JP6363503B2 - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
近年、ICチップを内蔵したカード(ICカード)による近距離無線通信の技術を利用した、駅の自動改札機の利用や、電子マネーによる店舗での商品代金の決済などを行なうシステムが、広く普及している。近距離無線通信は、機器同士を例えば10センチメートル程度以下に近づけることで可能になる通信である。このようなシステムでは、ICカードをリーダライタにかざすことで、駅の自動改札機の利用や、電子マネーによる店舗での商品代金の決済などが可能になる。さらに、そのICチップを携帯電話に内蔵し、携帯電話をリーダライタにかざすことで、同様の自動改札機の利用や商品代金の決済などが可能になるシステムも広く普及している。
そのような携帯電話では、電子マネーや各種入場券等、金銭的価値が高いバリューを格納することになるので、耐タンパ性を有するICチップが備えられている。そして、その耐タンパ性を有するICチップへの不正なアクセスを防ぐための技術も開示されている(例えば、特許文献1等参照)。今後は、近距離無線通信機能を備えたスマートフォンの普及が始まり、スマートフォンを用いた、電子マネーによる店舗での商品代金の決済のニーズがより一層高まるものと期待されている。
特開2011−086155号公報
しかし、バリューを携帯電話に格納する場合には、上述したように、耐タンパ性を有するICチップが必要であったり、そのICチップへの不正なアクセスを防ぐ機構を入れたりしなければならず、コストが増大する原因となっていた。また、ユーザが携帯電話を買い換えたり、複数の携帯電話を使用したりする場合などに、携帯電話に格納したバリューの、別の携帯電話への移動が面倒であった。
そこで本開示は、コストを抑え、ユーザの利便性を高めながらも近距離無線通信時のセキュアな情報の授受が可能な、新規かつ改良された情報処理システム及び情報処理方法を提供する。
本開示によれば、サーバ装置と、近距離無線通信により情報の読み取りが可能な非接触通信タグと、を備え、前記非接触通信タグは、前記非接触通信タグを一意に識別する識別情報を保持する識別情報保持部と、前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報を保持する認証情報保持部と、他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した前記識別情報保持部が保持する前記識別情報及び前記認証情報保持部が保持する前記認証情報を前記サーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信する近距離無線通信部と、を含み、前記サーバ装置は、前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及びその他の情報を取得する情報取得部と、前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを認証する認証部と、前記認証部による前記非接触通信タグの認証後に、前記情報取得部が取得した前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を実行する処理実行部と、を含む、情報処理システムが提供される。
また本開示によれば、非接触通信タグと他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した、非接触通信タグを一意に識別する識別情報及び前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報をサーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信する近距離無線通信ステップと、前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及びその他の情報を前記サーバ装置で取得する情報取得ステップと、前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを前記サーバ装置で認証する認証ステップと、前記認証ステップによる前記非接触通信タグの認証後に、前記情報取得ステップで取得された前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を前記サーバ装置で実行する処理実行ステップと、を含む、情報処理方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、コストを抑え、ユーザの利便性を高めながらも近距離無線通信時のセキュアな情報の授受が可能な、新規かつ改良された情報処理システムを提供することができる。
本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100の機能構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係るICタグ200の機能構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態にかかる端末装置300の機能構成例を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。 本開示の一実施形態に係るICタグ200の変形例であるICタグ200’を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係るICタグ200に、表示装置500が接続されている状態を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。 図10に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。 図12に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。 図14に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本開示の一実施形態>
[情報処理システムの構成例]
[システムサーバの構成例]
[ICタグの構成例]
[情報処理システムの変形例]
<2.まとめ>
<1.本開示の一実施形態>
[情報処理システムの構成例]
まず、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す説明図である。以下、図1を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成例について説明する。
図1に示したように、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、システムサーバ100と、ICタグ200と、端末装置300と、センターサーバ400と、を含んで構成される。
システムサーバ100は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1で用いられる情報を管理して、近距離無線通信(NFC)による端末装置300の動作制御を行なうサーバ装置である。システムサーバ100の具体的な構成及び動作については後述するが、システムサーバ100は、端末装置300からネットワーク2を通じて送信されてきた情報に基づいた各種情報処理を実行する。ここで、端末装置300からネットワーク2を通じて送信されてきた情報には、端末装置300が近距離無線通信でICタグ200から取得した情報が含まれる。
システムサーバ100は、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の結果、端末装置300から送信される情報を用いて、当該情報に基づいた処理を実行する。そしてシステムサーバ100は、そのような、端末装置300から送信される情報に基づいた処理を実行することで、ICタグ200や端末装置300に対して処理結果をフィードバックすることができる。
ICタグ200は、端末装置300がかざされることで端末装置300からの電波を受けて動作するタグである。ICタグ200は、端末装置300がかざされることで、近距離無線通信によって端末装置300に情報を提供する。ICタグ200と、端末装置300との間で実行される近距離無線通信は、例えば13.56MHzの周波数で行われる通信である。ICタグ200の機能構成例については、後に詳述する。
端末装置300は、ICタグ200との間で近距離無線通信を実行して、ICタグ200に記録された情報を読み取ることが出来る装置である。従って、端末装置300は、ICタグ200に記録された情報を読み取るためのリーダライタが内蔵される。
センターサーバ400は、様々なサービスを提供する事業者が運営するサーバである。センターサーバ400は、必要に応じて、システムサーバ100との間で情報の授受を行うサーバである。システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報に基づいた処理を実行すると、必要に応じてセンターサーバ400との間で情報の授受を実行する。システムサーバ100は、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を契機に、センターサーバ400との間で情報の授受を実行することで、センターサーバ400が提供する各種サービスを、ICタグ200や端末装置300などに提供することができる。
