JP2009241303A - 平版印刷版の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】陽極酸化されたアルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版を、安定して良好なインキ受理性を付与することが可能な処理方法を提供することにある。
【解決手段】陽極酸化されたアルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版を、露光、現像処理した後に、下記一般式で表されるアニオン性界面活性剤の少なくとも一種の化合物と、2つ以上のメルカプト基を有するトリアジンもしくはその置換誘導体を含有する版面処理液にて処理する平版印刷版の処理方法。
【化1】
Figure 2009241303

【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム板を支持体とする、銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版の処理方法に関するものである。
銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平版印刷版については、フォーカル・プレス、ロンドン ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィック・シルバー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、第101頁〜第130頁に幾つかの例が記載されている。
その中で述べられているように、DTR法を用いた平版印刷版には、転写材料と受像材料を別々にしたツーシートタイプ、あるいはそれらを一枚の支持体上に設けたモノシートタイプの二方式が知られている。ツーシートタイプの平版印刷版については、特開昭57−158844号公報に詳しく記載されている。又、モノシートタイプについては、特公昭48−30562号公報、特公昭51−15765号公報、特開昭51−111103号公報、特開昭52−150105号公報等に詳しく記載されている。
本発明が対象とするアルミニウム板を支持体とする、銀錯塩拡散転写法を利用したモノシートタイプの平版印刷版(以降、アルミニウム平版印刷版と称す)は、特開昭57−118244号公報、特開昭57−158844号公報、特開昭63−260491号公報、特開平3−116151号公報、特開平4−282295号公報、米国特許第4,567,131号明細書、米国特許第5,427,889号明細書等に詳しく記載されている。
前記アルミニウム平版印刷版は、粗面化され陽極酸化されたアルミニウム支持体上に物理現像核を担持し、更にその上にハロゲン化銀乳剤層を設けた構成になっている。この平版印刷版の一般的な製版方法は、露光後、現像処理、水洗処理(ウォッシュオフ:ハロゲン化銀乳剤層の除去)、仕上げ処理の工程からなっている。
詳細には、現像処理によって物理現像核上に金属銀画像部が形成され、次の水洗処理によってハロゲン化銀乳剤層が除去されてアルミニウム支持体上に金属銀画像部(以降、銀画像部と称す)が露出すると同時に、陽極酸化されたアルミニウム表面自身が非画像部として露出する。
露出した銀画像部及び非画像部には、その保護のためにアラビアゴム、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、ポリスチレンスルホン酸等の保護コロイドを含有する仕上げ液が塗布される。所謂、ガム引きと云われる処理が施される。
上記アルミニウム平版印刷版の現像処理装置としては、多量の現像液を槽中に貯留し、その槽中に平版印刷版を挿入する現像処理装置(以下浸漬現像方式と称す)が従来から知られている。このような浸漬型の処理装置においては、感光材料の処理に伴う処理疲労、あるいは大気中の炭酸ガスや酸素による経時疲労等により現像液が劣化するため、現像液に補充液を補充することにより劣化を回復させている。
一方で感光材料処理装置として、例えば、特開昭62−237455号公報、実開平6−8956号公報、特開平6−27677号公報、特開2001−174970号公報及び特開2001−312036号公報に記載されているように、感光材料を現像液中に浸漬するかわりに、感光材料の処理に必要なだけの現像液を感光材料の感光面に塗布して処理を行なう塗布方式の現像処理装置が知られている。塗布方式の現像処理装置を用いる利点は、使用する現像液量が少ないこと、また現像液の循環使用が無く、常に一定の現像液組成で現像できることである。
これらの現像処理装置に利用される現像液、水洗液、仕上げ液にはアルミニウム平版印刷版の性能を高める目的で様々な化合物が使用される。例えば銀画像部のインキ受理性を高める目的では親油化剤(例えばメルカプト基またはチオン基を有する含窒素複素環化合物)が一般的には利用され、非画像部の親水性を高める目的では無機及び有機の酸性物質もしくは親水性ポリマー等が利用されるのが一般的であるが、多数枚の印刷においてインキ汚れのない良好な印刷物を得る為にはより高い親水性を付与する必要がある。
従来、アルミニウム平版印刷版の処理方法においては、水洗液や仕上げ液等による高い親水性の付与は銀画像部の親油性を顕著に低下させる問題があり、銀画像部の親油性と非画像部の親水性の両者をバランス良く高める為にはその機能が大きく制限される。よって長年に渡り、高い親水性を付与する為にも銀画像部の親油性を飛躍的に向上させる方法が渇望されていた。
上記目的を達成する一つの方法として特開2003−295473号公報(特許文献1)において、多数枚の印刷時に発生する画像部のインキ着肉性の低下を防止することを目的に、アルミニウム平版印刷版を露光、現像処理した後に、プロピレンオキシ基とエチレンオキシ基を有するアミン化合物、プロピレンオキシ基とエチレンオキシ基を有する脂肪族アミド化合物及びプロピレンオキシ基とエチレンオキシ基を有する4級アンモニウム化合物群から選ばれる少なくとも一種の化合物と、2つ以上のメルカプト基を有するトリアジンもしくはその置換誘導体、または脂肪族基及び芳香族基を有さず、且つ1級アミノ基を有するモノメルカプト含窒素複素環化合物を含有する版面処理液で処理する平版印刷版の処理方法が記載されている。
