JP2009235797A - 作業機の操縦部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操縦ブラケットに対する第1バルブ及び第2バルブの着脱及びメンテナンスを容易にできるようにする。
【解決手段】 機体6上に操縦台21を固定し、この操縦台21上に運転席8を配置し、この運転席8の一側方に操縦装置23を配置しており、この操縦装置23は操縦ブラケット45に第1バルブ46と第2バルブ47とを設ける。前記操縦ブラケット45は、前記操縦台21に立設される縦壁45Aから側方へ複数の突起部45a〜45dを突出し、この複数の突起部45a〜45dに前記第1バルブ46と第2バルブ47とを左右側方から取り付ける取付部50、51を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設作業、土木作業等に使用されるバックホー、スキッドローダ、トラックローダ等の作業機の操縦部構造に関する。
この種の従来技術においては、走行装置に縦軸廻り旋回可能に搭載された旋回台の前部に掘削装置を設け、この旋回台上に操縦台を固定し、この操縦台上に運転席を配置し、旋回台の後部にエンジンを搭載し、旋回台の右側部に作動油タンクを搭載し、この作動油タンクと前記運転席との間に仕切壁を設け、前記運転席の左右側方に左右操縦装置を配置しており、左右操縦装置は操作レバーで操作される主操縦バルブを備えていて、旋回台の旋回操作や、掘削装置におけるブーム、アーム及びバケット等の作動操作を行えるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
前記右操縦装置は、掘削装置のブーム・バケット操作用であり、運転席のみを搭載した操縦台にステーを介して箱形状の操縦ブラケットを固定し、この操縦ブラケットに主操縦バルブを取り付け、操縦ブラケットの運転席側と反対の面にドーザを操作する作業具操作バルブを取り付けている。
特開2002−149255号公報
前記従来技術の右操縦装置は、操縦ブラケットが箱形状であるため左右幅が広く、操縦ブラケットを固定した状態で、主操縦バルブ、作業具操作バルブ等をホースに接続したまま着脱するようなメンテナンスをすることが困難になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした作業機の操縦部構造を提供することを目的とする。
本発明は、操縦ブラケットに第1バルブ及び第2バルブを片持ちで支持しかつ側方から取り付け可能にすることにより、第1バルブ及び第2バルブの着脱及びメンテナンスが容易にできる作業機の操縦部構造を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、機体6上に操縦台21を固定し、この操縦台21上に運転席8を配置し、この運転席8の一側方に操縦装置23を配置しており、この操縦装置23は操縦ブラケット45に第1バルブ46と第2バルブ47とを設けており、
前記操縦ブラケット45は、前記操縦台21に立設される縦壁45Aから側方へ複数の突起部45a〜45dを突出し、この複数の突起部45a〜45dに前記第1バルブ46と第2バルブ47とを左右側方から取り付ける取付部50、51を形成していることである。
第2に、前記操縦ブラケット45は縦壁45Aから複数の突起部45a〜45dを運転席8側へ一体成形で突出形成しており、前記第1バルブ46の取付部50は運転席8側の前部に取付開口50aを有し、第2バルブ47の取付部51は運転席8側の側部に取付開口51aを有していることである。
第3に、前記操縦装置23を操縦台21の上面に上方から取り付けていることである。
[作用]
操縦ブラケット45は、操縦台21に立設される縦壁45Aから側方へ複数の突起部45a〜45dを突出して第1バルブ46と第2バルブ47とを取り付けているので、第1バルブ46と第2バルブ47とを片持ちで支持し、側方からの着脱を可能にしており、第1バルブ46及び第2バルブ47の着脱及びメンテナンスが容易にでき、操縦部の占有面積をコンパクトにできる。
前記操縦ブラケット45は縦壁45Aと複数の突起部45a〜45dとを一体成形することにより、製造が容易になり、第1バルブ46の取付部50にも、第2バルブ47の取付部51にもそれぞれ取付開口50a、51aを形成しているので、第1バルブ46及び第2バルブ47を上下方向でなく側方から容易に挿脱することができ、メンテナンスが容易になる。
