプリング容量の容量値Csまたは帰還ループ容量の容量値Cfに対し、Cc=a×Cs、またはCc=a×Cf(aは、0<a≦1の定数)の関係を持つ構成とすることができる。
上記いずれかの構成において、複数段の前記ステージのうちの少なくとも1段のステージは、複数ビット分のA/D変換を行うように構成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるパイプラインA/D変換器を構成するステージのブロック図である。同図において、図16、図17に示した従来例の要素と同一の機能を有する要素には、同一の参照符号を付して説明の繰り返しを一部省略する。
このステージは、AD変換部3、DA変換部4、及び剰余演算部5からなる基本構成に加えて、入力SW制御部13、及びDA変換制御部14が設けられている。入力SW制御部13は、剰余演算部5に対する入力アナログ信号の供給を制御する。DA変換制御部14は、DA変換部4における基準電圧の選択を、通常動作モードとテストモードの各々に応じて制御することが可能である。通常動作モードではアナログ基準信号を出力し、テストモードでは、入力アナログ信号に代わるテスト信号、及びアナログ基準信号を出力する。
図示は省略するが、本実施の形態のパイプラインA/D変換器は、例えば図19に示した従来例のパイプラインA/D変換器のように、所定のステージにテスト信号を供給して所定のテストを行うことが可能なように構成される。
図2は、図1に示したステージの一部、すなわち、AD変換部3を除いた部分について、より具体的な構成を示すブロック図である。基本的には、図17に示した従来例と同様の構成に対して、入力SW制御部13a及びDA変換制御部14aが設けられている。また、図17におけるスイッチ12に代えて、帰還ループ容量Cfとスイッチ12の間にスイッチ16の一端が接続され、スイッチ16の他端にbias1が供給される。
入力SW制御部13a及びDA変換制御部14aは、それぞれ供給される制御信号により、通常動作モードかテストモードかに応じて動作する。すなわち、入力SW制御部13aは、入力SW制御信号に基づきスイッチ10の切替えを制御する。DA変換制御部14aは、DA変換制御信号に基づき、電圧供給部8の動作を制御する。
通常動作モードのときは、各スイッチはクロックΦ1及びΦ2により、図17を参照して説明した従来例と同様に制御され、サンプリング期間と増幅期間の動作を行う。
テストモードのとき、スイッチ10は、入力SW制御部13aにより開放状態に保持され、剰余演算部すなわち、サンプリング容量Csに対する入力アナログ信号の供給は遮断される。また、DA変換制御部14aは、電圧供給部8の基準電圧の選択を論理演算部7の出力に基づいて行うことを停止し、DA変換制御信号に基づき基準電圧を選択して、サンプリング期間での入力アナログ信号に代わるテスト信号として供給する。同様に増幅期間でのアナログ基準信号も、DA変換制御信号に基づき基準電圧を選択することにより供給される。
電圧供給部8は、クロックΦ1及びΦ2の両方のタイミングにおいて、それぞれ所定の基準電圧を選択して、テスト信号及びアナログ基準信号として供給するように制御される。各スイッチ12、15、16は、従来例と同様、クロックΦ1及びΦ2に応じてサンプリング期間と増幅期間の動作を行う。従って、サンプリング期間であるクロックΦ1のタイミングでは、スイッチ15、16がオンとなり、bias0、bias1が供給される。増幅期間であるクロックΦ2のタイミングでは、スイッチ15、16がオフとなり、スイッチ12がオンとなる。
以上の動作により、サンプリング期間には、電圧供給部8により所定の基準電圧が選択されテスト信号としてサンプリング容量Csに供給され、サンプリングが行われる。また、増幅期間には、サンプリングの動作により保持された信号と、電圧供給部8から供給される所定のアナログ基準信号に基づき、演算増幅器9により所定の増幅動作が行われる。
