JP2009234324A - ロール剛性制御装置およびロール剛性制御方法 - Google Patents

ロール剛性制御装置およびロール剛性制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 旋回走行時や車線変更時における操縦性の向上等を実現するロール剛性制御装置およびロール剛性制御方法を提供する。
【解決手段】 自動車Vの進行方向に旋回路が存在していた場合、ステップS21の2回目以降の判定がYesとなるため、ロール剛性設定部60は、ステップS26で曲率距離Lrが正の値であるか否か(すなわち、旋回路走行が完了していないか否か)を判定する。ステップS26の初回の判定はYesとなるため、ロール剛性設定部60は、ステップS27で、現在の操舵角δと車速vとに基づき、演算式等を用いて自動車Vの旋回半径Rtを推定する。次に、ロール剛性設定部60は、ステップS28で、曲率半径Rcから旋回半径Rtを減じた値に所定の補正係数Kcを乗じることによって曲率差判定値Drを算出した後、ステップS29で、剛性配分マップから剛性配分現在値Gff,Grrを検索/設定する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ロール剛性制御装置およびロール剛性制御方法に係り、詳しくは、旋回走行時や車線変更時における操縦性の向上等を実現する技術に関する。
4輪自動車の旋回走行時には、遠心力によって車体が旋回外側にロールするが、ロールに抗する力(ロール剛性)に応じて左右車輪間の接地荷重の移動速度が変化する。すなわち、ロール剛性が高い場合、車体の旋回外側へのロールは抑制されるが、接地荷重は旋回内輪側から旋回外輪側に移動しやすくなる。接地荷重に対する車輪のコーナリングフォースは、図14のグラフに示すように荷重に対して上向きに凸な変化を示すため、旋回内輪側の荷重と旋回外輪側の荷重との差が小さいほど、高い平均コーナリングフォースが得られる。
一方、4輪自動車の回頭性は、前輪側のコーナリングフォースと後輪側のコーナリングフォースとの比によって左右される。例えば、自動車の操縦性は、後輪側のコーナリングフォースに較べて前輪側のコーナリングフォースが小さければアンダステア側に変化し、逆に、前輪側のコーナリングフォースに較べて後輪側のコーナリングフォースが小さければオーバステア側に変化する。そして、前述したように、コーナリングフォースはロール剛性によって増減するため、自動車の操縦性は、前輪側のロール剛性を後輪側のロール剛性よりも大きくすればアンダステア側に変化し、後輪側のロール剛性を前輪側のロール剛性よりも大きくすればオーバステア側に変化することになる。このような特性に基づき、カメラやカーナビゲーションシステム(以下、単にナビゲーションシステムと記す)から得られた旋回半径に応じて前後輪ロール剛性比を可変制御することで、自動車の旋回走行時における回頭性を制御する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−112227号公報
しかしながら、特許文献1の方法には、平面的な旋回半径と旋回路進入時の車速とにのみ基づいて前後輪ロール剛性比を設定するため、旋回走行中の車速変化や操舵角変化への対応が難しいという問題があった。旋回走行中に車速変化が生じる要因としては、例えば、先行車両の減速に伴う車両の減速(アクセルオフや制動)、登り坂あるいは下り坂におけるアクセル操作や制動操作を伴わない減速や加速、悪路(砂利道や未舗装道路等)における路面摩擦係数の増大による減速が挙げられる。また、旋回走行中に操舵角変化が生じる要因としては、例えば、旋回路の車線幅方向での傾斜(カント)による修正操舵、旋回路の曲率が途中で変化している(すなわち、複合Rとなっている)ことに伴う修正操舵が挙げられる。旋回路進入時に前後輪ロール剛性比を設定する特許文献1の方法では、旋回走行中に車速変化や操舵角変化が生じると自動車の操縦性が所期の状態に対してアンダステア側あるいはオーバステア側に変化し、運転者が操舵負荷を覚える(操縦が難しくなる)虞があった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、旋回走行時や車線変更時における操縦性の向上等を実現するロール剛性制御装置およびロール剛性制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、前輪側と後輪側との少なくとも一方にロール剛性可変手段を有する車両に搭載され、前輪側と