JP6629438B2 - ダストシール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば建設機械や産業機械の油圧シリンダ装置などに装着され、ハウジングの軸孔と軸との間の環状隙間へ外部からの異物が浸入するのを防止するダストシールに関する。
建設機械などに使用される油圧シリンダ装置は、シリンダに設けられたハウジングと、シリンダ内の油圧を受けるピストンによって軸方向へ往復動する軸との間の環状隙間を密封するために、軸方向に複数段の密封装置を配列したロッドシールシステムを設けている。複数段の密封装置のうち最も外側の密封装置には、外部からの異物が浸入するのを防止するダストシールが用いられる。
図6は、従来のダストシール300の一例を示す。このダストシール300は、油圧シリンダ装置におけるシリンダ端部のハウジング100と、このハウジング100の軸孔101に軸方向に往復動可能に挿通された軸200との間の環状隙間に、金属製の補強環301とシールリップ302とを設けている(例えば下記の特許文献1,2参照)。ダストシール300は、金属製の補強環301と、この補強環301にゴム弾性体によって一体的に成形されたシールリップ302とを備え(例えば下記の特許文献1,2参照)、シールリップ302を軸200の外周面に摺動可能に密接させる。
この種のダストシール300は、未装着状態においては図中に破線で示す形状となっているシールリップ302が、適当に拡径変形された状態で軸200の外周面に密接し、これによって、軸200の外周面に対し、図における右側の外部空間からの泥水やダストの浸入を阻止するのに必要な締め代が付与されている。ところがゴム弾性体からなるシールリップ302は、経時的に「ヘタリ」と呼ばれる応力緩和を生じ、軸200の外周面に対する締め代を低下させることが知られている。
このため図7に示すように、シールリップ302の外周の環状溝に、金属製の環状の板ばね303を装着し、この板ばね303の径方向への弾性付勢力によって、シールリップ302の緊迫力を補償するようにしたダストシール300がある(例えば下記の特許文献3参照)。
特開2010−101490号公報 特開2015−232337号公報 特開2015−135137号公報
図7に示すダストシール300によれば、装置の組み立てに際して、ハウジング100の軸孔101の外端部に形成されたシール装着溝102に予めダストシール300を組み込んでから、軸孔101へ軸200を挿入する過程で、図8に示すように、軸200の軸心がハウジング100の軸孔101に対して過大な偏心ΔOを生じた場合や、あるいは使用時に過大な偏心ΔOを生じた場合は、シールリップ302を介して板ばね303が弾性限度を超える変形を受けることにより、図9に示すように塑性変形し、シールリップ302の緊迫力を補償する径方向付勢力が損なわれてしまう懸念がある。
ールリップの緊迫力を補償する板ばねを備えるダストシールにおいて、軸偏心による板ばねの塑性変形を防止すること。
上述した技術的課題を解決するため、請求項1の発明に係るダストシールは、ハウジング側に保持される補強環と、この補強環に設けられ、先端が前記ハウジングの軸孔に軸方向往復動可能に挿通された軸の外周面に摺動可能に密接されるシールリップと、前記補強環の内周側に保持され、前記シールリップを前記軸の外周面に向けて付勢する板ばねと、前記シールリップの軸方向外側に配置されると共に前記補強環に支持されたガイドリングと、を備え、前記ガイドリングは、内周に前記軸挿通させて前記軸を前記補強環と略同心に案内し、前記補強環の軸心に対する前記軸の偏心を規制る。
がダストシールのガイドリングによってダストシールの補強環と同心に案内されるので、軸と補強環との間に過大な偏心を生じることがなく、このため板ばねがシールリップを介して過大な変形を受けて塑性変形してしまうことが防止される。
ストシールの実施の形態を、このダストシールを用いたロッドシールシステムと共に、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 ストシールの実施の形態の装着状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 ストシールの実施の形態の未装着状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 ストシールの実施の形態において、軸を挿入する過程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 ストシールの実施の形態の装着状態において、軸が偏心した状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 従来のダストシールの一例を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。 従来のダストシールの他の例を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。 従来のダストシールの他の例において、軸を挿入する過程を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 従来のダストシールの他の例において、板ばねが塑性変形した状態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
