JP2003129477A - 建設機械の作業用アタッチメント格納装置 - Google Patents

建設機械の作業用アタッチメント格納装置

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JP2003129477A
JP2003129477A JP2001329807A JP2001329807A JP2003129477A JP 2003129477 A JP2003129477 A JP 2003129477A JP 2001329807 A JP2001329807 A JP 2001329807A JP 2001329807 A JP2001329807 A JP 2001329807A JP 2003129477 A JP2003129477 A JP 2003129477A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業用アタッチメントの格納作業を容易に行
うことのできる建設機械の作業用アタッチメント格納装
置を提供すること。 【解決手段】 本装置は、リーダー17の起伏角度を検
出する起伏センサ19と、同リーダー17の傾転角度を
検出する傾転センサ21と、コントローラ40とを備え
ており、このコントローラ40は、傾転センサ21で検
出される傾転角度が設定値を超える範囲では、リーダー
17が倒伏位置に向かう起伏用シリンダ18の動作を制
限するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械における
機械本体の先端部又は後端部に、前後方向に起伏可能か
つ左右方向に傾動可能に取り付けられた作業用アタッチ
メントを、所定の姿勢で格納するための装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、杭打機のリーダー支持装置として
以下のような構成が公知である(実公平5-26111号公
報)。ここでは、図5及び図6に示すように、杭打機5
00のベースマシン501からフロントブラケット50
2を突設している。このフロントブラケット502にリ
ーダー支持フレーム503を前後2組のブラケット50
4を介してピン505にてベースマシン501の左右方
向に傾転(回動)可能に軸支している。このリーダー支
持フレーム503に、リーダー506と起伏用シリンダ
507の基端をピン結合しており、さらにリーダー支持
フレーム503の側端部をフロントブラケット502に
立設した傾転用シリンダ508とピン結合している。
【0003】そして、傾転用シリンダ508の伸縮動作
により、リーダー支持フレーム503をベースマシン5
01の左右方向に回動し、これによりリーダー506は
左右方向に傾転する。また、起伏用シリンダ507の伸
縮動作によりリーダー506はベースマシン501の前
後方向へ起伏し、起伏用シリンダ507を最大限度まで
縮小することにより、輸送時にはリーダー506をベー
スマシン501の上部に略水平に倒して格納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現地で
の作業終了後、リーダー506を傾転したままの状態で
ベースマシン501の上部に格納すると、リーダー50
6がベースマシン501の上部からはみ出して、輸送困
難となってしまう。また、リーダー506の格納位置が
上部構造体509の横側にあるような小型機では(図5
はその例である)、リーダー506がベースマシン50
1の上部構造体509に接触してこれを破損等するおそ
れもあった。そこで、オペレータは、傾転用シリンダ5
08を縮小して、リーダー506の左右方向の傾転をな
くした上で、起伏用シリンダ507を縮小することとし
ている。
【0005】その際、従来はオペレータがリーダー50
6の姿勢を目視で確認しながら上記格納作業を行うた
め、リーダー506を杭打機500の所定位置に確実に
格納するのが困難であり、特に狭隘なスペース内での格
納作業を余儀なくされる小型機にあっては、その作業が
大変であった。なお、上部構造体509とリーダー50
6の干渉防止用のガード部材を設けることもあるが、そ
の場合には、視認性を阻害し、コストアップともなる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、作業用アタッチメント
の格納作業を容易化する建設機械の作業用アタッチメン
ト格納装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
機械本体の先端部又は後端部に取り付けられた作業用ア
タッチメントを起立位置と倒伏位置との間で前後方向に
起伏させる起伏用アクチュエータと、同作業用アタッチ
