JP2009228953A - ヒートポンプ式乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化が図られ、蒸発器に付着する霜を確実に除去するとともに、蒸発器に空気を循環させて、低露点の空気を除湿でき、効率的な乾燥を達成することのできる、ヒートポンプ式乾燥装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機5、凝縮器6、膨張弁7および第1蒸発器8または第2蒸発器9が接続される冷媒ライン10と、ブロワ4、凝縮器6、乾燥ホッパ3および第1蒸発器8または第2蒸発器9が接続される空気ライン11と、3方弁31と、第1開閉弁29と、第2開閉弁30と、CPU50とを設ける。CPU50は、冷媒ライン10に接続されている第1蒸発器8を、冷媒ライン10に接続されていない第2蒸発器9に切り替えるように、3方弁31を第2位置にセットし、かつ、空気ライン11に接続されている第1蒸発器8を、空気ライン11に接続されていない第2蒸発器9に切り替えるように、第1開閉弁29を閉鎖し、第2開閉弁30を開放する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ式乾燥装置に関し、詳しくは、ヒートポンプユニットを備え、樹脂の乾燥に用いられるヒートポンプ式乾燥装置に関する。
従来より、圧縮機、放熱器、絞り機構、蒸発器が接続された冷媒回路を備えるヒートポンプユニットを備える乾燥装置が知られている。例えば、圧縮機、放熱器、絞り機構、第1の蒸発器および第2の蒸発器の順に、冷媒が循環するヒートポンプ装置を備える乾燥装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−16779号公報
特許文献1で提案される乾燥装置のヒートポンプ装置は、第1の蒸発器および第2の蒸発器によって、衣類乾燥用途などの乾燥においては、空気中の水分を効率的に除去できる。一方で、露点0℃未満の低露点の乾燥空気で乾燥対象物、例えば、成形加工前の樹脂を乾燥する場合には、乾燥空気を0℃未満に冷却する必要がある。かかる場合には、空気中の水分が霜となってこれらの蒸発器に付着してしまう。そうすると、これらの蒸発器に付着する霜は、冷媒と空気との熱交換を阻害するため、これらの蒸発器の霜を除去する必要がある。蒸発器の霜を除去するには、例えば、冷媒回路内で冷媒を逆方向に循環させることによって、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を蒸発器に供給して、その温熱によってかかる霜を除去することが試案される。しかしながら、このような除霜運転中は、乾燥を中断せざるを得なくなり、効率的な乾燥を図ることができないという不具合がある。
本発明の目的は、エネルギー効率の高い熱媒体を乾燥装置へ応用することにより、省エネルギー化が図られたヒートポンプ式乾燥装置を提供し、また、蒸発器に付着する霜を確実に除去するとともに、蒸発器に空気を循環させて、低露点の空気を除湿でき、効率的な乾燥を達成することのできる、ヒートポンプ式乾燥装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のヒートポンプ式乾燥装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁および複数の蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、樹脂が乾燥される乾燥槽と、前記乾燥槽に空気を送風するための送風手段と、前記圧縮機、前記凝縮器、前記膨張弁および任意の前記蒸発器を接続し、熱媒体が循環される熱媒体ラインと、前記送風手段、前記凝縮器、前記乾燥槽および任意の前記蒸発器を接続し、空気が循環される空気ラインと、前記熱媒体ラインに接続される前記蒸発器を切り替えるための熱媒体切替手段と、前記空気ラインに接続される前記蒸発器を切り替えるための空気切替手段と、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御するための制御手段とを備え、前記制御手段は、前記熱媒体ラインに接続されている任意の前記蒸発器を、前記熱媒体ラインに接続されていない他の前記蒸発器に切り替えるように、前記熱媒体切替手段を制御し、かつ、前記空気ラインに接続されている任意の前記蒸発器を、前記空気ラインに接続されていない他の前記蒸発器に切り替えるように、前記空気切替手段を制御することを特徴としている。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、熱媒体ラインに接続されている任意の蒸発器に霜が付着する場合には、制御手段により熱媒体切替手段が制御されて、熱媒体ラインでは、任意の蒸発器から、他の蒸発器に接続が切り替えられる。また、制御手段により空気切替手段が制御されて、空気ラインでは、任意の蒸発器から、他の蒸発器に接続が切り替えられる。
そのため、切替後の任意の蒸発器には、熱媒体および水分を多量に含む空気の供給が停止される。そのため、霜のさらなる発生を防止でき、かつ、周囲からの伝熱により、任意の蒸発器の温度が上昇するので、蒸発器に付着する霜を確実に除去することができる。
