JP2009190840A - シート給送装置および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シロッコファン15aを備え、吸引中継管13は吸引チャンバ12の用紙幅方向Yの両側に連通・接続されると共に、シロッコファン15aが吸引ベルト11の上方近傍に配置された吸引ユニット10Aを有し、かつ、用紙束2の両側端面にエアaを吹き付ける一対のサイド吐出チャンバ42、用紙束2の先端面にエアaを吹き付けるフロント吐出チャンバ20、フロント吐出中継管24、サイド吐出中継管43、フロント・サイド吐出駆動源チャンバ44、フロント・サイド吐出駆動源チャンバ44に連通・接続された単一のシロッコファン25から構成されるフロント・サイド吐出ユニット30を有する。
【選択図】図1
Description
(1)用紙束2の先端面および両側端面にエアaを吹き付けることで、用紙間にエアが入り、図8に示すように用紙束2の用紙S同士が分離しバラける。
(2)分離した用紙S1,Sの最上位の用紙S1を1枚のみ吸引することで、吸引ベルト11に用紙S1が貼り付き・保持される。
(3)吸引ベルト11が回転・走行することで、用紙S1を1枚給送・搬送する。
ここで、サイドエア吐出ファン41,41およびサイド吐出チャンバ42は、サイド吐出ユニット40を構成している。フロント吐出ユニット22およびサイド吐出ユニット40は、給紙トレイ3上に積載された用紙束2の両側端面および先端面にエアを吹き付けることにより用紙Sを1枚ずつ分離させるエア分離手段を構成している。
用紙束2における最上位の用紙S1の上方に、一対の回転部材としての駆動ローラ14aと従動ローラ14bとの間に巻き掛けられた無端ベルトからなる吸引ベルト11が有り、吸引ベルト11には、エア吸引用の多数の孔11aが形成されている。なお、図9においては、図示の簡明化を図るため、孔11aの形成箇所を駆動ローラ14aと従動ローラ14bとの間の吸引ベルト11の特定の範囲に形成されているように描かれているが、孔11aが吸引ベルト11における用紙搬送方向Xおよびこれと直交する用紙幅方向Yの全体に亘って、当然吸引ベルト11の下側および各ローラ上14a,14bにも等ピッチで形成されていることは無論である(後述する図2も同様)。
用紙束2が積載されている給紙トレイ3の左右外側には、後述する給紙ユニット500A(該給紙トレイ3を含め上記工程(1)〜(3)で機能するほぼ全ての構成部品で構成される)を構成する図示しない一対のユニット側板が配設されていて、駆動ローラ14aと従動ローラ14bとは、上記一対のユニット側板に図8中矢印方向(時計回り方向)に回転可能に軸支されている。また、給紙ユニットを構成しないエア給紙装置にあっては、駆動ローラ14aと従動ローラ14bとは、装置本体に固着された図示しない一対の側板に図8中矢印方向(時計回り方向)に回転可能に軸支される。
駆動ローラ14aの軸の一端は、カップリング14cを介して、上記一方のユニット側板側に固設された、ベルト駆動手段としての吸引ベルト駆動モータ47の出力軸47aに接続されている。吸引ベルト駆動モータ47は、速度可変制御および回転による搬送距離の制御が容易で正確な、例えばステッピングモータからなる。
エア吸引をする駆動源は、エア吸引駆動源としてのエア吸引駆動ファン15であり、このエア吸引駆動ファン15には、吸引駆動源チャンバ17が連通・接続されている。従って、吸引チャンバ12とエア吸引駆動ファン15とは、吸引中継管(ダクト)13と吸引駆動源チャンバ17とを介して連通・接続されている。
上記した吸引ベルト11、駆動ローラ14a、従動ローラ14b、吸引チャンバ12、吸引中継管13、エア吸引駆動ファン15、吸引駆動源チャンバ17、吸引ベルト駆動モータ47は、吸引ユニット10を構成している。
上記した吸引ユニット10中、吸引ベルト11、吸引チャンバ12、吸引中継管13、エア吸引駆動ファン15、吸引駆動源チャンバ17は、エア吸引手段を構成している。
また、上記した吸引ユニット10中、吸引ベルト11、駆動ローラ14a、従動ローラ14b、吸引ベルト駆動モータ47は、上記エア吸引手段により吸引・保持された用紙Sを給送するシート給送手段を構成している。
