JP2009194285A - 半導体装置及びフォトマスクの製造方法 - Google Patents

半導体装置及びフォトマスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】露光装置の偏向幅で決まる偏向領域の境界で隣接するパターン間のスペースの解像性を向上することを目的とする。
【解決手段】露光対象物上の露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域を電子ビームで走査しながらパターンを露光して半導体装置又はフォトマスクを製造する製造方法において、偏向領域の境界近傍に存在し、且つ、第1の偏向領域に属する第1のパターンを抽出する手順と、第1のパターンに隣接し、且つ、第1の偏向領域とは異なる第2の偏向領域に属する第2のパターンを探索する手順と、偏向領域の位置ズレによる抽出された第1のパターンと探索された第2のパターンとの間の距離の変化が最小になるように、第1のパターンの幅に応じて露光データにデータ加工を施す手順をコンピュータに実行させるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置及びフォトマスクの製造方法に係り、特に電子ビーム露光技術による半導体装置及びフォトマスクの製造方法に関する。
電子ビーム露光装置では、露光するべき領域を主偏向器の偏向幅で決まる複数のフィールドに分割すると共に、各フィールドを副偏向器の偏向幅で決まる複数のサブフィールドに分割して、分割したサブフィールド毎に可変成形の電子ビームを照射してパターンを露光する。このため、サブフィールド境界を跨ぐパターンの接続部分の繋ぎ精度、特に隣接するフィールドに属するサブフィールド間のパターンの接続精度は厳しく、サブフィールド境界のパターンの解像性が劣化する問題がある。
図1は、フィールドとサブフィールドの関係を説明する図である。図1において、11は半導体ウェーハ1上のフィールドを示し、12は1つのフィールド11を構成するサブフィールドを示す。又、太線の矢印SC1は、フィールド11の集合に対する電子ビームの走査方向を概念的に示し、太線の矢印SC2は、サブフィールド12の集合に対する(即ち、1フィールド11内の)電子ビームの走査方向を概念的に示す。尚、図1では説明の便宜上、9つのフィールド11の集合を示す。
従来、サブフィールド境界を跨ぐパターンの繋ぎ精度を向上させる方法としては、特許文献1の如き繋ぎ部分に追加パターンを発生する方法や、特許文献2の如きフィールドの境界位置を変えて多重露光する方法等が提案されている。
特開平6−13298号公報 特開2002−170768号公報
近年の半導体装置(又は、半導体デバイス)の微細化及び高密度化に伴い、サブフィールドの位置精度誤差によるサブフィールド境界のパターンの繋ぎ精度劣化だけでなく、サブフィールド境界における狭スペースの解像性の劣化も問題となっている。大きなパターン間の狭スペース程、電子ビームの基板からの後方散乱による露光量の被りが大きく、サブフィールド間の位置ズレによりショートが発生しやすい。
しかし、特許文献1のように追加パターンを発生する方法はスペースには適用できない。又、特許文献2のように多重露光する方法は、パターンの位置ズレが電子ビームのボケと同様の影響を露光結果にもたらし、狭スペースの露光マージンが低下するので、このような方法の採用は極力避けたいところである。このように、従来の方法は、狭スペースの解像性の劣化を確実に防止することができないという問題があった。
そこで、本発明は、露光装置の偏向幅で決まる偏向領域の境界で隣接するパターン間のスペースの解像性を向上可能な半導体装置及びフォトマスクの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、露光対象物上の露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域を電子ビームで走査しながらパターンを露光して半導体装置又はフォトマスクを製造する製造方法であって、該偏向領域の境界近傍に存在し、且つ、第1の偏向領域に属する第1のパターンを抽出する手順と、該第1のパターンに隣接し、且つ、該第1の偏向領域とは異なる第2の偏向領域に属する第2のパターンを探索する手順と、該偏向領域の位置ズレによる抽出された該第1のパターンと探索された該第2のパターンとの間の距離の変化が最小になるように、該第1のパターンの幅に応じて露光データにデータ加工を施す手順をコンピュータに実行させる製造方法が提供される。
開示の半導体装置及びフォトマスクの製造方法によれば、露光装置の偏向幅で決まる偏向領域の境界で隣接するパターン間のスペースの解像性を向上することが可能となる。
半導体装置又はフォトマスクを製造する際に、露光するべき領域を露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域に分割し、偏向領域の境界で隣接するパターン間のスペースの変化を最小限にすることで、偏向領域の境界の狭スペースの解像性を向上する。即ち、偏向領域間の位置ズレによるスペースの変化を最小限にすることで、偏向領域の境界の狭スペースの解像性を向上する。
露光データの加工が偏向領域の境界で隣接するパターン内で閉じているので、それ以外のスペースの解像性は偏向領域の位置ズレに影響されない。又、露光データのデータ加工が偏向領域の境界で隣接するパターンのみに対して行われるので、露光データのデータ加工に伴う露光データのデータ量の増加は非常に少なくて済む。これにより、電子ビーム露光装置の描画解像度を向上することができる。
以下に、本発明の半導体装置及びフォトマスクの製造方法の各実施例を、図2以降と共に説明する。
