JP2009212282A - ロードポート装置の開口部へ向けてガスを噴出するパージ装置を制御し、ロードポート装置に取り付けて使用されるパージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置 - Google Patents

ロードポート装置の開口部へ向けてガスを噴出するパージ装置を制御し、ロードポート装置に取り付けて使用されるパージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009212282A
JP2009212282A JP2008053295A JP2008053295A JP2009212282A JP 2009212282 A JP2009212282 A JP 2009212282A JP 2008053295 A JP2008053295 A JP 2008053295A JP 2008053295 A JP2008053295 A JP 2008053295A JP 2009212282 A JP2009212282 A JP 2009212282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
load port
operation command
response
port device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008053295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4577663B2 (ja
Inventor
Tomoshi Abe
知史 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2008053295A priority Critical patent/JP4577663B2/ja
Publication of JP2009212282A publication Critical patent/JP2009212282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577663B2 publication Critical patent/JP4577663B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】ロードポート装置、加工処理装置の構造的な改良と、制御プログラムの改良と、を最小限に抑えることが可能なパージ制御装置を提供する。
【解決手段】パージ装置32は、加工物1を収容するクリーンボックス2から、加工物を壁に設けられた開口部10を介して内部空間へ出し入れするロードポート装置3に取り付けて使用され、開口部へ向けてガスを噴出しパージ処理をする。パージ装置を制御するパージ制御装置31は、ロードポート装置に電気的に接続され、ロードポート装置を動作させる動作命令を生成する上位装置51から、動作命令を受信する送受信手段35と、上位装置から受信した動作命令を、ロードポート装置とパージ装置とにパージ処理を含む動作をさせる変換動作命令に変換する制御手段33と、を備える。制御手段により変換された変換動作命令が、ロードポート装置とパージ装置とへ送受信手段により送信される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、ポッドに対してガスを噴出するパージ機能を備えないロードポート装置に対して取り付けて使用されるパージ装置を制御するためのパージ制御装置及び当該パージ制御装置を備えるロートポート装置に関する。
従来より、半導体の製造プロセスで半導体ウエハを取り扱う際には、高洗浄化されたクリーンルーム内において行われている。ウエハサイズの大型化やクリーンルームの管理に要するコスト削減の観点から、高清浄化されたミニエンバイロンメント内に配置される処理装置内に対して、ウエハを収容する密閉容器たるFOUP(Front−opening Unified Pod)と呼ばれるクリーンボックスから、その蓋を開閉してウエハを加工処理装置内へ移載するためにFIMS(Front−opening Interface Mechanical Standard)のロードポート装置が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
ロードポート装置は、半導体ウエハ等の被加工物を収容し運搬するクリーンボックスが取り外し可能に取り付けられる装置であり、クリーンボックスを載置するテーブルと、クリーンボックスの蓋を開ける開閉機構と、を備えている。ロードポート装置は、外界に対して密閉状態にしてクリーンボックスを加工処理装置のクリーン空間に開き、クリーンボックス内の被加工物を処理装置内へ移送するものである。
特開2007−180517号公報(図1、5等)
特許文献1に開示されたようなロードポート装置は、ロードポート装置の開口部の周囲に設けたノズルから構成されるパージ装置を備えているので、クリーンボックス内への汚染物質や酸化性のガス等がクリーンボックス内部へ侵入することを防止することができる。
このように、半導体素子の小型化及び微細化に伴って、より高い洗浄度を保つことの要請に応えるべく、パージ装置を備えるロードポート装置が広く普及してきているものの、パージ装置を備えない従来型のロードポート装置も依然として利用されている。
従来型のロードポート装置を利用している施設において、パージ装置を備えるロードポート装置を設置するためには、ガスパージ機能を有さない従来型のロードポート装置を破棄し、新たにパージ装置を有するロードポート装置を導入するか、従来型のロードポート装置を改造し、パージ装置を設ける必要がある。
しかし、パージ装置を備えるロードポート装置へ置換することは、パージ機能を除けばまだ使用可能な従来型のロードポート装置を破棄することになり、昨今の趨勢である資源の有効活用に逆行することとなり好ましくない。
また、従来型のロードポート装置にパージ装置を組み込む場合、ロードポート装置の改造に伴うコストや手間が許容できる範囲であったとしても、パージ装置を加えたロードポート装置及び加工処理装置の制御プログラムを変更するには、費用や手間が嵩むことが予想される。これは、ロードポート装置の使用態様は、ユーザーにより様々であり、実際のロードポート装置の制御プログラムもカスタマイズされているためである。このように、パージ装置を追加する改造を実現するためには、ハードのみならず制御ソフトの改良が必要となり、費用が嵩むのみならず手間が掛かり実用性に乏しい。
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、パージ装置を備えない従来のロードポート装置に、パージ機能を付与するにあたり、ロードポート装置、加工処理装置の装置構造の改良と、制御プログラムの改良と、を最小限に抑えることが可能なパージ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のパージ制御装置の第1の態様は、内部空間を外部から区画する壁を有し、収容空間に加工物を収容するクリーンボックスから前記加工物を前記壁に設けられた開口部を介して前記内部空間へ出し入れするロードポート装置に取り付けて使用され、前記開口部へ向けてガスを噴出しパージ処理をするパージ装置を制御するパージ制御装置であって、前記ロードポート装置に電気的に接続され、前記ロードポート装置を動作させる動作命令を生成する上位装置から、前記動作命令を受信する送受信手段と、前記上位装置から受信した動作命令を、前記ロードポート装置と前記パージ装置とにパージ処理を含む動作をさせる変換動作命令に変換する制御手段と、を備え、前記制御手段により変換された変換動作命令が、前記ロードポート装置と前記パージ装置とへ前記送受信手段により送信される。
本発明のパージ制御装置の第2の態様は、さらに、前記上位装置から受信した動作命令と、前記ロードポート装置と前記パージ装置とにパージ処理を含む動作をさせる変換動作命令と、の対応を定義する定義テーブルを格納する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記定義テーブルを参照し前記動作命令を変換動作命令に変換する。