メントを左右方向に傾転させる傾転用アクチュエータと
を備え、起伏用アクチュエータを駆動して作業用アタッ
チメントを機械本体の上部に倒伏させた状態で格納する
建設機械の作業用アタッチメント格納装置であって、上
記作業用アタッチメントの傾転角度を検出する傾転検出
手段と、制御手段とを備え、制御手段は、上記傾転検出
手段で検出される傾転角度が設定値を超える範囲では、
作業用アタッチメントが倒伏位置に向かう起伏用アクチ
ュエータの動作を制限することを特徴とするものであ
る。
【0008】この構成によれば、制御手段の働きによっ
て、傾転検出手段で検出される傾転角度が設定値を超え
る範囲では、作業用アタッチメントが倒伏位置に向かう
起伏用アクチュエータの動作が制限されるので、オペレ
ータは、作業用アタッチメントの傾転角度が設定値を超
える範囲にある間は、たとえ作業用アタッチメントを誤
って倒伏するように起伏用アクチュエータを操作したと
しても同アクチュエータが直ちに動作することはない。
したがって、作業用アタッチメントを傾転させたまま倒
伏させるおそれがなくなる。
【0009】請求項2記載の発明は、機械本体の先端部
又は後端部に取り付けられた作業用アタッチメントを起
立位置と倒伏位置との間で前後方向に起伏させる起伏用
アクチュエータと、同作業用アタッチメントを左右方向
に傾転させる傾転用アクチュエータとを備え、起伏用ア
クチュエータを駆動して作業用アタッチメントを機械本
体の上部に倒伏させた状態で格納する建設機械の作業用
アタッチメント格納装置であって、上記作業用アタッチ
メントの起伏角度を検出する起伏検出手段と、制御手段
とを備え、制御手段は、上記起伏検出手段で検出される
起伏角度が設定値の範囲内では、作業用アタッチメント
を傾転させる傾転用アクチュエータの動作を制限するこ
とを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、制御手段の働きによっ
て、起伏検出手段で検出される起伏角度が設定値の範囲
内では、作業用アタッチメントを傾転させる傾転用アク
チュエータの動作が制限されるので、オペレータは、作
業用アタッチメントの起伏角度が設定値の範囲内にある
間は、たとえ作業用アタッチメントを誤って傾転するよ
うに傾転用アクチュエータを操作したとしても同アクチ
ュエータが直ちに動作することはない。したがって、作
業用アタッチメントを倒伏させたまま傾転させるおそれ
がなくなる。
【0011】請求項1記載の発明において、上記機械本
体は上部構造体を有し、上記設定値は上記作業用アタッ
チメントの起伏動作によりこの作業用アタッチメントが
前記上部構造体に干渉しない値に設定されることとすれ
ば(請求項3)、作業用アタッチメントが格納時に機械
本体の上部構造体に接触して破損等するおそれがなくな
るので、機械本体の上部構造体の横側に作業用アタッチ
メントを格納するような構造を有する小型の建設機械に
好適である。
【0012】請求項2記載の発明において、上記機械本
体は上部構造体を有し、上記設定値は上記作業用アタッ
チメントの傾転動作によりこの作業用アタッチメントが
前記上部構造体に干渉しない値に設定されることとすれ
ば(請求項4)、作業用アタッチメントが格納時に機械
本体の上部構造体に接触して破損等するおそれがなくな
るので、機械本体の上部構造体の横側に作業用アタッチ
メントを格納するような構造を有する小型の建設機械に
好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
油圧ショベルのリーダーの起立状態を示す側面図、図2
はそのリーダーの格納状態を示す側面図である。以下、
建設機械として、油圧ショベルを例にとって説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、油圧ショベル
の車体は、下部走行体1と、上部旋回体(機械本体)2
とより構成されており、この上部旋回体2の前部には作
業用アタッチメント3が前後方向に起伏可能かつ左右方
向に傾転可能に装着されている。
【0015】下部走行体1は、左右のクローラフレーム
4及びクローラ(いずれも片側のみ図示)5からなり、
両側クローラ5が、左右の走行モータ6により個別に回
転駆動されて走行する。この下部走行体1の後部には、
ドーザ7が装着されている。
【0016】上部旋回体2は、旋回フレーム8、キャビ
ン(上部構造体)9、機械室10等からなり、キャビン
9には、操作レバー11や計器盤12が配置されてい
る。また、機械室10には、図示しない油圧ポンプ等を
駆動するエンジンが横置きに配置されている。なお、キ
ャビン9は、上部旋回体2の幅方向中央から偏心した位
置に設けられ、作業用アタッチメント3は、このキャビ
