JP2009243636A - 減衰力調整式緩衝器及びこれを用いたサスペンション制御装置 - Google Patents

減衰力調整式緩衝器及びこれを用いたサスペンション制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パイロット(背圧)型の減衰力調整式油圧緩衝器において、高周波振動に対して、背圧室の圧力の上昇を抑えて減衰力の過度の増大を防止する。
【解決手段】シリンダ内のピストンの摺動によって生じる環状油路21とリザーバ4との間に生じる油液の流れをパイロット(背圧)型の減衰弁27及び圧力制御弁28(ソレノイド制御弁)によって制御して減衰力を発生させる。圧力制御弁28によって直接減衰力を発生させると共に、背圧室53の内圧を調整して減衰弁27の開弁圧力を制御する。圧力制御弁28の弁体58は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きくなっているので、サスペンション装置のバネ下共振(高周波振動)に対して、閉弁遅れが生じて、連続入力に対して開弁状態が維持されて減衰力が低下するので、減衰力の過度の上昇による乗り心地の悪化を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンション装置等に装着される減衰力調整式緩衝器及びこれを用いたサスペンション制御装置に関するものである。
自動車のサスペンション装置に装着される減衰力調整式緩衝器は、一般に、油液が封入されたシリンダ内にピストンロッドを連結したピストンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、シリンダ内のピストンの摺動によって生じる油液の流れをオリフィス、ディスクバルブ等からなる減衰力発生機構によって制御して減衰力を発生させ、また、流量制御弁、圧力制御弁等を用いて減衰力発生機構の流通抵抗を変化させることにより減衰力を調整するようになっている。
この種の減衰力調整式緩衝器においては、例えば特許文献1に記載されているように、減衰力発生機構であるディスクバルブの背部に背圧室を形成し、この背圧室を固定オリフィスを介して上流側のシリンダ室に接続し、また、圧力制御弁(ソレノイドバルブ)を介して下流側のシリンダ室に接続する構成としたものがある。
特開2001−12534号公報
この構成により、圧力制御弁によって油液の流通抵抗を直接調整するとともに、背圧室の内圧を調整してディスクバルブの開弁圧力を調整することができるので、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
しかしながら、特許文献1に記載されているような減衰力調整式緩衝器では、次のような問題がある。例えば、自動車等の車両のサスペンション制御装置に装着して、車両の走行状態に応じてコントローラからの制御信号によって減衰力制御を実行する場合、サスペンション装置のバネ下共振(高周波振動)に対して、圧力制御弁(ソレノイドバルブ)のプランジャの慣性等によって応答(開弁)遅れが生じて、背圧室の圧力が上昇し、減衰力が過度に増大して、乗り心地が悪化することがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、高周波振動に対して、背圧室の圧力の上昇を抑えて減衰力の過度の増大を防止することができる減衰力調整式緩衝器及びこれを用いたサスペンション制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させ、開弁圧力を調整可能な圧力制御弁とを備えた減衰力調整式緩衝器において、
前記圧力制御弁の弁体は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きく、所定の高周波入力に対して閉弁遅れが生じるようになっていることを特徴とする。
本発明によれば、所定の高周波入力、例えばサスペンション装置のバネ下共振周波数の振動に対して、圧力制御弁に閉弁遅れが生じて、連続入力に対して開弁状態が維持され、減衰力が低下するので、減衰力の過度の増大による乗り心地の悪化を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器1(流体圧緩衝器)は、シリンダ2の外側に外筒3を設けた二重筒構造となっており、シリンダ2と外筒3との間にリザーバ4が形成されている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に嵌装されており、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端がナット7によって連結されており、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ上室2Aを通り、シリンダ2及び外筒3の上端部に装着されたロッドガイド8およびオイルシール9に挿通されて、シリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを区画するベースバルブ10が設けられている。