本発明のパージ制御装置の第3の態様は、前記送受信手段は前記ロードポート装置から応答を受信可能であり、前記制御手段は前記送受信手段で受信される前記ロードポート装置からの応答が、前記上位装置へ転送すべき内容であるか否かを識別する識別機能を有し、前記応答が前記上位装置からの動作命令に対する応答であると前記制御手段により識別されると、前記送受信手段により前記応答を前記上位装置へ転送する。
本発明のパージ制御装置の第4の態様は、前記制御手段は、前記ロードポート装置からの応答のうち、前記動作命令に対応する応答を示す管理テーブルを作成する管理テーブル作成機能を有し、前記制御手段は前記管理テーブルを参照し、前記ロードポート装置からの動作命令に対応する応答であるか否かを判別する。
本発明のパージ制御装置の第5の態様は、前記制御手段は、前記パージ装置を動作可能状態と動作不可能状態とに切り替える切替機能を有し、前記動作不可能状態の場合には前記上位装置からの動作命令は前記変換動作命令に変換されずに前記ロードポート装置へ転送される。
本発明のパージ制御装置の第6の態様は、前記パージ装置の状態を検知する検知手段を備え、前記検知手段により動作不良を検知した場合には、前記制御手段が動作不良応答を前記送受信手段を介して前記上位装置へ送信する。
本発明のロードポート装置の態様は、上記第1乃至第6のいずれかの態様のパージ制御装置と、前記開口部へ向けてガスを供給するパージ装置と、を備える。
本明細書中において、上位装置とは、ロードポート装置に電気的に接続されるとともに、当該ロードポート装置を動作させる動作命令を生成する装置であり、被加工物の供給、充填、成型、及び焼結等の特定の加工処理を行う加工処理装置のみならず、上記装置の間で被加工物を移送する搬送装置等の電子部品の製造に用いられる装置を含む。また、ロードポート装置との間で双方向の通信を行う上位装置や、装置からロードポート装置への単方向の通信を行う上位装置を含む。
本発明のパージ制御装置によれば、パージ装置を備えない従来のロードポート装置に対して、パージ装置を取り付けた場合であっても、上位装置とロードポート装置との間にパージ制御装置を介在させ、上位装置からの動作命令に応じて、パージ制御装置が動作命令をパージ動作を含む変換動作命令に変換してロードポート装置とパージ装置に送信することにより、パージ装置及びロードポート装置を連動させる構成である。従って、パージ装置を追加するために上位装置及びロードポート装置を制御するプログラムを変更する必要がない。
すなわち、従来型のロードポート装置に対してパージ装置を装着するという構造的な改造のみを行うのみで、搬送装置、加工処理装置等の制御方式を変更する必要がないため、パージ機能を加えるために要する費用や手間を格段に抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明のパージ制御装置の実施形態について詳細に説明する。
図1Aは、パージ装置を取り付けたロードポート装置であって、ドアがロードポート装置の開口部を開放した状態を示す部分断面図であり、図1Bは、図1Aに示したロードポート装置の開口部を矢印1Bで示す方向から見た図であり、図1Cは、図1Aの矢印1Cから視た断面図である。なお、図面の明瞭化のため、図1B及び図1Cからは、ロードポート装置の制御部43、ガス供給部41、パージ制御装置31、上位装置51等は、割愛した。
本実施形態のパージ制御装置31は、内部空間を外部から区画する壁を有し、収容空間に加工物であるウエハ1を収容するクリーンボックスであるポッド2から壁25に設けられた開口部を介してウエハ1を内部空間へ出し入れするロードポート装置3に取り付けて使用され、壁25の開口部10へ向けてガスを噴出しパージ動作を行うパージ装置32を制御する。
さらに、パージ制御装置31は、上位装置51からのロードポート装置3を動作させるための動作命令を受信する送受信手段である送受信部35と、上位装置51から受信されたロードポート装置3を動作させる動作命令を、ロードポート装置3とパージ装置32とにパージ動作を含む動作をさせる変換動作命令へ変換する制御手段である制御部33と、を備える。
また、制御部33により変換された変換動作命令が、ロードポート装置3とパージ装置32とへ送受信手段である送受信部35により送信される。
以下に各構成要素についてより詳細に説明する。パージ装置32は、開口部10の周囲に配置されるカバー23と、カバー23に固定されるカーテンノズル12及びパージノズル21と、前記2種類のノズルに所定のガスを供給するガス供給部41とを備えている。
カバー23は、同一幅を有する3枚の板状体23a、23b及び23cから構成されている。各板状体は、ネジ等の固定手段によりロードポート装置の開口部10が設けられている壁25に装着され、後述する載置台81が配置されている側と反対側の壁面から、前記壁面に垂直であって且つ開口部10の両側辺及び上辺と平行となるように突出する。
また、カーテンノズル12及びパージノズル21は、等間隔に複数の開口が設けられている管状部材から構成され、その管状部材の内部にガス供給部41から所定のガスが供給される。
さらに、各板状体23a、23bの先端には、各板状体から互いに向き合うように延在する庇24a、24bが固定されている。この庇24a、24bにより、パージノズル21から噴出させるガスの拡散が防止され、板状体23a、23bに囲まれた領域内において気流を発生することになる。
ロードポート装置3は、壁面25に設けられた開口部10の開閉を行うとともにポッド2の蓋4を保持可能なドア6、ポッド2を載置する載置台81、ロードポート制御部43を備えている。ドア6は、図1Aに示す最下点である待機位置と開口部10を閉じる閉鎖位置とを移動できるように構成されている。また、ドア6には吸着手段が設けられ、ドア6に接触したポッド2の蓋4を保持可能であり、ポッド2から蓋4を着脱する。
載置台81はポッド2を載置した状態で開口部10に対して進退可能であり、閉鎖位置にあるドア6へポッド2を当接させることができる。ロードポート制御部43はドア6と載置台81の動作を制御する。すなわち、ロードポート制御部43からの命令により、ドア6を昇降し開口部10を開閉する動作や、載置台81に設けたクランプ(不図示)によりポッド2の底面を固定する動作や、ドア6に設けた吸着手段(不図示)から吸引力を付与してポッド2の蓋4を把持する動作が行われる。
ロードポート制御部43と上位装置51との間に介在するのは、パージ制御装置31である。パージ制御装置31は、制御部33と、送受信部35とを備える。さらにパージ制御装置31は、ガス供給部41、上位装置51、ロードポート制御部43に連結されている。パージ制御装置31の制御部33からの動作命令が、送受信部35を介してガス供給部41で受信されると、所定のガスがカーテンノズル12やパージノズル21から噴出する。また、パージ制御装置31の制御部33からの動作命令が、ロードポート制御部43で受信されると、ロードポート装置3で所定の動作が行われる。
カーテンノズル12には、図1A、図1B中のほぼ鉛直方向下方に気体の流れが形成できるように開口が配列されている。また、パージノズル21には、図1A,図1Cに示されるように、気体の流れがポッド2の内部に向くようにノズルの開口が配置されている。
ポッド2は、収容空間を外界から密閉できる容器であり、容器本体7と蓋4とから構成され、ウエハを高洗浄度で保管することができる。
図2は、本発明の実施形態のパージ制御装置31と、ロードポート装置3と、上位装置51と、パージ装置32と、ガス供給部41との関係を示すブロック図である。従来、上位装置とロードポート装置とが直接接続されていた構成のシステムにおいて、ロードポート装置3と上位装置51との間にパージ制御装置31を介在させていることを示している。
また、パージユニット9がロードポート装置3に装着されている。ここで、パージユニット9とは、図1で示すカーテンノズル12、パージノズル21、カバー23である。パージユニット9には、ガス供給部41が連結されている。パージ制御装置31からの動作命令に応じてガス供給部41は、所定のガスを所定のタイミング及び流量でパージユニット9に供給しパージ動作が行われる。
