JP2009223008A5 - - Google Patents

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ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラや電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のように固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化され、又装置全体が小型化されている。
そしてそれに用いる撮影光学系としてレンズ全長が短く、コンパクト(小型)で高ズーム比(高変倍比)で、しかも高解像力のズームレンズであることが要求されている。
これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側に正の屈折力のレンズ群を配置したポジティブリード型のズームレンズが知られている。
ポジティブリード型のズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなる4群ズームレンズが知られている。
この4群ズームレンズにおいて、第1レンズ群を1枚のレンズより構成した簡易な構成のズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
又、この4群ズームレンズにおいて第1レンズ群を1枚の負レンズと1枚の正レンズより構成した簡易な構成のズームレンズが知られている(特許文献3)。
又、この4群ズームレンズにおいて、第1レンズ群を負レンズと正レンズとを接合した接合レンズとし、更に第2レンズ群を3枚の負レンズと1枚の正レンズで構成した4群ズームレンズが知られている(特許文献4、5)。
又、4群ズームレンズにおいてズームレンズが振動したときの画像ブレを補正するために第3レンズ群を光軸と垂直方向(直交方向)の成分を持つように移動して、撮影画像のブレを補正することが知られている(特許文献6)。
特開2001−042215号公報 特開2004−199000号公報 特開2006−235062号公報 特開2006−308649号公報 特開2000−347102号公報 特開2006−189627号公報
一般に所定のズーム比を確保しつつズームレンズ全体を小型にするためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、レンズ枚数を削減すれば良い。
しかしながら、このようなズームレンズは、各レンズ面の屈折力の増加に伴いレンズ肉厚が増すと同時に諸収差の補正が困難になってくる。
前述した4群ズームレンズにおいて、高ズーム比とレンズ系全体の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得るには、各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件を適切に設定することが重要となる。
特にズーミングに伴う各レンズ群の移動条件、そして第1、第2レンズ群の屈折力(焦点距離の逆数)とレンズ構成等を適切に設定することが重要となってくる。
これらの構成を適切に設定しないと、前玉径の小型化を図り、かつ高ズーム比を確保しつつ、全ズーム範囲で高い光学性能を得るのが大変困難になってくる。
本発明は高ズーム比で前玉径が小型であり、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され
広角端に比べ望遠端において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が広く、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が狭く、広角端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔と望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔とが互いに異なるズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は1枚の正レンズと、1枚の負レンズから構成され、
前記第2レンズ群は3枚の負レンズと、1枚の正レンズから構成されており、
広角端における全系の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき
8.0<f1/fw<13.0
1.0<|f2|/fw<1.7
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、高ズーム比で前玉径が小型であり、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズが得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成されている。そしてズーミングに際して、各レンズ群の間隔(第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、そして第3レンズ群と第4レンズ群との間隔)を変化させている。
このうち第1レンズ群は広角端から望遠端へのズーミングに際し、像側へ移動した後に物体側へ広角端に比べ望遠端において物体側に位置するようにしている。
本実施例においては、第1、第2、第3、第4レンズ群全てをズーミングに際して移動させているがその限りでは無く、例えば第1、第2、第3レンズ群のみを移動させても良いし、第2、第3、第4レンズ群のみを移動させても良い。又、第1、第2、第4レンズ群のみを移動させても良い。
