JP2009217708A - リモート装置及びi/o機器の交換時期管理システム - Google Patents

リモート装置及びi/o機器の交換時期管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 交換のためのしきい値の設定が不要で、設置した現場の状況に即したI/O機器の交換時期を予測すること
【解決手段】 スレーブ20に接続されるI/O機器の交換日データの履歴情報を記憶する記憶部22と、そのI/O機器が交換されたことを検出した際に、PLCが持つ現在の日付データをネットワーク経由で取得する日付データ取得手段(演算部21)と、日付データ取得手段により取得した現在の日付データを、I/O機器の交換日データとして記憶部に格納する手段(演算部21)と、記憶部に履歴情報として記憶された複数回分の交換日データに基づき交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換日を予測し、記憶部に格納する次回交換時期予測手段(演算部21)と、次回交換日と、現在の日付とを比較し、交換時期に来たか否かを判断する交換時期検知部26とを備えた。
【選択図】 図3

Description

この発明は、フィールドネットワークに接続されるリモート装置及びI/O機器の交換時期管理システムに関するものである。
FA(Factory Automation)におけるネットワークシステムは、生産設備内の入力機器及び出力機器の制御を司る1または複数のPLC(Programmable Logic Controller)と、そのPLCにより動作が制御される機器とが、制御系のネットワークに接続される。それらPLCと機器は、その制御系のネットワークを介してサイクリックに通信を行なうことで、INデータ及びOUTデータ(以下I/Oデータという)の送受を行ない、生産設備を制御する。
より具体的には、PLCのCPUユニットにおける制御は、INデータである入力機器のON信号またはOFF信号を入力し、入力したON/OFF情報をユーザプログラムによって論理演算し、演算結果であるOUTデータを出力機器へ出力する。その出力が出力機器に対する動作指示となって出力機器が動作することにより、生産設備を制御する。
上記の入力機器や出力機器は、PLCを構成するI/Oユニットに直接接続される場合と、ネットワークを介して接続される場合がある。そのネットワークを介して接続する形態として、たとえば、マスタ−スレーブ通信により行うことができる。この場合、PLCを構成するマスタユニット(マスタ)とスレーブをフィールドネットワークに接続し、そのフィールドネットワークを介してマスタとスレーブとの間で通信を可能とする。マスタ−スレーブ方式のフィールドネットワークでは、生産現場に設置されるスレーブで生産設備のデータ収集および制御を行い、マスタが各スレーブを集中管理するという方式が一般的である。
生産現場では、設備が故障し稼働がストップしてしまうと甚大なコスト被害をこうむる。したがって設備の状態を常時監視し、故障の予兆が現れたときに完全に故障となる前に対策を施すという予防保全の考えが重要となる。係る装置の故障の有無や故障の予兆を監視する技術として、たとえば特許文献1等に開示された技術がある。
この特許文献1等に開示された技術は、スレーブが、接続されたI/O機器のトータルの動作時間や、動作回数を求め、その求めた値が設定されたしきい値を超えた場合にPLC等に対してI/O機器の交換・メンテナンス時期等に至った等の状態を通知するものである。
特開2005−302006号公報
しかし、実際の運用では、しきい値をユーザが決めることになるが、設定するしきい値の基準が明確に決まっていない場合、ユーザの経験と勘に頼らざるをえない。その結果、適切でないしきい値を設定してしまうと、必要以上に早く交換時期が来たと判断し、本来の寿命はたくさん残っているにもかかわらず交換してしまったり、寿命が来ても警報が発せられなかったりするといった問題を生じる。
また、例えばしきい値を設定する場合、I/O機器のマニュアル等から目安の値を使用することが考えられるが、これらの値は使用環境を限定した場合の目安でしかなく、現場の実際の状態に即さないことが多い。
この発明は、交換のためのしきい値の設定が不要で、設置した現場の状況に即したI/O機器の交換時期に至ったか否かの判断をすることのできるリモート装置及びI/O機器の交換時期管理システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係るリモート装置は、(1)フィールドネットワークに接続されるリモート装置であって、そのリモート装置に接続されるI/O機器の交換日データの履歴情報を記憶する交換日データ記憶部と、そのリモート装置に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、PLC或いはツール装置が持つ現在の日付データをネットワーク経由で取得する日付データ取得手段と、その日付データ取得手段により取得した現在の日付データを、I/O機器の交換日データとして交換日データ記憶部に格納する手段と、交換日データ記憶部に履歴情報として記憶された複数回分の交換日データに基づき交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段と、を備えて構成した。
