JP2009196442A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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泰広 浜田
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Abstract

【課題】ブロックにサイプを有し、かつ回転方向が指定されるタイヤにおける、ヒール・アンド・トウ摩耗に代表される偏摩耗の発生を抑制する方途について提案する。
【解決手段】タイヤのトレッド踏面に、該トレッドの周方向に延びる少なくとも1本の周方向溝およびトレッドの幅方向に延びる複数本の横溝にて区画された多数のブロックを有する、タイヤの回転方向が指定される空気入りタイヤにおいて、前記ブロックに、トレッドの幅方向へ直線状に延びかつトレッド厚み方向へ波形状に延びる複数本のサイプを形成し、該サイプの前記波形の振幅を、ブロックの蹴り出し側のサイプより踏み込み側のサイプで大きくする。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤ、中でも陸部にサイプを配置したトレッドパターンを有する空気入りタイヤに関するものである。
タイヤのトレッド踏面に、該トレッドの周方向に延びる複数本の周方向溝にて区画された陸部列を有するタイヤ、特に周方向溝とトレッドの幅方向に延びる複数本の横溝にて区画されたブロック列を有するタイヤにおいて、ブロック列の剛性を調整することを所期して、各ブロックに複数本のサイプを形成する場合がある。
例えば、特許文献1には、ブロックパターンにおいて、サイプによりブロックを小ブロックに区分することが記載されている。そして、ブロックに多数のサイプを設けた際の問題として、ブロック端部の剛性低下に起因した、ヒール・アンド・トウ摩耗を掲げ、ブロック両端部のサイプにそれぞれ区分されて相互に支え合う小ブロックの曲げ剛性を、同両端部のサイプにそれぞれ区分されて相互に支え合う小ブロックの曲げ剛性よりも大きくすること、具体的には、ブロック両端部のサイプの切り込み面を立体状にすることが提案されている。
特開2005−41339号公報
特許文献1の提案に従ってブロックの曲げ剛性を調整することによって、ヒール・アンド・トウ摩耗の抑制が可能となるが、特にタイヤの回転方向が指定される、いわゆる方向性パターンを有するタイヤにおいては、ヒール・アンド・トウ摩耗の抑制が不十分であり、この点の改善が求められている。
そこで、本発明は、ブロックにサイプを有し、かつ回転方向が指定されるタイヤにおける、ヒール・アンド・トウ摩耗に代表される偏摩耗の発生を抑制する方途について提案することを目的とする。
さて、タイヤが回転する場合、ブロックの踏み込み側と蹴り出し側とでは、接地面内でのせん断力が異なり、踏み込み側に比べて蹴り出し側の摩耗量が大きくなる結果、摩耗後のトレッド表面には段差が生じることになる。このような偏摩耗は、タイヤの寿命を短くするほか、タイヤ騒音を増加することにもなる。
特に、方向性パターンを有するタイヤでは、回転方向が指定されていることから、サイプの導入によるブロック剛性の調整を、ブロックの踏み込む側と蹴り出し側とで差別化することが、ヒール・アンド・トウ摩耗の抑制に極めて有効であることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の要旨構成は次のとおりである。
(1)タイヤのトレッド踏面に、該トレッドの周方向に延びる少なくとも1本の周方向溝およびトレッドの幅方向に延びる複数本の横溝にて区画された多数のブロックを有する、タイヤの回転方向が指定される空気入りタイヤにおいて、
前記ブロックに、トレッドの幅方向へ直線状に延びかつトレッド厚み方向へ波形状に延びる複数本のサイプを形成し、該サイプの前記波形の振幅が、ブロックの蹴り出し側のサイプより踏み込み側のサイプで大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。
ここで、トレッド踏面とは、タイヤを適用リムに装着するとともに、それに最高空気圧を充填して平板上に垂直に置き、そこへ最大負荷能力に相当する質量を負荷したときに平板と接触することになるトレッドゴムの表面領域をいうものとする。
(2)前記サイプの波形の振幅が、タイヤの進行方向に位置するサイプで段階的に大きくなる前記(1)に記載のスタッドレスタイヤ。
(3)前記(1)において、前記ブロックの蹴り出し側に、トレッド厚み方向へ直線状に延びるサイプを形成してなる記載の空気入りタイヤ。
本発明によれば、方向性パターンを有するタイヤにおける、ヒール・アンド・トウ摩耗の発生を抑制することができる。したがって、タイヤ寿命の末期まで均等な摩耗が実現されるから、例えば偏摩耗に起因したタイヤ騒音の増加を回避することが可能になる。
図1に、本発明に従うタイヤのトレッド部の展開図を示す。
すなわち、トレッド部1には、該トレッド1の周方向に延びる少なくとも1本、図示例で3本の周方向溝2、3および4と両トレッド端Eとにより、4列の陸部列5、6、7および8を区画してなる。
