JP2007045630A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
安価な構成で、且つカール癖がついていたり給紙動作中に最上面シートが浮揚していても最上面シートを吸引装置により最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置として重送及び吸着ミスを解消する給紙装置の提供。
【解決手段】
給紙動作開始前に記憶装置20は、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能な鉛直方向位置に達したことを基準位置検出センサ15が検出したときに位置検出アナログセンサ16によって検出した鉛直方向位置を、積載トレイ11が基準位置にあることを示す基準位置データとして記憶する。給紙動作中には、位置検出アナログセンサ16が検出している積載トレイ11上の最上面シート2Aの他端の部分の鉛直方向位置と、基準位置データとの差の値が所定の値以上であるときに積載トレイ11を基準位置まで上昇させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置に用いられる給紙装置に関するものである。
プリンタや複写機等の画像形成装置に用いられる給紙装置として、エアー吸引式の給紙装置が知られている。図11に示すように、給紙装置においては、積載トレイ111の上方に給送ベルト112Cを備えたシート搬送装置112が設けられており、積載トレイ111上に積載された複数枚のシート102のうち鉛直方向の一番上にあるシート102A(以下「最上面シート」とする)を、エアー吸引装置113によって1枚ずつ給送ベルト112Cに吸着して、シート102を所定の位置へ搬送するように構成されている。
積載トレイ111の前方側、即ち、図11において積載トレイ111の左側には、エアー吐出装置114が設けられており、エアーをシート102の一端部に吹きつけることにより、積載されたシート102の束をさばいて分離する。また、エアー吐出装置114によるシート102の浮き上がり等の影響を受けない他端部には、位置検出センサ116が設けられている。位置検出センサ116は、デジタルセンサ116Aと、上面位置検出レバー116Bとを有している。積載トレイ111は、昇降装置(図示せず)に接続されており昇降可能である。積載トレイ111を上昇させてゆき、最上面シート102Aが上面位置検出レバー116Bに接触すると、上面位置検出レバー116Bが鉛直上方へ押上げられることにより、最上面シート102Aの他端部が上面位置検出レバー116Bの位置に達したことを検出するように構成されている。
給送ベルト112Cの表面には、全域にわたって多数の吸引孔(図示せず)が形成されており、前記吸引孔およびエアー吸引装置113を介して給送ベルト112Cにシートを吸着し、シート搬送を行う。
従来の給紙装置による動作は以下の通りである。先ず、給紙動作開始前に積載トレイ111を上昇させ、図12に示すように、積載されたシート102の他端部、即ち積載されたシート102のうちの最上面シート102Aの後端部が上面位置検出レバー116Bに接触し位置検出センサ116で検出されたか否かの判断を行う(S101)。位置検出センサ116で検出されない場合には(S101:NO)、積載トレイ111の上昇を続ける(S102)。位置検出センサ116で検出された場合には(S101:YES)、積載トレイ111の上昇を停止させる(S103)。
次に、エアー吐出装置114によって積載されたシート102にエアーを吹き付け、積載されたシート102の束をさばいて分離する(S104)。次に、エアー吸引装置113によってシート102を給送ベルト112Cに吸着させ(S105)、給送ベルト112Cを回転させて吸着したシート102を所定位置に搬送する(S106)。給紙装置101によるシート搬送により積載トレイ111上のシート102が減り、最上面シート102Aの鉛直方向位置が下がり、位置検出センサ116が非検出の状態となったときには(S101:NO)、積載トレイ111を上昇させる(S102)。シート102がそれほど減っておらず、最上面シート102Aの鉛直方向位置がそれほど下がっておらず、位置検出センサ116が最上面シート102Aを検出している状態のときには(S101:YES)、ステップS103からS106までの工程を繰返し行う。
特許文献1には、最上面シートの鉛直方向位置に応じて、エアーの吹き出し位置や、吹き出し角度を変えることができる給紙装置が記載されている。この給紙装置では、シートにカール癖がついていても、カール癖に応じてエアーの吹き出し位置、吹き出し角度を変えることにより、積層されたシートをさばいて互いに分離させることが可能である。
また、特許文献2には、図13に示すようなエアー吐出装置214によってエアーが吹付けられて浮揚している状態の最上面シート202Aの部分を、反射式の距離測定センサ215で測定するシート給送装置201が記載されている。距離測定センサ215によって測定された距離から最上面シート202Aの鉛直方向位置を検出し、これに基づいてエアー吐出装置によるエアー吐出量を変えることができるように構成されている。
特開平7−187422号公報
特開平7−89625号公報