後輪側との間のロール剛性配分を可変制御するロール剛性制御装置であって、車両の進行方向における旋回路の曲率変化を取得する曲率変化取得手段と、車両の運動状態と乗員の運転操作との少なくとも一方に基づき、当該車両の走行状態を推定する走行状態推定手段と、前記曲率変化と前記走行状態とに基づき、車両が前記旋回路に沿って移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定するロール剛性配分設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明に係るロール剛性制御装置において、前記曲率半径が継続する距離を曲率距離として取得する曲率距離取得手段を更に備え、前記走行状態推定手段は、前記車両の旋回半径を推定し、前記ロール剛性配分設定手段は、車両が前記曲率距離を走行し終えるまで、前記旋回半径と前記曲率半径との差が小さくなるように前記ロール剛性配分を設定することを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明に係るロール剛性制御装置において、前記ロール剛性配分設定手段は、旋回路進入時に、前記曲率半径に基づいて前記ロール剛性配分を初期設定し、前記旋回半径と前記曲率半径との差に基づいて曲率差判定値を算出し、前記曲率差判定値の絶対値が所定値を下回る場合には、前記ロール剛性配分を初期設定のままとし、前記曲率差判定値の絶対値が所定値以上となり、かつ、前記曲率半径よりも前記旋回半径が小さい場合には、当該曲率差判定値の絶対値が大きくなるに連れて前輪側のロール剛性配分を初期設定に対して大きくし、前記曲率差判定値の絶対値が所定値以上となり、かつ、前記旋回半径よりも前記曲率半径が小さい場合には、当該曲率差判定値の絶対値が大きくなるに連れて後輪側のロール剛性配分を初期設定に対して大きくすることをことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1の発明に係るロール剛性制御装置において、前記道路に複数の車線が存在する場合、車両が走行中の車線上または当該車線に対して左側または右側の車線上に、複数の目標移動位置候補を表示する移動位置候補表示手段と、前記走行状態推定手段の推定結果に基づき、前記移動選択位置に移動するために適した推奨車速を設定する推奨車速設定手段と、前記推奨車速を乗員に表示する推奨車速表示手段とを更に備え、前記目標移動位置設定手段は、乗員の操作入力状態と車両の運動状態との少なくとも一方に応じて、前記移動位置候補表示手段によって表示された目標移動位置候補の1つを前記目標移動位置として選択し、前記ロール剛性配分設定手段は、車両が前記推奨車速で走行した場合に、車両が前記目標移動位置に移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定することを特徴とする。
また、第5の発明は、前輪側と後輪側との少なくとも一方にロール剛性可変手段を有する車両において、前輪側と後輪側とのロール剛性配分を可変制御するロール剛性制御方法であって、車両の進行方向における旋回路の曲率変化を取得する処理と、車両の運動状態と乗員の運転操作との少なくとも一方に基づき、当該車両の走行状態を推定する処理と、前記曲率変化と前記走行状態とに基づき、車両が前記旋回路に沿って移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定する処理とを含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、旋回走行時等に運転者が加減速や操舵を行っても前後ロール剛性配分が適切に設定され、車両の操縦性が向上する。また、第2の発明によれば、車両が旋回路を走行し終えるまで、車両の旋回半径と旋回路の曲率半径との差が小さくなるため、旋回路からの車両の逸脱等が生じ難くなる。また、第3の発明によれば、旋回走行時等におけるオーバステアやアンダステアが抑制されるとともに、制御ハンチングも生じ難くなる。また、第4の発明によれば、車両の旋回半径と変更先の車線の曲率半径との差が小さくなるため、推奨車速が運転者に示されることも相俟って円滑な車線変更が実現される。また、第5の発明によれば、旋回走行時等に運転者が加減速や操舵を行っても前後ロール剛性配分が適切に設定され、車両の操縦性が向上する。
