JP2009205234A - 電子決済システム、およびその方法、プログラム、媒体 - Google Patents

電子決済システム、およびその方法、プログラム、媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、利用者が支払決済前にその内容を確認でき、支払決済方法を選択することができる決済サービスを提供するシステムを提供することである。
【解決手段】支払方法特定情報と残額データを記憶する非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続される電子決済システムであって、前記支払決済装置は、請求額データと通信路情報を含む支払方法応答要求を携帯端末装置に送信し、開設した通信路を用いて、支払決済して、前記携帯端末装置は、支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信し、ICカードが記憶する支払可能な支払方法特定情報の中から一つを選択させ、選択した支払方法特定情報の最も優先順位の高い通信路の開設請求を支払決済装置に返信し、開設された通信路を用いて、支払方法応答を送信することを特徴とする電子決済システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話に代表される携帯端末装置を用いて利用者にサービスを提供するシステム、およびその方法、プログラム、媒体に関するものである。

本発明は特に非接触ICカードを搭載した携帯電話を用いて、多様なサービスを利用する場合に有用である。
現代の社会生活の様々な場面で、非接触ICカードやこれを搭載した携帯電話に代表される携帯端末装置を用いた各種サービスの利用が増えている。
これらのサービスを利用するために、携帯端末装置の所有者が以下に説明するような電子決済装置に携帯端末装置をかざすことで、サービスの提供を受けている。
そこで、次にサービスの提供方法とその問題点を説明する。
《駅の自動改札》
定期券と電子マネーを搭載した携帯端末装置を自動改札機(=電子決済装置)にかざすことで、改札(=提供されたサービス)を行い、入退場することができる。
携帯端末装置をかざすだけで入退場ができて便利である半面、実際になにが起こったのかは持ち主にはわからず、持ち主の意図に反したことが行なわれている恐れがある。
たとえば、定期券の期限が切れている場合には、電子マネーによる乗車と解釈されるので、持ち主が望まなくても、自動的に電子マネーの残高より清算されてしまう。
《店舗の電子レジ》
携帯端末装置を電子マネーの財布として利用し、電子マネーを電子レジ(=サービス提供装置)で支払う場合に、支払われる金額を確認してから携帯端末装置をリーダライタにかざして支払(=提供されたサービス)をする。
しかしながら、この支払い方法は、従来の物理的な通貨と異なり、実際に支払われた金額が確認できず、支払った電子マネーの種類も確認できない。
・店舗や店員によって金額が口頭で告げられて、持ち主が携帯端末装置をかざした後に店員が金額をレジに入力して清算する場合には、店員のミスや悪意により、余分に金額が差し引かれて損害を被る可能性がある。
・複数のレジがある場合には、異なるレジに接続されたリーダライタに誤って携帯端末装置をかざしてしまい、レジの表示額とは異なる額で清算されて損害を被る可能性がある。
・複数の支払い方法の中から選択した場合に、実際に清算した支払い方法を確認できない。
《専用リーダライタ》
複数の機能(たとえば、電子チケットと個人証明証)を搭載した携帯端末装置の持ち主は、映画館の自動改札機では入場チケットとしてサービスを利用して、会社のゲートやパソコンでは個人証明証としてサービスを利用している。
このとき、持ち主は、これらのサービスが提供される場所が異なるために、提供されるサービスの違いを「暗黙的」に認識し、機器のリーダライタに携帯端末装置をかざして、サービスを利用している。このことは、サービスを提供する機関がそれぞれのサービス専用リーダライタを設置し、このサービス専用リーダライタに携帯端末装置がかざされることで、該当するサービスを提供していることを意味している。
あるいは、ひとつの店舗で多様な支払決済方法を提供するためには、現状では、それぞれの方法の支払決済用リーダライタを設置し、持ち主が所望の支払決済方法のリーダライタを選択して携帯端末装置をかざしている。
しかしながら、持ち主にとっては、リーダライタを選択しなければならず、利便性が損なわれる。
また、店舗にとっては、多数の支払決済用リーダライタを設置する費用が発生し、同時に設置スペースを確保する負担が生じる。

あるいは、ひとつの専用支払決済用リーダライタを用いて、多様な支払決済を提供することも、可能である。
たとえば、特許文献1では、第1の決済システムの携帯機器10(たとえばクレジットカード)を用いて、提携していない第2の決済システムの加盟店22で支払いをする場合に、第2のクレジットカードシステムの非接触コミュニケーター22(電子レジ)に第1のクレジットカード10を読ませて、第2の決済システムの伝送規格とデータ交換フォーマットを用いて、第1の決済システムの伝送規格とデータ交換フォーマットをエミュレートして、中央サービスオペレータ装置48を介して、決済取引を実現する技術が開示されている。

特表2007−537506号公報(段落0022、段落0041−段落0051、図3)
しかしながら、特許文献1の技術では、提携していないクレジットカードシステム同士の取引において、あるシステムの専用リーダライタを用いて提携していないクレジットカードを読み取って、中央サービスオペレータ装置が介在して、それぞれのシステムに固有のデータ形式やセキュリティや清算方法に変換する仕組みが複雑で大掛かりになる。
本発明は以上のような点を解決するためになされたものであって、本発明の課題は、
利用者が支払決済前にその内容を確認でき、支払決済方法を選択することができる決済サービスを提供するシステム、およびその方法、プログラム、媒体を提供することである。
本発明は、以下の各態様に記載の手段により、前記課題を解決する。
