JP2005336771A - 建設機械の運転操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作レバーを操作しつつ、変速ギヤのシフトダウンとシフトアップとを容易に実行でき、操作性を向上できるようにする。
【解決手段】 コンソール18のレバー取付部18Cには、作業装置8を作動させる操作レバー20,21と、手動変速での運転時に変速操作を行うシフトダウンスイッチ22、シフトアップスイッチ23と、自動変速での運転時に変速ギアをロックするシフトロックスイッチ24とを設ける。これにより、例えば作業装置8を俯動した状態で、駆動力の高い低速ギヤを使用したいときには、操作レバー20,21の前側のスイッチ22を容易に操作することができる。また、手動変速時に走行速度の高い高速ギヤを使用したり、自動変速時に不要な変速操作をロックしたいときには、操作レバー20,21の側方のスイッチ23,24を容易に操作することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばホイールローダ、油圧ショベル等の建設機械に設けられ、その車体や作業装置を運転操作するのに好適に用いられる建設機械の運転操作装置に関する。
一般に、建設機械としては、例えばホイールローダ、油圧ショベル等があり、これらの建設機械には、オペレータによって車体の走行、停止、操舵を行ったり、作業装置を作動させるための運転操作装置が設けられている。
この種の従来技術による建設機械として、ホイールローダを例に挙げて述べると、ホイールローダは、自走可能な車体と、該車体の前側に俯仰動可能に設けられ、ブームの先端側にローダバケットが取付けられた作業装置とにより大略構成されている(例えば、特許文献1,2参照)。
実開平5−26582号公報 特開平10−121522号公報
そして、車体には、オペレータが着座する運転席と、該運転席の前側に位置してオペレータが車体を操舵するステアリングホイールと、オペレータが踏込み操作するアクセルペダル、ブレーキペダル等のペダル装置とが設けられている。また、ステアリングホイールの近傍には、車体が走行するときに変速ギヤのシフトアップ及びシフトダウンを行う変速レバーが設けられ、この変速レバーは、例えばオペレータの左側の手元に延びている。
また、ステアリングホイールの近傍には、トランスミッションの変速制御を選択する変速用選択スイッチが設けられ、この変速用選択スイッチは、オペレータが手動で変速ギヤを切換える手動変速と、車体の運転状態に応じて変速ギヤを自動的に切換える自動変速とのうち何れか一方の変速制御を選択する構成となっている。
また、運転席の右側等には、作業装置のブーム、バケット等を作動させる作業用操作レバーが設けられている。この場合、作業用操作レバーは、ブームを上,下方向に俯仰動させるブーム用操作レバーと、ブームの先端側でバケットを回動させるバケット用操作レバーとからなり、これらの操作レバーは、例えば運転席の右側に設けられたコンソールの上面部等に取付けられている。
ここで、ホイルローダを作業現場等で用いるときには、例えば地面に積上げられた土砂等の山をすくい上げてトラックの荷台に積込むことがあり、このような積込み作業では、例えばオペレータが左手でステアリングホイールを操作しつつ、右手でブーム用操作レバーとバケット用操作レバーとを操作して作業装置を作動させることが多い。
また、この作業時には、まず変速ギヤを1速等の低速ギヤにシフトダウンした状態で車体を走行させ、土砂の山に突込むローダバケットに大きな突進力を与えることにより、十分な量の土砂をすくい上げる。その後、変速ギヤを2速以上の高速ギヤにシフトアップし、車体を比較的早い速度で走行させることにより、すくい上げた土砂を円滑に運搬したいという要求がある。この場合、オペレータは、左手でステアリングホイールを操作しているので、これらの変速操作を左側の手元に位置する変速レバーによって行うのは難しい。
このため、従来技術では、例えばブーム用操作レバーとバケット用操作レバーのうち何れか一方のレバーのグリップに変速スイッチを設ける構成としている。これにより、前述した積込み作業時には、オペレータが左手でステアリングホイールを操作し、右手で作業用操作レバーを操作している状態でも、右手の指先で変速スイッチを操作することにより、変速操作を実行できるようにしている。
この場合、特許文献2の従来技術では、手動変速と自動変速の両方で使用される変速スイッチを操作レバーのグリップに設ける構成としている。この変速スイッチは、車体を手動変速で運転しているときに、例えば変速ギヤを順次シフトアップするシフトアップスイッチとして機能し、自動変速で運転しているときには、当該変速スイッチを操作した時点の変速ギヤを保持するホールドスイッチとして機能するようになっている。
ところで、上述した従来技術では、例えばブーム用操作レバーとバケット用操作レバーのうち一方の操作レバーのグリップに変速スイッチを設ける構成としている。しかし、この場合には、例えばオペレータが他方の操作レバーを握っているときに、変速スイッチを操作して変速ギヤを切換えたり、ホールドスイッチを操作して変速ギヤを一定の状態に保持しようとすると、操作中のレバーから手を離してレバーを持替えない限り、これらの変速操作を行うことができない。
このため、従来技術では、オペレータが変速操作を行うときに、操作レバーを持替えることによってブームやバケットの動作が中断したり、これらの動作を優先することによって変速ギヤを所望のタイミングで切換できないことがあり、オペレータの操作性が悪化し、作業効率が低下するという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、例えば車体を操舵しつつ、作業装置を作動させる場合でも、これらの操作と一緒に変速操作を円滑に行うことができ、オペレータの操作性を良好に保持できると共に、作業効率を向上できるようにした建設機械の運転操作装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、建設機械の車体に設けられた運転席と、該運転席の前側に配置され該運転席に着座したオペレータが前記車体を操舵する操舵装置と、該操舵装置の近傍に配置され前記車体が走行するときに変速ギヤのシフトアップ及びシフトダウンを行う変速レバーと、変速ギヤを手動で切換える手動変速と変速ギヤを車体の運転状態に応じて自動的に切換える自動変速とのうち何れか一方の変速制御を選択する変速用選択スイッチと、前記運転席の側方に配設されたコンソールと、該コンソールの上面部に前,後方向に操作可能に設けられ前記車体に設けられた作業装置を作動させる作業用操作レバーとを備えてなる建設機械の運転操作装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、コンソールの上面部には、変速用選択スイッチの選択に応じて、車体を手動変速で運転しているときに変速ギヤのシフトダウンを行うシフトダウンスイッチと、同じく車体を手動変速で運転しているときに変速ギヤのシフトアップを行うシフトアップスイッチと、車体を自動変速で運転しているときに変速ギヤの切換動作をロックするシフトロックスイッチとからなる3種類のスイッチを設ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、コンソールには、運転席の側方に位置してオペレータが手首を載せるリストレストと、該リストレストの前側に位置して作業用操作レバーが取付けられるレバー取付部とを設け、シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ及びシフトロックスイッチはレバー取付部に配設する構成としている。