シートにカール癖がついている場合には、最上面シートの鉛直方向位置がシート前方と後方、即ち、図11においてシートの左端と右端とで異なる。上述した従来の給紙装置では、シート後端位置を位置検出センサで検出するため、シートにカール癖がついていると、最上面シートの前端における鉛直方向位置は最上面シートの後端における鉛直方向位置とは異なってしまう。このため、最上面シートの後端の鉛直方向位置が、吸引装置により最上面シートを吸引可能で且つ吸引に最適な鉛直方向位置となっていたとしても、前端はそのような位置にはならない。この結果、給紙動作時に複数枚のシートを一度に搬送してしまう重送や、給送ベルトにシートを吸着できない吸着ミスが発生するといった問題が生じていた。
また、特許文献1では、最上面シートの鉛直方向位置に応じてエアー吐出位置や吐出角度を可変させるため、構成が複雑となり装置の製造にコストがかかる。また、シートの連量、材質によりエアー吸引可能な最適な最上面シートの鉛直方向位置がそれぞれ異なるので、異なるシートを用いる場合には、重送や吸着ミスが発生する。
また、特許文献2では、反射式の距離測定センサにより鉛直方向位置を測定する最上面シートの部分は、シートを浮揚及び分離させるためエアー吐出装置によってエアーが吹付けられることによりシートが浮揚した状態となっており、シートがバタついている。このため、測定が安定せず正確な測定値を得ることができず、最適なエアー吐出量を出力することができない。
特に、カール癖のついたシートは、最上面シートの前端の部分と後端の部分とで高さ位置が異なることがあるため、エアー吸引装置にて吸着する最上面シートの前端部分の高さ位置、特に先端の高さ位置の正確な把握が重要である。
本発明は、カール癖がついていたり給紙動作中に最上面シートが浮揚していても最上面シートを吸引装置に吸引させ、重送や吸着ミスを解消する給紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、積層された複数枚のシートを載置可能な略水平な面を有する積載トレイと、該シートを吸着するシート吸着部を有し、該シートを一枚ずつ該シート吸着部に吸着して搬送し被給紙手段へと給紙するためのシート搬送手段と、該積載トレイに積層された該複数枚のシートのうちの該最上面シートをエアー吸引により該シート搬送手段の該シート吸着部に吸着するための吸引手段と、該積載トレイに積層された該複数枚のシートのうちの最上面シート近傍位置であって該シートの一端の部分にエアーを吹付けることにより該最上面シート及び該最上面シート近傍のシートの該一端を浮揚させ、複数の該シートの該一端同士を互いに分離させるためのエアー吐出手段と、該シート搬送手段を駆動させることにより該シート吸着部を該被給紙手段へ移動させるための駆動手段と、該積載トレイを鉛直方向に昇降させるための昇降手段と、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分の鉛直方向位置を検出するための基準位置検出センサと、を備える給紙装置において、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端に対する他端の部分の鉛直方向位置を検出するための位置検出アナログセンサと、該基準位置検出センサによる鉛直方向位置の検出と該位置検出アナログセンサにより検出した検出位置とに基づき該昇降手段を駆動させて、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により該最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置となるように該積載トレイを昇降させるための制御手段とを備える給紙装置を提供している。
ここで、記憶手段を備え、給紙動作開始前に該記憶手段は、該昇降手段により該積載トレイが上昇してゆき、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により該最上面シートを吸引可能な鉛直方向位置に達したことを該基準位置検出センサが検出したときに該位置検出アナログセンサによって検出した鉛直方向位置を、該積載トレイが基準位置にあることを示す基準位置データとして記憶し、給紙動作中に、該位置検出アナログセンサは該積載トレイ上の該最上面シートの該他端の部分の鉛直方向位置を検出し続け、該制御手段は、該記憶手段に記憶した該基準位置データと該位置検出アナログセンサにより検出した値との差の値を算出し続け、該差の値が所定の値以上であるときに該積載トレイを該基準位置まで上昇させることが好ましい。
また、シート連量及び材質についての情報を入力可能な入力手段を備え、該記憶手段は、該入力手段から入力したシート連量及び材質についての該情報を記憶可能であり、給紙動作開始前に該制御手段は、該記憶手段に記憶した該基準位置データとシート連量及び材質についての該情報とに基づいて、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により吸引可能な鉛直方向の最適位置となるように該昇降手段により該積載トレイを昇降させ、給紙動作開始前に該位置検出アナログセンサは、該最適位置に該積載トレイがあるときに、該積載トレイ上の該最上面シートの該他端の部分の鉛直方向位置を検出し、該記憶手段は、検出した該鉛直方向位置のデータを該基準位置データとして該記憶手段に上書きして記憶することが好ましい。