すなわち、本願発明の第1の発明は、非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、前記支払決済装置は、通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する応答要求手段と、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報を抽出して、この抽出した支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、を備える決済装置であって、前記携帯端末装置は、通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データを記憶する記憶部と、支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信する応答要求受付手段と、応答要求受付手段が受信した支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードが記憶する管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出手段と、支払方法候補抽出手段が抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択手段と、記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報に含まれる通信路情報の中から最も優先順位の高いものを抽出して、この抽出した通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求手段と、支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信手段と、を備える端末装置であることを特徴とする電子決済システムである。
このように、サービスの利用者は、利用内容を事前に確認することが可能である。
また、サービスによって異なる通信路が自動的に設定されるので、利用者は、手数をかけずに、簡単にサービスを利用することが可能である。
本願発明の第2の発明は、前記支払決済装置は、前記支払決済装置は、開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信手段を備える決済装置であって、前記携帯端末装置は、開設された通信路を用いて残額更新指示を受信して、残額更新指示の支払方法特定情報を用いて、ICカードが記憶する管理データの中の該当する支払方法特定情報に関連付けられた残額データを抽出して、この抽出した残額から請求額を減額して残高データを更新する残額データ更新手段、を備える端末装置である、ことを特徴とする請求項1に記載の電子決済システムである。
本願発明の第3の発明は、前記携帯端末装置は、前記支払方法候補抽出手段が、さらに、抽出した支払方法特定情報の残額データをICカードが記憶する管理データを参照して抽出して、この抽出した残額データと支払方法応答要求に含まれる請求額データとを比較して、残額データの値が小さくなければ、この残額データに関連づけられた支払方法特定情報を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子決済システムである。
本願発明の第4の発明は、通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、非接触型ICカード読取書込器と、請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する応答要求手段と、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、を備えることを特徴とする支払決済装置である。
本願発明の第5の発明は、開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の支払決済装置である。
本願発明の第6の発明は、非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、前記支払決済装置は、通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを非接触型ICカードに送信する応答要求手段と、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報を抽出して、この抽出した支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、を備える決済装置であって、前記非接触型ICカードは、支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信してこれを携帯端末装置に転送する応答要求受付手段と、を備えるICカードであって、前記携帯端末装置は、通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データを記憶する記憶部と、支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、非接触型ICカードが転送する支払方法応答要求を受信する応答要求受付手段と、応答要求受付手段が受信した支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードが記憶する管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出手段と、支払方法候補抽出手段が抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択手段と、記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報に含まれる通信路情報の中から最も優先順位の高いものを抽出して、この抽出した通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求手段と、支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信手段と、を備える端末装置であることを特徴とする電子決済システムである。
本願発明の第7の発明は、通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、非接触型ICカード読取書込器と、請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを非接触型ICカードに送信する応答要求手段と、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、を備えることを特徴とする支払決済装置である。