以下、本発明を4輪自動車に適用した2つの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る4輪自動車の概略構成図であり、図2は第1実施形態に係るダンパの縦断面図であり、図3は第1実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図であり、図4は第1実施形態に係るロール剛性設定部の概略構成を示すブロック図である。
≪第1実施形態の構成≫
<自動車の概略構成>
先ず、図1を参照して、実施形態に係る自動車の概略構成について説明する。説明にあたり、4本の車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤやサスペンション等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、車輪3fl(左前)、車輪3fr(右前)、車輪3rl(左後)、車輪3rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、車輪3と記す。
図1に示すように、自動車(車両)Vはタイヤ2が装着された4つの車輪3を備えており、これら各車輪3がサスペンションアームや、スプリング、MRF式減衰力可変ダンパ(以下、単にダンパと記す)4等からなるサスペンション5によって車体1に懸架されている。自動車Vには、サスペンションシステムの制御主体であるECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)7や、EPS(Electric Power Steering:電動パワーステアリング)8が設置されている。また、自動車Vには、車速を検出する車速センサ9、横加速度を検出する横Gセンサ10、前後加速度を検出する前後Gセンサ11、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ12等が車体1の適所に設置されるとともに、ダンパ4の変位を検出するストロークセンサ13と、車体1におけるホイールハウス付近の上下加速度を検出する上下Gセンサ14とが各車輪3ごとに設置され、更にEPS8には操舵角を検出する操舵角センサ15が設置されている。更に、自動車Vには、進路の案内に供されるナビゲーションシステム16が搭載されている。ナビゲーションシステム16は、ジャイロや地図データ、GPS等を収容したナビ本体17と、運転者に進路等を表示するタッチパネル式のディスプレイ18等から構成されている。
ECU7は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して各車輪3のダンパ4や各センサ9〜15、ナビゲーションシステム16と接続されている。
<ダンパの構造>
図2に示すように、本実施形態のダンパ4は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRFが充填された円筒状のシリンダチューブ21と、このシリンダチューブ21に対して軸方向に摺動するピストンロッド22と、ピストンロッド22の先端に装着されてシリンダチューブ21内を上部油室24と下部油室25とに区画するピストン26と、シリンダチューブ21の下部に高圧ガス室27を画成するフリーピストン28と、ピストンロッド22等への塵埃の付着を防ぐカバー29と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ30とを主要構成要素としている。
シリンダチューブ21は、下端のアイピース21aに嵌挿されたボルト31を介して、車輪側部材であるトレーリングアーム35の上面に連結されている。また、ピストンロッド22は、上下一対のブッシュ36とナット37とを介して、その上端のスタッド22aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)38に連結されている。
ピストン26には、上部油室24と下部油室25とを連通する環状連通路39と、環状連通路39の内側に配設されたMLVコイル40とが設けられている。ECU7からMLVコイル40に電流が供給されると、環状連通路39を流通するMRFに磁界が印可されて強磁性微粒子が鎖状のクラスタを形成し、環状連通路39内を通過するMRFの見かけ上の粘度が上昇する。
<減衰力制御装置>