一方で、切替後の他の蒸発器には、熱媒体および水分を多量に含む空気が供給される。そのため、他の蒸発器によって、任意の蒸発器から引き続いて、空気の除湿を継続することができる。
その結果、霜のさらなる発生を防止し、かつ、蒸発器に付着する霜を確実に除去することができながら、空気の除湿を継続することができる。そのため、省エネルギー化を図りながら、低露点の空気を乾燥させて、樹脂の乾燥効率を高めることができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記蒸発器には、前記蒸発器の温度を検知するための温度検知手段が設けられ、前記制御手段は、前記温度検知手段の温度検知に基づいて、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御することが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、制御手段は、温度検知手段の、霜が発生する所定温度の温度検知に基づいて、熱媒体切替手段および空気切替手段を制御する。そのため、温度検知手段の温度検知に基づいて、蒸発器の霜の発生を検知した後、熱媒体切替手段および空気切替手段を切り替えることができるので、蒸発器における霜を効率的に除去することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記制御手段には、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を切り替える時間を測定するための時間測定手段が設けられ、前記制御手段は、前記時間測定手段の時間測定に基づいて、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御することが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、制御手段は、時間測定手段の時間測定に基づいて、熱媒体切替手段および空気切替手段を制御する。そのため、時間測定手段の、霜が発生する所定時間の時間測定に基づいて、蒸発器の霜の発生を検知した後、熱媒体切替手段および空気切替手段を切り替えることができるので、蒸発器における霜を簡単かつ効率的に除去することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインには、前記空気ラインに接続されていない前記蒸発器に、空気を供給するための供給手段が設けられていることが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、供給手段により、空気ラインに接続されていない他の蒸発器に空気を供給できるので、その蒸発器の温度を上昇させて、蒸発器に付着する霜を有効かつ確実に除去することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインに接続されていない前記蒸発器に供給される空気は、前記空気ラインに循環する空気に対して、5〜95%であることが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、蒸発器に付着する霜をより一層有効かつ確実に除去することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインには、空気が複数の前記蒸発器を迂回するための蒸発側バイパスが設けられていることが好適である。
供給手段により、空気ラインに接続されていない他の蒸発器に空気を供給して、その蒸発器に付着する霜を除去する場合に、空気ラインに接続されていない他の蒸発器に空気が過度に供給されるときには、霜が融けることにより生じる水滴が空気中に混入されて、再び、空気ラインを循環する場合がある。
しかし、このヒートポンプ式乾燥装置によれば、空気を蒸発側バイパスに流入させて、空気が蒸発器を迂回することにより、霜から生じる水滴が混入された空気の循環を防止して、低露点の空気を循環させることができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインには、前記乾燥槽の上流側かつ前記凝縮器の下流側において、空気を加熱するための加熱手段が接続されていることが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置では、加熱手段により、空気ラインに流れる空気をさらに高温に加熱することができ、高い乾燥温度が必要とされる樹脂の効率のよい乾燥を達成することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインには、前記乾燥槽の下流側かつ前記蒸発器の上流側において、揮発成分を除去するための除去手段が接続されていることが好適である。
乾燥槽から供給される空気には、水以外に、樹脂に含有される微量のモノマーや添加剤などの揮発成分が混入している場合があり、その場合には、蒸発器の表面に付着して、熱交換率が低下する場合がある。
