JP2009228743A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転側密封要素1の複数のダストリップ13,14とこれに密接される保護カバー3との間に閉じ込められた空気の圧力による保護カバー3の浮き上がりを、カシメ手段によらずに防止する。
【解決手段】回転側密封要素1と、この回転側密封要素1に摺動可能に密接されるリップ24〜26が設けられた静止側密封要素2と、この静止側密封要素2に形成された弾性層23に機外B側となる方向から圧入されると共に回転側密封要素1の複数のリップ13,14に摺動可能に密接される保護カバー3とを備え、弾性層23における保護カバー3との嵌合面23aの機外B側に、保護カバー3の圧入に際しては容易に圧縮されてこの保護カバー3の通過を許容し、嵌合面23aから抜け出す方向への保護カバー3の移動を、この保護カバー3に形成された被掛止面31aとの干渉によって規制する逆止凸部28が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば農業機械や建築機械における足回り等の軸封手段として使用される密封装置に関する。
図5は、トラクタや耕耘機などの農業機械や建築機械における足回り等の軸封手段として、泥水や土埃等に曝される過酷な条件で使用される従来構造の密封装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
すなわち、図5に示される密封装置100は、回転軸(例えば車軸)200に固定されてこの回転軸200と一体に回転する回転側密封要素110と、軸外周のハウジング300側に固定された非回転の静止側密封要素120と、この静止側密封要素120に取り付けられた保護カバー130とを備える。
このうち回転側密封要素110は、スリーブ本体111a及びその機外B側の端部から外径側へ展開した外向きフランジ部111bからなる金属製のスリーブ111と、前記スリーブ本体111aの内周面に一体に設けられて回転軸200の外周面に適当な締め代をもって密嵌される内周固定シール部112と、前記外向きフランジ部111bの外径部に一体に設けられて機外B側を向いた外周側ダストリップ113と、この外周側ダストリップ113の内周側に位置して前記内周固定シール部112の端部に一体に設けられて機外B側を向いた内周側ダストリップ114とを備える。内周固定シール部112及びダストリップ113,114は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
静止側密封要素120は、外周筒部121a及びその機内A側の端部から内径側へ延びる内向きフランジ部121bを有する金属製の補強環121と、前記外周筒部121aの外周面に一体に設けられてハウジング300の内周面に適当な締め代をもって密嵌される外周固定シール部122と、前記外周筒部121aの内周面に一体に設けられた弾性層123と、前記内向きフランジ部121bの内径端部に一体に設けられて機外B側を向いた複数のダストリップ124,125と、前記内向きフランジ部121bの内径端部に一体に設けられて機内A側を向いた対油リップ126と、この対油リップ126に嵌着されたガータスプリング127とを備える。外周固定シール部122、弾性層123、ダストリップ124,125及び対油リップ126は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
保護カバー130は金属板の打ち抜きプレスなどにより製作されたものであって、静止側密封要素120における弾性層123の内周面に適当な締め代をもって密接された嵌合筒部131と、その機外B側の端部から内径側へ延びるフランジ部132と、さらにその内径端部から機内A側へ屈曲形成された屈曲縁部133からなる。
上記構成の密封装置100は、回転側密封要素110の外周側ダストリップ113が、保護カバー130におけるフランジ部132の内側面に適当な変形状態で摺動可能に密接され、回転側密封要素110の内周側ダストリップ114が、保護カバー130における屈曲縁部133の内周面に摺動可能に密接され、更に静止側密封要素120のダストリップ124,125が、回転側密封要素110のスリーブ111に摺動可能に密接されることによって、多段のダストシール部を形成し、機外Bからの泥水や土埃等の侵入を遮断するものである。また、静止側密封要素120の対油リップ126が、回転側密封要素110のスリーブ111(スリーブ本体111a)に摺動可能に密接されることによって、機内Aのオイルやグリース等の機外Bへの漏洩を防止するものである。
この種の密封装置100の組み立てに際しては、回転側密封要素110におけるスリーブ111のスリーブ本体111aを静止側密封要素120のダストリップ125及び対油リップ126の内周へ挿入してから、保護カバー130の嵌合筒部131を静止側密封要素120における弾性層123の内周面に圧入する。そしてその過程では、回転側密封要素110におけるスリーブ111の外向きフランジ部111b及びダストリップ113,114と、保護カバー130との間に密閉空間Sが形成され、この密閉空間S内に閉じ込められた空気がある程度圧縮されることになるので、その圧縮空気の圧力によって、いったん圧入した保護カバー130が機外B側へ浮き上がってしまうおそれがあった。