しかしながら上記方法では各種印刷機の給水機構及びエッチ液、更にはインキ種等、近年多様化している様々な印刷諸条件がある中で限られた条件下でしかその効力が発現できず、特に紫外線硬化型インキ(以下UVインキ)に対しては印刷開始から良好な印刷物が得られるまでに多枚数の印刷損紙を必要とする為、安定して良好なインキ受理性を付与することが可能な平版印刷版の処理方法が求められていた。
特開2003−295473号公報
本発明の課題は、陽極酸化されたアルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版の処理方法であって、印刷諸条件に影響されることなく、安定して良好なインキ受理性を付与することが可能な平版印刷版の処理方法を提供することにある。特にUVインキに対して好適な平版印刷版の処理方法を提供することにある。
本発明の上記課題は、陽極酸化されたアルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版を、露光、現像処理した後に、下記一般式で表されるアニオン性界面活性剤の少なくとも一種の化合物と、2つ以上のメルカプト基を有するトリアジンもしくはその置換誘導体を含有する版面処理液にて処理する平版印刷版の処理方法により達成された。
Figure 2009241303
式中Rは炭素数1〜20のアルキル基、Xは水素原子、アルカリ金属またはNH4を示し、mは1〜5の整数、nは整数を示す。
本発明で示される平版印刷版の処理方法を利用することにより、印刷諸条件に影響されることなく、安定して良好なインキ受理性を付与することが可能な平版印刷版の処理方法を提供することができる。特にUVインキに対して好適な平版印刷版の処理方法を提供することができる。
本発明に用いる版面処理液とは、現像液による現像処理後に適用する処理液である。具体的には現像液による現像処理の後に実施される水洗処理工程に用いられる水洗液、水洗処理工程の後にアルミニウム支持体が有する陽極酸化層の保護等を目的に用いられる仕上げ液、更に印刷開始前に版面に付与されるスターター液が、これに該当する。
本発明の版面処理液が含有する上記一般式で示されるアニオン性界面活性剤において、式中Rは炭素数1〜20のアルキル基、Xは水素原子、アルカリ金属またはNH4を示し、mは1〜5の整数、nは整数を示す。上記アルカリ金属としてはカリウム塩、ナトリウム塩等が好んで利用されるが特に限定は無い。また上記炭素数1〜20のアルキル基はアリル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン基等の置換基を有していても良い。
上記一般式で示されるアニオン性界面活性剤の具体例としてはポリオキシエチレン−n−ブチルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレン−tert−ブチルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンヘキサデシルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンテトラデシルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレン−2−エチルヘキシルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレン−2−ブチルオクチルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレン−2−アミルノニルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレン−n−プロピルヘプチルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンモノスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩等が挙げられる。中でもポリオキシエチレンモノスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸エステル及びその塩が好ましい。
これらアニオン性界面活性剤は、例えばエマールNC−35、レベノールWZ(花王(株)社製、何れも商品名)、ノニポールS−40(三洋化成工業(株)社製、何れも商品名)、ハイテノールN−08、ハイテノールN−08、ハイテノールN−17、ハイテノールNE−05、ハイテノールNE−15、ハイテノールNF−08、ハイテノールNF−0825、ハイテノールNF−13(第一工業製薬(株)社製、何れも商品名)、サンノールNP−2030、サンノールOP−2630、サンノールNP−1530、サンノールNP−1930、サンノールNP−6130、サンノールOP−3330(ライオン(株)社製、何れも商品名)等で市販されており、これらを入手し利用することも出来る。
本発明に用いる版面処理液が含有する該アニオン性界面活性剤の添加量は特に限定されないが、好ましくは1リットル当たり0.5〜100g、より好ましくは1〜50gである。
本発明で用いられるメルカプト基を2つ以上含有するトリアジンもしくはその置換誘導体の具体例としては例えば、チオシアヌル酸、2,4−ジメルカプトトリアジン、2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジン、2,4−ジメルカプト−6−フェニルアミノトリアジン、2,4−ジメルカプト−6−ベンジルトリアジン等が挙げられるがこれらには限定されない。