ピストン5には、シリンダ上下室2A、2B間を連通させる油路11、12が設けられている。そして、油路11には、シリンダ下室2B側からシリンダ上室2A側への油液の流通のみを許容する逆止弁13が設けられ、また、油路12には、シリンダ上室2A側のの油液の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをシリンダ下室2B側へリリーフするディスクバルブ14が設けられている。
ベースバルブ10には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを連通させる油路15、16が設けられている。そして、油路15には、リザーバ4側からシリンダ下室2B側への油液の流通のみを許容する逆止弁17が設けられ、また、油路16には、シリンダ下室2B側の油液の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをリザーバ4側へリリーフするディスクバルブ18が設けられている。シリンダ2内には油液が封入されており、リザーバ4内には油液及びガスが封入されている。
シリンダ2には、上下両端部にシール部材19を介してアウタチューブ20が外嵌されており、シリンダ2とアウタチューブ20との間に環状油路21が形成されている。環状油路21は、シリンダ2の上端部付近の側壁に設けられた油路22によってシリンダ上室2Aに連通されている。アウタチューブ20の側壁には、小径の開口23が設けられ、また、外筒3の側壁には、開口23と略同心に大径の開口24が設けられており、外筒3の壁の開口24に減衰力発生機構25が取付けられている。
減衰力発生機構25について、図1を参照して説明する。図1に示すように、円筒状のケース26の一端部が開口24に挿入されて溶接によって固定されている。ケース26内には、パイロット型(背圧型)の減衰弁27及び圧力制御弁28(ソレノイド制御弁)が一体化されたバルブユニット30が挿入されて、ナット31によって固定されている。
バルブユニット30は、ナット31によってケース26に固定されるソレノイドケース32を備えている。ソレノイドケース32の外側端部には、軸方向に沿ってガイドボア33が形成され、ガイドボア33には、プランジャ34が摺動可能に案内され、更に、コイル35、プランジャスプリング36及びコア37が収容されており、これらは、ベース38をナット39によってソレノイドケース32に取付けることによって固定されている。ベース38には、プランジャスプリング36のばね力を調整するための調整ねじ40が取付けられている。また、コイル35には、通電用のリード線35Aが接続されて外部へ延出されている。
ソレノイドケース32の内側端部には、ガイドボア33と同心の通路ボア41が形成されており、ガイドボア33と通路ボア41とが小径のポート42を介して連通されている。ソレノイドケース32の内側端部には、有底円筒状のガイド部材43及び段付円筒状のバルブ部材44がこの順で配置され、バルブ部材44の小径部がガイド部材43の底部に挿通され、その先端のねじ部が通路ボア41にねじ込まれることによって、これらが一体に結合されている。バルブ部材44の大径部には、段付円筒状の通路部材45の大径部が嵌合され、通路部材45の小径部がアウタチューブ20の開口23に溶接されたポート部材46に挿入されており、バルブ部材44の内部の室47が通路部材45を介して環状油路21に連通されている。また、ケース26内のバルブユニット30の周囲に形成された室48がリザーバ4に連通されている。