したがってこの種の密封装置100では、保護カバー130の外径端部を、静止側密封要素120における補強環121の外周筒部121aの端部にカシメ固定した構造とすることが主流となっている(例えば下記の特許文献参照)。
特開2000−193097号公報 特開2007−218366号公報
しかしながら、上記特許文献のようなカシメ固定による構造では、保護カバー130の組み付け工程が煩雑となって、製造コストも高くなってしまう問題があった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、回転側密封要素と、静止側密封要素と、保護カバーによる多段シール構造を有する密封装置において、回転側密封要素の複数のダストリップとこれに密接される保護カバーとの間に閉じ込められた空気の圧力による保護カバーの浮き上がりを、カシメ手段によらずに防止可能な構造とすることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る密封装置は、回転側密封要素と、この回転側密封要素における機内側の面に摺動可能に密接されるリップが設けられた静止側密封要素と、この静止側密封要素に形成された弾性層に機外側となる方向から圧入されると共に前記回転側密封要素に突設された複数のリップに摺動可能に密接される保護カバーとを備え、前記弾性層における前記保護カバーとの嵌合面の機外側に、前記保護カバーの圧入に際しては容易に圧縮されてこの保護カバーの通過を許容し、前記嵌合面から抜け出す方向への前記保護カバーの移動を、この保護カバーに形成された被掛止面との干渉によって規制する逆止凸部が形成されたものである。
また、上記構成において一層好ましくは、静止側密封要素の弾性層における保護カバーとの嵌合面の機内側に、この保護カバーの機内側への移動を規制する段差面が形成される。
本発明に係る密封装置によれば、回転側密封要素を静止側密封要素に組み付けてから、静止側密封要素における弾性層に機外側となる方向から保護カバーを圧入する過程では、弾性層に形成された逆止凸部が容易に圧縮されてこの保護カバーの通過を許容するので、弾性層の嵌合面へ保護カバーを容易に圧入して組み付けることができ、前記嵌合面から抜け出す方向への保護カバーの移動は、前記逆止凸部によって規制されるので、前記嵌合面へ圧入される保護カバーと回転側密封要素の複数のリップとの間に閉じ込められた空気の圧力による保護カバーの浮き上がりを、カシメ手段によらずに防止することができる。
また、静止側密封要素の弾性層における保護カバーとの嵌合面の機内側に形成した段差面によって、機内側への保護カバーの移動を規制するようにすれば、保護カバーの組込み位置を前記段差面と逆止凸部との間に適正に規定することができる。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本発明に係る密封装置の第一の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図、図2は、第一の形態において、保護カバーを静止側密封要素の弾性層に圧入する工程を示す説明図である。
図1に示される密封装置は、先に説明した図5に示されるものと同様の基本構造を有するものであって、すなわち、回転軸(例えばトラクタなど農業機械の車軸)4に固定されてこの回転軸4と一体に回転される回転側密封要素1と、軸外周のハウジング5側に固定された非回転の静止側密封要素2と、この静止側密封要素2に取り付けられた保護カバー3とを備える。
このうち回転側密封要素1は、スリーブ本体11a及びその機外B側の端部から外径側へ展開した外向きフランジ部11bからなり金属板の打ち抜きプレスなどにより製作されたスリーブ11と、このスリーブ11に一体に設けられた内周固定シール部12、外周側ダストリップ13及び内周側ダストリップ14とを備える。内周固定シール部12及びダストリップ13,14は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
回転側密封要素1における内周固定シール部12は、スリーブ11のスリーブ本体11aの内周側に位置して形成され、回転軸4の外周面に径方向に適宜圧縮された状態で密嵌されることによって、回転軸4との間を密封すると共に、この回転軸4に対する回転側密封要素1の固定力を確保し、すなわち回転軸4の回転を回転側密封要素1に伝達するものである。
回転側密封要素1における外周側ダストリップ13は、スリーブ11における外向きフランジ部11bの外径部から機外B側へ向けて、先端が小径となるような円錐筒状をなして延びており、内周側ダストリップ14は、この外周側ダストリップ13の内周側に位置して内周固定シール部12の機外B側の端部に形成され、機外B側へ向けて、先端が大径となるような円錐筒状をなして延びている。