また、請求項3の発明によると、レバー取付部はリストレストの位置から前側に延びつつ下向きに傾斜した傾斜面部として形成する構成としている。
また、請求項4の発明によると、作業装置は、作業用操作レバーを前側に操作したときに下向きに移動し作業用操作レバーを後側に操作したときに上向きに移動する構成とし、シフトダウンスイッチは作業用操作レバーの前側に配設し、シフトアップスイッチは作業用操作レバーの側方に配設する構成としている。
また、請求項5の発明によると、シフトロックスイッチは作業用操作レバーの側方に配設する構成としている。
また、請求項6の発明によると、作業用操作レバーの前側にはシフトダウンスイッチを配設し、前記作業用操作レバーの側方には、他のシフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを一体化して形成されシフトダウン位置とシフトアップ位置とに切換えられる切換スイッチを設ける構成としている。
また、請求項7の発明によると、シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとは、シフトダウン位置とシフトアップ位置とに切換えられる切換スイッチとして一体に形成し、該切換スイッチは作業用操作レバーの側方に配設する構成としている。
また、請求項8の発明によると、作業用操作レバーは、左,右方向に並んで配置され作業装置を構成する複数のアクチュエータを操作する2本の操作レバーからなり、シフトダウンスイッチは2本の操作レバーの間に位置してその前側に配置し、シフトアップスイッチは各操作レバーのうち片方の操作レバーの側方に配置する構成としている。
請求項1の発明によれば、コンソールの上面部には、シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ及びシフトロックスイッチからなる3種類のスイッチを設ける構成としたので、建設機械のオペレータは、例えば一方の手で操舵装置を操作し、他方の手で作業用操作レバーを操作している状態でも、操作レバーを把持する手の指先等によって3種類のスイッチをそれぞれ容易に操作することができる。これにより、オペレータは、車体を操舵しつつ、作業装置を使用することによって両手が塞がった状態でも、これらの操作を行いながらコンソール上で手の指先を延ばすだけで、手動変速での運転中に変速ギヤのシフトダウン、シフトアップを円滑に行うことができる。
また、オペレータは、自動変速での運転中にも、指先を延ばすだけの簡単な操作によって変速ギヤのロック(シフトロック)を行うことができる。これにより、操作レバーを操作して各種の作業を行いつつ、車体の走行状態や作業の状態等に応じてワンタッチで変速ギヤを所望のギヤ位置に固定でき、変速ギヤの不要な切換を防止することができる。
この結果、例えば複数本の作業用操作レバーを一緒に操作する場合でも、従来技術のように操作レバーを持替えて変速操作を行う必要がなくなり、またシフトダウン、シフトアップ、シフトロック等の変速操作を行うタイミングが作業用操作レバーの操作状態に応じて制約されるのを防止することができる。従って、オペレータの操作性を良好に保持でき、作業装置を用いた作業を効率よく行うことができる。
また、請求項2の発明によれば、コンソールには、リストレストの前側に位置してレバー取付部を設け、このレバー取付部には、作業用操作レバーと一緒にシフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ及びシフトロックスイッチを配設する構成としたので、オペレータは、手首をリストレストに載せて安定的に固定することができ、この状態でリストレストの前側に位置する操作レバーや3種類のスイッチを楽な姿勢で操作することができる。これにより、例えば操作レバーを長時間にわたって操作する場合でも、オペレータの疲労等を抑えることができる。
また、請求項3の発明によれば、レバー取付部は、リストレストの位置から前側に延びつつ下向きに傾斜した傾斜面部として構成したので、オペレータが手首をリストレストに載せたときには、その前方または前方の斜め下側に操作レバー、シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ等の機器が配置された状態となる。従って、オペレータは、手首を自然な角度に延ばした状態でこれらの機器をスムーズに操作することができ、操作性を高めることができる。
また、請求項4の発明によれば、作業装置は、作業用操作レバーを前側,後側に操作したときに上向き,下向きに移動する構成とし、シフトダウンスイッチは作業用操作レバーの前側に配設し、シフトアップスイッチは作業用操作レバーの側方に配設する構成としている。この場合、例えば作業装置を下向きに俯動したり、ダンプしたときには、オペレータの手が操作レバーと一緒に前側へと移動しているので、この位置で手の指先を前側に向けて自然に延ばすことにより、シフトダウンスイッチを容易に操作することができる。
これにより、例えば作業装置を地面の近くに下げて土砂等の対象物に接触させるときには、変速ギヤを低速側に切換えて車体の駆動力を高めることができる。このため、作業装置を対象物に対して大きな力で接触させたり、突立てることができ、作業効率を高めることができる。
また、作業装置を上向きに仰動したり、クラウドしたときには、オペレータの手が作業用操作レバーと一緒に前,後方向の中間位置(中立位置)にあるか、これよりも後側へと移動しているから、この位置で親指等を側方に向けて自然に延ばすことにより、シフトアップスイッチを容易に操作することができる。
これにより、例えば土砂等をすくい上げた作業装置を上側に移動したときには、変速ギヤを高速側に切換えて車体を比較的高い速度で走行させることができ、土砂を降ろす場所等に向けて車体を円滑に移動することができる。
また、請求項5の発明によれば、シフトロックスイッチを作業用操作レバーの側方に配設する構成としたので、車体を自動変速で運転しながら、作業装置を作動させるときには、例えばオペレータが操作レバーを把持する手の親指等を側方に向けて自然に延ばすことにより、シフトロックスイッチを容易に操作することができる。
また、請求項6の発明によれば、作業用操作レバーの前側にはシフトダウンスイッチを配設し、作業用操作レバーの側方には、他のシフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを一体化した切換スイッチを設ける構成としたので、オペレータは、操作レバーが前側位置、中立位置及び後側位置のうち何れの位置にある場合でも、親指等を側方に向けて自然に延ばすだけで、切換スイッチを容易に操作することができる。
これにより、例えばオペレータが作業用操作レバーを前側に操作していなくても、変速ギヤを円滑にシフトダウンすることができ、変速操作を円滑に行うことができる。しかも、オペレータが変速ギヤをシフトダウンするときには、例えば作業用操作レバーの操作状態(レバーの位置)等に応じて、前側のシフトダウンスイッチと側方の切換スイッチとを使い分けることができる。従って、オペレータにより操作方法に個人差がある場合でも、各種の操作方法に適応でき、操作性を高めることができる。
