JP2004216212A - 圧縮空気の除湿装置および除湿再熱装置 - Google Patents

圧縮空気の除湿装置および除湿再熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】配管内で結露しない程度に除湿する場合に採用しうる、消費電力が少なく、無駄な体積減少が少ない圧縮空気の除湿再熱装置を提供する。
【解決手段】クーリングタワーCTによって供給される冷却水と熱交換するアフタークーラ22と、再熱用熱交換器21とを備えた除湿再熱装置12。コンプレッサ11から供給される圧縮空気を通す供給エア管路20、20a、20b、20c、20dと、クーリングタワーCTへの井水を補給する補給水管路23と、両者の間で熱を交換する熱交換器24と、コンプレッサ11から出てくる供給エア(20)と、熱交換器24から出てくる供給エア(20c)との間で熱交換する再熱用熱交換器21とを備えている。井水利用の熱交換器24は、アフタークーラ22の下流側に設けられ、再熱用熱交換器21は、井水との熱交換器24の下流側に設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮空気の除湿装置および除湿再熱装置に関する。さらに詳しくは、工場内の圧縮空気用配管などに圧縮空気を供給する圧縮空気供給システムに用いる除湿装置および除湿再熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】墨田施設工業株式会社のクーリングタワー式の圧縮空気脱湿脱油装置(商品名ハイグロマスター)のカタログ
【特許文献1】特開昭48−91668号公報
【0003】
従来の工場内の圧縮空気配管への圧縮空気の供給は、たとえば図5に示すような、2段圧縮式のコンプレッサ101と、そのコンプレッサから供給される圧縮空気を冷却して除湿するための冷凍式のドライヤ102とから構成される圧縮空気供給システム100によって行われている。前記コンプレッサ101の1段目の圧縮部103から2段目の圧縮部104に到る管路の途中には、インタークーラ105が介在されている。そのインタークーラ105は、第1のクーリングタワーCT1から供給される冷却水で冷却される。さらに2段目の圧縮部104の出口側に連結される供給エア管路107は、前記第1のクーリングタワーCT1から供給される冷却水で冷却されるアフタークーラ108に連結され、さらに前述のドライヤ102に到っている。前記第1のクーリングタワーCT1には、井水などを補給水として供給する補給水管路109が連結されている。なお、符号110は冷却水用のポンプである。
【0004】
前記冷凍式のドライヤ102は、供給エア管路107に介在される蒸発器112と、その蒸発器112から戻ってくる冷媒の蒸気を圧縮する圧縮機(コンプレッサ)113と、供給エア管路107における蒸発器112の下流側に設けられ、前記圧縮機113から出てくる高温高圧の冷媒蒸気と供給エア管路107内の空気とを熱交換して圧縮空気を30℃程度まで加熱するレヒータ114とを有する。さらにこのドライヤ102は、第2のクーリングタワーCT2と、そのクーリングタワーからの冷却水とレヒータ114から出てくる冷媒とを熱交換する熱交換器(凝縮器)116を備えている。その熱交換器116から出てくる冷媒が、蒸発弁117を介して前記蒸発器112に送られ、気化熱で圧縮空気を冷却・除湿するように配管している。なお、クーリングタワーCT1、CT2は、とくに2台に分ける必要ななく、1台のクーリングタワーからコンプレッサ101と冷凍式のドライヤ102に冷却水を供給してもよい。
【0005】