ストシールの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず図1は、ダストシール1を、油圧シリンダ装置のロッドシールシステムに使用した状態を示すもので、すなわち図1に示すロッドシールシステムは、油圧シリンダ装置のシリンダ端部に設けられたハウジング100と、このハウジング100の軸孔101に挿通されて軸方向往復動する軸200との間をシールするものであって、シリンダ内の油圧室Aの作動油の漏れを防止するメインシール400と、このメインシール400の内側(油圧室A側)に配置されて油圧室Aからの油圧がメインシール400に直接作用しないようにするバッファリング500と、メインシール400の軸方向外側に配置されて外部空間Bからの泥水やダストの浸入を防止するダストシール1と、を備えている。メインシール400、バッファリング500及びダストシール1は、それぞれハウジング100の軸孔101の外端に形成した環状のシール装着溝102に保持されている。
ダストシール1は、互いに一体的に嵌合されると共にハウジング100のシール装着溝102内に保持される補強環11,12と、このうちの一方の補強環11に一体に設けられ、先端が軸200の外周面に摺動可能に密接されるシールリップ13と、シールリップ13を軸200の外周面に向けて付勢する板ばね14と、シールリップ13の軸方向外側に配置されると共に外径部が補強環11,12に挟持されたガイドリング15と、補強環12に一体に設けられた外周弾性体16と、を備える。
一方の補強環11は、金属からなる。図2及び図3に示すように、補強環11は、嵌合筒部11aと、この嵌合筒部11aのうち装着状態における軸方向内側となる端部から内径側へ延びるフランジ部11bとを有し、軸心を通る平面で切断した形状(図示の断面形状)がL字形をなしている。
他方の補強環12は、補強環11と同じ金属からなる。補強環12は、内周面が補強環11の嵌合筒部11aの外周面に適当な締め代をもって嵌合された嵌合筒部12aと、この嵌合筒部12aのうち装着状態における軸方向外側となる端部から内径側へ延びるフランジ部12bを有し、軸心を通る平面で切断した形状が補強環11と軸方向逆向きのL字形をなしている。
シールリップ13は、ゴム弾性体(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなる。シールリップ13は、外周基部13bにおいて補強環11と一体に成形されている。詳しくは、外周基部13bは、補強環11の嵌合筒部11aの内周面及びフランジ部11bの内側面に一体に接合されており、シールリップ13は、外周基部13bの内径部から、軸方向外側の端部が小径となる円錐筒状に延びている。シールリップ13は、軸心を通る平面で切断した形状がV字形をなす内径のリップ先端13aを、軸200の外周面に摺動可能に密接させている。
板ばね14は、環状の金属の薄板からなる。板ばね14は、屈曲部14aと、その内周側の内周ばね部14b及び外周側の外周ばね部14cとを有し、軸心を通る平面で切断した形状がU字形をなす。この板ばね14には、内周ばね部14bの先端から屈曲部14aを経由して外周ばね部14c側へ達する不図示のスリットと、外周ばね部14cの先端から屈曲部14aを経由して内周ばね部14b側へ達する不図示のスリットとが円周方向交互に形成されている。したがって板ばね14は、スリットによって軸方向へジグザグに蛇行しながら円周方向へ延びており、これによって径方向への弾性的な曲げ変形が可能となっている。
板ばね14は、シールリップ13の本体部分と外周基部13bとの間の断面U字形の環状溝に嵌着されている。図1及び図2に示すハウジング100と軸200との間への装着状態では、板ばね14は、図3に示す未装着状態から、シールリップ13を介して径方向へ適当に曲げ変形を受けた状態にあり、その反力によって、内周ばね部14bがシールリップ13のリップ先端13aを内径方向へ弾性付勢し、軸200の外周面に対するシールリップ13の緊迫力を補う。
ガイドリング15は、例えば青銅などの軸受材料で製作されている。ガイドリング15は、外向きフランジ部15aと、この外向きフランジ部15aの内径端部から軸方向外側へ突出し、外周面が軸方向外側へ向けて小径になるスクレーパ部15bとからなる。ガイドリング15は、外向きフランジ部15aが、一方の補強環11の嵌合筒部11aと、他方の補強環12のフランジ部12bとの間に挟持されることによって、補強環11,12と同心に組み込まれている。外向きフランジ部15a及びスクレーパ部15bの内径は、軸200を、微小隙間をもって挿入可能な大きさ、すなわち軸200の外径よりわずかに大径に形成されている。
外周弾性体16は、NBR(ニトリルゴム)やH−NBR(水素化ニトリルゴム)などのゴム弾性体(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなる。外周弾性体16は、補強環12の嵌合筒部12aの外周面に接合されており、その軸方向外側の端部から、補強環12のフランジ部12bの外側面に接合された側部弾性体16aを延ばしている。
外周弾性体16の外周面における軸方向中間部には、径方向への外周弾性体16の圧縮反力を低下させる環状凹部16bが形成されている。外周弾性体16の外周面における軸方向外側端部には、ハウジング100と軸200との互いの偏心によって外周弾性体16が径方向へ追随変形した状態でも、シール装着溝102の内周面に対する圧接状態を確保するためのシール突条16cが形成されている。
以上のような構成を備えるダストシール1は、外周弾性体16を介して補強環11,12がハウジング100のシール装着溝102に保持され、ハウジング100の外端に取り付けられるプレート103が外周弾性体16から延びる側部弾性体16aと当接することによって、抜け止めされた状態で装着されている。外周弾性体16は、補強環12の嵌合筒部12aとシール装着溝102の内周面との間に、径方向へ適当に圧縮された状態で介在する。外部空間B側を向いたシールリップ13のリップ先端13aは、軸200の外周面に摺動可能に密接することによって、外部空間Bからの泥水やダストが、図1に示すメインシール400側へ浸入するのを防止する。