しかし、このヒートポンプ式乾燥装置では、除去手段により、揮発成分を除去して、揮発成分の蒸発器への付着を防止することができる。そのため、蒸発器の熱交換率の低下を防止して、低露点の空気を循環させることができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記空気ラインには、空気が前記凝縮器を迂回するための凝縮側バイパスが設けられていることが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、乾燥ホッパ内の空気が所定温度を超過した場合に、空気を凝縮側バイパスに流入して、空気が凝縮器を迂回することにより、凝縮器による空気の過度の加熱を防止することができる。
また、本発明のヒートポンプ式乾燥装置では、前記圧縮機は、前記熱媒体を多段で昇圧することが好適である。
このヒートポンプ式乾燥装置によれば、圧縮機の負担を軽減しながら、効率よく熱媒体を圧縮することができる。
本発明のヒートポンプ式乾燥装置によれば、霜のさらなる発生を防止し、かつ、蒸発器に付着する霜を確実に除去することができながら、空気の除湿を継続することができる。そのため、省エネルギー化を図りながら、低露点の空気を乾燥して、樹脂の乾燥効率を高めることができる。
図1は、本発明のヒートポンプ式乾燥装置の一実施形態を示す装置構成図である。
このヒートポンプ式乾燥装置1は、ヒートポンプユニット2を熱源および冷却源として用いることにより、図示しない樹脂を、脱湿乾燥するための乾燥システムとして構成されている。
樹脂としては、特に限定されず、例えば、成形機に用いられる成形材料となる樹脂などが用いられ、その形状は、好ましくは、粉粒体状(ペレット状)である。
このヒートポンプ式乾燥装置1は、ヒートポンプユニット2と、乾燥槽としての乾燥ホッパ3と、送風手段としてのブロワ4と、熱媒体(以下、熱媒体を「冷媒」という場合がある。)ライン10と、空気ライン11と、熱媒体切替手段としての3方弁31と、空気切替手段としての第1開閉弁29および第2開閉弁30と、制御手段としてのCPU50とを備えている。
ヒートポンプユニット2は、ヒートポンプ式乾燥装置1の下部に設置され、圧縮機5と、凝縮器6と、膨張弁7と、第1蒸発器8および第2蒸発器9とを備えている。
圧縮機5は、冷媒を圧縮して、冷媒を高温にするために設けられている。圧縮機5は、CPU50に接続されている。圧縮機5としては、例えば、往復式圧縮機、好ましくは、冷媒を多段で昇圧する、多段昇圧往復式圧縮機(具体的には、2段昇圧往復式圧縮機)が用いられる。多段昇圧往復式圧縮機であれば、圧縮機5にかかる負荷(トルク)を軽減しながら、効率よく冷媒を圧縮することができる。
凝縮器6は、送風される空気を、高温の冷媒を熱源として加熱するために設けられている。具体的には、凝縮器6は、高温の冷媒が通過する加熱源通路21と、加熱源通路21と対向配置され、送風される空気が通過する送風側通路26とを備えている。凝縮器6では、加熱源通路21と送風側通路26との間で熱交換される。
膨張弁7は、冷媒を膨張(減圧)させて、冷媒を低温にするために設けられている。
第1蒸発器8および第2蒸発器9は、送風される空気中の水分を、低温の冷媒を冷却源として除去(除湿)するために設けられ、互いに大略同一の装置構成とされている。また、第1蒸発器8および第2蒸発器9は、後述する冷媒ライン10および空気ライン11において並列状にそれぞれ配置されている。第1蒸発器8は、低温の冷媒が通過する冷却源側第1通路19と、冷却源側第1通路19と対向配置され、送風される空気が通過する除湿側第1通路27とを備えている。第1蒸発器8では、冷却源側第1通路19と空気側第1通路27との間で熱交換される。
また、第1蒸発器8には、冷却源側第1通路19の外表面の温度を測定するための温度検知手段としての第1温度センサ24が設けられている。第1温度センサ24の配置は、特に限定されず、例えば、冷却源側第1通路19の外表面から0.5〜1.0mmの間隔を隔てて配置されている。第1温度センサ24は、CPU50に接続されている。
また、第2蒸発器9は、低温の冷媒が通過する冷却源側第2通路20と、冷却源側第2通路20と対向配置され、送風される空気が通過する除湿側第2通路28とを備えている。第2蒸発器9では、冷却源側第2通路20と空気側第2通路28との間で熱交換される。
また、第2蒸発器9には、冷却源側第2通路20の外表面の温度を測定するための温度検知手段としての第2温度センサ25が設けられている。第2温度センサ25の配置は、特に限定されず、例えば、冷却源側第2通路20の外表面から0.5〜1.0mmの間隔を隔てて配置されている。また、第2温度センサ25は、CPU50に接続されている。
そして、冷媒ライン10は、圧縮機5と、凝縮器6と、膨張弁7と、第1蒸発器8または第2蒸発器9とを接続しており、冷媒ライン10には、冷媒が循環されている。
冷媒としては、公知のヒートポンプに用いられる冷媒であれば特に限定されず、例えば、二酸化炭素、例えば、クロロフルオロカーボンなどのフロン類などが用いられる。好ましくは、二酸化炭素が用いられる。
冷媒ライン10では、圧縮機5と、凝縮器6と、膨張弁7と、第1蒸発器8または第2蒸発器9とが、次の各ラインによりそれぞれ接続されている。すなわち、冷媒ライン10において、圧縮機5と凝縮器6とが、第1圧縮ライン15Aにより接続され、凝縮器6と膨張弁7とが、第2圧縮ライン15Bにより接続されている。また、冷媒ライン10において、膨張弁7と第1蒸発器8または第2蒸発器9とが、第1減圧ライン16Aにより接続され、第1蒸発器8または第2蒸発器9と圧縮機5とが、第2減圧ライン16Bにより接続されている。