また、切換スイッチを採用することにより、コンソールの上面部にスイッチをコンパクトに配置でき、コンソールやスイッチの構造を簡略化できると共に、スイッチに関連した部品点数を削減することができる。
また、請求項7の発明によれば、シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとは切換スイッチとして一体に形成し、該切換スイッチは作業用操作レバーの側方に配設する構成としたので、オペレータは、切換スイッチをシフトダウン位置またはシフトアップ位置に切換えることができ、これによって変速操作を行うことができる。
この結果、コンソールの上面部には、例えばシフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを1つの切換スイッチとしてコンパクトに配置でき、コンソールやスイッチの構造を簡略化できると共に、スイッチに関連した部品点数を削減することができる。また、切換スイッチを作業用操作レバーの側方に配置したので、操作レバーが前側位置、中立位置及び後側位置のうち何れの位置にある場合でも、オペレータは、親指等を側方に向けて自然に延ばすだけで、切換スイッチを容易に操作することができる。
さらに、請求項8の発明によれば、シフトダウンスイッチは、2本の操作レバーの間に位置してその前側に配置し、シフトアップスイッチは各操作レバーのうち片方の操作レバーの側方に配置する構成としたので、オペレータは、例えば操作レバーを把持した状態で指先を前側や側方に延ばすことにより、操作レバーの位置に関係なく、スイッチ操作を容易に行うことができる。従って、何れのスイッチを操作する場合でも、オペレータは操作レバーを持替える必要がなくなり、変速ギヤをスムーズに切換えることができる。
以下、本発明の実施の形態による建設機械の運転操作装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1ないし図12は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、運転操作装置が適用される油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ等の建設機械として、キャブ仕様のホイルローダを例に挙げて述べる。
図中、1はホイールローダで、該ホイールローダ1は、後部車体2と、該後部車体2の前側に左,右方向に回動可能に連結された前部車体3と、後述の作業装置8とにより大略構成されている。
ここで、後部車体2には、その前側に位置して床板4A(図2参照)上に後述の運転席12が配置されたキャブ4と、該キャブ4の後側に位置して後述のエンジン9、油圧ポンプ(図示せず)等を覆う外装カバー5と、ホイールローダ1を走行させる左,右の後輪6とが設けられている。また、前部車体3は、後述のステアリングホイール13が操作されることにより、後部車体2に対して左,右方向に回動し、ホイールローダ1の走行方向を変えるものであり、その前部側には左,右の前輪7が設けられている。
8は前部車体3の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置8は、前部車体3に俯仰動可能に取付けられたブーム8Aと、該ブーム8Aの先端部に回動可能に取付けられたローダバケット8Bと、ブーム8Aを俯仰動させるブームシリンダ8Cと、ローダバケット8Bを上,下方向に回動(ダンプまたはクラウド)させるバケットシリンダ8Dとにより構成されている。そして、各シリンダ8C,8D等のアクチュエータは、車両のオペレータにより後述する2本の操作レバー20,21を用いて操作される。
9は後部車体2に搭載されたエンジンで、該エンジン9は、図7に示す如く、その出力側にトランスミッション10が連結され、トランスミッション10等を介して後輪6を回転駆動するものである。また、エンジン9は油圧ポンプを駆動することにより、作業装置8の各シリンダ8C,8Dを作動させる。
10はエンジン9の出力側に連結されたトランスミッションで、該トランスミッション10は、エンジン9の回転を減速して後輪6に伝達するものであり、このときの減速比(ギヤ比)が異なる例えば4段の変速ギヤ(図示せず)を備えている。そして、この変速ギヤは、後述のミッションコントロールバルブ26によって例えば1速,2速,3速及び4速のうち何れか1つのギヤ位置に切換えられるものである。
ここで、変速ギヤの切換方法としては、後述する変速用選択スイッチ17の設定内容に応じて手動変速と自動変速とのうち何れか一方の変速制御が選択される。この場合、手動変速は、後述の変速レバー16、各スイッチ22,23等を操作することによって変速ギヤを手動で切換える変速制御である。また、自動変速は、例えば車体の運転状態や変速レバー16、シフトロックスイッチ24の操作内容等に応じて、後述のコントローラ25により変速ギヤを自動的に切換える変速制御である。
また、車体の運転状態と変速ギヤとの関係について述べると、エンジン9からトランスミッション10を介して後輪6に回転が伝達されるときに、回転数は1速から4速に向けて順次高くなり、回転トルクは順次小さくなる。このため、例えば1速では後輪6が低回転・高トルク状態で駆動され、車体は低速であっても大きな駆動力を得ることができる。また、4速では、後輪6が高回転・低トルク状態で駆動され、車体は駆動力が小さくても高い走行速度を得ることができる。
次に、11はキャブ4内に設けられた運転操作装置で、該運転操作装置11は、図2、図3に示す如く、ホイールローダ1を運転操作する操作系統をオペレータの周りに集約したものであり、後述の運転席12、ステアリングホイール13、ペダル14,15、変速レバー16、変速用選択スイッチ17、コンソール18、操作レバー20,21、シフトダウンスイッチ22、シフトアップスイッチ23、シフトロックスイッチ24、コントローラ25等を含んで構成されている。
12はキャブ4内の後側寄りに位置して床板4A上に配設された運転席で、該運転席12は、オペレータがホイールローダ1を運転操作するときに着座するものであり、その前側には後述のステアリングホイール13が取付けられている。
13は運転席12の前側に配設された操舵装置としてのステアリングホイールで、該ステアリングホイール13は、オペレータが把持して回転操作することにより、前部車体3を左,右方向に回動させ、車体を左方向または右方向に操舵するものである。また、ステアリングホイール13の下側には、キャブ4の床板4A上に位置してアクセルペダル14とブレーキペダル15とが設けられている。
16はステアリングホイール13の取付部位の近傍に配設された変速レバーで、該変速レバー16は、オペレータによって複数の切換位置の間で切換操作されるものであり、例えばステアリングホイール13の中央部下側からオペレータの左側の手元に向けて径方向に延びている。そして、オペレータは、例えば作業装置8を使用せずに通常の走行を行うときに、ステアリングホイール13を把持して車体を操舵しつつ、変速レバー16を必要に応じて左手で操作し、変速ギヤを切換える。
この場合、車体を手動変速で運転しているときには、変速レバー16の切換位置に応じて変速ギヤを1速から4速に向けてシフトアップしたり、4速から1速に向けてシフトダウンすることができる。また、これらの変速操作は、後述のシフトダウンスイッチ22及びシフトアップスイッチ23によっても行うことができる。