また、該シートは、第1の辺と第2の辺とからなる一対の辺と、第3の辺と第4の辺とからなる一対の辺とにより規定される略長方形状をなし、該シートの第1の辺は該シートの該一端をなし、該シートの第2の辺は該シートの該他端をなし、該エアー吐出手段は、該第1の辺に対向する第1の位置と、該第3の辺に対向する第2の位置と、該第4の辺に対向する第3の位置とにそれぞれ設けられ、給紙動作中に該制御手段は、該シートの連量情報に基づいて第1の位置と第2の位置と第3の位置とに設けられた該エアー吐出手段からのエアーの吐出を制御することが好ましい。
また、ジャムエラーの発生を検出するためのジャムエラー検出手段を備え、該制御手段は、該ジャムエラーが重送による場合には、該基準位置を第1の所定量だけ鉛直下方の位置とし、該ジャムエラーが吸着ミスによる場合には、該基準位置を第2の所定量だけ鉛直上方の位置とすることが好ましい。
また、該制御手段は、該位置検出アナログセンサが検出領域を超えた場合には、該位置検出アナログセンサの検出領域内となるように、該積載トレイを昇降させることが好ましい。
本発明の請求項1、請求項2記載の給紙装置によれば、積載トレイ上の最上面シートの一端に対する他端の部分の鉛直方向位置を検出するための位置検出アナログセンサと、基準位置検出センサによる鉛直方向位置の検出と位置検出アナログセンサにより検出した検出位置とに基づき昇降手段を駆動させて、積載トレイ上の最上面シートの一端の部分が吸引手段により最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置となるように積載トレイを昇降させるための制御手段とを備えるため、たとえシートにカール癖がついていたとしても、給紙動作中に位置検出アナログセンサにより積載トレイ上の最上面シートの一端に対する他端の部分の鉛直方向位置を検出することにより、積載トレイ上の最上面シートの一端の部分の鉛直方向位置を、吸引装置により最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置とすることができる。
また、基準位置検出センサと位置検出アナログセンサとの2種類のセンサを設けることにより、上述のように、積載トレイ上の最上面シートの一端の部分の鉛直方向位置を正確に把握することができるため、給紙装置を簡単な構成とすることができ、給紙装置の製造にかかるコストを低減することができる。
本発明の請求項3記載の給紙装置によれば、シート連量及び材質についての情報を入力可能な入力手段を備え、記憶手段は、入力手段から入力したシート連量及び材質についての情報を記憶可能であり、給紙動作開始前に制御手段は、記憶手段に記憶した基準位置データとシート連量及び材質についての情報とに基づいて、積載トレイ上の最上面シートの一端の部分が吸引手段により吸引可能な鉛直方向の最適位置となるように昇降手段により積載トレイを昇降させ、給紙動作開始前に位置検出アナログセンサは、最適位置に積載トレイがあるときに、積載トレイ上の最上面シートの他端の部分の鉛直方向位置を検出し、記憶手段は、検出した鉛直方向位置のデータを基準位置データとして記憶手段に上書きして記憶するようにしたため、最上面シートの一端の部分の鉛直方向位置を、シート連量及び材質を加味した、吸引装置により最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置とすることができる。
本発明の請求項4記載の給紙装置によれば、エアー吐出手段は、第1の辺に対向する第1の位置と、第3の辺に対向する第2の位置と、第4の辺に対向する第3の位置とにそれぞれ設けられ、給紙動作中に制御手段は、該シートの連量情報に基づいて第1の位置と第2の位置と第3の位置とに設けられたエアー吐出手段からのエアーの吐出を制御するようにしたため、シート連量に応じた最適のエアーの吐出を行うことができる。
本発明の請求項5記載の給紙装置によれば、ジャムエラーの発生を検出するためのジャムエラー検出手段を備え、制御手段は、ジャムエラーが重送による場合には、基準位置を第1の所定量だけ鉛直下方の位置とし、ジャムエラーが吸着ミスによる場合には、基準位置を第2の所定量だけ鉛直上方の位置とするようにしたため、発生したジャムエラーに応じて積載トレイをジャムエラーの発生しない最適な位置とすることができ、その後のジャムエラーの発生を防止することができる。
本発明の請求項6記載の給紙装置によれば、位置検出アナログセンサの検出領域を超えるようなカール癖の大きなシートに応じても、積載トレイを昇降させることで給紙動作を行えるようにできる。
本発明の実施の形態による給紙装置について図1乃至図10を参照しながら説明する。