また、第1減圧ライン16Aは、上流側が膨張弁7に接続される一方、下流側が2本の分岐ライン(減圧第1分岐ライン17Aおよび減圧第2分岐ライン18A)に分岐され、減圧第1分岐ライン17Aに第1蒸発器8の冷却源側第1通路19が接続され、減圧第2分岐ライン18Aに第2蒸発器9の冷却源側第2通路20が接続されている。
第2減圧ライン16Bは、下流側が圧縮機5に接続される一方、上流側が2本の分岐ライン(減圧第3分岐ライン17Bおよび減圧第4分岐ライン18B)に分岐され、減圧第3分岐ライン17Bに第1蒸発器8の冷却源側第1通路19が接続され、減圧第4分岐ライン18Bに第2蒸発器9の冷却源側第2通路20が接続されている。また、第2減圧ライン16Bの分岐部分には、3方弁31が設けられている。
これにより、冷媒ライン10は、ヒートポンプユニット2の閉回路として構成されている。
3方弁31は、冷媒ライン10に対する冷却源側第1通路19または冷却源側第2通路20を選択的に切り替えるために設けられている。
乾燥ホッパ3は、ヒートポンプ式乾燥装置1の上側に設置されており、乾燥される樹脂が一時的に貯留される。
また、乾燥ホッパ3では、乾燥ホッパ3内に臨むように配置され、ブロワ4の送風による空気(除湿された高温の空気)を乾燥ホッパ3に通気するための空気入口41と、乾燥ホッパ3の上部に配置され、通気後の空気(水分を多量に含む空気)を第1蒸発器8または第2蒸発器9に流入させるための空気出口42とが設けられている。
また、乾燥ホッパ3には、その上部に、例えば、気力輸送機などから樹脂を供給する供給ラインが接続される供給口(図示せず)と、その下部に、成形機などに樹脂を供給するための排出ラインが接続される排出口(図示せず)とが設けられている。また、乾燥ホッパ3の内部には、第3温度センサ45が設けられている。第3温度センサ45は、CPU50に接続されている。
ブロワ4は、ヒートポンプユニット2の横(側部。なお、図1においては、ヒートポンプユニット2の下に表されている。)に設置され、乾燥ホッパ3に空気を送風するために設けられている。
そして、空気ライン11は、ブロワ4と、凝縮器6と、乾燥ホッパ3と、第1蒸発器8または第2蒸発器9とを接続しており、空気ライン11には、空気が循環されている。
空気ライン11では、ブロワ4と、凝縮器6と、乾燥ホッパ3と、第1蒸発器8または第2蒸発器9とが、次の各ラインによりそれぞれ接続されている。すなわち、空気ライン11において、ブロワ4と凝縮器6とが、第1加熱ライン23Aにより接続され、凝縮器6と乾燥ホッパ3とが、第2加熱ライン23Bにより接続されている。また、空気ライン11において、乾燥ホッパ3と第1蒸発器8または第2蒸発器9とが、第1除湿ライン22Aにより接続され、第1蒸発器8または第2蒸発器9とブロワ4とが、第2除湿ライン22Bにより接続されている。
また、第1加熱ライン23Aおよび第2加熱ライン23Bには、凝縮器6に流入する空気を迂回させるための凝縮側バイパスとしての第3バイパス12が設けられている。すなわち、第3バイパス12は、第1加熱ライン23Aの空気の流れ方向途中から分岐し、第2加熱ライン23Bの空気の流れ方向途中に接続されている。また、第3バイパス12には、第3開閉弁36が設けられている。第3開閉弁36は、CPU50に接続されている。
また、第1除湿ライン22Aは、上流側が乾燥ホッパ3に接続される一方、下流側が2本の分岐ライン(除湿第1分岐ライン43Aおよび除湿第2分岐ライン44A)に分岐され、除湿第1分岐ライン43Aに除湿側第1通路27が接続され、除湿第2分岐ライン44Aに除湿側第2通路28が接続されている。
また、第2除湿ライン22Bは、下流側がブロワ4に接続される一方、上流側が2本の分岐ライン(除湿第3分岐ライン43Bおよび除湿第4分岐ライン44B)に分岐され、除湿第3分岐ライン43Bに除湿側第1通路27が接続され、除湿第4分岐ライン44Bに除湿側第2通路28が接続されている。
第1開閉弁29および第2開閉弁30は、第1蒸発器8および第2蒸発器9を切り替えるために設けられ、大略同一の装置構成とされている。また、第1開閉弁29および第2開閉弁30は、第1除湿ライン22Aの2本の分岐ラインにそれぞれに設けられている。 具体的には、第1開閉弁29は、除湿第1分岐ライン43Aの空気の流れ方向途中に介装されている。また、第2開閉弁30は、除湿第2分岐ライン44Aの空気の流れ方向途中に介装されている。
また、第1除湿ライン22Aの2本の分岐ラインには、供給手段としての第1バイパス13および第2バイパス14がそれぞれ設けられている。
第1バイパス13は、除湿第1分岐ライン43Aにおいて、空気が第1開閉弁29を迂回するように設けられている。具体的には、第1バイパス13は、除湿第1分岐ライン43Aの第1開閉弁29に対する上流側から分岐し、除湿第1分岐ライン43Aの第1開閉弁29に対する下流側に接続している。また、第1バイパス13の空気の流れ方向途中には、第1絞り弁34が設けられている。第1絞り弁34は、開度によって、第1バイパス13を通過し、第1蒸発器8に供給される空気の流量を調整する流量調節弁である。