なお、上位装置51からロードポート装置3へ送られる動作命令は、上位装置51及びロードポート装置3に予め設定されている。同様に、ロードポート装置3から上位装置51へ送られる応答も、ロードポート装置に予め設定されている。また、パージ制御装置31は、ロードポート装置3及び上位装置51に予め設定されている応答や動作命令を利用する構成である。したがって、パージユニット9をロードポート装置3に取り付け、パージ制御装置31をロードポート装置3と上位装置51との間に介在させることにより、ロードポート装置3及びパージ装置32の制御を行うことができる。
以下にパージ制御装置31の動作について図3を参照して説明する。図3は、パージ制御装置31の動作の工程を示すフローチャートである。
まず、上位装置51からロードポート装置3に対する命令を送受信部35で受け取る(ステップ101)。制御部33が、送受信部35で受け取った動作命令を変換する必要があるか否かを識別する(ステップ102)。ここで、動作命令を変換する必要があるか否かの識別は、ロードポート装置3からの動作命令が、パージ動作を必要とするか否かで識別される(ステップ102)。
パージ動作を含む動作としては、例えば、ポッド2と加工処理装置内とでウエハ1の出し入れを行うためにポッド2をロードポート装置3に装着させるロード動作や、ポッド2を移送させるため、ロードポート装置3からポッドを取り外すアンロード動作がある。これらの動作は、ポッド2の蓋4を開閉を伴い、パージ処理を行ってポッド2内の酸化性雰囲気の分圧を低圧に維持することが必要なためである。
図1Aの状態にあるロードポート装置3において、例えば制御部33が上位装置51からアンロード動作の動作命令を受け取る場合で説明すると、制御部33は、この動作命令がパージ動作を必要とするものか否かを識別する(ステップ102)。
アンロード動作は上述のように、パージ動作を行うことが必要であるため、制御部33はパージ装置32とロードポート装置3とに所定の動作をさせるべく、動作命令を変換動作命令に変換する(ステップ103)。この変換動作命令は、ロードポート装置3の動作に対して、所定のタイミングでパージ装置32を作動させパージ動作を行う命令と、ロードポート装置3のドアを上昇させ開口部10を閉鎖するといったロードポート装置3固有の所定の動作を行う命令と、を有するものである。
なお、ロードポート装置3のアンロード動作命令は、予めロードポート装置3及び上位装置51とに組み込まれているものを使用する。したがって、上位装置51から既存のアンロード動作命令を受け取るパージ制御装置31の制御部33は、複数の動作の組合せであるアンロード動作命令をアンロード動作命令に含まれる個別の動作命令へ分解し、各個別の命令間にパージ動作命令を組み込んだ命令に変換する。
したがって、パージ制御装置31を組み込むことにより、上位装置51とロードポート装置3との関係では、あたかも、上位装置51とロードポート装置3との間で従来通りの(上位装置51とロードポート装置3が直結されている場合と同じように)動作命令のやり取りを行った上に、パージ動作を付加することができる。
そして、制御部33により変換された変換動作命令は、送受信部35を介してローポート装置3及びパージ装置32に送られ(ステップ104)、ロードポート装置3とパージ装置32とが連動しながら、パージ動作を含む動作を所定タイミングで行う。
アンロード動作命令の場合には、図1中の上方向にドア6を上昇させた後、制御部33からの動作命令によりガス供給部41を駆動させ、カーテンノズル12及びパージノズル21から所定のガスを噴出する。ガスを噴出するパージ状態のままでドア6が開口部10を閉じることによりポッド2へ蓋4を取り付けする。そして、ドア6による蓋4の把持を解除して、載置台81のポッド2に対する固定を解除するといった一連のアンロード動作が実行される。
反対に、ステップ101において、上位装置51からドア6を上昇させるドア上昇命令を送受信部35で受け取ると、制御部33は、パージ動作が不要である動作命令であると識別(ステップ102)し、動作命令の変換は行われない。従って、ロードポート装置3のロードポート制御部43にドア上昇命令が送受信部35を介して送信される(ステップ109)。そして、ロードポート制御部43によりドア6を上昇させる動作が行われる。
次に、ステップ104若しくはステップ109の送信による、所定動作が完了すると、ロードポート装置3若しくはパージ装置32から応答が発信され送受信部35において受信される(ステップ106、ステップ110)。応答とは、ロードポート装置3及びパージ装置32が動作命令を実行したことを示す信号や、上位装置51やパージ制御装置31から、ロードポート装置3がどのような状態であるかを確認する信号に対して応答する信号であり、ロードポート装置3及びパージ装置32が所定の動作を行った後に、ロードポート装置3及びパージ装置32からパージ制御装置31へ送信される信号である。
ステップ106において受け取った応答は、パージ制御装置31の制御部33により、上位装置51へ転送する必要があるか否かが識別される(ステップ107)。例えば、パージ制御装置31が上位装置51からアンロード命令を受けていた場合には、パージ制御装置31よりロードポート装置3へドア上昇命令、ドアクローズ命令等のアンロード命令を分解した個々の命令が発せられている。したがって、ロードポート装置3から受けとる応答は、それぞれの動作を行ったことを示すドア上昇完了命令応答、ドアクローズ完了応答等となる。これらの応答は、パージ制御装置31が生成した変換動作命令に対する応答なので上位装置51へ転送する必要はなく、所定の作動シーケンスに従って次の変換動作命令が送信される。
また、パージ装置32からの応答も、パージ制御装置31によって生成され送信された動作命令に対する応答であるので、上位装置51へ転送されない。ただし、利用するロードポート装置3が、アンロードを完了したことを示す応答命令を上位装置51へ応答するように構成されている場合には、所定タイミング(例えばパージ動作を含む動作が完了した時点)でアンロード完了を示す応答をパージ制御装置31から上位装置51へ転送するように構成することも可能である。
上位装置51からドア上昇命令を受けた場合には、パージ制御装置31は、その命令をロードポート装置3に送信し、その命令に対するドア上昇命令応答をロードポート装置3から受けると、パージ制御装置31は、その応答が上位装置51からの動作命令に対する応答であるために上位装置51へ転送する必要がある。この場合には、制御部33が転送の必要があると識別し(ステップ107)、ドア上昇命令応答を上位装置51へ転送する(ステップ108)。その後、更にドアを上昇させる動作を完了したことを示す応答信号をロードポート装置3から受け取る(ステップ106)場合には、当該応答を上位装置51へと転送する(ステップ107)。
なお、ステップ110において、パージ動作が不要である動作命令の結果としてロードポート装置3から受けとった応答は、上位装置51からの動作命令に対する応答であるので、パージ制御装置31は、上位装置51に転送する(ステップ111)。
なお、上記実施形態では、ロードポート装置及びパージ装置から応答を受け取り、上位装置へ当該応答を転送の要否を識別する構成であるが、種々の態様で、パージ装置及びロードポート装置と、上位装置との間の信号のやり取りを設定できることは言うまでもない。すなわち、上位装置51から受けた動作命令を、パージ装置32及びロードポート装置3に所定の動作をさせる変換動作命令へパージ制御装置31が変換する構成を有すれば、種々の態様を採用できる。
次に、実施例1に係るパージ制御装置ついて図4〜図7を参照しつつ説明する。図4は上位装置とロードポート装置との間に介在させた実施例1に係るパージ制御装置のブロック図、図5は実施例1に係るパージ制御装置のアンロード処理における制御を示すシーケンスチャート、図6は定義テーブルの内容を示す表、図7は管理テーブルの内容を示す表であり、図8は、パージ制御装置のアンロード処理のフローチャートの要部である。
図4に示されるように、パージ制御装置131は、制御部133、送受信部135、記憶部137を備える。また、制御部133は、送受信部135を介してガス供給部41、ロードポート装置3、上位装置51に電気的に接続され、動作命令、応答といった信号の授受を行う構成である。
