JP2009241370A - 印刷装置 - Google Patents

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孝雄 百留
Takeshi Asano
武志 浅野
Akira Nishio
章 西尾
Toshiaki Iwasaki
利昭 岩崎
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Abstract

【課題】プラテンのぐらつきによる記録品質の劣化を防止し、また、プラテンの着脱を容易且つ確実にできる印刷装置を提供する。
【解決手段】プラテン保持部21は、下面に円盤状の鉄材からなる磁性体201を有するプラテン20を電磁力により引きつけて保持するために設けられている。このプラテン保持部21は、円盤状の磁性材料から成るプラテン受板210と、プラテン受板210の裏面側の略中央部からプラテン受板210と直交する方向に延設された磁性材料から成る円筒状の支柱部212と、当該支柱部212の外周部、且つ、プラテン受板210の下面に接するように設けられた電磁石211と、支柱部212の下部に設けられた支柱基部213とから構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に関するものであり、詳細には、着脱可能なプラテンを確実に固定できる印刷装置に関する。
従来、平板状のプラテンにTシャツ等の布帛を載置して、インクジェットヘッドからインクを布帛に吐出して印刷を行うインクジェット式印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このインクジェット式印刷装置では、装置の前後方向に往復移動可能な平板状のプラテンを備え、被印刷媒体としてTシャツが装置の前側からプラテンにセットされる。そして、プラテンを移動させることにより印刷位置をずらして、Tシャツにインクジェットヘッドからインクを吐出して印刷が行われる。尚、印刷後はTシャツは装置の前側から取り出される構成となっている。
また、このようなインクジェット式印刷装置では、被印刷媒体の大きさに合わせて、プラテンが交換できるようにプラテンが着脱可能となったものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。このインクジェット式印刷装置では、プラテンの下面の中央には支柱が設けられ、当該支柱が、プラテン受板に設けられた嵌合穴に嵌合して保持されるようになっている。
特開2004−284305号公報 特開2005−103937号公報
特許文献1及び2に記載されているようなインクジェット式印刷装置では、プラテンを支柱で支えているためプラテンの移動による振動が印刷品質に影響を及ぼすという問題点がある。また、特許文献2に記載されているようなインクジェット式印刷装置では、プラテンの支柱をプラテン受板に設けられた嵌合穴に嵌合してプラテンを保持しているだけなので、プラテンが十分に固定されずにがたつくことがあるという問題点がある。また、プラテンの支柱を保持する保持部に固定用の螺子を貫通させてプラテンの支柱を固定することもできるが、この螺子を締め忘れる場合もある。また、プラテンを取り外す場合には、螺子を緩める手間が掛かるという問題点もある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、プラテンのぐらつきによる記録品質の劣化を防止し、また、プラテンの着脱を容易且つ確実にできる印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の印刷装置は、被印刷媒体の表面に印刷を行う印字ヘッドと、前記被印刷媒体を保持する保持面を有するプラテンと、前記プラテンの保持面と反対側の面に設けられた磁性体と、当該プラテンを着脱可能に保持するプラテン保持部と、当該プラテン保持部に設けられ、前記プラテンの磁性体を電磁力により引き寄せて前記プラテンを固定する第一の電磁力発生部材とを備えている。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記プラテンの保持面と反対側の面から突出された軸部材と、前記プラテン保持部に設けられ、前記軸部材を把持して前記プラテンを固定する把持部材とを備え、当該把持部材は、第一部材と当該第一部材に対して接近離間可能な第二部材とから構成されており、前記第一部材と前記第二部材とを接近離間移動させて前記軸部材を把持する把持駆動部材を備えている。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記印字ヘッドにより印刷を行う指示をする印刷指示手段を設け、当該印刷指示手段により印刷が指示された場合に、前記第一の電磁力発生部材に通電する通電制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の印刷装置では、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記プラテンの取り外し指示の入力を行う取外指示手段を設け、当該取外指示手段により前記プラテンの取り外し指示の入力がなされた場合に、前記第一の電磁力発生部材への通電を停止する通電停止制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記第二部材は磁性体から構成され、前記把持駆動部材は前記第一部材に設けられ、当該第二部材を電磁力により引きつける第二の電磁力発生部材であること特徴とする。