交換日データ記憶部は、実施形態では記憶部22に対応する。ツール装置は、実施形態では監視装置30に対応する。日付データ取得手段,格納する手段,次回交換時期予測手段は、実施形態では演算部21の機能として実現されている。
(2)リモート装置に設けた特定のスイッチが操作されたこと、或いはI/O機器の断線検知やI/O電源のOFFなどのI/O機器との接続状況を監視する手段の出力に基づきI/O機器が交換されたことを検出する機能を備えるとよい。このようにすると、自動的或いは簡単な操作で、確実に交換日データを登録することができる。
(3)次回交換時期予測データが求めた次回交換時期と、現在の日付とを比較し、交換時期に来た場合に通知する通知手段を備えるとよい。交換時期に来たことを検知するのは、実施形態では交換時期検知手段26により実現されている。現在の日付データも、交換日データと同様にPLCやツール装置が持つ現在の日付データを利用するとよい。
(4)本発明に係るI/O機器の交換時期管理システムは、フィールドネットワークに接続される(1)から(3)のいずれかに記載のリモート装置と、そのリモート装置にネットワーク経由で接続される上位機器と、を備えたシステムを前提とする。そして、上位機器には、リモート装置よりも高性能な内部時計を備える。また、リモート装置は、自己に接続されるI/O機器の交換日データの履歴情報を記憶する交換日データ記憶部と、そのリモート装置に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、上位機器が持つ内部時計に基づいて特定される現在の日付データを取得する日付データ取得手段と、その日付データ取得手段により取得した現在の日付データを、I/O機器の交換日データとして交換日データ記憶部に格納する手段と、を備える。さらに、リモート装置と上位機器の少なくとも一方に、交換日データ記憶部に履歴情報として記憶された複数回分の交換日データに基づき交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段を備えるようにした。
(5)本発明に係るI/O機器の交換時期管理システムは、フィールドネットワークに接続される(1)から(3)のいずれかに記載のリモート装置と、そのリモート装置にネットワーク経由で接続される上位機器と、を備えたシステムを前提とする。そして、リモート装置は、自己に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、上位機器に向けて交換実行通知を送信する手段を備えた。また、上位機器は、リモート装置よりも高性能な内部時計と、交換実行通知を受けた際に、内部時計に基づいて特定される現在の日付データをI/O機器の交換日データとしてそのI/O機器用の交換日データ記憶エリアに格納する手段と、その交換日データ記憶エリアに格納されたI/O機器の交換日データの履歴情報に基づいて、そのI/O機器の交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段を備えるようにした。
(4),(5)の発明において、上位機器は、実施形態では、PLCや監視装置に対応する。そして、この上位機器は、単一で構成されても良いし、複数の装置・機器から構成されても良い。
本発明では、リモート装置に接続されたI/O機器を交換した交換日データの履歴情報を、リモート装置或いは上位機器に記憶保持させた。履歴情報中の複数の交換日データを用いることで、その交換サイクルを知ることができる。この交換サイクルは、その生産設備の現場の使用状況・環境に対応したものとなり、次回の交換時期も、その交換サイクルに応じたものと予測できる。このように、日付情報を持たせて、過去の交換サイクルに基づいて次回の交換時期を予測するようにしたため、I/O機器のトータル動作時間や動作回数などについてのしきい値の設定が不要となり、ユーザは、I/O機器についての知識が無くてもI/O機器の交換時期の監視が行なえる。しかも、そのように実際の交換サイクルに基づいて次回の交換時期を予測するので、その予測した交換時期は、現場の状況に適したものとなり、信頼性も向上する。
なお、交換サイクルに基づく次回の交換時期の予測であるが、実施形態では、求めた交換サイクルを最終の交換日に加算するようにしたが、安全を考慮して、交換サイクルよりも所定の割合だけ短い期間を最終の交換日に加算するようにしても良い。