図2は、本発明を適用可能な電子ビーム露光装置20の概略構成を示す図である。図2において、電子ビーム露光装置20は、露光データ作成装置21、電子ビーム制御装置22及び露光装置23を有する。露光装置23は、電子銃231、矩形成形マスク232、マスク偏向器233、ブロックマスク234、マスク偏向器235、フォーカスレンジ調整部236、主偏向器237、副偏向器238及びステージ239を有する。露光データ作成装置21は、記憶部(図示せず)、入力装置(図示せず)、ホスト装置(図示せず)等から入力された設計データに基づいて露光するべき半導体装置又はフォトマスクの露光データを作成する。電子ビーム制御装置22は、露光データに基づいて露光装置23の各部を制御する。これにより、電子銃231から出射された電子ビームは、矩形成形マスク232〜副偏向器238を介してステージ239上に載置されたウェーハ1を照射し、ウェーハ1上に形成されたレジスト層には露光データに応じたパターンが露光される。
露光データ作成装置21は、CPUやMPU等のプロセッサと、プログラムやデータ等を格納する記憶部と、キーボード等の入力部とを備えた汎用のコンピュータにより構成可能である。記憶部は、プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体自体であっても、コンピュータ読取可能な記憶媒体からプログラムがインストールされるものであっても良い。プログラムには、コンピュータに少なくとも露光データ作成処理の手順を実行させるプログラムが含まれ、本実施例では説明の便宜上、コンピュータに半導体装置及びフォトマスクの製造工程の手順を実行させるプログラムが記憶部に格納されているものとする。
このような電子ビーム露光装置20によりフォトマスクのパターンがウェーハ1上に露光された後、周知のマスクプロセスによりブロックマスク234等の各種フォトマスクが製造される。又、電子ビーム露光装置20により半導体装置(又は、半導体デバイス)のパターンがウェーハ1上に露光された後、周知のウェーハプロセスにより半導体装置が製造される。
フィールドやサブフィールドのような露光装置23の偏向幅で決まる複数の偏向領域を走査しながらパターンを露光していく電子ビーム露光装置20では、異なる偏向領域に属するパターンが偏向領域の境界で隣接する場合に、偏向領域の位置ズレによって生じるパターン間の距離の変化を最小限にするように露光データを加工する必要がある。この場合の露光データの加工とは、パターンの形状を変える、パターンに与える露光量を変える、パターンを新たに追加する等の処理を露光データに施すことを言う。
パターンが大きくなる程ウェーハ(又は、半導体基板)1からの電子ビームの後方散乱による露光量の被りが大きく、露光量変動に対するマージンが小さくなり、それらのパターン間の挟スペースでは偏向領域の位置ズレによってショートが発生しやすくなるので、大きなパターン程確実なスペースの確保が必要となる。そこで、本実施例では、図3に示すような露光データ作成処理を行う。
図3は、本実施例において露光データ作成装置21、即ち、コンピュータのプロセッサが実行する露光データ作成処理を説明するフローチャートである。図3において、ステップS1は、ウェーハ1上の露光するべき領域を複数の偏向領域に分割する。具体的には、ウェーハ1上の露光するべき領域を例えば図1に示す如きフィールド11に分割して、更に各フィールド11をサブフィールド12に分割する。ステップS2は、ステップS1により露光するべき領域を分割して得た複数の偏向領域の境界(サブフィールド12の境界)の近傍に存在するパターンを抽出する。ステップS3は、ステップS2により抽出されたパターンに隣接し、且つ、異なる偏向領域(サブフィールド12)に属するパターンを探索領域内で探索する。ステップS4は、偏向領域(サブフィールド12)の位置ズレによるステップS2で抽出されたパターンとステップS3で探索されたパターンとの間の距離の変化が最小になるように、ステップS2で抽出したパターンの幅に応じた露光データの加工を行う。ステップS3,S4は、抽出パターン数分繰り返される。本実施例では、ステップS1により露光するべき領域を分割して得た複数の偏向領域がサブフィールド12であるものとするが、複数の偏向領域はフィールド11であっても良い。ステージ239の移動によってウェーハ1上の走査位置を調整するために位置ズレが大きくなり易いことから、偏向領域の境界で隣接するパターン間のスペースの解像性を向上する効果は、偏向領域がフィールド11である場合により顕著となる。
図4は、偏向領域境界で隣接するパターンの一例を示す平面図である。図4において、Aはある偏向領域の境界に存在するパターンを示し、B〜FはパターンAの右辺の近傍に存在すると共にパターンAとは異なる偏向領域に属するパターンを示す。又、PwはパターンAのパターン幅、PdはパターンAとパターンC,Eとの間の距離、SrはステップS3における探索領域を示す。パターンC,Eは、パターンAの隣接パターンである。パターンBは、パターンAの辺から垂直な方向に存在しないため、パターンAの隣接パターンではない。パターンDは、パターンAの辺から垂直な方向に外部指定の間隔Intの範囲内にその一部が含まれているものの、パターンCに遮られているため、パターンAの隣接パターンではない。パターンFは、パターンAの辺から垂直な方向に存在するものの、外部指定の間隔Intの範囲内にその一部が含まれていないため、パターンAの隣接パターンではない。
図5は、図3に示すステップS3の処理をより詳細に説明するフローチャートである。図5において、ステップS31は、候補となるパターンが探索領域Srにかかっているか否かを判定する。候補となるパターンはパターンB,Fの場合、ステップS31の判定結果はNOとなり処理は終了する。一方、候補となるパターンがパターンC,D,Eの場合、ステップS31の判定結果はYESとなり、処理はステップS32へ進む。ステップS32は、候補となるパターンが他のパターンに遮られていないか否かを判定する。候補となるパターンがパターンDの場合、ステップS32の判定結果はNOとなり処理は終了する。候補となるパターンがパターンC,Eの場合、ステップS32の判定結果はYESとなり、処理はステップS33へ進む。ステップS33は、候補となるパターンC,Eを、抽出パターンAに隣接すると共に異なる偏向領域(サブフィールド12)に属する隣接パターンとして追加し、処理は終了する。ステップS31〜S33は、抽出パターンAの各辺に対して、且つ、異なる偏向領域(サブフィールド12)内のパターン数分繰り返される。