操縦装置23を操縦台21の上面に上方から取り付けているので、操縦装置23の着脱が容易にでき、操縦装置23の下方にデッドスペースをつくることもなく、また、操縦部の占有面積をコンパクトにできる。
本発明によれば、操縦ブラケットに対する第1バルブ及び第2バルブの着脱及びメンテナンスが容易にできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図19、20において、1は作業機(旋回作業機)として例示するバックホーであり、このバックホー1は上部の旋回体(上部構造体)2と、この旋回体2の下部の走行装置3と、この走行装置3の前部に装着された作業具としてのドーザ装置5と、旋回体2の前部に装着された作業装置としての掘削装置7とから主構成されている。
走行装置3は、前後一側に配置されたアイドラと、他側に配置された駆動輪と、これらアイドラと駆動輪との間に配置された複数の転輪とに亘って巻き掛けられたクローラベルトとを備えてなるクローラ走行体4を左右両側に備え、左右のクローラ走行体4の駆動輪をそれぞれ油圧式の走行モータによって駆動するように構成したクローラ式走行装置が採用されている。
ドーザ装置5は走行装置3の前部に上下揺動自在に装着され、油圧シリンダからなるドーザシリンダによって上下揺動される。
旋回体2は、走行装置3上に縦軸心X廻りに旋回自在に支持されていて、油圧式の旋回モータによって左右に旋回自在とされた旋回台(機体)6を有し、この旋回台6上の前後方向略中央に運転席8を配置し、旋回台6の後部にエンジンEを搭載し、旋回台6の右側部に作動油タンクT及びコントロールバルブQを搭載し、この作動油タンクTと前記運転席8との間に横仕切壁11Bを設け、前記運転席8の左右側方にそれぞれ操縦装置22、23を配置している。
旋回台6は前部に掘削装置7を装着し、この掘削装置7等との重量バランスを図るために後部に前記エンジンEのほかにカウンタウエイトWを装着している。
前記旋回台6の後部側のエンジンE、油圧ポンプ、エアクリーナ等を配置したエンジンルームは、前側が運転席8との間で固定されている前後仕切壁11Aによって区画され、後側及び左側がリアボンネット10A及び左カバー体10B等によってそれぞれ覆われている。
旋回台6の右側の作動油タンクT、コントロールバルブQ、ラジエータ等を配置したタンクルームは、左側が運転席8との間で固定されている横仕切壁11Bによって区画され、上側、前側及び右側が右カバー体10Cによってそれぞれ覆われている。
掘削装置7は、旋回台6の前部に固着された支持ブラケット12にスイングブラケット13が上下方向の軸心廻りに左右揺動自在に支持され、このスイングブラケット13は油圧式のスイングシリンダによって左右に揺動される。
前記掘削装置7は、揺動ブラケット13に上下方向で揺動自在に支持されたブーム14と、基部側がブーム14の先端側に揺動自在に支持されたアーム15と、アーム15の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられたバケット16とを備えて構成されており、それぞれ油圧シリンダからなるブームシリンダ17、アームシリンダ18、バケットシリンダ19で作動可能とされている。
図1〜3、18〜20において、旋回台6上の操縦部Sは前記前後仕切壁11A及び横仕切壁11Bによって区画されており、前記運転席8は前後仕切壁11Aの前方側で且つ横仕切壁11Bの左側方に配置されており、運転席8の前方には、左右のクローラ走行体4をそれぞれ別々に又は同時に操作する左右一対の走行操作レバーSL、SRが配置され、左右の足下にはベタル類が配置されている。
前記操縦部Sを取り囲むキャビン20が旋回台6上に搭載されている。このキャビン20は後下部が前記前後仕切壁11Aによって形成されている。キャビン20の右側壁は存在するが、前記横仕切壁11Bで兼用してもよい。キャビン20の乗降口20aには開閉ドア20Aが設けられている。
前記キャビン20の代えて、2柱式のロプス又は4柱式のキャノピ(日除け付き運転席保護装置)が装着されることもある。
図1〜7において、前記操縦部Sは旋回台6上に操縦台21を設け、この操縦台21上に運転席8と左右操縦装置22、23と搭載している。前記運転席8、左操縦装置22及び右操縦装置23はそれぞれ独立して構成され、組立てられている。