他方、非特許文献1には、図6に示すような、クーリングタワー式の圧縮空気脱湿脱油装置120が開示されている。この装置では、クーリングタワー121から冷却水循環ポンプ122で送り出される冷却水が、冷却除湿塔123内で圧縮空気と熱交換され、再びクーリングタワー121に戻るように構成されている。冷却除湿塔123には、空気入り口124から流入した圧縮空気が冷却除湿され、上部の空気出口125から出ていく。符号126は、圧縮空気から除かれた水分を排出するためのドレンである。このものは、冷凍機を用いずに、クーリングタワー121から供給される冷却水で圧縮空気を除湿する点で、図5のものより簡易な構成となっている。なお、図5の装置におけるアフタークーラ108に代えて、冷却除湿作用を奏する冷却除湿塔123を採用したものとも考えられる。
【0006】
特許文献1には、上記の非特許文献1の冷却除湿塔123に、冷却液を散布し、それにより圧縮空気中の油分を溶解して捕捉する圧縮空気除油除湿方法および装置が開示されている。このものの除湿作用は、非特許文献1と同様であると考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図5の一般的な圧縮空気供給システム100は、冬季のもっとも不利な条件で冷凍式のドライヤ102を選定し、除湿を行うので、供給される圧縮空気の除湿は充分に行われ、高品質な圧縮空気を供給することができる。しかし冷凍冷却を用いるので、消費動力が大きく、過除湿による無駄な体積減少が行われるといった問題がある。また、冷却水の水質維持のために井水などを補給水として利用しているが、その冷熱は充分に活用されていない。
【0008】
他方、非特許文献1の装置120は、冷凍機が不要である半面、充分な除湿作用を得るには大がかりな冷却除湿塔123が必要である。また、この装置120においても、クーリングタワー121に供給される補給水の冷熱が有効利用されておらず、無駄に消費されている。
【0009】
本発明は、配管内で結露しない程度、すなわち過度の低露点を必要としない程度の圧縮空気の除湿の要求に対して好適に採用することができ、消費電力が少なく、過除湿による無駄な体積減少が少ない圧縮空気の除湿再熱装置を提供することを技術課題としている。さらに本発明は、クーリングタワーに用いられる補給水の冷熱の有効利用を図り、それにより消費電力を低減させうる圧縮空気の除湿装置を提供することをも技術課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧縮空気の除湿装置(請求項1)は、クーリングタワーによって供給される冷却水と熱交換するアフタークーラを備えたコンプレッサに用いる除湿装置であって、前記コンプレッサから供給される圧縮空気を通す供給エア管路と、前記クーリングタワーに水を補給するための補給水管路と、前記供給エア管路の途中に介在される前記アフタークーラの下流側に設けられ、供給エア管路と補給水管路との間で熱を交換する熱交換器とを備え、前記補給水管路内の補給水によって圧縮空気を冷却するものであることを特徴としている。
【0011】
本発明の除湿再熱装置(請求項2)は、前記除湿装置と、その除湿装置の熱交換器から出てくる供給エアと前記アフタークーラ上流側の高温エアとの間で熱交換する再熱用熱交換器とを備えていることを特徴としている。
【0012】
【作用および発明の効果】
本発明の除湿装置(請求項1)は、クーリングタワーに補給される井水などの補給水と圧縮空気との間で熱交換する熱交換器を採用しているので、補給水の冷熱を有効に利用することができる。なお、クーリングタワーに送られる補給水は、クーリングタワー内で利用されている水の自然蒸発などによる不足分を補ない、水質を維持するだけのものであるので、幾分かの温度上昇には影響されない。本発明の装置では、その未利用エネルギを有効活用し、冷凍冷却を行わないことにより、動力消費を削減することができる。さらに本発明の装置では上記のように冷凍冷却によらないため、適度な除湿が行われ、過除湿による体積減少を小さくすることができる。
【0013】
また、コンプレッサから出てきた高温の圧縮空気を、一旦クーリングタワーから送られる冷却水である程度冷却し、その後、さらに低い温度場が得られる井水などの補給水で過冷却するので、冷却除湿効果が高い。