従って、テスト信号供給用にテスト信号ラインを設けることなく、電圧供給部8を通常動作モードとテストモードで共用して、テスト信号及びアナログ基準信号を供給することができる。また、DA変換制御信号でDA変換部4を制御して電圧供給部8のスイッチを強制的に切替える構成のため、小規模でテスト信号入力状態にすることができる。DA変換器などのテスト信号の生成手段を、A/D変換器の外部に設ける必要も無い。
図3は、図2の構成の変形例を示す。この回路は、スイッチ10〜12の配置が図17の従来例と同様である。但し、帰還ループ容量Cfとスイッチ12の間にスイッチ17の一端が接続され、スイッチ17の他端にbias1が供給される。さらに、スイッチ10に加えて、スイッチ11、17も、入力SW制御部13bの制御を受ける。すなわち、通常動作モードでは、スイッチ17はオフに保持され、スイッチ10、11はクロックΦ1のタイミングでオンとなる。一方、テストモードでは、スイッチ10、11はオフに保持され、スイッチ17はクロックΦ1のタイミングでオンとなる。このような構成でも、図2に示したステージと同様の動作を行うことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるパイプラインA/D変換器を構成するステージの一部を示すブロック図である。図2に示した実施の形態1の要素と同一の要素については、同一の参照符号を付して説明の繰り返しを省略する。
本実施の形態は、演算増幅器9の入力端子に補助容量Ccの一端が接続されている点が、実施の形態1と相違する。補助容量Ccの他端は、サンプリング容量Csと同様、補助電圧供給部18に接続され、基準電圧である+Vref、0V、及び−Vrefが、各々3個のスイッチにより切替えて供給される。
電圧供給部8及び補助電圧供給部18は、DA変換制御部14bにより制御される。すなわち、テストモード時には、論理演算部7の出力に代えてDA変換制御信号に基づき基準電圧の選択を行い、テスト信号及びアナログ基準信号を供給する。従って、演算増幅器9に対する入力信号は、電圧供給部8及び補助電圧供給部18から供給されるアナログ信号を組み合わせた信号になる。
補助容量Ccの容量値をCcで表すと、容量値Ccは下記の式(3)のように設定される。
Cc=a×Cs(またはCf) (0<a≦1)
従って、電圧供給部8及び補助電圧供給部18により同じ基準電圧が選択された場合であっても、補助容量Ccを介して演算増幅器9に入力される信号は、サンプリング容量Csを介して入力される信号とは異なったものとなる。これにより、基準電圧である+Vref、0V、及び−Vrefを用いて供給するアナログ信号について、設定値の自由度を向上させることができる。定数aは、テストの目的に応じて適宜設定可能である。
図5は、本実施の形態におけるパイプラインA/D変換器を構成するステージ全体の構成を示すブロック図である。すなわち、図4に示した構成に、AD変換部3及び論理演算部7が追加図示され、DA変換制御部14bとの接続関係が示されている。また、入力SW制御部13aについて、より具体的な構成が示されている。さらに、スイッチ16を介しbias1として基準電圧0が供給され、スイッチ16はDA変換制御信号により制御される構成となっている。
図6及び図7を参照して、図5に示したステージのテストモードでの動作を説明する。図6は、図5のステージによるアナログ入出力特性を示す。テスト点P1、P2、P3、P4は、アナログ入出力特性の非線形部分におけるアナログ出力の最大値、最小値に対応する。これらの点では、アナログ出力信号に容量値誤差の影響が最も大きく出るので、このような条件でテスト信号を入力し、剰余演算を行えば、容量値誤差を精度良く評価することができる。この特性図に示した4つのテスト点、P1、P2、P3、P4の入出力の関係を得るためには、電圧供給部8、補助電圧供給部18、及びスイッチ16の状態を、例えば図7に示すように制御する。
