JPH1158787A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1158787A
JPH1158787A JP9215157A JP21515797A JPH1158787A JP H1158787 A JPH1158787 A JP H1158787A JP 9215157 A JP9215157 A JP 9215157A JP 21515797 A JP21515797 A JP 21515797A JP H1158787 A JPH1158787 A JP H1158787A
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ink
ink cartridge
recording head
cartridge
ejection
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宙健 中村
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
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    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16526Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying pressure only
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    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの交換後や新規装着後、
噴射ノズル内に気泡を残留させることのないインクジェ
ット記録装置を提供する。 【解決手段】 噴射ノズルを有する記録ヘッドにインク
カートリッジが装着されたことを検知すると(S30:
YES)、上記噴射ノズルのノズル面側からインクを吸
引するパージ動作を行う(S70)インクジェットプリ
ンタにおいて、パージ動作を開始する前に、噴射ノズル
を、インクカートリッジと記録ヘッドとの間の接続通路
の容積よりも多くのインクを噴射するのに要する時間だ
け駆動してインクの噴射動作を行う(S50)。この結
果、インクカートリッジのインク供給口と記録ヘッドの
インク受給口とに各々取り付けられたフィルタ部材の両
面に空気が無い状態にしてからパージ動作を行うことと
なり、インクカートリッジの交換後あるいは新規装着後
にパージ動作を行う際の気泡の発生を、抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体にインク
を噴射して記録を行うインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙等の記録媒体にインクを噴射
して印字等の記録を行うインクジェット記録装置とし
て、例えばインクジェットプリンタが知られている。イ
ンクジェットプリンタでは、例えば図8に示す様に、イ
ンクを収容するインクカートリッジP1を、記録ヘッド
P2を備えた記録ヘッドユニットP3に対して取り付け
・取り外し自在に設け、その記録ヘッドユニットP3に
インクカートリッジP1を取り付けることにより、記録
ヘッドP2にインクカートリッジP1が装着されるよう
になっている。そして、このように装着されたインクカ
ートリッジP1から記録ヘッドP2にインクを供給し、
そのインクを記録ヘッドP2に設けられた噴射ノズルP
4により噴射して、印字等の記録を行っている。
【0003】また、インクジェットプリンタの使用途中
などにおいて、例えば自動的に或いは使用者がスイッチ
操作する等、所定の条件が満たされた場合に、噴射ノズ
ルP4の噴射側、即ち噴射孔(図示せず)が開口するノ
ズル面P5の側からインクを吸引するいわゆるパージ動
作が行われる。
【0004】このパージ動作とは、具体的には、ノズル
面P5に吸引キャップP6をかぶせて、吸引ポンプ(図
示せず)により吸引キャップP6内に負圧をかけること
で、吸引キャップP6を通じてインクカートリッジP1
及び記録ヘッドP2内からインクを吸引し、そのインク
を外部に除去する動作である。
【0005】そして、このようなパージ動作は、インク
カートリッジP1の交換時や新規装着時において、その
新たに装着されたインクカートリッジP1内のインクを
記録ヘッドP2内へ初期導入するために行われたり、ま
た、インクジェットプリンタの使用中における噴射不良
を防止するために行われ、前者の目的で行われるパージ
動作は、特にイニシャルパージ或いは初期導入パージと
呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用者がイ