図3に示すステップS4において、ある程度離れたパターン同士であれば、それらのパターン間のスペースの解像性は偏向領域(サブフィールド12)の位置ズレの影響を受け難いので、データ加工を施すことによるデータ作成時間の増加やデータ量の増加を抑制するために、パターン間の距離が規定値内である場合にのみデータを加工する。
一方、偏向領域(サブフィールド12の)境界で隣接するパターン間の距離が規定範囲内であっても、他のパターンで遮られる場合には、隣接するパターンに関してデータの加工をする必要はない。これは、後述するように、ショートが発生しやすい大きなパターンの場合、パターンを分割して隣接するパターンとの間だけでデータの加工を閉じるようにしているので、それらの外にあるパターンに対して偏向領域(サブフィールド12)の位置ズレの影響は生じないからである。
そこで、ステップS4は、パターンの幅に応じてデータ加工方法(ma)、(mb)、(mc)を以下のように切り替えて採用する。
データ加工方法(ma): 図6は、データ加工方法(ma)を説明する図である。図6及び後述する図7及び図8において、加工前のパターンは左側に示し、加工後のパターンは右側に示す。偏向領域F1内のパターン幅Pw1が外部指定した幅Ws1以上の太いパターンP1であれば、パターンP1をエッジ部と内部に分割し、外部指定した間隔Int1の範囲内に隣接するパターン幅Pw2のパターンP2の側のパターンP1のエッジ部を隣接するパターンP2が属する偏向領域F2から描画されるように登録変更する。この結果、偏向領域境界は太いパターンP1の内側に移るので、偏向領域F1又はF2の位置ズレはスペースSに影響を及ぼさなくなり、スペースSにおいてショートが発生しにくくなる。ここで、外部指定する幅Ws1は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域F2の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、(2×ΔXmax)/(Tp/100)以上であることが望ましい。これは、偏向領域F1,F2の境界をパターンP1の内側に移したことにより、偏向領域F1又はF2の位置ズレで線幅がそれだけ変動する可能性を考慮するためである。又、エッジ部分の幅は、「偏向領域F2の最大位置ズレ量の2倍」+「電子ビームのボケ量」以上、且つ、「パターン幅Pw1の半分」以下であることが望ましい。この最小値の条件は、偏向領域F2がパターンP1のエッジ部と内部が近づく方向に位置ズレを起こしたときに、本来パターンP1の内部に留まるべき露光量がスペースSにまで広がらないようにするためである。
データ加工方法(mb): 図7は、データ加工方法(mb)を説明する図である。偏向領域F1内のパターン幅Pw1が外部指定した幅Ws2以上、且つ、幅Ws1未満のやや太いパターンP1であれば、パターンP1をエッジ部と内部に分割し、外部指定した間隔Int2の範囲内に隣接するパターン幅Pw2のパターンP2が存在する側のエッジ部と相手パターンP2のエッジ部の露光量を夫々半分にして互いの偏向領域F1,F2に二重登録する。このように、パターンP1を分割し、偏向領域境界で隣接するパターンP1,P2の向き合う側のみデータを加工することで、偏向領域F1又はF2の位置ズレの影響はペアのパターンP1,P2の外側には現れない。又、パターンP1,P2の向き合う側は二重露光することにより、線幅の変動とスペースSの変動の両方を適度に低減できる。このデータ加工を行うパターンP1,P2は、加工方法(ma)程スペースSの解像性確保がシビアではないものの、スペースSの変動と線幅の変動の両方を低減したい場合に効果的である。そのため、外部指定する幅Ws2は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、ΔXmax/(Tp/100)以上であることが望ましい。これは、パターンP1,P2の片側だけを二重露光にしたことにより、二重露光でない側のエッジが偏向領域F1又はF2の位置ズレで移動し、線幅がそれだけ変動する可能性を考慮するためである。
データ加工方法(mc): 図8は、データ加工方法(mc)を説明する図である。偏向領域F1内のパターン幅Pw1が外部指定した幅Ws2未満の細めのパターンP1であれば、外部指定した間隔Int3の範囲内に隣接するパターン幅Pw2のパターンP2と自分自身(パターンP1)の露光量を夫々半分にして互いの偏向領域F1,F2に二重登録する。このような細めのパターンP1,P2は、スペースSの露光量の被りが比較的少ないため、スペースSの解像性よりもパターンP1,P2の線幅精度の方が重要である。パターンP1を分割せずに二重露光することで、偏向領域F1又はF2の位置ズレによる線幅変動を低減することができる。
又、偏向領域境界で隣接する2つのパターンP1,P2に対して異なるデータの加工方法が適用される場合は、パターン幅Pw1が大きい場合に対するデータ加工方法を採用する。つまり、データ加工方法(ma)、データ加工方法(mb)、データ加工方法(mc)の順でデータ加工方法を採用する。これは、太いパターンP1があることでスペースSでショートが発生するのを防止するためである。