静止側密封要素2は、外周筒部21a及びその機内A側の端部から内径側へ延びる内向きフランジ部21bからなり金属板のプレス加工等により製作された補強環21と、この補強環21に一体に設けられた外周固定シール部22、弾性層23、ダストリップ24,25及び対油リップ26と、この対油リップ26に嵌着されたガータスプリング27とを備える。外周固定シール部22、弾性層23、ダストリップ24,25及び対油リップ26は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
静止側密封要素2における外周固定シール部22は、補強環21の外周筒部21aの外周側に位置して形成され、ハウジング5の内周面に、径方向に適宜圧縮された状態で密嵌されることによって、ハウジング5との間を密封すると共に、このハウジング5に対する静止側密封要素2の固定力を得るものである。また、弾性層23は、補強環21の外周筒部21aの内周側に位置して形成され、保護カバー3を嵌合固定するものである。
静止側密封要素2におけるダストリップ24,25のうち、外周側のダストリップ24は、この静止側密封要素2の補強環21における内向きフランジ部21bの内径部から機外B側へ向けて、先端が大径となるような円錐筒状をなして延び、その先端部が回転側密封要素1におけるスリーブ11の外向きフランジ部11bの内側面に摺動可能に密接されている。また、内周側のダストリップ25は、前記内向きフランジ部21bの内径部から機外B側へ向けて、先端が小径となるような円錐筒状をなして延び、その先端部が回転側密封要素1におけるスリーブ11のスリーブ本体11aの外周面に摺動可能に密接されている。
静止側密封要素2における対油リップ26は、この静止側密封要素2の補強環21における内向きフランジ部21bの内径部からダストリップ24,25と反対側、すなわち機内A側へ向けて延び、先端部内周面が、回転側密封要素1におけるスリーブ11のスリーブ本体11aの外周面に摺動可能に密接されている。また、ガータスプリング27は金属製のコイルスプリングを環状に繋げたものであって、対油リップ26の外周面に形成された環状溝に嵌着され、前記スリーブ本体11aに対する対油リップ26の所要の緊迫力を補償するものである。
保護カバー3は金属板の打ち抜きプレスなどにより製作されたものであって、静止側密封要素2における弾性層23の内周面(嵌合面23a)に適当な締め代をもって密接された嵌合筒部31と、その機外B側の端部から被掛止面31aを介して延び前記嵌合筒部31より小径に形成された筒状延長部32と、この筒状延長部32から内径側へ延びるフランジ部33と、さらにその内径端部から機内A側へ屈曲形成された屈曲縁部34からなり、前記嵌合筒部31の、機内A側を向いた先端部の外周面には、先端へ向けて小径になる緩やかな円錐面31bが形成されている。そして、回転側密封要素1における外周側ダストリップ13は、前記フランジ部33の内側面に摺動可能に密接され、内周側ダストリップ14は、前記屈曲縁部34の内周面に摺動可能に密接されている。
静止側密封要素2における弾性層23の内周面には、保護カバー3の嵌合筒部31との嵌合面23aより機外B側に逆止凸部28が形成されている。この逆止凸部28は、図2に一層明確に示されるように、機外側となる方向を向いた面が、前記嵌合面23a側へ向けて漸次小径となる緩やかな円錐面28aとなっており、その反対側の面が、前記円錐面28aより急角度(例えば略直角)で前記嵌合面23aから立ち上がった掛止面28bとなっている。
以上の構成を備える第一の形態の密封装置は、図1に示されるように、回転側密封要素1のダストリップ13,14が保護カバー3に摺動可能に密接され、静止側密封要素2のダストリップ24,25が回転側密封要素1のスリーブ11に摺動可能に密接されることによって、多段のダストシール部を形成して機外Bからの泥水や土埃等の侵入を遮断すると共に、静止側密封要素2の対油リップ26が、回転側密封要素1のスリーブ11に摺動可能に密接されることによって、機内Aのオイルやグリース等の機外Bへの漏洩を防止するものである。
この密封装置の組み立てに際しては、図2に示されるように、回転側密封要素1におけるスリーブ11のスリーブ本体11aを静止側密封要素2のダストリップ25及び対油リップ26の内周へ挿入してから、保護カバー3の嵌合筒部31を静止側密封要素2における弾性層23の内周へ圧入する。そしてその過程では、図2に示される状態から、まず保護カバー3の嵌合筒部31における先端部の外周面に形成された緩やかな円錐面31bが、静止側密封要素2における弾性層23に形成された逆止凸部28の円錐面28aに干渉し、この円錐面28aが嵌合筒部31の円錐面31bに相対的に乗り上がるようにして圧縮されながら、前記嵌合筒部31の通過を許容する。更に、この嵌合筒部31の外径よりも僅かに小径である前記弾性層23の嵌合面23aも、前記円錐面31bに相対的に乗り上がるようにして径方向へ適宜圧縮されながら保護カバー3の嵌合筒部31の進入を許容する。