本願発明の第8の発明は、支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、請求額データと、通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データと、を用いる電子決済方法であって、非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、(1)支払決済装置は、支払方法特定情報と請求額データと通信路情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する支払方法応答要求ステップと、(2)携帯端末装置は、支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信する支払方法応答要求受付ステップと、(3)携帯端末装置は、支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードの管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出ステップと、(4)携帯端末装置は、支払方法候補抽出ステップで抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択ステップと、(5)携帯端末装置は、選択させた支払方法特定情報に対応付けられた通信路情報を抽出して、記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、この抽出された通信路情報の中から最も優先順位の高い通信路情報を抽出して、この抽出された通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求ステップと、(6)支払決済装置は、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設ステップと、(7)携帯端末装置は、支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択ステップで選択された支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信ステップと、(8)支払決済装置は、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と請求額データとを用いて、支払決済する電子決済ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする電子決済方法である。
本願発明の第9の発明は、(1)支払決済装置は、電子決済ステップにて支払決済した後に、開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信ステップと、(2)携帯端末装置は、開設された通信路を用いて残額更新指示を受信して、残額更新指示の支払方法特定情報を用いて、ICカードが記憶する管理データの中の該当する支払方法特定情報に関連付けられた残額データを抽出して、この抽出した残額から請求額を減額して残高データを更新する残額データ更新ステップと、を含んだ手順でなされることを特徴とする請求項8に記載の電子決済方法である。
本願発明の第10の発明は、前記支払方法候補抽出ステップが、さらに、抽出した支払方法特定情報の残額データをICカードが記憶する管理データを参照して抽出して、この抽出した残額データと支払方法応答要求に含まれる請求額データとを比較して、残額データの値が小さくなければ、この残額データに関連づけられた支払方法特定情報を抽出する、ことを特徴とすることを特徴とする手順を含んだ請求項8または請求項9に記載の電子決済方法である。
本願発明の第11の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から3のいずれか1項に記載の電子決済システムとして動作させるコンピュータプログラムである。
本願発明の第12の発明は、請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本願発明の第13の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項4または請求項5に記載の支払決済装置として動作させるコンピュータプログラムである。
本願発明の第14の発明は、請求項13に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本願発明の第15の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項6または請求項7に記載の支払決済装置として動作させるコンピュータプログラムである。
本願発明の第16の発明は、請求項15に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本願発明によれば、
(1)サービスの提供を受ける前にその内容を確認することが可能である。
(2)簡単な仕組の電子決済システムを用いて、複数のサービスを利用することが可能である。
従って、本発明によれば、常に安心してサービスを利用できるという効果がある。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明による電子決済システム1の概要を説明する図である。
電子決済システム1は、非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置100と、非接触型ICカード読取書込器204を有する支払決済装置200とが無線接続して構成される。
携帯端末装置100の所有者が、携帯端末装置100を支払決済装置200の非接触型ICカード読取書込器204に接近させると、支払決済装置200が提供する支払い方法の一覧が、携帯端末装置100に表示され、その中から所有者により選択された支払方法にて支払決済装置200は電子決済する。
電子決済には、電子決済や定期券改札管理などがある。