なお、図4には、所定のガスを噴出するノズルは示されていないが、図1で示した構成と同様に、ガス供給部41が不図示のカーテンノズル、パージノズルに連結されており、ガス供給部41を制御することにより、所定のタイミングや流量で所定のガスを噴出する構成である。
さらに、図5に示すように、上位装置51、パージ制御装置31、ロードポート装置3の間で信号のやりとりが行われる。まず、パージ制御装置31を介在させて接続する上位装置51とロードポート装置3とが元々用いている動作信号及び応答信号に基づいて作成される定義テーブル(図6参照)を記憶部137に格納しておく。
本実施例の定義テーブルには、上位装置51からの動作命令に対応する変換動作命令と、上位装置51へ送信する応答とが定義されている。定義テーブルは、左欄にパージ制御装置131が上位装置51から受ける動作命令を示し、中央欄にパージ制御装置131がロードポート装置3及びパージ装置のガス供給部41に送信する変換動作命令を示し、右欄に上位装置51に送信する応答を示す。
例えば、上位装置51からアンロード命令を受け取った制御部133は、ドア上昇命令、パージ動作命令、ドアクローズ命令、ラッチ命令、バキュームOFF命令、アンドック命令、アンクランプ命令を生成し、この順番に、パージ動作命令を除く動作命令をロードポート装置3へ、そしてパージ動作命令をガス供給部41へ、それぞれ送信する。すなわち、制御部133は、アンロード命令を上記個別の動作命令に変換し変換動作命令として送信する構成である。併せて、上位装置51へ送信する応答も生成する。
図7に示す管理テーブルは、上位装置51からの動作命令に応じて、パージ制御装置131がロードポート装置3から受けることになる応答信号を生成しておき、ロードポート装置3から受けた応答が管理テーブルを参照し上位装置51へ転送すべきか否かを識別するために使用される。図7の管理テーブルは、左欄にパージ制御装置131が上位装置から受ける動作命令を示し、右欄にパージ制御装置131がロードポート装置3から受ける応答を示す。
例えば、アンロード命令をパージ制御装置131が受けた場合には、定義テーブルの変換動作命令を参照して、図7の表の右欄に示すように(1)ドア上昇命令受付応答、(2)ドア上昇完了応答...(12)アンクランプ完了応答の内容の管理テーブルが生成され記憶部137に格納される。そして、制御部133は、生成された管理テーブルを参照して、ロードポート装置3から受けた信号が、管理テーブル上に無い場合には、上位装置51に転送すべき応答であると識別し、一致するものがある場合には、上位装置51に転送すべき応答でないと識別する。
上記構成における制御の工程について説明する。図8に示すフローチャートは、図3のフローチャートのステップ103からステップ108までの工程に対応するものである。すなわち、上位装置51から受けた動作命令であって、変更が必要な動作命令を処理する工程を示す。以下にアンロード命令を受けた場合について説明する。
まず、ポッド2をロードポート装置3から取り外すアンロード動作を行うアンロード命令を送受信部135で受けると、パージ制御装置131の制御部133は、記憶部137に格納されている定義テーブルを参照し、アンロード命令に対応する変換動作命令を生成する(ステップ103)。
この変換動作命令は、ドア6(図1参照)を上昇させるドア上昇命令、ガス供給部41を作動させガスを噴出しパージを行うパージ動作命令、ドア6で開口部10を閉鎖するとともにポッド本体7へ蓋4を取り付けするドアクローズ命令、ポッド本体7に蓋4をラッチ留めするラッチ命令、蓋4を把持するためのドア6の吸引手段を停止しドア6の蓋4に対する把持を解除するバキュームOFF命令、載置台81を移動させドア6からポッド2を離間させるアンドック命令、載置台81へポッド2を固定していたクランプを解除するアンクランプ命令、から構成される。
パージ制御装置31が存在しない場合には、上位装置51からアンロード命令が直接ロードポート装置3に送られ、一連のアンロード処理を行う。しかし、変換工程では、連続的に行われるアンロード命令を、アンロード命令を構成する個々の命令に分割し、ドア上昇動作とドアクローズ動作との間に、パージ動作を組み込んだ上でロードポートの動作が行われる。
よって、パージ装置を備えない従来のロードポート装置であっても、パージ制御装置を上位装置とロードポート装置との間に介在させることにより、従来から制御方法を変えることなくパージ動作を行うことができる。
上記各動作は、図8のステップ221からステップ226に示すように、上記した命令の順に行われる。変換動作命令(アンロード命令)がn個(本実施例ではn=7)の命令を含む場合には、変数Nに1が代入され(ステップ221)、定義テーブルに沿って第1番目のドア上昇命令がロードポート装置3に送信され(ステップ222)、ドア上昇動作が開始される。一方、パージ制御装置131では、ロードポート装置3側から、動作命令を受けたことを示すドア上昇命令受付応答を受ける(ステップ223)。
制御部133は、受けた応答信号に関し、図7の管理テーブルを参照してパージ制御装置131が受けるべきであるか否かを識別する。具体的には、応答信号が、動作命令を受けたことを示す受付応答であるか否かが識別される(ステップ224)。
ここで、ドア上昇命令受付応答を受けた場合には、次のステップ260に移行し、制御部133により、所定の動作を受け付けたことを示す応答を上位装置51へ転送する必要があるか否かが判断される。本実施例の上位装置51は、アンロード命令を送信した場合には、ロードポート装置3から当該命令を受け付けたことを示すアンロード受付応答を受けるように構成されている。従って、パージ制御装置131は、上位装置51に対してアンロード命令を受けたことを示すアンロード命令受付応答を上位装置51へ転送する必要がある。
そこで、予め定義テーブルに格納されているアンロード命令受付応答を上位装置51へ転送(ステップ261)し、次のステップ223へと移行する。なお、当該アンロード受付応答は、ドア上昇受付応答を受けた際に上位装置51へ転送する構成としたが、本発明はこの構成に限定されず他の応答を受ける際に転送するように設定できることは言うまでもない。
上記の通り、ステップ260で上位装置51へ所定の命令受付応答を転送する必要があると判断されると、当該所定の命令受付応答が上位装置51へ転送され(ステップ261)、動作完了を示す応答を受けるまで(ステップ223)次の処理には進まない。他方、制御部133により所定の命令受付応答でないと判断されると(ステップ260)、上位装置51への転送を行うことなく動作完了を示す応答を受けるまで(ステップ223)次の処理には進まない。
次に、ドア上昇完了応答を受けた場合には、当該応答は受付応答でないと判断され(ステップ224)、次のフラグ動作(ステップ226)に移行して、ドア上昇動作が完了したことを示すフラグを記憶部137に立てる。
フラグ動作(ステップ226)の次は、転送動作(ステップ227)である。転送動作では、制御部133により、所定の動作を完了したことを示す完了応答を上位装置51へ転送する必要があるか否かが判断される。一方、転送する必要がない場合は、ステップ228を通らずにステップ229に移行する。
ステップ229は、変換動作命令を構成する個別の動作命令がすべて終わっているか否かが識別される。すなわち、実行したN番目の動作命令が個別の動作命令の総数(n)と等しいか否かを制御部133で識別する。等しければ、動作を終了する。
Nがnと等しくない場合には、ステップ230においてNがインクリメントされる。例えば、アンロード命令に対応する変換動作命令の第1番目のドア上昇命令を行った場合には、Nが1であり、個別の動作命令の総数nは7であるので、両者は等しくなく、ステップ230へ移行し、再度ステップ222に戻る。
ステップ222では、Nが2となるので、第2番目の個別の動作命令すなわち、パージ動作命令がガス供給部41に送信される。そして、前述と同様に、ガス供給部42とパージ制御装置131との間で応答のやり取りが行い、パージ動作が完了する。その後は、その他は残りドアクローズ命令、ラッチ命令、バキュームOFF命令、アンドック命令、アンクランプ命令に関して、制御装置131とロードポート装置3との間でやり取りが行われ、順次動作を終了する。