ECU7には、図3にその概略構成を示す減衰力制御装置50が内装されている。減衰力制御装置50は、上述した各センサ9〜15やナビゲーションシステム16等が接続する入力インタフェース51と、各センサ9〜12,14,15やナビゲーションシステム16等から入力した信号に基づき各ダンパ4の目標減衰力を設定する減衰力設定部52と、目標減衰力とストロークセンサ13の検出結果とに応じて各ダンパ4(MLVコイル40)への駆動電流を生成する駆動電流生成部53と、駆動電流生成部53が生成した駆動電流を各ダンパ4に出力する出力インタフェース54とから構成されている。減衰力設定部52には、スカイフック制御に供されるスカイフック制御部57と、ロール制御に供されるロール制御部58と、ピッチ制御に供されるピッチ制御部59と、旋回走行時における前後輪ロール剛性配分に供されるロール剛性設定部60とが収容されている。
<ロール剛性設定部>
図4に示すように、ロール剛性設定部60は、旋回半径推定部61と、曲率半径取得部62と、曲率差算出部63と、曲率距離取得部64と、剛性配分設定部65とを有している。旋回半径推定部61は、操舵角センサ15から入力した操舵角δと車速センサ9から入力した車速vとに基づき、自動車Vの旋回半径Rtを推定する。また、曲率半径取得部62は、ナビゲーションシステム16から入力した地図情報や現在位置情報に基づき、自動車Vの進行方向における道路の曲率半径Rcを取得する。また、曲率差算出部63は、旋回半径Rtと曲率半径Rcとに基づき、曲率差判定値Drを算出する。また、曲率距離取得部64は、ナビゲーションシステム16から入力した地図情報や現在位置情報に基づき、曲率半径Rcが継続する距離(曲率距離Lr)を取得する。また、剛性配分設定部65は、後述する剛性配分マップ等を収納しており、曲率差判定値Drや操舵角δ、車速v等に基づき、旋回走行時における前輪側ロール剛性配分Gffと後輪側ロール剛性配分Grrとを設定/出力する。
≪第1実施形態の作用≫
<減衰力制御>
自動車Vが走行を開始すると、減衰力制御装置50は、所定の処理インターバル(例えば、10ms)をもって、図5のフローチャートにその手順を示す減衰力制御を繰り返し実行する。減衰力制御を開始すると、減衰力制御装置50は、図5のステップS1で、横Gセンサ10、前後Gセンサ11、および上下Gセンサ14から得られた車体1の各加速度や、車速センサ(図示せず)から入力した車速等に基づき自動車Vの運動状態を判定する。次に、減衰力制御装置50は、自動車Vの運動状態に基づき、ステップS2でスカイフック目標減衰力Dshtgtを設定し、ステップS3でロール目標減衰力Drtgtをそれぞれ設定し、ステップS4でピッチ目標減衰力Dptgtを設定する。なお、目標減衰力Dshtgt,Drtgt,Dptgtは各車輪3について個別に設定され、ロール目標減衰力Drtgtについては、後述の剛性配分設定処理によって設定された旋回走行時におけるロール剛性配分Gff,Grrに応じ、前輪側と後輪側とで異なる値となる場合がある。
次に、減衰力制御装置50は、ステップS5で各ダンパ4のストローク速度Ssが正の値であるか否かを判定し、この判定がYesであった場合(すなわち、ダンパ4が伸び側に作動している場合)、ステップS6で3つの目標減衰力Dshtgt,Drtgt,Dptgtのうち値が最も大きいものを各車輪3の目標減衰力Dtgtとして採用する。また、減衰力制御装置50は、ステップS5の判定がNoであった場合(すなわち、ダンパ4が縮み側に作動している場合)、ステップS7で3つの目標減衰力Dshtgt,Drtgt,Dptgtのうち値が最も小さいもの(絶対値が最も大きいもの)を各車輪3の目標減衰力Dtgtとして採用する。
ステップS6またはステップS7で目標減衰力値Dtgtを決定すると、減衰力制御装置50は、ステップS8で図6の目標電流マップから目標減衰力Dtgtおよびストローク速度Ssに応じた目標電流Itgtを検索/設定した後、ステップS9で各ダンパ4のMLVコイル40に対して駆動電流を出力する。
<旋回走行時剛性配分設定処理>
上述した減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のロール剛性設定部60は、所定の処理インターバルをもって、図7のフローチャートにその手順を示す旋回走行時剛性配分設定処理を繰り返し実行する。旋回走行時剛性配分設定処理を開始すると、ロール剛性設定部60は、図7のステップS21で、初期値0の旋回路フラグFwrが1であるか否かを判定する。ステップS21の初回の判定はNoとなるため、ロール剛性設定部60は、ステップS22で、ナビゲーションシステム16の地図情報に基づき、自動車Vが旋回路に進入しかけているか否かを判定し、この判定がNoであればスタートに戻って処理を繰り返す。