携帯端末装置100が有する非接触型ICカードは、非接触型ICカード読取書込器204にほとんど接触するほどに接近させることで、支払決済装置200と接続することができる。
携帯端末装置100と支払決済装置200とは無線接続する。
携帯端末装置100は、非接触型ICカードを内蔵する携帯電話やPDA(Personal Digital Assistantの略。携帯情報端末装置)やスマートフォンに後述する専用プログラムを搭載したものである。
支払決済装置200は、電子レジスタ(=電子レジ)のような支払決済装置200aや、電子改札機を制御する駅サーバ装置200bである。
支払決済装置200は、非接触型ICカード読取書込器204(以下、リーダライタ)を有し、無線接続部を有するネットワーク400と接続される。
ここで、無線接続の通信規格とは、ISO/IEC 21481などの近距離無線通信規格、IEEE802.15(Bluetoothなど)、IEEE802.11(Wi-Fi)、WCDMAなどの携帯電話用無線、IEEE802.16(無線ブロードバンド)などである。
たとえば、携帯端末装置100が携帯電話接続する場合には、携帯電話は、基地局と電話接続してゲートウェーを介してネットワーク400に接続して、支払決済装置200と接続する。
図2は、電子決済システム1の大まかな処理の流れを説明する図である。
以下に、電子決済を例にして説明する。
《1.電子決済の準備》
支払決済装置200は、電子決済に必要なデータ(たとえば、支払決済の請求額)の準備をする(図2(1))。
《2.支払方法の提示》
携帯端末装置100の所有者は、携帯端末装置100をリーダライタ204に接近させる(同(2))。
非接触型ICカード読取書込器204は、接近した携帯端末装置100を検知して、支払決済装置200に知らせる(同(3))。
支払決済装置200は、接近した携帯端末装置100に支払方法を応答するように支払方法応答要求を送信する(同(4))。
《3.支払方法の選択》
携帯端末装置100は、支払決済装置200から支払方法応答要求を受け付けて、支払方法選択画面を表示して、支払方法の選択情報の入力を受け付ける(同(5))。
《4.メッセージ通信路の開設》
携帯端末装置100は、選択された支払方法を支払決済装置200に応答するための通信路開設を支払決済装置200に請求する(同(6))。
支払決済装置200は、携帯端末装置100から開設請求を受け付けて、携帯端末装置が支払方法を応答するための通信路を開設して開設通知を返信する(同(7))。
ここで、通信路とは、使用する通信規格で設定される通信路である。
たとえば、開設された通信路の形態は、リーダライタや、携帯電話の回線や、無線LANである。
開設された通信路がリーダライタ204である場合には、持ち主は、携帯端末装置100をリーダライタ204に再度、接近させる(=かざす)。
開設された通信路が携帯電話の回線や、無線LANである場合には、携帯端末装置100が携帯電話回線や無線LANに自動的に接続する。
《5.支払決済処理》
100は、支払決済装置200が返信した開設通知を受け取って、開設された通信路を用いて選択された支払方法を応答する(同(8))。
支払決済装置200は、開設された通信路を用いた応答により知らされた支払方法にて、準備した電子決済の請求額データによる支払決済を処理する(同(9))。
《6.携帯更新処理》
支払決済装置200は、開設された通信路を用いて更新指示(たとえば、残額の更新指示)を送信する(同(10))。
携帯端末装置100は、開設された通信路を用いて送信された残額更新指示を受け取り、残額を更新する(同(11))。
ここで、まず、支払方法応答要求について説明する。
図3は、支払方法応答要求291を説明する図である。図3の(a)は、支払方法応答要求291の形式を説明する図である。
支払方法応答要求291は、要求ID291aと、要求種別291bと、要求補完情報291cと、表示情報291dと、応答通信手段リスト291gと、から構成される。
要求ID291aは、支払方法応答要求を識別する情報である。
要求種別 291bは、電子決済の種別を定義する情報である。サービスの種別とは、たとえば、電子支払や定期券・乗車券や、電子チケット提示などである。
要求補完情報291cは、要求種別を補足する文字列情報である。
表示情報 291dは、携帯端末装置100で表示させる文字列情報である。表示情報はHTML形式で記述してもよい。表示情報291dは、携帯端末装置100の所有者がこれから行うことの意味(たとえば、「支払い明細」や「認証の目的」)を説明するもので、
応答通信手段リスト291gは、応答通信手段種別情報291eと、これに対応する通信パラメータ291fとから構成される情報である。応答通信手段種別情報291eとは、たとえば、BluetoothやWi-Fiや無線ブロードバンド(=電話無線)やリーダライタ(=R/W)などである。このとき、データの送信方法(たとえば、電子メールや、URLなど)をあわせて記載してもよい。
図3の(b)は、支払方法応答要求の例である。
図3には、支払方法応答要求が例示されている。たとえば、要求ID291aが「ID579」で、要求種別291bが「電子支払」で、要求補完情報291cが「クレジットカード「○□△」 電子マネー「スモモ」 ポイントカード「ヒジリバシ」買物総額¥980」で、表示情報291dが「買物リスト ・清涼飲料 ・パン ・・」で、応答通信手段リスト291gが「1.Bluetooth 2.R/W」である、支払方法応答要求291xが例示されている。
この支払方法応答要求291xの意味は、要求ID291aが「ID579」の支払方法応答要求291は、「電子支払」の支払方法を応答するように携帯端末装置の持ち主に要求するもので、持ち主が利用できる支払い方法には、クレジットカード「○□△」と、電子マネー名称「スモモ」と ポイントカード「ヒジリバシ」とがであって、支払い総額は「¥980」で、携帯端末装置100で表示させる情報の一部には「買物リスト ・清涼飲料 ・パン ・・」があり、電子支払に用いることができる通信手段は、「Bluetooth」と「R/W」とであるということである。
あるいは、要求ID291aが「ID371」で、要求種別291bが「電子チケット提示」で、要求補完情報291cが「チケット「ぺあ」 チケット「セカイ」 チケット名称「×*▽コンサート」」で、表示情報291dが「入場チケットの提示」で、応答通信手段リスト291が「1.R/W 2.電話無線 電子メール」である、支払方法応答要求291yが例示されている。