用紙S1が吸引ベルト11に貼り付いたら、吸引ベルト駆動モータ47を駆動させて、駆動ローラ14aを図8中矢印方向に回転させ、吸引ベルト11を走行させることで、用紙搬送方向X(以下、「給紙方向X」ともいう)の下流側に配設された上下一対のレジストローラ113a,113bまで用紙S1を搬送する。レジストローラ対113a,113bまで用紙S1を搬送後、吸引ベルト駆動モータ47の駆動を停止させることにより、吸引ベルト11の走行を停止させ、所定時間、吸引動作待ちをする。残りの用紙S1の搬送は、レジストローラ対113a,113bの回転により行う。用紙S1の後端が用紙束2の先端面を突き当てている前面板4の近傍にくると、上記したと同様の動作によって次の1枚に分離された用紙Sが吸引ベルト11に貼り付く。この工程・動作を繰り返すことで給紙をするのが、エア給紙のシステムである。なお、前面板4には、フロントエア吐出口21から吹き付けるエアaを通過させるための図示しない縦長状の複数のスリットが開けられている。
吸引ベルト11の孔11aより吸引する風速を速くするには、吸引ベルト11の上記トータルの孔11aの面積より大きな断面積の吸引中継管13がよい。
従来の吸引中継管13は、
(イ)図8および図9に示したように、吸引ベルト11の横から1箇所にて吸引していた。
(ロ)図9に示すように、用紙吸引方向である上方向より吸引する方式であった。
しかしながら、エア吸引駆動ファン15の静圧を上げるとなると、DC(直流)ファンモータ(以下、「DCファン」という)では限界があり、電気掃除機に使用されているAC(交流)モータ等で駆動する大きなブロアを使用していた。これでは、大きなブロア自体によるスペース確保、装置の大型化およびコストアップが避けられなかった。
また、別の観点から従来の技術を考察すると、図8および図9に示した従来例のエア給紙装置500の吸引ユニット10のように、エア給紙装置およびこれを有する孔版印刷装置を含む印刷装置本体の省スペース化および小型化を図るために、吸引ベルトピッチ間を小さく、または駆動(従動)ローラの直径を小さくした場合、1つの吸引チャンバから1つの吸引中継管(ダクト)を接続する構成しか考慮されていなかったとも言える。
請求項1記載の発明は、積載されたシート束の両側端面および先端面のうちの少なくとも一方の端面にエアを吹き付けることによりシートを1枚ずつ分離させるエア分離手段と、分離された最上位のシートを吸引し搬送するための、一対の回転部材の間に巻き掛けられシート搬送方向に走行するベルトと、上記各回転部材の間であって上記ベルトに囲まれた空間に設けられた吸引チャンバと、該吸引チャンバに連通・接続される吸引口を備えた吸引中継管と、該吸引中継管に連通・接続されたエア吸引駆動源とを具備するシート給送装置において、上記吸引中継管は、上記吸引口を介して、上記吸引チャンバにおける上記シート搬送方向と直交するシート幅方向の少なくとも両側に連通・接続されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、装置の省スペース化および小型化を図るために、ベルトピッチ間を小さく、または回転部材の直径を小さくした場合でも、DCファンのエア吸引駆動源で対応できると共に、吸引中継管は、その吸引口を介して、吸引チャンバにおけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の少なくとも両側に連通・接続されていることにより、ベルトにおけるシート幅方向の両側からエアが吸引されるので、シートに対する吸引面積を実質2倍にした状態で1枚に分離された最上位のシートをベルトに確実に貼り付け・吸着保持させて給送することができる。
図11および図12に示す孔版印刷装置では、活性エネルギー線硬化型インキの使用が可能であるため、その活性エネルギー線硬化型のインキを硬化させるための活性エネルギー線硬化定着装置201が図12の孔版印刷装置本体の排紙側に併設されている。活性エネルギー線硬化型インキとしては、その一例として紫外線硬化型インキが用いられ、活性エネルギー線硬化定着装置としては、その一例として紫外線硬化定着装置が用いられる。
活性エネルギー線硬化定着装置201の内部構成は、例えば本出願人が提案した特開2006−281658号公報の図1に示されている紫外線照射装置としてのUV照射装置(2)と同様である。これとの関連で、図12に示す孔版印刷装置本体200側には、上記特開2006−281658号公報の図4等に記載されている孔版印刷制御装置(55)と同様の構成が配設されている。
なお、図11および図12において、孔版印刷装置本体200の符号と共に、括弧を付して示す150,151,152はそれぞれ後述する第1の実施形態、その変形例2に係る孔版印刷装置本体であることを表しており、本発明を適用する孔版印刷装置本体200と区別している。