露光装置23は、偏向領域を走査する際、図1に示したように、一定方向に一定数の偏向領域を走査した後、走査方向を変えて一定数の偏向領域を走査するという動作を繰り返す。このため、走査方向と直交する偏向領域の境界において相対的な位置ズレが大きくなり易い。特に、主偏向領域であるフィールドは、ステージ239の移動によってウェーハ1上の走査位置を調整するために位置ズレが顕著になる。そこで、各偏向領域を1つのフィールドとして、露光装置23による偏向領域の走査方向と直交する偏向領域の境界の近傍に存在するパターンに対してのみ上記のデータ加工を施すことで、狭スペースの解像性を向上させることができると共に、露光データの作成時間を短縮することができ、更に、露光データのデータ量の増加を少なくすることができる。
図9は、パターンと電子ビームの照射による蓄積エネルギー分布との関係を説明する図である。又、図10は、外部指定の間隔Intの設定を説明する図である。図9及び図10において、(a)はスペースSで離間されたパターンP1,P2を示し、(b)は(a)のパターンを露光する際に照射された電子ビームによりウェーハ1上のレジスト層に蓄積される蓄積エネルギー分布を示す。図9及び図10において、(b)の縦軸は蓄積エネルギーを任意単位で示し、横軸はウェーハ1上の距離を任意単位で示す。
図9に示すようにスペースSで離間されたパターンP1,P2に対して、パターンP1,P2の夫々が属する偏向領域F1,F2が最大位置ズレ量ΔXmaxで近接した時に、図10に示すスペースS’の幅が3βf未満になれば、即ち、S’=S−2ΔXmax<3βfになれば、電子ビームの前方散乱の広がりにより隣接パターンからの露光量の被りが生じ始める。ここで、SはスペースSの幅であり、S’はスペースS’の幅であり、βfは1点に入射した電子ビームの前方散乱強度分布(ガウス分布)の1/e半径であり標準偏差の√2倍に相当する。従って、外部指定の間隔Intは、3βf+2ΔXmax以下の値であることが望ましく、より望ましくは露光実験等により寸法変動が許容値を超え始めるスペースS’の幅を求めてS’+2ΔXmaxに設定する。
図11は、パターンの矩形パターンへの分割の一例を説明する図である。図11に示すように、露光するべきパターンが矩形以外の形状を有する場合、先ずパターンを矩形に分割し、分割後のパターンのサイズがレジスト層に照射される電子ビームのサイズを超える場合には、更にパターンを電子ビームのサイズ以下のサイズの矩形パターンに分割する。上記の如きデータ加工は、このようにして電子ビームのサイズ以下のサイズに分割された矩形パターンに対して行われる。
図12は、本実施例において露光データ作成装置21、即ち、コンピュータのプロセッサが実行する露光データ作成処理をより詳細に説明するフローチャートである。図12中、図3と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。図12において、ステップS40〜S49は、図3に示すステップS4に相当するが、ステップS102,S103もステップS4の一部を構成するものであっても良い。
図12において、ステップS1は、ウェーハ1上の露光するべき領域を複数の偏向領域に分割する。具体的には、半導体装置又はフォトマスクのレイアウトデータを含む設計データから露光対象層に関する露光対象レイアウトデータを抽出し、露光するべき領域を露光装置23の偏向幅で決まる複数の偏向領域(本実施例の場合、サブフィールド12)に分割する。
ステップS101は、各偏向領域に属するパターンを照射する電子ビームのサイズ程度のサイズを有するパターンに分割する。分割したパターンの形状は本実施例では矩形であるが、矩形に限定されず、ブロックマスク234に予め所定の形状のパターンを作成しておくことで複数のパターンの一括照射や三角形、平行四辺形等のパターンの照射も可能となる。又、ステップS101は、分割したパターンに対して、面積比率Arを1に初期化する。尚、露光量を半分にして二重露光すること(1/2多重露光)を表す場合は、面積比率Arを0.5に設定する。これは、後述の露光量補正処理において、パターンの二重化により面積が2倍として計算されてしまわないようにするためである。又、面積比率Arを0.5にすることで、計算上、露光量も0.5倍になるので都合が良い。分割したパターンを偏向領域に登録する際には、後で隣の偏向領域に属するパターンも登録し直すことを考慮して、その分偏向領域のサイズを予め小さめに設定しておく。ステップS2は、ステップS1により露光するべき領域を分割して得た複数の偏向領域の境界(サブフィールド12の境界)の近傍に存在するパターンを抽出する。ステップS101及びS2は、偏向領域数分繰り返される。
ステップS3は、ステップS2により抽出されたパターンに隣接し、且つ、異なる偏向領域(サブフィールド12)に属するパターンを探索領域内で探索する。ステップS40〜S49は、偏向領域(サブフィールド12)の位置ズレによるステップS2で抽出されたパターンとステップS3で探索されたパターンとの間の距離の変化が最小になるように、ステップS2で抽出したパターンの幅に応じた露光データの加工を行う。ステップS3,S40〜S49は、抽出パターン数分繰り返される。
ステップS40は、抽出パターンP1の幅Pw1が外部指定した幅Ws1以上であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS41は抽出パターンP1を図6に示すようにエッジ部と内部に分割する。ステップS42は、パターンP1,P2間の距離、即ち、スペースSが外部指定した間隔Int1以下であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は後述するステップS102へ進む。一方、ステップS42の判定結果がYESであると、ステップS43は、隣接するパターンP2の側にある抽出パターンP1のエッジ部を元の偏向領域F1から削除し、図6に示すようにこの削除したエッジ部を相手である隣接パターンP2の偏向領域F2に登録し直す登録変更を行い、処理は後述するステップS102へ進む。
