JP2009227598A - 活性酸素種細胞障害抑制剤又は回復剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚外用での安全性に問題がなく、抽出により簡便に製造できる植物由来の有効成分を用いて、過酸化水素などの活性酸素種による酸化的細胞障害を十分に抑制し、回復させることのできる新規な活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料を提供する。
【解決手段】活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料は、セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、過酸化水素等の活性酸素種による細胞障害を抑制又は回復するための活性酸素種細胞障害抑制剤又は活性酸素種細胞障害回復剤に関する。
スーパーオキシドアニオン(・O )や過酸化水素(H)等の活性酸素種は、酸素を利用してエネルギー代謝を行う生物では必ず生体内で生成されるものであり、好中球やマクロファージなどの食細胞による細胞内殺菌機構に関与するなど、免疫系による外敵の駆逐では重要な役割を担っていることが知られている。しかし、活性酸素種は、生命維持に必要な酸素分子(三重項酸素)に比べて反応性が高く、生体成分などに酸化障害を引き起こすため、活性酸素種が生体内で過度に生成されると、細胞膜や組織を構成する生体分子を攻撃(酸化傷害)し、様々な疾患の原因になると考えられている。特に、生体内で活性酸素種濃度の増加のトリガーとなると考えられる様々な刺激(精神的ストレス、喫煙、スポーツ、飲酒、自動車排気ガス、薬剤、紫外線、電磁波あるいは放射線等)が増大している現代社会においては、活性酸素種に対する関心が非常に高まっている。
例えば、活性酸素種の一種である過酸化水素は、炎症、過酸化脂質の生成、種々の酵素の失活及びDNAの損傷などを引き起こすことが知られており、また、これら酸化的細胞障害は、皮膚老化の原因の一つと考えられている。生体内の過酸化水素濃度は、通常、カタラーゼなどの過酸化水素分解酵素の作用により、低く維持されている。そのことが、生体細胞や生体組織における過酸化水素による酸化的細胞障害の発生を回避させているものと考えられる。
しかし、カタラーゼに関し、年齢と共にその酵素活性が低下することが報告(非特許文献1)されており、生体内に過剰に生成した過酸化水素を分解する能力も加齢と共に低下すると考えざるを得ない。従って、過酸化水素等の活性酸素による細胞障害を抑制もしくは回復させることにより、皮膚の老化を予防・改善することが期待されている。
このような観点から、従来、活性酸素種による細胞障害を抑制もしくは回復する有効成分として、コーヒー酸二量体(特許文献1)、リン脂質誘導体(特許文献2)などが知られている。
Exp.Gerontol.,26,29−35,1991 特開2000−273452号公報 特開平6−9663号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された有効成分は、その合成や精製に煩雑な操作と時間とが必要であり、しかも、活性酸素による細胞障害の抑制・回復効果が十分なものとはいえないという問題があった。このため、過酸化水素などの活性酸素種による酸化的細胞障害を十分に抑制もしくは回復できるようにすることが求められていた。
本発明の目的は、特に、皮膚外用での安全性に問題がなく、抽出により簡便に製造できる植物由来の有効成分を用いて、過酸化水素などの活性酸素種による酸化的細胞障害を十分に抑制し、回復させることのできる新規な活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料を提供し、更にこの化粧料を用いた美容方法を提供することである。
本発明者らは、上記目的に鑑み、広く植物由来成分の探索を行った結果、セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)の各抽出物が、予想外にも活性酸素種細胞障害に対する高い抑制、回復効果を示すことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)から選ばれる少なくとも一種の植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料、並びにその化粧料を皮膚に適用することを特徴とする美容方法を提供する。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料は、皮膚に対する安全性の高い植物由来成分であるセイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)から選ばれる少なくとも一種の植物抽出物を、活性酸素種細胞障害を抑制又は回復させる有効成分として含有する。従って、これらを皮膚に適用することにより、活性酸素種細胞障害に対して優れた抑制もしくは回復効果を発揮する。また、本発明の美容方法は、本発明の活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料を使用するので、肌荒れ防止効果、しわ形成の抑制、皮膚の弾力低下の改善について優れた効果を有し、老化防止効果を示すことが期待できる。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料は、セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)から選ばれる少なくとも一種の植物抽出物を有効成分として含有する。