第2バイパス14は、除湿第2分岐ライン44Aにおいて、空気が第2開閉弁30を迂回するように設けられている。具体的には、第2バイパス14は、除湿第2分岐ライン44Aの第2開閉弁30に対する上流側から分岐し、除湿第2分岐ライン44Aの第2開閉弁30に対する下流側に接続している。また、第2バイパス14の空気の流れ方向途中には、第2絞り弁35が設けられている。第2絞り弁35は、開度によって、第2バイパス14を通過し、第2蒸発器9に供給される空気の流量を調整する流量調節弁である。
なお、第1除湿ライン22Aには、その上流側に、第1フィルタ51および除去手段としてのオイルセパレータ33が介在されている。
すなわち、第1フィルタ51は、乾燥ホッパ3から供給される空気中に少量含まれる粉塵を除去するために設けられている。また、オイルセパレータ33は、乾燥ホッパ3から供給される空気中に少量含まれる揮発成分(オイル成分)を主に除去するために設けられており、具体的には、乾燥ホッパ3の下流側、より具体的には、第1フィルタ51の下流側で、第1除湿ライン22Aの分岐部分より上流側に配置されている。また、オイルセパレータとしては、例えば、フィルタ式を用いることができる。
また、第2除湿ライン22Bには、その下流側に、第2フィルタ52が介在されている。
すなわち、第2フィルタ52は、第1蒸発器8および第2蒸発器9から供給される空気中に少量含まれる霧状成分を除去するために設けられている。
また、第2加熱ライン23Bには、必要により、仮想線で示す加熱手段としての補助ヒータ32が介在されている。具体的には、補助ヒータ32は、凝縮器6における送風側通路26の空気の加熱を補助するために設けられ、第2加熱ライン23Bの空気の流れ方向途中であって、乾燥ホッパ3の上流側かつ凝縮器6の下流側に配置されている。
次に、このヒートポンプ式乾燥装置1を用いて、樹脂を乾燥する方法について説明する。
このヒートポンプ式乾燥装置1では、所定量の樹脂が、図示しない供給ラインを介して供給口から、常時、乾燥ホッパ3に供給され、所定時間滞留後、図示しない排出口から排出ラインへ排出される。
そして、この方法では、圧縮機5およびブロワ4を起動させる。なお、圧縮機5およびブロワ4を起動する前に、3方弁31を、減圧第4分岐ライン18Bと第2減圧ライン16Bとの間が閉鎖され、減圧第2分岐ライン17Bと第2減圧ライン16Bとの間が開放される位置(第1位置)にセットする。これと同時に、第1開閉弁29を開放し、第2開閉弁30を閉鎖する。
また、第1絞り弁34および第2絞り弁35も、圧縮機5およびブロワ4を起動する前に、所定の開度に調整しておく。
すなわち、第1開閉弁29を開放し、第2開閉弁30を閉鎖するときには、空気ライン11に流れる空気に対して、例えば、5〜95%、好ましくは、5〜80%、さらに好ましくは、5〜20%の空気が、第2開閉弁30を迂回して、第2バイパス14を通過するように、第2絞り弁35の開度を調整する。
一方、第2開閉弁30を開放し、第1開閉弁29を閉鎖するときには、空気ライン11に流れる空気に対して、例えば、5〜95%、好ましくは、10〜80%、さらに好ましくは、5〜20%の空気が、第1開閉弁29を迂回して、第1バイパス13を通過するように、第1絞り弁34の開度を調整する。
そして、冷媒ライン10では、圧縮機5の起動により、冷媒が循環される。
すなわち、圧縮機5が冷媒を圧縮することによって、冷媒を加熱し、高温にされた冷媒が、第1圧縮ライン15Aを介して、凝縮器6に至る。凝縮器6では、加熱源通路21を加熱源として、送風側通路26の空気を加熱する。なお、凝縮器6において加熱された空気の温度は、例えば、120℃以上(通常、160℃以下)である。次いで、凝縮器6から排出される冷媒が、第2圧縮ライン15Bを介して、膨張弁7に至る。そして、膨張弁7により、冷媒が膨張されて、冷媒が冷却される。
次いで、低温にされた冷媒が、第1減圧ライン16Aの上流側および減圧第1分岐ライン17Aを介して、第1蒸発器8に至る。第1蒸発器8では、冷却源側第1通路19を冷却源として、除湿側第1通路27の空気を除湿する。除湿された空気の温度は、例えば、−20℃以下、具体的には、−40〜−20℃である。次いで、除湿側第1通路27から排出された冷媒が、減圧第3分岐ライン17Bおよび第2減圧ライン16Bの下流側を介して、圧縮機5に至る。これより、第1蒸発器8が接続されている冷媒ライン10において、冷媒の循環が継続される。
一方、空気ライン11では、ブロワ4の起動により、空気が循環される。
すなわち、ブロワ4により送風される空気が、第1加熱ライン23Aを介して、凝縮器6に至る。凝縮器6では、加熱源通路21によって、送風側通路26の空気が加熱され、次いで、凝縮器6から排出された高温の空気が、第2加熱ライン23Bおよび空気入口41を介して、乾燥ホッパ3に導入される。
次いで、乾燥ホッパ3では、高温の空気が樹脂に吹き付けられ、次いで、水分を多量に含む空気が、空気出口42から排出されて、樹脂が乾燥される。この乾燥では、第3温度センサ45により、乾燥ホッパ3の内部温度を測定する。なお、その後、水分を多量に含む空気は、第1除湿ライン22Aの途中(除湿第1分岐ライン43Aと除湿第2分岐ライン44Aとの分岐部分)に至る。