また、車体を運転しているときに、手動変速及び自動変速によって切換可能な最大のギヤ位置は、例えば変速レバー16の切換位置として設定される。即ち、例えば変速レバー16が3速の位置となっているときには、手動変速と自動変速の何れによっても変速ギヤが1〜3速の間だけで切換可能となり、4速にシフトアップされない状態となる。
17は例えば運転席12の前側の操作パネル等に設けられた変速用選択スイッチで、該変速用選択スイッチ17は、オペレータによって操作されることにより、トランスミッション10の変速制御として手動変速または自動変速の何れかを選択するものである。
18は運転席12の右側方に位置してキャブ4の床板4A上に立設されたコンソールで、該コンソール18は、図3ないし図5に示す如く、車体の前,後方向に延びる細長い箱形状に形成され、前,後,左,右の側面部18Aと上面部18Bとにより構成されている。この場合、上面部18Bの後側部位はほぼ水平に延びて形成され、この部位にはオペレータが手首(肘から先の部位)を載せて固定するリストレスト19が設けられている。
また、上面部18Bの前側部位は、後述の操作レバー20,21、スイッチ22,23,24等の機器が取付けられたレバー取付部18Cとなり、該レバー取付部18Cは、リストレスト19の位置から前側に延びつつ下向きに傾斜した傾斜面部として形成されている。この場合、レバー取付部18Cの傾斜角は、オペレータが手首をリストレスト19に載せた状態で各機器が手首の前方または前方の斜め下側に配置され、手首を自然な角度に延ばしてこれらの機器を操作できるように設定されている。
20は例えばコンソール18のレバー取付部18Cの右側位置に設けられた作業用レバーとしてのブーム用操作レバーで、該ブーム用操作レバー20は、オペレータによって前,後方向に操作されることにより、作業装置8のブームシリンダ8Cを伸縮させ、ブーム8Aを俯仰動するものである。
ここで、ブーム用操作レバー20は、バケット用操作レバー21とほぼ同様に、その基端側が取付ピン(図示せず)を介してコンソール18の内部に回動可能に取付けられている。また、操作レバー20の先端側は、コンソール18のレバー取付部18Cから上側に突出し、この突出端部には、例えば球状のグリップ20Aが取付けられている。そして、ブーム用操作レバー20を操作するときには、後述の図9に示す如く、オペレータが手のひらでグリップ20Aを上側から包込むように把持し、取付ピンを中心として操作レバー20を前,後方向に傾転操作する。
これにより、操作レバー20は、図5中に実線で示す中立位置を基準として、前側位置20′と後側位置20″との間で回動する。この場合、操作レバー20が前側位置20′に向けて操作されるときには、ブーム8Aが図1中に仮想線で示すように下向きに俯動し、操作レバー20が後側位置20″に向けて操作されるときには、ブーム8Aが実線で示すように上向きに仰動する構成となっている。
21は例えばコンソール18のレバー取付部18Cの左側位置に設けられた他の作業用レバーとしてのバケット用操作レバーで、該バケット用操作レバー21は、オペレータによって前,後方向に操作され、作業装置8のバケットシリンダ8Dを伸縮させることにより、ローダバケット8Bをダンプまたはクラウドするものである。
ここで、バケット用操作レバー21は、ブーム用操作レバー20と左,右方向に並んで配置されると共に、これとほぼ同様の形状、構造をもって形成され、その先端側には、オペレータが手のひらで上側から包込むように把持する球状のグリップ21Aが取付けられている。また、操作レバー21は、その基端側が取付ピン21B(図6参照)を介してコンソール18の内部に回動可能に取付けられている。
そして、バケット用操作レバー21は、図5中に実線で示す中立位置を基準として、前側位置21′と後側位置21″との間で前,後方向に傾転操作される。この場合、操作レバー21が前側位置21′に向けて操作されるときには、ローダバケット8Bが図1中に仮想線で示すように下向きにダンプし、操作レバー21が後側位置21″に向けて操作されるときには、ローダバケット8Bが実線で示すように上向きにクラウドする。
22は例えばコンソール18のレバー取付部18Cの前側位置に設けられたシフトダウンスイッチで、該シフトダウンスイッチ22は、後述の図10に示す如く、例えばオペレータが変速用選択スイッチ17の選択に応じて車体を手動変速で運転しているときに、右手の指先でプッシュ操作するものであり、トランスミッション10の変速ギヤを4速から1速に向けて順次シフトダウンするものである。
ここで、シフトダウンスイッチ22は、図7、図8に示す如く、例えば自動復帰式(モーメンタリー式)の押しボタンスイッチ等からなり、オペレータが押しているときにのみ閉成(ON)状態に保持され、オペレータが指を離したときに開成(OFF)状態に復帰する構成となっている。
また、シフトダウンスイッチ22は、図5に示す如く、操作レバー20,21の前側に配置されている。これにより、オペレータが操作レバー20,21を前側位置20′,21′寄りに傾転操作しているとき(即ち、作業装置8のブーム8Aを俯動したり、ローダバケット8Bをダンプしているとき)には、例えば右手の人差し指、中指等を前方に延ばすことによってシフトダウンスイッチ22を容易に操作できる構成となっている。
また、シフトダウンスイッチ22は、操作レバー20,21を包込んだ手の指先で操作し易いように、図5中に一点鎖線で示す四角形状の範囲A内に配置されている。この範囲Aとは、スイッチ22が左,右方向に対して操作レバー20の右端と操作レバー21の左端との間の幅寸法W内に納まり、かつスイッチ22が各レバーの前側位置20′,21′の中心よりも前側に配置され、この中心とスイッチ22との前,後方向の距離が例えば50mm程度の寸法Y以内に納まる領域として定められている。即ち、範囲Aは、2本の操作レバー20,21のうち一方の操作レバーの前側か、または該各操作レバー20,21の間の前側となる位置に対応している。
さらに、シフトダウンスイッチ22は、図6に示す如く、上,下方向に対しても操作性を考慮した所定の範囲H内に配置され、この範囲Hは、例えば中立位置にある操作レバー20,21の上端と、これらの回転中心(取付ピン21B等)との間に納まる領域として定められている。
23は例えばコンソール18のレバー取付部18Cの左側位置に設けられたシフトアップスイッチで、該シフトアップスイッチ23は、後述の図11に示す如く、例えばオペレータが変速用選択スイッチ17の選択に応じて車体を手動変速で運転しているときに、右手の指先でプッシュ操作するものであり、トランスミッション10の変速ギヤを1速から4速に向けて順次シフトアップするものである。この場合、シフトアップスイッチ23は、シフトダウンスイッチ22とほぼ同様に、例えば自動復帰式の押しボタンスイッチ等により構成されている。
また、シフトアップスイッチ23は、図5に示す如く、例えばバケット用操作レバー21の中立位置に対して左側方となる位置か、またはこれよりも少し後側に配置されている。これにより、オペレータが操作レバー20,21を中立位置に保持しているか、または後側位置20″,21″寄りに傾転操作しているとき(即ち、作業装置8のブーム8Aを仰動したり、ローダバケット8Bをクラウドしているとき)には、例えば右手の親指を側方に延ばすことによってシフトアップスイッチ23を容易に操作することができる。