本発明は、I/O機器の交換日データの履歴情報を記憶保持し、その履歴情報から交換サイクルを求め、次回の交換予測日を予想するようにしたので、しきい値の設定が不要で、設置した現場の状況に即したI/O機器の交換時期に至ったか否かの判断をすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係るリモート装置及びI/O機器の交換時期管理システムの好適な一実施形態を説明する。図1は、本発明により監視するネットワークシステムの一例を示している。図1に示すように、フィールドネットワーク1には、PLC10やリモート装置であるスレーブ20等が接続される。PLC10には、監視装置30が接続される。
PLC10は、ビルディングブロックタイプであり、図では、CPUユニット11とマスタユニット12の2つのユニットを示しているが、その他にも、電源ユニットや、I/Oユニット等の各種のユニットが連結される。図2に示すように、各ユニットは、内部バス10aにより連係され、その内部バス10aを介してI/Oデータやメッセージの送受等が行なわれる。
CPUユニット11は、MPU等で構成される演算部11aと、記憶部11bと、RAMや不揮発性メモリと、外部機器通信部11cと、バス通信部11dと、を備える。演算部11aは、ユーザプログラムをサイクリックに演算実行し、ネットワークシステムを構成する各機器の制御等を司る。また、ネットワークに接続された他の装置・機器に対してメッセージを送り、スレーブ20に記憶保持された情報を収集したり、監視装置30からの要求に従い、記憶部11bに格納した情報を送信したりする。なお、スレーブ20へのメッセージ送信は、CPUユニット11が直接行なっても良いし、通信ユニット12に依頼し、通信ユニット12が所望のスレーブに向けてメッセージ送信をするようにしてよい。
記憶部11bは、RAMや不揮発性メモリなどからなる。RAMは、演算部11aが演算実行する際のワークメモリや、I/Oデータを格納するIOメモリとして機能する。不揮発性メモリは、各種の設定データや、ユーザプログラム等が格納される。外部機器通信部11cは、外部の装置・機器と通信をするための通信インタフェースであり、通信ケーブルを接続するコネクタ部を備える。この外部機器通信部11cは、たとえば、RS−232C等のシリアル通信プロトコルに準拠したものであったり、イーサネット(登録商標)に準拠したものであったりする。バス通信部11dは、内部バス10a用の通信インタフェース(物理層)であり、演算部11aは、バス通信部11d経由で所定のユニットとの間でデータの送受を行なう。
更に、本実施形態の関係でいうと、記憶部11bには、現在の日付データが格納されている。つまり、CPUユニット11には、スレーブと比較して高性能な内部時計を備えているので、記憶部11bに格納されている日付データは、正確なものとなる。
通信ユニット12は、演算部12aと、RAMや不揮発性メモリ等の記憶部12bと、ネットワーク通信部12cと、バス通信部12dと、を備える。演算部12aは、CPUユニット11との通信処理や、外部の機器との通信処理を実行する。この通信処理は、予め決まったI/Oデータの送受信処理(転送処理を含む)や、受信した自己宛のメッセージに対する処理並びにそのレスポンスの返信処理等もある。
記憶部12bは、演算部12aが処理を実行する際に使用するワークメモリ(RAM)や、各種の設定データ等を記憶する手段(不揮発性メモリ)となる。ネットワーク通信部12cは、接続されるネットワークの通信プロトコルに対応する物理層であり、通信インタフェースとも称される。バス通信部12dは、内部バス10a用のインタフェース(物理層)であり、演算部12aは、バス通信部12c経由で所定のユニットとの間でデータの送受を行なう。
図3に示すように、スレーブ20は、演算部21と、記憶部22と、ネットワーク通信部23と、入出力部24と、表示部35と、交換時期検出部26と、を備える。ネットワーク通信部23は、ネットワーク1に接続され、マスタユニット12との間でマスタスレーブ間通信をし、I/Oデータの送受を行なったり、所定のコマンドの受信並びにそれに基づくレスポンスの送信を行なったりする。演算部21は、ネットワーク通信部23を介して取得したメッセージを受けて、所定の処理を実行し、レポンスを生成・返信したり、接続されたI/O機器に対する制御命令等を発したりする。
入出力部24は、I/O駆動回路とも称され、外部機器である入力機器や出力機器等のI/O機器が接続されI/Oデータの送受を行なう。この入出力部24に、1または複数のI/O器が接続される。複数のI/O機器が接続可能な場合、リモートターミナルやリモートI/Oとも称される。もちろん、リモート装置20は、1つのI/O機器のみが接続されるものでもよい。
記憶部22は、演算部21が処理を実行する際に使用するワークメモリ(RAM)や、各種の設定データ等を記憶する手段(不揮発性メモリ)となる。更に、本実施形態では、図3(b)に示すように、I/O機器を交換した日付を交換日データとして記憶保持するようになっている。この交換日データを記憶するための記憶部は、不揮発性メモリにより実現される。また、スレーブ20がI/O機器を複数接続することができるタイプの場合、この交換日データの履歴情報は、I/O機器ごとに作成され、管理される。