なお、空気中に少量含まれる粉塵は、第1フィルタ51に接続され、空気中に少量含まれるオイル成分は、オイルセパレータ33により除去される。
そして、第1開閉弁29が開放されているので、空気は、除湿第1分岐ライン43Aを介して、第1蒸発器8の除湿側第1通路27に至る。そして、第1蒸発器8では、冷却源側第1通路19によって、除湿側第1通路27の空気が除湿され、次いで、第1蒸発器8から排出され、除湿された空気が、除湿第2分岐ライン43Bおよび第2除湿ライン22Bの下流側を介して、ブロワ4に至る。これにより、第1蒸発器8が接続されている空気ライン11において、空気が循環されて、空気が継続して乾燥される。
なお、空気中に少量含まれる霧状成分は、第2フィルタ52に除去される。第1開閉弁29が開放され、第2開閉弁30が閉鎖される一方、第1バイパス14の第2絞り弁35が上記した開度に設定されているので、空気の一部が、上記の割合で、第2開閉弁30を迂回して、第2バイパス14を通過して、第2蒸発器9に供給される。
また、第1蒸発器8では、水分を多量に含む空気の除湿中に、第1温度センサ24によって、冷却源側第1通路19の外表面を測定している。
そして、第1温度センサ24による測定温度が、冷却源側第1通路19の外表面に霜が付着していることを示す温度を測定したときに、CPU50により3方弁31が制御されて、冷媒ライン10では、第1蒸発器8の冷却側第1通路19を、第2蒸発器9の冷却側第2通路20に接続が切り替えられる。なお、冷却源側第1通路19の外表面に霜が付着していることを示す温度は、第1蒸発器8における第1温度センサ24および冷却源側第1通路19の相対配置などによって応じて適宜設定され、例えば、20℃以下、好ましくは、10℃以下、さらに好ましくは、0℃以下に設定される。
具体的には、3方弁31を、第1位置から、減圧第3分岐ライン17Bと第2減圧ライン16Bとの間が閉鎖され、減圧第4分岐ライン18Bと第2減圧ライン16Bとの間が開放される位置(第2位置)にセットする。
また、同時に、CPU50により、第1開閉弁29および第2開閉弁30が制御されて、空気ライン11では、第1蒸発器8の除湿側第1通路27から、第2蒸発器9の除湿側第2通路28に接続が切り替えられる。具体的には、第2開閉弁30を開放し、第1開閉弁29を閉鎖する。
そのため、切替後の第1蒸発器8には、冷媒の供給が停止される。そのため、霜のさらなる発生を防止できると同時に、空気の一部が第1バイパス13介して第1蒸発器8の冷却源側第1通路19に流入して、さらに、周囲からの伝熱により、第1蒸発器8の温度が上昇するので、第1蒸発器8に付着する霜を確実に除去することができる。
一方で、切替後の第2蒸発器9には、冷媒および水分を多量に含む空気が供給される。そのため、第2蒸発器9によって、第1蒸発器8から引き続いて、空気の除湿を継続することができる。
その結果、霜のさらなる発生を防止すると同時に、第1蒸発器8に付着する霜を確実に除去することができながら、空気の除湿を継続することができる。そのため、省エネルギー化を図りながら、低露点の空気を乾燥して、樹脂の乾燥効率を高めることができる。
また、CPU50は、第1温度センサ24の温度測定に基づいて、3方弁31の切替と、第1開閉弁29および第2開閉弁30の切替とを制御する。そのため、第1温度センサ24の温度測定に基づいて、第1蒸発器8の霜の発生を検知した後、3方弁31と、第1開閉弁29および第2開閉弁30とを切り替えることができるので、第1蒸発器8における霜を効率的に除去することができる。
さらに、上記した切替後には、第1バイパス13により、第1蒸発器8に空気を供給できるので、第1蒸発器8の温度を上昇させて、第1蒸発器8に付着する霜を有効かつ確実に除去することができる。
さらに、上記した切替後には、第1蒸発器8に供給される空気が、空気ライン1に循環する空気に対して、5〜95%である場合には、第1蒸発器8に付着する霜をより一層有効かつ確実に除去することができる。
次いで、第2蒸発器9では、第2温度センサ25による測定温度が、冷却源側第2通路20の外表面に霜が付着していることを示す温度を測定したときに、CPU50により3方弁31が制御されて、冷媒ライン10では、第2蒸発器9の冷却側第2通路20を、第1蒸発器8の冷却側第1通路19に接続が切り替えられる。冷却源側第2通路20の外表面に霜が付着していることを示す温度は、上記と同様である。
具体的には、3方弁31を、第2位置から第1位置にセットする。同時に、CPU50により、第1開閉弁29および第2開閉弁30が制御されて、空気ライン11では、第2蒸発器9の除湿側第2通路28から、第1蒸発器8の除湿側第1通路27に接続が切り替えられる。具体的には、第1開閉弁29を開放し、第2開閉弁30を閉鎖する。
その後、この3方弁31の切替と、第1開閉弁29および第2開閉弁30の切替とを繰り返し実施することにより、第1蒸発器8と第2蒸発器9とを選択的に切り替えることにより、継続的に空気が脱湿乾燥される。