ンクカートリッジP1を交換した場合、或いは、インク
カートリッジP1を新規に装着した場合には、インクカ
ートリッジP1と記録ヘッドP2との間に空気が入り込
む。即ち、記録ヘッドP2にインクカートリッジP1が
装着された状態では、インクカートリッジP1側のイン
ク供給口と記録ヘッドP2側のインク受給口との間に接
続通路が形成されることとなるが、記録ヘッドP2にイ
ンクカートリッジP1を装着する作業の過程で上記接続
通路に空気が入るのである。
【0007】そして、記録ヘッドP2のインク受給口に
は、一般に、記録ヘッドP2内への異物の侵入防止を主
な目的としたフィルタ部材が取り付けられている。よっ
て、インクカートリッジP1の交換作業が行われた後
に、前述したパージ動作(イニシャルパージ)を実行し
て、吸引キャップP6を通じて噴射ノズルP4のノズル
面P5側からインクを急激に吸引すると、上記接続通路
内の空気が、記録ヘッドP2のインク受給口に取り付け
られたフィルタ部材を一気に通過して気泡が発生した
り、更に、そのフィルタ部材の接続通路とは反対側にあ
る液体(つまり、記録ヘッドP2内のインク)と急激に
混ざり合い、その結果、多量の気泡が発生して、噴射ノ
ズルP4内に気泡が残ってしまう。
【0008】また、通常、この種のインクジェットプリ
ンタが工場から出荷される時には、記録ヘッドP2の内
部に、インクの染料や顔料を除いたインクと同様な特性
を有する保存用の液体(以下、保存液という)が入れら
れている。よって、記録ヘッドP2にインクカートリッ
ジP1を新規に装着する作業が行われた後に、前述した
パージ動作を実行した時にも、上記接続通路内の空気
が、記録ヘッドP2のインク受給口に取り付けられたフ
ィルタ部材を一気に通過したり、更に、そのフィルタ部
材の接続通路とは反対側にある液体(つまり、記録ヘッ
ドP2内の保存液)と急激に混ざり合ったりして、その
結果、多量の気泡が発生して、噴射ノズルP4内に気泡
が残ってしまう。
【0009】一方更に、この種のインクジェットプリン
タにおいては、インクカートリッジP1のインク供給口
にも、インクの漏出防止を主な目的としたフィルタ部材
が取り付けられる場合がある。そして、この場合にも、
パージ動作の実行に伴い、インクカートリッジP1内の
インクが、インク供給口に設けられたフィルタ部材を一
気に通過して、空気の入った上記接続通路へ進入する時
に、やはり多量の気泡が発生し、その結果、噴射ノズル
P4内に気泡が残ってしまうこととなる。
【0010】そして、上記のように噴射ノズルP4内に
気泡が残留すると、その気泡が噴射圧力を吸収してしま
い、噴射不良や記録品質の低下を招くこととなる。尚、
パージ動作を行う際の吸引ポンプによる負圧を小さく設
定することも考えられるが、前述したような気泡の発生
を抑えるのには限界がある。
【0011】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、インクカートリッジの交換後や新規装着後、
噴射ノズル内に気泡を残留させることのないインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた本発明のインクジェット記
録装置は、記録媒体にインクを噴射して記録を行う噴射
ノズルを有すると共に、前記噴射ノズルに供給するため
のインクを収容したインクカートリッジが着脱される記
録ヘッドと、前記噴射ノズルのノズル面に対して接離可
能に接触する吸引キャップと、前記記録ヘッドに装着さ
れたインクカートリッジ内のインクを、前記吸引キャッ
プを通じて前記噴射ノズルのノズル面側から吸引する吸
引ポンプと、予め定められたパージ動作実行条件が成立
すると、前記吸引キャップを前記噴射ノズルのノズル面
に接触させると共に、前記吸引ポンプを駆動して前記イ
ンクカートリッジ内のインクを吸引させるパージ動作を
制御するパージ制御手段とを備えている。
【0013】そして特に、本発明のインクジェット記録
装置では、前記パージ動作実行条件が成立して前記パー
ジ制御手段が前記パージ動作の制御を開始する前に、疑
似噴射制御手段が、前記噴射ノズルを駆動してインクの
噴射動作を行わせる。このため、本発明のインクジェッ
ト記録装置によれば、インクカートリッジの交換後、或
いは、インクカートリッジの新規装着後に、噴射ノズル
内に気泡を残留させることなくインクの初期導入を完了
することができる。
【0014】即ち、前述したように、この種のインクジ
ェット記録装置では、記録ヘッドにインクカートリッジ
を装着する際に、インクカートリッジのインク供給口
と、そのインク供給口からインクの供給を受けるために
設けられた記録ヘッドのインク受給口との間の接続通路
に空気が入り込むため、インクカートリッジの交換後、
或いは、インクカートリッジの新規装着後に、従来装置