図1は本発明の実施例1のズームレンズのレンズ断面図である。図2、図3、図4はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。
図5は本発明の実施例2のズームレンズのレンズ断面図である。図6、図7、図8はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図9は本発明の実施例3のズームレンズのレンズ断面図である。図10、図11、図12はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図13は本発明の実施例4のズームレンズのレンズ断面図である。図14、図15、図16はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図17は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である、各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。
レンズ断面図において(A)は広角端、(B)は中間のズーム位置、(C)は望遠端を示している。
レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
レンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。
各レンズ断面図において、SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置されている。
FPはフレアーカット絞りであり、第3レンズ群L3の像側に配置されている。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
収差図において、d、gは各々d線及びg線である。ΔM,ΔSは各々メリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角、FNOはFナンバーである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように各レンズ群を移動させている。
具体的には、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1を像側へ移動させた後、物体側へ移動させている。即ち第1レンズ群L1は、像側へ凸状の軌跡(像側に凸の軌跡)を描いて(像側へ凸の曲線に沿って)移動している。また、第2レンズ群L2を像側へ移動させた後に物体側へ移動させている。即ち第2レンズ群L2は、像側へ凸状の軌跡(像側に凸の軌跡)を描いて(像側に凸の曲線に沿って)移動している。
また、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3を物体側へ移動させている。又、第4レンズ群L4は、変倍に伴う像面位置の変動を補正するように物体側に凸状の軌跡で(物体側に凸の曲線に沿って)移動している。
また、第4レンズ群L4を光軸上(光軸の方向に)移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。
望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合にはレンズ断面図に示す第4レンズ群L4を物体側(前方)に繰り出すことによって行っている。
各実施例では、開口絞りSPとフレアーカット絞りFPがズーミングに際して第3レンズ群と一体に移動している。開口絞りSPが第3レンズ群L3と一体に移動すると、開口絞りSPが個別に移動するよりも移動群が少なくなるため、メカ構造が簡素化しやすくなる。
各実施例において、第1レンズ群L1は、1枚の正レンズと1枚の負レンズから構成されている。第2レンズ群L2は、3枚の負レンズと1枚の正レンズから構成されている。広角端における全系の焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2とする。
このとき、
8.0<f1/fw<13.0 ‥‥‥(1)
1.0<|f2|/fw<1.7 ‥‥‥(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第1レンズ群L1の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて屈折力が弱くなりすぎるとポジティブリード型の屈折力配置が弱まり高いズーム比を得るために第1レンズ群L1、第3レンズ群L3の移動ストローク(移動量)が増大してくる。
結果として望遠側においてレンズ全長が長くなってくる。下限を超えて屈折力が強すぎると第1レンズ群L1を2枚のレンズ構成のままでは望遠側において球面収差が多く発生してくる。このときの収差補正のために第1レンズ群L1の構成レンズ枚数を増やすと前玉径が大型化してくるので良くない。
条件式(2)は第2レンズ群L2の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて屈折力が弱すぎると広角端において撮影画角を広くした場合、前玉径が増大してくる。
広画角化と前玉径の小型化を両立するためには、上限値を越えない程度第2レンズ群L2の屈折力を強める必要がある。下限を超えて屈折力が強すぎると広角側において像面湾曲、望遠側において球面収差が多く発生してくるので良くない。