ここでセンターサーバ400が提供するサービスの一例を挙げる。センターサーバ400が提供するサービスとしては、例えば、電子マネーによる商品の決済サービスや、本開示のコンテンツの一例である、金券を利用するサービス(例えば電子チケットサービスやクーポン提供サービス等)がある。もちろんセンターサーバ400が提供するサービスはここに挙げたものに限られないことは言うまでもなく、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信を契機とするものであれば様々なサービスが提供可能である。
本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300にはバリューを持たせず、センターサーバ400にバリューを持たせる。そして本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信を契機に、センターサーバ400が保持しているバリューを用いたサービスを実行する。本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、図1に示したように構成することで、コストを抑えながらも、ユーザの利便性を高めることができる。
そして本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信が行われる際に、システムサーバ100がICタグ200の認証を実行する。ここで、システムサーバ100が実行するICタグ200の認証とは、ICタグ200が、システムサーバ100を運営する事業者によって正当に発行されたものかどうかの認証である。システムサーバ100は、ICタグ200を認証した場合に限って、センターサーバ400が保持しているバリューを用いたサービスを実行する。本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、システムサーバ100でICタグ200を認証することで、セキュアな情報の授受が行える。
なお、ICタグ200には、各種情報を表示する表示部が設けられていてもよく、各種情報を表示する表示装置が接続されていても良い。そのような表示部が設けられていたり、表示装置と接続されていたりすることで、ICタグ200は、システムサーバ100による処理結果を表示させることができる。
また、図1には、1つのICタグ200,端末装置300及びセンターサーバ400を図示しているが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。ICタグ200,端末装置300及びセンターサーバ400はそれぞれ複数存在していてもいいことは言うまでもない。
以上、図1を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成例について説明した。次に、本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100の機能構成例について説明する。
[システムサーバの構成例]
図2は、本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100の機能構成例を示す説明図である。以下、図2を用いて本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100の機能構成例について説明する。
図2に示したように、本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100は、通信部110と、情報取得部120と、認証部130と、処理実行部140と、を含んで構成される。
通信部110は、他の装置(端末装置300やセンターサーバ400)との間の通信を実行し、情報の送受信を行なう。例えば、端末装置300がICタグ200にかざされたことを契機に端末装置300からネットワーク2を通じて送信される情報は、通信部110が受信する。そして通信部110が受信した、端末装置300から送信される情報は、情報取得部120に送られる。また、後述の処理実行部140による処理結果が端末装置300やICタグ200にフィードバックされる場合には、通信部110は、処理実行部140による処理結果に関する情報を、ネットワーク2を通じて端末装置300に送信する。
情報取得部120は、通信部110が他の装置(端末装置300やセンターサーバ400)との通信により取得した情報を取得する。情報取得部120が取得した情報は、後述の認証部130や処理実行部140に提供される。
情報取得部120が取得する情報は、ICタグ200が保持している、ICタグ200を一意に識別するためのタグIDや、ICタグ200を認証するための認証情報等がある。情報取得部120は、ICタグ200を認証するための認証情報を認証部130に提供し、またICタグ200を一意に識別するためのタグIDを処理実行部140に提供する。
認証部130は、ICタグ200の認証を行なう。認証部130によるICタグ200の認証は、例えば以下のようにして行われる。予め認証情報をICタグ200に保存させておき、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の際に、ICタグ200は、保存されている認証情報を端末装置300に提供する。そして端末装置300は、ICタグ200から提供された認証情報を、ネットワーク2を通じてシステムサーバ100に提供する。システムサーバ100は、端末装置300から送信された認証情報を情報取得部120で取得し、その取得した認証情報を用いたICタグ200の認証を認証部130で実行する。認証部130は、端末装置300がかざしたICタグ200が、システムサーバ100を運営する事業者によって正当に登録されたものかどうかを認証することができる。
処理実行部140は、情報取得部120が取得した情報に基づいた各種処理を実行する。処理実行部140が実行する各種処理は、端末装置300から送信されてくる、ICタグ200のタグIDや、端末装置300で入力または設定された情報に基づくものである。処理実行部140は、情報取得部120が取得した情報に基づいた各種処理を実行する際には、認証部130によってICタグ200の認証が行われたことを条件としてもよい。またICタグ200に記録されている情報は、認証部130がICタグ200を認証することで、処理実行部140によって読み取り可能となるようにしてもよい。
処理実行部140は、端末装置300から送信されてくる情報に応じて、実行する処理を決定することができる。例えば、ICタグ200のタグIDから、ICタグ200が電子マネーによる商品代金の決済を実行するためのICタグであることが分かれば、処理実行部140は、端末装置300で入力または設定された情報を用いて、センターサーバ400に商品代金の決済を要求する。そして処理実行部140は、センターサーバ400による商品代金の決済処理の結果を取得し、その結果を端末装置300にフィードバックする。
例えば、ICタグ200のタグIDから、ICタグ200が電子チケットによる入場処理を実行するためのICタグであることが分かれば、処理実行部140は、端末装置300で入力または設定された情報を用いて、センターサーバ400に電子チケットの処理を要求する。そして処理実行部140は、センターサーバ400による電子チケットの処理の結果を取得し、その結果を端末装置300にフィードバックする。
また例えば、ICタグ200のタグIDから、ICタグ200が電子クーポンを提供するためのICタグであることが分かれば、処理実行部140は、端末装置300で入力または設定された情報を用いて、センターサーバ400に電子クーポンの提供処理を要求する。そして処理実行部140は、センターサーバ400による電子クーポンの提供処理の結果を取得し、その結果を端末装置300にフィードバックする。
このように処理実行部140は、端末装置300から送信されてくる情報に応じて、実行する処理を決定することができる。なお、処理実行部140は、ICタグ200のタグIDがどのサービスと紐付いているかを表すテーブルを保持していても良い。処理実行部140は、上記テーブルを参照して、端末装置300から送信されてくる情報に応じて実行する処理を決定してもよい。
また処理実行部140は、ICタグ200のタグIDに属性情報が紐付けられたテーブルを保持しても良い。そして処理実行部140は、ICタグ200のタグIDの属性情報を参照し、その属性情報に基づいた処理を実行しても良い。ICタグ200のタグIDの属性情報には、例えば位置属性、動作属性などが含まれていても良い。またICタグ200のタグIDの属性情報に、上述のサービスとの紐付けが含まれていても良い。