【0014】
本発明の除湿再熱装置(請求項2)は、前記除湿装置と同一の作用効果を奏する。さらに熱交換器から出てくる圧縮空気が、前記アフタークーラ上流側の高温エアによって再熱される。そのため最終的に送出される圧縮空気が体積膨張し、エネルギが増加する。それにより、アフタークーラで熱交換され、クーリングタワーで放熱されていた熱エネルギを有効に利用することができ、コンプレッサの運転動力を削減することができる。さらに温度上昇により、管内結露が生じにくくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の除湿再熱装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の除湿再熱装置を備えた圧縮空気供給システムの全体を示す配管系統図、図2および図3はそれぞれ図1のシステムの除湿再熱装置の作用を示すグラフ、図4は本発明の除湿再熱装置を備えた圧縮空気供給システムの他の実施形態を示す配管系統図である。
【0016】
図1の圧縮空気供給システム10は、コンプレッサ11と、そのコンプレッサから供給される圧縮空気を冷却して除湿し、さらに再熱するための除湿再熱装置12とから構成されている。このコンプレッサ11は、図5の圧縮空気供給システム100に用いられているものと実質的に同じものであるが、アフタークーラ22がコンプレッサ11の内部でなく、除湿再熱装置12側に配置されている。なおこのシステム10ではクーリングタワーCTが1基だけであるが、図4や図5の場合と同様に、2基、あるいはそれ以上設けてもよい。
【0017】
この実施形態では、コンプレッサ11として、1段目の圧縮部14から2段目の圧縮部15に到る管路16の途中にインタークーラ17を備えている2段圧縮式のタイプを採用している。各圧縮部14、15を構成するコンプレッサの形式は、レシプロ式、ターボ式、スクリュー式のいずれでもよいが、通常はスクリュー式が多く用いられる。1段目の圧縮部14および2段目の圧縮部15は共通のモータMで駆動される。前記インタークーラ17は、クーリングタワーCTから供給される冷却水と熱交換して冷却されるように、冷却水供給管路18および戻り管路19でクーリングタワーCTに連結されている。冷却水の温度はたとえば10℃〜32℃程度であり、夏期を考慮して設計ではたとえば32℃程度に設定する。クーリングタワーCTには、補給水管路23により井水が補給水として供給される。
【0018】
前記2段目の圧縮部15の出口側には供給エア管路20が連結され、その供給エア管路20が前述の除湿再熱装置12側に接続されている。この除湿再熱装置12では、前記コンプレッサ11から出てくる供給エア管路20が再熱用熱交換器21の高温側に接続され、その再熱用熱交換器21の高温側から出てくるエア供給管路20aは、さらにアフタークーラ22に連結されている。このアフタークーラ22には、前記クーリングタワーCTから分岐された冷却水供給管路18および戻り管路19で供給される冷却水と熱交換されて冷却される。冷却水供給管路18で供給される水は、前述と同じ温度、すなわち10〜32℃程度であり、設計では32℃程度である。戻り管路19でクーリングタワーCTに戻る水は、たとえば15℃〜42℃程度であり、設計では37℃程度に設定される。
【0019】
アフタークーラ22から出てくるエア供給管路20bは、さらに井水利用の熱交換器24に連結されている。この熱交換器24は、前記補給水管路23から分岐される接続管路23a、23bと連結されており、アフタークーラ22から出た圧縮空気はクーリングタワーCTに供給される前の井水(補給水)でさらに冷却され、除湿される。井水の温度はたとえば15℃〜20℃程度であり、設計では20℃程度である。
【0020】