ダストシール1は、ゴム弾性体からなるシールリップ13に経時的に「ヘタリ」と呼ばれる応力緩和を生じても、その外周側の環状溝に嵌着された金属製の板ばね14には、ゴム弾性体のような応力緩和は生じないため、軸200の外周面に対するシールリップ13の緊迫力が、この板ばね14によって補償されている。したがって、シールリップ13のリップ先端13aの所要のシール面圧が、長期にわたって維持される。
装置の組み立てに際して、図4に示すように、ハウジング100のシール装着溝102に予めダストシール1を組み込んでから、ハウジング100の軸孔101へ軸200を挿入する過程で、軸200はガイドリング15の内周を通ることによって、ハウジング100に保持された補強環11,12と同心に案内される。したがって軸200は、補強環11,12の軸心Oに対して大きく偏心することがない。使用状態においても同様であり、軸200がガイドリング15によって補強環11,12と同心に保持されているので、軸200は、補強環11,12の軸心Oに対して大きく偏心することがない。
このため補強環11,12に対する軸200の偏心によってシールリップ13が円周方向一部で大きく変形されることがなく、ひいてはシールリップ13を介して板ばね14が弾性限度を超える変形を受けてしまうことがない。したがって、シールリップ13の緊迫力を補償するための板ばね14の径方向付勢力が損なわれない。
使用時において、図5に示すように、軸200に何らかの理由によって径方向の荷重を生じた場合は、この荷重がガイドリング15を介して補強環12に伝達され、補強環12の嵌合筒部12aとシール装着溝102の内周面との間との間で外周弾性体16が変形されることによって、ハウジング100の軸孔101に対する偏心ΔOが許容される。しかも、外周弾性体16は環状凹部16bが形成されていることによって径方向への圧縮ばね定数が低いものとなっているため、軸200から伝達される径方向の荷重によって容易に変形可能である。したがってガイドリング15の内周面と軸200の外周面との圧接荷重が吸収されて、ガイドリング15又は軸200の摩耗や損傷を有効に抑制することができる。
偏心ΔOが生じた場合、外周弾性体16の圧縮量が増大した状態を示している図5とは円周方向反対側となる部分では、ハウジング100のシール装着溝102に対する外周弾性体16の圧縮量が減少する。これに対して外周弾性体16の端部には、図3に示すシール突条16cが形成されているので、このシール突条16cにおいて、シール装着溝102の内周面に対する所要の締め代が保たれる。したがって外周弾性体16とハウジング100のシール装着溝102との間のシール性が損なわれることはない。
ハウジング100の軸孔101と軸200との間に図5に示すような偏心ΔOを生じた状態でも、補強環11,12と軸200は、ガイドリング15によって互いに同心に保持されるので、シールリップ13が円周方向一部で大きく変形されることがなく、シールリップ13を介して板ばね14が弾性限度を超える過大な曲げ変形を受けてしまうことがない。したがって、シールリップ13の緊迫力を補償するための板ばね14の径方向付勢力が損なわれない。
ハウジング100から外部空間Bへ露出した軸200の外周面に霜などの氷晶やダストが付着するような環境で使用される機器においては、このような付着物は、軸200の軸方向往復動作に伴って、シールリップ13の軸方向外側に位置するガイドリング15によって剥離除去される。しかも図示の実施の形態では、ガイドリング15は、その内径部に、外周面が軸方向外側へ向けて小径になるスクレーパ部15bが形成されていることから、軸200の外周面の付着物が効率よく除去される。このため、軸200の外周面の付着物が軸200の軸方向往復動作に伴ってシールリップ13の摺動部や図1に示すメインシール400やバッファリング500の摺動部に咬み込まれるのを有効に防止することができ、したがって、図1に示すロッドシールシステムによる優れたシール性を維持することができる。
このため、ダストシール1の軸方向外側に位置して、軸200の外周面の付着物を剥離除去するための環状のスクレーパを別途に取り付ける必要がない。したがって省スペース化が可能となる。
1 ダストシール
11,12 補強環
13 シールリップ
14 板ばね
15 ガイドリング
15b スクレーパ部
16 外周弾性体
100 ハウジング
102 シール装着溝
200 軸

Claims (3)

  1. ハウジング側に保持される補強環と、
    この補強環に設けられ、先端が前記ハウジングの軸孔に軸方向往復動可能に挿通された軸の外周面に摺動可能に密接されるシールリップと、
    前記補強環の内周側に保持され、前記シールリップを前記軸の外周面に向けて付勢する板ばねと、
    前記シールリップの軸方向外側に配置されると共に前記補強環に支持されたガイドリングと、
    を備え、前記ガイドリングは、内周に前記軸挿通させて前記軸を前記補強環と略同心に案内し、前記補強環の軸心に対する前記軸の偏心を規制することを特徴とするダストシール。
  2. 補強環が外周弾性体を介してハウジング側に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のダストシール。
  3. ガイドリングの内径部に、軸方向外側へ突出し、外周面が軸方向外側へ向けて小径になるスクレーパ部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のダストシール。
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