の如くいきなりパージ動作を行うと、上記接続通路に入
り込んだ空気が、記録ヘッドのインク受給口に取り付け
られたフィルタ部材を一気に通過したり、記録ヘッド内
の液体(インク又は前述した保存液)と急激に混ざり合
ったりして、多量の気泡が発生してしまう。また更に、
インクカートリッジのインク供給口にもフィルタ部材が
取り付けられている場合には、インクカートリッジ内の
インクが、インクカートリッジのインク供給口に取り付
けられたフィルタ部材を一気に通過して上記接続通路内
の空気と急激に混ざり合い、一層多量の気泡が発生して
しまう。
【0015】これに対して、本発明のインクジェット記
録装置では、パージ動作を開始する前に、疑似噴射制御
手段により噴射ノズルを駆動してインクの噴射動作を行
うようにしているため、記録ヘッドへのインクカートリ
ッジの装着作業に伴いインクカートリッジのインク供給
口と記録ヘッドのインク受給口との間の接続通路に空気
が入り込んでも、その接続通路内の空気とインクカート
リッジ内のインクとを、パージ動作に先立ち行われるイ
ンクの噴射動作により、吸引ポンプでは実現不能な極め
て緩やかな速さで記録ヘッド側へ移動させることができ
る。
【0016】よって、本発明のインクジェット記録装置
によれば、請求項2に記載の如く、インクカートリッジ
のインク供給口からインクの供給を受けるために設けら
れた記録ヘッドのインク受給口にフィルタ部材(以下、
フィルタ部材Faともいう)が取り付けられている場合
に、上記接続通路に入り込んだ空気を、気泡を発生させ
ることのない緩やかな速さで上記フィルタ部材Faを通
過させて記録ヘッド内へ移動させ、そのフィルタ部材F
aの両面に空気が存在しない状態にした後で、パージ動
作を行うことができるようになる。その結果、パージ動
作の実行時にフィルタ部材Faの前後で空気と液体とが
急激に混ざり合ってしまうことを防止でき、インクカー
トリッジの交換後、或いは、インクカートリッジの新規
装着後にパージ動作を行う際の気泡の発生を、大幅に抑
制することができるようになるのである。
【0017】また、本発明のインクジェット記録装置に
よれば、請求項3に記載の如く、インクカートリッジの
インク供給口にもフィルタ部材(以下、フィルタ部材F
bともいう)が取り付けられている場合に、インクカー
トリッジ内のインクを、気泡を発生させることのない緩
やかな速さで上記フィルタ部材Fbを通過させて記録ヘ
ッド内へ移動させ、そのフィルタ部材Fbの両面に空気
が存在しない状態にした後で、パージ動作を行うことが
できるようになる。その結果、パージ動作の実行時にフ
ィルタ部材Fbの前後で空気と液体とが急激に混ざり合
ってしまうことを防止でき、インクカートリッジの交換
後、或いは、インクカートリッジの新規装着後にパージ
動作を行う際の気泡の発生を、大幅に抑制することがで
きるようになるのである。
【0018】そして、記録ヘッドのインク受給口にフィ
ルタ部材Faが取り付けられた請求項2に記載のインク
ジェット記録装置によれば、記録ヘッド内への異物の侵
入をフィルタ部材Faによって防止しつつ、インクカー
トリッジの交換後、或いは、インクカートリッジの新規
装着後にパージ動作を行う際の気泡の発生を、大幅に抑
えることができる。
【0019】また、インクカートリッジのインク供給口
にフィルタ部材Fbが取り付けられた請求項3に記載の
インクジェット記録装置によれば、インクカートリッジ
の装着前において、インクカートリッジからのインクの
漏出をフィルタ部材Fbによって防止しつつ、インクカ
ートリッジの交換後、或いは、インクカートリッジの新
規装着後にパージ動作を行う際の気泡の発生を、大幅に
抑えることができる。
【0020】ところで、疑似噴射制御手段の動作によっ
て噴射するインクの量は、請求項4に記載の如く設定し
ておけば良い。即ち、請求項4に記載のインクジェット
記録装置では、疑似噴射制御手段が、記録ヘッドにイン
クカートリッジが装着されることで形成されるインクカ
ートリッジのインク供給口と記録ヘッドのインク受給口
との間の接続通路の容積よりも多くのインクが噴射され
るように、噴射ノズルを駆動する。
【0021】そして、このような請求項4のインクジェ
ット記録装置によれば、パージ動作を開始する前に、イ
ンクカートリッジのインク供給口と記録ヘッドのインク
受給口との間の接続通路内の空気を確実に記録ヘッド内
へ引き込んで、記録ヘッドのインク受給口に取り付けら
れたフィルタ部材Faの両面、或いは更に、インクカー
トリッジのインク供給口に取り付けられたフィルタ部材
Fbの両面を、インクで満たすことができ、パージ動作
を行った際の気泡の発生を確実に抑えることができる。
【0022】一方、疑似噴射制御手段は、パージ制御手
段がパージ動作の制御を行う全ての場合に、そのパージ
動作の開始に先立って噴射ノズルを駆動するよう構成し