本発明に用いる版面処理液が含有するメルカプト基を2つ以上含有するトリアジンもしくはその置換誘導体の添加量には特に限定はないが好適には1リットル当たり0.1〜20g、より好ましくは1.0〜10gである。
本発明に用いる版面処理液は前記一般式で示すアニオン性界面活性剤の他に例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリプロピレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールアルキルアミン、ポリエチレングリコールアルキルアミド、及びこれらのエチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体等のノニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤等を含有することが出来る。
本発明に用いる版面処理液は、上記メルカプト基を2つ以上含有するトリアジン化合物及びその置換誘導体以外にもメルカプト基及びチオン基を有する含窒素複素環化合物を含有することも出来る。これらの具体例としては2−メルカプト−4−フェニルイミダゾール、2−メルカプト−ベンズイミダゾール、2−メルカプト−1−ブチル−ベンズイミダゾール等のイミダゾール化合物、2−メルカプト−4−フェニルチアゾール、2−メルカプト−ベンゾチアゾール、2−メルカプトナフトチアゾール等のチアゾール化合物、2−メルカプト−4,5−ジフェニルオキサゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール等のオキサゾール化合物、3−メルカプト−5−ノニル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−4−アミノ−5−ヘプタデシル−1,2,4−トリアゾール等のトリアゾール化合物、2−メルカプト−5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプト−5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール等のチアジアゾール化合物、2−メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサジアゾール、2−メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサジアゾール、2−メルカプト−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール、2−ヘプタデシル−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール化合物、5−メルカプト−1−フェニル−テトラゾール等のテトラゾール化合物が挙げられる。
本発明に用いる版面処理液を水洗液に適用した場合、水洗液にはpHを4〜10、好ましくは4.5〜8の範囲に緩衝させる緩衝剤、例えば燐酸塩緩衝剤、クエン酸塩緩衝剤またはそれらの混合物を含有することができる。また、防腐剤やアルカノールアミン等を含有させてもよい。水洗液中には更にタンパク質分解酵素(例えば、ペプシン、レンニン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、パパイン、フィシン、トロンビン、レニン、コラゲナーゼ、ブロメライン、細菌プロティナーゼ)や、特公昭48―29723号公報及び特開昭58−127928号公報に記載されている親油化剤を含有させることが出来る。
上記水洗液はアルミニウム支持体上のハロゲン化銀乳剤層を完全に除去するための水洗処理工程に用いられる。ハロゲン化銀乳剤層の水洗除去は、銀画像部及びアルミニウム表面自身で構成する非画像部を完全に露出させるために極めて重要な工程である。とりわけ、インキを受容する銀画像部の親油性を阻害するゼラチン等は完全に排除する必要がある。具体的には例えば、25〜45℃の水洗液をジェット方式で吹き付ける方法、または水洗液を吹き付けながらスクラブローラで乳剤層を剥離する方法が一般的に用いられるが、特開平3−116151号公報、特開平4−318553号公報等に記載されている剥離シートの様なものを用いて乳剤層を除去することも出来る。
本発明に用いる版面処理液を仕上げ液に適用した場合、仕上げ液には、非画像部の陽極酸化層の保護及び親水性向上のために、アラビヤガム、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸のプロピレングリコールエステル、ヒドロキシエチル澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン酸、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸等の保護コロイドを含有することが好ましい。
更に仕上げ液には親水性を向上させる無機及び有機の酸性物質としてリン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、酢酸塩等を含有させることが好ましく、アルミニウム表面の防錆性を向上させる目的でアルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール等も含有できる。また一般的に用いられるキレート剤として、例えばイミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、アミノトリメチレンホスホン酸等も混合することが出来る。
また、水洗液同様にタンパク質分解酵素を含有させることで銀画像の表面への露出を促進し、より効果的に本発明の作用を引き出すことも好ましく実施される。
更に本発明に用いる版面処理液をスターター液として適用した場合、印刷開始前に版面に塗布する形式で用いられる。その使用時期は、印刷版が現像処理、水洗処理、仕上げ処理等一連の製版行程を終了し、版面が乾燥してより後、印刷機に装着され印刷が開始されるまでの間であればいずれの時期であっても処理可能である。又、印刷開始後であっても印刷インキを一旦除去し、銀画像部を露出させた状態であれば処理出来る。