例えば、あるタグIDの属性情報として、URLが指定されていた場合には、処理実行部140は、そのタグIDを有するICタグ200にかざされた端末装置300に対して、ブラウザアプリケーションを起動して、そのURLに接続するように指示しても良い。あるタグIDの属性情報として、アプリケーションが指定されていた場合には、処理実行部140は、そのタグIDを有するICタグ200にかざされた端末装置300に対して、その指定されたアプリケーションを起動するように指示しても良い。
以上、図2を用いて本開示の一実施形態に係るシステムサーバ100の機能構成例について説明した。次に、本開示の一実施形態に係るICタグ200の機能構成例について説明する。
[ICタグの構成例]
図3は、本開示の一実施形態に係るICタグ200の機能構成例を示す説明図である。以下、図3を用いて本開示の一実施形態に係るICタグ200の機能構成例について説明する。
図3に示したように、本開示の一実施形態に係るICタグ200は、近距離無線通信部210と、認証情報保持部220と、識別情報保持部230と、を含んで構成される。
近距離無線通信部210は、後述する端末装置300の近距離無線通信部313との間で、所定の周波数による近距離無線通信を実行する。上述したように、ICタグ200と、端末装置300との間で実行される近距離無線通信は、例えば13.56MHzの周波数で行われる通信である。
近距離無線通信部210は、端末装置300を介したシステムサーバ100との間の通信の途中で情報の改ざんを防ぐために、情報の送信の際に情報を暗号化してもよい。従って、システムサーバ100には、近距離無線通信部210が暗号化した情報を復号するための鍵が組み込まれていても良い。同様に、システムサーバ100は、通信部110からの情報の送信の際に情報を暗号化してもよい。従ってICタグ200には、通信部110が暗号化した情報を復号するための鍵が組み込まれていても良い。
認証情報保持部220は、端末装置300にかざされたICタグ200をシステムサーバ100で認証するための認証情報を保持する。認証情報保持部220が保持する認証情報は、例えばシステムサーバ100で認証するための認証情報である。ICタグ200は、認証情報保持部220で保持している認証情報を、端末装置300を介してシステムサーバ100に提供することで、ICタグ200をシステムサーバ100で認証させることができる。
識別情報保持部230は、ICタグ200を一意に識別するための識別情報を保持する。識別情報保持部230が保持する、ICタグ200を一意に識別するための識別情報は、例えばタグIDである。タグIDは、システムサーバ100を管理し、ICタグ200を発行する事業者によって一意にICタグ200に付与されるIDである。識別情報保持部230が保持する識別情報は、端末装置300がかざされると、近距離無線通信によって端末装置300に提供する。端末装置300は、近距離無線通信によってICタグ200から取得した識別情報をシステムサーバ100に送信する。端末装置300が、ICタグから取得した識別情報をシステムサーバ100に送信することで、システムサーバ100は、端末装置300がどのICタグ200との間で近距離無線通信を行なったかを知ることができる。
本開示の一実施形態に係るICタグ200は、図3に示したような構成を有することで、端末装置300との間で近距離無線通信を実行して、端末装置300に情報を提供することができる。また本開示の一実施形態に係るICタグ200は、図3に示したような構成を有することで、システムサーバ100にICタグ200を認証させ、また端末装置300がどのICタグ200との間で近距離無線通信を行なったかをシステムサーバ100に知らせることができる。
以上、図3を用いて本開示の一実施形態に係るICタグ200の機能構成例について説明した。次に、本開示の一実施形態に係る端末装置300の機能構成例について説明する。
[端末装置の機能構成例]
図4は、本開示の一実施形態にかかる端末装置300の機能構成例を示す説明図である。以下、図4を用いて本開示の一実施形態にかかる端末装置300の機能構成例について説明する。
図4に示したように、本開示の一実施形態に係る端末装置300は、無線通信部311と、表示部312と、近距離無線通信部313と、制御部314と、センサ部315と、通話部316と、メモリ317と、操作部318と、を含んで構成される。
無線通信部311は、無線ネットワークを介した他の装置(例えばシステムサーバ100)との無線通信を行う。表示部312は、無線通信部311が受信した情報や、操作部318に対して行われたユーザの操作に応じた情報を表示する。表示部312は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の平板型画像表示パネルで構成される。また本開示の一実施形態に係る端末装置300では、表示部312にはタッチパネルが設けられていてもよい。
近距離無線通信部313は、ICタグ200と近距離無線通信を実行することで、ICタグ200との間の情報の送受信を行なう。近距離無線通信部313は、例えばリーダライタで構成され、所定の電波を発してICタグ200に起電力を生じさせることで、ICタグ200との間で情報の送受信を行なう。制御部314は、端末装置300の動作を制御する。例えば、制御部314は、メモリ317に格納されたプログラムを実行することで、端末装置300の動作を制御する。制御部314による端末装置300の動作の制御としては、例えば、近距離無線通信部313によるICタグ200との通信により、ICタグ200に応じたアプリケーションを起動するための基本アプリケーションの実行などがある。
センサ部315は、各種情報を検知するセンサである。センサ部315を構成するセンサは、例えば、現在位置を取得する位置センサ、現在の気温を取得する温度センサ、ユーザの指紋や静脈の情報を取得する生体センサ等であってもよい。センサ部315が各種情報を検知することで、制御部314は、ICタグ200に端末装置300がかざされた際の付加情報として、センサ部315が検知した情報を用いることができる。
通話部316は、例えばスピーカやマイクで構成され、他の携帯電話や電話機との間で音声による通話を実行する。メモリ317は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成され、端末装置300の動作を制御するためのプログラムの格納等に用いられる。操作部318は、端末装置300を操作するためのボタンで構成される。操作部118の操作に応じて、制御部314によって端末装置300の動作が制御される。なお、表示部312にはタッチパネルが設けられている場合は、そのタッチパネルも操作部318として機能する。
なお図4では、端末装置300に通話部316が含まれた構成を示しているが、本開示は係る例に限定されない。つまり、端末装置300に通話機能が必要ない場合は、端末装置300の構成は通話部316を除外したものであっても良い。
以上、図4を用いて本開示の一実施形態にかかる端末装置300の機能構成例について説明した。本開示の一実施形態にかかる端末装置300は、図4に示したような構成を有することで、ICタグ200との間で近距離無線通信を実行し、ICタグ200から取得した情報をシステムサーバ100に送信することが出来る。
次に、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
[情報処理システムの動作例]
図5は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。以下、図5を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300がICタグ200にかざされたことを契機に動作する。端末装置300が、ICタグ200との間での近距離無線通信が可能な距離までICタグ200に近接すると、ICタグ200は、端末装置300の近距離無線通信部313から発せられる電波による起電力で動作を開始する。そして、端末装置300は近距離無線通信部313を用いてICタグ200を捕捉する(ステップS101)。ICタグ200は、近距離無線通信部210から、端末装置300によるICタグ200の捕捉が成功したことについて応答する(ステップS102)。
端末装置300は、ICタグ200の捕捉が成功したことを近距離無線通信部313で受信すると、捕捉したICタグ200の認証要求を、無線通信部311でシステムサーバ100へ送信する(ステップS103)。システムサーバ100が、ICタグ200の認証要求を端末装置300から受信すると、システムサーバ100とICタグ200との間で相互認証が行われる(ステップS104)。ステップS104の相互認証の際には、認証情報保持部220に保持されている認証情報が用いられる。認証情報保持部220に保持されている認証情報は、端末装置300との近距離無線通信によって端末装置300に送信された後に、端末装置300からシステムサーバ100に転送される。システムサーバ100とICタグ200との間で相互認証が行われることで、システムサーバ100は、ICタグ200に記録されている情報を読み取ったり、ICタグ200に情報を書き込んだりすることが可能になる。