また、シフトアップスイッチ23は、操作レバー20,21を包込んだ手の指先で操作し易いように、図5中に一点鎖線で示す四角形状の範囲B内に配置されている。この範囲Bとは、操作レバー20(または操作レバー21)の中心とスイッチ23との左,右方向の距離が例えば100mm程度の寸法X以内に納まり、かつ各レバーの前側位置20′,21′(または後側位置20″,21″)の中心とスイッチ23との前,後方向の距離が例えば50mm程度の寸法Y以内に納まる領域として定められている。さらに、シフトアップスイッチ23は、上,下方向に対して前述した範囲H内に配置されている。
24は各スイッチ22,23と一緒にコンソール18のレバー取付部18Cに設けられたシフトロックスイッチで、該シフトロックスイッチ24は、例えばオペレータが変速用選択スイッチ17の選択に応じて車体を自動変速で運転しているときに、右手の指先でプッシュ操作するものであり、トランスミッション10の変速ギヤを、当該シフトロックスイッチ24が操作された時点のギヤ位置にロック(シフトロック)するものである。
ここで、シフトロックスイッチ24は、シフトアップスイッチ23とほぼ同様に、例えば自動復帰式の押しボタンスイッチ等からなり、前述した水平方向の範囲B及び垂直方向の範囲Hにそれぞれ納まる位置に配設されると共に、これによって操作レバー20,21を包込んだ手の指先で操作し易い構成となっている。
そして、シフトロックスイッチ24を操作した変速ギヤをロックした状態では、例えば車体の走行速度等が変化したとしても、変速ギヤの切換動作が規制され、変速ギヤが一定のギヤ位置に保持される。また、シフトロック状態において、変速レバー16、シフトダウンスイッチ22またはシフトアップスイッチ23の何れかを操作した場合には、シフトロック状態が解除され、通常の自動変速制御に復帰する構成となっている。
このように、本実施の形態では、操作レバー20,21が配置されたコンソール18のレバー取付部18Cに変速操作用の3種類のスイッチ22,23,24を設ける構成としている。このため、オペレータは、例えば車体を手動変速で運転しているときに、左手でステアリングホイール13を操作し、右手で操作レバー20,21を操作している状態でも、これらの操作を行いながら右手の指先を自然な方向に動かすだけで、シフトダウンスイッチ22とシフトアップスイッチ23とによって変速操作を円滑に行うことができる。
また、例えばオペレータが車体を自動変速で運転しつつ、作業装置8を作動させる場合にも、操作レバー20,21の位置から指先を側方に延ばすだけの自然な動作によって、シフトロックスイッチ24を容易に操作することができ、これによって変速ギヤをワンタッチで所望のギヤ位置にロックすることができる。
このとき、従来技術のように操作レバーを持替える必要が生じたり、レバーの操作状態に応じて変速操作のタイミングが制約されるのを防止でき、後述の如く、例えば土砂等の積込み作業を効率よく行うことができる。
一方、25はホイールローダ1に搭載された変速制御用のコントローラで、該コントローラ25の入力側には、図7に示す如く、変速レバー16、変速用選択スイッチ17、シフトダウンスイッチ22、シフトアップスイッチ23、シフトロックスイッチ24等が接続されている。また、コントローラ25の出力側には、トランスミッション10の変速ギヤを切換える電磁式のミッションコントロールバルブ26が接続されている。
そして、コントローラ25は、変速レバー16、スイッチ17,22,23,24の操作状態に応じてミッションコントロールバルブ26に指令信号を出力し、このコントロールバルブ26を介して変速ギヤのシフトダウン、シフトアップまたはシフトロックを行うものである。
本実施の形態によるホイールローダ1は上述の如き構成を有するもので、次に図12を参照しつつ、コントローラ25の変速制御について説明する。なお、コントローラ25の作動中には、図12中のステップ1〜15の処理が繰返し実行される。
まず、キャブ4内の運転席12に着座したオペレータは、変速用選択スイッチ17によって手動変速または自動変速を選択した後に、ステアリングホイール13を操作しつつ、アクセルペダル14とブレーキペダル15とを踏込み操作することにより、車体を運転することができる。
そして、例えばオペレータが手動変速を選択した場合には、ステップ1で「YES」と判定するので、ステップ2で手動変速制御を行う。この手動変速制御では、ステップ3で変速レバー16が操作されたか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ4で変速レバー16の操作内容に応じて変速ギヤを切換え、後述のステップ15でリターンする。
これにより、オペレータは、例えば作業装置8を使用せずに車体を手動変速で運転するときに、ステアリングホイール13を両手で操作しつつ、その近傍の変速レバー16によって変速操作を円滑に行うことができる。
また、ステップ3で「NO」と判定したときには、ステップ5でシフトダウンスイッチ22またはシフトアップスイッチ23が操作されたか否かを判定する。そして、ステップ5で「YES」と判定したときには、ステップ4でスイッチ22,23の操作内容に応じて変速ギヤを切換え、後述のステップ15でリターンする。また、ステップ5で「NO」と判定したときには、そのままステップ15でリターンする。
これにより、車体を運転した状態で作業装置8を使用するときには、例えば左手でステアリングホイール13を操作し、右手で操作レバー20,21を操作しつつ、右手の指先で各スイッチ22,23を操作して変速操作を円滑に行うことができる。
一方、オペレータが変速用選択スイッチ17によって自動変速を選択した場合には、ステップ1で「NO」と判定するので、ステップ6に移って自動変速制御を行う。この自動変速制御では、例えばオペレータが左手でステアリングホイール13を操作し、右手で操作レバー20,21を操作しつつ、右手の指先でシフトロックスイッチ24を必要に応じて操作する。
そして、ステップ7では、シフトロックが解除されている状態(再度ロック可能な状態)であるか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ8でシフトロックスイッチ24が操作されたか否かを判定する。そして、ステップ8で「YES」と判定したときには、ステップ9で変速ギヤをロックし、ステップ15でリターンする。また、ステップ8で「NO」と判定したときには、後述のステップ11で通常の自動変速制御を行い、ステップ15でリターンする。
これにより、オペレータは、常時は自動変速によって変速ギヤを自動的に切換えることができる。そして、例えば車体の走行状態や作業装置8の状態等に応じてシフトロックが必要な場合には、シフトロックスイッチ24を操作することによって変速ギヤを適切なギヤ位置に固定でき、変速ギヤの不要な切換を防止することができる。
また、ステップ7で「NO」と判定したときには、既にシフトロック状態となっているので、ステップ10で変速レバー16が操作されたか否かを判定する。そして、ステップ10で「YES」と判定したときには、ステップ11でシフトロック状態を解除し、ステップ12で通常の自動変速制御に復帰する。
また、ステップ10で「NO」と判定したときには、ステップ13でスイッチ22,23の何れかが操作されたか否かを判定する。そして、ステップ13で「YES」と判定したときには、ステップ11でシフトロック状態を解除し、ステップ12で通常の自動変速制御に復帰する。また、ステップ13で「NO」と判定したときには、ステップ14でシフトロック状態を保持し、ステップ15でリターンする。