上側の後原稿搬送ローラ83aは、例えばステッピングモータからなる原稿搬送モータ(図示せず)によって回転駆動される。上側の前原稿搬送ローラ82aは、上側の搬送ローラ83aと搬送ローラ82aとの間に掛け渡されたタイミングベルト(図示せず)を介して上記原稿搬送モータによって回転駆動され、各ローラ82b,83bはそれぞれ従動回転する。
上記図示しない制御部内のサーマルヘッド駆動制御部に入力したデジタル画像信号は、サーマルヘッド駆動用の信号としてデジタル画像データ信号等を生成されて、サーマルヘッド駆動回路(図示せず)を介してサーマルヘッド102に送信される。
搬送されるマスタ101に対して、サーマルヘッド102の主走査方向にライン状に並んで配列された多数の微小な発熱体102aが、上記図示しない制御部内のサーマルヘッド駆動制御部から送られてくるデジタル画像データ信号に応じて各々位置選択的に発熱し、発熱した発熱体102aに接触しているマスタ101の熱可塑性樹脂フィルム部分が加熱溶融穿孔される。このようにして、画像情報に応じたマスタ101の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとしてマスタ101に書き込まれる。
製版部100は、装置本体50に対して周知の着脱手段を介して着脱自在な製版ユニットを構成している。上記着脱手段としては、例えば、装置本体50側に設けられ製版ユニットを案内する断面コ字形状の案内部材と、製版ユニット側に設けられ上記案内部材に対して摺動可能な凸状部材との組合せが挙げられる。このように装置本体50側には、図示しない案内部材等が配設されることからも、給紙ユニット110Aにおける高さ方向Zの省スペース化および小型化が要望されている。
そして、装置本体50側に配設されマスタクランパ122を開閉する図示しない開閉装置の作動により、製版済みのマスタ101の先端が一定のタイミングでマスタクランパ122によってクランプ・保持されると、印刷ドラム121は図中矢印A方向(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済みのマスタ101を徐々に巻き付けていく。製版済みのマスタ101の後端部は、製版完了後にカッタ104により一定の長さに切断されて、1版の製版済みのマスタ101が印刷ドラム121の外周面に完全に巻装された段階で製版および給版工程が終了する。
なお、インキ供給管124、インキローラ125およびドクターローラ126は、印刷ドラム121上の製版済みのマスタ101にインキを供給するインキ供給手段を構成する。押圧手段は、プレスローラ123に限らず、印刷ドラム(版胴)121の直径とほぼ同径の圧胴等も用いられ、このような圧胴方式の孔版印刷装置でも無論、本発明は適用される。
上記したとおり、印刷ドラム121、上記インキ供給手段およびプレスローラ123は、印刷部110により給送されてきた用紙Sにインキによる印刷画像を形成する印刷画像形成手段を構成している。
版付け印刷終了後、プレスローラ123は印刷ドラム121から離間し、印刷ドラム121は図12においてマスタクランパ122が略真上となる初期位置(ホームポジション)に復帰して、印刷待機状態となる。
図12において、給紙ユニット110Aの符号と共に括弧を付して示す1Aは、図示しないネジ等の締結手段を含む着脱手段を介して、装置本体50に対して着脱自在に構成された後述する第1の実施形態に係る給紙ユニットを表している。
また、エア給紙装置は、例えば大量給紙が可能な大量給紙ユニットと組み合わせ、印刷装置本体に対し外付けオプションとして装着可能なように構成してもよい。
製版スタートキー91は、原稿の画像の読み取りから排版、製版、給版、給紙、版付け印刷、排紙工程に至るまでの一連の工程(動作)を起動するための動作起動手段としての機能を、テンキー93は、印刷枚数等を入力・設定する機能を、印刷スタートキー92は、テンキー93で入力・設定された印刷枚数分の印刷動作の起動等を行う機能を、試し刷りキー94は、試し刷り印刷動作を起動する機能を、それぞれ有する。エンターキー95は、各種設定時に数値等を確定・設定する機能を、モードクリアキー96は、各種モード設定状態を消去・クリアする機能を有し、それぞれそれらの機能を発揮させたい場合等に押下される。
タッチパネル98に配設されたLCD画面からなる表示手段ないしは報知手段は、使用するインキや各シロッコファン15a,15bによる回転数による風量が薄紙、普通紙、コート紙あるいは厚紙に見合っていない場合に、それを表示ないしは報知するものである。