なお、変換動作命令の内、最後の個別の動作命令であるアンクランプ動作が完了したことがステップ224において識別され、フラグを立てた後(ステップ226)、制御部133は、アンロード完了応答を上位装置51へ転送する(ステップ228)。このアンロード完了応答を受けた上位装置51は、パージ制御装置131が介在していない場合と同様にアンロード動作が完了したことを認識する。
なお、個別の命令について、ロードポート装置3に命令を送信するのか、又はパージ装置のガス供給部41に送信するのかについては、予め設定することは言うまでもない。また、アンロード命令受付応答やアンロード完了応答を、上位装置51に対する転送のタイミングは適宜設定できることは言うまでもない。
さらに、図6の定義テーブルに示すロード命令は、中央欄に示す変換動作命令の各動作命令を上から順に行っていくものであり、アンロード命令に対応する変換動作命令を概ね逆にした順序に行うものである。
各動作命令を簡単に説明すると、クランプ命令は、載置台81にポッド2をクランプで固定させる命令であり、ドック命令は、ドア6とポッド2が接触するように載置台81でポッド2を移動させる命令であり、バキュームON命令は、蓋4を把持するためドア6の吸引手段を駆動しドア6が蓋4を把持する命令であり、アンラッチ命令はポッド本体7に蓋4を留めるラッチを解除する命令であり、ドアオープン命令は蓋4を把持したドア6が閉鎖位置から内部空間の内方へ後退し開口部10を開放するとともにポッド本体7から蓋4を取り外す命令であり、パージ動作命令は、ガス供給部41を作動させポッド開口部10にガスを噴出しパージを行う命令であり、ドア下降命令はドア6(図1参照)を待機位置へ下降させる命令である。
また、ロード命令受付は、クランプ命令受付応答を受けたときに上位装置51へ転送し、ロード完了応答は、ドア下降動作を完了した後に上位装置51へ転送するように設定することができる。
なお、上位装置51において、予めロード命令、アンロード命令等の動作命令に対して所定時間内に応答を受け取らない場合にエラーを報知する機能が設けられている場合には、パージ動作の追加に合うようにその所定時間の設定を上位装置51側で変更するだけで容易に対応可能であることは言うまでもない。これは後述の実施例2、3でも同様である。
以下に、実施例2について図9を参照しつつ説明する。図9は、実施例2に係るパージ制御装置のアンロード動作における制御を示すシーケンスチャートである。制御の内容が異なるのみで、パージ制御装置131、ロードポート装置3、上位装置51、パージ装置32(ガス供給部41)の構成は、図4に示す実施例2の構成と同じである。
本実施例では、パージ動作中に、上位装置51からロードポート装置3に対して状態読み出し命令が送信されている。状態読み出し命令は、その命令を受けた時点でのロードポート装置3の情報を応答させる命令である。例えば、実施例1で説明したフラグ(図8のステップ226)を参照することにより、ロードポート装置3で完了した動作の情報を上位装置51へ返す構成とすることもできる。
本実施例では、アンロード命令が発せられ、パージ装置32(ガス供給部41)によるパージ動作が実行されている間に、上位装置51から状態読み出し命令が発信された場合である。この場合には、まずパージ制御装置131は、状態読み出し命令を受ける(図3のステップ101に対応)。そして、制御部133は、図6の定義ファイルの左欄を参照し、読み出し命令は定義されていないことが判別し、動作命令を変換する必要がないと識別する(図3のステップ102に対応)。この場合には、状態読み出し命令は変換されることなく、ロードポート装置3へ送信される(ステップ109)。
ロードポート装置3が状態読み出し命令を受け取ると、実施例1に関連して説明したフラグ動作(図8のステップ226参照)を参照して、直近にフラグを立てた動作命令を内容とする状態読み出し応答が上位装置51へ向けて送信される。当該応答信号は、まずパージ制御装置131で受け取られる(ステップ110)。
制御部133は、ドア上昇が完了していることを示す、受け取った状態読み出し応答信号が上位装置51からの状態読み出し命令に対する応答であることから、上位装置51に対してそのまま転送する(ステップ111)。
なお、実施例2では、状態読み出し命令を、パージ動作中に送信しているが、当該命令は、いつでも上位装置51から発することができることは言うまでもない。
実施例3について図10、図11を参照しつつ説明する。図10は、実施例3に係るパージ制御装置のアンロード動作における制御を示すシーケンスチャート、図11は、実施例3に係るパージ制御装置のアンロード処理のフローチャートの要部である。なお、このフローチャートは、図8のステップ224以降が異なるので、その部分のみを示している。
実施例3は、実施例1、2とは制御の内容が異なるのみで、パージ制御装置131、ロードポート装置3、上位装置51、パージ装置32(ガス供給部41)の構成は、図4に示す実施例1と同じである。また、図9に示す実施例2と異なるのは、パージ制御装置131自体が状態読み出し命令をロードポート装置3に対して自発的に発信している点である。
本実施例では、パージ制御装置131がアンロード動作の命令を受けたときに、ロードポート装置3がアンロード動作を行うことに適した状態であるか否かを判断するための情報を得るため、状態読み出し命令を発する。さらに、パージ動作を行った後に、状態読み出し命令を発する。
必要な情報とは、例えばドア6が上昇しているか否かに関することや、パージ動作を完了した後で、ドア6が閉じているか否かといったことである。このような情報を取得することで、パージ動作を組み込んだアンロード動作を安全かつ効率的に行うことができる。仮にドア6がすでに上昇していることが予め識別できれば、ドア上昇命令を抜かして、次に定義される個別の動作命令を開始することができ、アンロード動作に要する時間を短くできる。
なお、パージ制御装置131からロードポート装置3へアンロード命令を送信する際には、管理テーブルが作成され(図3のステップ103に対応)、状態読み出し応答が定義される。図7の管理テーブルに示す管理テーブルと異なるのは、アンロード命令に対応する右欄の最初、すなわちドア上昇受付応答の前に、第1の状態読み出し応答が定義される。さらに、パージ動作完了応答の次に第2の状態読み出し応答が定義される点である。
図10に示すように、パージ制御装置131から送信された状態読み出し命令(図8のステップ222に対応)をロードポート装置3が受けると、ロードポート装置3のドアが開いているのか閉じているのかといったロードポート装置3の状態を示す状態読み出し応答を、ロードポート装置3がパージ制御装置131へ送信する。パージ制御装置131は、受け取った状態読み出し応答(図8のステップ223に対応)を管理テーブルの内容と照合する。すなわち、制御部133は、動作命令の受付応答、もしくは動作の完了応答であるか否かを識別し(ステップ224、231)、受付応答でも完了応答でもないので、状態読み出し応答であると判断する。
そして、状態表示動作(ステップ241)に移行し、パージ制御装置131に設けられている不図示のインジケータを点灯させる。その後は、ステップ229に移行し、次の個別の動作命令を送信する工程222に移行するか否かの判断がなされる。
このように、パージ制御装置131から状態読み出し命令を生成することもできるので、パージ動作を確実かつ効率的に行うことができる。もちろん、パージ制御装置131が発信した状態読み出し命令に対する状態読み出し応答を上位装置51へ転送する制御も可能である。
さらに、ガス供給部41がパージ動作不良を示す不良信号を生成し、パージ制御装置131に送信するように制御させたり、さらに、上位装置51へ受け取った不良信号を転送して上位装置51のインジケータ等を作動させる構成とすることも可能である。この場合には、ガス供給部41にガスの流量制御、検出するフローメータを設け、ガスの流量をモニタし、所定の閾値を越えた時に、ガス供給部41が不良信号を生成するように構成する。このとき、パージ制御装置131が作成する管理テーブルには、不良信号を定義せずに、そのまま上位装置51へ転送させる。
具体的には、図11の完了応答か否かを識別するステップ231とステップ241の状態表示動作の間に、状態読み出し応答であるか否かを識別する動作ステップを組み込む。そして、動作ステップで状態読み出し応答と識別された場合には、ステップ241へ移行する。他方、状態読み出し応答でないと識別された場合には、不良信号と識別され、上位装置51へ不良信号を転送するステップを設けるように制御する。