本発明において「活性酸素種」とは、生命維持に必要な酸素分子(三重項酸素)に比べて反応性が高く、生体成分などの酸化障害を引き起こす高エネルギーレベルの酸素分子及びその誘導体であり、スーパーオキシドアニオン(・O )、過酸化水素(H)、ヒドロキシラジカル(・OH)、一重項酸素()、過酸化脂質、脂質ラジカル、一酸化窒素、オゾン等を挙げることができる。
また、本発明において、抑制又は回復すべき「活性酸素種細胞障害」とは、過酸化水素などの活性酸素種が原因となって生じる細胞障害、特に炎症、過酸化脂質生成、種々の酵素の失活、DNA損傷などの酸化障害を意味し、皮膚組織障害などの組織障害も含む。ここで、細胞は、過酸化水素などの活性酸素種によって障害が生じる生体細胞である限り特に限定されない。
本発明に用いるセイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)はキンポウゲ科タルタネソウ(ニゲラ)属の一年生植物であり、コオウレン(Picrorhiza kurroa)はゴマノハグサ科ピクロリーザ属の多年草植物であり、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)はゴマノハグサ科バコパ属の多年草植物である。これらの植物は、単独で、又は複数種を組み合わせて用いられる。なお、本発明で使用するこれら植物の産地は特に限定されない。
本発明で利用するセイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)の抽出物としては、いずれも植物体の葉、茎、幹、樹皮、幼芽、花、果実、種子、根等の植物体の一部位又は複数部位の混合あるいは全草から抽出したものを使用できるが、セイヨウクロタネソウの場合には種子を用い、コオウレンの場合には根を用い、ウォーターヒソップの場合には全草を用いることが好ましい。
これらの植物から抽出物を得る場合、植物体の各部位を生のまま用いてもよいが、乾燥、細切、粉砕、圧搾または発酵等の前処理を適宜に施した後、適宜低温乃至加温した溶媒を用いて抽出することが好ましい。その抽出方法は特に限定されないが、例えば、上記植物体の一部位、または2種以上の部位を、低温乃至加温下の溶媒中に浸漬する方法があげられる。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度に応じて設定されるが、1時間から2週間程度が好ましい。
抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。また、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。中でも、低級1価アルコールを使用することが好ましい。また、各植物の有効成分を抽出した溶媒には、必要に応じて、本発明の効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理を行ってもよい。更に、必要により防腐防黴剤(フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エステル類等)を添加してもよい。
セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)、ウォーターヒソップ(Bacopa monniera)の好ましい抽出方法の例としては、濃度0〜100vol%の含水エチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温、又は30〜45℃に加温して1〜10日間放置することにより抽出後ろ過し、得られたろ液を更に1週間程、低温乃至室温下に放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料におけるセイヨウクロタネソウ抽出物、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物の合計の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜10質量%であり、より好ましくは0.00001〜2質量%である。セイヨウクロタネソウ抽出物、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物の合計の含有量がこの範囲内であれば、植物抽出物を安定に配合することができ、皮膚への安全性も高く、高い薬効乃至美容効果を発揮することができる。
また、本発明において、活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料には、通常用いられる各種の薬効剤、例えば、保湿剤、美白剤、抗炎症剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、紫外線防御剤、血行促進剤等から選ばれる薬効剤の一種又は二種以上を併用することができる。それにより、本発明の効果をより高めることが可能である。