ン9の位置と反対側に偏心した位置に取り付けられてい
るので、キャビン9の横側の空きスペースが作業用アタ
ッチメント3の格納場所となる。
【0017】作業用アタッチメント3としてのリーダー
17は、上下スプロケット171,172間に掛け渡さ
れ、油圧モータ173で駆動されるチェーン174によ
り、図示しないドリル等を駆動する油圧駆動装置175
を上下動させるようになっている。リーダー17の下端
部には、アウトリガ176が装着されている。
【0018】また、このリーダー17には、上記油圧ポ
ンプからの圧油により伸縮動作してリーダー17を、起
立位置と倒伏位置との間で前後方向に起伏させる起伏用
シリンダ(起伏用アタッチメント)18と、この起伏角
度を検出する起伏センサ(起伏検出手段)19と、上記
油圧ポンプからの圧油により伸縮動作してリーダー17
を左右方向に傾転させる傾転用シリンダ(傾転用アクチ
ュエータ)20と、この傾転角度を検出する傾転センサ
(傾転検出手段)21とが備わっている。これらの要素
と、後述する制御手段とにより本発明のリーダー格納装
置が構成される。
【0019】図3はリーダー格納装置の主要部の構成を
示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【0020】図3(a),(b)において、下部走行体
1の前部に突出するフロントブラケット101に、マウ
ントブラケット103を介して、リーダー取付ブラケッ
ト102が取り付けられている。
【0021】このリーダー取付ブラケット102は、底
板1021上に2枚の側板1022が左右方向に並設さ
れており、両側板1022の上部と下部の各対向位置に
はそれぞれピン孔1023,1024が穿設されてい
る。その片方の側板1022には、外側に突出するブラ
ケット1027が設けられている。一方、リーダー17
の中央部と下部は、リーダー起立時に後ろ向きに突出し
ており、その突出部1701,1702にはそれぞれピ
ン孔1703,1704が穿設されている(図1参
照)。
【0022】そして、リーダー17の下部突出部170
2を、リーダー取付ブラケット102の両側板1022
間の上部に挿入して、両者を左右方向の水平ピンでピン
結合している。また、リーダー17の中央部突出部17
01のピン孔1703に、起伏用シリンダ18の伸縮ロ
ッド先端をピン結合し、そのシリンダ本体の基端をリー
ダー取付ブラケット102の両側板1022間の下部に
挿入して、両者を左右方向の水平ピンでピン結合してい
る。このようにして、リーダー17は起伏用シリンダ1
8の動作により前後方向に起伏可能となっている。
【0023】マウントブラケット103は、底板103
1上に2枚づつの側板1032が所定の間隔をあけて前
後方向に2組並設されており、各側板1032の上部の
対向位置にはそれぞれピン孔1033が穿設されてい
る。一方、リーダー取付ブラケット102の底板102
1の下面には、上記マウントブラケット103の各側板
1032に対応するように突出したブラケット1025
が設けられており、各ブラケット1025にはピン孔1
026がそれぞれ穿設されている。そして、このリーダ
ー取付ブラケット102の底板1021のブラケット1
025を、マウントブラケット103の側板1032間
に挿入し、両者を前後方向の水平ピンでピン結合してい
る。
【0024】フロントブラケット101は、適当個所に
リブ材を設けた箱状の剛構造であり、その上面にマウン
トブラケット103の底板1031を固定しており、そ
の横側に、シリンダ支持用の2枚のブラケット104を
並設している。そして、リーダー取付ブラケット102
の側板1022から突出したブラケット1027のピン
孔1028に、傾転用シリンダ20の伸縮ロッド先端を
ピン結合し、そのシリンダ本体の基端をシリンダ支持用
のブラケット104間に挿入して、両者を前後方向の水
平ピンでピン結合している。このようにして、リーダー
17は傾転用シリンダ20の動作により左右方向に傾転
可能となっている。また、起立時のリーダー17の全荷
重は、リーダー取付ブラケット102とマウントブラケ
ット103を介してフロントブラケット101により支
持されているので、傾転用シリンダ20は小型のもので
すむ。
【0025】なお、フロントブラケット101の後部に
は、起伏用シリンダ18の倒伏時に当接可能なゴム等の
弾性体1012を貼設した干渉防止部材1011が突設
されている。
【0026】起伏センサ19及び傾転センサ21は、例
えばエンコーダ、ポテンショ、リミットスイッチ等であ
るが、図示の例では、角度計に5°ピッチのスリットを
設けて、リーダー17の起伏或いは傾転に伴うスリット
数の変化を光学的に検出して起伏角度及び傾転角度を検