図7には、テストモードでのサンプリング期間および増幅期間における状態遷移例を示す。すなわち、テスト信号Vin及びアナログ基準信号Vdacの設定値に対する、電圧供給部8、補助電圧供給部18、及びスイッチ16の制御状態、及び演算増幅器9から出力されるアナログ出力信号Voutの値が示される。電圧供給部の欄における主、補、Sの欄がそれぞれ、電圧供給部8、補助電圧供給部18、及びスイッチ16の制御状態を示す。「0」は0Vを選択、「+1」は+Vrefを選択、「−1」は−Vrefを選択することを意味する。アナログ出力信号Voutの右欄は、図6のテスト点P1、P2、P3、P4に対応することを示す。尚、図7のVoutは補正容量Cc=0.5×Csとした時の例である。
図8に、通常動作モードにおける剰余演算部の状態と、図7に示したテスト点P1、P2の場合の状態遷移例における剰余演算部の状態を対比して示す。このように、テストモードではDA変換制御信号に基づいて、サンプリング期間には、電圧供給部8及び補助電圧供給部18において選択された所定の基準電圧を、テスト信号として剰余演算部に供給し、増幅期間には同様に、所定のアナログ基準信号を剰余演算部に供給することができる。
図9は、図5に示したDA変換制御部14bの構成を示すブロック図である。DA変換制御部14bは、7個の選択制御部19a〜19gにより構成される。選択制御部19a〜19cはそれぞれ、電圧供給部8の3つのスイッチのオン/オフを制御する信号を出力する。選択制御部19d〜19fはそれぞれ、補助電圧供給部18の3つのスイッチのオン/オフを制御する信号を出力する。選択制御部19gは、スイッチ16のオン/オフを制御する信号を出力する。選択制御部19aは、選択回路20、EORゲート21、及びANDゲート22からなる。他の選択制御部19b〜19gの構成も同様である。
選択制御部19a〜19gに入力されるDA変換制御信号a1〜a6はそれぞれ、サンプリング期間における電圧供給部8及び補助電圧供給部18の3つのスイッチの状態を制御する信号である。DA変換制御信号b1〜b6はそれぞれ、増幅期間における電圧供給部8及び補助電圧供給部18の3つのスイッチの状態を制御する信号である。図10に、クロックΦ2、入力SW制御信号、及びDA変換制御信号a1〜a6、b1〜b6の波形の例を示す。
選択制御部19a〜19cの選択回路20の入力端子Aには、論理演算部7の出力が入力される。選択制御部19d〜19fの選択回路20の入力端子Aにはそれぞれ、Hレベル、Lレベル、Hレベル、Hレベルの信号が入力される。選択制御部19a〜19fの選択回路20の入力端子B及びEORゲート21の一方の入力端子にはそれぞれ、DA変換制御信号a1〜a6が入力される。選択制御部19gの選択回路20の入力端子B及びEORゲート21の一方の入力端子には、DA変換制御信号a1が入力される。選択制御部19a〜19fの選択回路20の入力端子C及びEORゲート21の他方の入力端子にはそれぞれ、DA変換制御信号b1〜b6が入力される。選択制御部19gの選択回路20の入力端子C及びEORゲート21の他方の入力端子には、Lレベルの信号が入力される。
選択制御部19a〜19fのANDゲート22には、EORゲート21の出力信号、クロックΦ2、及び入力SW制御信号が入力される。ANDゲート22の出力信号、及び入力SW制御信号が、選択回路20の制御信号S0、S1として供給される。以上のような入力信号に基づき、選択制御部19a〜19fの選択回路20は、表23に示すような論理で入力端子A〜Cへの入力信号を切替えて出力する。