図1に示すように給紙装置1は、積載トレイ11と、シート搬送装置12と、吸引装置13と、エアー吐出装置14と、駆動装置17と、昇降装置18と、基準位置検出センサ15と、位置検出アナログセンサ16と、制御装置19と、記憶装置20と、入力装置21と、ジャムエラー検出装置22とを備えている。シート搬送装置12、吸引装置13、エアー吐出装置14、駆動装置17、昇降装置18、制御装置19、記憶装置20、入力装置21、ジャムエラー検出装置22は、それぞれシート搬送手段、吸引手段、エアー吐出手段、駆動手段、昇降手段、制御手段、記憶手段、入力手段、ジャムエラー検出手段に相当する。積載トレイ11は略水平な面11Aを有しており、積層された複数枚のシート2を載置可能である。積載トレイ11には、制御装置19に接続された昇降装置18が駆動連結されており、昇降装置18が駆動することにより積載トレイ11が昇降することができるように構成されている。シート搬送装置12は、制御装置19に接続された駆動装置17に駆動連結されており、2つのローラ12A、12Bと2つのローラ12A、12Bを掛渡す給送ベルト12Cとを備えている。給送ベルト12Cには、図3又は図4に示すように、全体にわたって多数の吸引孔12aが形成されており、給送ベルト12Cの内周によって画成される空間には、吸引孔12aからエアーを当該給送ベルト12Cの内周によって画成される空間内に吸引するための吸引装置13(図1)が設けられている。給送ベルト12Cは吸着部に相当する。
吸引装置13は制御装置19に接続されており、制御装置19による制御によってエアーが吸引されることにより、積載トレイ11に積層された複数枚のシート2のうちの鉛直方向の一番上にあるシート2A(以下「最上面シート」とする)を、一枚ずつ給送ベルト12Cに吸着することができ、シート2を吸着した状態で駆動装置17が制御装置19による制御により駆動して給送ベルト12Cが回転することにより、当該シート2を被給紙装置(図示せず)が配置されている位置へと搬送できるように構成されている。ここで、被給紙装置とは、プリンタ等の内部に設けられている感光体ドラム等(図示せず)にシート2が給紙される装置を意味する。
シート2は、第1の辺2Bと第2の辺2Cとからなる一対の辺と、第3の辺2Dと第4の辺2E(図3)とからなる一対の辺とにより規定される略長方形状をなしている。シート2の第3の辺2Dと第4の辺2Eとは、それぞれシート搬送装置12の2つのローラ12A、12Bを結ぶ方向に指向しており、シート2の第1の辺2Bは図1において左端に位置し、シート2の第2の辺2Cは図1において右端に位置している。シート2の第3の辺2Dは、図1において手前に現れている部分であり、シート2の第4の辺2E(図3)は、図1においては紙面の奥に位置しており現れていない。シート2の第1の辺2Bはシート2の一端に相当し、シート2の第2の辺2Cはシート2の他端に相当する。
エアー吐出装置14は、図3、図4に示すように、最上面シート2Aの一端近傍の位置であって、第1の辺2Bに対向する第1の位置と、第3の辺2Dに対向する第2の位置と、第4の辺2Eに対向する第3の位置との計3個所にそれぞれ設けられており、それぞれ制御装置19に接続されている。エアー吐出装置14は、積載トレイ11に積層された複数枚のシート2のうちの最上面シート2A近傍位置であってシート2の一端の部分にエアーを吹付けることにより、最上面シート2A及び最上面シート2A近傍のシート2の一端の部分を浮揚させ、複数のシート2の一端同士を互いに分離させることができる。エアーを吹付ける方向、即ち吐出方向は固定であるが、エアーの吐出のON/OFFの切替えは、第1の位置、第2の位置、第3の位置のそれぞれのエアー吐出装置14で別個独立に行うことができるように構成されている。この切替えの制御は、後述のシート2の連量に基づいて制御装置19より行われる。
基準位置検出センサ15は、アクチュエータ付き光学式フォトセンサ等のデジタルセンサ15Aを備えており、制御装置19に接続されている。基準位置検出センサ15は、図1に示すように、検出レバー15Bを備え、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分の略鉛直上方の位置に設けられている。検出レバー15Bは、デジタルセンサ15Aを中心として回動可能であり、検出レバー15Bが回動することによりデジタルセンサ15Aの検出面が露出する。本実施の形態では、積載トレイ11を上昇させることにより、検出レバー15Bが最上面シート2Aに当接して鉛直上方へ回動され、デジタルセンサ15Aの検出面が完全に露出された時点での最上面シート2Aの第1の辺2B側端部を、吸引装置13による最上面シート2Aの吸引に最適な鉛直方向位置であると決定する。詳細には、給紙動作開始前に検出レバー15Bが最上面シート2Aに当接して鉛直上方へ回動され、デジタルセンサ15Aの検出面が完全に露出された時点での位置を検出することで、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が、吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを検出し、制御装置19が認識することができるように構成されている。
位置検出アナログセンサ16は制御装置19に接続されており、図1に示すように、反射式または透過式のCCDやリニアセンサ、アナログ電圧出力のアナログセンサ等により構成されるアナログセンサ部16Aと上面位置検出レバー16Bとを有している。上面位置検出レバー16Bは、一端の部分が略L字型に折曲がっており、他端の部分も略L字型に折曲がっている。上面位置検出レバー16Bは鉛直上下方向に移動可能であり、一端の部分は常時最上面シート2Aの他端の部分たる第2の辺2Cに接触している。従って、積載トレイ11上に積層されているシート2の枚数が減ると、上面位置検出レバー16Bは鉛直下方へ移動するように構成されている。