保湿剤として、例えば、アスパラギン酸、アスパラギン酸塩、アラニン、アルギニン、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、キシリトール、グリシン、グルコース、シスチン、システイン、セリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、POEメチルグルコシド、マルチトール、マルトース、マンニトール、リシン、ハチミツ、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ムコイチン硫酸、カロニン酸、トラネキサム酸、ベタイン、トレハロース、キトサン、尿素、セラミド、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、アシタバ抽出物、アスパラガス抽出物、イザヨイバラ抽出物、クインスシード抽出物、グアバ葉抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等を挙げることができる。
また、美白剤として、例えば、L−アスコルビン酸,L−アスコルビン酸エチル、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル,L−アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル,L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム,L−アスコルビン酸リン酸エステル,L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル,L−アスコルビン酸−2−グルコシド,DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、胎盤抽出物、コウジ酸、エラグ酸、カミツレ抽出物、トコトリエノール、グルタチオン、アルブチン、トラネキサム酸、ウワウルシ抽出物、ユキノシタ抽出物、アセロラ抽出物、エイジツ抽出物、フェルラ酸、アデノシンリン酸二ナトリウム、リノール酸、4−n−ブチルレゾルシン、ハイドロキノン、パンテテイン−s−スルホン酸カルシウム、油溶性カンゾウ抽出物等が挙げることができる。
抗炎症剤として、例えば、アミノカプロン酸、アラントイン、インドメタシン、ビサボロール、サポニン、塩化リゾチウム、アズレン、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸塩、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、ヒノキチオール、感光素、トラネキサム酸及びその誘導体、酸化亜鉛、ウコン抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタン抽出物、レイシ抽出物、ワレモコウ抽出物等を挙げることができる。
抗酸化剤として、例えば、アスタキサンチン、β−カロテン、γ−オリザノール、カイネチン、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、フラボノイド、SOD、カタラーゼ、フラーレン、フィチン酸、フェルラ酸、没食子酸プロピル、ローズマリー抽出物、ユビキノン、α−リポ酸等を挙げることができる。
細胞賦活剤として、例えば、アミノ酪酸、イチョウ抽出物、ウイキョウ抽出物、オランダカラシ抽出物、ニンジン抽出物、クララ抽出物、クロレラ抽出物、サフラン抽出物、ダイズ抽出物、タイソウ抽出物、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン、レチノール、ロイシン、感光素、リボフラビン及びその誘導体、ピリドキシン及びその誘導体等を挙げることができる。
紫外線防御剤として、例えば、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、シノキサート、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジイソプロピルケイ皮酸メチル、メトキシケイ皮酸メチル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸(PABA)、パラアミノ安息香酸エチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、エチルヘキシルトリアゾン、ドロメトリゾール、ドロメトリゾールトリシロキサン、4−メトキシ−4’−tert−ブチルジベンゾイルメタン、酸化チタン、タルク、カルミン、ベントナイト、カオリン、酸化亜鉛等を挙げることができる。
血行促進剤として、例えば、サンショウ抽出物、ショウキョウ抽出物、センキュウ抽出物、チンピ抽出物、トウガラシ抽出物、トウキ抽出物、ボタン抽出物、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、アセチルコリン、セファランチン、γ−オリザノール等を挙げることができる。