出している。なお、この角度計の指示が図1の計器盤1
2に表示されるようになっている。
【0027】そして、両センサ19,21のマウントが
適所に配設され、電線ケーブルが適当なルートで布線さ
れている。また、起伏用シリンダ18、傾転用シリンダ
20等の油圧配管も適当なルートで導設されている。図
4は本格納装置の簡単化した油圧制御回路図である。
【0028】図4に示すように、傾転用シリンダ20と
起伏用シリンダ18へは、油圧ポンプ30から油圧配管
31を経由して圧油が供給され、この圧油によって両シ
リンダ18,20が作動する。両シリンダ18,20の
操作は、図1のキャビン9内でオペレータが計器盤12
を見ながら、操作レバー11(11a,11b)を操作
することにより、それぞれ3つの切換位置イ,ロ,ハを
有するコントロールバルブ(方向制御弁)32,33を
適宜作動させて、上記油圧ポンプ30から各シリンダ1
8,20に対する圧油の供給方向と供給量とを切り換え
ることにより行う。また、制御手段としてのコントロー
ラ40は、各センサ19,21の検出角度に応じて各コ
ントロールバルブ32,33のパイロットライン34,
35中にそれぞれ設けられたカット弁36,37で各パ
イロット圧を遮断することにより、各シリンダ18,2
0の動作を制御するようになっている。
【0029】以下、図1〜図4を参照して本格納装置の
動作について説明する。
【0030】いま、現場における作業が終了して、オペ
レータが起立状態のリーダー17を倒伏させて所定位置
に格納しようとしているものとする。
【0031】このとき、まずオペレータは計器盤12を
見ながら、傾転用の操作レバー11bを図中のA方向に
操作する。すると、同用コントロールバルブ33のスプ
ールがハ位置に切り換わり、油圧ポンプからの圧油が傾
転用シリンダ20のロッド室に入って伸縮ロッドを縮小
させる。この傾転用シリンダ20の動作により、リーダ
ー17が正面視で時計方向に傾転する。この傾転角度を
傾転センサ21で検出する。そして、この検出値が設定
値(例えば上部旋回体2の旋回軸に対して±6°:ただ
し、+は左方、−は右方への傾きを示す。)を超える範
囲となると、傾転センサ21は検出信号aを発する。
【0032】また、このときのリーダー17の起伏角度
を起伏センサ19で検出する。そして、この検出値が設
定値(例えば上部旋回体2の旋回軸に対して+5°〜+
90°:ただし、+は後方への傾きを示す。)の範囲内
になると、起伏センサ19は検出信号bを発する。
【0033】両検出信号a,bがともに発せられていな
いときには、コントローラ40は、指令信号cを発せ
ず、コントロールバルブ33のパイロットライン34に
介装されたカット弁36を開き、起伏用シリンダ18を
動作可能としている。一方、コントローラ40は、この
ときには、指令信号dも発せず、コントロールバルブ3
3のパイロットライン35に介装されたカット弁37を
開き、傾転用シリンダ20を動作可能としている。
【0034】すなわち、オペレータは、リーダー17を
倒伏させるように起伏用シリンダ18の操作レバー11
aを操作すれば同シリンダ18が動作して、リーダー1
7を起伏させることができ、リーダー17を傾転させる
ように傾転シリンダ20の操作レバー11bを操作すれ
ば同シリンダ20が動作して、リーダー17を傾転させ
ることができる。したがって、このときには、オペレー
タは、リーダー17を自由に操作できる。
【0035】ついで、リーダー17を傾転させて、傾転
センサ21で検出される傾転角度が上記設定値を超える
範囲になると、この傾転センサ21から検出信号aが発
せられる。ただし、検出信号bは発せられていないもの
とする。このときには、コントローラ40は、指令信号
cを発してコントロールバルブ33のパイロットライン
34に介装されたカット弁36を閉じ、起伏用シリンダ
18を動作不可能とする。一方、コントローラ40は、
指令信号dを発しないままであり、コントロールバルブ
33のパイロットライン35に介装されたカット弁37
を開いて、傾転用シリンダ20を動作可能としている。
【0036】すなわち、オペレータは、リーダー17の
傾転角度が上記設定値以上である間は、リーダー17を
誤って倒伏するように起伏用シリンダ18の操作レバー
11aを操作したとしても同シリンダ18は動作しない
ので、リーダー17を傾転させたまま倒伏させるおそれ
がなくなる。
【0037】なお、上記設定値は、リーダー17の起伏
動作により、このリーダー17が上部旋回体2のキャビ
ン9等(上部構造体)と干渉しない値に設定されてい
る。この場合、リーダー17が格納時に上部旋回体2の
キャビン9等に接触して破損等するおそれがなくなるの
で、本実施形態のように、キャビン2の横側にリーダー