尚、本発明は更に好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
8.5<f1/fw<12.0 ‥‥‥(1a)
1.1<|f2|/fw<1.6 ‥‥‥(2a)
本発明によれば以上のように各構成を特定することにより、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、広画角、高ズーム比としながらズーム全域に渡って諸収差が良好に補正され前玉径が小さいコンパクトなズームレンズを得ることができる。
本発明において、更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。
広角端と望遠端における第1レンズ群L1の光軸方向の距離をm1とする。
第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の焦点距離を各f3、f4とする。
第1レンズ群L1の最も物体側のレンズ面および最も像側のレンズ面の曲率半径を各々R1a、R1bとする。
第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面および最も像側のレンズ面の曲率半径を各々R4a、R4bとする。
第2レンズ群L2の正レンズの材料の屈折率をN2p、アッベ数をν2pとする。
第3レンズ群L3は負レンズを有し、負レンズの材料の屈折率をN3n、アッベ数をν3nとする。
第1レンズ群L1および前記第2レンズ群L2の光軸上の厚みを各々D1、D2とする。
このとき、
2.0<m1/fw<5.0 ‥‥‥(3)
1.5<f3/fw<2.7 ‥‥‥(4)
4.0<f4/fw<7.0 ‥‥‥(5)
−3.0<(R1a+R1b)/(R1a−R1b)<−1.0 ‥‥‥(
−1.6<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1.0 ‥‥‥(
1.9<N2p ‥‥‥(
15<ν2p<20 ‥‥‥(
1.9<N3n ‥‥‥(10
15<ν3n<30 ‥‥‥(11
1.5<D2/D1<2.5 ‥‥‥(12
なる条件のうち1以上を満足するのが良い。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は第1レンズ群L1のズーミングに伴う移動量を規定した式である。上限を超えて移動量が長すぎると望遠端においてレンズ全長が増大し、前玉径が増大してくるので良くない。また沈胴構成の鏡筒とする場合、折り畳みの鏡筒段数が増加し鏡筒径が増大してくる。下限を超えて移動量が小さすぎると第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を変化させて変倍する作用が低下してくる。このため所望のズーム比を得るためには第2レンズ群L2もしくは第3レンズ群L3の屈折力を強める必要があり、そうるすと像面湾曲、球面収差等が多く発生してくるので良くない。
条件式(4)は第3レンズ群L3の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて屈折力が弱すぎると第3レンズ群L3の移動による変倍作用が低下してくるため第1レンズ群L1もしくは第3レンズ群L3の移動量を増大させる必要がある。その結果、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくるので良くない。下限を超えて屈折力が強すぎると第3レンズ群L3において球面収差、コマ収差が多く発生してくるので良くない。
条件式(5)は第4レンズ群L4の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて屈折力が弱すぎると変倍に伴う像面変動を補正する効果が低下し、フォーカシングのための移動量が長くなってくる。これにより迅速なフォーカシングが困難になってくる。下限を超えて屈折力が強すぎるとペッツバール和が増大しズーム全域にて像面湾曲が増大してくる。また構成レンズ枚数を増やして像面湾曲の発生を抑えようとすると、レンズ重量が増大し、第4レンズ群L4を駆動するためのトルクが増大してくるので良くない。
条件式()は第1レンズ群L1を構成する接合レンズの形状因子を規定する式である。条件式()が−1より小さいと物体側に凸面を向けたメニスカス形状となる。上限を超えて物体側に凸面を向けたメニスカス形状でなくなると広角端において軸外光線の入射角度が大きくなり非点収差が多く発生してくる。下限を超えてメニスカスの度合いが強まりすぎると望遠側において球面収差が多く発生してくるので良くない。
条件式()は第4レンズ群L4を構成する正レンズ41の形状因子を規定する式である。条件式()が−1より小さいと物体側に凸面を向けたメニスカス形状となる。上限を超えて物体側に凸面を向けたメニスカス形状でなくなると物体距離の変化に伴い第1レンズ群L1で発生する像面湾曲の変化をキャンセルする作用が低下し、無限遠物体から近距離物体まで良好な像特性を得るのが難しくなる。下限を超えてメニスカスの度合いが強まりすぎると軸外光線の入射角度が大きくなり非点収差、倍率色収差が多く発生してくるので良くない。
条件式()は第2レンズ群L2の正レンズの材料の屈折率を規定する式である。下限を超えて屈折率が小さすぎると正レンズの薄型化ができず第2レンズ群L2の厚みが増大する。結果として前玉径が増大してくる。
尚、この条件式()のN2pは、以下を満足すると尚好ましい。
1.9<N2p<2.2 ‥‥‥(8a
条件式()は第2レンズ群L2の正レンズの材料のアッベ数すなわち分散を規定する式である。上限を超えて分散が小さすぎると色消し効果が低下し、正レンズの屈折力を強めなければならず、この結果、望遠側において球面収差が多く発生してくる。