この記録する交換日データは、演算部21が、CPUユニット11の記憶部11bに記憶保持された現在の日付データを取得してものを利用する。具体的には、図1に示すように、スレーブ20(演算部21)は、所定の条件に合致した場合、マスタに対して現在の日付データの取得要求のコマンドフレームを送信する((a)参照)。マスタユニット12は、スレーブのコマンドフレームを受信すると、マスタユニット12がCPUユニット11に対して日付データの取得要求を送り、それに伴いCPUユニット11が記憶部11bに記憶保持している現在の日付データをレスポンスとしてマスタユニットに返す((b),(c)参照)。そして、マスタユニット12は、取得した現在の日付データを、スレーブ20に対するレスポンスフレームにいれて返信する((d)参照)。そして、スレーブ20は、このようにして取得した現在の日付データを、記憶部22に格納する。なお、現在の日付データの取得は、上述したようにスレーブ20がマスタユニット12に対して取得要求コマンドを発行し、マスタユニットがCPUユニットから取得したものをレスポンスとして返すものに限られず、図4に示すように、スレーブ20が直接CPUユニット11に向けて取得要求コマンドを発行し((a)′参照)、CPUユニット11がレスポンスとしてスレーブ20に返送するようにしてもよい((b)′参照)。
このように、現在の日付データをスレーブ20に内蔵するタイマ(内部時計)に基づくものではなく、CPUユニット11に格納されたものを用いるのは、スレーブ20の内部時計では精度が低く、ネットワークシステム等の電源断によりスレーブ20の内部時計は停止するものの、CPUユニット11の内部時計は内部電池を有することにより停止しないためである。つまり、スレーブ20の内部時計は、通常のFAの制御を行なうには問題はないが、CPUユニット11の内部時計に比べて有効桁数や精度が低く、現在の日付を正確に求めることができないおそれがあるためである。
また、スレーブ20が、現在の日付データの取得要求コマンドを送信する所定の条件は、I/O機器の交換作業が行なわれたことである。具体的には、スレーブ20にI/O機器の断線検知機能が組み込まれている場合、演算部21は、その断線を検知したとき、あるいは断線を検知後に断線が復旧したときが、そのI/O機器の交換作業が行なわれたと推定し、現在の日付データの取得要求コマンドを送信する。また、I/O機器への電力供給がスレーブ20から行なわれている場合、演算部21は、I/O電源が供給されなかったとき、あるいはその後にI/O電源が供給されはじめたときが、そのI/O機器の交換作業が行なわれたと推定し、現在の日付データの取得要求コマンドを送信する。さらには、スレーブ20に交換作業完了通知用のスイッチを設け、I/O機器を交換した際に、作業員がそのスイッチを操作するようにしておく。これにより、演算部21は、係るスイッチがONになったことを認識すると、現在の日付データの取得要求コマンドを送信する。もちろん、このようにスレーブ側で自動的或いは手動操作に基づいてI/O機器の交換作業が行なわれたことを認識し、コマンドを送信するための“所定の条件”は、上記例示列挙したものに限ることはなく、その他、各種のものを用いることができる。
スレーブ20の設置位置と、監視装置30やPLC10の設置位置は、比較的離れていることが多いとともに、スレーブ20に対する操作(I/O機器の交換その他のメンテナンス)を行なう作業員と、監視装置30を操作するシステム管理者は、通常異なる。そこで、スレーブ側の操作に基づいて、日付データの交換が行なわれるようにすると、日付データの登録忘れ等が無く、しかも自動的あるいは簡単な操作で日付の登録ができるので好ましい。
記憶部22に格納される“次回交換日予測データ”は、演算部21が求め、書き込む。つまり、演算部21は、記憶部22に格納された複数の交換日データの履歴情報から、対象となるI/O機器の交換サイクル(日数)を求め、その求めた日数を最終の交換日データに加算することで求める。交換サイクルは、各交換日データに対し、前回の交換日データからの差分日数をそれぞれ求め、その平均値を交換サイクルとしたり、最も短い差分日数を交換サイクルとしたりする。また、この次回交換日予測データの算出処理は、例えば、交換日データが新たに追加されたことを契機として行なうとよい。
表示部25は、LED等の警報ランプや、日付を表示する簡単な液晶パネルや、7セグメントディスプレイ等でも良い。警報ランプの場合、I/O機器の交換時期に至ったときに、点灯或いは点滅することで、ユーザにI/O機器の交換を促す。また、日付を表示する機能を備えた場合には、次回のI/O機器の交換予測日を表示する。