ステップS40の判定結果がNOであると、ステップS44は、抽出パターンP1の幅Pw1が外部指定した幅Ws2以上であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS45は抽出パターンP1を図6に示すようにエッジ部と内部に分割する。ステップS46は、パターンP1,P2間の距離、即ち、スペースSが外部指定した間隔Int2以下であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は後述するステップS102へ進む。一方、ステップS46の判定結果がYESであると、ステップS47は、図7に示すように隣接するパターンP2の側にある抽出パターンP1のエッジ部と相手である隣接パターンP2のエッジ部の面積比率Arを0.5にして互い(パターンP1,P2)の偏向領域F1,F2に二重登録し、処理は後述するステップS102へ進む。
ステップS44の判定結果がNOであると、ステップS48は、パターンP1,P2間の距離、即ち、スペースSが外部指定した間隔Int3以下であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は後述するステップS102へ進む。一方、ステップS48の判定結果がYESであると、ステップS49は、図8に示すように抽出パターンP1と相手である隣接パターンP2の面積比率Arを0.5にして互い(パターンP1,P2)の偏向領域F1,F2に二重登録し、処理は後述するステップS102へ進む。
このようにして、パターンを探索する規定範囲は、例えば図4においてパターンの各辺に対して垂直な方向に、外部指定の間隔Int1、間隔Int2、間隔Int3の中の最大値までの距離である。ただし、図4に示すように偏向領域境界で隣接するパターン間の距離が規定範囲内であっても、他のパターンで遮られるパターンは探索から除外する。複数のパターンが一括照射される一括照射パターンの場合には、一括照射パターンを構成するパターン毎に隣接パターンを探索する。又、抽出したパターンが一括照射によるもので、一括照射パターンの中の1つのパターンが処理の対象になっていたとしても、二重登録は一括照射パターンの単位で行う。上記以外のデータ加工の対象にならなかったパターンは、そのままでありデータ加工は施されない。データ加工を施された露光データは、例えばコンピュータの記憶部に格納される。
ステップS102は、露光量補正処理を行う。具体的には、面積比率Arが0.5に設定されたパターンP1,P2に対して、面積を0.5倍して計算する以外は、一般的な露光量補正と同様に各パターンP1,P2の補正露光量を計算する。
ステップS103は、面積比率Arが0.5に設定されたパターンP1,P2の露光量比率を0.5倍した値に置き換えて、電子ビーム用露光データを生成し、処理は終了する。この電子ビーム用露光データは、例えばコンピュータの記憶部に格納されて図2に示す電子ビーム制御装置22に供給される。
図13は、中心(即ち、偏向領域境界)で左右に偏向領域が分かれたライン・アンド・スペース(L/S)パターンに対して、左右の偏向領域が中心に向かって移動した時の本実施例によるスペース解像性改善の効果を説明する図である。L/Sパターンの線幅Lとスペース幅Sは、夫々ケースc1では500nmと150nm(500L:150S、ケースc2では210nmと120nm(210L:120S)、ケースc3では150nmと90nm(150L:90S)とした。ケースc1の太いL/Sパターンには、エッジ部の幅を80nmとして上記データ加工方法(ma)の処理を施した。ケースc2のやや太いL/Sパターンには、ラインパターンを2分割して(内部なし)上記データ加工方法(mb)の処理を施した。ケースc3の細いL/Sパターンには、上記データ加工方法(mc)の処理を施した。
そして、図13の下側に示すように偏向領域が中心に向かって10nmずつ位置ズレした時の中心におけるスペース幅Sの予測値(予測スペース幅)を露光シミュレーションにより計算した。図14は、この露光シミュレーションの結果を示す図である。図14は、各ケースc1〜c3について、目標スペース幅と、偏向領域境界に対するデータ加工を施した場合(「境界処理あり」の場合)の予測スペース幅と、偏向領域境界に対するデータ加工を施さない場合(「境界処理なし」の場合)の予測スペース幅を示す。図14からもわかるように、ケースc1〜c3のL/Sパターンに偏向領域境界に対するデータ加工を何も施さなければ、20nm以上スペースが狭くなってしまう。しかし、ケースc1〜c3のL/Sパターンに偏向領域境界に対して本実施例のデータ加工を施すことで、どのL/Sパターンに対しても目標スペース幅からの誤差が殆ど解消されることが確認された。
次に、上記の如くデータ加工を施された露光データに基づいて露光処理を行い、現像処理を行うことで製造される半導体装置の一例を、図15及び図16と共に説明する。図15は露光処理を説明する図であり、図16は露光処理及び現像処理を説明する断面図である。図16(a)に示すように、ウェーハ(半導体基板)1上には、パターンを形成する材料からなる層51とレジスト層52が積層されている。パターンを形成する材料は、特に限定されない。半導体基板1、層51及びレジスト層52からなる積層構造は、露光対象物を構成する。
図15に示すように、半導体装置の製造工程の露光処理では、図16(b)に示すように電子ビーム露光装置20(露光装置23)で偏向領域F1に属するパターンP1を電子ビームにより半導体基板1上のレジスト層52に描画し、次いで図16(c)に示すように隣接する偏向領域F2に属するパターンP2を同様に描画する。
現像処理では、図16(d)に示すようにレジスト層52の露光されていない部分を残してレジスト層52の他の部分は除去することでレジストパターン52−1を形成する。又、図16(e)に示すようにレジストパターン52−1をマスクとしてエッチングを行い、層51のマスクにより保護されている部分を残して層51の他の部分は除去することでパターン51−1を形成する。その後、図16(f)に示すようにレジストパターン52−1を除去し、半導体基板1上には所望のパターン51−1が形成される。パターン51−1は、半導体装置の一部を構成するデバイス領域や配線等として用いられる。