ても良いが、請求項5に記載のように、疑似噴射制御手
段は、記録ヘッドにインクカートリッジが装着されてか
ら、パージ制御手段が最初にパージ動作の制御を行う場
合にのみ、噴射ノズルを駆動するよう構成すれば、より
大きな効果を得ることができる。
【0023】つまり、請求項5に記載のインクジェット
記録装置によれば、インクカートリッジの交換後、或い
は、インクカートリッジの新規装着後といった、インク
カートリッジと記録ヘッドとの間の接続通路に空気が入
り込んだ状況でのみ、疑似噴射制御手段による噴射ノズ
ルの駆動が行われることとなり、記録媒体への記録を目
的とせずに噴射ノズルから噴射されるインクの量を、最
小限に抑え、且つパージ動作のための時間を最小限に抑
えることができるからである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態のインクジェットプリンタについて、図面を用いて説
明する。尚、本発明は、下記の実施形態に限定されるこ
となく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態
を採り得ることは言うまでもない。
【0025】まず図1は、本実施形態のインクジェット
プリンタ1の内部構造を示す説明図である。図1に示す
ように、インクジェットプリンタ1において、キャリッ
ジ8は、ガイドロッド11及びガイド部材12に、各々
スライド可能に支持されていると共に、ベルト13に固
着されており、CRモータ(キャリッジ駆動用モータ)
16により駆動されて往復移動される。そして、前記キ
ャリッジ8には、印字等の記録を行うための記録ヘッド
18を有する記録ヘッドユニット17が取り付けられて
いる。
【0026】この記録ヘッドユニット17は、4色(シ
アンc、マゼンタm、イエローy、ブラックbの4色で
あり、以下、添字のcはシアンを、mはマゼンタを、y
はイエローを、bはブラックを表す)のインクを記録媒
体である記録用紙P上に噴射して記録動作を行うインク
ジェット式のものである。
【0027】このため、記録ヘッドユニット17の記録
側に配置された記録ヘッド18には、図2に示す様に、
各色のインクを各々噴射するために、4つの噴射ノズル
21y,21m,21c,21b(以下、噴射ノズル2
1と総称する)が設けられており、各噴射ノズル21の
ノズル面23には、多数(例えば64個)の噴射孔24
が開口している。また、図2の2点鎖線で示すように、
使用時には、記録ヘッドユニット17の記録ヘッド18
とは反対側(図2の左側)に形成されたカートリッジ装
着部に、各噴射ノズル21へ各色のインクを供給する4
つのインクカートリッジ22y,22m,22c,22
b(以下、インクカートリッジ22と総称する)が、着
脱可能に取り付けられる。
【0028】ここで、図3に示すように、記録ヘッドユ
ニット17の記録ヘッド18に設けられた各噴射ノズル
21は、圧電素子である材料を削って形成された周知の
アクチュエータであり、その内部には多数のチャンネル
41と呼ばれるインクの噴射通路が形成されている。そ
して、そのチャンネル41のノズル面23側の端部(図
3における左側の端部)が、インクの噴射孔24になっ
ている。
【0029】また、噴射ノズル21の全てのチャンネル
41は、そのインク流入側(図3の右側)が、記録ヘッ
ド18の内部に設けられたマニホールド42に連通して
おり、このマニホールド42の開口部であって記録ヘッ
ド18のインク受給口43には、記録ヘッド18内へゴ
ミ等の異物が侵入することを防止するための網状のフィ
ルタ部材44が取り付けられている。そして、フィルタ
部材44の外側の縁部には、ゴム等の弾性材料により略
リング状に形成された接続部材45が固定されている。
【0030】尚、記録ヘッドユニット17の記録ヘッド
18には、前述したマニホールド42,インク受給口4
3,フィルタ部材44,及び接続部材45が、各噴射ノ
ズル21に対応して各々設けられている。一方、図3に
示すように、インクカートリッジ22のインク供給口4
6には、接続部材45と接続する前において、インクの
漏出防止を主な目的とした網状のフィルタ部材47が、
略リング状に形成された樹脂製のアダプタ48により押
し付け固定されている。
【0031】このような記録ヘッドユニット17におい
ては、インクカートリッジ22が取り付けられると、図
3に示す如く、インクカートリッジ22側のアダプタ4
8と記録ヘッド18側の接続部材45とが密着して、記
録ヘッド18へのインクカートリッジ22の装着が行わ
れる。そして、インクカートリッジ22のインク供給口
46から、アダプタ48の中空部と接続部材45の中空
部とからなる接続通路49を経由して、記録ヘッド18
のインク受給口43へインクが供給され、その供給され
たインクが、記録ヘッド18内のマニホールド42から
噴射ノズル21の全てのチャンネル41に供給される。