なお、上記実施例では、ステップ241において、状態読み出し応答をパージ制御装置131に設けたインジケータを点灯させる構成としたが、この構成に限定されない。例えば、ステップ231で状態読み出し応答と識別された場合(完了応答でないと判断された場合)には、直接ステップ228に移行し上位装置51へ応答の送信を行って、上位装置51に設けられているインジケータに表示するような構成とできることは言うまでもない。この場合には、管理テーブルを作成する際(図3のステップ103に対応)、状態読み出し応答を定義するように制御する。
なお、実施例2と実施例3を組み合わせた制御とすることもできることは言うまでもない。この場合に、パージ制御装置131が、上位装置51からの状態読み出し命令に対する応答と、パージ制御装置131からの自発的な状態読み出し命令に対する応答と、をほぼ同じタイミングで受ける状況があっても、それぞれの応答について命令の送信元を識別するデータを付与することで混同を防止することができることは言うまでもない。
さらに、実施形態及び実施例1〜3において、パージ制御装置を動作可能状態と動作不可能状態とに切り替える切替機能を設け、動作不可能状態の場合には上位装置51からの動作命令は全て変換動作命令に変換されずに前記ロードポート装置へ直接転送するように制御することも可能である。
例えば、パージ制御装置31、131に動作可能モードと動作不可能モードとを切り替える切替スイッチを設け、図3のフローチャートのステップ101の後に、動作モードを識別する動作モード識別ステップを組み込む。
上位装置から動作命令を受けると制御部33、133により、動作不可能モードと識別されると、ステップ102における判断は全て命令変換不要として処理され、ステップ109に移行させるように制御する。従って、上位装置51からの動作命令は、変換動作命令に変換されることなく、そのままロードポート装置3へ転送される。
また、動作モード識別ステップにより動作可能モードと制御部33、133により識別されると、次のステップ102に移行し、動作命令を変換動作命令に変換すべきか否かが識別される。
(半導体ウエハ処理装置)
上記したパージ制御装置の実施例を適用した半導体ウエハ処理装置について図12を参照して説明する。図12は、いわゆるミニエンバイロメント方式に対応した半導体ウエハ処理装置の概略構成を示す図である。
半導体ウエハ処理装置50は、主として、搬送室52と、搬送室52に装着されたロードポート装置3と、処理室59と、パージ制御装置31と、ガス供給部41と、半導体ウエハ処理装置50全体の制御を司るコンピュータ等の上位装置51と、を備える。
搬送室52は、ロードポート側の仕切り55a及びカバー58aと、処理室側の仕切り55b及びカバー58bとにより区画されている。半導体ウエハ処理装置50における搬送室52では塵を排出して高洗浄度を保つため、その上部に設けられたファン(不図示)により搬送室52の図12中において上方から下方へ向かって空気流を発生させる構成である。
ポッド2は、加工対象物であるウエハ1を内部に収めるための空間を有し、いずれか一面に開口部を有する箱状の本体部7と、開口部を密閉するための蓋4と、を備えている。ポッド2は載置台81上に載置される。
搬送室52の内部は、高洗浄度に保たれている。さらに、搬送室52の内部には、ロボットアーム54が設けられている。このロボットアーム54により、ウエハ1はポッド2の内部と処理室59の内部との間を移送される。処理室59には、ウエハ1の表面に薄膜形成、加工等の処理を施すための各種機構が配置されるが、その具体的な機構は本発明の特徴と直接の関係を有さないため説明を割愛する。
なお、ここで示した例においては、ウエハ1を重ねる方向は、鉛直方向となっている。搬送室52のロードポート装置3側には、開口部10が設けられている。開口部10は、ポッド2が開口部10に近接するようにロードポート装置3上で配置された際に、ポッド2の開口部と対向する位置に配置されている。また、搬送室52には内側から開口部10を開閉するために、ドア6が配置されている。
上記構成の半導体ウエハ処理装置50におけるロードポート装置3のドア6は、ドアアーム42(図1参照)の一端部に連結されている。ドアアーム42の他端部は、エアー駆動式のシリンダ(不図示)の可動端部に連結され、鉛直方向に伸縮可能となっている。エア駆動式のシリンダの固定端部は、ロードポート装置3の壁25の下部に設けられた、図12の紙面に垂直な方向に延びる軸を支点として回転可能に連結されている。よって、ドア6は鉛直方向に移動可能であるとともに、図12の紙面に垂直な方向に延びる軸回りに回転可能となっている。
ロードポート装置3の壁25における開口部10の上部にはカーテンノズル12(図1参照)、両側部にはパージノズル21(図1参照)がネジ等の固定部材で締結されている。
上記構成において、実施例1〜3で説明した制御により動作するロードポート装置3を介してポッド2内のウエハ1を処理装置59内に移載する。
また、本実施例においては、FOUP及びFIMSを対象として述べているが、本発明はこれらの構成に限定されない。内部に複数の収容物を収容するフロントオープンタイプの容器と、当該容器の蓋を開閉して当該容器より収容物の出し入れを行う構成であれば、本発明のパージ制御装置を適用し、パージ装置を設けることにより容器内部の酸化性雰囲気の分圧を低圧に維持することが可能である。
本発明によれば、従来型のパージ装置を備えないロードポート装置であっても、パージ制御装置及びパージ装置を組み込むことにより、ガスカーテンによる空間遮蔽効果と不活性ガス供給による外部気体の侵入抑制、ガス置換効果を安価且つ簡便に得ることができる。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るパージ制御装置、上位装置、ロードポート装置の概略構成の断面図である。 図1Aに示したロードポート装置の開口部を矢印1Bで示す方向から見た図である。 図1Aの矢印1Cの方向から視た図である。 本発明の実施形態のパージ制御装置と、ロードポート装置と、上位装置と、パージ装置と、ガス供給部との関係を示すブロック図である。 実施形態のパージ制御装置の動作の工程を示すフローチャートである。 上位装置とロードポート装置との間に介在させた実施例1に係るパージ制御装置のブロック図である。 実施例1に係るパージ制御装置のアンロード処理における制御を示すシーケンスチャートである。 定義テーブルの内容を示す表である。 管理テーブルの内容を示す表である。 実施例1に係るパージ制御装置のアンロード処理のフローチャートの要部である。 実施例2に係るパージ制御装置のアンロード処理における制御を示すシーケンスチャートである。 実施例3に係るパージ制御装置のアンロード処理における制御を示すシーケンスチャートである。 実施例3に係るパージ制御装置のアンロード処理のフローチャートの要部である。 ミニエンバイロメント方式に対応した半導体ウエハ処理装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 ウエハ
2 ポッド
3 ロードポート装置
9 パージユニット
31 パージ制御装置
41 ガス供給部
43 ロードポート制御部
51 上位装置

Claims (7)

  1. 内部空間を外部から区画する壁を有し、収容空間に加工物を収容するクリーンボックスから前記加工物を前記壁に設けられた開口部を介して前記内部空間へ出し入れするロードポート装置に取り付けて使用され、前記開口部へ向けてガスを噴出しパージ処理をするパージ装置を制御するパージ制御装置であって、
    前記ロードポート装置に電気的に接続され、前記ロードポート装置を動作させる動作命令を生成する上位装置から、前記動作命令を受信する送受信手段と、
    前記上位装置から受信した動作命令を、前記ロードポート装置と前記パージ装置とにパージ処理を含む動作をさせる変換動作命令に変換する制御手段と、を備え、
    前記制御手段により変換された変換動作命令が、前記ロードポート装置と前記パージ装置とへ前記送受信手段により送信されるパージ制御装置。