用紙種類設定手段は、用紙として、薄紙、普通紙、コート紙を選択設定することが可能な用紙種類認識手段としての機能を有し、具体的にはタッチパネル98に設けられた薄紙設定キー131、普通紙設定キー132およびコート紙設定キー133で構成されている。用紙種類設定手段は、上記したものに限らず、より詳細に厚紙等を設定可能なキーを配設してもよい。
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
第1の実施形態は、図8および図9に示したエア給紙装置500の給紙ユニット500Aと比較して、図1〜図4に示すように、エア給紙装置1の給紙ユニット1Aを用いることのみ相違する。エア給紙装置1の給紙ユニット1Aは、エア給紙装置500の給紙ユニット500Aと比較して、給紙ユニット500Aの吸引ユニット10に代えて、吸引ユニット10Aを用いる点、給紙ユニット500Aのサイド吐出ユニット40およびフロント吐出ユニット22に代えて、エア分離手段としてのフロント・サイド吐出ユニット30を用いる点、これら吸引ユニット10Aおよびフロント・サイド吐出ユニット30の採用に伴い、それらを構成する後述するエア吸引駆動源等およびエア吹付駆動源等を後述するように特有の配置で構成した点、吸引ユニット10Aを構成する後述する吸引駆動源としての1つのシロッコファン15a、フロント・サイド吐出ユニット30を構成する後述するエア吹付駆動源としての単一のシロッコファン25および吸引ベルト駆動モータ47からなる3つの駆動源・駆動手段を覆うカバー部材としての静音カバー35(図1および図2中太い一点鎖線で示す)を用いる点が主に相違する。
エア給紙装置1の給紙ユニット1Aは、上記相違点を詳細に後述する点以外は図8および図9に示したエア給紙装置500の給紙ユニット500Aと同様である。図11および図12において、摩擦方式の給紙ユニット110Aと共に括弧を付して示すエア方式の給紙ユニット1Aは、給紙ユニット110Aに代えて同図に括弧を付して示す孔版印刷装置本体150に装着・適用したことを表している。
上記した吸引ユニット10A中、吸引ベルト11、吸引チャンバ12、左右の吸引中継管13、吸引駆動源チャンバ17、シロッコファン15aは、エア吸引手段を構成している。
また、上記した吸引ユニット10A中、吸引ベルト11、駆動ローラ14a、従動ローラ14b、吸引ベルト駆動モータ47は、上記エア吸引手段により吸引・保持された用紙Sを給送するシート給送手段を構成している。
フロント・サイド吐出ユニット30は、用紙束2の両側端面にエアaを吹き付けるサイドエア吐出口42aを備えた左右一対のサイド吐出チャンバ42,42と、用紙束2の前端面(先端面)にエアaを吹き付けるフロントエア吐出口21を備えたフロント吐出チャンバ20と、フロント吐出チャンバ20に連通・接続されたフロント吐出中継管(ダクト)24と、各サイド吐出チャンバ42,42を介してサイドエア吐出口42aにそれぞれ連通・接続された左右のサイド吐出中継管(ダクト)43と、左右のサイド吐出中継管43およびフロント吐出中継管24にそれぞれ連通・接続されたフロント・サイド吐出駆動源チャンバ44と、このフロント・サイド吐出駆動源チャンバ44に連通・接続され、エアaを吸引するエア吸引口25a1とエアaを吐出するエア吐出口25a2とを備えた単一のエア吹付駆動源としてのDCエア吹付駆動ファンであるシロッコファン25とから主に構成されている。
そして、本実施形態では、シロッコファン25としては用紙束2の先端面および両側端面に吹き付けるエアaを生成する。シロッコファン25がシロッコファン15aのエア吐出口15a2近傍に配置されていることを特徴としている。シロッコファン25の静圧仕様は、シロッコファン15aと同等である。
これと同時に、上記したようにシロッコファン25の駆動によって作られたエアaの一部は、フロント吐出中継菅(ダクト)を介してフロント吐出チャンバ20を通り、フロントエア吐出口21から外に出て、用紙束2の先端面(前端面)に吹き付ける。このように、各エアaが用紙束2の先端面および両側端面に吹き付けることで、用紙束2の上部が図1に示すように1枚ずつ確実に分離しバラける。
第1の実施形態の変形例1を説明する。変形例1は、第1の実施形態と比較して、図1および図2を借りて説明すると、給紙ユニット1Aを構成するエア分離手段としてのフロント・サイド吐出ユニット30に代えて、フロント吐出中継管24を除去することにより、用紙束2の両側端面にエアaを吹き付けるサイドエア吐出側のエア分離手段の構成と、用紙束2の前端面にエアaを吹き付けるフロントエア吐出側のエア分離手段の構成とを分離した点が主に相違する。この相違点以外は、変形例1は、第1の実施形態と同様である。