そして、噴射ノズル21に電圧が印加されてチャンネル
41の通路幅が変化することにより、噴射孔24からイ
ンクが噴射される。
【0032】尚、本実施形態において、記録ヘッド18
の内部に設けられたマニホールド42の容積は、記録ヘ
ッド18にインクカートリッジ22が装着されることで
形成される上記接続通路49の容積よりも大きく設定さ
れている。また、インクジェットプリンタ1が工場から
出荷される時には、記録ヘッド18の内部、即ち各噴射
ノズル21のチャンネル41及びマニホールド42内
に、保存液が充填されている。
【0033】一方、図1に示すように、記録ヘッド18
と対向する位置には、記録用紙Pを搬送するための搬送
機構LFが配設されており、この搬送機構LFは、LF
モータ(搬送用モータ)30(図5参照)の駆動により
プラテンローラ25を回転させ、その回転によって、記
録用紙Pを搬送する。
【0034】また、搬送機構LFの側方には、記録ヘッ
ド18のインク噴射動作の維持・回復を行う維持・回復
機構RMが設けられている。この維持・回復機構RM
は、インクカートリッジ22の交換時や新規装着時にお
いて、その新たに装着されたインクカートリッジ22内
のインクを記録ヘッド18内へ初期導入するため、ま
た、当該インクジェットプリンタ1の使用中において、
インクが乾燥したり、インク内に気泡が混入したり、噴
射ノズル21のノズル面23にインク液滴が付着したり
する等の原因で発生する噴射不良を解消するために設け
られた吸引機構26と、インクジェットプリンタ1の不
使用時に各噴射ノズル21のノズル面23を覆ってイン
クの乾燥を防止する保存キャップ27と、噴射ノズル2
1のノズル面23を拭うワイパ部材28とを備えてい
る。
【0035】吸引機構26は、図1及び図4に示す様
に、記録ヘッド18の各噴射ノズル21のノズル面23
に対して密着・離隔可能な吸引キャップ33と、該吸引
キャップ33が記録ヘッド18に密着しているときに、
吸引キャップ33を通じてインクを吸引する吸引ポンプ
34とを備えている。そして、この吸引機構26は、カ
ム駆動モータ35(図5参照)で駆動されるカム部材3
6により、吸引キャップ33及びワイパ部材28を記録
ヘッド18に向けて前進させ、更に、吸引ポンプ34を
駆動して吸引キャップ33を介し吸引動作(即ちパージ
動作)を行う。
【0036】また、ワイパ部材28は、図1及び図4に
示す様に、吸引キャップ33側方に設けられており、こ
のワイパ部材28によって、噴射ノズル21のノズル面
23に付着したインクを払拭する。一方更に、図1に示
すように、搬送機構LFを挟んで、維持・回復機構RM
の反対側には、廃インクを収容する多孔質材製の収容部
材29が設けられている。そして、この収容部材29に
噴射ノズル21を向けた状態でインクの噴射動作を行う
ことにより、記録ヘッド18内部や噴射ノズル21内部
の気泡や混色したインクを除去するフラッシングを行
う。
【0037】次に、インクジェットプリンタ1の電気的
構成について、図5に基づき説明する。図5に示す様
に、インクジェットプリンタ1の動作を制御する制御装
置50は、CPU50a,ROM50b,RAM50
c,及び入出力部50d等を備えた周知のマイクロコン
ピュータを主要部として構成されている。
【0038】そして、入出力部50dには、使用者がイ
ンクカートリッジ22を交換したり、インクカートリッ
ジ22を新規に装着しようとする場合に押すカートリッ
ジ交換ボタン51や、使用者が吸引機構26による吸引
動作を指示するために押すパージボタン等のスイッチ
類、インクカートリッジ22の装着状態の有無を検出す
るカートリッジ検出スイッチ52、吸引ポンプ34が原
点位置にあることを検知するパージHPセンサ53、記
録用紙Pの先端を検知するPEセンサ54、キャリッジ
8の位置を検知するCR位置センサ56等が接続されて
いる。
【0039】尚、カートリッジ検出スイッチ52は、記
録ヘッドユニット17の前述したカートリッジ装着部
に、各噴射ノズル21毎に各々対応して設けられてお
り、インクカートリッジ22が装着されてインクカート
リッジ22側のアダプタ48と記録ヘッド18側の接続
部材45とが密着した状態になるとオンする。
【0040】更に、入出力部50dには、インクを噴射
するアクチュエータである噴射ノズル21、キャリッジ
8を移動させるCRモータ16、搬送機構LFを駆動す
るLFモータ30、吸引機構26を作動させるためのカ
ム部材36を駆動するカム駆動モータ35、現在の操作
状態等を表示するインジケータ類57、吸引キャップ3
3を通じてインクを吸引する吸引ポンプ34等が接続さ
れている。
【0041】次に、以上の様に構成された本実施形態の
インクジェットプリンタ1において、使用者が、何れか
の噴射ノズル21に対応したインクカートリッジ22を