この支払方法応答要求291yの意味は、要求ID291aが「ID371」の支払方法応答要求291は、「電子チケット提示」を要求するもので、利用できるチケット扱い会社が、「チケット「ぺあ」と、チケット「セカイ」とであって、使用するチケットは「×*▽コンサート」で、携帯端末装置100で表示させる情報の一部には「入場チケットの提示」があり、電子支払に用いることができる通信手段は、「R/W」か「電話無線の電子メール」であるとであるということである。
あるいは、要求ID291aが「ID396」で、要求種別291bが「個人認証」で、要求補完情報291cが「PCログイン認証」で、表示情報291dが「PCにログイン」で、応答通信手段リスト291 が「R/W」である支払方法応答要求291zが例示されている。
この支払方法応答要求291zの意味は、要求ID291aが「ID396」の支払方法応答要求291は、「個人認証」を要求するもので、「PCログイン認証」するために携帯端末装置100には「PCにログイン」が表示されて、通信手段はR/Wを用いるということである。
次に、図4を用いて、店舗の電子レジで、携帯電話の電子マネーで支払いをする処理の流れを説明する。
図4は、携帯電話(=携帯端末装置)による電子レジ(=支払決済装置)での支払決済処理の手順を説明する図である。
《1.電子決済の準備》
電子レジ200は、販売した商品のPOSデータの入力を受け付けて、請求額を算出する(図2(1))。
《2.支払方法の提示》
携帯電話100の所有者は、携帯電話100を電子レジ200のリーダライタ204に接近させる(同(2))。
リーダライタ204は、接近した携帯電話100を携帯検知して、支払決済装置200に知らせる(同(3))。
電子レジ200は、接近した携帯電話100に請求額と支払い方法の候補と通信方法の候補を含んだ支払方法応答要求291を送信する(同(4))。
《3.支払方法の選択》
携帯電話100は、電子レジ200から支払方法応答要求291を受け付けて、請求額と支払い方法を読み取る(同(5−1))。
携帯電話100は、各支払い方法の残高を調べて、請求額を支払える支払い方法(=使用可能な支払い方法)を抽出する(同(5−2))。
携帯電話100は、抽出した支払い方法から構成される支払選択画面を表示する(同(5−3))。
携帯電話100は、支払い方法を選択した情報の入力を受け付けて、通信方法の候補の中から予め設定された優先度が最も高い通信方法を抽出する(同(5−4))。
《4.メッセージ通信路の開設》
携帯電話100は、抽出された通信路の開設請求を電子レジ200に送信する(同(6))。
電子レジ200は、携帯電話100から開設請求を受け付ける(同(7−1))。
電子レジ200は、て、請求された通信路を開設して開設通知を返信する(同(7−2))。
《5.支払決済処理》
電子レジ200が返信した開設通知を受け取る(同(8−1))。
携帯電話100は、開設された通信路を用いて選択された支払い方法情報と支払額情報を含んだ支払方法応答を電子レジ200に送信する(同(8−2))。
電子レジ200は、開設された通信路を用いて送信された支払方法応答を受け付ける(同(9−1))。
電子レジ200は、選択された支払い方法で、請求額の支払い決済処理をする(同(9−1))。
《6.携帯更新処理》
電子レジ200は、開設された通信路を用いて支払方法特定情報や請求額を含む更新指示を送信する(同(10))。
携帯電話100は、開設された通信路を用いて送信された更新指示を受け取り、選択された支払い方法の残高から更新指示の請求額を減額して、残高を更新する(同(11))。
図6は、支払決済装置200の詳細な構成図である。
支払決済装置200は、CPU201と、リーダライタ204と、ネットワーク接続部205と、記憶部209と専用プログラムとを備える。
CPU201は、中央演算処理装置である。
リーダライタ204は、携帯電話100や非接触型ICカードと近距離無線通信する装置である。
ここで近距離無線通信の通信規格とは、ISO/IEC 21481などである。
ネットワーク接続部205は、LAN接続端子である。
記憶部209は、半導体メモリや磁気メモリである。
記憶部209は、支払方法特定情報293と、請求額データ295と、を記憶する。
支払方法特定情報293は、通信路情報を含む情報である。
請求額データ295は、電子支払決済の請求データである。
支払方法応答要求手段210と、通信路開設手段220と、決済手段230と、を備える。これらの各手段は、それぞれの専用プログラムによって実現され、専用プログラムがCPU101に解釈・実行されることによって機能する。
応答要求手段210は、請求額データ295と支払方法特定情報293とを含む支払方法応答要求291を作成して、これを携帯端末装置に送信する。
通信路開設手段220は、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を携帯端末装置に返信する。
決済手段230は、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と、記憶部が記憶する請求額データと、を用いて、支払決済する。
更新情報送信手段240は、開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む更新指示を送信する。
図5は、携帯電話100の詳細な構成図である。
携帯電話100は、CPU101と、入力部102と、表示部103と、非接触型ICカード104と、電源部108と、記憶部109と専用プログラムとを備える。
CPU101は、中央演算処理装置である。
表示部103は、LCD(液晶表示デバイス)やEL(有機エレクトロルミネッセンス)ディスプレーである。
入力部102は、ボタンキーやタッチペンやタッチパッドや表示部103を用いたソフトキーボードなどである。
無線通信部105は、アンテナ106を有する。無線通信部105は、アンテナ106を介して、無線電波を送受信する。
無線電波の通信規格は、ISO/IEC 21481や、IEEE802.15や、IEEE802.11や、IEEE802.16などである。
電源部108は、電力を蓄え、蓄えた電力を各回路に供給する。