図11は、補助容量Ccの容量値(Cc=a×Cs)を決める定数aを変化させたときのアナログ入出力特性の変化、すなわち、アナログ出力信号Voutのとり得る値の例を示す。上述のとおり、補助電圧供給部18を電圧供給部8の出力と組合わせることにより、演算増幅器9に対するアナログ入力信号の設定値の自由度を増大させることができる。同図には、図6に示したテスト点P1、P2(a=0.5)とともに、4つのテスト点(a≒0、またはa≒1)の例が示される。このように、補助電圧供給部18を用いることにより、用途に応じた設定値を有するテスト信号を供給することが可能となる。
図12は、8bitのパイプラインA/D変換器において、第3段のステージ1[3]をテスト対象とし、破線で囲った第4段以降のステージの出力を用いてデジタル演算部6で演算する場合を示す。上述のような構成でa=0.5に設定し、図11におけるテスト点P1のアナログ信号をA/D変換すると、出力結果は、下記のとおりになる。
5×(3/4)=24[LSB]
(実施の形態3)
実施の形態3におけるパイプラインA/D変換器は、マルチビットステージの構成を採用した場合に、実施の形態2のステージの構成を適用して、上述のようなテストモード動作を可能とした例である。
図13に、マルチビットステージの要部の例を示す。このステージの構成では、通常の1.5ビットステージの3段分の変換機能が1つのステージに集約されている。パイプライン方式における消費電力は、各ステージに存在する演算増幅器の消費電力が支配的である。マルチビットステージの構成を採用することにより、演算増幅器の個数を低減できるため、消費電力の低減に有利であることが知られている。
図13に示すマルチビットステージでは、8個の入力キャパシタCsが使用され、互いに並列に接続されて、その一端に入力アナログ信号Vinが供給され、他端が演算増幅器9の入力端子に接続されている。入力キャパシタCsの一端側には各々、スイッチ10が挿入されている。電圧供給部8[1]〜8[8]は8個で構成され、論理演算部出力がそれぞれ供給される。
電圧供給部8[1]は、3値の基準電圧を選択的に出力するように構成され、3つのスイッチを含む。各スイッチの入力側にそれぞれ、基準電圧VRT、VRB、及びVRM(=(VRT−VRB)/2)が供給される。電圧供給部8[2]〜8[8]は、2値の基準電圧を選択的に出力するように構成され、2つのスイッチを含む。各スイッチの入力側にそれぞれ、基準電圧VRT及び基準電圧VRBが供給される。この構成により、電圧供給部8[1]〜8[8]はそれぞれ、論理演算部出力に応じて、3値の基準電圧VRM、VRT及びVRB、または2値の基準電圧VRT及びVRBから選択的に、いずれかの基準電圧を出力する。
その結果、8個の入力キャパシタCsに対して電圧供給部8[1]〜8[8]から各々供給される基準電圧の組み合わせにより、実質的に、AD変換部3の出力に応じた15値のアナログ基準信号Vdacが生成されて剰余演算部に供給される。剰余演算部の動作は、15値の量子化に基づく入出力特性に対応するものとなるように、アナログ基準信号Vdacの値が設定される。
図14は、本発明の実施の形態3におけるパイプラインA/D変換器を構成するステージの一部を示すブロック図である。このステージは、図13に示したものと同様のマルチビットステージの構成に、実施の形態2のステージの構成を適用したものである。図13の構成に対して、補助電圧供給部8[c]が追加されている。また図示を省略するが、実施の形態2と同様に、入力SW制御部13a及びDA変換制御部14bが設けられて、通常動作モードとテストモードとが切替えられる。また、電圧供給部8[1]〜8[8]及び補助電圧供給部8[c]は、論理演算部出力に応じて、3値の基準電圧VRM、VRT及びVRB、または2値の基準電圧VRT及びVRBから選択的に、いずれかの基準電圧を出力する。