係る表示部25に対する出力の制御は、交換時期検知部26からの指示に基づき演算部21が行なう。例えば、交換時期検知部26は、定期的(例えば毎日:24時間ごと)に、内部時計に基づく現在の日付データと、記憶部22に格納された次回交換日予測データとを比較し、両者が設定された関係になった場合に、設定された態様で警報ランプを動作させるべく演算部21に指示を与える。演算部21は、与えられた指示に従い、表示部25を動作させる。設定された関係とは、次回交換日予測データから一定期間以内(一ヶ月前,一週間前,○日前等)や、両者が同日或いは現在の日付データが次回交換日予測データよりも経過した場合などがある。設定された態様は、例えば、一定期間以内に入った場合には、警報ランプを点滅させ、次回交換予測日を経過した場合には常時点灯させるなどとすることができる。
また、この警報ランプの点灯(点滅,常時)に併せて、警報ブザーや音声による報知を行なうとなお良い。さらに、演算部21は、交換時期検知部26から警報発行の指示を受けた場合、上記の警報ランプの点灯制御に変えて、或いは点灯制御とともに、記憶部22に格納された次回交換日予測データを呼び出し、次回交換日を日付の表示可能な表示部に出力表示する処理を行なうとよい。このようにすると、ユーザは、具体的な交換予測日を知ることができるので、交換のための準備(交換品の購入、交換等のメンテナンスのスケジューリング等)を効率よく行なうことができる。
また、スレーブの内部時計の精度が低いことから、スレーブ20は、定期的にCPUユニット11の記憶部11bに記憶保持されている現在の日付データを取得し、その取得した現在の日付データと次回交換日予測データとを比較するようにしてもよい。
さらに表示部25への次回の交換予測日の出力表示は、例えば、コマンド受信や、所定のスイッチの押下などの外部からの指示があったことを認識した演算部21が、記憶部22にアクセスし、表示部25に表示するようにしてもよい。また、7セグメントディスプレイ等の日付情報を表示する表示部を用いた場合、次回の交換予測日の出力表示とともに、或いは表示に変えて、最終の交換日等の履歴情報を表示するようにしても良い。
監視装置30は、ハードウェアとしては汎用のパーソナルコンピュータ等によって実現できる。もちろん、監視装置30は、専用の装置によって構成しても良い。監視装置30は、演算部31と、記憶部32と、外部機器通信部33と、キーボードやポインティングデバイス等の入力部34と、表示部35と、を備える。演算部31は、インストールされたアプリケーションプログラムを実行する。本実施形態では、演算部31は、入力部34から与えられる指示に従い、スレーブ20に格納された交換日データの履歴情報や、次回交換日予測データを取得し、記憶部32に格納したり、表示部35に表示したりする機能を持つ。これにより、監視装置30を操作する人は、各スレーブに接続されたI/O機器の次回の交換予測日を一括して知ることができるので、メンテナンスのスケジューリングを効率よくたてることができる。
上述した実施形態では、スレーブに交換日データの履歴情報や次回交換日予測データを管理するようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、各種の実施形態を採ることかできる。すなわち、一例としては、交換日データの履歴情報から次回交換日予測データを求める処理を、PLC10(CPUユニット11)や監視装置30で行ない、その結果をスレーブ20に送り、スレーブ20の記憶部22に格納することができる。この場合、PLC10,監視装置30は、適当なタイミングでスレーブ20に記憶保持されている交換日データの履歴情報を読み出し要求コマンド等を用いて取得し、その取得した履歴情報から次回交換日予測データを求める。そして、求めた次回交換日予測データを書き込みメッセージとしてスレーブに送信することで実現できる。次回交換日予測データをPLC10や監視装置30で求めるようにした場合、スレーブ20の演算部(MPU)に比べて高性能なMPUを用いて良くできるので、履歴情報に基づき複雑で高性能な予測処理により、より正しい交換予測日を求めることができる。
さらには、交換日データの履歴情報の管理も、PLC10や監視装置30で行なうようにしても良い。すなわち、例えば、スレーブ20は、上述した実施形態における現在の日付データの取得要求コマンドを送信する所定の条件に合致した場合に、PLC(CPUユニット)に向けて、I/O機器の交換実行通知をメッセージ送信する。このメッセージには、I/O機器を特定する情報も付加する。
すると、PLC(CPUユニット)は、当該メッセージを受信したならば、現在の日付データを確認し、該当するI/O機器についての交換日データとして記憶部11bに格納する。これによりも、記憶部11bには、図3(b)に示すような交換日データの履歴情報が、I/O機器ごとに作成され、記録管理される。そして、PLC(CPUユニット)は、所定のタイミングで、その記憶した交換日データの履歴情報に基づき、次回の交換予測日を求め、これもI/O機器を特定する情報と関連付けて記憶部11bに格納する。
そして、PLC(CPUユニット)は、交換時期検知部26と同様の機能を組み込んでおき、現在の日付データと、上記の次回交換日予測データが所定の関係になったならば、警報を発する。この警報は、例えば、スレーブに通知したり、監視装置30に通知したりするなど、ネットワーク経由で他の装置・機器に通知するものも含む。