17を格納するような場合に特に適している。
【0038】ついで、上記傾転用シリンダ20の動作に
より、傾転センサ21で検出される傾転角度が上記設定
値以下になると、この傾転センサ21から検出信号aが
発せられなくなる。すると、コントローラ40は、指令
信号cを停止してコントロールバルブ32のパイロット
ライン34に介装されたカット弁36を開き、起伏用シ
リンダ18を動作可能とする。そして、オペレータは、
操作レバー11aを図中のB方向に操作してこの起伏用
シリンダ18のスプールをハ位置に切り換える。する
と、油圧ポンプ30からの圧油が起伏用シリンダ18の
ロッド室に入って伸縮ロッドを縮小させ、リーダー17
を後方に倒伏させることができる。或いは、オペレータ
は、操作レバー11aをB方向と反対方向に操作しても
よい。その場合には、リーダー17は、−5°となるま
で前方に倒伏させることができる。このような操作によ
り、リーダー17を若干傾けてするような通常の作業も
可能となる。
【0039】ついで、リーダー17を後方に倒伏させる
と、起伏センサ19で検出される起伏角度がその設定値
の範囲内となって、起伏センサ19から検出信号bが発
せられる。すると、コントローラ40は、指令信号dを
発してコントロールバルブ33のパイロットライン35
に介装されたカット弁37を閉じ、傾転用シリンダ20
は動作不可能となる。
【0040】すなわち、リーダー17の格納作業中に、
オペレータが傾転用シリンダ20を誤って操作したとし
ても同シリンダ20は動作しないので、リーダー17を
傾転させたまま倒伏させるおそれがない。
【0041】上記起伏角度に対する設定値は、リーダー
17の傾転動作により、このリーダー17が上部旋回体
2のキャビン9等(上部構造体)と干渉しない値に設定
されている。この場合も、リーダー17が格納時に上部
旋回体2のキャビン9等に接触して破損等するおそれが
なくなるので、本実施形態のように、キャビン2の横側
にリーダー17を格納するような場合に特に適してい
る。
【0042】以上により、オペレータはリーダー17の
所定位置への格納を容易に行うことができる。
【0043】なお、上記実施形態では、建設機械の作業
用アタッチメントとして、油圧ショベルに装着されたリ
ーダー17を説明したが、本発明の適用範囲はこれに限
定されるものではなく、リーダー17に代えて他の作業
用アタッチメントを装着したショベル、ミニショベル、
さらには、クレーンその他の建設機械であってもよい。
また、作業用アタッチメントは機械本体の先端部に取り
付けられたものに限らず、後端部に取り付けられたもの
であってもよい。
【0044】また,上記実施形態では、制御手段とし
て、コントローラ40を介在させているが、例えば起伏
センサ19の検出信号bで直接カット弁37を閉じ、か
つ、傾転センサ21の検出信号aで直接カット弁36を
閉じるようにすることにより、制御系を簡単化すること
もできる。その場合には、各検出信号ライン等により制
御手段が構成される。
【0045】また、上記実施形態では、傾転センサ21
の検出信号aはその設定値を超える範囲で発せられ、起
伏センサ19の検出信号bはその設定値の範囲内で発せ
られるものとしたが、逆に、傾転センサ21の検出信号
aはその設定値を超えない範囲で発せられ、起伏センサ
19の検出信号bはその設定値の範囲外で発せられるよ
うにしてもよい。また、コントローラ40からの指令信
号c,dについても同様にそれらの発生条件等を適宜選
択することができる。
【0046】また、上記実施形態では、カット弁36,
37を開閉動作させて、上記傾転角度に対する設定値の
範囲を超えた場合や上記起伏角度の設定値の範囲外とな
ったときには、直ちに両シリンダ18,20を動作不可
能としているが、そのようなときでも必ずしも動作を直
ちに止めてしまう必要はなく、そのカット弁36,37
の開度制御を行うことで、オペレータがリーダー17の
起伏動作と傾転動作についてインチング操作等できるよ
うにしてもよい。このことは、さらに格納スペースが狭
い超小型機等に有効である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータは、作業用
アタッチメントの傾転角度が設定値を超える範囲にある
間は、たとえ作業用アタッチメントを誤って倒伏するよ
うに起伏用アクチュエータを操作したとしても同アクチ
ュエータが直ちに動作することはない。したがって、作
業用アタッチメントを傾転させたまま倒伏させるおそれ
がなくなるので、オペレータは作業用アタッチメントの
所定位置への格納を容易に行うことができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、オペレータ