前記操縦台21は正面視が下向き解放のコ字形状であり、略平坦な上面部21Aと左右脚部21L、21Rとを有し、前記上面部21Aの下方でかつ左右脚部21L、21R間に前面開放状の収納空間21Bとなっており、この収納空間21Bに車両機器Kを収納配置している。
操縦台21の上面には、運転席8の載置部21aと、左操縦装置22の載置部21bと、右操縦装置23の載置部21cとが形成され、それぞれの載置部21a〜21cに前記運転席8、左操縦装置22及び右操縦装置23が搭載され、かつボルト等の締結具により固定されている。前記運転席8はシート8Aの座面の左右幅がクッション具8Bより広くなっている。
前記左脚部21Lは左操縦装置22の左側面に略対応しており、右脚部21Rは右操縦装置23の右側面に略対応しており、左操縦装置22の左側面から右操縦装置23の右側面までのすべての範囲が操縦台21上に形成されている。
即ち、前記左操縦装置22は運転席8の左側方に配置され、運転席8側と反対側の面は操縦台21の左側の端部に左右方向で近接しており、右操縦装置23は運転席8の右側方に配置され、運転席8側と反対側の面は操縦台21の右側の端部に左右方向で近接している。
前記操縦台21は板金で形成されていて、運転席載置部21aと左操縦装置載置部21b(一方の操縦装置載置部)と左脚部21L(一方の脚部)とを有する第1部材P1と、右操縦装置載置部21c(他方の操縦装置載置部)と右脚部21R(他方の脚部)とを有する第2部材P2とを有し、第1部材P1の運転席載置部21aの端部と第2部材P2の右操縦装置載置部21cの端部とを上下に重合して、ボルト等を介して連結して構成している。
前記第2部材P2は、第1部材P1側の端部の仕切板P2aと、この仕切板P2aと右脚部21Rとに連結されて上下を仕切る中間板P2bと、これらの背面に配置された背面板P2cとを有し(図6、16に示す)、前記収納空間21Bを第1部材P1の内部の空間と第2部材P2の内部の空間とに区分しており、第1部材P1の内部には車両機器Kとしてエアコン装置K1が配置され、第2部材P2の内部にリレー、ヒューズ等を収納した電気ボックスK2が配置されている。また、第2部材P2の内部には他の車両機器Kも収納可能である。
第1部材P1の内部の収納空間21Bは運転席8の下方から左操縦装置22の下方に亘る広い空間となっており、エアコン装置K1は大型のものを収納可能であり、第2部材P2の内部の収納空間21Bは仕切板P2a、中間板P2b及び背面板P2cによって、エアコン装置K1配置空間と仕切られているので、電気ボックスK2等の熱、水分等を嫌う機器の収納に最適環境になっている。
左操縦装置22は、回動機構29を介して上方側に(上廻りに)回動可能とされている。これは、運転席8の左側(運転席8の左斜め前側、即ち、左操縦装置22の前方側)が乗降口20aになっているので、乗り降りの邪魔にならないように、左操縦装置22を上側に回動させることにより、乗降口20aを広くするように退避可能にしている。
図1〜4、6〜14において、前記左操縦装置22は、操縦台21に対して固定の支持ブラケット25に操縦ボックス26を横軸27を介して支持し、この操縦ボックス26に左側操縦バルブ28及び回動機構29を設けている。
前記支持ブラケット25は正面視略逆T字形状であり、水平の取付部25Aと、この取付部25Aの左右方向中途部から立設された支持部25Bとを有し、取付部25Aが操縦台21の上面部21Aに載置固定されている。
前記支持ブラケット25の取付部25A及び回動機構29は前記操縦ボックス26の左右幅内に位置し、前記回動機構29は取付部25Aより上位に位置している。
前記操縦ボックス26は左側壁を形成する左板材26aに右側壁及び背壁を形成する右板材26bを溶着し、それらの前部に取付板26cを固着し、前記右板材26aの右側壁内面に軸受板26dを固着して箱形状に形成したものであり、前記左板材26aの左側面は操縦台21の左脚部21Lと略面一又は左右方向で近接するように配置されている。左右の板材26a、26bの間隔は取付板26cの幅より狭くなっている。
この操縦ボックス26は前上部の取付板26cに左側操縦バルブ28の装着部26Aを形成しており、この装着部26Aは左側操縦バルブ28の左前側部(運転席8側と反対側の前側部)、左後側部及び右後側部の3点で装着し、左前側部から右後側部に至る右前側に開放した取付開口26Bとなっており、この取付開口26Bを介して運転席8側である前右側方から左側操縦バルブ28を挿脱できるようになっている。前記左側操縦バルブ28は旋回・アーム操作用パイロットバルブであり、左操作レバー30によって操作される。