さらに、トレッド端E側の陸部列5および8は、トレッド1の幅方向に延び、かつトレッド周方向に間隔を置いて配置した多数本の横溝9aおよび9bにて、複数のブロック10に区画されている。そして、各ブロック10には、複数本、図示例で3本の、周方向溝2または4からトレッド端Eに向かって延びるサイプ11a、11bおよび11cを形成する。
一方、陸部列6および7は、細溝12および屈曲溝13を組み合わせてリブ13と小ブロック列14に区画されている。また、リブ列13と小ブロック列14に跨るサイプ15aと、細溝12および屈曲溝13から延びるサイプ15bおよび15cとを有する。
前記横溝9aおよび9b、細溝12、屈曲溝13は、いずれもタイヤの赤道Oに対して傾斜して配置し、図1に矢印Rで示す回転方向を指定して使用に供される。
前記ブロック10に形成したサイプ11a、11bおよび11cは、図2にブロック10の断面(図1のII−II線に沿う断面)を示すように、トレッドの幅方向へ直線状に延びかつ、トレッド厚み方向へ波形状に延びる形状になる。ここで、該サイプの前記波形の振幅dが、ブロック10の踏み込み側(横溝9b)に配置したサイプ11aまたは11bより蹴り出し側(横溝9a)のサイプ11bまたは11cで大きいことが肝要である。
すなわち、ブロック10に導入したサイプに、その深さ方向へ波形状を与えると、通常の深さ方向にも直線状に延びるサイプを導入した場合に比し、ブロック剛性は高くなる。このブロック剛性は、サイプの波形の振幅d(図2参照)が大きいほど高まる。そこで、本発明では、該振幅dを、ブロック10の踏み込み側に配置したサイプより蹴り出し側にあるサイプで大きくし、ブロック剛性を蹴り出し側で高めて、一方踏み込み側では弱めることによって、ブロック10の踏み込み側部分での接地圧を蹴り出し側対比で小さくする。これにより、従来は優先的に摩耗していた蹴り出し側部分の摩耗を減少し、踏み込み側部分との摩耗差を抑制する。
従って、この振幅dは、タイヤの進行方向(回転方向R)に位置するサイプほど段階的に大きくなるように設定することが、ブロックの周方向における摩耗をより均一にするのに、有効である。その際、最も蹴り出し側に配したサイプは、波形の振幅のない直線状とすることも可能である。
なお、ブロック10に形成するサイプは、その波形の振幅dを4mm以下にすることが、ブロックのサイプ相互間における剛性を確保するために好ましい。なお、下限については、特に定める必要はなく、僅かでも波形の変化があればよい。
同様に、サイプにおける波形の波長lは、4mm以下にすることが、必要とするブロック剛性を得るのに十分な波数を確保する上で好ましい。なお、下限については、特に定める必要はなく、僅かでも波形の変化があればよい。
図1に示したトレッドパターンを有する空気入りラジアルタイヤを、サイズ225/45R17にて試作した。その際、ブロック10に形成するサイプ11a、11bおよび11cに、その深さ方向の形状を表1に示すように種々に変更して、各タイヤを試作した。サイプ11a、11bおよび11cの造形以外は、全て同仕様とした。
これらのタイヤを適用リムに装着し最高空気圧に調整してから、後輪駆動車に装着して一般路を2万kmにわたり走行した。この走行後のタイヤについて、図3に示すように、ブロック10の踏み込み側と蹴り出し側との摩耗差tを測定した。その結果を表1に併記する。
Figure 2009196442
本発明のタイヤのトレッドパターンを示す図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 ブロックにおける摩耗差の測定要領を示す図である。
符号の説明
1 トレッド部
2、3、4 周方向溝
5、6、7、8 陸部列
9a、9b 横溝
10 ブロック
11a、11b、11c サイプ
E トレッド端

Claims (3)

  1. タイヤのトレッド踏面に、該トレッドの周方向に延びる少なくとも1本の周方向溝およびトレッドの幅方向に延びる複数本の横溝にて区画された多数のブロックを有する、タイヤの回転方向が指定される空気入りタイヤにおいて、
    前記ブロックに、トレッドの幅方向へ直線状に延びかつトレッド厚み方向へ波形状に延びる複数本のサイプを形成し、該サイプの前記波形の振幅が、ブロックの蹴り出し側のサイプより踏み込み側のサイプで大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記サイプの波形の振幅が、タイヤの進行方向に位置するサイプで段階的に大きくなる請求項1に記載のスタッドレスタイヤ。
  3. 請求項1において、前記ブロックの蹴り出し側に、トレッド厚み方向へ直線状に延びるサイプを形成してなる記載の空気入りタイヤ。
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WO2015012049A1 (ja) 2013-07-25 2015-01-29 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
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