バルブ部材44の底部には、室47に連通する複数の油路49が設けられ、底部の外側端面には、油路49の外周側に環状の弁座50が突出されている。バルブ部材44とガイド部材43との間に、複数枚積層されたディスクバルブ51(メインバルブ)の内周部がクランプされており、ディスクバルブ51の外周部が弁座50に着座している。また、ディスクバルブ51の背面には、環状のシール部材52が固着されており、シール部材52がガイド部材43の円筒部の内周面に液密的かつ摺動可能に嵌合されて、ガイド部材43の内部に背圧室53が形成されている。そして、ディスクバルブ51は、油路49の油液の圧力を受けて撓んで弁座50から離座(開弁)して、油路49を室48に直接連通させる。このとき、ディスクバルブ51と背圧室53とでパイロット型(背圧型)の減衰弁を形成しており、背圧室53の内圧がディスクバルブ51の閉弁方向に作用するようになっている。バルブ部材44の小径部内の軸方向油路55は、一端側が固定オリフィス56を介して室47に連通し、他端側が通路ボア41内に連通し、また、径方向油路57を介して背圧室53に連通している。
プランジャ34の先端部には、ポート42を開閉する弁体58が軸方向に移動可能に取付けられており、弁体58は、弁体58とプランジャ34との間に介装されたバルブスプリング59(コイルばね)によってポート42の周囲のシート面42A(弁座)に押圧されてポート42を閉じている。そして、ポート42と弁体58とで圧力制御弁28を形成しており、弁体58は、ポート42内の油液の圧力が所定圧力に達するとシート面42Aから離間して開弁し、その開弁圧力はプランジャスプリング36のばね力及びソレノイドの推力すなわちコイル35への通電電流に応じて調整されるようになっている。プランジャ34の先端部によってガイドボア33内に形成された室33Aは、ソレノイドケース32に形成された油路60を介して室48に連通されている。
図3に示すように、プランジャ34は、一端側に弁体58に当接する小径部34Aを有する段付円筒状に形成されて、中心部に軸方向に貫通してガイドボア33内の室33Aとプランジャ34の背部に形成された室33Bとを連通する案内通路61が設けられている。案内通路61の小径部34A側の開口の周縁部にはテーパ状の面取部61Aが形成されている。弁体58は、プランジャ34の案内通路61に所定の隙間をもって挿入される小径部58Aと、プランジャ34の小径部34Aの先端に当接する中径の当接部58Bと、バルブスプリング59を受ける大径のばね受部58Cとからなる段付円柱状に形成され、ばね受部58C側の端部に、ポート42の周囲のシート面42Aに離着座する環状のシート部58Dが突出されている。弁体58の小径部58Aの基部には、案内通路61の面取部61Aに対向するテーパ部58Eが形成されており、図5に示すように、弁体58の当接部58Bがプランジャ34の小径部34Aに当接したとき、面取り部61Aとテーパ部58Eとの間に所定の隙間が形成されるようになっている。また、図4にも示すように、プランジャ34の小径部34Aの先端部には、径方向に延びる複数(図示の例では円周方向に沿って等間隔で4つ)のオリフィス溝34Bが形成されている。
そして、図5に示すように、弁体58の当接部58Bがプランジャ34の小径部34Aに当接したとき、オリフィス溝34Bを介して、プランジャ34の両端の室33A、33Bが互いに連通されるようになっている。オリフィス溝34Bは、図示の例では、周方向に等間隔で4箇所に放射状に配置されている。
ガイドボア33内のプランジャ34の両側の室33A、33B間を案内通路61を介して連通する流路(可変オリフィス流路)の面積は、プランジャ34の小径部34Aと弁体58の当接部58Bとの間の隙間Cに応じて変化し、弁体58の小径部58Aと案内通路61との間の隙間の流路面積をE、オリフィス溝34Bの流路面積をFとすると、図11に示すように、最大で流路面積Eであり、隙間Cが小さくなるにしたがって小さくなり、最小で流路面積Fとなる。そして、この流路面積による減衰係数c1と隙間Cとの関係は図12に示すようになる。また、隙間Cの初期値は、調整ねじ40によってプランジャスプリング36のばね力を変化させることによって調整することができる。
圧力制御弁28の弁体58は、開弁開始時、すなわち、シート部58Dがシート面42Aから離間し始める際には、隙間Cが大きいので、弁体58の開弁方向の移動に対する油液による抵抗力が小さく、開弁し易くなっている。一方、開弁後、閉弁する際には、隙間Cが小さく、弁体58の閉弁方向の移動に対する油液による抵抗力が大きく、閉弁しにくくなっている。
次に、圧力制御弁28の振動系のモデルを図10に示す。図10において、M1はプランジャ34の質量、M2は弁体58の質量、k1はプランジャスプリング36の弾性係数、k2はバルブスプリング59の弾性係数、x1はプランジャの変位、x2は弁体58の変位、c1はプランジャ34の変位に対する減衰係数、c2は弁体58の変位に対する減衰係数、Fは弁体58に作用する外力をそれぞれ表している。減衰係数c1は、図12に示すように、隙間Cに応じて変化する。