下限を超えて分散が大きすぎると色消しには有利である。しかし一般的なガラス材料では部分分散比が増大し望遠側において二次スペクトルが多く発生してくるので良くない。
条件式(10)は第3レンズ群L3の負レンズの材料の屈折率を規定する式である。下限を超えて屈折率が小さすぎると負レンズの面の曲率がきつくなる。この結果としてコマ収差が多く発生してくる。また第3レンズ群L3を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて手ぶれ補正(防振)を行う際には像面の倒れが多く発生してくるので良くない。
尚、この条件式(10)のN3nは、以下を満足すると尚好ましい。
1.9<N3n<2.2 ‥‥‥(10a
条件式(11)は第3レンズ群L3の負レンズの材料のアッベ数すなわち分散を規定する式である。上限を超えて分散が小さすぎると色消し効果が低下し、負レンズの屈折力を強めなければならず、この結果ズーム全域に渡り球面収差、コマ収差が多く発生してくる。下限を超えて分散が大きすぎると色消しには有利である。しかし一般的なガラス材料では部分分散比が増大しズーム全域に渡り軸上二次スペクトルが多く発生してくるので良くない。
条件式(12)は第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の光軸方向の厚み(物体側のレンズ面から像側のレンズ面までの長さ)を規定する式である。一般に前玉径を小型化するためには広角側にて開口絞りSPから第1レンズ群L1までの距離を短縮するのが好ましい。
このとき第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の厚みを適切に振り分けると小型化を図りつつ、高い光学性能が得られる。上限を超えて第1レンズ群L1に対して第2レンズ群L2の厚みが大きすぎると第2レンズ群L2内の空気間隔が十分の取れるため広角側において軸外収差の補正が容易になる。しかしながら前玉径が増大してくるので良くない。下限を超えて第1レンズ群L1に対して第2レンズ群L2の厚みが小さすぎると第2レンズ群L2内の空気間隔が小さすぎるため広角側において像面湾曲、非点収差が多く発生してくるので良くない。
本発明において更に好ましくは条件式(3)〜(12)の数値範囲を次の如く設定する
のが良い。
2.5<m1/fw<4.5 ‥‥‥(3a)
1.7<f3/fw<2.5 ‥‥‥(4a)
5.0<f4/fw<6.5 ‥‥‥(5a)
−2.8<(R1a+R1b)/(R1a−R1b)<−1.2‥‥‥(6a
−1.50<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1.02‥‥‥(7a
1.91<N2p<2.10 ‥‥‥(8b
16<ν2p<19 ‥‥‥(9a
1.95<N3n<2.16 ‥‥‥(10b
16<ν3n<29 ‥‥‥(11a
1.6<D2/D1<2.4 ‥‥‥(12a
各実施例によれば以上のように各構成要件を設定することにより、ズーム比が5程度で広角端における撮影画角37度と広画角で高ズーム比としながらズーム全域にわたって諸収差が良好に補正された小型のズームレンズが得られる。
次に各実施例の各レンズ群のレンズ構成の特徴について説明する。
各実施例では広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が広がるように第1レンズ群L1を像側に凸の軌跡を描いて物体側へ、移動させている。又第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭まるように第2レンズ群L2を像側へ凸の軌跡を描いて移動させている。又第3レンズ群L3を物体側へ移動させている。そして変倍に伴うピント変動(像面変動)を第4レンズ群L4を移動させて補正している。
各実施例においては第1レンズ群L1をズーミングに際して移動させることにより、広角端でのレンズ全長(第1レンズ面から最終レンズ面までの距離)を短縮し前玉径の小型化を図っている。
又、ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を変化させて変倍作用を高めている。加えて、第3レンズ群L3を広角端から望遠端へのズーミングに際して物体側に移動させるとともに、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を広角端に対し望遠端で広がるように移動させて第3レンズ群L3に変倍作用を分担させている。
これにより第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔変化による変倍作用を低減することができ、望遠端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を短縮している。これによって、望遠側においてレンズ全長を短縮し、前玉径を小型にしている。
第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に負レンズ11と正レンズ12からなる接合レンズ13で構成している。色消しレンズ構成としては最小限の構成レンズ枚数として軸上色収差と、倍率色収差の良好なる補正と第1レンズ群L1の小型化の両立を図っている。
接合レンズ13は物体側に凸面を向けたメニスカス形状として広角側において軸外光束がレンズ面に入射する角度を低減し非点収差の発生を低減している。