前記支持ブラケット25の支持部25Bには左右方向の軸心を有する横軸27が設けられ、左操縦装置22の操縦ボックス26の後下部には左板材26aと軸受板26dとでボス部26Cが形成され、このボス部26Cは横軸27に軸心廻りに回動自在に外嵌されており、これによって左操縦装置22が横軸27を中心として左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、前記横軸27が左操縦装置22の回動支軸とされている。
また、操縦ボックス26の後部には枢軸32を介してカム体33の基部が枢支され、このカム体33の先端にアンロードレバー31の基部が固定されている。アンロードレバー31は支持部25Bの近傍から操縦ボックス26の前上方へ延設されていて、乗降に障害になる配置となっている。
前記カム体33にはカム溝34が基部側から先端に亘って形成され、前記支持ブラケット25の支持部25Bには左右方向の軸心を有するガイドピン35が突設されていて、このガイドピン35にカムフォロアを介して前記カム溝34が嵌合している。
前記カム溝34は基部側に形成した第1カム溝34Aと、この第1カム溝34Aから先端側に延びる第2カム溝34Bとが連続して形成されている。第1カム溝34Aは枢軸32の軸心を中心とする円弧状に形成され、第2カム溝34Bは、アンロードレバー31を図10に示す位置から図11に示す位置に回動した状態において、横軸27の軸心を中心とする円弧状となるように形成されている。
前記枢軸32が横軸27の後上方に位置し、ガイドピン35が横軸27の前上方でかつ枢軸32と横軸27との中間高さに位置することから、前記カム体33は枢軸32から前下向きに延びており、カム溝34は操縦ボックス26を必要角度、例えば、50°前後回動できる長さに形成されている。
前記カム体33の基部にはステー37が立設され、このステー37は操縦ボックス26の取付板26cとの間に戻しバネ38が介装され、右板材26aに設けたストッパ54と当接可能になっており、前記戻しバネ38によりアンロードレバー31が押し下げ方向(図9〜11における反時計方向)に付勢されている。
前記右板材26aに固定の軸受板26dの上部にはリミットスイッチからなる回動検出手段55が設けられ、この回動検出手段55のスイッチ片は前記ステー37に係合されている。
回動検出手段55は左右操縦装置22、23の電子制御部に接続されていて、オンからオフになることにより左右操縦装置22、23の油圧回路に設けられたアンロード弁を作動するものである。
即ち、アンロードレバー31が引き上げられて、ガイドピン35がカム体33の第1カム溝34A内を基端から先端側(第2カム溝34B側)へ相対的に移動するときに、ステー37の移動に伴って回動検出手段55のスイッチ片が突出することにより、アンロードレバー31の引き上げ(アンロード状態)を検出し、左右操縦装着22、23による旋回・アーム、ブーム・バケットの操作を不能にする。
また、前記支持ブラケット25の支持部25Bと操縦ボックス26との間には、左操縦装置22の上方回動を補助するガスダンパ39がピン39a、39bを介して設けられ、クッションと当接部とからなる使用位置当接手段41及び回避位置当接手段42が設けられている。
さらに、前記支持ブラケット25の運転席8側の面には、左側操縦バルブ28に接続されたホースを案内する第1、第2案内部材43A、43Bが設けられている。これら第1、第2案内部材43A、43Bは支持ブラケット25の取付部25Aよりも運転席8側へ突出しているが、クッション具8Bの左右幅がシート8Aの座面より狭く形成されているので、シート8Aに左操縦装置22を近接させる障害にはならない。
前記横軸27、カム体33、アンロードレバー31、戻しバネ38、回動検出手段55、使用位置当接手段41及び回避位置当接手段42等によって回動機構29が構成されている。
前記のように構成された左操縦装置22は、図8〜10に示す状態がバックホー1での作業をする使用位置(通常作業位置)とされ、この使用位置において、使用位置当接手段41によって操縦ボックス26の横軸27廻りの下方への回動が規制され、左操縦装置22が使用位置に保持されている。