又、前記スターター液の版面への付与はウエスやスポンジ等を使用した手作業による塗布の他、市販の自動塗布装置を用いて塗布することも可能である。
本発明が示す平版印刷版の処理方法は上記水洗液、仕上げ液もしくはスターター液から選ばれる少なくとも1つの版面処理液に適用することで効果を発現できるが、好適には仕上げ液またはスターター液に用いることが好ましく、更にはスターター液に用いることがより好ましい。
本発明が対象とする平版印刷版は、アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版である。ハロゲン化銀乳剤層が含有するハロゲン化銀乳剤は、一般に用いられる塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ臭化銀等から選択されるが、塩化銀主体(塩化銀50モル%以上のものを意味する)が好ましい。また乳剤のタイプとしてはネガ型、ポジ型のいずれでもよい。これらのハロゲン化銀乳剤は必要に応じて化学増感あるいはスペクトル増感することができる。
ハロゲン化銀乳剤層の親水性コロイドとしてはゼラチンを用いることがハロゲン化銀粒子を作製する際に好ましい。ゼラチンには酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラチン等各種ゼラチンを用いることができる。また、それらの修飾ゼラチン(例えばフタル化ゼラチン、アミド化ゼラチンなど)も用いることができる。また、更にポリビニルピロリドン、各種でんぷん、アルブミン、ポリビニルアルコール、アラビアガム、ヒドロキシエチルセルロース等の親水性高分子化合物を含有させることができる。用いられる親水性コロイドとしては、現像後の剥離性を容易にするために実質的に硬膜剤を含まない親水性コロイド層を用いることが望ましい。
またハロゲン化銀乳剤層には、必要に応じてアニオン、カチオン、ベタイン、ノニオン系の各種界面活性剤、カルボキシメチルセルロース等の増粘剤、消泡剤等の塗布助剤、エチレンジアミンテトラアセテート等のキレート剤、ハイドロキノン、ポリヒドロキシベンゼン類、3−ピラゾリジノン類等の現像主薬を含有させてもよい。
本発明に用いられるアルミニウム支持体はその表面が粗面化され、陽極酸化されたアルミニウム板であり、特開昭63−260491号公報、米国特許第5,427,889号明細書に記載された方法、または一般に知られているPS版用のアルミニウム支持体の製造方法等によって得ることができる。
本発明で用いられる物理現像核としては公知の銀錯塩拡散転写法に用いられるものでよく、例えば金、銀等のコロイド、パラジウム、亜鉛等の水溶性塩と硫化物を混合した金属硫化物などが使用できる。保護コロイドとして各種親水性コロイドを用いることもできる。これらの詳細及び製法については、例えば、特公昭48−30562号公報、特開昭48−55402号公報、特開昭53−21602号公報、フォーカル・プレス、ロンドン ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィック・シルバー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」を参照し得る。
本発明に用いる平版印刷版は物理現像核とハロゲン化銀乳剤層の間に、特開平3−116151号公報記載の水膨潤性中間層、特開平4−282295号公報に記載の疎水性重合体ビーズを含有する中間層を設けてもよい。
以下に本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。なお、記載中の%は特に断りのない限り質量%を表す。
本発明を水洗液に適用した場合の実施例を以下に示す。
厚さ0.30mmのアルミニウム板(A1050タイプ)を、10%リン酸水溶液中に浸漬した後、1リットル当たり2gの水酸化ナトリウム水溶液中で脱脂処理した。次に、1リットル当たり4gの塩酸及び1リットル当たり4gの硼酸を含有する水溶液中で、35℃、40秒間電解粗面化した。電解粗面化には、25V、35A/dm2、50Hzの単層交流電流を用いた。次にアルミニウム版を30%硫酸水溶液で60℃、120秒間デスマット処理を行い、更に20%硫酸水溶液中で陽極酸化を行った。得られた支持体の陽極酸化アルミニウム量は1m2当たり2.4gであった。次いで支持体を脱イオン水で洗い、炭酸水素ナトリウムの水溶液で処理し、水洗、乾燥した。
この様にして得られた陽極酸化されたアルミニウム支持体に硫化パラジウム核液を塗布し、乾燥した。物理現像核量は1m2当たり0.7mgであった。
次いで、中間層としてポリメチルメタクリレートビーズを1m2当たり0.5g含有するようにこれが分散された分散液を塗布した。
ハロゲン化銀乳剤の調製は、平均分子量10万のアルカリ処理ゼラチンを用い、コントロールダブルジェット法で平均粒径0.25μmの、ヘキサクロロイリジウム(IV)酸カリウムを銀1モル当たり0.006ミリモルドープさせた、沃化銀0.4モル%の塩ヨウ化銀乳剤を調製した。その後、この乳剤をフロキュレーションさせ、洗浄した。更にこの乳剤に硫黄金増感を施した後、安定剤を添加し、青色増感性の増感色素を銀1g当たり3mg用いて青色領域に分光増感した。
このようにして作製したハロゲン化銀乳剤に界面活性剤を加えて塗布液を作製した。この乳剤層塗布液を前記物理現像核及び中間層が塗布されたアルミニウム支持体上に銀量が1m2当たり2.0g、ゼラチン量が1m2当たり2.0gになるように塗布乾燥して平版印刷版を得た。