  2. さらに、前記上位装置から受信した動作命令と、前記ロードポート装置と前記パージ装置とにパージ処理を含む動作をさせる変換動作命令と、の対応を定義する定義テーブルを格納する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記定義テーブルを参照し前記動作命令を変換動作命令に変換する請求項1に記載のパージ制御装置。
  3. 前記送受信手段は前記ロードポート装置から応答を受信可能であり、
    前記制御手段は前記送受信手段で受信される前記ロードポート装置からの応答が、前記上位装置へ転送すべき内容であるか否かを識別する識別機能を有し、前記応答が前記上位装置からの動作命令に対する応答であると前記制御手段により識別されると、前記送受信手段により前記応答を前記上位装置へ転送する請求項1又は請求項2に記載のパージ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記ロードポート装置からの応答のうち、前記動作命令に対応する応答を示す管理テーブルを作成する管理テーブル作成機能を有し、前記制御手段は前記管理テーブルを参照し、前記ロードポート装置からの動作命令に対応する応答であるか否かを判別する請求項3に記載のパージ制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記パージ装置を動作可能状態と動作不可能状態とに切り替える切替機能を有し、前記動作不可能状態の場合には前記上位装置からの動作命令は前記変換動作命令に変換されずに前記ロードポート装置へ転送される請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパージ制御装置。
  6. 前記パージ装置の状態を検知する検知手段を備え、前記検知手段により動作不良を検知した場合には、前記制御手段が動作不良応答を前記送受信手段を介して前記上位装置へ送信する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパージ制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパージ制御装置と、
    前記開口部へ向けてガスを供給するパージ装置と、を備えるロードポート装置。
JP2008053295A 2008-03-04 2008-03-04 パージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置 Active JP4577663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008053295A JP4577663B2 (ja) 2008-03-04 2008-03-04 パージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008053295A JP4577663B2 (ja) 2008-03-04 2008-03-04 パージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009212282A true JP2009212282A (ja) 2009-09-17
JP4577663B2 JP4577663B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=41185151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008053295A Active JP4577663B2 (ja) 2008-03-04 2008-03-04 パージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4577663B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013058734A (ja) * 2011-08-15 2013-03-28 Tdk Corp パージ装置及び該パージ装置を有するロードポート装置
WO2013115222A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 東京エレクトロン株式会社 基板収容容器のパージ装置及びパージ方法
JP2015012042A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 株式会社ダイフク 不活性気体供給設備
JP2015029057A (ja) * 2013-06-28 2015-02-12 株式会社日立国際電気 基板処理装置及び半導体装置の製造方法並びに記録媒体
JPWO2015005192A1 (ja) * 2013-07-09 2017-03-02 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法、及び異常処理プログラム
JP2017506836A (ja) * 2014-09-01 2017-03-09 ローツェ システムズ コーポレーション パージモジュール及びそれを含むロードポート
CN106505023A (zh) * 2015-09-08 2017-03-15 古震维 一种具有吹净功能的晶圆传送装置
KR20210023653A (ko) * 2019-08-22 2021-03-04 주식회사 저스템 로드포트모듈의 웨이퍼 용기의 습도저감장치 및 이를 구비한 반도체 공정장치
JP2022017382A (ja) * 2013-08-12 2022-01-25 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ファクトリインターフェースの環境制御を伴う基板処理のシステム、装置、及び方法
US11782404B2 (en) 2014-11-25 2023-10-10 Applied Materials, Inc. Substrate processing systems, apparatus, and methods with substrate carrier and purge chamber environmental controls

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101865636B1 (ko) 2016-07-06 2018-06-08 우범제 웨이퍼 수납용기
KR102401082B1 (ko) * 2018-03-13 2022-05-23 우범제 웨이퍼 수납용기

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05335402A (ja) * 1992-06-01 1993-12-17 Hitachi Ltd 搬入搬出装置
JPH1074815A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Hitachi Ltd 搬送方法及びその装置
JP2006013040A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Yaskawa Electric Corp 装置モデル適用型ウエハ搬送コントローラ
JP2006080485A (ja) * 2004-08-12 2006-03-23 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体
JP2007180517A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Tdk Corp 密閉容器の蓋開閉システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05335402A (ja) * 1992-06-01 1993-12-17 Hitachi Ltd 搬入搬出装置
JPH1074815A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Hitachi Ltd 搬送方法及びその装置