第2レンズ群L2は物体側から像側へ順に像側に凹面を向けた2枚のメニスカス形状の負レンズ21、22、物体側に凹面を向けた負レンズ23、物体側に凸面を向けた正レンズ24で構成している。
但し実施例4では物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けた2枚のメニスカス形状の負レンズ21、22、物体側に凸面を向けた正レンズ、そして物体側に凹面を向けた負レンズ24より構成している。
各実施例では広角端において広い画角(撮影画角)を得ながら第1レンズ群L1を小型化するために第2レンズ群L2の負の屈折力をある程度強めている。このとき第2レンズ群L2で発生する諸収差、特に広角側において像面湾曲、望遠側において球面収差の発生が多くなる。
そこで本発明では、第2レンズ群L2の負の屈折力を3枚の負レンズで分担するとともに物体側の2枚の負レンズを像側に凹面を向けたメニスカス形状とすることによりこれら収差の発生を低減している。
このようなレンズ構成により広画角化を図りながら前玉径の小型化を図りつつ、高い光学性能を得ている。
また正レンズ24(実施例4では正レンズ23)は、アッベ数が20より小さく15より大きい高分散材料を用いて構成されている。これにより正レンズ24(実施例4では正レンズ23)の屈折力をあまり強めなくとも色消しができるようにしている。よって3枚の負レンズの屈折力も必要以上に強めなくともよく各レンズで発生する収差を低減できる。
各実施例のズームレンズのように第2レンズ群L2の屈折力を強める場合には、このような高分散材料を正レンズの材料として用いるのが有効である。また正レンズ24(実施例4では正レンズ23)の材料は、屈折率が1.9より大きい高屈折率材料としている。これにより正レンズ24(実施例4では正レンズ23)の薄型化を図っている。
第3レンズ群L3は物体側から像側へ順に、正レンズ31、正レンズ32と負レンズ33から構成される接合レンズ35、正レンズ34の3群4枚構成としている。
本実施例では第3レンズ群L3の変倍作用を強めるために第3レンズ群L3の屈折力をある程度強めている。このとき第3レンズ群L3で発生する諸収差、特にズーム全域に渡り球面収差、コマ収差、軸上色収差が多く発生してくる。
本実施例では第3レンズ群L3の正の屈折力を3枚の正レンズで分担することによりこれら諸収差の発生を低減している。
加えて正レンズ31の両レンズ面を非球面形状として特に球面収差、コマ収差を良好に補正している。正レンズ31の非球面形状としてはレンズ中心からレンズ周辺に向かって正の屈折力が弱まるような形状とするのがよい。接合レンズ35は物体側に凸面、像側に凹面を向けた形状とすることで球面収差とコマ収差の補正を両立している。
負レンズ33は材料の屈折率が1.9を超えるような高屈折率材料を用いている。これにより像側レンズ面の曲率を緩め高次のコマ収差を低減している。また第3レンズ群L3を平行偏芯させたときの像面変化を低減できる効果も有する。また負レンズ33は材料のアッベ数が30より小さく、15より大きい高分散材料を用いている。
これにより負レンズ33の屈折力をあまり強めなくとも色消しができるようにしている。よって正レンズ3枚の屈折力も必要以上に強めなくともよく各レンズで発生する収差を低減している。
第3レンズ群L3の最も像側に配置した正レンズ34は像側に凸面を向けたレンズ形状とすることで像側のレンズ面に対する軸外主光線の射出角度を小さくしている。これにより第3レンズ群L3を平行偏芯させたときの像面変化を低減している。
このように負レンズ33、正レンズ34を構成することで第3レンズ群L3を光軸と垂直方向の成分を持つように駆動させて手ぶれ補正(防振)を行う際の像面変化を小さくしている。これにより高い光学性能を維持しつつ手ぶれ補正を容易にしている。
第4レンズ群L4は正レンズ41の1枚で構成している。各実施例では第4レンズ群L4の移動によりフォーカシングを行なっている。この小型軽量なレンズ構成にしておくとフォーカシングのための駆動トルクが小さくてすむ。
また物体距離の変化に伴う像面変化を低減するためには第4レンズ群L4を物体側に凸を向けたレンズ形状とするのがよい。物体距離の変化に伴い第1レンズ群L1で発生する像面湾曲が変化する。これを第4レンズ群L4のフォーカシングにてキャンセルするようにして無限遠物体から近距離物体まで良好な像面特性を得るためには第4レンズ群L4を物体側に凸面を向けたレンズ形状とするのが良い。
次に本発明の実施例1〜4に対応する数値実施例1〜4を示す。数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示す。riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目のレンズの材料のd線に対する屈折率、アッベ数である。又前述の各条件式と数値実施例の関係を表1に示す。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8を各々非球面係数としたとき
なる式で表している。
又非球面係数の値において、例えば「E−Z」の表示は「10−Z」を意味する。数値実施例において最後の2つの面(r23、r24)はフィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。
BFはレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算したバックフォーカスである。レンズ全長はレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスBFを加えたものである。非球面は面番号の後に*を付加して示す。
[数値実施例1]