また、請求項6に係る発明の印刷装置では、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記通電制御手段は前記印刷指示手段により印刷が指示された場合に、前記第一及び第二の電磁力発生部材に通電することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記通電制御手段は前記取外指示手段により前記プラテンの取り外し指示がなされた場合に、前記第一及び第二の電磁力発生部材への通電を停止することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の印刷装置では、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の構成に加えて、前記プラテンの保持面と反対側の面には、係止部が設けられ、前記プラテン保持部には、前記係止部が係止される被係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明の印刷装置において、プラテンを着脱可能に保持するプラテン保持部に設けられた第一の電磁力発生部材がプラテンの保持面と反対側の面に設けられた磁性体を電磁力により引き寄せて前記プラテンを固定するので、プラテンをがたつかせずに確実に保持できる。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、プラテン保持部に設けられ、軸部材を把持してプラテンを固定する把持部材は、第一部材と第一部材に対して接近離間可能な第二部材とから構成されており、把持駆動部材が第一部材と第二部材とを接近離間移動させて軸部材を把持できる。従って、プラテンを第一の電磁力発生部材及び把持部材で固定できるので、確実にプラテンを固定してがたつきを防止できる。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、印刷指示手段により印刷が指示された場合に、通電制御手段が第一の電磁力発生部材に通電するので、印刷時には、第一の電磁力発生部材によりプラテンが固定されているので、印刷時にプラテンの固定が成されておらず、プラテンが、がたつくことがない。
また、請求項4に係る発明の印刷装置では、請求項3に記載の発明の効果に加えて、プラテンの取り外し指示の入力を行う取外指示手段を設け、当該取外指示手段によりプラテンの取り外し指示の入力がなされた場合に、通電停止制御手段が第一の電磁力発生部材への通電を停止する。
また、請求項5に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項2に記載の発明の効果に加えて、第二部材は磁性体から構成され、把持駆動部材は第一部材に設けられているので、第二の電磁力発生部材が第二部材を電磁力により引きつけることができる。従って、プラテンの軸部材を第一部材及び第二部材で把持して固定することができる。
また、請求項6に係る発明の印刷装置では、請求項5に記載の発明の効果に加えて、通電制御手段は印刷指示手段により印刷が指示された場合に、第一及び第二の電磁力発生部材に通電するので、印刷時には、プラテンが第一及び第二の電磁力発生部材により確実に固定保持される。
また、請求項7に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項6に記載の発明の効果に加えて、通電制御手段は取外指示手段により前記プラテンの取り外し指示がなされた場合に、第一及び第二の電磁力発生部材への通電を停止することができる。従って、第一及び第二の電磁力発生部材への通電を個別に停止する必要が無く、プラテンの取り外しが容易にできる。
また、請求項8に係る発明の印刷装置では、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、プラテンの保持面と反対側の面には、係止部が設けられ、プラテン保持部には、係止部が係止される被係止部が設けられているので、係止部が被係止部に係止されることにより、プラテンとプラテン保持部の位置決めを行うことができる。
以下、本発明の第一の実施の形態の印刷装置1について図面を参照して説明する。図1は、印刷装置1の正面図であり、図2は、印刷装置1の右側面図である。