また、本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料には、前記成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲内で、外用剤に通常用いられる成分である水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、植物抽出エキス類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、アルコール、多価アルコール、pH調整剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等の成分を適宜配合することができる。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料の剤形としては、例えば、液剤、軟膏、パック、洗浄料、浴用剤、エアゾール、貼付剤等が挙げられ、特に化粧料として化粧水、クリーム、乳液、美容液、メーキャップ化粧料等が挙げられるが、これらに限定されない。また、化粧品、医薬部外品、医薬品のいずれにも用いることができる。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料の表皮に対する適用量は、少なすぎると発明の効果が得られず、多すぎても添加量に見合った効果が得られない。従って、特定植物抽出物(乾燥固形分)換算で、表皮単位面積(1cm)当たり、好ましくは0.0002〜1340μg/cm・day、より好ましくは0.0002〜270μg/cm・dayとする。
また、本発明の美容方法は、上述の活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料を皮膚に適用することを特徴としているが、この化粧料を皮膚に適用する手法としては、当該化粧料の剤形に応じて、塗布法やスプレー法などを採用することができる。好ましい適用の時期としては、入浴後就寝前等がある。
次に、活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料の製造例、試験例、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
(製造例)セイヨウクロタネソウ抽出物、コオウレン抽出物、ウォーターヒソップ抽出物の製造:
セイヨウクロタネソウの種子部位、コオウレンの根部位、ウォーターヒソップの全草のそれぞれ100gを粉砕し、50vol%含水エタノール溶液1000mLを加え混合した。室温にて7日間静置し、ろ過して抽出液を得、この抽出液を以降の試験例及び実施例で植物抽出物として用いた。
(試験例1)過酸化水素による細胞障害を抑制する作用(予防効果)
ヒト胎児肺線維芽細胞(TIG−7)を、5%ウシ胎児血清を添加したES培地10mLを含む直径60mmシャーレに30000個播種し、5vol%CO環境下、37℃で培養した。24時間後に細胞がシャーレに接着した事を確認した上で、製造例で得た植物抽出物の100倍希釈液をそれぞれ終濃度で1%になるよう添加し、培養を続けた。またコントロールとして50%含水エタノールを終濃度で1%添加した。植物抽出物添加から24時間後に過酸化水素を50μM加えてそのまま2時間培養した。その後培地を交換し、そのまま5日間培養した。
過酸化水素を加えていない細胞がコンフルエントになったことを確認し、PBSで細胞を洗浄した後に血球計算盤を用いて細胞数を計測した。対照である植物抽出物無添加時の細胞数を100とした時の、各植物抽出物添加時の生細胞数の比を求め、この値を細胞障害抑制率とした。細胞障害抑制率の結果を表1に示す。
Figure 2009227598
表1から明らかなように、本発明を特徴づける植物抽出物を添加することにより、活性酸素種細胞障害に対して抑制作用が認められ、各植物抽出物は有効な活性酸素種細胞障害を抑制する有効成分であることが明らかとなった。
(試験例2) 過酸化水素による細胞障害を回復する作用(回復効果)
ヒト胎児肺線維芽細胞(TIG−7)を、5%ウシ胎児血清を添加したES培地10mLを含む直径60mmシャーレに30000個播種し、5vol%CO環境下、37℃で培養した。24時間後に細胞がシャーレに接着した事を確認し、更に24時間後に過酸化水素を50μM加えて2時間培養した。その後培地を交換し、製造例で得た植物抽出物の100倍希釈液をそれぞれ終濃度で1%になるよう添加して培養を続けた。またコントロールとして50%含水エタノールを終濃度で1%添加し、5日間培養した。
過酸化水素を加えていない細胞がコンフルエントになったことを確認し、PBSで細胞を洗浄した後に血球計算盤を用いて細胞数を計測した。対照である植物抽出物無添加時の細胞数を100とした時の、各植物抽出物添加時の生細胞数の比を求め、この値を細胞障害回復率とした。細胞障害回復率の結果を表2に示す。




Figure 2009227598
表2から明らかなように、本発明を特徴づける植物抽出物を添加することにより、活性酸素種細胞障害に対して回復作用が認められ、各植物抽出物は有効な活性酸素種細胞障害を回復する有効成分であることが明らかとなった。
実施例1〜3(外用クリーム剤の調製)
表3の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を加熱混合して75℃の混合物1Aを調製し、それとは別に、成分(12)に成分(7)〜(10)を加えて加熱混合して75℃の混合物1Bを調製した。得られた混合物1Aと混合物1Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物1Cを調製した。得られた混合物1Cに、成分(11)を均一に混合して実施例1の外用クリーム剤を得た。また、成分(11)として、セイヨウクロタネソウ抽出物に代えて、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物をそれぞれ使用して実施例2及び実施例3の外用クリーム剤を同様に製造した。
Figure 2009227598
実施例4〜6(化粧水の調製)