上面位置検出レバー16Bの他端に対向する位置にはアナログセンサ部16Aが配置されており、上面位置検出レバー16Bの他端の鉛直方向位置を常時検出し続けている。制御装置19は、常に上面位置検出レバー16Bの他端の鉛直方向位置を認識することにより、最上面シート2Aの第2の辺2Cの部分、即ち、他端の部分の鉛直方向位置を認識することができる。詳細には、アナログセンサ部16Aは、検出領域16Cを有しており、水平方向から見て上面位置検出レバー16Bの他端の上端が検出領域16Cのどの部分と交わるかにより、最上面シート2Aの第2の辺2C側端部の鉛直方向位置を検出する。このことによりエアーにより浮き上がっていない状態の最上面シート2Aの一端たる第1の辺2Bの鉛直方向位置を認識することができるように構成されている。
入力装置21は制御装置19に接続され、操作パネル(図示せず)に設けられた操作ボタン及び表示部を有している。即ち、各種の情報、例えば、シート連量やシート2の材質についての情報等を手動で入力可能である。シート連量については、例えば、「55−90(kg)」といった具合に何段階かに分かれて入力が可能である。
記憶装置20は各種のデータを記憶する。即ち、入力装置21から入力された情報、例えば、シート連量やシート2の材質に関する情報等をデータとして記憶したり、後述のように、給紙動作開始前に昇降装置18により積載トレイ11が上昇してゆき、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分、即ち第1の辺2Bの部分が吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能な鉛直方向位置に達したことを基準位置検出センサ15が検出したときに位置検出アナログセンサ16によって検出した鉛直方向位置を、積載トレイ11が基準位置にあることを示す基準位置データとして記憶したり、検出した鉛直方向位置のデータを基準位置データとして更に上書きして記憶したりすることができるように構成されている。
また、給紙装置1には、用紙のサイズを自動で認識するサイズ自動認識装置(図示せず)が設けられている。サイズ自動認識装置は、シート2が定形の場合には自動で認識することができる。シート2が定形外のフリーの場合は、入力装置21から1mm単位でサイズを入力することにより設定することができるように構成されている。また、給紙装置1には、図1に示すようにジャムエラーの発生を検出するためのジャムエラー検出22が設けられている。ジャムエラー検出装置22は、重送又は吸着ミスによるジャムエラーを検出する。また、ジャムエラー検出装置22は制御装置19に接続されており、制御装置19は、ジャムエラー検出装置22からの信号に基づき、ジャムエラーが重送によるものであるのか、それとも吸着ミスによるものであるのかを区別する。ジャムエラー検出装置22は、フォトセンサ22Aと、発光部と受光部からなる一対のフォトセンサ22Bとを備えている。フォトセンサ22Aは、用紙搬送方向下流に設けられており、一対のフォトセンサ22Bは、フォトセンサ22Aよりも更に用紙搬送方向下流に設けられている。フォトセンサ22Aは、吸着ミスの検出を行い、フォトセンサ22Bは重送の検出を行う。詳細には、フォトセンサ22Aは、駆動装置17が駆動を開始してからフォトセンサ22Aに到達するまでの時間を検出する。制御装置19は、フォトセンサ22Aに検出された時間が所定時間を超えた場合に、吸着ミスと判断する。また、フォトセンサ22Bは、受光部で光の透過量を検出する。制御装置19は、フォトセンサ22Bに検出された透過量が所定値に達していない場合に重送と判断する。なお、吸着ミスと重送の検出を、一対のフォトセンサ22Bだけで行ってもよい。
また、本発明の実施の形態においては、基準位置センサ15および位置検出アナログセンサ16は、常に最上面シート2Aの検出を行っている。
次に、給紙装置1の動作について図5のフローチャートに基づき説明する。先ず、給紙動作開始前に積載トレイ11を図1に示すように上昇させてゆき、積載されたシート2のうちの最上面シート2Aの一端の部分が基準位置検出センサ15の検出レバー15Bに接触し検出レバー15Bが回動させられることにより、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が、吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを検出したか否かの判断を行う(S1−1)。基準位置検出センサ15により検出されない場合には(S1−1:NO)、積載トレイ11を上昇させ続ける(S1−2)。基準位置検出センサ15により検出された場合には(S1−1:YES)、積載トレイ11の上昇を停止する(S1−3)。
次に、位置検出アナログセンサ16によって積載トレイ11上の最上面シート2Aの他端の部分の鉛直方向位置を検出し(S1−4)、検出した鉛直方向位置を、積載トレイ11が基準位置にあること、即ち、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを示す基準位置データとして記憶する(S1−5)。説明の便宜上、記憶されるデータの値を「A」とする。