JP2006013040A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Yaskawa Electric Corp 装置モデル適用型ウエハ搬送コントローラ
JP2006080485A (ja) * 2004-08-12 2006-03-23 Tokyo Electron Ltd 基板処理システム、基板処理方法、密閉容器保管装置、プログラム、及び記憶媒体
JP2007180517A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Tdk Corp 密閉容器の蓋開閉システム

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013058734A (ja) * 2011-08-15 2013-03-28 Tdk Corp パージ装置及び該パージ装置を有するロードポート装置
WO2013115222A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 東京エレクトロン株式会社 基板収容容器のパージ装置及びパージ方法
US10010913B2 (en) 2012-02-03 2018-07-03 Tokyo Electron Limited Purging apparatus and purging method for substrate storage container
JP2015012042A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 株式会社ダイフク 不活性気体供給設備
US9960065B2 (en) 2013-06-28 2018-05-01 Hitachi Kokusai Electric Inc. Substrate processing apparatus for managing transfer state of substrate gas storage container based on supply flow rate
JP2015029057A (ja) * 2013-06-28 2015-02-12 株式会社日立国際電気 基板処理装置及び半導体装置の製造方法並びに記録媒体
JPWO2015005192A1 (ja) * 2013-07-09 2017-03-02 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法、及び異常処理プログラム
US10269603B2 (en) 2013-07-09 2019-04-23 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus, gas-purging method, method for manufacturing semiconductor device, and recording medium containing abnormality-processing program
JP2022017382A (ja) * 2013-08-12 2022-01-25 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ファクトリインターフェースの環境制御を伴う基板処理のシステム、装置、及び方法
JP7453951B2 (ja) 2013-08-12 2024-03-21 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ファクトリインターフェースの環境制御を伴う基板処理のシステム、装置、及び方法
JP2017506836A (ja) * 2014-09-01 2017-03-09 ローツェ システムズ コーポレーション パージモジュール及びそれを含むロードポート
US10141210B2 (en) 2014-09-01 2018-11-27 Rorze Systems Corporation Purge module and load port having the same
US11782404B2 (en) 2014-11-25 2023-10-10 Applied Materials, Inc. Substrate processing systems, apparatus, and methods with substrate carrier and purge chamber environmental controls
CN106505023A (zh) * 2015-09-08 2017-03-15 古震维 一种具有吹净功能的晶圆传送装置
CN106505023B (zh) * 2015-09-08 2020-04-10 华景电通股份有限公司 具有吹净功能的晶圆传送装置
KR20210023653A (ko) * 2019-08-22 2021-03-04 주식회사 저스템 로드포트모듈의 웨이퍼 용기의 습도저감장치 및 이를 구비한 반도체 공정장치
KR102289650B1 (ko) 2019-08-22 2021-08-17 주식회사 저스템 로드포트모듈의 웨이퍼 용기의 습도저감장치 및 이를 구비한 반도체 공정장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4577663B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577663B2 (ja) パージ制御装置及びそれを備えるロードボート装置
JP7164824B2 (ja) ドア開閉システムおよびドア開閉システムを備えたロードポート
JP7193748B2 (ja) ロードポート
JP4748816B2 (ja) 密閉容器の蓋開閉システム
TWI677933B (zh) 門開關裝置
JP4624458B2 (ja) 密閉容器及び該密閉容器の蓋開閉システム
US9318363B2 (en) Substrate processing system and substrate position correction method
JP2010153843A (ja) 密閉容器の蓋閉鎖方法及び密閉容器の蓋開閉システム
JP2016192496A (ja) ガスパージ装置、ロードポート装置、パージ対象容器の設置台およびガスパージ方法
CN104471699A (zh) 基板处理装置、程序以及基板处理方法
JP5263587B2 (ja) 密閉容器の蓋開閉システム及び蓋開閉方法
JP5263633B2 (ja) 密閉容器及び該密閉容器の蓋開閉システム
WO2021157553A1 (ja) ロボット及びそれを備えた基板搬送システム
JP4877662B2 (ja) 密閉容器及び該密閉容器の蓋開閉システム
JP6825451B2 (ja) 搬送容器接続装置、ロードポート装置、搬送容器保管ストッカー及び搬送容器接続方法
US20090035098A1 (en) Lid opening/closing system for closed container and substrate processing method using same
KR20180130388A (ko) Smif 장치
JP6274379B1 (ja) ロードポート及びウェーハ搬送方法
US10872799B2 (en) Load port and method for carrying wafers
JP6822133B2 (ja) 搬送容器接続装置、ロードポート装置、搬送容器保管ストッカー及び搬送容器接続方法
WO2003088351A1 (fr) Structure d'orifice dans un dispositif de traitement de semi-conducteur
KR100823430B1 (ko) 카세트 반송 방법 및 카세트 반송 시스템
JP2019186293A (ja) ロードポート及びefem
KR102365815B1 (ko) 기판 처리 장치
JP4791379B2 (ja) 基板処理装置、基板搬送方法、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4577663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100815