また、上記の例では、PLC(CPUユニット)にて管理する場合を説明したが、監視装置30にて管理する場合も同様に行なうことができる。さらに、PLCと監視装置とにより共同して管理する(交換日データの履歴情報は、PLC(CPUユニット)側で記憶しておき、実際の交換時期の検知等の管理は監視装置30側で行なう等)ようにしてもよい。
本発明が適用されるネットワークシステムの一例を示す図である。 監視装置並びにPLCの内部構成の一例を示すブロック図である。 スレーブの内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明が適用されるネットワークシステムの一例を示す図である。
符号の説明
10 PLC
11 CPUユニット
11b 記憶部
20 スレーブ
21 演算部
22 記憶部
23 ネットワーク通信部
24 入出力部
25 表示部
26 交換時期検知部
30 監視装置

Claims (5)

  1. フィールドネットワークに接続されるリモート装置であって、
    そのリモート装置に接続されるI/O機器の交換日データの履歴情報を記憶する交換日データ記憶部と、
    そのリモート装置に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、PLC或いはツール装置が持つ現在の日付データをネットワーク経由で取得する日付データ取得手段と、
    その日付データ取得手段により取得した現在の日付データを、前記I/O機器の交換日データとして前記交換日データ記憶部に格納する手段と、
    前記交換日データ記憶部に履歴情報として記憶された複数回分の交換日データに基づき交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段と、
    を備えたことを特徴とするリモート装置。
  2. リモート装置に設けた特定のスイッチが操作されたこと、或いはI/O機器の断線検知やI/O電源のOFFなどのI/O機器との接続状況を監視する手段の出力に基づきI/O機器が交換されたことを検出する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモート装置。
  3. 次回交換時期予測データが求めた次回交換時期と、現在の日付とを比較し、交換時期に来た場合に通知する通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリモート装置。
  4. フィールドネットワークに接続される請求項1から3のいずれかに記載のリモート装置と、
    そのリモート装置にネットワーク経由で接続される上位機器と、を備えたI/O機器の交換時期管理システムであって、
    前記上位機器には、前記リモート装置よりも高性能な内部時計を備え、
    前記リモート装置は、自己に接続されるI/O機器の交換日データの履歴情報を記憶する交換日データ記憶部と、
    そのリモート装置に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、前記上位機器が持つ内部時計に基づいて特定される現在の日付データを取得する日付データ取得手段と、
    その日付データ取得手段により取得した現在の日付データを、前記I/O機器の交換日データとして前記交換日データ記憶部に格納する手段と、
    を備え、
    前記リモート装置と前記上位機器の少なくとも一方に、前記交換日データ記憶部に履歴情報として記憶された複数回分の交換日データに基づき交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段を備えたことを特徴とするI/O機器の交換時期管理システム。
  5. フィールドネットワークに接続される請求項1から3のいずれかに記載のリモート装置と、
    そのリモート装置にネットワーク経由で接続される上位機器と、を備えたI/O機器の交換時期管理システムであって、
    前記リモート装置は、自己に接続されるI/O機器が交換されたことを検出した際に、前記上位機器に向けて交換実行通知を送信する手段を備え、
    前記上位機器は、
    前記リモート装置よりも高性能な内部時計と、
    前記交換実行通知を受けた際に、前記内部時計に基づいて特定される現在の日付データをI/O機器の交換日データとしてそのI/O機器用の交換日データ記憶エリアに格納する手段と、
    その交換日データ記憶エリアに格納されたI/O機器の交換日データの履歴情報に基づいて、そのI/O機器の交換サイクルを算出し、求めた交換サイクルと最終の交換日データから次回の交換時期を予測する次回交換時期予測手段を備えた
    ことを特徴とするI/O機器の交換時期管理システム。
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