露光データの加工が偏向領域境界で隣接するパターン内で閉じているので、それ以外のスペースの解像性は偏向領域の位置ズレに影響されない。又、露光データのデータ加工が偏向領域境界で隣接するパターンのみに対して行われるので、露光データのデータ加工に伴う露光データのデータ量の増加は非常に少なくて済む。これにより、電子ビーム露光装置20の描画解像度を向上することができる。
フォトマスク(又は、レチクル)の製造工程は、上記半導体装置の製造工程と同様に実現できるので、その図示及び説明は省略する。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
露光対象物上の露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域を電子ビームで走査しながらパターンを露光して半導体装置又はフォトマスクを製造する製造方法であって、
該偏向領域の境界近傍に存在し、且つ、第1の偏向領域に属する第1のパターンを抽出する手順と、
該第1のパターンに隣接し、且つ、該第1の偏向領域とは異なる第2の偏向領域に属する第2のパターンを探索する手順と、
該偏向領域の位置ズレによる抽出された該第1のパターンと探索された該第2のパターンとの間の距離の変化が最小になるように、該第1のパターンの幅に応じて露光データにデータ加工を施す手順
をコンピュータに実行させる、製造方法。
(付記2)
該探索する手順と該データ加工を施す手順は、抽出された第1のパターンの数分繰り返される、付記1記載の製造方法。
(付記3)
該データ加工を施す手順は、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第1の幅以上であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第1の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部を該第2のパターンが属する第2の偏向領域に登録変更することで、該偏向領域境界を該第1のパターンの内側に移動する第1のデータ加工を行い、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅2以上、且つ、該第1の幅1未満であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第2の間隔2の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部と該第2のパターンのエッジ部の露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで該偏向領域境界の隣接するパターンの向き合う側のみ二重露光する第2のデータ加工を行い、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅未満であれば外部指定した第2の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンと該第1のパターンの露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで、該偏向領域境界の第1及び第2のパターン同士を二重露光する第3のデータ加工を行う、付記1又は2記載の製造方法。
(付記4)
該第1の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、(2×ΔXmax)/(Tp/100)以上である、付記3記載の製造方法。
(付記5)
該第2の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、ΔXmax/(Tp/100)以上である、付記3又は4記載の製造方法。
(付記6)
該データ加工を施す手順は、該偏向領域境界で隣接する第1及び第2のパターンに対して異なるデータの加工方法が適用される場合、該第1のデータ加工、該第2のデータ加工、該第3のデータ加工の順でパターン幅が大きい場合に対するデータ加工を採用する、付記3記載の製造方法。
(付記7)
該データ加工を施す手順は、該偏向領域境界で隣接する第1及び第2のパターン間の距離が規定範囲内であっても、他のパターンで遮られている場合には、該第1及び第2のパターンの組み合わせに対してデータ加工を施さない、付記3又は4記載の製造方法。
(付記8)
該データ加工を施す手順は、該露光装置による偏向領域の走査方向と直交する偏向領域の境界の近傍に存在するパターンに対してのみ上記データの加工を施す、付記1乃至7のいずれか1項記載の製造方法。
(付記9)
二重登録したパターンの面積比率を0.5に設定する手順と、
面積比率が0.5に設定された第1及び第2のパターンに対して、面積を0.5倍して露光量補正を行い該第1及び第2のパターンの補正露光量を計算する手順と、
面積比率が0.5に設定された該第1及び第2のパターンの露光量比率を0.5倍した値に置き換えて電子ビーム用露光データを生成して該露光装置に供給する手順
を更に該コンピュータに実行させる、付記1乃至8のいずれか1項記載の製造方法。
(付記10)
該抽出する手順の前に、各偏向領域に属するパターンを照射する該電子ビームのサイズ程度のサイズのパターンに分割すると共に、該面積比率を1.0に初期化する手順
を更にコンピュータに実行させる、付記9記載の製造方法。
(付記11)
該露光対象物上の露光するべき領域を該露光装置の主偏向器の偏向幅で決まる複数のフィールドに分割すると共に、各フィールドを該露光装置の副偏向器の偏向幅で決まる複数のサブフィールドに分割して各偏向領域を1つのサブフィールド或いは1つのフィールドで構成する手順
を更に該コンピュータに実行させ、