そして、保護カバー3の嵌合筒部31が弾性層23の嵌合面23aに完全に進入された時点で、その後端の被掛止面31aが逆止凸部28を通過し、嵌合筒部31により圧縮されていた逆止凸部28が、自らの弾性復元力により内周側へ伸長する。この状態では、逆止凸部28の掛止面28bが、前記被掛止面31aにその外側から対向することになるので、機外B側への保護カバー3の移動を規制する作用を有する。
したがって、上述したような静止側密封要素2への保護カバー3の組込み過程で、回転側密封要素1におけるスリーブ11の外向きフランジ部11b及びダストリップ13,14と、保護カバー3との間に形成された密閉空間Sに閉じ込められた空気が圧縮され、その圧縮空気の圧力によって、いったん圧入した保護カバー3が機外B側へ押されても、機外B側への保護カバー3の移動は、被掛止面31aと逆止凸部28の掛止面28bとの干渉によって規制されるので、保護カバー3の浮き上がりが有効に防止される。
また、逆止凸部28は、補強環21に、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で外周固定シール部22、弾性層23、ダストリップ24,25及び対油リップ26を一体成形する際に、弾性層23の一部に形成されるものであるため、例えば補強環21における外周筒部21aの先端部を内周側へカシメることによって保護カバー3を固定する場合のような組み付け工程の煩雑化を来たさず、製造コストを抑えることができる。
次に図3は、本発明に係る密封装置の第二の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図、図4は、第二の形態において、保護カバーを静止側密封要素の弾性層に圧入する工程を示す説明図である。
この第二の形態において、先に説明した第一の形態と異なるところは、静止側密封要素2の弾性層23における保護カバー3の嵌合筒部31との嵌合面23aの機内側に、前記嵌合筒部31の先端部外周面に形成された円錐面31bと干渉することによって保護カバー3の機内A側への移動を規制する段差面23bが形成された点にある。この段差面23bは、前記円錐面31bと対応する円錐面状に形成されている。その他の部分の構成は、先に説明した第一の形態と同様である。
したがって第二の形態の密封装置によれば、その組み立てに際して、図4に示される状態から保護カバー3の嵌合筒部31を静止側密封要素2における弾性層23の内周へ圧入して行くことによって、前記嵌合筒部31が弾性層23の嵌合面23aに完全に進入された時点で、その後端の被掛止面31aが逆止凸部28を通過して、嵌合筒部31により圧縮されていた逆止凸部28が、自らの弾性復元力により内周側へ伸長すると共に、前記嵌合筒部31の先端部の円錐面31bが、弾性層23に形成された段差面23bに密接状態で干渉し、それ以上の進入が阻止される。このため、前記嵌合筒部31が逆止凸部28の掛止面28bと段差面23bによって、軸方向両側からしっかり位置決めされ、保護カバー3の浮き上がりやダストリップ13,14の締め代のバラツキが有効に防止される。
本発明に係る密封装置の第一の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明に係る密封装置の第一の形態において、保護カバーを静止側密封要素の弾性層に圧入する工程を示す説明図である。 本発明に係る密封装置の第二の形態を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明に係る密封装置の第二の形態において、保護カバーを静止側密封要素の弾性層に圧入する工程を示す説明図である。 従来構造の密封装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
符号の説明
1 回転側密封要素
13,14 ダストリップ(リップ)
2 静止側密封要素
23 弾性層
23a 嵌合面
23b 段差面
24,25 ダストリップ(リップ)
26 対油リップ(リップ)
28 逆止凸部
28a 円錐面
28b 掛止面
3 保護カバー
31 嵌合筒部
31a 被掛止面
31b 円錐面
A 機内
B 機外

Claims (2)

  1. 回転側密封要素と、この回転側密封要素における機内側の面に摺動可能に密接されるリップが設けられた静止側密封要素と、この静止側密封要素に形成された弾性層に機外側となる方向から圧入されると共に前記回転側密封要素に突設された複数のリップに摺動可能に密接される保護カバーとを備え、前記弾性層における前記保護カバーとの嵌合面の機外側に、前記保護カバーの圧入に際しては容易に圧縮されてこの保護カバーの通過を許容し、前記嵌合面から抜け出す方向への前記保護カバーの移動を、この保護カバーに形成された被掛止面との干渉によって規制する逆止凸部が形成されたことを特徴とする密封装置。
  2. 静止側密封要素の弾性層における保護カバーとの嵌合面の機内側に、この保護カバーの機内側への移動を規制する段差面が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
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