これにより、オペレータは、変速ギヤのロックが不要となったときに、変速レバー16または各スイッチ22,23を操作することによってシフトロックを速やかに解除でき、簡単な操作によって通常の自動変速制御に戻すことができる。
次に、オペレータが車体を手動変速で運転しつつ、作業装置8を作動させるときに、右手で行う動作について説明する。
まず、オペレータは、図9に示す如く、右手首をリストレスト19に載せ、手のひらで操作レバー20,21のグリップ20A,21Aを包込むように把持することができ、この状態で操作レバー20,21を前,後方向へとスムーズに操作することができる。
また、ホイールローダ1を用いて作業を行うときには、例えば地面に積上げられた土砂等の山をすくい上げてトラックの荷台に積込むことがある。このような作業において、オペレータは、図1中に仮想線で示す如く、まず作業装置8のブーム8Aを俯動し、ローダバケット8Bをダンプすると共に、この状態で車体を前進させることにより、例えば地面に積上げられた土砂の山等にローダバケット8Bを突込ませる。
このとき、オペレータは、例えば変速ギヤを1速等の低速ギヤに切換えることにより、車体の駆動力を増大し、ローダバケット8Bに十分な突進力を与えたいが、左手で車体を操舵しているため、左側の変速レバー16を用いることができない。
しかし、オペレータの右手は、図10に示す如く、作業装置8を俯動(ダンプ)させるために操作レバー20,21を前側位置20′,21′に傾転操作しているから、この位置で人差し指、中指等の指先を前側に延ばすだけの簡単な動作により、シフトダウンスイッチ22を円滑に操作することができる。これにより、オペレータは、変速ギヤを低速側に切換えてローダバケット8Bに十分な突進力を与えることができる。
また、ローダバケット8Bを土砂の山に突込んだ後には、操作レバー20,21を後側位置20″,21″に向けて傾転操作することにより、図1中に実線で示す如く、ローダバケット8Bをクラウドして土砂をすくい上げ、ブーム8Aを仰動することができる。
このとき、オペレータの右手は、図11に示す如く、操作レバー20,21と共に中立位置または後側位置20″,21″の近傍にあるから、この位置で親指の指先を左側方に延ばすだけの簡単な動作により、シフトアップスイッチ23を円滑に操作することができる。これにより、オペレータは、例えば変速ギヤを2速以上の高速ギヤに切換えて車体を早い速度で走行させることができ、トラックの荷台等に速やかに到達することができる。
また、オペレータが車体を自動変速で運転しているときには、図11中に仮想線で示す如く、シフトアップスイッチ23の場合とほぼ同様に、指先を左側方に延ばすだけの自然な動作によってシフトロックを円滑に行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、コンソール18のレバー取付部18Cには、手動変速時に操作するシフトダウンスイッチ22、シフトアップスイッチ23と、自動変速時に用いるシフトロックスイッチ24とを設ける構成としたので、オペレータは、例えば左手でステアリングホイール13を操作し、右手で操作レバー20,21を操作している状態でも、これら3種類のスイッチ22,23,24を右手の指先等によって容易に操作することができる。
これにより、オペレータは、車体を操舵しつつ作業装置8を使用することによって両手が塞がった状態でも、これらの操作を行いながらコンソール18上で手の指先を延ばすだけで、変速ギヤのシフトダウン、シフトアップ及びシフトロックをそれぞれ円滑に行うことができる。
この結果、例えば2本の操作レバー20,21を一緒に操作する場合でも、従来技術のように操作レバーを持替えて変速操作を行う必要がなくなり、またレバーの操作状態に応じて変速操作のタイミングが制約されるのを防止することができる。従って、オペレータの操作性を良好に保持でき、作業装置8を用いた作業を効率よく行うことができる。
この場合、シフトダウンスイッチ22は、操作レバー20,21の前側に配設したので、例えば作業装置8のブーム8Aを俯動したり、ローダバケット8Bをダンプした状態で変速ギヤをシフトダウンするときに、オペレータは、操作レバー20,21と一緒の前側に移動した右手の指先を前方に向けて自然に延ばすだけで、シフトダウンスイッチ22を容易に操作することができる。
これにより、例えば土砂等の山にローダバケット8Bを突込むときには、変速ギヤを低速側に切換えて車体の駆動力を高め、ローダバケット8Bに十分な突進力を与えることができ、ローダバケット8Bによる土砂のすくい上げ作業を効率よく行うことができる。
また、シフトアップスイッチ23は、バケット用操作レバー21の左側方に配設したので、操作レバー20,21が前側位置20′,21′、中立位置及び後側位置20″,21″のうち何れの位置にある場合でも、オペレータは、例えば右手の親指等を側方に向けて自然に延ばすだけで、シフトアップスイッチ23を容易に操作することができる。
特に、作業装置8のブーム8Aを仰動したり、ローダバケット8Bをクラウドしたときには、オペレータの右手が操作レバー20,21と一緒に中立位置にあるか、これよりも後側へと移動しているから、その側方に位置するシフトアップスイッチ23によって変速ギヤを速やかにシフトアップすることができる。
これにより、例えばローダバケット8Bにより土砂等をすくい上げて作業装置を仰動したときには、車体を比較的高い速度で走行させることができる。従って、例えばトラックの荷台等に向けて車体を円滑に移動させることができ、積込み作業を効率よく行うことができる。
また、シフトロックスイッチ24も、シフトアップスイッチ23の場合とほぼ同様に、バケット用操作レバー21の左側方に配設したので、オペレータは、車体を自動変速で運転しつつ、作業装置8を作動させているときに、操作レバー21の位置から指先を左側方に延ばすだけの簡単な操作によって、シフトロックスイッチ24をスムーズに操作することができる。
従って、操作レバー20,21を操作して各種の作業を行いつつ、車体の走行状態や作業の状態等に応じて変速ギヤを所望のギヤ位置にロックでき、このロック動作を、他の操作の流れを乱すことなく、ワンタッチで行うことができる。このため、例えば自動変速によって変速ギヤが不意に切換えられることにより車体の駆動力や走行速度等がオペレータの意図しない状況で変動するのを防止でき、自動変速で運転するときの操作性や作業効率を高めることができる。
また、コンソール18には、リストレスト19の前側に位置してレバー取付部18Cを設け、操作レバー20,21とスイッチ22,23,24とをレバー取付部18Cに配設したので、オペレータは、その手首をリストレスト19に載せて安定的に固定することができ、この状態でリストレスト19の前側に位置する操作レバー20,21を楽な姿勢で操作することができる。これにより、例えば操作レバー20,21を長時間にわたって操作する場合でも、オペレータの疲労等を抑えることができる。
この場合、レバー取付部18Cは、前方の下側に向けて傾斜した傾斜面部として形成したので、オペレータが手首をリストレスト19に載せたときには、その前方または前方の斜め下側に操作レバー20,21、スイッチ22,23,24等の機器を配置することができる。これにより、オペレータは、手首を自然な角度に延ばした状態でこれらの機器をスムーズに操作することができ、操作性をより高めることができる。