システムサーバ100とICタグ200との間で相互認証が行われると、続いてシステムサーバ100は、端末装置300を介して、ICタグ200のタグIDを読み込む(ステップS105)。ICタグ200は、タグIDを近距離無線通信によって端末装置300に送信する。そして端末装置300は、ICタグ200から受信したタグIDをシステムサーバ100に送信する(ステップS106)。
システムサーバ100は、ICタグ200に記録されているタグIDを読み込むと、続いて端末装置300に対し、端末装置300が有する装置データを要求する(ステップS107)。端末装置300は、システムサーバ100からの要求に応じて、有している装置データをシステムサーバ100に送信する(ステップS108)。なお端末装置300は、ステップS108で装置データをシステムサーバ100へ送信する際に、端末装置300に設定または入力された情報を、併せてシステムサーバ100へ送信しても良い。端末装置300に設定または入力された情報には、例えば端末装置300の固有の情報、端末装置300が利用しようとするサービスを識別する情報、端末装置300を使用するユーザの、センターサーバ400が提供するサービスのユーザ情報等があってもよい。より具体的には、端末装置300に設定または入力された情報には、センターサーバ400が提供するサービスを受けるために端末装置300でアプリケーションを起動した際に、端末装置300のユーザによって入力されたユーザID、PIN(Personal Identification Number)などがあってもよい。また端末装置300のユーザによって入力されたユーザIDには、センサ部315によって取得された指紋情報、静脈情報等の生体情報が含まれていてもよい。システムサーバ100は、端末装置300から送信される、端末装置300に設定または入力された情報を用いて、端末装置300に対する認証処理を処理実行部140で実行することができる。
システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で実行する(ステップS109)。そしてシステムサーバ100は、ステップS109での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で要求する(ステップS110)。
上記ステップS109での、処理実行部140によって実行される処理は、端末装置300から送信される情報の内容によって異なる。具体的には、端末装置300が利用しようとするサービスの内容によって異なる。例えば、端末装置300が利用しようとするサービスが電子マネーによる商品代金の決済サービスであれば、処理実行部140は、電子マネーによる商品代金の決済サービスを提供するセンターサーバ400への決済処理要求を行なう。また例えば、端末装置300が利用しようとするサービスが電子チケットによる入場サービスであれば、処理実行部140は、電子チケットによる入場サービスを提供するセンターサーバ400へのチケット処理要求を行なう。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの要求に基づいた処理を実行し(ステップS111)、その処理結果をシステムサーバ100に返す(ステップS112)。システムサーバ100は、センターサーバ400から処理結果を受け取ると、その処理結果を通信部110から端末装置300へ送信する(ステップS113)。端末装置300は、センターサーバ400での処理結果を無線通信部311で受信すると、受信したセンターサーバ400での処理結果を、近距離無線通信部313で近距離無線通信によってICタグ200に送信する(ステップS114)。ICタグ200は、センターサーバ400での処理結果を受信すると、センターサーバ400での処理結果をICタグ200の内部に保持することができる。なお、このステップS114の処理は必ずしも行われなくても良い。すなわち、センターサーバ400での処理結果は、端末装置300までで留められていても良い。
本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、図5に示したように各装置が動作することで、端末装置300を介した、システムサーバ100とICタグ200との間の情報の授受を可能にする、システムサーバ100とICタグ200との間の情報の授受が、システムサーバ100とICタグ200とで相互認証されてから、端末装置300を介して行われることで、端末装置300には耐タンパ性を有するICチップを設ける必要がなく、サーバ側にバリューを持たせることが出来るので、コストを抑えつつ、ユーザの利便性を高めることができる。また、システムサーバ100とICタグ200との間の情報の授受の際に、システムサーバ100でICタグ200の認証を行うので、ICタグ200と端末装置300との近距離無線通信時にセキュアな情報の授受が可能となる。
続いて、本開示の一実施形態に係るIC200の変形例について説明する。図5に示したように、ICタグ200は、端末装置300を介してセンターサーバ400での処理結果を受信することができるが、そのセンターサーバ400での処理結果を明示的に表示することで、端末装置300のユーザに、センターサーバ400での処理結果を視認させることができる。
図6は、本開示の一実施形態に係るICタグ200の変形例であるICタグ200’を示す説明図である。図6に示したICタグ200’は、図3に示したICタグ200に表示部240が追加された構成を示している。表示部240は、例えば電子ペーパー、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成され、各種情報を表示する。表示部240が表示する情報は、例えば、端末装置300のユーザに対して端末装置300をかざすように促すメッセージや、センターサーバ400での処理結果等である。
本開示では、ICタグ自身が表示機能を有していなくても良い。図7は、本開示の一実施形態に係るICタグ200に、表示装置500が接続されている状態を示す説明図である。表示装置500は、例えば電子ペーパー、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成され、各種情報を表示する。表示装置500が表示する情報は、例えば、端末装置300のユーザに対して端末装置300をかざすように促すメッセージや、センターサーバ400での処理結果等である。このように、ICタグ200に表示機能が備えられていなくても、表示装置500が接続されていることで、ICタグ200は、センターサーバ400での処理結果を表示装置500に表示させることが出来る。
続いて、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について、より具体的な例を挙げて説明する。以下の説明では、図7のように、ICタグ200に表示装置500が接続されている場合を述べることにする。
図8は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。図8に示した流れ図は、端末装置300を用いて、センターサーバ400が提供する電子チケットサービスを受けようとする場合の動作例である。以下、図8を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
センターサーバ400が電子チケットサービスを提供する場合は、ICタグ200は、表示装置500とともに施設の入場口などに設置されることになる。端末装置300のユーザは、予め施設に入場するためのチケットを購入し、そのチケットの情報をセンターサーバ400に登録する。そして端末装置300のユーザは、施設への入場時に、施設の入場口などに設置されるICタグ200に端末装置300をかざすことで、施設に入場できるようになる。そのような前提に基づいて、図8を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
端末装置300のユーザは、例えば、電子チケットサービスを受けるためのアプリケーションを端末装置300で実行させた状態や、特定のサービスに依存しないアプリケーションを端末装置300で実行させた状態で、端末装置300をICタグ200にかざす。端末装置300は近距離無線通信部313を用いてICタグ200に記録されている情報の読み取りを行なう(ステップS201)。ここで端末装置300が読み取りを行なうICタグ200の情報は、認証情報保持部220に保持されている認証情報と、識別情報保持部230に保持されている識別情報である。ICタグ200は、近距離無線通信部210から、認証情報及び識別情報を端末装置300へ送信する(ステップS202)。
端末装置300は、ICタグ200から送信された認証情報及び識別情報を近距離無線通信部313で受信すると、受信したICタグ200の認証情報及び識別情報を、無線通信部311でシステムサーバ100へ送信する(ステップS203)。さらに端末装置300は、センターサーバ400が提供する電子チケットサービスを受けるための情報を、併せてシステムサーバ100へ送信する。電子チケットサービスを受けるための情報とは、例えば電子チケットサービスのユーザID等である。
システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300から送信された情報を用いて、ICタグ200の認証処理を認証部130で実行し、ICタグ200を認証すると、端末装置300から送信された情報に基づいて、電子チケットサービスに関する処理を処理実行部140で実行する(ステップS204)。そしてシステムサーバ100は、ステップS204での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300から送信された情報に基づいて、電子チケット処理を処理実行部140で要求する(ステップS205)。システムサーバ100がステップS205で要求する電子チケット処理は、端末装置300にかざされたICタグ200で端末装置300が利用可能な電子チケットの有無を問い合わせる処理である。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの問い合わせに応じて、電子チケット処理を実行する(ステップS206)。センターサーバ400は、ステップS206で電子チケット処理を実行することで、端末装置300にかざされたICタグ200で端末装置300が利用可能な電子チケットの有無、及び利用可能な電子チケットが存在した場合には、その電子チケットのもぎり処理を実行する。
センターサーバ400は、上記ステップS206の電子チケット処理結果をシステムサーバ100に返す(ステップS207)。システムサーバ100は、センターサーバ400から電子チケット処理の結果を受け取ると、その電子チケット処理の結果を通信部110から端末装置300へ送信する(ステップS208)。端末装置300は、センターサーバ400での処理結果を無線通信部311で受信すると、受信したセンターサーバ400での電子チケット処理の結果を、近距離無線通信部313で近距離無線通信によってICタグ200に送信する(ステップS209)。
ICタグ200は、センターサーバ400での電子チケット処理の結果を近距離無線通信によって端末装置300から受信すると、受信した電子チケット処理の結果を表示装置500に送信する(ステップS210)。表示装置500は、ICタグ200から受信した電子チケット処理の結果を表示する(ステップS211)。表示装置500が、センターサーバ400での電子チケット処理の結果を表示することで、端末装置300のユーザや施設の入場口の係員は、有効なチケットを端末装置300のユーザが所持しているかどうかを確認することができる。なお、図8に示した流れ図では、システムサーバ100は、ステップS203で端末装置300から送信された情報を用いてICタグ200を認証していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、図5に示したように、システムサーバ100は、ICタグ200との間で相互認証を行なってから、端末装置300を介してICタグ200のタグIDを読み込み、さらに端末装置300から送信された情報に基づいて、電子チケット処理をセンターサーバ400に対して要求しても良い。
図9は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例を示す流れ図である。図9に示した流れ図は、端末装置300を用いて、センターサーバ400が提供する電子マネーによる決済サービスを受けようとする場合の動作例である。以下、図9を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
センターサーバ400が電子マネーによる決済サービスを提供する場合は、ICタグ200は、表示装置500とともに店舗の会計場所に設置されることになる。端末装置300のユーザは、予め電子マネーサービスに登録し、その電子マネーサービスで使用する電子マネーをセンターサーバ400に入金する。そして端末装置300のユーザは、店舗での商品代金の決済時に、店舗の会計場所に設置されるICタグ200に端末装置300をかざすことで、電子マネーによる商品代金の決済が可能となる。そのような前提に基づいて、図9を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について説明する。
端末装置300のユーザは、例えば、電子マネーによる決済サービスを受けるためのアプリケーションを端末装置300で実行させた状態で、端末装置300をICタグ200にかざす。端末装置300は近距離無線通信部313を用いてICタグ200に記録されている情報の読み取りを行なう(ステップS221)。ここで端末装置300が読み取りを行なうICタグ200の情報は、認証情報保持部220に保持されている認証情報と、識別情報保持部230に保持されている識別情報である。ICタグ200は、近距離無線通信部210から、認証情報及び識別情報を端末装置300へ送信する(ステップS222)。
端末装置300は、ICタグ200から送信された認証情報及び識別情報を近距離無線通信部313で受信すると、受信したICタグ200の認証情報及び識別情報を、無線通信部311でシステムサーバ100へ送信する(ステップS223)。さらに端末装置300は、センターサーバ400が提供する電子マネーによる決済サービスを受けるための情報を、併せてシステムサーバ100へ送信する。電子マネーによる決済サービスを受けるための情報とは、例えば電子マネーによる決済サービスのユーザIDや、決済しようとする商品代金の情報等である。なお、電子マネーによる決済サービスを受けるための情報は、ステップS223でシステムサーバ100に送信されてもよく、センターサーバ400と表示装置500との間の通信によって、センターサーバ400に直接送信されてもよい。
システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300から送信された情報を用いて、ICタグ200の認証処理を認証部130で実行し、ICタグ200を認証すると、端末装置300から送信された情報に基づいて、電子マネーによる決済サービスに関する処理を処理実行部140で実行する(ステップS224)。そしてシステムサーバ100は、ステップS224での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300から送信された情報に基づいて、電子マネーによる決済処理を処理実行部140で要求する(ステップS225)。システムサーバ100がステップS225で要求する電子マネーによる決済処理は、端末装置300にかざされたICタグ200で端末装置300が利用可能な電子マネーの有無や、残高による決済可能の有無を問い合わせる処理である。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの問い合わせに応じて、電子マネーによる決済処理を実行する(ステップS226)。センターサーバ400は、ステップS226で電子マネーによる決済処理を実行することで、端末装置300にかざされたICタグ200で端末装置300が利用可能な電子マネーの有無、及び利用可能な電子マネーが存在した場合には、その電子マネーの残高による決済処理を実行する。
センターサーバ400は、上記ステップS226の電子マネーによる決済処理の結果をシステムサーバ100に返す(ステップS227)。システムサーバ100は、センターサーバ400から電子マネーによる決済処理の結果を受け取ると、その電子マネーによる決済処理の結果を通信部110から端末装置300へ送信する(ステップS228)。端末装置300は、センターサーバ400での電子マネーによる決済処理の結果を無線通信部311で受信すると、受信したセンターサーバ400での電子マネーによる決済処理の結果を、近距離無線通信部313で近距離無線通信によってICタグ200に送信する(ステップS229)。
ICタグ200は、センターサーバ400での電子マネーによる決済の結果を近距離無線通信によって端末装置300から受信すると、受信した電子マネーによる決済処理の結果を表示装置500に送信する(ステップS230)。表示装置500は、ICタグ200から受信した電子マネーによる決済処理の結果を表示する(ステップS231)。表示装置500が、センターサーバ400での電子マネーによる決済処理の結果を表示することで、端末装置300のユーザや店舗の店員は、電子マネーによる決済が成功したかどうかを確認することができる。なお、図9に示した流れ図では、システムサーバ100は、ステップS223で端末装置300から送信された情報を用いてICタグ200を認証していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、図5に示したように、システムサーバ100は、ICタグ200との間で相互認証を行なってから、端末装置300を介してICタグ200のタグIDを読み込み、さらに端末装置300から送信された情報に基づいて、商品代金の決済処理をセンターサーバ400に対して要求しても良い。