単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 27.364 1.20 1.84666 23.9
2 20.088 4.00 1.77250 49.6
3 66.608 (可変)
4 21.154 0.95 1.88300 40.8
5 7.854 2.52
6 17.211 0.90 1.88300 40.8
7 8.731 3.14
8 -24.403 0.80 1.80400 46.6
9 166.576 0.20
10 16.917 1.80 1.92286 18.9
11 94.775 (可変)
12(絞り) ∞ 1.50
13* 12.089 2.20 1.58313 59.4
14* -21.698 0.20
15 6.003 2.40 1.48749 70.2
16 13.648 0.70 2.00069 25.5
17 5.537 1.46
18 -19.438 1.20 1.48749 70.2
19 -10.131 0.50
20フレアーカット絞り∞ (可変)
21 15.301 2.00 1.48749 70.2
22 109.326 (可変)
23 ∞ 1.10 1.51633 64.1
24 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第13面
K = 1.43178e+000 A 4=-2.01411e-004 A 6=-1.69744e-006 A 8= 2.82246e-008

第14面
K =-6.18021e-001 A 4= 1.13642e-004 A 6=-6.70660e-007 A 8= 5.94851e-008

各種データ
ズーム比 4.81
広角 中間 望遠
焦点距離 6.22 13.52 29.89
Fナンバー 2.88 3.49 4.57
画角 36.78 18.97 8.84
像高 4.65 4.65 4.65
レンズ全長 57.13 59.56 76.99
BF 6.90 11.59 10.32

d 3 0.30 8.78 20.58
d11 17.49 6.04 2.08
d20 4.77 5.49 16.35
d22 5.58 10.26 8.99
d24 0.60 0.60 0.60