自動車Vの直近の進行方向に旋回路が存在し、ステップS22の判定がYesになると、ロール剛性設定部60は、ステップS23で、旋回路の曲率半径Rcと車速vとに基づき、旋回走行時における前後輪ロール剛性配分のイニシャル値(以下、剛性配分イニシャル値と記す)Gf0,Gr0を設定する。剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0は、図示しないイニシャル値マップ等に基づき、旋回路に進入する際の自動車Vの操縦性がオーバステアあるいはアンダステアにならないように設定される。
次に、ロール剛性設定部60は、ステップS24で剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0に対応する前後輪ロール剛性配分マップ(以下、剛性配分マップと記す)を呼び出した後、ステップS25で旋回路フラグFwrを1としてスタートに戻る。
剛性配分マップは、図8(剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0の比が50:50の場合)に例示するように、曲率差判定値Drに応じて旋回走行中における前後輪のロール剛性配分(以下、剛性配分現在値と記す)Gff(実線で示す),Grr(破線で示す)を設定するためのマップである。図8に示すように、剛性配分マップでは、曲率差判定値Drの絶対値が比較的小さい領域が不感帯(剛性配分現在値Gff,Grrが剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0のまま)となっており、曲率半径Rcよりも旋回半径Rt(後述)が小さい場合には、曲率差判定値Drの絶対値が大きくなるに連れて前輪側の剛性配分現在値Gffが後輪側の剛性配分現在値Grrより大きくなり、旋回半径Rtよりも曲率半径Rcが小さい場合には、曲率差判定値Drの絶対値が大きくなるに連れて後輪側の剛性配分現在値Grrが前輪側の剛性配分現在値Gffより大きくなる。
自動車Vの進行方向に旋回路が存在していた場合、ステップS21の2回目以降の判定がYesとなるため、ロール剛性設定部60は、ステップS26で曲率距離Lrが正の値であるか否か(すなわち、旋回路走行が完了していないか否か)を判定する。ステップS26の初回の判定はYesとなるため、ロール剛性設定部60は、ステップS27で、現在の操舵角δと車速vとに基づき、演算式等を用いて自動車Vの旋回半径Rtを推定する。次に、ロール剛性設定部60は、ステップS28で、曲率半径Rcから旋回半径Rtを減じた値に所定の補正係数Kcを乗じることによって曲率差判定値Drを算出した後、ステップS29で、剛性配分マップから剛性配分現在値Gff,Grrを検索/設定する。
図9は自動車Vが旋回路を走行する様子を示す模式図であるが、旋回走行中に自動車Vが加速すると(あるいは、運転者が旋回外側に操舵すると)、同図に示すように旋回半径Rtが曲率半径Rcに対して大きくなる(操縦性がアンダステア側に変化する)。ところが、本実施形態では、図9に示すように、曲率差判定値Drが小さな値(すなわち、絶対値が大きい負の値)となった場合、前輪側の剛性配分現在値Gffが小さくなる一方で、後輪側の剛性配分現在値Grrが大きくなることにより、アンダステア状態が抑制されて旋回路の外側への自動車Vの逸脱等が生じ難くなる。また、旋回走行中に自動車Vが減速すると(あるいは、運転者が旋回内側に操舵すると)、同図に示すように旋回半径Rtが曲率半径Rcに対して小さくなるが(操縦性がオーバステア側に変化するが)、この際には、前輪側の剛性配分現在値Gffが大きくなる一方で、後輪側の剛性配分現在値Grrが小さくなることにより、オーバステア状態が抑制されて旋回路の内側への自動車Vの逸脱等が生じ難くなる。
自動車Vが旋回路走行を完了してステップS26の判定がNoとなると、ロール剛性設定部60は、ステップS30で剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0および剛性配分現在値Gff,Grrをリセットし、ステップS31で旋回路フラグFwrを0にリセットしてスタートに戻る。これにより、再び旋回路に進入するまでの間は、自動車Vがデフォルトの前後ロール剛性配分(例えば、その比が50:50)で走行することになる。
[第2実施形態]
≪第2実施形態の構成≫
第2実施形態は、その全体構成等については第1実施形態と略同様であるが、剛性配分設定部の構成や、旋回走行中における運転者の車線変更意志がナビゲーションシステム16のディスプレイ18から入力可能となっている点が異なっている。