図15に、図14のマルチビットステージのテストモードでの、サンプリング期間および増幅期間における状態遷移例を示す。すなわち、テスト信号Vin及びアナログ基準信号Vdacの設定値(相対値)に対する、電圧供給部8[1]〜8[8]、及び補助電圧供給部8[c]の制御状態、及び補助容量Cc=0.5×Csとした時のアナログ出力信号Voutの値が示される。電圧供給部の欄における1〜8、cの欄がそれぞれ、電圧供給部8[1]〜8[8]、及び補助電圧供給部8[c]の制御状態を示す。「0」はVRMを選択、「+1」は+Vrefを選択、「−1」は−Vrefを選択することを意味する。
以上のとおり、マルチビットステージの構成に対しても、本発明の構成を適用して、種々のテストのためにステージに供給されるテスト信号を、通常動作用のラインとは別にテスト信号ラインを設けることなく、小規模でテスト信号を入力することが可能である。
本発明のパイプラインA/D変換器は、テスト信号を精度良く供給することができ、また、回路規模の増大を抑制可能であるため、AV分野、あるいは情報通信分野等に用いるパイプラインA/D変換器に有用である。
本発明の実施の形態1におけるパイプラインA/D変換器を構成する1つのステージの基本構成を示すブロック図 同ステージの要部の具体的な構成を示すブロック図 図2に示すステージの変形例を示すブロック図 実施の形態2におけるパイプラインA/D変換器を構成する1つのステージの要部を示すブロック図 同ステージの全体の構成を示すブロック図 同ステージのアナログ入出力特性を示す図 同ステージのテストモードでのサンプリング期間および増幅期間における状態遷移例を示す図 同ステージの通常動作モード及びテストモードでの剰余演算部の状態を対比して示す図 図5におけるDA変換制御部の構成を示すブロック図 同DA変換制御部に供給される制御信号の波形例を示す図 実施の形態2におけるステージの補助容量の容量値を変化させたときのアナログ入出力特性の変化を示す図 同ステージにより構成されたパイプラインA/D変換器のテストモードにおけるA/D変換を示す図 初段ステージにマルチビット構成を採用したパイプラインA/D変換器のステージの要部の例を示すブロック図 実施の形態3におけるパイプラインA/D変換器を構成する1つのステージの要部を示すブロック図 同ステージのテストモードでのサンプリング期間および増幅期間における状態遷移例を示す図 従来例のパイプラインA/D変換器の基本的な構成を示すブロック図 同パイプラインA/D変換器を構成する1つのステージの要部を示すブロック図 同ステージのアナログ入出力特性を示す図 従来例の変換誤差の補正を行うための構成を有するパイプラインA/D変換器のブロック図
符号の説明
1[1]〜1[n] 第1ステージ〜第nステージ
2 フラッシュAD変換器
3 AD変換部
4 DA変換部
5 剰余演算部
6 デジタル演算部
7 論理演算部
8 電圧供給部
9 演算増幅器
10〜12、15〜17 スイッチ
13、13a、13b 入力SW制御部
14、14a、14b DA変換制御部
18 補助電圧供給部
19a〜19g 選択制御部
20 選択回路
21 EORゲート
22 ANDゲート
30 ステージ
30A 可変ステージ
31 デジタル計算部
31a デジタル計算コア
32 制御部
33 入力切り替え部
34 ステージ評価部
35 補正値算出部
36 出力補正部
37 遅延素子
Cs サンプリング容量
Cf 帰還ループ容量

Claims (7)

  1. 一部のビットに対応するA/D変換を行うステージが複数段に縦続接続されて、初段の前記ステージに入力されたアナログ信号を、前記複数段のステージを通して順次上位ビットから下位ビットに向けてディジタル信号に変換するように構成され、
    各段の前記ステージは、
    当段の入力アナログ信号を量子化して一部のビットに対応する前記ディジタル信号を生成するAD変換部と、
    前記AD変換部が生成する前記ディジタル信号に基づき、複数レベルの基準電圧から所定の基準電圧を選択してアナログ基準信号として出力するDA変換部と、
    前記入力アナログ信号に対する前記アナログ基準信号の加減算及び所定倍の増幅を行い剰余アナログ信号を生成して、次段の前記ステージへ入力アナログ信号として供給する剰余演算部とを備え、