非接触型ICカード104は、非接触型ICカード用リーダライタ(たとえば、支払決済装置200のリーダライタ204)と近距離無線通信する。
近距離無線通信の通信規格は、ISO/IEC 21481などである。
非接触型ICカード104は、管理データ193を記憶する。(ICカード104の詳細な構成は後述する)
管理データ193は、支払方法特定情報と残額データを関連付けたデータである。
記憶部109は、半導体メモリである。
記憶部109は、対応データ191を記憶する。
対応データ191は、通信路情報(たとえば、通信規格名称情報)と優先順位情報とを対応させたデータである。
このほかに、応答要求受付手段110と、支払方法特定情報抽出手段140と、支払方法候補抽出手段150と、通信路開設請求手段120と、支払方法応答送信手段130と、を備える。これらの各手段は、それぞれの専用プログラムによって実現され、専用プログラムがCPU101に解釈・実行されることによって機能する。
応答要求受付手段110は、支払決済装置200が送信する支払方法応答要求291を受信する。
支払方法特定情報抽出手段140は、支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報293と、ICカードの管理データ193の支払方法特定情報と比較して、両者が一致した支払方法特定情報を使用可能な支払方法特定情報として抽出する。
さらに、支払方法特定情報抽出手段140は、支払方法応答要求291に含まれる請求額データ295と、抽出した支払方法特定情報の管理データ193に含まれる残額データとを比較して、残額データの値が小さくなければ、この残額データに関連づけられた支払方法特定情報を抽出してもよい。
支払方法選択手段150は、支払方法候補抽出手段が抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる。
たとえば、支払方法選択手段150は、支払方法特定情報抽出手段が抽出した支払方法特定情報を有する支払方法選択画面を作成表示させて、選択画面の中から一つを選択させればよい。
通信路開設請求手段120は、支払方法選択手段150が選択した支払方法特定情報を用いて、対応データ191を参照して、選択した支払方法特定情報に対応した通信路情報の中から最も優先順位の高い通信路情報を抽出して、この通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する。
支払方法応答送信手段130は、支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択手段150が選択した支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する。
残額データ更新手段160は、開設された通信路を用いて更新指示を受信して、更新指示の支払方法特定情報を用いて、ICカードが記憶する管理データ193の中から該当する支払方法特定情報(=更新指示の支払方法特定情報と管理データ193の支払方法特定情報とを比較させて、両者が一致するときの管理データ193支払方法特定情報)に関連付けられた残額データを抽出させて、この残額データから請求額を減額した新たな残額データを算出して、新たな残額データを用いてICカードが記憶する管理データの残額データを更新させる。
図7は、ICカード104の回路ブロック図である。
ICカード104は、CPU11と、接続端子12と、無線通信回路13と、電源用コンデンサ14と、耐タンパメモリ19と、専用プログラムと、を備える。
CPU11は、中央演算装置である。
接続端子12は、携帯電話100の接続端子板(図示せず)と接触接続する。
無線通信回路13は、受信した電磁波を復調して、制御信号を取り出す。あるいは、電磁波を送出するための搬送波を発生させ、デジタル情報を電波に変換する。
無線通信回路13は、支払決済装置200のリーダライタ204と近距離無線通信にて接続する。
近距離無線通信の通信規格は、ISO/IEC 21481である。
電源用コンデンサ14は、アンテナコイル13aを有する。
電源用コンデンサ14は、アンテナコイル13aで受信した無線電波の電磁波エネルギー
(=電力)を蓄え、各回路に蓄えた電力を供給する。
耐タンパメモリ109は、半導体メモリである。
耐タンパメモリ109は、不揮発性メモリである。耐タンパメモリ109は、管理データ193を記憶する。
そのほかに、管理データ更新手段15を備える。
管理データ更新手段15は、携帯電話100から支払方法特定情報を含む残額要求を受け取ったら、耐タンパメモリ109が記憶する残額データ193の支払方法特定情報を比較して、両者が一致する支払方法特定情報に関連付けられた残額データを返信して、携帯電話100が算出した新たな残額データを受け取って、これを用いて管理データ193の残額データを更新する。
なお、支払決済装置200の非接触型ICカード読取書込器204は、携帯電話100に内蔵される非接触型ICカード104の接近を検知して、支払決済装置200が提供する支払い方法の一覧を携帯端末装置100に表示させてもよい。
この場合には、非接触型ICカード104は、さらに、応答要求受付手段16を備える。
応答要求受付手段16は、支払決済装置200が送信する支払方法応答要求291を受信して、これを携帯電話100に転送する。
携帯電話100は、応答要求受付手段110の代わりに応答要求受信手段111を備える。応答要求受信手段111は、非接触型ICカードが転送する支払方法応答要求を受信する。
本発明による電子決済システム1の概要を説明する図 電子決済システム1の大まかな処理の流れを説明する図 支払方法応答要求291を説明する図 携帯電話による電子レジでの支払決済処理の手順を説明する図 支払決済装置200の詳細な構成図 携帯電話100の詳細な構成図 ICカード104の回路ブロック図
符号の説明
1 電子決済システム
15 管理データ更新手段
100 携帯端末装置、携帯電話
104 非接触型ICカード
110 応答要求受付手段
120 通信路開設請求手段
130 支払方法応答送信手段
140 支払方法特定情報抽出手段
150 支払方法候補抽出手段
160 残額データ更新手段
191 対応データ
193 通信路情報
200 支払決済装置、電子レジ
204 非接触型ICカード読取書込器、リーダライタ
210 応答要求手段
220 通信路開設手段
230 決済手段