交換する場合、或いは、何れかの噴射ノズル21に対応
するインクカートリッジ22を新規に装着する場合に、
制御装置50にて実行される処理について、図6及び図
7のフローチャートに基づき説明する。
【0042】制御装置50は、図6に示す制御処理を所
定時間毎に繰り返し実行しており、この制御処理の実行
を開始すると、まずステップ(以下、単に「S」と記
す)10にて、カートリッジ交換ボタン51が使用者に
より押されてオンしたか否かを判定し、オンしていない
と判定した場合には(S10:NO)、そのまま当該制
御処理を一旦終了する。
【0043】これに対し、上記S10にて、カートリッ
ジ交換ボタン51がオンしたと判定すると(S10:Y
ES)、続くS20にて、キャリッジ8をカートリッジ
交換ポジションに移動させる。具体的には、CR位置セ
ンサ56からの信号に基づきキャリッジ8の位置を検知
しつつ、CRモータ16を駆動することにより、キャリ
ッジ8を予め定められたカートリッジ交換ポジションに
移動させる。
【0044】こうしてキャリッジ8をカートリッジ交換
ポジションに移動させると、次のS30にて、カートリ
ッジ検出スイッチ52の何れかが、オフ状態からオン状
態へ変化するまで待つ。そして、S30にて、カートリ
ッジ検出スイッチ52の何れかがオフ状態からオン状態
に変化したと判定すると(S30:YES)、そのオン
状態に変化したカートリッジ検出スイッチ52に対応す
る噴射ノズル21に対し、インクカートリッジ22が交
換されたか、或いは、インクカートリッジ22が新規に
装着されたと判断して、S40に進み、前述したS20
と同様の手順で、キャリッジ8を、噴射ノズル21が図
1に示した収容部材29と対向する位置(以下、フラッ
シングポジションという)に移動させる。
【0045】こうしてキャリッジ8をフラッシングポジ
ションに移動させると、次のS50にて、上記S30で
オン状態に変化したと判定したカートリッジ検出スイッ
チ52に対応する噴射ノズル21(即ち、インクカート
リッジ22の交換或いは新規装着が行われた噴射ノズル
21であり、以下、この噴射ノズル21を、イニシャル
パージ対象の噴射ノズル21という)の全チャンネル4
1を、予め設定された設定時間Tだけ駆動して、そのイ
ニシャルパージ対象の噴射ノズル21から収容部材29
に向けてインクを噴射させる、フラッシングを行う。
尚、本実施形態において、上記設定時間Tは、マニホー
ルド42の容積と同じ量のインクを噴射するのに要する
時間に設定されている。
【0046】次にS60にて、前述したS20と同様の
手順で、キャリッジ8を、イニシャルパージ対象の噴射
ノズル21が吸引キャップ33と対向する位置(以下、
パージポジションという)に移動させる。そして、キャ
リッジ8をパージポジションに移動させた後、続くS7
0にて、イニシャルパージ対象の噴射ノズル21に対し
てパージ動作(イニシャルパージ)を行うために、図7
に示すパージ処理を実行する。
【0047】このパージ処理の実行が開始されると、図
7に示すように、まずS121にて、カム駆動モータ3
5を駆動することにより、吸引キャップ33をイニシャ
ルパージ対象の噴射ノズル21のノズル面23に密着さ
せる。そして、続くS122にて、吸引ポンプ34を駆
動することにより、吸引キャップ33内に負圧を発生さ
せる。すると、イニシャルパージ対象の噴射ノズル21
のノズル面23から、吸引キャップ33を通じて、吸引
ポンプ34内へインクが吸引されることとなる。
【0048】次に、S124にて、マイクロコンピュー
タ内部のタイマーをスタートさせることにより、インク
の吸引時間の計時を開始し、続くS125にて、所定時
間(本実施形態では5秒)が経過するまで待機する。そ
して、上記S125にて、5秒が経過したと判定する
と、S126に進んで、吸引ポンプ34の駆動を停止す
ると共に、カム駆動モータ35を駆動して、吸引キャッ
プ33をイニシャルパージ対象の噴射ノズル21のノズ
ル面23から離す。そして最後に、続くS127にて、
上記S122〜S125の処理で噴射ノズル21のノズ
ル面23から吸い出したインクを、吸引ポンプ34内か
ら外部へ排出して、当該パージ処理を終了する。
【0049】こうして、図7のパージ処理を終了する
と、図6のS80に進み、前述したS20と同様の手順
で、キャリッジ8を保存キャップポジションに移動させ
る。尚、保存キャップポジションとは、記録ヘッド18
の全ての噴射ノズル21が、図1に示した4つの保存キ
ャップ27と対向するキャリッジ8の位置である。そし
て、キャリッジ8を保存キャップポジションに移動させ
た後、当該制御処理を終了する。
【0050】ところで、図6のS20の処理によりキャ
リッジ8がカートリッジ交換ポジションに移動された状
態で、使用者が複数の噴射ノズル21に対応するインク
カートリッジ22を交換或いは新規に装着した場合に