図1に示すように、印刷装置1は印刷装置1の底部に位置する水平部2vと、当該水平部2vの正面視両端から垂直に立ち上がる垂直部2hからなるフレーム2を有している。そして、左右の垂直部2hの上部同士を連結するように、ガイドレール4が水平に架設されている。このガイドレール4は、キャリッジ5の移動をガイドレール4の長手方向に案内するためのものである。このガイドレール4の左端付近にはキャリッジモータ7が設けられており、右端付近にはプーリ8が設けられている。キャリッジベルト9が、ガイドレール4よりも下方の位置にて、キャリッジモータ7とプーリ8との間に架設されている。キャリッジベルト9はキャリッジ5の背面に固定されており、キャリッジモータ7の駆動によってガイドレール4の長手方向(図1における左右方向)に往復移動される。
また、ケーシング3はフレーム2に設けられており、印刷装置1の内部を覆い、保護している。図1においては、ケーシング3の内部を詳細に示すために、ケーシング3を2点鎖線で描いて透視的に図示している。尚、ケーシング3の図1における正面視右側上部には、印刷装置1の操作を行うための操作パネル40が設けられている。
また、キャリッジ5は、略直方体形状を有し、その底面に圧電式の4つのインクジェットヘッド6を搭載している。4つのインクジェットヘッド6は、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクのそれぞれに対応して設けられており、各インクを噴射するための、例えば128個のチャンネル(図示外)をそれぞれ備えている。そして、各チャンネルには、各々個別に駆動される圧電アクチュエータ(図示外)が設けられており、各チャンネルに対応してインクジェットヘッド6の底面に孔設された微細な噴射ノズル(図示外)から下向きに、インクの液滴が噴射されるように制御される。
そして、印刷装置1の左右の側面には、各インクを収容したインクカートリッジ11を着脱可能に収容するためのカートリッジ収容部12がそれぞれ設けられている。各カートリッジ収容部12は、インクカートリッジ11をそれぞれ2つずつ装着できるようになっている。そして、各インクカートリッジ11と、各インクジェットヘッド6とはチューブ(図示外)によってそれぞれ接続され、各チャンネルにインクが供給されるようになっている。
また、キャリッジ5がガイドレール4の右端に移動した位置には、各インクジェットヘッド6のノズル面に対して密着・離脱が可能な吸引キャップ13を有するパージユニット14が設けられている。パージユニット14には吸引ポンプ(図示外)が設けられており、各吸引キャップ13がインクジェットヘッド6に密着しているときに、吸引キャップ13を介してインクの吸引を行うことが可能となっている。また、印刷が行われないときには吸引キャップ13でインクジェットヘッド6のノズル面が覆われ、インクの乾燥が防止されている。
図1及び図2に示すように、水平部2vの上にプラテン駆動機構10が設置されている。水平部2v上の前方には2つの基部35が水平部2vから垂直方向に立上っており、水平部2vの後方にも2つの基部36が水平部2vから垂直方向に立上っている(図2参照)。そして、4つの基部35,36を頂点とした略長方形が形成されている。そして、各基部35の上部にはそれぞれプーリ28が設けられており、各基部36の上部にもそれぞれプーリ29が設けられている。そして、左側のプーリ28と左側のプーリ29とに無端ベルト27が架設されており、右側のプーリ28と右側のプーリ29とにも無端ベルト27が架設されている。また、2本の無端ベルト27の上方にはそれぞれ2本のプラテン用レール26が設けられている。そして、プラテン用レール26及び無端ベルト27には、固定部材24によって略長方形の板状のスライド基部23が固定されている。スライド基部23からは支柱部212 が立上り、支柱部212はプラテン20を支えている。また、後方のプーリ29にはプラテンモータ25が設けられており、このプラテンモータ25が駆動することにより、固定部材24がプラテン用レール26に沿って、印刷装置1の前後方向に移動する。
次いで、図3乃至図6を参照してプラテン20及びプラテン保持部21の構造について説明する。図3は、プラテン20に被印刷媒体の一例としてTシャツを固定した状態を示す平面図である。図4は、プラテン20及びプラテン保持部21の正面図である。図5は、プラテン20の底面図である。図6は、プラテン保持部21の平面図である。
図3乃至図5に示すように、プラテン20は、その最上部にTシャツ等の布帛を保持する略長方形の板状の載置部200が設けられている。印刷装置1の前方向側の載置部200の一辺は被印刷媒体であるTシャツ100をセットしやすいようにV字型にカットされている。尚、プラテン20の載置部200の形状はこれに限らず、インクジェットヘッドに対向する面がインクジェットヘッド6が往復運動する経路に平行な平面となっているものであれば、被印刷媒体の印刷部分の形状に合わせて、形状やサイズの異なる形状であってもよい。