プランジャ43の変位x1及び弁体58の変位x2に関する運動方程式は、次式(数式1、数式2)によって表すことができる。
M1・x1´´=−k1・x1−k2・(x1−x2)−c1・x1´−c2・(x1´−x2´) … (数式1)
M2・x2´´=k2・(x1−x2)+c2・(x1´−x2´)+F … (数式2)
そして、圧力制御弁28の弁体58は、車両のサスペンション装置のバネ下共振周波数よりも低い低周波入力に対しては、閉弁の遅れを生じることなく、変位量(振幅)が大きく、バネ下共振周波数付近の高周波入力に対しては、閉弁遅れを生じて、変位量(振幅)が小さくなり、開弁圧力(コイル35への通電電流)にかかわらず、連続入力に対して開弁状態が維持されるようになっている。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
減衰力調整式油圧緩衝器1は、自動車等の車両のサスペンション装置に対して、シリンダ2側をバネ下側に連結し、ピストンロッド6側をバネ上側に連結し、また、コイル35のリード線35Aをコントローラ(図示せず)に接続してサスペンション制御装置に装着される。
ピストンロッド6の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁12が閉じ、ディスクバルブ14の開弁前には、シリンダ上室2A側の油液が加圧されて、油路22及び環状油路21を通り、通路部材45から減衰力発生機構25の室47へ流れる。そして、メインバルブ27のディスクバルブ51の開弁前においては、油液は、室47から固定オリフィス56、軸方向油路55、通路ボア41及びポート42を通り、圧力制御弁28の弁体58を開弁させてガイドボア33内の室33Aへ流れ、更に、油路60及び室48を通ってリザーバ4へ流れる。そして、室47内の圧力がディスクバルブ51の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ51が開弁して、油液が室47から直接室48へ流れる。
このとき、ピストン5が移動した分の油液がリザーバ4からベースバルブ10の逆止弁17を開いてシリンダ下室2Bへ流入する。なお、シリンダ上室2Aの圧力がピストン5のディスクバルブ14の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ14が開いて、シリンダ上室2Aの圧力をシリンダ下室2Bへリリーフすることにより、シリンダ上室2Aの過度の圧力の上昇を防止する。
ピストンロッド6の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁13が開き、ベースバルブ10の油路15の逆止弁17が閉じて、ディスクバルブ18の開弁前には、ピストン下室2Bの油液がシリンダ上室2Aへ流入し、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入した分の油液がシリンダ上室2Aから、上記伸び行程時と同様の経路を通ってリザーバ4へ流れる。なお、シリンダ下室2B内の圧力がベースバルブ10のディスクバルブ18の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ18が開いて、シリンダ下室2Bの圧力をリザーバ4へリリーフすることにより、シリンダ下室2Bの過度の圧力の上昇を防止する。
これにより、ピストンロッド6の伸縮行程時共に、メインバルブ27の開弁前(ピストン速度低速域)においては、固定オリフィス56及び圧力制御弁28によって減衰力が発生し、メインバルブ27の開弁後(ピストン速度高速域)においては、その開度に応じて減衰力が発生する。そして、コイル35への通電電流によって圧力制御弁28の開弁圧力を調整することにより、ピストン速度にかかわらず、減衰力を直接制御することができる。このとき、圧力制御弁28の開弁圧力によって背圧室53の内圧が調整されるので、メインバルブ27の開弁圧力を同時に調整することができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