この熱交換器24から出てくるエア供給管路20cは、アフタークーラ22で冷却される前の圧縮空気と熱交換されるように、前述の再熱用熱交換器21の低温側に戻るように接続されている。そして再熱用熱交換器21の低温側から出てくるエア供給管路20d、すなわち除湿再熱装置12から出ていく配管は、最終的に工場内配管など、目的とする配管に接続される。
【0021】
なお、その再熱用熱交換器21の低温側に入る前のエア供給管路20cと、出てからのエア供給管路20dとは、バイパス管路25によって接続されており、その途中に流量調整バルブV1が介在されている。その流量調整バルブV1の開閉アクチュエータは、前記出てからのエア供給管路20dの温度を検出する温度センサTからの信号で開度が調節されるように、温度制御装置TIC1と信号伝達可能に連結されている。使用される信号は通常は電気信号であるが、圧力信号など、他の信号でもよい。その温度制御装置TIC1では、エア供給管路20d内の圧縮空気の温度が所定の温度よりも高くなると、バイパス管路25の流量を増大させて再熱用熱交換器21を通らない圧縮空気の流量を多くし、除湿再熱装置12から出ていく圧縮空気の温度を下げる。逆に温度が低くなるとバイパス管路25の流量を減らすように制御させる。調節する温度範囲は圧縮空気の目的によって異なるが、熱膨張によって内部エネルギを増加させるのに好ましい範囲、たとえば50℃〜60℃とする。
【0022】
前記温度センサTは、供給エアが消費されるユースポイントの近傍に設置し、そのユースポイントでの圧縮空気温度などを検出するのが好ましい。それにより、ユースポイントでの最適な温度となるように温度制御装置TIC1で調整した圧縮空気を供給することができる。
【0023】
前述のように、クーリングタワーCTに井水(補給水)を供給する補給水管路23は、接続管路23a、23bおよび熱交換器24を通った上でクーリングタワーCTに接続されるが、この実施形態では、熱交換器24に入る前の接続管路23aと出てからの接続管路23bの間を接続するバイパス管路27を設け、その途中に流量調整バルブV2を介在している。この流量調整バルブV2は、井水の温度やクーリングタワーからの冷却水の温度を検出するセンサT1、T2と制御装置TIC2によって、T2<T1のとき、補給水(井水)を熱交換器24を通さずにバイパスさせるように制御する。ただしバイパス管路や流量調整バルブはとくに設けなくてもよい。
【0024】
上記のように構成される除湿再熱装置12では、コンプレッサ11から供給される圧縮空気が再熱用熱交換器21で冷却される。圧縮空気の温度はたとえば180℃〜220℃、とくに200℃であり、その温度から165℃程度まで低下する。圧縮空気はアフタークーラ22でさらに冷却され、たとえば35℃〜45℃まで、とくに37℃まで冷却される。さらにその圧縮空気は井水を用いた熱交換器24で、たとえば20℃〜30℃まで、とくに25℃まで冷却される。そしてこのような一連の冷却により、圧縮空気中に含まれていた水分が凝縮されて水滴となり、ドレンを通じて排出される。それにより管路内に結露をしない程度に乾燥した圧縮空気が供給される。
【0025】
さらに上記の実施形態では、井水を利用した熱交換器24から出てくる圧縮空気が再熱用熱交換器21により、たとえば50℃〜70℃まで、とくに60℃まで加熱される。それにより圧縮空気が絶対温度の比で体積膨張し、供給できるエネルギが増加する。なお、圧力が一定であれば容積が増加し、容積が制限されていれば圧力が増加することになる。たとえば井水を用いた熱交換器24で25℃まで冷却された空気を再熱用熱交換器21で、60℃まで加熱すると、(60+273)/(25+273)≒1.15まで熱膨張することになり、圧力が一定とすれば、送出する圧縮空気の容積が約15%増加することになる。すなわち送出するエネルギが約15%増加することになり、再熱を行わない場合に比して、コンプレッサ11を稼働する動力をその分、削減することができる。それにより、省力化および二酸化炭素排出量の低減に資することができる。さらに単に再熱用熱交換器21の加熱により供給される圧縮空気の相対湿度が下がるので、エア供給管20dに管内結露が生じにくくなる利点がある。上記のように、再熱用熱交換器21を用いることにより、アフタークーラで熱交換され、クーリングタワーにて大気へ放熱されていた熱エネルギを有効に利用することができ、コンプレッサ動力を削減することができる。