各偏向領域を1つのサブフィールドで構成した場合は該サブフィールド毎に、或いは、各偏向領域を1つのフィールドで構成した場合は該フィールド毎に、可変成形の電子ビームを該露光対象物上に照射してパターンを露光する、付記1乃至10のいずれか1項記載の製造方法。
(付記12)
露光対象物上の露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域を電子ビームで走査しながらパターンを露光する該露光装置用の露光データをコンピュータに作成させるプログラムであって、該コンピュータに、
該偏向領域の境界近傍に存在し、且つ、第1の偏向領域に属する第1のパターンを抽出する手順と、
該第1のパターンに隣接し、且つ、該第1の偏向領域とは異なる第2の偏向領域に属する第2のパターンを探索する手順と、
該偏向領域の位置ズレによる抽出された該第1のパターンと探索された該第2のパターンとの間の距離の変化が最小になるように、該第1のパターンの幅に応じて露光データにデータ加工を施す手順
を実行させる、プログラム。
(付記13)
該探索する手順と該データ加工を施す手順は、抽出された第1のパターンの数分繰り返される、付記12記載のプログラム。
(付記14)
該データ加工を施す手順は、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第1の幅以上であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第1の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部を該第2のパターンが属する第2の偏向領域に登録変更することで、該偏向領域境界を該第1のパターンの内側に移動する第1のデータ加工を行い、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅2以上、且つ、該第1の幅1未満であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第2の間隔2の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部と該第2のパターンのエッジ部の露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで該偏向領域境界の隣接するパターンの向き合う側のみ二重露光する第2のデータ加工を行い、
該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅未満であれば外部指定した第2の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンと該第1のパターンの露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで、該偏向領域境界の第1及び第2のパターン同士を二重露光する第3のデータ加工を行う、付記12又は13記載のプログラム。
(付記15)
該第1の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、(2×ΔXmax)/(Tp/100)以上である、付記14記載のプログラム。
(付記16)
該第2の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、ΔXmax/(Tp/100)以上である、付記14又は15記載のプログラム。
(付記17)
該コンピュータに、
二重登録したパターンの面積比率を0.5に設定する手順と、
面積比率が0.5に設定された第1及び第2のパターンに対して、面積を0.5倍して露光量補正を行い該第1及び第2のパターンの補正露光量を計算する手順と、
面積比率が0.5に設定された該第1及び第2のパターンの露光量比率を0.5倍した値に置き換えて電子ビーム用露光データを生成して該露光装置に供給する手順
を更に実行させる、付記12乃至16のいずれか1項記載のプログラム。
(付記18)
該コンピュータに、
該抽出する手順の前に、各偏向領域に属するパターンを照射する該電子ビームのサイズ程度のサイズのパターンに分割すると共に、該面積比率を1.0に初期化する手順
を更に実行させる、付記17記載のプログラム。
(付記19)
該コンピュータに、
該露光対象物上の露光するべき領域を該露光装置の主偏向器の偏向幅で決まる複数のフィールドに分割すると共に、各フィールドを該露光装置の副偏向器の偏向幅で決まる複数のサブフィールドに分割して各偏向領域を1つのサブフィールド或いは1つのフィールドで構成する手順
を更に実行させ、
各偏向領域を1つのサブフィールドで構成した場合は該サブフィールド毎に、或いは、各偏向領域を1つのフィールドで構成した場合は該フィールド毎に、可変成形の電子ビームを該露光対象物上に照射してパターンを露光する、付記12乃至18のいずれか1項記載のプログラム。
(付記20)
付記12乃至19のいずれか1項記載のプログラムを格納した、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
フィールドとサブフィールドの関係を説明する図である。 本発明を適用可能な電子ビーム露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施例において露光データ作成装置が実行する露光データ作成処理を説明するフローチャートである。 偏向領域境界で隣接するパターンの一例を示す平面図である。 図3に示すステップS3の処理をより詳細に説明するフローチャートである。 データ加工方法(ma)を説明する図である。 データ加工方法(mb)を説明する図である。 データ加工方法(mc)を説明する図である。 パターンと電子ビームの照射による蓄積エネルギー分布との関係を説明する図である。 外部指定の間隔Intの設定を説明する図である。 パターンの矩形パターンへの分割の一例を説明する図である。 本実施例において露光データ作成装置が実行する露光データ作成処理をより詳細に説明するフローチャートである。 中心で左右に偏向領域が分かれたライン・アンド・スペースパターンに対して、左右の偏向領域が中心に向かって移動した時のスペース解像性改善の効果を説明する図である。 露光シミュレーションの結果を示す図である。 露光処理を説明する図である。 露光処理及び現像処理を説明する断面図である。