ここで、圧力制御弁28の弁体58の移動に対する抵抗力は、隙間Cの流路面積の変化によって変化する。ポート42の油液の圧力を受けて弁体58が開弁する際、先ず弁体58が後退して、プランジャ34との隙間Cが小さくなり、弁体58がプランジャ34に当接すると(図5参照)、その後は、弁体58とプランジャ34とが一体となって後退する(図6参照)。このとき、弁体58の開弁時には、隙間Cが大きく、弁体58の開弁方向の移動に対する油液による抵抗力が小さいので、開弁し易く、また、開弁後、閉弁する際には、隙間Cが小さくなっており、弁体58の閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きいので、閉弁しにくくなっている。また、図10に示すモデル及び数式1、2によって表される振動系の特性により、弁体58は、低周波入力に対しては閉弁遅れを生じることなく、変位量(振幅)が大きく、その開弁圧力(コイル35への通電電流)に応じた減衰力を発生させるが、バネ下共振周波数付近の高周波入力に対しては、閉弁遅れを生じて、変位量(振幅)が小さくなり、連続入力に対して開弁状態が維持されるので、その開弁圧力(コイル35への通電電流)にかかわらず、減衰力が低下することになる。
例えば、図13(A)に示すように、ピストンロッド6への入力周波数が1Hz(低周波)の場合(減衰力発生機構25では、ピストンロッド6の伸縮に対して、油液は同じ流路を流通するので、圧力制御弁28の弁体58への入力周波数は2Hzとなる。)、図13(B)に示すように、弁体58は、連続入力に対して追従することができ、閉弁時のシート面42Aからの浮上量Y1は充分小さくなる。
これに対して、図14(A)に示すように、ピストンロッド6への入力周波数が20Hz(高周波)の場合(減衰力発生機構25では、ピストンロッド6の伸縮に対して油液は同じ流路を流通するので、圧力制御弁28の弁体58への入力周波数は40Hzとなる。)、図14(B)に示すように、弁体58は、閉弁遅れが生じて、連続入力に対して、閉弁時のシート面42からの浮上量Y2が大きくなり、開弁状態が維持されることになる。
これにより、入力周波数と弁体58の閉弁時のシート面42Aからの浮上量との関係は、図15に示すようになり、低周波入力に対しては、閉弁時の浮上量が小さく、コイル35への通電電流に応じて所定の減衰力を発生させることができ、また、高周波入力に対しては、閉弁時の浮上量が大きく、連続入力に対して開弁状態が維持されるので、コイル35への通電電流にかかわらず減衰力を充分低下させることができる。
その結果、路面入力によるサスペンション装置のバネ下の振動がバネ下共振周波数よりも低い通常状態では、コントローラからの制御電流によって圧力制御弁28の開弁圧力を制御することによって、減衰力を制御することができる。路面からの入力周波数が上昇して、サスペンション装置のバネ下共振周波数付近に達すると、圧力制御弁28の弁体58は、連続入力に対して閉弁遅れを生じて開弁状態を維持することになり、これにより、減衰力が充分小さくなるので、バネ下の振動を吸収してバネ上(車体側)への伝達を遮断することができ、乗り心地を向上させることができる。このようにして、バネ下の共振に対して、コントローラから制御電流によらず、減衰力を小さくすることができ、適切な減衰力制御を行うことができる。
次に、上記実施形態の圧力制御弁28の変形例について、図7乃至図9を参照して説明する。なお、上記実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図7乃至図9に示す変形例では、プランジャ34の先端部には、小径部34Aの代りに円筒部62が形成され、円筒部62内に段付円柱状の弁体58が摺動可能に嵌合されており、円筒部62の底部と、弁体58との間に板ばね状のバルブスプリング63が介装されている。弁体58には、軸方向に貫通する通路64が設けられている。円筒部62の底部には、径方向に延びるオリフィス溝65が形成されており、オリフィス溝65によって通路64とプランジャ34の案内通路61とが常時連通されるようになっている。図示の例では、4つのオリフィス溝65が等間隔で放射状に配置されている。バルブスプリング63は、図8に示すように、弁体58に当接する中央部63Aから円筒部62の底部に当接する脚部63Bが等間隔で4方に延ばされた略十字形に形成されており、図9に示すように、弁体58が円筒部62の底部側に移動した状態で、通路64を閉鎖しないように配置されている。
このように構成したことにより、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、弁体58を円筒部62内に嵌合し、バルブスプリング63を板ばねとしたことにより、組付性を高めると共に、製造コストを低減することができる。