は、図6のS50にて、インクカートリッジ22の交換
或いは新規装着が行われた全ての噴射ノズル21が設定
時間Tだけ駆動され、次いで、その噴射ノズル21の各
々について、図6のS60とS70によるイニシャルパ
ージのための処理が順次実行される。
【0051】一方、本実施形態のインクジェットプリン
タ1において、図7に示したパージ処理は、図6のS7
0のタイミング以外に、例えば、前述したパージボタン
の操作によって何れかの噴射ノズル21に対するパージ
動作の実行が指示されたり、当該インクジェットプリン
タ1の累積使用時間が予め定められた時間に達したり、
といった他のパージ動作実行条件が成立した場合にも実
行される。
【0052】尚、本実施形態では、図7のパージ処理が
パージ制御手段に相当し、図6のS50の処理が疑似噴
射制御手段に相当している。以上詳述したように、本実
施形態のインクジェットプリンタ1では、カートリッジ
検出スイッチ52のオン/オフ状態に基づき、インクカ
ートリッジ22が交換されたこと、或いは、インクカー
トリッジ22が新規に装着されたことを検知すると(S
30:YES)、インクカートリッジ22の交換或いは
新規装着が行われた噴射ノズル21に対して、吸引機構
26によるパージ動作(イニシャルパージ)を行うので
あるが(S60,S70)、特に、そのイニシャルパー
ジを開始する前に、噴射ノズル21を設定時間Tだけ駆
動してインクの噴射動作を行うようにしている(S4
0,S50)。
【0053】このため、本実施形態のインクジェットプ
リンタ1によれば、インクカートリッジ22の交換後、
或いは、インクカートリッジ22の新規装着後に、噴射
ノズル21内に気泡を残留させることなくインクの初期
導入を完了することができる。
【0054】即ち、使用者により記録ヘッド18へのイ
ンクカートリッジ22の装着が行われた際には、インク
カートリッジ22のインク供給口46と記録ヘッド18
のインク受給口43との間の接続通路49(図3参照)
に空気が入り込むため、インクカートリッジ22の交換
後、或いは、インクカートリッジ22の新規装着後に、
いきなりパージ動作を行うと、上記接続通路49に入り
込んだ空気が、記録ヘッド18のインク受給口43に取
り付けられたフィルタ部材44を一気に通過したり、記
録ヘッド18内の液体(即ち、マニホールド42内のイ
ンク又は前述した保存液)と急激に混ざり合ったりし
て、多量の気泡が発生してしまう。また更に、インクカ
ートリッジ22内のインクが、インクカートリッジ22
のインク供給口46に取り付けられたフィルタ部材47
を一気に通過して上記接続通路49内の空気と急激に混
ざり合い、一層多量の気泡が発生してしまう。
【0055】これに対して、本実施形態のインクジェッ
トプリンタ1では、パージ動作を開始する前に、噴射ノ
ズル21を、上記接続通路49の容積よりも大きいマニ
ホールド42の容積と同じ量のインクを噴射するのに要
する設定時間Tだけ駆動するようにしているため、噴射
によって発生した記録ヘッド18内の負圧により、イン
クカートリッジ22の装着時に入った上記接続通路49
内の空気を、気泡を発生させることのない緩やかな速さ
でフィルタ部材44を通過させて記録ヘッド18内(詳
しくはマニホールド42内)へ移動させ、これと同時
に、新たに装着されたインクカートリッジ22内のイン
クを、気泡を発生させることのない緩やかな速さでフィ
ルタ部材47及びフィルタ部材44を通過させて記録ヘ
ッド18内へ移動させることができる。
【0056】そして、本実施形態のインクジェットプリ
ンタ1では、上記フィルタ部材44,47の両面に空気
が存在しない状態になった後で、パージ動作を行うこと
となるため、パージ動作の実行時に両フィルタ部材4
4,47の前後で空気と液体とが急激に混ざり合ってし
まうことを防止でき、インクカートリッジ22の交換
後、或いは、インクカートリッジ22の新規装着後にパ
ージ動作(イニシャルパージ)を行う際の気泡の発生
を、大幅に抑制することができるようになるのである。
【0057】従って、本実施形態のインクジェットプリ
ンタ1によれば、記録ヘッド18内への異物の侵入を、
記録ヘッド18のインク受給口43に取り付けられたフ
ィルタ部材44によって防止しつつ、また、インクカー
トリッジ22からのインクの漏出を、インクカートリッ
ジ22のインク供給口46に取り付けられたフィルタ部
材47によって防止しつつ、インクカートリッジ22の
交換後、或いは、インクカートリッジ22の新規装着後
にパージ動作を行う際の気泡の発生を、大幅に抑えるこ
とができる。
【0058】また更に、図6のS40及びS50(噴射
ノズル21の駆動)の処理は、図7のパージ処理が実行
される全ての場合に、そのパージ処理の実行に先立ち行
うように構成しても良いが、本実施形態のように、イン
クカートリッジ22の交換後、或いは、インクカートリ