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 59.97
2 4 -8.99
3 12 13.91
4 21 36.24
5 23 ∞
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 25.682 1.20 1.84666 23.9
2 18.458 4.50 1.77250 49.6
3 66.212 (可変)
4 22.150 0.95 1.88300 40.8
5 6.817 2.82
6 14.908 0.90 1.88300 40.8
7 7.381 2.25
8 -41.401 0.80 1.80400 46.6
9 32.321 0.20
10 12.019 1.80 1.94595 18.0
11 38.931 (可変)
12(絞り) ∞ 1.50
13* 11.453 2.20 1.58313 59.4
14* -15.809 0.20
15 5.760 2.40 1.48749 70.2
16 29.150 0.70 2.00330 28.3
17 5.668 1.44
18 -18.717 1.20 1.48749 70.2
19 -8.682 0.50
20フレアーカット絞り∞ (可変)
21 15.537 2.00 1.48749 70.2
22 772.512 (可変)
23 ∞ 1.10 1.51633 64.1
24 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第13面
K = 2.02711e+000 A 4=-2.51997e-004 A 6= 2.64914e-006 A 8=-3.89547e-008

第14面
K = 1.21663e-001 A 4= 2.24871e-004 A 6= 5.72449e-006 A 8= 3.73190e-008

各種データ
ズーム比 4.91
広角 中間 望遠
焦点距離 6.09 13.83 29.88
Fナンバー 2.88 3.69 4.96
画角 37.37 18.58 8.84
像高 4.65 4.65 4.65
レンズ全長 52.41 57.32 77.23
BF 5.78 12.88 9.75

d 3 0.30 8.15 19.33
d11 12.91 3.61 1.81
d20 5.86 5.12 18.79
d22 4.46 11.56 8.42
d24 0.60 0.60 0.60

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 54.12
2 4 -7.00
3 12 12.24
4 21 32.50
5 23 ∞
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 29.262 1.20 1.84666 23.9
2 21.632 3.60 1.77250 49.6
3 63.618 (可変)
4 17.756 0.95 1.88300 40.8
5 7.797 2.62
6 17.816 0.90 1.88300 40.8
7 8.843 3.07
8 -25.139 0.80 1.80400 46.6
9 536.548 0.20
10 16.555 1.80 2.14352 17.8
11 38.838 (可変)
12(絞り) ∞ 1.50
13* 12.201 2.20 1.58313 59.4
14* -30.548 0.20
15 6.330 2.40 1.48749 70.2
16 8.381 0.70 2.14352 17.8
17 5.606 1.31
18 -35.476 1.20 1.48749 70.2
19 -12.592 0.50
20フレアーカット絞り∞ (可変)
21 16.866 2.00 1.48749 70.2
22 129.586 (可変)
23 ∞ 1.10 1.51633 64.1
24 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第13面
K = 9.17559e-001 A 4=-7.37681e-005 A 6=-4.55229e-007 A 8= 2.66544e-007

第14面
K = 1.23791e+000 A 4= 1.85426e-004 A 6= 4.01899e-007 A 8= 3.20737e-007

各種データ
ズーム比 4.74
広角 中間 望遠
焦点距離 6.30 13.72 29.88
Fナンバー 2.88 3.62 4.83
画角 36.42 18.71 8.84
像高 4.65 4.65 4.65
レンズ全長 57.28 60.64 79.00
BF 6.00 11.03 10.58

d 3 0.30 9.97 22.96
d11 17.88 6.09 1.80
d20 5.95 6.40 16.52
d22 4.67 9.71 9.25
d24 0.60 0.60 0.60

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 70.00
2 4 -9.44
3 12 13.61
4 21 39.54
5 23 ∞
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 28.038 1.20 1.84666 23.9
2 22.236 4.00 1.60311 60.6
3 148.408 (可変)
4 21.448 0.95 1.88300 40.8
5 7.219 4.45
6 68.955 0.90 1.88300 40.8
7 12.592 1.60
8 11.919 1.80 1.92286 18.9
9 28.100 1.00
10 -50.000 0.80 1.80400 46.6
11 7993.949 (可変)
12(絞り) ∞ 1.50
13* 10.472 2.20 1.58313 59.4
14* -19.990 0.20
15 6.153 2.40 1.48749 70.2
16 13.839 0.70 2.00069 25.5
17 5.481 1.47
18 -20.390 1.20 1.48749 70.2
19 -11.660 0.50
20フレアーカット絞り∞ (可変)
21 18.000 2.00 1.48749 70.2
22 187.114 (可変)
23 ∞ 0.60 1.51633 64.1
24 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第13面
K = 1.11586e+000 A 4=-1.18995e-004 A 6=-2.40460e-006 A 8= 5.54405e-007