なお、上記実施形態及びその変形例では、一例として、コイル35への制御電流に応じて圧力制御弁28によっては背圧室53の圧力を制御するものについて説明しているが、制御電流によらず、他の駆動手段によって圧力制御弁を制御するものにも同様に適用することができる。
また、上記実施形態及びその変形例では、減衰弁27、圧力制御弁28が一体化されたバルブユニット30をシリンダ2の側部のケース26内に配置して、環状油路21とリザーバ4との間の油液の流れを制御して減衰力を発生させるようにしているが、バルブユニット30をピストン5あるいはベースバルブ10に配置して、適宜その油路の油液の流れを制御して減衰力を発生させるようにしてもよい。
更に、上記実施形態及びその変形例では、油液の流れを制御することによって減衰力を発生させる油圧緩衝器について説明しているが、本発明は、これに限らず、ガス等の他の流体の流れを制御して減衰力を発生させるものにも同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器の減衰力発生機構を拡大して示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る減衰力調整式油圧緩衝器の縦断面図である。 図1の減衰力発生機構の圧力制御弁を拡大して示す縦断面図である 図3のA−A線による縦断面図である。 図3の圧力制御弁において、弁体が後退してプランジャに当接した状態を示す縦断面図である。 図3の圧力制御弁において、弁体が後退してプランジャに当接し、更に、プランジャが後退した状態を示す縦断面図である。 図3の圧力制御弁の変形例を示す縦断面図である。 図7の圧力制御弁のバルブスプリングを示す平面図である。 図7の圧力制御弁において、弁体が後退した状態を示す縦断面図である。 図3の圧力制御弁のプランジャ及び弁体の振動系をモデル化した概略図である。 図3の圧力制御弁のプランジャと弁体との隙間Cとその流路面積との関係を示すグラフ図である。 図3の圧力制御弁のプランジャと弁体との隙間Cとその減衰係数との関係を示すグラフ図である。 図3の圧力制御弁の低周波入力に対する弁体の変位を示すグラフ図である。 図3の圧力制御弁の高周波入力に対する弁体の変位を示すグラフ図である。 図3の圧力制御弁において、入力周波数と弁体の閉弁時のシート面からの浮上量との関係を示す図である。
符号の説明
1 減衰力調整式油圧緩衝器(減衰力調整式緩衝器)、2 シリンダ、5 ピストン、6 ピストンロッド、28 圧力制御弁、58 弁体

Claims (20)

  1. 流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させ、開弁圧力を調整可能な圧力制御弁とを備えた減衰力調整式緩衝器において、
    前記圧力制御弁の弁体は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きく、所定の高周波入力に対して閉弁遅れが生じるようになっていることを特徴とする減衰力調整式緩衝器。
  2. 前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる背圧室とを備え、前記流体の流れの一部を前記背圧室に導入して前記背圧室の内圧によって前記メインバルブの開弁を制御し、前記背圧室の内圧を前記圧力制御弁によって調整することを特徴とする請求項1に記載の減衰力調整式緩衝器。
  3. 前記圧力制御弁は、コイルへの通電電流によってプランジャの推力を調整することによって前記弁体の開弁圧を制御するソレノイド制御弁であることを特徴とする請求項1又は2に記載の減衰力調整式緩衝器。
  4. 前記弁体と前記プランジャとの間の隙間を流通する流体の流れによって前記弁体に作用する抵抗力を発生させることを特徴とする請求項3に記載の減衰力調整式緩衝器。
  5. 前記弁体は、該弁体と前記プランジャとの間に介装されたバルブスプリングを介して前記プランジャによって弁座に押圧されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の流体圧緩衝器。
  6. 前記弁体の開弁方向の移動によって前記隙間の流路面積が小さくなることにより、前記弁体に作用する抵抗力が増大することを特徴とする請求項4又は5に記載の流体圧緩衝器。
  7. 前記所定の高周波入力の周波数は、当該減衰力調整式緩衝器が装着されるサスペンション装置のバネ下共振周波数であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の減衰力調整式緩衝器。