ッジ22の新規装着後にパージ動作を行う場合にのみ
(即ち、記録ヘッド18にインクカートリッジ22が装
着されてから最初にパージ動作を行う場合にのみ)、図
6のS40及びS50の処理を行うようにすれば、イン
クカートリッジ22と記録ヘッド18との間の接続通路
49に空気が入り込んだ状況でのみ、噴射ノズル21の
駆動が行われることとなり、記録用紙Pへの記録を目的
とせずに噴射ノズル21から噴射されるインクの量を最
小限に抑えることができ、有利である。
【0059】尚、上記実施形態は、本発明をインクジェ
ットプリンタに適用したものであったが、本発明は、イ
ンクジェット式の記録装置を有する他の装置(例えば、
ファクシミリ装置)に対しても、全く同様に適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のインクジェットプリンタの内部構
造を示す説明図である。
【図2】 実施形態の記録ヘッドユニットを示す斜視図
である。
【図3】 記録ヘッドユニットにインクカートリッジが
取り付けられた状態を破断して示す説明図である。
【図4】 実施形態の吸引機構等の構成を示す説明図で
ある。
【図5】 実施形態のインクジェットプリンタの電気的
構成を示すブロック図である。
【図6】 実施形態の制御装置で実行される制御処理を
表すフローチャートである。
【図7】 実施形態の制御装置で実行されるパージ処理
を表すフローチャートである。
【図8】 従来のインクジェットプリンタの吸引機構等
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ 17…記録ヘッドユニ
ット 18…記録ヘッド 21…噴射ノズル 22…イン
クカートリッジ 23…ノズル面 26…吸引機構 33…吸引キャ
ップ 34…吸引ポンプ 42…マニホールド 43…イ
ンク受給口 44,47…フィルタ部材 45…接続部材 46
…インク供給口 48…アダプタ 49…接続通路 50…制御装置 51…カートリッジ交換ボタン 52…カートリッジ
検出スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを噴射して記録を行う
    噴射ノズルを有すると共に、前記噴射ノズルに供給する
    ためのインクを収容したインクカートリッジが着脱され
    る記録ヘッドと、 前記噴射ノズルのノズル面に対して接離可能に接触する
    吸引キャップと、 前記記録ヘッドに装着されたインクカートリッジ内のイ
    ンクを、前記吸引キャップを通じて前記噴射ノズルのノ
    ズル面側から吸引する吸引ポンプと、 予め定められたパージ動作実行条件が成立すると、前記
    吸引キャップを前記噴射ノズルのノズル面に接触させる
    と共に、前記吸引ポンプを駆動して前記インクカートリ
    ッジ内のインクを吸引させるパージ動作を制御するパー
    ジ制御手段と、 を備えたインクジェット記録装置において、 前記パージ動作実行条件が成立して前記パージ制御手段
    が前記パージ動作の制御を開始する前に、前記噴射ノズ
    ルを駆動してインクの噴射動作を行わせる疑似噴射制御
    手段を備えたこと、 を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、 前記インクカートリッジのインク供給口からインクの供
    給を受けるために設けられた前記記録ヘッドのインク受
    給口に、フィルタ部材が取り付けられていること、 を特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、 前記インクカートリッジのインク供給口にも、フィルタ
    部材が取り付けられていること、 を特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のインクジ
    ェット記録装置において、 前記疑似噴射制御手段は、 前記記録ヘッドに前記インクカートリッジが装着される
    ことで形成される前記インク供給口と前記インク受給口
    との間の接続通路の容積よりも多くのインクが噴射され
    るように、前記噴射ノズルを駆動するよう構成されてい
    ること、 を特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    のインクジェット記録装置において、 前記疑似噴射制御手段は、 前記記録ヘッドに前記インクカートリッジが装着されて
    から、前記パージ制御手段が最初に前記パージ動作の制
    御を行う場合にのみ、前記噴射ノズルを駆動するよう構
    成されていること、 を特徴とするインクジェット記録装置。
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