は、作業用アタッチメントの起伏角度が設定値の範囲内
にある間は、たとえ作業用アタッチメントを誤って傾転
するように傾転用アクチュエータを操作したとしても同
アクチュエータが直ちに動作することはない。したがっ
て、作業用アタッチメントを倒伏させたまま傾転させる
おそれがなくなるので、オペレータは作業用アタッチメ
ントの所定位置への格納を容易に行うことができる。
【0049】請求項3,4記載の発明によれば、作業用
アタッチメントが格納時に機械本体の上部構造体に接触
して破損等するおそれがなくなるので、機械本体の上部
構造体の横側に作業用アタッチメントを格納するような
構造を有する小型の建設機械に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧ショベルのリー
ダーの起立状態を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る油圧ショベルのリー
ダーの格納状態を示す側面図である。
【図3】リーダー格納装置の主要部の構成を示す図であ
って、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】リーダー格納装置の油圧制御回路図である。
【図5】従来のリーダー格納装置の主要部の構成を示す
側面図である。
【図6】図5の部分的な正面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体(機械本体) 3 作業用アタッチメント 4 クローラフレーム 9 キャビン(上部構造体) 11(11a,11b) 操作レバー 17 リーダー(作業用アタッチメント) 18 起伏用シリンダ(起伏用アクチュエータ、油圧シ
リンダ) 19 起伏センサ(起伏検出手段) 20 傾転用シリンダ(傾転用アクチュエータ、油圧シ
リンダ) 21 傾転センサ(傾転検出手段) 30 油圧ポンプ(油圧源) 31 油圧配管 32,33 コントロールバルブ(方向制御弁) 34,35 コントロールライン 36,37 カット弁 40 コントローラ(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械本体の先端部又は後端部に取り付け
    られた作業用アタッチメントを起立位置と倒伏位置との
    間で前後方向に起伏させる起伏用アクチュエータと、同
    作業用アタッチメントを左右方向に傾転させる傾転用ア
    クチュエータとを備え、起伏用アクチュエータを駆動し
    て作業用アタッチメントを機械本体の上部に倒伏させた
    状態で格納する建設機械の作業用アタッチメント格納装
    置であって、 上記作業用アタッチメントの傾転角度を検出する傾転検
    出手段と、制御手段とを備え、制御手段は、上記傾転検
    出手段で検出される傾転角度が設定値を超える範囲で
    は、作業用アタッチメントが倒伏位置に向かう起伏用ア
    クチュエータの動作を制限することを特徴とする建設機
    械の作業用アタッチメント格納装置。
  2. 【請求項2】 機械本体の先端部又は後端部に取り付け
    られた作業用アタッチメントを起立位置と倒伏位置との
    間で前後方向に起伏させる起伏用アクチュエータと、同
    作業用アタッチメントを左右方向に傾転させる傾転用ア
    クチュエータとを備え、起伏用アクチュエータを駆動し
    て作業用アタッチメントを機械本体の上部に倒伏させた
    状態で格納する建設機械の作業用アタッチメント格納装
    置であって、 上記作業用アタッチメントの起伏角度を検出する起伏検
    出手段と、制御手段とを備え、制御手段は、上記起伏検
    出手段で検出される起伏角度が設定値の範囲内では、作
    業用アタッチメントを傾転させる傾転用アクチュエータ
    の動作を制限することを特徴とする建設機械の作業用ア
    タッチメント格納装置。
  3. 【請求項3】 上記機械本体は上部構造体を有し、上記
    設定値は上記作業用アタッチメントの起伏動作によりこ
    の作業用アタッチメントが前記上部構造体に干渉しない
    値に設定されることを特徴とする請求項1記載の建設機
    械の作業用アタッチメント格納装置。
  4. 【請求項4】 上記機械本体は上部構造体を有し、上記
    設定値は上記作業用アタッチメントの傾転動作によりこ
    の作業用アタッチメントが前記上部構造体に干渉しない
    値に設定されることを特徴とする請求項2記載の建設機
    械の作業用アタッチメント格納装置。
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