符号の説明
1 ウェーハ
11 フィールド
12 サブフィールド
20 電子ビーム露光装置
21 露光データ作成装置
22 電子ビーム制御装置
23 露光装置
231 電子銃
232 矩形成形マスク
233 マスク偏向器
234 ブロックマスク
235 マスク偏向器
236 フォーカスレンジ調整部
237 主偏向器
238 副偏向器
239 ステージ

Claims (10)

  1. 露光対象物上の露光装置の偏向幅で決まる複数の偏向領域を電子ビームで走査しながらパターンを露光して半導体装置又はフォトマスクを製造する製造方法であって、
    該偏向領域の境界近傍に存在し、且つ、第1の偏向領域に属する第1のパターンを抽出する手順と、
    該第1のパターンに隣接し、且つ、該第1の偏向領域とは異なる第2の偏向領域に属する第2のパターンを探索する手順と、
    該偏向領域の位置ズレによる抽出された該第1のパターンと探索された該第2のパターンとの間の距離の変化が最小になるように、該第1のパターンの幅に応じて露光データにデータ加工を施す手順
    をコンピュータに実行させる、製造方法。
  2. 該データ加工を施す手順は、
    該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第1の幅以上であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第1の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部を該第2のパターンが属する第2の偏向領域に登録変更することで、該偏向領域境界を該第1のパターンの内側に移動する第1のデータ加工を行い、
    該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅2以上、且つ、該第1の幅1未満であれば該第1のパターンをエッジ部と内部に分割し、外部指定した第2の間隔2の範囲内に隣接する第2のパターンが存在する側のエッジ部と該第2のパターンのエッジ部の露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで該偏向領域境界の隣接するパターンの向き合う側のみ二重露光する第2のデータ加工を行い、
    該第1のパターンのパターン幅が外部指定した第2の幅未満であれば外部指定した第2の間隔の範囲内に隣接する第2のパターンと該第1のパターンの露光量を夫々半分にして互いの第1及び第2の偏向領域に二重登録することで、該偏向領域境界の第1及び第2のパターン同士を二重露光する第3のデータ加工を行う、請求項1記載の製造方法。
  3. 該第1の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、(2×ΔXmax)/(Tp/100)以上である、請求項2記載の製造方法。
  4. 該第2の幅は、線幅に対して許容される変動量の範囲を±Tp%、偏向領域の最大位置ズレ量をΔXmaxとしたとき、ΔXmax/(Tp/100)以上である、請求項2又は3記載の製造方法。
  5. 該データ加工を施す手順は、該偏向領域境界で隣接する第1及び第2のパターンに対して異なるデータの加工方法が適用される場合、該第1のデータ加工、該第2のデータ加工、該第3のデータ加工の順でパターン幅が大きい場合に対するデータ加工を採用する、請求項2記載の製造方法。
  6. 該データ加工を施す手順は、該偏向領域境界で隣接する第1及び第2のパターン間の距離が規定範囲内であっても、他のパターンで遮られている場合には、該第1及び第2のパターンの組み合わせに対してデータ加工を施さない、請求項2又は3記載の製造方法。
  7. 該データ加工を施す手順は、該露光装置による偏向領域の走査方向と直交する偏向領域の境界の近傍に存在するパターンに対してのみ上記データの加工を施す、請求項1乃至6のいずれか1項記載の製造方法。
  8. 二重登録したパターンの面積比率を0.5に設定する手順と、
    面積比率が0.5に設定された第1及び第2のパターンに対して、面積を0.5倍して露光量補正を行い該第1及び第2のパターンの補正露光量を計算する手順と、
    面積比率が0.5に設定された該第1及び第2のパターンの露光量比率を0.5倍した値に置き換えて電子ビーム用露光データを生成して該露光装置に供給する手順
    を更に該コンピュータに実行させる、請求項1乃至7のいずれか1項記載の製造方法。
  9. 該抽出する手順の前に、各偏向領域に属するパターンを照射する該電子ビームのサイズ程度のサイズのパターンに分割すると共に、該面積比率を1.0に初期化する手順
    を更にコンピュータに実行させる、請求項8記載の製造方法。
  10. 該露光対象物上の露光するべき領域を該露光装置の主偏向器の偏向幅で決まる複数のフィールドに分割すると共に、各フィールドを該露光装置の副偏向器の偏向幅で決まる複数のサブフィールドに分割して各偏向領域を1つのサブフィールド或いは1つのフィールドで構成する手順
    を更に該コンピュータに実行させ、
    各偏向領域を1つのサブフィールドで構成した場合は該サブフィールド毎に、或いは、各偏向領域を1つのフィールドで構成した場合は該フィールド毎に、可変成形の電子ビームを該露光対象物上に照射してパターンを露光する、請求項1乃至9のいずれか1項記載の製造方法。
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