以上、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1を構成する各装置の動作例について、より具体的な例を挙げて説明した。もちろん、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1が用いられる場面は係る例に限定されないことは言うまでもない。例えば、センターサーバ400が電子クーポンを提供するサービスを行う場合は、センターサーバ400は、ICタグ200と端末装置300との近距離無線通信の結果に応じて適切なクーポンを端末装置300に提供することが出来る。
続いて、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例について説明する。上述してきた情報処理システム1では、端末装置300がICタグ200にかざされたことを契機として一連の処理が実行されていた。以下で説明するのは、ICタグ200が端末装置に組み込まれている場合の情報処理システム1の構成及び動作例である。
図10は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。図10には、図1で示したICタグ200及び端末装置300の替わりに、端末装置300a、300bが示されている。端末装置300aは、今までの説明における端末装置300と同じものである。また端末装置300bは、今までの説明におけるICタグ200が組み込まれた端末装置である。
図10に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例では、端末装置300aが端末装置300bにかざされたことを契機として一連の処理が実行される。
図11は、図10に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。端末装置300aが端末装置300bにかざされ、端末装置300aが端末装置300bのICタグに記録された情報の近距離無線通信による読み取りを開始すると(ステップS301)、端末装置300bは、端末装置300aに、端末装置300bのICタグに記録された情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で提供する(ステップS302)。
端末装置300aは、端末装置300bのICタグに記録された情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で読み取ると、読み取り結果をシステムサーバ100に送信する(ステップS303)。なお端末装置300aは、ステップS303で端末装置300bのICタグに記録された認証情報及び識別情報をシステムサーバ100へ送信する際に、端末装置300aに設定または入力された情報を、併せてシステムサーバ100へ送信しても良い。
システムサーバ100は、端末装置300aから送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300aから送信された情報を用いて、端末装置300bのICタグの認証処理を認証部130で実行し、端末装置300bのICタグを認証すると、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で実行する(ステップS304)。そしてシステムサーバ100は、ステップS304での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300aから送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で要求する(ステップS305)。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの要求に基づいた処理を実行し(ステップS306)、その処理結果をシステムサーバ100に返す(ステップS307)。システムサーバ100は、センターサーバ400から処理結果を受け取ると、その処理結果を通信部110から端末装置300aへ送信する(ステップS308)。端末装置300aは、センターサーバ400での処理結果を受信すると、受信したセンターサーバ400での処理結果を、近距離無線通信によって端末装置300bに送信する(ステップS309)。端末装置300bは、必要に応じて、センターサーバ400での処理結果を表示する(ステップS310)。
図10に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置は、図11に示したような動作を実行することで、端末装置300aと端末装置300bとの間の近距離無線通信の結果を端末装置300bに表示させることができる。なお、図11に示した流れ図では、システムサーバ100は、ステップS223で端末装置300から送信された情報を用いてICタグ200を認証していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、図5に示したように、システムサーバ100は、ICタグ200との間で相互認証を行なってから、端末装置300を介してICタグ200のタグIDを読み込み、さらに端末装置300から送信された情報に基づいた処理をセンターサーバ400に対して要求しても良い。
図12は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。図12には、制御装置600がネットワーク2に新たに接続されている情報処理システム1を示している。制御装置600は、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の結果に応じた制御を実行する。制御装置600が実行する制御の例としては、例えばドアの鍵の施錠及び解錠の制御、駅等の自動改札機のドアの開閉制御、などがある。
本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例は、図12に示したような構成を有することで、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の結果に応じた制御を制御装置600に実行させることができる。
図13は、図12に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。端末装置300がICタグ200にかざされ、端末装置300がICタグ200に記録された情報の近距離無線通信による読み取りを開始すると(ステップS401)、ICタグ200は、記録されている情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で端末装置300に提供する(ステップS402)。
端末装置300は、ICタグ200に記録された情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で読み取ると、読み取り結果をシステムサーバ100に送信する(ステップS403)。なお端末装置300は、ステップS303でICタグ200に記録された認証情報及び識別情報をシステムサーバ100へ送信する際に、端末装置300に設定または入力された情報を、併せてシステムサーバ100へ送信しても良い。
システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300から送信された情報を用いて、ICタグ200の認証処理を認証部130で実行し、ICタグ200を認証すると、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で実行する(ステップS404)。そしてシステムサーバ100は、ステップS304での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で要求する(ステップS405)。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの要求に基づいた処理を実行し(ステップS406)、その処理結果を制御装置600に直接返す(ステップS407)。制御装置600は、センターサーバ400から処理結果を受け取ると、その処理結果に基づいた処理を実行する(ステップS408)。制御装置600が実行する、センターサーバ400の処理結果に基づいた制御の例としては、例えばドアの鍵の施錠及び解錠の制御、駅等の自動改札機のドアの開閉制御、などがある。
図12に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例は、図13に示したような動作を実行することで、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の結果に応じた制御を制御装置600に実行させることができる。なお、図13に示した流れ図では、システムサーバ100は、ステップS223で端末装置300から送信された情報を用いてICタグ200を認証していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、図5に示したように、システムサーバ100は、ICタグ200との間で相互認証を行なってから、端末装置300を介してICタグ200のタグIDを読み込み、さらに端末装置300から送信された情報に基づいた処理をセンターサーバ400に対して要求しても良い。