なお、乾燥ホッパ3において、第3温度センサ45が所定温度に満たないことを測定した場合には、CPU50によって、必要により設けられる補助ヒータ32が制御されて、第2加熱ライン23Bを流れる空気を補助的に加熱することができ、高い乾燥温度が必要とされる樹脂の効率のよい乾燥を達成することができる。
一方、乾燥ホッパ3において、第3温度センサ45が所定温度を超過したことを測定した場合には、CPU50によって、第3バイパス12の第3開閉弁36を大気開放させて、凝縮器6による空気の過度の加熱を防止することができる。あるいは、CPU50によって、圧縮機5による冷媒の圧縮量を低減させて、凝縮器6における熱交換量を低減させて、空気の過度の加熱を防止することもできる。
なお、上記した説明では、複数の蒸発器として、第1蒸発器8および第2蒸発器9の2つの蒸発器を設けたが、その数は用途および目的に応じて適宜選択され、例えば、3つ以上設けることもできる。
また、図示しないが、オイルセパレータ33に代えて、第3蒸発器を設けることもできる。なお、図示しない第3蒸発器は、第1蒸発器8や第2蒸発器9と同様に構成されている。この第3蒸発器により、乾燥ホッパ3から供給される空気中に少量含まれる揮発成分(オイル成分)を除去する。
また、上記した説明では、CPU50は、第1蒸発器8における第1温度センサ24による温度測定に基づいて制御したが、例えば、図示しないが、CPU50に設けられ、3方弁31と、第1開閉弁29および第2開閉弁30とを切り替える所定時間を測定するための、図示しない時間測定手段としてのタイマーを用いることができる。
第1開閉弁29および第2開閉弁30を切り替える所定時間としては、例えば、第1蒸発器8の能力に応じて適宜設定され、例えば、10〜120分間、好ましくは、30〜60分間に設定される。
タイマーを用いれば、その時間測定に基づいて、第1蒸発器8の霜の発生を検知した後、3方弁31と、第1開閉弁29および第2開閉弁30とを時間制御により切り替えることができるので、第1蒸発器8における霜を簡単かつ効率的に除去することができる。
また、上記した説明では、3方弁31の切替と、第1開閉弁29および第2開閉弁30の切替とを同時に実施したが、例えば、3方弁31の切替から、所定時間経過後に、第1開閉弁29および第2開閉弁30の切替を実施することもできる。3方弁31の切替から、第1開閉弁29および第2開閉弁30の切替までの所定時間は、例えば、 〜 分、好ましくは、 〜 分である。
3方弁31の切替、すなわち、3方弁31の第1位置から第2位置への切替直後から、第2開閉弁30の開放および第1開閉弁29の閉鎖までの所定時間においては、第1蒸発器8の冷却源側第1通路19に、まだ低温の冷媒が残存している。そして、その低温の冷媒を冷却源と利用して、第1蒸発器8の除湿側第1通路27を通過する空気を除湿することができる。そのため、省エネルギー化を図ることができる。
図2は、本発明のヒートポンプ式乾燥装置の他の実施形態を示す装置構成図である。なお、上記した各部に対応する部分については、図2において同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記した説明では、乾燥ホッパ3の樹脂の供給方向上流側に、樹脂用ヒータなどを設けていないが、例えば、図2に示すように、乾燥ホッパ3内に挿入される熱風ライン37の供給方向上流側に樹脂用ヒータ39を設けることができる。
これにより、熱風ライン37では、樹脂用ヒータ39により空気が加熱され、乾燥ホッパ3(または後述する第2乾燥ホッパ38)で、樹脂に熱風が吹き付けられることにより、樹脂を加熱して効率的に乾燥することができる。
さらに、上記した説明では、乾燥槽として、1つの乾燥ホッパ3を例示して説明したが、例えば、図2に示すように、2つの乾燥ホッパ、つまり、第1乾燥ホッパ3と、第2乾燥ホッパ38とを直列的に設けることができる。
第2乾燥ホッパ38は、第1乾燥ホッパ3の樹脂の供給方向上流側に設けられており、第1乾燥ホッパ3と、供給ライン40を介して接続されている。
これにより、第2乾燥ホッパ38では、熱風ライン37から供給される熱風によって樹脂が加熱され、その後、樹脂が、供給ライン40を介して第1ホッパ3に供給されて、空気ライン11から供給され、除湿された空気によって、乾燥される。そのため、これら第1乾燥ホッパ3および第2乾燥ホッパ38により、より効率的に樹脂を脱湿乾燥することができる。
なお、図1および図2の仮想線で示すように、第1除湿ライン22Aおよび第2除湿ライン22Bに、空気が第1蒸発器8および第2蒸発器9を迂回するための蒸発側バイパスとしての第4バイパス48を設けることができる。また、第4バイパス48は、第1フィルタ51とオイルセパレータ33との間の第1除湿ライン22Aから分岐し、第2フィルタ52とブロワ4との間の第2除湿ライン22Bに接続されている。
また、第4バイパス48には、図1および図2の仮想線で示すように、第4開閉弁49が設けられている。第4開閉弁49は、CPU50に接続されている。
そして、第1蒸発器8の除湿側第1通路27から、第2蒸発器9の除湿側第2通路28に接続が切り替えられて、第1バイパス13により、第1蒸発器8の除湿側第1通路27に空気を供給して、除湿側第1通路27に付着する霜を除去する場合に、除湿側第1通路27に空気が過度に供給されるときには、霜が融けることにより生じる水滴(水)が空気中に混入されて、再び、空気ライン11を循環する場合がある。