ここで、最適な鉛直方向位置は、用紙を吸引するのに最適な位置であるが、用紙連量等は考慮されていない。従って、薄紙を吸引する場合には、最適な鉛直方向位置を下降させ、厚紙を吸引する場合には、最適な鉛直方向位置を上昇させるような微調整が必要となる。従って、制御装置19は、記憶装置20に入力された基準位置データとシート情報とに基づいて、積載トレイ11を昇降させて微調整を行う(S1−6)。そして、その時、位置検出アナログセンサ16によって検出された積載トレイ11上の最上面シート2Aの辺2C側端部の鉛直方向位置を基準位置データとして記憶装置20に上書きして記憶する。
次に、制御装置19はシート連量情報に基づいて、第1の位置、第2の位置、第3の位置とに設けられたエアー吐出装置14からエアーを吐出させるべきエアー吐出装置14を選択して、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分へのエアーの吐出を開始する(S1−7)。より具体的には、例えば、シート2が薄紙の場合には、図3に示すように、第1の位置にあるエアー吐出装置14のみを選択してエアーを吐出するように制御したり、シート2が厚紙の場合には、図4に示すように、全ての位置に設けられたエアー吐出装置14を選択してエアーを吐出するように制御したりする。なお、上述のステップS1−1からS1−6までの間は、エアー吐出装置14によるエアーの吐出は行われない。エアーの吐出はステップS1−7以降から印刷動作が終了するまで行う。但し、印刷動作中にエラーが発生した場合には停止している。
次に、図2に示すように、エアー吐出装置14によって積載されたシート2にエアーを吹き付け、積載されたシート2の束をさばいて分離する(S1−8)。次に、吸引装置13によってシート2を給送ベルト12Cに吸着し(S1−9)、給送ベルト12Cを回転させて吸着した一枚目の最上面シート2Aを、被給紙装置の設けられている所定位置へ搬送する(S1−10)。
次に、ジャムエラーが発生したか否かの判断を行う(S1−11)。ジャムエラーが発生していたら(S1−11:YES)、検出されたジャムエラーが重送によるものか(S1−12)、吸着ミスによるものか(S1−13)の判断を行う。重送によるものである場合には(S1−12:YES)、記憶装置20に記憶してある基準位置のデータを、基準位置よりも第1の所定量αだけ鉛直方向下方の位置のデータに上書きする(S1−14、S1−5)。吸着ミスによるものである場合には(S1−13:YES)、記憶装置20に記憶してある基準位置のデータを、基準位置よりも第2の所定量βだけ鉛直方向上方の位置のデータに上書きする(S1−15、S1−5)。ここで、αおよびβは、シート2の連量や材質によって予めそれぞれ決定されている量である。
ジャムエラーが発生したか否かの判断において、ジャムエラーが発生していなかったら(S1−11:NO)、位置検出アナログセンサ16は、積載トレイ11上の最上面シート2Aの他端の部分の鉛直方向位置を検出し続ける(S1−16)。ここで、説明の便宜上検出した鉛直方向位置のデータの値を「B」とする。そして、制御装置19は、記憶装置20に記憶した基準位置データの値Aと位置検出アナログセンサ16により検出した値Bとの差の値を算出し続け、当該差の値と所定の値Cとを比較し続ける(S1−17)。ここで、所定の値Cは、シート2の連量や材質が加味されて予め決定されている量である。
当該差の値が所定の値C未満のときには(S1−17:NO)、次の2枚目の最上面シート2Aを搬送するために、上述のステップS1−8へ戻りシート2の分離の工程を行う(S1−8)。当該差の値が所定の値C以上となったときには(S1−17:YES)、積載トレイ11を当該差の値の分だけ上昇させ(S1−18)、積載トレイ11の上昇を停止し(S1−19)、次の最上面シート2Aを搬送するために、上述のステップS1−8へ戻りシート2の分離の工程を行う(S1−8)。なお、上述のステップS1−1からS1−7までは給紙動作開始前の工程に相当する。上述のステップS1−8からS1−19までは給紙動作中の工程に相当する。
基準位置検出センサ15は、最上面シート2Aの一端の部分を検出する位置に配置されており、給紙動作中には、位置検出アナログセンサ16が積載トレイ11上の最上面シート2Aの他端の部分の鉛直方向位置を検出するようにしたため、シート2にカール癖がついていても、最上面シート2Aの一端の部分を吸引装置13による吸引に最適な鉛直方向の位置とすることができる。また、基準位置検出センサ15と位置検出アナログセンサ16との2つのセンサを有する簡単な構成であるため、給紙装置1の製造にかかるコストを低減することができる。
また、シート2の連量や材質に応じた基準位置データを記憶装置20に記憶するようにしたため、シート2の連量や材質を加味した吸引装置13によるエアー吸引の最適位置に最上面シート2Aを位置させることができる。このため、エアーの吐出位置や吐出角度、吐出量を可変させることなく、確実にシート吸着をすることができる。