図12では、制御装置600がネットワーク2に接続されている構成を示したが、本開示は係る例に限定されない。制御装置600はICタグ200に接続されていても良い。図14は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を示す説明図である。図14には、制御装置600がICタグ200に接続されている情報処理システム1を示している。
図15は、図14に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例における各装置の動作例を示す流れ図である。端末装置300がICタグ200にかざされ、端末装置300がICタグ200に記録された情報の近距離無線通信による読み取りを開始すると(ステップS421)、ICタグ200は、記録されている情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で端末装置300に提供する(ステップS422)。
端末装置300は、ICタグ200に記録された情報(認証情報及び識別情報)を近距離無線通信で読み取ると、読み取り結果をシステムサーバ100に送信する(ステップS423)。なお端末装置300は、ステップS303でICタグ200に記録された認証情報及び識別情報をシステムサーバ100へ送信する際に、端末装置300に設定または入力された情報を、併せてシステムサーバ100へ送信しても良い。
システムサーバ100は、端末装置300から送信される情報を通信部110で受信した後に、情報取得部120で取得する。そしてシステムサーバ100は、端末装置300から送信された情報を用いて、ICタグ200の認証処理を認証部130で実行し、ICタグ200を認証すると、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で実行する(ステップS424)。そしてシステムサーバ100は、ステップS304での処理に基づいて、センターサーバ400に対し、端末装置300から送信された情報に基づいた処理を処理実行部140で要求する(ステップS425)。
センターサーバ400は、システムサーバ100からの要求に基づいた処理を実行し(ステップS426)、その処理結果をシステムサーバ100に返す(ステップS427)。システムサーバ100は、センターサーバ400から処理結果を受け取ると、その処理結果を通信部110から端末装置300へ送信する(ステップS428)。端末装置300は、センターサーバ400での処理結果を受信すると、受信したセンターサーバ400での処理結果を、近距離無線通信によってICタグ200に送信する(ステップS429)。ICタグ200は、センターサーバ400での処理結果を端末装置300から近距離無線通信で受信すると、受信したセンターサーバ400での処理結果を制御装置600に送信する(ステップS430)。制御装置600は、ICタグ200から処理結果を受け取ると、その処理結果に基づいた処理を実行する(ステップS431)。
図14に示した本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例は、図15に示したような動作を実行することで、ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信の結果に応じた制御を、ICタグ200に接続された制御装置600に実行させることができる。なお、図15に示した流れ図では、システムサーバ100は、ステップS223で端末装置300から送信された情報を用いてICタグ200を認証していたが、本開示は係る例に限定されるものではない。例えば、図5に示したように、システムサーバ100は、ICタグ200との間で相互認証を行なってから、端末装置300を介してICタグ200のタグIDを読み込み、さらに端末装置300から送信された情報に基づいた処理をセンターサーバ400に対して要求しても良い。
以上、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例を説明した。もちろん本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の変形例は、上述してきたものに限られないことは言うまでもない。ICタグ200と端末装置300との間の近距離無線通信を契機として、端末装置300が送信した情報に基づく処理をシステムサーバ100で実行するものであれば、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、上述してきたもの以外にも様々な変形例を取りうることができる。
また上述したように、システムサーバ100は、端末装置300から送信されてきたタグID及びユーザID(または端末ID)の情報を用いて、処理する内容を決定していた。ここで、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1で用いられるユーザIDを複数のレベルに区分してもよい。例えば、ユーザIDは以下の4つのレベルに区分されてもよい。
Level0:PINや生体認証によるID
Level1:TEE(Trusted Execution Environment)等によるID
Level2:Embedded SE(Secure Element)との認証によるID
Level3:UICC(Universal Integrated Circuit Card)との認証によるID
端末装置300のユーザがICタグ200に端末装置300をかざすと、端末装置300はシステムサーバ100にタグID及びユーザIDを送信する。その際、端末装置300は、ユーザIDがどの区分のものかをシステムサーバ100に送信しても良い。例えば、ユーザIDが上記4つのレベルに区分される場合に、システムサーバ100は、ビットに対応した形でユーザIDの区分を管理してもよい。
そして本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、タグID、ユーザIDに加えてユーザIDの区分の情報を用いて、アプリケーションの起動指示の生成や、他サービスとの連携処理を行なっても良い。例えば本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、紙クーポン配信に近いサービスを提供する場合は、ユーザIDの区分がLevel0であっても許可するが、チケットサービスや決済サービス等を提供する場合は、ユーザIDの区分がLevel0や1ではサービスの利用を許可せず、Level2または3でなければサービスの利用を許可しないように制御しても良い。また本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、MNO(Mobile Network Operator;移動体通信事業者)のクラウドサービスと紐付いたサービスを提供する場合は、ユーザIDの区分がLevel3でなければサービスの利用を許可しないように制御しても良い。
このように、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300からシステムサーバ100に送られるユーザIDの区分に応じてサービスレベルを制御することが可能になる。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300とICタグ200との間の近距離無線通信を契機として、各装置が動作を実行する。また以上説明したように、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300にバリューを持たせなくても、センターサーバ400でバリューを管理するので、端末装置300に耐タンパ性を有するICチップを備える必要がない。本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、ICタグ200が端末装置300にかざされた際に、そのICタグ200をシステムサーバ100で認証する。
従って、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置300のコストを抑え、端末装置300を利用するユーザの利便性を高めながらも、近距離無線通信時のセキュアな情報の授受が可能となる。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
サーバ装置と、
近距離無線通信により情報の読み取りが可能な非接触通信タグと、
を備え、
前記非接触通信タグは、
前記非接触通信タグを一意に識別する識別情報を保持する識別情報保持部と、
前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報を保持する認証情報保持部と、
他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した前記識別情報保持部が保持する前記識別情報及び前記認証情報保持部が保持する前記認証情報を前記サーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信する近距離無線通信部と、