【0026】
つぎに図2を参照して、上記の除湿再熱装置12で圧縮空気を除湿する作用を説明する。図2の横軸xは圧縮空気の温度tであり、縦軸yは絶対湿度である。そして破線で示す第1曲線S1は、圧縮空気が7Kのときの飽和蒸気(露点)を示す曲線である。また、実線で示す第2曲線S2は、除湿再熱装置12に入ってきた圧縮空気が冷却および加熱によって温度および湿度が変化していく状態を示している。すなわちコンプレッサ11から出た直後の圧縮空気は、第2曲線S2の上の符号J1で示す点(温度200℃、絶対湿度20g/kg)であり、アフタークーラで冷却されるに従って矢印Nのように温度および湿度が低下する。なお第2曲線S2上の符号Rは、再熱に使用することで冷却されたことを示す。ただしこの冷却の負荷は小さい。
【0027】
そして圧縮空気が第1曲線S1に交わると(符号J2)、すなわち露点まで低下した後(温度37℃、絶対湿度5.8g/kg)、さらに井水を利用した熱交換器により符号J3の位置(25℃程度)まで冷却される。それにより絶対湿度が2.9g/kg程度まで低下する。この状態で再熱により60℃程度まで加熱されると、絶対湿度が変わらず、相対湿度が10〜20%程度まで低下し、乾燥した圧縮空気が得られる。なお、図2のグラフで符号Kは、外気温(たとえば33℃)であり、供給される圧縮空気の絶対湿度はこの点の露点より下側であるので、エア供給管20dの管路内では結露が生じない。
【0028】
ちなみに図2の符号J4は、図5のような従来の冷凍式ドライヤで圧縮空気を除湿する場合を示しており、管路の結露を防止するレベルよりも遙かに低温まで冷却していることが分かる。その場合は過度の冷却で体積減少が大きくなっている。
【0029】
図3は図1の除湿再熱装置12と図5の冷凍式のドライヤ102の除湿作用を比較して示すグラフである。コンプレッサ11、101から供給された圧縮空気は双方とも乾燥空気(乾空気)Aと水分Wを含有している。図1の除湿再熱装置12では、この水分Wのうち、符号W1に相当する水分を除湿しており、そのため除湿後の送気量はA+W2である。他方、冷凍式のドライヤ102では、符号W3に相当する水分を除湿しており、そのため送気量はA+W4である。したがって管路に結露を生じない程度の除湿でよいのであれば、冷凍式のドライヤでは、いわば「W2−W4」の過除湿を生じている。そして必要な動力についても、図1の除湿再熱装置12の方が、冷凍機が不要である分、少なくて済む。
【0030】
上記のようにクーリングタワーCTとアフタークーラ22による冷却除湿、井水を用いた熱交換器24による冷却除湿、さらに再熱用熱交換器21による再熱・熱膨張を組み合わせると、冷凍機を用いなくても管路内結露を生じない程度の除湿が実現できる。そして再熱による熱膨張を用いていることも相まって、冷凍機を用いる場合よりも送気量が増加し、動力も減少させることができる。
【0031】
前述の除湿再熱装置の実施形態では再熱用熱交換器21によって供給前の圧縮空気を再熱しているが、場合によっては再熱せずに直接用途の管路に供給するようにしてもよい。その場合でも、井水などのクーリングタワーの補給水で圧縮空気を冷却除湿することに基づく、使用動力の減少、過剰な体積減少の抑制など、前述の作用効果を奏することができる。その場合は除湿再熱装置ではなく、除湿装置となる。
【0032】