図10は第2実施形態に係るロール剛性設定部の概略構成を示すブロック図である。なお、第2実施形態では、第1実施形態との混同を避けるためにロール剛性設定部の符号を70とするが、減衰力制御装置についてはロール剛性設定部の符号を置き換えて前出の図3を援用する。
<ロール剛性設定部>
図10に示すように、第2実施形態に係るロール剛性設定部70は、旋回半径推定部71と、曲率半径取得部72と、曲率差算出部73と、目標位置設定部74と、推奨車速設定部75と、剛性配分設定部76とを有している。旋回半径推定部71は、操舵角センサ15から入力した操舵角δと車速センサ9から入力した車速vとに基づき、自動車Vの旋回半径Rtを推定する。また、曲率半径取得部72は、ナビゲーションシステム16から入力した地図情報や現在位置情報に基づき、自動車Vの車線変更後における道路の曲率半径(異動先曲率半径)Rcを取得する。また、曲率差算出部73は、旋回半径Rtと異動先曲率半径Rcとに基づき、曲率差判定値Drを算出する。また、目標位置設定部74は、ナビゲーションシステム16から入力した運転者の車線変更意志(運転者がディスプレイ18上で選択した移動位置)に基づき、車線変更時における目標移動位置Mnを設定する。また、推奨車速設定部75は、現在の車速vと目標移動位置Mnとに基づき、推奨車速vrを設定する。また、剛性配分設定部76は、後述する剛性配分マップ等を収納しており、曲率差判定値Drや操舵角δ、車速v等に基づき、車線変更時における前輪側ロール剛性配分Gffと後輪側ロール剛性配分Grrとを設定/出力する。
≪第2実施形態の作用≫
<車線変更時剛性配分設定処理>
第2実施形態では、前述した第1実施形態と同様の減衰力制御と並行して、減衰力制御装置50内のロール剛性設定部70が、所定の処理インターバルをもって、図11のフローチャートにその手順を示す車線変更時剛性配分設定処理を繰り返し実行する。車線変更時剛性配分設定処理を開始すると、ロール剛性設定部70は、図11のステップS41で初期値0の車線変更フラグFrcが1であるか否かを判定する。ステップS21の初回の判定はNoとなるため、ロール剛性設定部70は、ステップS42で運転者による車線変更意志の入力があったか否かを判定し、この判定がNoであればスタートに戻って処理を繰り返す。本実施形態の場合、ナビゲーションシステム16は、自動車Vが複数の車線を有する旋回路に進入すると、ディスプレイ18上に図12に示すような複数(図示例では、6つ(左右の車線に各3つ))の目標移動位置(目標移動位置候補)Mn(n=1〜6)を表示する。そして、運転者が目標移動位置Mnのいずれか1つを選択する(指を触れる)ことによって、ナビゲーションシステム16からロール剛性設定部70に車線変更意志が入力される。
運転者が車線変更意志を入力してステップS42の判定がYesになると、ロール剛性設定部70は、ステップS43で目標移動位置Mnに係る情報(変更先の車線の曲率半径Rc、旋回方向等)を取得する。次に、ロール剛性設定部70は、ステップS44で、現在の車速vと選択された目標移動位置Mnとに基づいて推奨車速vrを設定してディスプレイ18に表示した後、ステップS45で車線変更フラグFrcを1とする。例えば、図12のような左旋回路の場合には、自動車Vが中央の車線を走行していた場合、目標移動位置Mnが右側の車線にあれば推奨車速vrは高くなり、目標移動位置Mnが左側の車線にあれば推奨車速vrは低くなる。また、目標移動位置Mnが自動車Vの現在位置に対して遠くにあれば(例えば、目標移動位置M1,M4が選択されれば)推奨車速vrは高くなり、目標移動位置Mnが自動車Vの現在位置に対して近くにあれば(例えば、目標移動位置M3,M6が選択されれば)推奨車速vrは低くなる。
運転者が車線変更意志を入力していた場合、ステップS41の2回目以降の判定がYesとなるため、ロール剛性設定部70は、ステップS46で所定時間内に所定量以上の操舵が運転者によって行われたか否かを判定し、この判定がNoであればステップS47で車線変更フラグFrcを0にリセットしてスタートに戻る。これは、運転者が目標移動位置Mnを選択したにも拘わらず操舵を行わなかった場合、例えば、変更先の車線に他車が存在するために車線変更が中止されたとみなすためである。