を含み、
前記サーバ装置は、
前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及び他の情報を取得する情報取得部と、
前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを認証する認証部と、
前記認証部による前記非接触通信タグの認証後に、前記情報取得部が取得した前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を実行する処理実行部と、
を含む、情報処理システム。
(2)
前記処理実行部は、前記他の情報を用いて前記他の装置の認証処理を実行する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)
前記他の装置から前記サーバ装置へ送信された情報は、さらに商品代金の情報を含み、
前記処理実行部は、前記他の装置から送信された商品代金の情報及び前記識別情報を用いて前記他の装置の認証処理及び前記他の装置による商品代金の決済処理を実行する、前記(2)に記載の情報処理システム。
(4)
前記処理実行部は、前記他の情報及び前記識別情報を用いて、前記他の装置で利用可能なコンテンツに関する処理を実行する、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の情報処理システム。
(5)
前記他の装置で利用可能なコンテンツは、チケットである、前記(4)に記載の情報処理システム。
(6)
前記他の装置で利用可能なコンテンツは、クーポンである、前記(4)に記載の情報処理システム。
(7)
前記処理実行部は、前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理の実行結果を、前記他の装置を介して前記非接触通信タグに返す、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の情報処理システム。
(8)
前記非接触通信タグは、前記処理実行部による処理の実行結果を表示する情報表示部をさらに備える、前記(7)に記載の情報処理システム。
(9)
前記他の装置として、前記非接触通信タグとの間で近距離無線通信を実行する端末装置をさらに備える、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の情報処理システム。
(10)
前記端末装置は、
前記非接触通信タグとの間の近距離無線通信を実行する近距離無線通信部と、
前記サーバ装置との間の通信を実行する通信部と、
を含み
前記通信部は、前記非接触通信タグとの間の近距離無線通信の際の前記端末装置の情報及び前記非接触通信タグから取得した前記識別情報を前記サーバ装置に送信する、前記(9)に記載の情報処理システム。
(11)
非接触通信タグと他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した、非接触通信タグを一意に識別する識別情報及び前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報をサーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信する近距離無線通信ステップと、
前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及びその他の情報を前記サーバ装置で取得する情報取得ステップと、
前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを前記サーバ装置で認証する認証ステップと、
前記認証ステップによる前記非接触通信タグの認証後に、前記情報取得ステップで取得された前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を前記サーバ装置で実行する処理実行ステップと、
を含む、情報処理方法。
1 情報処理システム
100 システムサーバ
110 通信部
120 情報取得部
130 認証部
140 処理実行部
200 ICタグ
210 近距離無線通信部
220 認証情報保持部
230 識別情報保持部
300 端末装置
400 センターサーバ

Claims (11)

  1. サーバ装置と、
    近距離無線通信により情報の読み取りが可能な非接触通信タグと、
    を備え、
    前記非接触通信タグは、
    前記非接触通信タグを一意に識別する識別情報を保持する識別情報保持部と、
    前記サーバ装置における前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報を保持する認証情報保持部と、
    他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した前記識別情報保持部が保持する前記識別情報及び前記認証情報保持部が保持する前記認証情報を前記サーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信する近距離無線通信部と、
    を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及びその他の情報を取得する情報取得部と、
    前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを認証する認証部と、
    前記認証部による前記非接触通信タグの認証後に、前記情報取得部が取得した前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を実行する処理実行部と、
    を含む、情報処理システム。
  2. 前記処理実行部は、前記他の情報を用いて前記他の装置の認証処理を実行する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記他の装置から前記サーバ装置へ送信された情報は、さらに商品代金の情報を含み、
    前記処理実行部は、前記他の装置から送信された前記商品代金の情報及び前記識別情報を用いて前記他の装置の認証処理及び前記他の装置による商品代金の決済処理を実行する、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記処理実行部は、前記他の情報及び前記識別情報を用いて、前記他の装置で利用可能なコンテンツに関する処理を実行する、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記他の装置で利用可能なコンテンツは、チケットである、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記他の装置で利用可能なコンテンツは、クーポンである、請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 前記処理実行部は、前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理の実行結果を、前記他の装置を介して前記非接触通信タグに返す、請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記非接触通信タグは、前記処理実行部による処理の実行結果を表示する情報表示部をさらに備える、請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記他の装置として、前記非接触通信タグとの間で近距離無線通信を実行する端末装置をさらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 前記端末装置は、
    前記非接触通信タグとの間の近距離無線通信を実行する近距離無線通信部と、
    前記サーバ装置との間の通信を実行する通信部と、
    を含み、
    前記通信部は、前記非接触通信タグとの間の近距離無線通信の際の前記端末装置の情報及び前記非接触通信タグから取得した前記識別情報を前記サーバ装置に送信する、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 非接触通信タグと他の装置との近距離無線通信に応じて、受信した、非接触通信タグを一意に識別する識別情報及び前記非接触通信タグの認証に用いられる認証情報を、前記非接触通信タグを認証するサーバ装置に送信する前記他の装置へ、前記識別情報及び前記認証情報を送信するステップと、
    前記他の装置から送信された前記識別情報、前記認証情報及びその他の情報を前記サーバ装置で取得するステップと、
    前記認証情報を用いて前記非接触通信タグを前記サーバ装置で認証するステップと、
    前記認証するステップによる前記非接触通信タグの認証後に、取得された前記他の情報及び前記識別情報に応じた処理を前記サーバ装置で実行するステップと、
    を含む、情報処理方法。
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