第14面
K =-6.28423e+000 A 4= 1.87183e-004 A 6=-3.58591e-007 A 8= 6.88720e-007

各種データ
ズーム比 4.70
広角 中間 望遠
焦点距離 6.36 13.75 29.87
Fナンバー 2.88 3.58 4.77
画角 36.18 18.68 8.84
像高 4.65 4.65 4.65
レンズ全長 56.75 59.67 77.58
BF 4.89 11.61 10.59

d 3 0.30 9.36 21.75
d11 16.38 5.22 1.56
d20 6.31 4.61 14.82
d22 3.90 10.61 9.60
d24 0.60 0.60 0.60

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 63.81
2 4 -8.77
3 12 12.98
4 21 40.70
5 23 ∞
次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図17を用いて説明する。
図17において、20はカメラ本体、21は実施例1〜4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
本発明の実施例1のレンズ断面図 本発明の実施例1の広角端における収差図 本発明の実施例1の中間位置における収差図 本発明の実施例1の望遠端における収差図 本発明の実施例2のレンズ断面図 本発明の実施例2の広角端における収差図 本発明の実施例2の中間位置における収差図 本発明の実施例2の望遠端における収差図 本発明の実施例3のレンズ断面図 本発明の実施例3の広角端における収差図 本発明の実施例3の中間位置における収差図 本発明の実施例3の望遠端における収差図 本発明の実施例4のレンズ断面図 本発明の実施例4の広角端における収差図 本発明の実施例4の中間位置における収差図 本発明の実施例4の望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
L1…第1レンズ群
L2…第2レンズ群
L3…第3レンズ群
L4…第4レンズ群
SP…開口絞り
IP…結像面(像面)
G…CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック
ΔM…メリディオナル像面
ΔS…サジタル像面
Fno…Fナンバー
ω…半画角

Claims (12)

  1. 物体側より像側へ順に正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され
    広角端に比べ望遠端において、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が広く、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が狭く、広角端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔と望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔とが互いに異なるズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は1枚の正レンズと、1枚の負レンズから構成され、
    前記第2レンズ群は3枚の負レンズと、1枚の正レンズから構成されており、
    広角端における全系の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき
    8.0<f1/fw<13.0
    1.0<|f2|/fw<1.7
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端と望遠端における前記第1レンズ群の光軸方向の距離をm1とするとき、
    2.0<m1/fw<5.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    1.5<f3/fw<2.7
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき
    4.0<f4/fw<7.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群の最も像側には像側に凸面を向けた正レンズが配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面および最も像側のレンズ面の曲率半径を各々R1a、R1bとするとき、
    −3.0<(R1a+R1b)/(R1a−R1b)<−1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群の最も物体側のレンズ面および最も像側のレンズ面の曲率半径を各々R4a、R4bとするとき、
    −1.6<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<−1.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群の正レンズの材料の屈折率をN2p、アッベ数をν2pとするとき、
    1.9<N2p
    15<ν2p<20
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群は負レンズを有し、該負レンズの材料の屈折率をN3n、アッベ数をν3nとするとき、
    1.9<N3n
    15<ν3n<30
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第1レンズ群および前記第2レンズ群の光軸上の厚みを各々D1、D2とするとき、
    1.5<D2/D1<2.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群は、像側に凸の軌跡を描いて移動し、前記第2レンズ群は像側へ凸の軌跡を描いて移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ凸の軌跡を描いて移動しており、前記第1レンズ群は、広角端に比べ望遠端において物体側に位置するように移動することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
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