本変形例によれば、第1の実施形態における第1および第2の利点・効果とほぼ同様の利点・効果を奏する。但し、本変形例では、上述した構成であることにより、図1および図2に示したように、ファン15a、シロッコファン25および吸引ベルト駆動モータ47を1箇所にまとめ、その上から、これら3つの駆動源・駆動手段を静音カバー35で覆うことができるが、フロント吐出チャンバ20に連通・接続されたフロントエア吐出源としてのDCファンの集約化が第1の実施形態ほど望めない。
図6および図7を参照して、第1の実施形態の変形例2を説明する。
変形例2は、第1の実施形態と比較して、第1の実施形態のエア給紙装置1の給紙ユニット1Aの吸引ユニット10Aおよびこれを有する孔版印刷装置本体150に代えて、図6、図7、図11および図12に示すように、給紙ユニット1Bの吸引ユニット10Bおよびこれを有する孔版印刷装置本体151を用いることのみ相違する。
吸引ユニット10Bは、図1〜図3に示した吸引ユニット10Aと比較して、単一のシロッコファン15aに代えて、図1および図2に示すように、エア吸引駆動源として複数(本変形例では2つ)のシロッコファン15a,15bを用いることを明定・限定した点、すなわちエアを吸引するエア吸引口15a1とエアを吐出するエア吐出口15a2とを備えたシロッコファン15aおよびエア吸引口15b1とエアを吐出するエア吐出口15b2とを備えたシロッコファン15bを用いることを明定した点、エア排出経路の上流側のシロッコファン15aのエア吐出口15a2に、隣る下流側のシロッコファン15bのエア吸引口15b1を連通・接続して配置した点が主に相違する。
変形例2の給紙ユニット1Bは、上記相違点以外は図1〜図4に示した給紙ユニット1Aと同様である。図11および図12において、摩擦方式の給紙ユニット110Aと共に括弧を付して示すエア方式の給紙ユニット1Bは、給紙ユニット110Aに代えて同図に括弧を付して示す孔版印刷装置本体151に装着したことを表している。
そして、上流のシロッコファン15aのエア吐出口15a2にはファン接続ダクト45が連通・接続されており、それから下流のシロッコファン15bのエア吸引口15b1にはファン接続ダクト45が連通・接続されており、最も下流側にシロッコファン15bのエア吐出口15b2が開口されていて、エアを吐出するようになっている。換言すれば、2つのシロッコファン15a,15bが直列に連通・接続された構成である。
当然のことながら、吸引中継管13と吸引駆動源チャンバ17との接続部、吸引駆動源チャンバ17とシロッコファン15aのエア吸入口15a1との接続部、シロッコファン15aのエア吐出口15a2とファン接続ダクト45との接続部、シロッコファン15bのエア吸引口15b1とファン接続ダクト45との接続部は、それぞれエア漏れがないように適切な嵌合接続形状により、また適宜のシールテープ等の貼り付けによってエア漏れ防止が図られている。
一般的に、その静圧仕様が同等の2つのシロッコファンを直列に連通・接続した構成の場合、理論上の静圧は約2倍になるが、本変形例では吸引駆動源チャンバ17およびファン接続ダクト45による摩擦、負荷抵抗等により約50%アップすることが分かった。
なお、本変形例においては、各シロッコファン15a,15bは、DCファンからなるので、各々の回転数を可変することで、静圧および風量を変えることも可能であるが、本変形例では各シロッコファン15a,15bは最大の回転数で回転駆動される。
上記した吸引ユニット10B中、吸引ベルト11、吸引チャンバ12、左右の吸引中継管13、吸引駆動源チャンバ17、各シロッコファン15a,15bは、エア吸引手段を構成している。
また、上記した吸引ユニット10B中の、上記エア吸引手段により吸引・保持された用紙Sを給送するシート給送手段の構成部品は、第1の実施形態と同様である。
1A,1B 給紙ユニット
2 用紙束(シート束)
3 給紙トレイ(シート積載台、給紙台)
10A,10B 吸引ユニット(シート給送装置、給紙ユニットを構成)
11 吸引ベルト(ベルト、エア吸引手段を構成)
12 吸引チャンバ(エア吸引手段を構成)
13 吸引中継管(エア吸引手段を構成)
14a 駆動ローラ(シート給送手段を構成)
14b 従動ローラ(シート給送手段を構成)
15a,15b シロッコファン(エア吸引駆動源、エア吸引手段を構成)
15c,25c 多翼ファン
17 吸引駆動源チャンバ(エア吸引手段を構成)
20 フロント吐出チャンバ(エア分離手段を構成)