    少なくとも一部の前記ステージに対して、前記入力アナログ信号に代えてテスト信号を入力して所定のテストを行うように構成されたパイプラインA/D変換器において、
    前記剰余演算部に対する前記入力アナログ信号の供給、及び前記DA変換部の前記基準電圧の選択を、通常動作モードとテストモードの各々に応じて制御することが可能な制御部を備え、
    前記制御部は、前記テストモードでは、前記剰余演算部に対する前記入力アナログ信号の供給を遮断するとともに、前記ディジタル信号に基づく前記DA変換部の前記基準電圧の選択を停止し、テスト用のDA変換制御信号に基づく前記基準電圧の選択を行って、前記剰余演算部に対して、前記入力アナログ信号に代わる所定の前記基準電圧からなるテスト信号、及び前記アナログ基準信号を供給するように制御することを特徴とするパイプラインA/D変換器。
  2. 前記剰余演算部は、前記入力アナログ信号の入力を制御する入力スイッチを備え、
    前記DA変換部は、前記所定の基準電圧を選択して出力する電圧供給部と、前記AD変換部が生成する前記ディジタル信号に基づき前記電圧供給部による選択を制御する信号を出力する論理演算部とを備え、
    前記制御部は、前記論理演算部の出力信号と前記DA変換制御信号とを選択して、いずれか一方の信号により前記電圧供給部による前記基準電圧の選択を制御することが可能であり、前記テストモードに、前記入力スイッチをオフとするとともに、前記DA変換制御信号により前記基準電圧の選択を制御して、前記入力スイッチの後段の経路に前記テスト信号が供給されるように制御する請求項1に記載のパイプラインA/D変換器。
  3. 前記剰余演算部は、演算増幅器と、前記演算増幅器の入力端子に一端が接続され他端が前記入力スイッチに接続されたサンプリング容量と、前記演算増幅器の前記入力端子と出力端子との間に帰還切替えスイッチを介して接続された帰還ループ容量とを備え、
    前記制御部は前記テストモード時において、前記剰余演算部のサンプリング期間には、前記帰還切替えスイッチをオフにして前記テスト信号を前記サンプリング容量によりサンプリングし、増幅期間には前記帰還切替えスイッチをオンにし、前記制御されたアナログ基準信号を前記サンプリング容量に入力して、前記サンプリングされた前記テスト信号と前記アナログ基準信号との間で所定の演算が行われるように制御する請求項2に記載のパイプラインA/D変換器。
  4. 前記帰還ループ容量と前記帰還切替えスイッチの間に一端が接続され他端が所定のバイアス電圧に接続されたバイアス切替えスイッチを備え、
    前記制御部は、前記テストモード時における前記剰余演算部のサンプリング期間には、前記バイアス切替えスイッチをオンとする請求項3に記載のパイプラインA/D変換器。
  5. 複数レベルの前記基準電圧から所定の基準電圧を選択して出力する補助電圧供給部と、
    前記演算増幅器の入力端子に一端が接続され他端が前記補助電圧供給部に接続された補助容量とを備え、
    前記制御部は前記テストモード時において、前記電圧供給部及び前記補助電圧供給部の出力電圧を前記剰余演算部に供給するように制御する請求項3または4に記載のパイプラインA/D変換器。
  6. 前記補助容量の容量値Ccは、前記サンプリング容量の容量値Csまたは帰還ループ容量の容量値Cfに対し、Cc=a×Cs、またはCc=a×Cf(aは、0<a≦1の定数)の関係を持つ請求項5に記載のパイプラインA/D変換器。
  7. 複数段の前記ステージのうちの少なくとも1段のステージは、複数ビット分のA/D変換を行うように構成された請求項1〜6のいずれか1項に記載のパイプラインA/D変換器。
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