使用位置では、ガイドピン35は第1カム溝34Aの基端に位置しており、アンロードレバー31がストッパ54によって図8〜10の反時計方向の回動規制がなされていると共に、ガイドピン35によって操縦ボックス26(左操縦装置22)の横軸27廻りの回動(特に上側への回動)が規制されている。
さらに、使用位置では、アンロードレバー31が操作されていない状態であると、このアンロードレバー31はアンロード解除位置にあって回動検出手段55は上方回動を検出していなく、この状態において、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作することにより、旋回台6の旋回とアーム15の昇降とが作動可能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23による操作が作動可能とされる。
前記使用位置からアンロードレバー31をカム体33が図8〜10の時計方向に回動し、ガイドピン35を相対的に第1カム溝34Aと第2カム溝34Bとの交差部分に位置すると、ガイドピン35が横軸27の軸心を中心とする円弧溝の第2カム溝34Bに係合することになるので、操縦ボックス26の横軸27廻りの上側への回動が許容され、回動検出手段55がオフになってアンロードレバー31によるアンロード状態を検出する。
アンロードレバー31がアンロード状態になった後にさらに操縦ボックス26とともに上方回動することにより、左操縦装置22は図11に示す上方回動位置となり、乗降口20aを広くするように上方退避する。
この上方回動状態では、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作しても、旋回台6とアーム15とが作動不能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23を操作しても、ブーム14とバケット16とが作動不能とされる。
前記使用位置からアンロード状態へアンロードレバー31を引き上げるとき、ガスダンパ39が最大伸長状態となるまで、操縦ボックス26が横軸27廻りに上側に回動するのを補助する。そして回避位置当接手段42によって回避位置に保持される。
図1〜3、5〜7、15〜17において、前記右操縦装置23は、操縦ブラケット45に操縦バルブ(第1バルブ)46と作業具操作バルブ(第2バルブ)47とを設けており、右側操縦バルブ46は右操作レバー48によって、作業具操作バルブ47は作業操作レバー49によってそれぞれ操作可能になっている。
前記操縦ブラケット45は縦壁45Aと下部の装着部45Bとを有し、前記装着部45Bは操縦台21の上面の右操縦装置載置部21cに上方から載置し、ボルト固定されている。
操縦台21に立姿勢となる前記縦壁45Aは、その上部から一方側へ、即ち、運転席8側へ複数の突起部45a〜45dを突出している。縦壁45Aの上面と前記突起部45a、45bとで前記右側操縦バルブ46を取り付ける第1取付部50を形成し、突起部45c、45dとで前記作業具操作バルブ47を取り付ける第2取付部51を形成している。
前記操縦ブラケット45は、装着部45Bと縦壁45Aと複数の突起部45a〜45dとはダイキャストで一体成形されており、前記突起部45bと突起部45cとの間は段違いであるが一体的に突出している。縦壁45Aの運転席8側の面には、突起部45a〜45dの下方に多数の補強用のリブ突起50eが縦横に突出形成されている。
前記右側操縦バルブ46はブーム・バケット用のパイロットバルブであり、右操作レバー48によってブームシリンダ17及びバケットシリンダ19用の制御弁を制御することができ、作業具操作バルブ47はドーザ装置5用のパイロットバルブであり、作業操作レバー49によってドーザシリンダ用の制御弁を制御することができる。
前記操縦ブラケット45はリブ突起50eを設けて補強することにより、箱形状にしなくとも、縦壁45Aだけの片持ち構造でもその強度が確保され、ダイキャスト成形することにより、板金で形成する場合のようなバリ、カエリの発生がないので、バルブに接続されるホースの損傷が減少でき、リブ突起50e自体がホースガイドの役目を果たすようになっている。
前記右側操縦バルブ46の第1取付部50は運転席8側の前部に取付開口50aを有し、右側操縦バルブ46を運転席8側の前方から挿脱自在になっており、作業具操作バルブ47の第2取付部51は運転席8側の側部に取付開口51aを有し、作業具操作バルブ47を運転席8側の側方から挿脱自在になっている。