上記平版印刷版を青色半導体レーザーを搭載した走査型露光装置で画像出力し、次に製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)で処理して平版印刷版を作製した。製版用プロセッサーは、スロットダイ塗布装置を用いた現像処理工程(平版印刷版1m2当たりの現像液塗布量80ml、現像が塗布された平版印刷版の版面温度は25℃、現像液が塗布されてから次工程で現像が停止するまでの現像時間は12秒間)、水洗処理工程(33℃の水洗液を10秒間シャワー噴射しながらスクラブローラで乳剤層をウォッシュオフする)、仕上げ処理工程(20℃、ローラー塗布)及び乾燥工程から構成されている。
用いた処理液の組成を下記に示す。
〈現像液〉
水酸化ナトリウム 33g
無水亜硫酸ナトリウム 120g
硫酸アルミニウム 15g
チオ硫酸ナトリウム(5水塩) 18g
2−メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサジアゾール 0.75g
臭化カリウム 1.5g
グリセリン 20g
ハイドロキノン 25g
1−フェニル−3ピラゾリジノン 5g
脱イオン水で1000mlとする。
pH(25℃)=13.0
〈水洗液A〉
2−メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサジアゾール 0.5g
トリエタノールアミン 20g
重亜硫酸カリウム 6g
アミノトリメチレンホスホン酸 20g
タンパク質分解酵素 1g
水を加えて全量を1000mlに調整する。pHは7.2に調整した。
タンパク質分解酵素として、ビオプラーゼAL−15(細菌プロティナーゼ、長瀬産業(株)社製)を用いた。
〈仕上げ液A〉
燐酸 100g
N−メチルエタノールアミン 30g
2−メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサジアゾール 0.5g
ポリプロピレングリコールアルキルエーテル 90g
硝酸ソーダ 20g
アラビアゴム 50g
エチレンジアミン4酢酸 0.5g
タンパク質分解酵素 1g
脱イオン水で1000mlとする。
pHは5.4に調整した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g添加した水洗液Bを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Bを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加した水洗液Cを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Cを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加した水洗液Dを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Dを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加した水洗液Eを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Eを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加した水洗液Fを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Fを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加した水洗液Gを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Gを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加した水洗液Hを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Hを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
上記水洗液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加した水洗液Iを作製した。この後、上記画像出力後の平版印刷版を製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて、水洗液Aに代えて水洗液Iを用いた以外は同様に処理して平版印刷版を作製した。
以上の方法にて得られたそれぞれの平版印刷版を小森スプリント26印刷機((株)小森コーポレーション社製オフセット印刷機の商標)にて印刷作業を行った。印刷作業に用いたインキは大日本インキ化学工業(株)の市販UVインキ(ダイキュア セプターDT)、給湿液は(株)日研化学研究所の市販PS版用給湿液(アストロマークIII)を使用した。評価は印刷が開始されてから良好な印刷物が得られるまでの印刷枚数を評価した。この結果を表1に示す。
Figure 2009241303
表1の結果からも明らかなように本発明の版面処理液として水洗液に適用することで、UVインキを使用して印刷作業を行う際、印刷開始から良好な印刷物が得られるまでの印刷損紙を大幅に削減することが可能となった。
本発明を仕上げ液に適用した場合の実施例を示す。
仕上げ液として実施例1で使用した仕上げ液Aに加えて以下に示した水洗液を作製した。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g添加し、仕上げ液Bを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、仕上げ液Cを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、仕上げ液Dを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、仕上げ液Eを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、仕上げ液Fを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、仕上げ液Gを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、仕上げ液Hを得た。