240 更新情報送信手段
291 支払方法応答要求
293 残額データ
295 請求額データ

Claims (16)

  1. 非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、
    前記支払決済装置は、
    通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、
    請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する応答要求手段と、
    携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、
    開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報を抽出して、この抽出した支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、
    を備える決済装置であって、
    前記携帯端末装置は、
    通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データを記憶する記憶部と、
    支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、
    支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信する応答要求受付手段と、
    応答要求受付手段が受信した支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードが記憶する管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出手段と、
    支払方法候補抽出手段が抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択手段と、
    記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報に含まれる通信路情報の中から最も優先順位の高いものを抽出して、この抽出した通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求手段と、
    支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信手段と、
    を備える端末装置である
    ことを特徴とする電子決済システム。
  2. 前記支払決済装置は、
    開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信手段
    を備える決済装置であって、
    前記携帯端末装置は、
    開設された通信路を用いて残額更新指示を受信して、残額更新指示の支払方法特定情報を用いて、ICカードが記憶する管理データの中の該当する支払方法特定情報に関連付けられた残額データを抽出して、この抽出した残額から請求額を減額して残高データを更新する残額データ更新手段、
    を備える端末装置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子決済システム。
  3. 前記携帯端末装置は、
    前記支払方法候補抽出手段が、さらに、抽出した支払方法特定情報の残額データをICカードが記憶する管理データを参照して抽出して、この抽出した残額データと支払方法応答要求に含まれる請求額データとを比較して、残額データの値が小さくなければ、この残額データに関連づけられた支払方法特定情報を抽出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子決済システム。
  4. 通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、
    非接触型ICカード読取書込器と、
    請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する応答要求手段と、
    携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、
    開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、
    を備えることを特徴とする支払決済装置。
  5. 開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信手段
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の支払決済装置。
  6. 非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、
    前記支払決済装置は、
    通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、
    請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを非接触型ICカードに送信する応答要求手段と、
    携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、
    開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報を抽出して、この抽出した支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、
    を備える決済装置であって、
    前記非接触型ICカードは、
    支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信してこれを携帯端末装置に転送する応答要求受付手段と、
    を備えるICカードであって、
    前記携帯端末装置は、
    通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データを記憶する記憶部と、
    支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、