表4の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解して混合物2Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(13)を室温下で混合溶解して混合物2Bを調製した。得られた混合物2Aと混合物2Bとを、撹拌機を用いて均一に混合することで実施例4の化粧水を得た。また、成分(12)として、セイヨウクロタネソウ抽出物に代えて、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物をそれぞれ使用して実施例5及び実施例6の化粧水を同様に製造した。


Figure 2009227598
実施例7〜9(乳液の調製)
表5の配合成分のうち、成分(1)〜(8)を加熱混合して75℃の混合物3Aを調製し、それとは別に、成分(15)に成分(9)〜(13)を加えて加熱混合して75℃の混合物3Bを調製した。得られた混合物3Aと混合物3Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物3Cを調製した。得られた混合物3Cに、成分(14)を均一に混合して実施例7の乳液を得た。また、成分(14)として、セイヨウクロタネソウ抽出物に代えて、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物をそれぞれ使用して実施例8及び実施例9の乳液を同様に製造した。
Figure 2009227598


実施例10〜12(パック剤の調製)
表6の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を混合しながら70℃に加熱し溶解して混合物4Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(10)を室温下で混合溶解して混合物4Bを調製した。得られた混合物4Aと混合物4Bとを、撹拌機を用いて混合し、室温まで放冷することで実施例10のパック剤を得た。また、成分(7)として、セイヨウクロタネソウ抽出物に代えて、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物をそれぞれ使用して実施例11及び実施例12のパック剤を同様に製造した。
Figure 2009227598
実施例13〜15(乳液状ファンデーションの調製)
表7の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解し、更に、成分(12)〜(16)を加えて加熱混合して70℃の混合物5Aを調製した。それとは別に、成分(7)〜(11)及び(18)を加熱混合して70℃の混合物5Bを調製した。得られた混合物5Bに混合物5Aを添加し、ホモミキサーを用いて乳化し、室温まで放冷して混合物5Cを調製した。得られた混合物5Cに、成分(17)を均一に混合して実施例13の乳液状ファンデーションを得た。また、成分(17)として、セイヨウクロタネソウ抽出物に代えて、コオウレン抽出物及びウォーターヒソップ抽出物をそれぞれ使用して実施例14及び実施例15の乳液状ファンデーションを同様に製造した。
















Figure 2009227598
上記実施例1〜15の各皮膚外用剤あるいは化粧料は、いずれも活性酸素種により受ける皮膚細胞障害を効果的に抑制し、あるいは回復させ、若々しい肌状態の維持に有用であった。
本発明の活性酸素種細胞障害抑制剤、活性酸素種細胞障害回復剤、抗老化剤、活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤、及び活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料、並びにこの化粧料を皮膚に適用する美容方法は、活性酸素種により受けた皮膚細胞の障害を抑制し、あるいは回復させ、若々しい肌の状態を維持することに優れた効果を発揮する。従って、これらの剤は医療及び美容分野で有用であり、美容方法は美容分野で有用である。

Claims (8)

  1. セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害抑制剤。
  2. セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害回復剤。
  3. 活性酸素種が過酸化水素である請求項1記載の活性酸素種細胞障害抑制剤。
  4. 活性酸素種が過酸化水素である請求項2記載の活性酸素種細胞障害回復剤。
  5. 活性酸素種細胞障害抑制及び/又は回復により老化を抑制する抗老化剤であって、セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗老化剤。
  6. セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用皮膚外用剤。
  7. セイヨウクロタネソウ(Nigella sativa)、コオウレン(Picrorhiza kurroa)及びウォーターヒソップ(Bacopa monniera)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料。
  8. 美容目的で活性酸素種細胞障害の抑制あるいは回復を促進するために、請求項7記載の活性酸素種細胞障害抑制用又は回復用化粧料を表皮に適用することを特徴とする美容方法。
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