図4に示す圧縮空気供給システム30は、クーリングタワーCT1、CT2を2基設けている点、および熱交換器24とアフタークーラ22を1台の除湿塔31内に一体に設けた点を除けば実質的に図1のシステム10と同じである。このシステム30では、クーリングタワーは、コンプレッサ11に冷却水を供給する第1クーリングタワーCT1と、アフタークーラ22に冷却水を供給する第2クーリングタワーCT2に分かれている。ただし図1の場合と同じく、1基で両方に冷却水を供給するようにしてもよい。これらの冷却塔は、いずれも密閉型、開放型のいずれを用いてもよい。前記除湿塔31は、下方から導入した圧縮空気を矢印Pで示すように、一旦上方にあげる管路32を備えている。そしてアフタークーラ22は、その下側に設けた熱交換器24と組み合わされており、一旦上昇した圧縮空気がアフタークーラ22と熱交換器24に順に通されて冷却されるようにしている。なお、符号33は圧縮空気中の水滴を取り除くためのデミスタであり、符号34はエア供給管路20dに設けたフィルタである。
【0033】
すなわちこの冷却除湿塔31では、コンプレッサ11からでた圧縮空気はまずアフタークーラ22において第2クーリングタワーCT2から供給される冷却水と熱交換されて冷却され、ついで熱交換器24において、さらに低温の井水で過冷却される。そして上昇する途中でデミスタ33で水分が取り除かれ、除湿される。さらに除湿された圧縮空気は、再熱用熱交換気器21で加熱されて体積が膨張し、圧縮空気の送出量が増大すると共に、管内結露が一層防止される。また、熱交換器24とアフタークーラ22を1台の冷却除湿塔31で一体化することにより、装置がコンパクトになる。さらに冷却除湿塔31を耐圧性のタンクとすることにより、圧力の脈動を抑制するエアバッファの作用が奏される。したがって別途エアバッファを設ける必要がない。
【0034】
【実施例】
つぎに具体的な除湿装置の実施例をあげて、その作用および効果を説明する。なお、この実施例は、一般的な環境および要求仕様に基づいて設計した値に基づくものである。
(a)[井水利用の熱交換の効果]
アフタークーラにより冷却された圧縮空気の温度(露点温度)は、
tab=冷却水入口温度(tw)+α
と表すことができる。ただしαは熱交換後の圧縮空気と冷却水の温度差である。外気条件が、気温33℃、湿度63%、湿球温度(wB)27℃のとき、アフタークーラへの冷却水送水はtw32℃となる。前記温度差αを5℃とすると、アフタークーラから出てくる圧縮空気の温度は、
tab=37℃(32+5℃)
となる。この状態は図2の符号J2に対応する。またこの時の絶対湿度Xab=5.8(g/kg’)である。さらに井水(20℃)により周囲温度以下(たとえば外気温33℃以上)まで冷却除湿する場合は、井水との温度差5℃まで冷却できるとして、
tab’=25℃(20℃+5℃)
まで冷却除湿することができる。この状態は図2の符号J3に対応する。またこの時の絶対湿度Xab’=2.9(g/kg’)である。この実施例でわかるように、クーリングタワーを用いたアフタークーラによる冷却だけでもかなりの除湿効果があるが、さらに井水による熱交換を併用すると、管路内結露を防ぐために充分な除湿効果を得ることができる。
【0035】
(b)[水量バランス] コンプレッサ600kw、空気量Qa6,000Nm/hの場合
井水量(V1)=必要冷却量q÷10℃(利用温度差) である。
Figure 2004216212
となる(ただし水の蒸発潜熱600kcal/kg)。したがって
必要冷却量(q)=(1)+(2)=33,400kcal/h
となるから、水の熱容量1m:1,000kcal/℃より、
必要井水量(V)=33,400÷1,000÷10=3.34m/h
となる。
【0036】
冷却水量(V)=インタークーラ冷却水量V’+アフタークーラ冷却水量V”である。また
インタークーラ冷却水量(V’)=インタークーラ冷却量q’÷6℃(利用温度差)である。インタークーラの入り口空気温度155℃、出口空気温度40℃とすると、
インタークーラ冷却量(q’)=6,000×1.2×0.24×(155−40)≒199,000kcal/h
となる。したがって熱ロスを10%見込んで
インタークーラ冷却水量(V’)=199,000÷1,000÷6×1.1≒36.5m/h