    非接触型ICカードが転送する支払方法応答要求を受信する応答要求受付手段と、
    応答要求受付手段が受信した支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードが記憶する管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出手段と、
    支払方法候補抽出手段が抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択手段と、
    記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報に含まれる通信路情報の中から最も優先順位の高いものを抽出して、この抽出した通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求手段と、
    支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択手段が選択した支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信手段と、
    を備える端末装置である
    ことを特徴とする電子決済システム。
  7. 通信路情報を含む支払方法特定情報と、請求額データと、を記憶する記憶部と、
    非接触型ICカード読取書込器と、
    請求額データと支払方法特定情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを非接触型ICカードに送信する応答要求手段と、
    携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設手段と、
    開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と記憶部が記憶する請求額データとを用いて、支払決済する決済手段と、
    を備えることを特徴とする支払決済装置。
  8. 支払方法特定情報と残額データを関連付けた管理データを記憶するICカードと、
    請求額データと、
    通信路情報と優先順位情報とを対応させた対応データと、
    を用いる電子決済方法であって、
    非接触型ICカードを内蔵する携帯端末装置と、非接触型ICカード読取書込器を有する支払決済装置とが無線接続されて構成される電子決済システムであって、
    (1)支払決済装置は、支払方法特定情報と請求額データと通信路情報とを含む支払方法応答要求を作成して、これを携帯端末装置に送信する支払方法応答要求ステップと、
    (2)携帯端末装置は、支払決済装置が送信する支払方法応答要求を受信する支払方法応答要求受付ステップと、
    (3)携帯端末装置は、支払方法応答要求に含まれる支払方法特定情報と、ICカードの管理データの支払方法特定情報と比較して、支払可能な支払方法特定情報を抽出する支払方法候補抽出ステップと、
    (4)携帯端末装置は、支払方法候補抽出ステップで抽出した支払方法特定情報の中から一つを選択させる支払方法選択ステップと、
    (5)携帯端末装置は、選択させた支払方法特定情報に対応付けられた通信路情報を抽出して、記憶部が記憶する対応データの通信路情報と優先順位情報とを参照して、この抽出された通信路情報の中から最も優先順位の高い通信路情報を抽出して、この抽出された通信路情報を含む通信路開設請求を支払決済装置に返信する通信路開設請求ステップと、
    (6)支払決済装置は、携帯端末装置が送信する通信路開設請求を受信して、請求された通信路を開設して、開設通知を返信する通信路開設ステップと、
    (7)携帯端末装置は、支払決済装置が送信する開設通知を受信して、開設された通信路を用いて、支払方法選択ステップで選択された支払方法特定情報を含む支払方法応答を送信する支払方法応答送信ステップと、
    (8)支払決済装置は、開設された通信路を用いて支払方法応答を受信して、支払方法応答に含まれる支払方法特定情報と請求額データとを用いて、支払決済する電子決済ステップと、
    を含んだ手順でなされることを特徴とする電子決済方法。
  9. (1)支払決済装置は、電子決済ステップにて支払決済した後に、開設された通信路を用いて支払方法特定情報を含む残額更新指示を送信する更新情報送信ステップと、
    (2)携帯端末装置は、開設された通信路を用いて残額更新指示を受信して、残額更新指示の支払方法特定情報を用いて、ICカードが記憶する管理データの中の該当する支払方法特定情報に関連付けられた残額データを抽出して、この抽出した残額から請求額を減額して残高データを更新する残額データ更新ステップと、
    を含んだ手順でなされることを特徴とする請求項8に記載の電子決済方法。
  10. 前記支払方法候補抽出ステップが、さらに、抽出した支払方法特定情報の残額データをICカードが記憶する管理データを参照して抽出して、この抽出した残額データと支払方法応答要求に含まれる請求額データとを比較して、残額データの値が小さくなければ、この残額データに関連づけられた支払方法特定情報を抽出する、
    ことを特徴とする
    ことを特徴とする手順を含んだ請求項8または請求項9に記載の電子決済方法。
  11. コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から3のいずれか1項に記載の電子決済システムとして動作させるコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項4または請求項5に記載の支払決済装置として動作させるコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  15. コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項6または請求項7に記載の支払決済装置として動作させるコンピュータプログラム。
  16. 請求項15に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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