23 フロントエア吐出ファン(フロントエア吐出源)
24 フロント吐出中継管(エア分離手段を構成)
25 シロッコファン(エア吹付駆動源、エア分離手段を構成)
25a1 シロッコファンのエア吸入口25a1
25a2 シロッコファンのエア吐出口25a2
30 フロント・サイド吐出ユニット(エア分離手段)
35 静音カバー(カバー部材)
42 サイド吐出チャンバ(エア分離手段を構成)
43 サイド吐出中継管(エア分離手段を構成)
44 フロント・サイド吐出駆動源チャンバ(エア分離手段を構成)
45 ファン接続ダクト(エア吸引手段を構成)
50 装置本体
121 印刷ドラム(印刷画像形成手段を構成)
123 プレスローラ(印刷画像形成手段を構成)
150,151,152 孔版印刷装置本体(印刷装置)
S 用紙(シート、被印刷媒体)
X 用紙搬送方向(シート搬送方向)
Y 用紙幅方向(シート幅方向)
Z 高さ方向
Claims (8)
- 積載されたシート束の両側端面および先端面のうちの少なくとも一方の端面にエアを吹き付けることによりシートを1枚ずつ分離させるエア分離手段と、分離された最上位のシートを吸引し搬送するための、一対の回転部材の間に巻き掛けられシート搬送方向に走行するベルトと、上記各回転部材の間であって上記ベルトに囲まれた空間に設けられた吸引チャンバと、該吸引チャンバに連通・接続される吸引口を備えた吸引中継管と、該吸引中継管に連通・接続されたエア吸引駆動源とを具備するシート給送装置において、
上記吸引中継管は、上記吸引口を介して、上記吸引チャンバにおける上記シート搬送方向と直交するシート幅方向の少なくとも両側に連通・接続されていることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1記載のシート給送装置において、
上記エア吸引駆動源は、上記ベルトの上方近傍に配置されていることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1または2記載のシート給送装置において、
上記エア分離手段は、シート束の両側端面にエアを吹き付けるサイドエア吐出口と、該サイドエア吐出口に連通・接続され、エアを吸引するエア吸引口とエアを吐出するエア吐出口とを備えたエア吹付駆動源とを有し、
上記エア吹付駆動源は、上記エア吸引駆動源の上記エア吐出口近傍に配置されていることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1または2記載のシート給送装置において、
上記エア分離手段は、シート束の両側端面にエアを吹き付けるサイドエア吐出口と、シート束の前端面にエアを吹き付けるフロントエア吐出口と、上記サイドエア吐出口および上記フロントエア吐出口に連通・接続され、エアを吸引するエア吸引口とエアを吐出するエア吐出口とを備えたエア吹付駆動源とを有し、
上記エア吹付駆動源は、上記エア吸引駆動源の上記エア吐出口近傍に配置されていることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1ないし4の何れか一つに記載のシート給送装置において、
上記エア吹付駆動源および上記エア吸引駆動源は、上記エア吸引口と上記エア吐出口とを備えたシロッコファンからなることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項5記載のシート給送装置において、
上記エア吸引駆動源としての上記シロッコファンは、複数配設されており、
上流側の上記シロッコファンの上記エア吐出口に、該上流側の上記シロッコファンに隣る下流側の上記シロッコファンの上記エア吸引口を連通・接続して配置したことを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載のシート給送装置において、
上記ベルトを駆動する駆動手段を上記エア吸引駆動源の近傍に配置し、
上記エア吹付駆動源、上記エア吸引駆動源および上記駆動手段を覆うカバー部材を有することを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1ないし7の何れか一つに記載のシート給送装置と、
上記シート給送装置により給送されたシートに印刷画像を形成する印刷画像形成手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。
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