即ち、右側操縦バルブ46及び作業具操作バルブ47は、操縦ブラケット45に対して上下方向からではなく左右側方から、それぞれホースを接続したままでも着脱できるようになっている。
前記右側操縦バルブ46及び作業具操作バルブ47の組み付け、交換及びメンテナンス等は、操縦ブラケット45及び運転席8を操縦台21上に取り付けたままでも行うことができる。
前記右操縦装置23を前記に配置した状態で、前記縦壁45Aは右脚部21Rの近傍に位置し、その右外方には作業操作レバー49が配置され、右脚部21Rの略真上に配置されており、それらはキャビン20の右側壁に近接して配置されている。
バックホー1にキャビン20の代わりにロプス装置又はキャノピ装置を装着する場合、前記左操縦装置22と同様に、右操縦装置23に回動機構を設けてアンロードレバーで上方回動可能に構成してもよい。
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜20に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、バックホー1は作動油タンクT等のタンクルームを機体6の右側に配置しているが、タンクルームを機体6の左側に配置して、作動油タンクTと運転席8の配置、左右操縦装置22、23の配置等を左右逆にしてもよい。
また、前記作業操作レバー49は操縦ブラケット45の縦壁45Aの右側に配置されているが、これを作業具操作バルブ47と同様に左側に配置してもよく、その場合は、縦壁45Aを操縦台21の載置部21cの最外端、即ち、右脚部21Rの真上に配置することも可能になる。
本発明の実施の形態を示す正面図である。 同平面図である。 同要部の斜視図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 操縦台の正面図である。 操縦台の平面図である。 左操縦装置の右側面図である。 左操縦装置の内部構造を示す左側面図である。 左操縦装置の内部構造を示す拡大左側面図である。 左操縦装置の上方回動した状態を示す左側面図である。 左操縦装置の内部構造を示す平面図である。 左操縦装置の内部構造を示す正面図である。 回動機構の斜視図である。 右操縦装置の斜視図である。 右操縦装置の操縦ブラケットを示す右側面図である。 同操縦ブラケットの斜視図である。 操縦部の全体斜視図である。 旋回作業機の全体平面図である。 旋回作業機の全体側面図である。
符号の説明
1 バックホー(作業機)
2 旋回体
3 走行装置
5 ドーザ装置
6 旋回台(機体)
7 掘削装置
8 運転席
20 キャビン
21 操縦台
22 左操縦装置
23 右操縦装置
45 操縦ブラケット
45A 縦壁
45B 装着部
45a〜45d 突起部
46 主操縦バルブ(第1バルブ)
47 作業具操作バルブ(第2バルブ)
48 右操作レバー
49 作業操作レバー
50 第1取付部
51 第2取付部

Claims (3)

  1. 機体(6)上に操縦台(21)を固定し、この操縦台(21)上に運転席(8)を配置し、この運転席(8)の一側方に操縦装置(23)を配置しており、この操縦装置(23)は操縦ブラケット(45)に第1バルブ(46)と第2バルブ(47)とを設けており、
    前記操縦ブラケット(45)は、前記操縦台(21)に立設される縦壁(45A)から側方へ複数の突起部(45a〜45d)を突出し、この複数の突起部(45a〜45d)に前記第1バルブ(46)と第2バルブ(47)とを左右側方から取り付ける取付部(50、51)を形成していることを特徴とする作業機の操縦部構造。
  2. 前記操縦ブラケット(45)は縦壁(45A)から複数の突起部(45a〜45d)を運転席(8)側へ一体成形で突出形成しており、前記第1バルブ(46)の取付部(50)は運転席(8)側の前部に取付開口(50a)を有し、第2バルブ(47)の取付部(51)は運転席(8)側の側部に取付開口(51a)を有していることを特徴とする請求項1に記載の作業機の操縦部構造。
  3. 前記操縦装置(23)を操縦台(21)の上面に上方から取り付けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の操縦部構造。
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