しかし、このヒートポンプ式乾燥装置1によれば、第4開閉弁49がCPU50に制御されて、第4開閉弁49を開放させて、第4バイパス48に空気を流入させて、空気が除湿側第1通路27(および除湿側第2通路28)を迂回することにより、霜から生じる水滴(水)が混入された空気の循環を防止して、低露点の空気を循環させることができる。
図1は、本発明のヒートポンプ式乾燥装置の一実施形態(1つの乾燥ホッパが設けられる態様)を示す装置構成図である。 図2は、本発明のヒートポンプ式乾燥装置の他の実施形態(第1乾燥ホッパおよび第2乾燥ホッパが設けられる態様)を示す装置構成図である。
符号の説明
1 ヒートポンプ式乾燥装置
2 ヒートポンプユニット
3 乾燥ホッパ(第1乾燥ホッパ)
4 ブロワ
5 圧縮機
6 凝縮器
7 膨張弁
8 第1蒸発器
9 第2蒸発器
10 冷媒ライン(熱媒体ライン)
12 第3バイパス
13 第1バイパス
14 第2バイパス
24 第1温度センサ
25 第2温度センサ
29 第1開閉弁
30 第2開閉弁
31 3方弁
32 補助ヒータ
33 オイルセパレータ
38 第2乾燥ホッパ
48 第4バイパス
50 CPU

Claims (10)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張弁および複数の蒸発器を備えるヒートポンプユニットと、
    樹脂が乾燥される乾燥槽と、
    前記乾燥槽に空気を送風するための送風手段と、
    前記圧縮機、前記凝縮器、前記膨張弁および任意の前記蒸発器を接続し、熱媒体が循環される熱媒体ラインと、
    前記送風手段、前記凝縮器、前記乾燥槽および任意の前記蒸発器を接続し、空気が循環される空気ラインと、
    前記熱媒体ラインに接続される前記蒸発器を切り替えるための熱媒体切替手段と、
    前記空気ラインに接続される前記蒸発器を切り替えるための空気切替手段と、
    前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記熱媒体ラインに接続されている任意の前記蒸発器を、前記熱媒体ラインに接続されていない他の前記蒸発器に切り替えるように、前記熱媒体切替手段を制御し、かつ、前記空気ラインに接続されている任意の前記蒸発器を、前記空気ラインに接続されていない他の前記蒸発器に切り替えるように、前記空気切替手段を制御することを特徴とする、ヒートポンプ式乾燥装置。
  2. 前記蒸発器には、前記蒸発器の温度を検知するための温度検知手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記温度検知手段の温度検知に基づいて、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  3. 前記制御手段には、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を切り替える時間を測定するための時間測定手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記時間測定手段の時間測定に基づいて、前記熱媒体切替手段および前記空気切替手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  4. 前記空気ラインには、前記空気ラインに接続されていない前記蒸発器に、空気を供給するための供給手段が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  5. 前記空気ラインに接続されていない前記蒸発器に供給される空気は、前記空気ラインに循環する空気に対して、5〜95%であることを特徴とする、請求項4に記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  6. 前記空気ラインには、空気が複数の前記蒸発器を迂回するための蒸発側バイパスが設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  7. 前記空気ラインには、前記乾燥槽の上流側かつ前記凝縮器の下流側において、空気を加熱するための加熱手段が接続されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  8. 前記空気ラインには、前記乾燥槽の下流側かつ前記蒸発器の上流側において、空気中の揮発成分を除去するための除去手段が接続されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  9. 前記空気ラインには、空気が前記凝縮器を迂回するための凝縮側バイパスが設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥装置。
  10. 前記圧縮機は、前記熱媒体を多段で圧縮することを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のヒートポンプ式乾燥装置。
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