また、ジャムエラーを検出したときに、ジャムエラーが重送によるものか、吸着ミスによるものかによって場合分けをし、ジャムエラーが重送による場合には、基準位置を第1の所定量αだけ鉛直下方の位置とするようにしたため、最上面シート2Aの鉛直方向位置を一定量下げることで吸引装置13の吸引力が弱くなり、複数のシート2を同時に吸着しなくすることができ、シート2にカール癖がついている場合であっても重送することなく給送することができる。ジャムエラーが吸着ミスによる場合には、基準位置を第2の所定量βだけ鉛直上方の位置とするようにしたため、シート最上面位置を一定量上げることで吸引装置13の吸引力が強くなり、シート吸着をし易くすることができ、シート2にカール癖がついている場合であっても吸着ミスが発生することなく給送することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態による給紙装置について説明する。第2の実施の形態による給紙装置は、位置検出アナログセンサの検出領域を超えるようなカール癖の大きなシートを検出するためのものである。
前述した通り、アナログセンサ部16Aは、水平方向から見て上面位置検出レバー16Bの他端の上端が検出領域16Cのどの部分と交わるかにより、最上面シート2Aの第2の辺2C側端部の鉛直方向位置を検出する。
しかし、例えば、図6に示すように、シート2のカール量が下向きに大きい場合には、基準位置検出センサ15は、実際の最上面シート2Aの鉛直方向位置よりもかなり低い位置を検出することとなるため、積載トレイ11と積載トレイ11に従動する上面位置検出レバー16Bとは、通常よりもかなり高い位置まで上昇させられる。その結果、上面位置検出レバー16Bの他端の上端が検出領域16Cと水平方向において交わらない位置まで上昇してしまうと、それ以上は検出結果に差異が生じなくなり、上記した差(A−B)と所定値Cとの比較による制御を行うことができなくなる。
そこで、本実施の形態では、上面位置検出レバー16Bの他端の上端が水平方向において検出領域16Cと交わらない位置まで上昇してしまった場合には、図7に示すように、上面位置検出レバー16Bの他端の上端が水平方向において検出領域16Cと交わるように、積載トレイ11を昇降させる制御を行う。
また、例えば、図8に示すように、シート2のカール量が上向きに大きい場合には、基準位置検出センサ15は、実際の最上面シート2Aの鉛直方向位置よりもかなり高い位置を検出することとなる。このとき、積載トレイ11と積載トレイ11に従動する上面位置検出レバー16Bとは、通常よりもかなり低い位置までしか上昇しなかった場合には、アナログセンサ部16Aは、上面位置検出レバー16Bを検出することができなくなるので、上記した差(A−B)と所定値Cとの比較による制御を行うことができなくなる。
そこで、本実施の形態では、上面位置検出レバー16Bの他端の上端が検出領域16Cの下端に達しなかった場合には、図9に示すように、上面位置検出レバー16Bを検出領域16Cの下端より規定量Ha(mm)だけ上の位置になるように積載トレイ11を上昇させる。規定量Ha(mm)とは、連続給紙中に積載トレイ11のシート2が減り上面位置検出レバー16Bが下がった時に、アナログセンサ部16Aの出力の変化量を検出できる位置である。
次に、給紙装置1の動作について図10のフローチャートに基づき説明する。ここで、位置検出アナログセンサ16には、0〜5(V)のアナログ電圧出力の透過式アナログセンサを使用した場合について説明する。
先ず、給紙動作開始前に積載トレイ11を図1に示すように上昇させてゆき、積載されたシート2のうちの最上面シート2Aの一端の部分が基準位置検出センサ15の検出レバー15Bに接触し、検出レバー15Bが回動させられることにより、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が、吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを検出したか否かの判断を行う(S2−1)。基準位置検出センサ15により検出されない場合には(S2−1:NO)、積載トレイ11を上昇させ続ける(S2−2)。基準位置検出センサ15により検出された場合には(S2−1:YES)、積載トレイ11の上昇を停止する(S2−3)。
次に、位置検出アナログセンサ16によって積載トレイ11上の最上面シート2Aの他端の部分の鉛直方向位置を検出する(S2−4)。
ここで、ステップS2−4での位置検出アナログセンサ16の出力Vが、V<1(V)であるか否かを判断する(S2−5)。
<1(V)である場合(S2−5:YES)には、シート2のカール量が上向きに大きいため、アナログセンサ部16Aが上面位置検出レバー16Bを検出できないと判断し、位置検出アナログセンサ16の出力VがV=VHa(V)となるまで積載トレイ11を上昇させる(S2−6、S2−7)。VHa(V)とは、アナログセンサ部16Aの検出領域の下端部分より規定量Ha(mm)だけ上の部分で検出できる位置での出力電圧である。そして、V=VHa(V)となった場合には、積載トレイ11を停止させ(S2−11)、位置検出アナログセンサ16にて検出した鉛直方向位置を、積載トレイ11が基準位置にあること、即ち、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを示す基準位置データとして記憶する(S2−12)。このとき、記憶される基準位置データの値を「A」とする。