運転者が所定時間内に所定量以上の操舵を行ってステップS46の判定がYesになると、ロール剛性設定部70は、ステップS48で、ナビゲーションシステム16の入力情報に基づき、車線変更が完了した(自動車Vの重心が変更先の車線の中心に一致した)か否かを判定する。車線変更開始直後にはステップS48の判定がNoとなるため、ロール剛性設定部70は、ステップS49で、現在の操舵角δと車速vとに基づき、演算式等を用いて自動車Vの旋回半径Rtを推定する。次に、ロール剛性設定部70は、ステップS50で、曲率半径Rcから旋回半径Rtを減じた値に所定の車速補正係数Kvを乗じることによって曲率差判定値Drを算出した後、ステップS51で、剛性配分マップから剛性配分現在値Gff,Grrを検索/設定する。
剛性配分マップは、図13(剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0の比が50:50の場合)に例示するように、曲率差判定値Drに応じて旋回走行中における前後輪のロール剛性配分(以下、剛性配分現在値と記す)Gff(実線で示す),Grr(破線で示す)を設定するためのマップであり、左旋回用と右旋回用とが設定されている。図13(左旋回用)に示すように、剛性配分マップでは、曲率差判定値Drの絶対値が小さい領域が不感帯(剛性配分現在値Gff,Grrが剛性配分イニシャル値Gf0,Gr0のまま)となっており、曲率半径Rcよりも旋回半径Rtが小さい場合には、曲率差判定値Drの絶対値が大きくなるに連れて前輪側の剛性配分現在値Gffが後輪側の剛性配分現在値Grrより大きくなり、旋回半径Rtよりも曲率半径Rcが小さい場合には、曲率差判定値Drの絶対値が大きくなるに連れて後輪側の剛性配分現在値Grrが前輪側の剛性配分現在値Gffより大きくなる。
これにより、自動車Vの旋回半径Rtが変更先の車線の曲率半径Rcに対して大きく、曲率差判定値Drがある程度小さな値(すなわち、絶対値が大きい負の値)となった場合、前輪側の剛性配分現在値Gffが小さくなる一方で、後輪側の剛性配分現在値Grrが大きくなることにより、旋回半径Rtが曲率半径Rcに近づいて円滑な車線変更が実現される。また、自動車Vの旋回半径Rtが変更先の車線の曲率半径Rcに対して小さく、曲率差判定値Drが大きな値となった場合、前輪側の剛性配分現在値Gffが大きくなる一方で、後輪側の剛性配分現在値Grrが小さくなることにより、やはり旋回半径Rtが曲率半径Rcに近づいて円滑な車線変更が実現される。なお、ロール剛性設定部70は、ディスプレイ18上に車線変更ライン等を推奨車速とともに表示するようにしてもよい。
自動車Vの重心が変更先の車線の中心に一致してステップS48の判定がYesになると、ロール剛性設定部70は、ステップS52で剛性配分現在値Gff,Grrをリセットし、ステップS47で車線変更フラグFrcを0にリセットしてスタートに戻る。
両実施形態では、上述した構成を採ったことにより、旋回走行時や車線変更時における操舵等が容易となり、運転者の疲労軽減や安定走行等を実現することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記両実施形態では、旋回路の曲率半径等をナビゲーションシステムから得るようにしたが、CCDカメラ等によって検出するようにしてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、自動車や制御装置の具体的構成、制御の具体的手順等についても適宜変更可能である。
第1実施形態に係る4輪自動車の概略構成図である。 第1実施形態に係るダンパの縦断面図である。 第1実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロール剛性設定部の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る減衰力制御の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る目標電流マップである。 第1実施形態に係る旋回走行時剛性配分設定処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る剛性配分マップである。 第1実施形態に係る自動車Vが旋回路を走行する様子を示す模式図である。 第2実施形態に係るロール剛性設定部の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る車線変更時剛性配分設定処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るナビゲーションシステムのディスプレイ表示である。 第2実施形態に係る剛性配分マップである。 従来装置に係る旋回走行時の車輪荷重を示す模式図である。