次に、図13及び図14は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、シフトダウンスイッチを作業用操作レバーの前側に配置し、他のシフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを一体化した切換スイッチを作業用操作レバーの側方に配置する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31はホイールローダ1の運転操作装置で、該運転操作装置31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、運転席、ステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダル(何れも図示せず)と、変速レバー16、操作レバー20,21、シフトダウンスイッチ22、シフトロックスイッチ24、コントローラ25と、後述のコンソール32、スイッチ33とを含んで構成されている。
そして、コンソール32は、前,後,左,右の側面部32A、上面部32B及びレバー取付部32Cにより形成されている。しかし、コンソール32のレバー取付部32Cには、シフトダウンスイッチ22とシフトロックスイッチ24と一緒に後述のシーソースイッチ33が設けられ、これらはコントローラ25の入力側に接続されている。
33は例えばバケット用操作レバー21の左側方に配置された切換スイッチとしてのシーソースイッチで、該シーソースイッチ33は、シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを一体化したものであり、例えば3つの切換位置を有する自動復帰式(モーメンタリー式)のトグルスイッチ等を用いて構成されている。
ここで、シーソースイッチ33は、第1の実施の形態で述べた範囲Bとほぼ同様の範囲内に納まるように配置されている。これにより、オペレータは、手のひらで操作レバー20,21を包込むように把持しつつ、親指等によってシーソースイッチ33を操作し易い構成となっている。
また、シーソースイッチ33は、シフトダウン操作部33Aとシフトアップ操作部33Bとを有し、オペレータがこれらの操作部33A,33Bから指を離しているときには、図14中に示す中立位置(a)に保持されている。そして、シーソースイッチ33は、オペレータがシフトダウン操作部33Aを押したときにシフトダウン位置(b)に切換わり、シフトアップ操作部33Bを押したときにシフトアップ位置(c)に切換わると共に、これらの操作を止めたときには中立位置(a)に復帰するものである。
これにより、コントローラ25は、シーソースイッチ33がシフトダウン位置(b)に切換えられたときに、ミッションコントロールバルブ(図示せず)を介して変速ギヤをシフトダウンし、シーソースイッチ33がシフトアップ位置(c)に切換えられたときには、変速ギヤをシフトアップする構成となっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、コンソール32にシフトダウンスイッチ22と、シフトロックスイッチ24と、シーソースイッチ33とを一緒に設ける構成としている。
この場合、シーソースイッチ33は、シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとが一体化されているので、オペレータは、シーソースイッチ33を中立位置(a)からシフトダウン位置(b)またはシフトアップ位置(c)へと切換えることにより、変速操作を容易に行うことができる。
また、シーソースイッチ33をバケット用操作レバー21の左側方に配置したので、操作レバー20,21が何れの位置にある場合でも、オペレータは、親指等を側方に向けて自然に延ばすだけで、シーソースイッチ33を容易に操作することができる。これにより、例えばオペレータが操作レバー20,21を前側に操作していなくても、変速ギヤを円滑にシフトダウンすることができ、操作性を高めることができる。
従って、オペレータが変速ギヤをシフトダウンするときには、例えば操作レバー20,21の操作状態(位置)等に応じて、前側のシフトダウンスイッチ22と、側方のシーソースイッチ33のシフトダウン操作部33Aとを使い分けることができ、オペレータにより操作方法に個人差がある場合でも、各種の操作方法に適応することができる。
また、シーソースイッチ33を採用することにより、複数のスイッチ22,24,33をレバー取付部32Cにコンパクトに配置でき、コンソール32やスイッチ33の構造を簡略化できると共に、スイッチ33に関連した部品点数を削減することができる。
次に、図15及び図16は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、シーソースイッチ等からなる切換スイッチのみを、作業用操作レバーの側方に配置する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
41はホイールローダ1の運転操作装置で、該運転操作装置41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、運転席、ステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダル(何れも図示せず)と、変速レバー16、操作レバー20,21、シフトロックスイッチ24、コントローラ25と、後述のコンソール42、スイッチ43とを含んで構成されている。
そして、コンソール42は、前,後,左,右の側面部42A、上面部42B及びレバー取付部42Cにより形成されている。しかし、コンソール42のレバー取付部42Cには後述のシーソースイッチ43が設けられ、該シーソースイッチ43はコントローラ25の入力側に接続されている。
43は例えばバケット用操作レバー21の左側方に配置された切換スイッチとしてのシーソースイッチで、該シーソースイッチ43は、前記第2の実施の形態とほぼ同様に、例えば自動復帰式のトグルスイッチ等からなり、シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとを一体化した構成となっている。
そして、シーソースイッチ43は、オペレータが指先でプッシュ操作するシフトダウン操作部43Aとシフトアップ操作部43Bとを有し、図16中に示す中立位置(a)からシフトダウン位置(b)とシフトアップ位置(c)の何れかに切換えられることにより、変速ギヤをシフトダウンまたはシフトアップするものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1,第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、シフトロックスイッチ24の他に、例えば1つのシーソースイッチ43をコンソール42のレバー取付部42Cに配置すればよいから、コンソール42やスイッチ43をコンパクトに形成でき、その構造を簡略化することができる。