実施例1の仕上げ液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、仕上げ液Iを得た。
実施例1で得た平版印刷版を実施例1と同様に青色半導体レーザーを搭載した走査型露光装置で画像出力し、実施例1で用いた現像液、水洗液A、及び上記仕上げ液A〜Iをそれぞれ用いて、実施例1と同様に製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて処理した。このようにして得られた平版印刷版を実施例1と同様にして、印刷が開始されてから良好な印刷物が得られるまでの印刷枚数を評価した。この結果を表2に示す。
Figure 2009241303
表2の結果からも明らかなように本発明の版面処理液として仕上げ液に適用することで、UVインキを使用して印刷作業を行う際、印刷開始から良好な印刷物が得られるまでの印刷損紙を大幅に削減することが可能となった。また仕上げ液に適用することで水洗液に適用した場合よりもより良好な結果が得られた。
本発明をスターター液に適用した場合の実施例を示す。
スターター液は以下に示したスターター液を作製した。
〈スターター液A〉
水酸化ナトリウム 2g
ポリアクリル酸ソーダ 100g
アミノトリメチレンホスホン酸 13g
タンパク質分解酵素 1.5g
水を加えて全量を1000mlに調整する。pHは6.5に調整した。
タンパク質分解酵素として、ビオプラーゼAL−15(細菌プロティナーゼ、長瀬産業(株)社製)を用いた。
上記スターター液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g添加し、スターター液Bを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、スターター液Cを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、スターター液Dを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g添加し、スターター液Eを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンラウリルアミンを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、スターター液Fを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、スターター液Gを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンn−ブチルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、スターター液Hを得た。
上記スターター液Aにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルを1リットル当たり50g及び2,4−ジメルカプト−6−ジブチルアミノトリアジンを1リットル当たり2.0g添加し、スターター液Iを得た。
実施例1で得た平版印刷版を実施例1と同様に青色半導体レーザーを搭載した走査型露光装置で画像出力し、実施例1で用いた現像液、水洗液A及び仕上げ液Aを用いて、実施例1と同様に製版用プロセッサー(三菱製紙P−α880RFW自動塗布現像機)にて処理した。このようにして得られた平版印刷版を実施例1と同様に小森スプリント26印刷機((株)小森コーポレーション社製オフセット印刷機の商標)に装着し、装着後上記スターター液A〜Iをスポンジに含ませ、手作業にてそれぞれ版面に塗布した。その後実施例1と同様に、大日本インキ化学工業(株)の市販UVインキ(ダイキュア セプターDT)、(株)日研化学研究所の市販PS版用給湿液(アストロマークIII)を使用し、印刷が開始されてから良好な印刷物が得られるまでの印刷枚数を評価した。この結果を表3に示す。
Figure 2009241303
表3の結果からも明らかなように本発明の版面処理液としてスターター液に適用することで、UVインキを使用して印刷作業を行う際、印刷開始から良好な印刷物が得られるまでの印刷損紙を大幅に削減することが可能となった。また水洗液よりも仕上げ液に、更には仕上げ液よりもスターター液に適用することで、より良好な結果が得られた。

Claims (3)

  1. 陽極酸化されたアルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版を、露光、現像処理した後に、下記一般式で表されるアニオン性界面活性剤の少なくとも一種の化合物と、2つ以上のメルカプト基を有するトリアジンもしくはその置換誘導体を含有する版面処理液にて処理する平版印刷版の処理方法。
    Figure 2009241303
    (式中Rは炭素数1〜20のアルキル基、Xは水素原子、アルカリ金属またはNH4を示し、mは1〜5の整数、nは整数を示す。)
  2. 前記版面処理液が仕上げ液またはスターター液であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版の処理方法。
  3. 前記版面処理液がスターター液であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013196779A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Mitsubishi Paper Mills Ltd 導電性材料の製造方法および導電性材料

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