符号の説明
1 車体
3 車輪
4 ダンパ
9 車速センサ
15 操舵角センサ
16 ナビゲーションシステム
18 ディスプレイ(移動位置候補表示手段、推奨車速表示手段)
50 減衰力制御装置
60 ロール剛性設定部
61 旋回半径推定部(走行状態推定手段)
62 曲率半径取得部(曲率変化取得手段)
63 曲率差算出部
64 曲率距離取得部(曲率距離取得手段)
65 剛性配分設定部(ロール剛性配分設定手段)
70 ロール剛性設定部
71 旋回半径推定部
72 異動先曲率半径取得部
73 曲率差算出部
74 目標移動位置設定部(目標移動位置設定手段)
75 推奨車速設定部(推奨車速設定手段)
76 剛性配分設定部
V 自動車

Claims (5)

  1. 前輪側と後輪側との少なくとも一方にロール剛性可変手段を有する車両に搭載され、前輪側と後輪側との間のロール剛性配分を可変制御するロール剛性制御装置であって、
    車両の進行方向における旋回路の曲率変化を取得する曲率変化取得手段と、
    車両の運動状態と乗員の運転操作との少なくとも一方に基づき、当該車両の走行状態を推定する走行状態推定手段と、
    前記曲率変化と前記走行状態とに基づき、車両が前記旋回路に沿って移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定するロール剛性配分設定手段と
    を備えたことを特徴とするロール剛性制御装置。
  2. 前記曲率半径が継続する距離を曲率距離として取得する曲率距離取得手段を更に備え、
    前記走行状態推定手段は、前記車両の旋回半径を推定し、
    前記ロール剛性配分設定手段は、車両が前記曲率距離を走行し終えるまで、前記旋回半径と前記曲率半径との差が小さくなるように前記ロール剛性配分を設定することを特徴とする、請求項1に記載されたロール剛性制御装置。
  3. 前記ロール剛性配分設定手段は、
    旋回路進入時に、前記曲率半径に基づいて前記ロール剛性配分を初期設定し、
    前記旋回半径と前記曲率半径との差に基づいて曲率差判定値を算出し、
    前記曲率差判定値の絶対値が所定値を下回る場合には、前記ロール剛性配分を初期設定のままとし、
    前記曲率差判定値の絶対値が所定値以上となり、かつ、前記曲率半径よりも前記旋回半径が小さい場合には、当該曲率差判定値の絶対値が大きくなるに連れて前輪側のロール剛性配分を初期設定に対して大きくし、
    前記曲率差判定値の絶対値が所定値以上となり、かつ、前記旋回半径よりも前記曲率半径が小さい場合には、当該曲率差判定値の絶対値が大きくなるに連れて後輪側のロール剛性配分を初期設定に対して大きくすることをことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載されたロール剛性制御装置。
  4. 前記道路に複数の車線が存在する場合、車両が走行中の車線上または当該車線に対して左側または右側の車線上に、複数の目標移動位置候補を表示する移動位置候補表示手段と、
    前記走行状態推定手段の推定結果に基づき、前記移動選択位置に移動するために適した推奨車速を設定する推奨車速設定手段と、
    前記推奨車速を乗員に表示する推奨車速表示手段とを更に備え、
    前記目標移動位置設定手段は、乗員の操作入力状態と車両の運動状態との少なくとも一方に応じて、前記移動位置候補表示手段によって表示された目標移動位置候補の1つを前記目標移動位置として選択し、
    前記ロール剛性配分設定手段は、車両が前記推奨車速で走行した場合に、車両が前記目標移動位置に移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定することを特徴とする、請求項1に記載されたロール剛性制御装置。
  5. 前輪側と後輪側との少なくとも一方にロール剛性可変手段を有する車両において、前輪側と後輪側とのロール剛性配分を可変制御するロール剛性制御方法であって、
    車両の進行方向における旋回路の曲率変化を取得する処理と、
    車両の運動状態と乗員の運転操作との少なくとも一方に基づき、当該車両の走行状態を推定する処理と、
    前記曲率変化と前記走行状態とに基づき、車両が前記旋回路に沿って移動しやすくなるように前記ロール剛性配分を設定する処理と
    を含むことを特徴とするロール剛性制御方法。
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