また、図3及び図4に示すように、プラテン20の載置部200の下面の略中央には円柱状の支柱202が載置部200と直交する方向に延設されている。また、支柱202の周囲の載置部200の下面には、円盤状の鉄材からなる磁性体201が固定されている。この磁性体201は、後述する電磁石211により引きつけられるようになっている。
また、図4及び図5に示すように、磁性体201には、円柱の係合突起203,204が設けられ、後述するプラテン受板210の係合孔215,216に嵌り込むようになっている。従って、プラテン20をプラテン保持部21に対して、位置合わせができ、プラテン20の載置部200が水平方向で回転して、位置ずれをしてしまうことを防止できる。尚、係合突起203,204が「係止部」に相当し、係合孔215,216が「被係止部」に相当する。
次に、図4及び図6を参照して、プラテン保持部21の構造について説明する。プラテン保持部21は、プラテン20を保持するために設けられている。このプラテン保持部21は、円盤状の磁性材料(一例として、鉄材)から成るプラテン受板210と、プラテン受板210の裏面側の略中央部からプラテン受板210と直交する方向に延設された磁性材料(一例として、鉄材)から成る円筒状の支柱部212と、当該支柱部212の外周部、且つ、プラテン受板210の下面に接するように設けられた巻回されたコイルから成る電磁石211と、支柱部212の下部に設けられた支柱基部213とから構成されている。そして、支柱基部213は、スライド基部23の略中央に固定されて、支柱部212を支えている。
また、図6に示すように、プラテン受板210は、平面視、円形の鉄板であるが、その中央部に、プラテン20の支柱202が挿入される円形の開口部214が穿設されている。さらに、図4に示すように、支柱部212の内部には、その長手方向に円筒孔217が穿設されており、開口部214と円筒孔217とは、繋がっており、プラテン20の支柱202は、開口部214から支柱部212の円筒孔217に挿入されるようになっている。なお、開口部214及び円筒孔217の開口径は、プラテン20の支柱202の直径よりも僅かに大きくなっており、プラテン20の支柱202が挿入されて嵌合できるようになっている。尚、インクジェットヘッド6が「印字ヘッド」に相当し、プラテン20が、「プラテン」に相当し、磁性体201が「磁性体」に相当し、プラテン保持部21が「プラテン保持部」に相当し、電磁石211が「第一の電磁力発生部材」に相当し、支柱202が「軸部材」に相当し、支柱部212が「把持部材」に相当する。
次に、図7乃至図9を参照して、印刷装置1の電気的な構成について説明する。図7は、本実施の形態の印刷装置1の電気的な構成を示すブロック図であり、図8は、ROM82の記憶エリアを示す概念図であり、図9は、RAM83の記憶エリアを示す概念図である。
図7に示すように、印刷装置1の制御部80には、印刷装置1全体の制御を司るCPU81が設けられ、CPU81には、バス86を介して、CPU81が実行する各種の制御プログラム等を記憶したROM82と、データを一時的に記憶するRAM83とが接続されている。また、CPU81には、インクジェットヘッド6の各チャンネルに設けられた圧電アクチュエータを駆動させるためのヘッド駆動部84と、キャリッジモータ7やプラテンモータ25を駆動させるためのモータ駆動部85と、電磁石211のオン・オフを制御するプラテン保持機構駆動部92とがバス86を介して接続されている。
さらに、CPU81には、操作パネル40に設けられているディスプレイ41やランプ42の表示制御を行う表示制御部87と、操作パネルに設けられている印刷開始を指示するプリントボタン43、印刷停止を指示する停止ボタン44,プラテンの取り外しを指示するプラテン取外ボタン45等の入力を受け付ける入力検知部88と、操作パネルに設けられているスピーカー46の音声出力を制御する音声制御部89と、印刷装置1の上位装置であるPC91に接続するための通信制御部90とがバス86を介して接続している。
次に、図8に示すように、ROM82には、プログラムの実行開始時に設定される初期値等が記憶された初期設定記憶エリア821、及び印刷装置1の制御を行う種々のプログラムが記憶されたプログラム記憶エリア822等が設けられている。さらに、ROM82には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
次に、図9に示すように、RAM83には、PC91から受信した印刷データを記憶する印刷データ記憶エリア831と、現在印刷している行数を計測するラインカウンタを記憶するラインカウンタ記憶エリア832とが設けられている。さらに、RAM83には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