となり、オイルクーラなどの冷却分約20%を見込むと、
’=36.5×1.2=44m/h
となる。
【0037】
他方、アフタークーラ冷却水量(V”)=アフタークーラ冷却量q’÷5℃(利用温度差)である。
アフタークーラ冷却量(q)=6,000×1.2×0.24×(175−37)≒239,000kcal/h
であるから、熱ロス10%見込んで、
アフタークーラ冷却水量(V”)=239,000÷1,000÷5×1.1≒53m/h
となる。したがって
冷却水量(V)=V’+V”=44+53=97m/h
である。
【0038】
通常、インタークーラ、アフタークーラは、冷却水利用温度差を5〜10℃の範囲で設計されており、上記利用温度差でも問題はない。
【0039】
インタークーラおよびアフタークーラで必要な冷却水の流量V に対する井水の流量V1の割合はV1/V2=3.34/97≒0.034=3.4%である。このように井水の必要量は冷却水流量の約3.4%であり、通常必要なクーリングタワーの補給量とほぼ同程度である。すなわち無駄に使用していた補給水の冷熱を有効に利用するだけで足りることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除湿再熱装置を備えた圧縮空気供給システムの全体を示す配管系統図である。
【図2】図1のシステムの除湿再熱装置の作用を示すグラフである。
【図3】図1のシステムの再熱用熱交換器の作用を示すグラフである。
【図4】本発明の除湿装置を備えた圧縮空気供給システムの他の実施形態を示す配管系統図である。
【図5】従来の圧縮空気供給システムの一例を示す配管系統図である。
【図6】非特許文献1の圧縮空気脱湿脱油装置の概略図である。
【符号の説明】
10 圧縮空気供給システム
11 コンプレッサ
12 除湿再熱装置
14 1段目の圧縮部
15 2段目の圧縮部
16 管路
17 インタークーラ
M モータ
CT クーリングタワー
18 冷却水供給管路
19 戻り管路
20、20a、20b、20c、20d 供給エア管路
21 再熱用熱交換器
22 アフタークーラ
23 補給水管路
23a、23b 接続管路
24 井水利用の熱交換器
25 バイパス管路
V1 流量調整バルブ
T 温度センサ
TIC1 温度制御装置
V2 流量調整バルブ
TIC1、TIC2 温度制御装置
27 バイパス管路
30 圧縮空気供給システム
CT1 第1クーリングタワー
CT2 第2クーリングタワー
31 冷却除湿塔
32 管路
33 デミスタ
34 フィルタ
101 コンプレッサ
102 冷凍式ドライヤ
103 1段目の圧縮部
104 2段目の圧縮部
105 インタークーラ
CT1、CT2 クーリングタワー
107 供給エア管路
108 アフタークーラ
109 補給水管路
110 ポンプ
112 蒸発器
113 凝縮器
114 レヒータ
116 熱交換器
117 蒸発弁
120 圧縮空気脱湿脱油装置
121 クーリングタワー
122 冷却水循環ポンプ
123 冷却除湿塔
124 空気入り口
125 空気出口
126 ドレン

Claims (2)

  1. クーリングタワーによって供給される冷却水と熱交換するアフタークーラを備えたコンプレッサに用いる除湿装置であって、
    前記コンプレッサから供給される圧縮空気を通す供給エア管路と、前記クーリングタワーに水を補給するための補給水管路と、前記供給エア管路の途中に介在される前記アフタークーラの下流側に設けられ、供給エア管路と補給水管路の間で熱を交換する熱交換器とを備え、前記補給水管路内の補給水によって圧縮空気を冷却する、圧縮空気の除湿装置。
  2. 請求項1記載の除湿装置と、
    その除湿装置の熱交換器から出てくる供給エアと前記アフタークーラ上流側の高温エアとの間で熱交換する再熱用熱交換器
    とを備えている圧縮空気の除湿再熱装置。
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