なお、前記各実施の形態では、バケット用操作レバー21の左側方にスイッチ23,24,33,43を配設する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図17に示す変形例のように構成してもよい。この場合、シフトアップスイッチ23′とシフトロックスイッチ24′とはブーム用操作レバー20の右側方に配設されている。
また、実施の形態では、運転席12の右側方に位置するコンソール18に2本の操作レバー20,21を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば運転席の左側方にコンソールと操作レバーとを設ける構成としてもよい。また、コンソールには、例えば1本の操作レバー、または3本以上の操作レバーを設ける構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械としてキャブ仕様のホイールローダ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばキャノピ仕様のホイールローダに適用してもよい。また、油圧ショベル、油圧クレーン等を含めて他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の第1の実施の形態による運転操作装置が適用されるホイールローダを示す正面図である。 キャブの上部を破断して運転操作装置を後方からみた斜視図である。 キャブ内の運転席、コンソール等を前方からみた斜視図である。 図3中の操作レバー、シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ、シフトロックスイッチ等を拡大して示すコンソールの部分拡大斜視図である。 操作レバーと各スイッチとを上側からみたコンソールの部分拡大平面図である。 操作レバーと各スイッチとを左側方からみた部分拡大側面図である。 ホイールローダの変速操作系統を示す構成図である。 図7中の変速レバー、各スイッチ、コントローラ等を示す回路構成図である。 オペレータがブーム用操作レバーとバケット用操作レバーとを操作する状態を示す部分拡大斜視図である。 オペレータが操作レバーを前側に傾転操作しつつ、シフトダウンスイッチを押す状態を示す部分拡大斜視図である。 オペレータが操作レバーを後側に傾転操作しつつ、シフトアップスイッチまたはシフトロックスイッチを押す状態を示す部分拡大斜視図である。 コントローラの変速制御を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態による運転操作装置のコンソールを示す部分拡大斜視図である。 変速レバー、各スイッチ、コントローラ等を示す回路構成図である。 本発明の第3の実施の形態による運転操作装置のコンソールを示す部分拡大斜視図である。 変速レバー、各スイッチ、コントローラ等を示す回路構成図である。 本発明の変形例による運転操作装置のコンソールを示す部分拡大平面図である。
符号の説明
1 ホイールローダ(建設機械)
2 後部車体(車体)
3 前部車体(車体)
4 キャブ
8 作業装置
8A ブーム
8B ローダバケット
8C,8D シリンダ(アクチュエータ)
11,31,41 運転操作装置
12 運転席
13 ステアリングホイール(操舵装置)
14 アクセルペダルダル
15 ブレーキペダル
16 変速レバー
17 変速用選択スイッチ
18,32,42 コンソール
18A,32A,42A 側面部
18B,32B,42B 上面部
18C,32C,42C レバー取付部
19 リストレスト
20 ブーム用操作レバー(作業用操作レバー)
20A,21A グリップ
21 バケット用操作レバー(作業用操作レバー)
21B 取付ピン
22 シフトダウンスイッチ
23,23′ シフトアップスイッチ
24,24′ シフトロックスイッチ
25 コントローラ
26 ミッションコントロールバルブ
33,43 シーソースイッチ(切換スイッチ)
33A,43A シフトダウン操作部
33B,43B シフトアップ操作部

Claims (8)

  1. 建設機械の車体に設けられた運転席と、該運転席の前側に配置され該運転席に着座したオペレータが前記車体を操舵する操舵装置と、該操舵装置の近傍に配置され前記車体が走行するときに変速ギヤのシフトアップ及びシフトダウンを行う変速レバーと、前記変速ギヤを手動で切換える手動変速と前記変速ギヤを前記車体の運転状態に応じて自動的に切換える自動変速とのうち何れか一方の変速制御を選択する変速用選択スイッチと、前記運転席の側方に配設されたコンソールと、該コンソールの上面部に前,後方向に操作可能に設けられ前記車体に設けられた作業装置を作動させる作業用操作レバーとを備えてなる建設機械の運転操作装置において、
    前記コンソールの上面部には、前記変速用選択スイッチの選択に応じて、前記車体を手動変速で運転しているときに前記変速ギヤのシフトダウンを行うシフトダウンスイッチと、同じく前記車体を手動変速で運転しているときに前記変速ギヤのシフトアップを行うシフトアップスイッチと、前記車体を自動変速で運転しているときに前記変速ギヤの切換動作をロックするシフトロックスイッチとからなる3種類のスイッチを設ける構成としたことを特徴とする建設機械の運転操作装置。
  2. 前記コンソールには、前記運転席の側方に位置してオペレータが手首を載せるリストレストと、該リストレストの前側に位置して前記作業用操作レバーが取付けられるレバー取付部とを設け、前記シフトダウンスイッチ、シフトアップスイッチ及びシフトロックスイッチは前記レバー取付部に配設してなる請求項1に記載の建設機械の運転操作装置。
  3. 前記レバー取付部は前記リストレストの位置から前側に延びつつ下向きに傾斜した傾斜面部として形成してなる請求項2に記載の建設機械の運転操作装置。
  4. 前記作業装置は前記作業用操作レバーを前側に操作したときに下向きに移動し前記作業用操作レバーを後側に操作したときに上向きに移動する構成とし、前記シフトダウンスイッチは前記作業用操作レバーの前側に配設し、前記シフトアップスイッチは前記作業用操作レバーの側方に配設してなる請求項1,2または3に記載の建設機械の運転操作装置。
  5. 前記シフトロックスイッチは前記作業用操作レバーの側方に配設してなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の運転操作装置。
  6. 前記作業用操作レバーの前側には前記シフトダウンスイッチを配設し、前記作業用操作レバーの側方には、他のシフトダウンスイッチと前記シフトアップスイッチとを一体化して形成されシフトダウン位置とシフトアップ位置とに切換えられる切換スイッチを設けてなる請求項1に記載の建設機械の運転操作装置。
  7. 前記シフトダウンスイッチとシフトアップスイッチとは、シフトダウン位置とシフトアップ位置とに切換えられる切換スイッチとして一体に形成し、該切換スイッチは前記作業用操作レバーの側方に配設してなる請求項1,2または3に記載の建設機械の運転操作装置。
  8. 前記作業用操作レバーは、左,右方向に並んで配置され前記作業装置を構成する複数のアクチュエータを操作する2本の操作レバーからなり、前記シフトダウンスイッチは前記2本の操作レバーの間に位置してその前側に配置し、前記シフトアップスイッチは前記各操作レバーのうち片方の操作レバーの側方に配置してなる請求項1,2,3,4または5に記載の建設機械の運転操作装置。
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