  8. 流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させて前記メインバルブの開弁を制御する背圧室と、前記メインバルブの上流側から前記背圧室側に流体を導入する固定オリフィスと、前記背圧室側から前記メインバルブの下流側への流体の流れを制御する圧力制御弁とを備え、該圧力制御弁によって前記背圧室の内圧を制御する減衰力調整式緩衝器において、
    前記圧力制御弁の弁体は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きく、所定の高周波入力に対して閉弁遅れが生じるようになっていることを特徴とする緩衝器。
  9. 前記圧力制御弁は、コイルへの通電電流によってプランジャの推力を調整することによって前記弁体の開弁圧を制御するソレノイド制御弁であることを特徴とする請求項8に記載の減衰力調整式緩衝器。
  10. 前記弁体と前記プランジャとの間の隙間を流通する流体の流れによって前記弁体に作用する抵抗力を発生させることを特徴とする請求項9に記載の減衰力調整式緩衝器。
  11. 前記弁体は、該弁体と前記プランジャとの間に介装されたバルブスプリングを介して前記プランジャによって弁座に押圧されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の流体圧緩衝器。
  12. 前記弁体の開弁方向の移動によって前記隙間の流路面積が小さくなることにより、前記弁体に作用する抵抗力が増大することを特徴とする請求項10又は11に記載の流体圧緩衝器。
  13. 前記所定の高周波入力の周波数は、当該減衰力調整式緩衝器が装着されるサスペンション装置のバネ下共振周波数であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の減衰力調整式緩衝器。
  14. 車両のサスペンション装置のバネ上バネ下間に減衰力調整式緩衝器が装着され、前記車両の走行状態に基づいて、コントローラによって前記減衰力調整式緩衝器の減衰力を調整するサスペンション制御装置において、
    前記減衰力調整式緩衝器は、流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させ、開弁圧力を前記コントローラからの制御信号に応じて調整可能な圧力制御弁とを備え、
    前記圧力制御弁の弁体は、開弁方向の移動に対する抵抗力よりも閉弁方向の移動に対する抵抗力が大きく、所定の高周波入力に対して閉弁遅れが生じるようになっていることを特徴とするサスペンション制御装置。
  15. 前記減衰力調整式緩衝器は、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる流体の流れを制御して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブに閉弁方向に内圧を作用させる背圧室とを備え、前記流体の流れの一部を前記背圧室に導入して前記背圧室の内圧によって前記メインバルブの開弁を制御し、前記背圧室の内圧を前記圧力制御弁によって調整することを特徴とする請求項14に記載のサスペンション制御装置。
  16. 前記圧力制御弁は、コイルへの通電電流によってプランジャの推力を調整することによって前記弁体の開弁圧を制御するソレノイド制御弁であることを特徴とする請求項14又は15に記載のサスペンション制御装置。
  17. 前記圧力制御弁の弁体は、該弁体と前記プランジャとの間の隙間を流通する流体の流れによって前記弁体に作用する抵抗力を発生させることを特徴とする請求項16に記載のサスペンション制御装置。
  18. 前記圧力制御弁の弁体は、該弁体と前記プランジャとの間に介装されたバルブスプリングを介して前記プランジャによって弁座に押圧されていることを特徴とする請求項17に記載のサスペンション制御装置。
  19. 前記減衰力調整式緩衝器は、前記弁体の開弁方向の移動によって前記隙間の流路面積が小さくなることにより、前記弁体に作用する抵抗力が増大することを特徴とする請求項17又は18に記載のサスペンション制御装置。
  20. 前記所定の高周波入力の周波数は、前記サスペンション装置のバネ下共振周波数であることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載のサスペンション制御装置。
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