また、プラテン20の載置部200の材質もさまざまで、アクリルのような合成樹脂のものや、アルミニウムのような金属のものが考えられる。
次に、図10のフローチャートを参照して、印刷装置1で印刷を行う手順を説明する。図10は、印刷手順のフローチャートである。まず、使用者は、PC91から印刷データを印刷装置1に送信する。そして、印刷データを印刷する被印刷媒体に合ったプラテン20をプラテン保持部21に装着し、プラテン20に被印刷媒体を装着する。そして、印刷装置1の電源をONすると(S1)、CPU81の制御によりプラテン保持機構駆動部92からプラテン保持部21の電磁石211のコイルに駆動電流が流されて、電磁石211がONとなる(S2)。すると、電磁石211によりプラテン20の載置部200の裏面に設けられた磁性体201がプラテン保持部21のプラテン受板210に引きつけられて、プラテン20がプラテン保持部21に固定される。
次いで、プリントボタン43が押下されると(S3:YES)、電磁石211がONとなっているか否かをCPU81が判断する(S4)。この判断は、プラテン保持機構駆動部92から電磁石211に駆動電流が流れているか否かで判断する。電磁石211がONとなっていない場合には(S4:NO)、プラテン保持機構駆動部92からプラテン保持部21の電磁石211のコイルに駆動電流が流されて、電磁石211がONとなる(S5)。その後、プラテン20を印刷開始位置に移動して、印刷を開始する(S6)。その後、S3の処理に戻る。このようにすることで、電源投入後には、プラテン保持部21の電磁石211がONとなっている筈であるが、プラテン保持機構駆動部92の誤動作等の理由により、電磁石211がOFFとなっていても、プリントボタン43を押下すると、必ず、電磁石211がONとなるので、印刷時には、プラテン20がプラテン保持部21に確実に保持されており、プラテン20が、がたついたり揺れたりすることで、印刷の品位が低下することを防止できる。また、S4の判断処理で、電磁石211がONとなっている場合には(S4:YES)、プラテン20を印刷開始位置に移動して、印刷を開始する(S6)。その後、S3の処理に戻る。
また、プラテン取外ボタン45が押下、またはPC91よりプラテン20の取り外しが指示されると(S3:NO,S7:YES)、プラテン保持機構駆動部92からプラテン保持部21の電磁石211のコイルに流れている駆動電流が停止されて、電磁石211がOFFとなる(S8)。また、プラテン20の取り外しが指示されない場合には(S7:NO)、S3の処理に戻る。
以上説明したように、印刷装置1のプラテン20は支柱202で支えられており、プラテン保持部21に着脱可能となっており、プラテン保持部21の電磁石211をONとすることにより、プラテン20の磁性体201をプラテン受板210に引き付けて、プラテン保持部21に対して、プラテン20を確実に保持できる。従って、プラテン20の振動や回転を確実に防止できる。従って、インクジェットヘッド6のTシャツ100への印刷品質を向上することができる。尚、プリントボタン43が「印刷指示手段」に相当し、プラテン保持機構駆動部92が「通電制御手段」に相当し、プラテン取外ボタン45が「取外指示手段」に相当し、S8の処理を行うCPU81及びプラテン保持機構駆動部92が「通電停止制御手段」に相当する。
次に、本発明の第二の実施の形態の印刷装置1を、図11乃至図13を参照して説明する。この第二の実施の形態の印刷装置1では、大部分の構成は、第一の実施の形態の印刷装置1と同じであるので、異なる点だけを説明する。図11は、第二の実施の形態の印刷装置1のプラテン保持部21の支柱部212の平面図であり、図12は、第二の実施の形態の印刷装置1の電気的構成を示すブロック図であり、図13は、第二の実施の形態の印刷装置1のプラテン保持部21の支柱部212の第二電磁石219の動作時の平面図である。
この第二の実施の形態の印刷装置1では、図11に示すように、プラテン保持部21の支柱部212を縦に2つに割って、一方の部材である第一部材218に第二電磁石219を設けて、他方を図示外の支持機構により可動可能な押さえ部材220としている。そして、第一部材218は、支柱基部213及びプラテン受板210に固定されており、押さえ部材220は磁性体(一例として、鉄材)から構成され、第一部材218に対して接近離間できるように図示外のガイド部材により案内されて可動可能になっている。従って、押さえ部材220は、支柱基部213及びプラテン受板210に固定されていない。
そして、この第二電磁石219は、図12に示すように、プラテン保持機構駆動部92により駆動電流が供給されて、電磁石211がONとなるときに、同時にONとなり、図13に示すように、プラテン20の支柱202を第一部材218と押さえ部材220とで押圧して把持する。このときに、電磁石211により、プラテン20の磁性体201がプラテン受板210に引きつけられて固定されている。従って、プラテン20は、2箇所で、プラテン保持部21に固定されることになる。尚、第一部材218が「第一部材」に相当し、押さえ部材220が「第二部材」に相当し、第二電磁石219が「把持駆動部材」及び「第二の電磁力発生部材」に相当する。
以上説明したように、第二の実施の形態の印刷装置1では、プラテン20は、2箇所で、プラテン保持部21に固定されるので、プラテン保持部21に対して、プラテン20をより確実に保持できる。従って、プラテン20の振動や回転を確実に防止できる。従って、インクジェットヘッド6のTシャツ100への印刷品質を向上することができる。
本発明の印刷装置は、被印刷媒体を保持可能な作業面を有するプラテンを備えた印刷装置に適用可能である。
印刷装置1の正面図である。 印刷装置1の右側面図である。 プラテン20にTシャツを保持した状態を示す平面図である。 プラテン20及びプラテン保持部21の正面図である。 プラテン20の底面図である。 プラテン保持部21の平面図である。 本実施の形態の印刷装置1の電気的な構成を示すブロック図である。 ROM82の記憶エリアを示す概念図である。 RAM83の記憶エリアを示す概念図である。 印刷手順のフローチャートである。 第二の実施の形態の印刷装置1のプラテン保持部21の支柱部212の構造を模式的に示した平面図である。 第二の実施の形態の印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 第二の実施の形態の印刷装置1のプラテン保持部21の支柱部212の第二電磁石219の動作時の状態を模式的に示した平面図である。
符号の説明
1 印刷装置
6 インクジェットヘッド
20 プラテン
21 プラテン保持部
43 プリントボタン
45 プラテン取外ボタン
81 CPU
92 プラテン保持機構駆動部
200 載置部
201 磁性体
202 支柱
203,204 係合突起
210 プラテン受板
211 電磁石
212 支柱部
219 第二電磁石
215,216 係合孔
218 第一部材
220 押さえ部材

Claims (8)

  1. 被印刷媒体の表面に印刷を行う印字ヘッドと、
    前記被印刷媒体を保持する保持面を有するプラテンと、
    前記プラテンの保持面と反対側の面に設けられた磁性体と、
    当該プラテンを着脱可能に保持するプラテン保持部と、
    当該プラテン保持部に設けられ、前記プラテンの磁性体を電磁力により引き寄せて前記プラテンを固定する第一の電磁力発生部材と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記プラテンの保持面と反対側の面から突出された軸部材と、
    前記プラテン保持部に設けられ、前記軸部材を把持して前記プラテンを固定する把持部材とを備え、
    当該把持部材は、第一部材と当該第一部材に対して接近離間可能な第二部材とから構成されており、
    前記第一部材と前記第二部材とを接近離間移動させて前記軸部材を把持する把持駆動部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印字ヘッドにより印刷を行う指示をする印刷指示手段を設け、
    当該印刷指示手段により印刷が指示された場合に、前記第一の電磁力発生部材に通電する通電制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記プラテンの取り外し指示の入力を行う取外指示手段を設け、
    当該取外指示手段により前記プラテンの取り外し指示の入力がなされた場合に、前記第一の電磁力発生部材への通電を停止する通電停止制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記第二部材は磁性体から構成され、前記把持駆動部材は前記第一部材に設けられ、当該第二部材を電磁力により引きつける第二の電磁力発生部材であること特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記通電制御手段は前記印刷指示手段により印刷が指示された場合に、前記第一及び第二の電磁力発生部材に通電することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記通電制御手段は前記取外指示手段により前記プラテンの取り外し指示がなされた場合に、前記第一及び第二の電磁力発生部材への通電を停止することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記プラテンの保持面と反対側の面には、係止部が設けられ、
    前記プラテン保持部には、前記係止部が係止される被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の印刷装置。
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