一方、V>1(V)である場合(S2−5:NO)には、次にV>4(V)であるか否かを判断する(S2−8)。V>4(V)である場合(S2−8:YES)には、シート2のカール量が下向きに大きいため、アナログセンサ部16Aが上面位置検出レバー16Bを完全に遮っていると判断し、位置検出アナログセンサ16の出力がV=4(V)となるまで積載トレイ11を下降させる(S2−9、S2−10)。そして、V=4(V)となった場合には、積載トレイ11を停止させ(S2−11)、位置検出アナログセンサ16にて検出した鉛直方向位置を、積載トレイ11が基準位置にあること、即ち、積載トレイ11上の最上面シート2Aの一端の部分が吸引装置13により最上面シート2Aを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置にあることを示す基準位置データAとして記憶する(S2−12)。また、V<4(V)である場合(S2−8:NO)には、ステップS2−11およびステップS2−12の動作を実行する。
以降、ステップS2−13からS2−26までの動作を実行する。なお、ステップS2−13からS2−26までの動作は、実施例1でのS1−6からS1−17までの動作と同一動作であるため説明は省略する。
本発明による給紙装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施形態では、基準位置検出センサ15は、アクチュエータ付き光学式フォトセンサ等のデジタルセンサ15Aにより構成されたが、アナログセンサが用いられても良い。
また、上面位置検出レバー16Bの他端の鉛直方向位置を位置検出アナログセンサ16で検出していたが、これに限定されず、例えば上面位置検出レバー16Bを設けずに積載トレイ11の高さ位置や積載している最上面シート2Aの鉛直方向位置をアナログセンサで直接検出しても良い。
本発明の給紙装置は、電子写真方式のプリンタ、複写機等の静電記録装置の分野であって、特に、製造コスト低減が要求される給紙装置等に適用可能である。
本発明の実施の形態による給紙装置を示す概略側面図。 本発明の実施の形態による給紙装置において最上面シートが給送ベルトに吸引されている様子を示す概略側面図。 本発明の実施の形態による給紙装置において最上面シートが給送ベルトに吸引されている様子を示す概略正面図。 本発明の実施の形態による給紙装置において最上面シートが給送ベルトに吸引されている様子を示す概略正面図。 本発明の実施の形態による給紙装置の動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施の形態による給紙装置において下向きカール量の大きいシート使用時の概略側面図(位置検出アナログセンサの検出領域から外れている場合)。 本発明の他の実施の形態による給紙装置において下向きカール量の大きいシート使用時の給紙装置の動作を示す概略側面図。 本発明の他の実施の形態による給紙装置において上向きカール量の大きいシート使用時の概略側面図(位置検出アナログセンサの検出領域から外れている場合)。 本発明の他の実施の形態による給紙装置において上向きカール量の大きいシート使用時の給紙装置の動作を示す概略側面図。 本発明の他の実施の形態による給紙装置の動作を示すフローチャート。 従来の給紙装置において最上面シートが給送ベルトに吸引されている様子を示す概略側面図。 従来の給紙装置の動作を示すフローチャート。 従来の給紙装置において最上面シートが給送ベルトに吸引されている様子を示す概略側面図。
符号の説明
1は給紙装置、2はシート、2Aは最上面シート、2Bは第1の辺、2Cは第2の辺、2Dは第3の辺、2Eは第4の辺、11は積載トレイ、11Aは略水平な面、12はシート搬送装置、12Cは給送ベルト、13は吸引装置、14はエアー吐出装置、15は基準位置検出センサ、16は位置検出アナログセンサ、17は駆動装置、18は昇降装置、19は制御装置、20は記憶装置、21は入力装置、22はジャムエラー検出装置である。

Claims (6)

  1. 積層された複数枚のシートを載置可能な略水平な面を有する積載トレイと、
    該シートを吸着するシート吸着部を有し、該シートを一枚ずつ該シート吸着部に吸着して搬送し被給紙手段へと給紙するためのシート搬送手段と、
    該積載トレイに積層された該複数枚のシートのうちの該最上面シートをエアー吸引により該シート搬送手段の該シート吸着部に吸着するための吸引手段と、
    該積載トレイに積層された該複数枚のシートのうちの最上面シート近傍位置であって該シートの一端の部分にエアーを吹付けることにより該最上面シート及び該最上面シート近傍のシートの該一端を浮揚させ、複数の該シートの該一端同士を互いに分離させるためのエアー吐出手段と、
    該シート搬送手段を駆動させることにより該シート吸着部を該被給紙手段へ移動させるための駆動手段と、
    該積載トレイを鉛直方向に昇降させるための昇降手段と、
    該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分の鉛直方向位置を検出するための基準位置検出センサと、を備える給紙装置において、
    該積載トレイ上の該最上面シートの該一端に対する他端の部分の鉛直方向位置を検出するための位置検出アナログセンサと、
    該基準位置検出センサによる鉛直方向位置の検出と該位置検出アナログセンサにより検出した検出位置とに基づき該昇降手段を駆動させて、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により該最上面シートを吸引可能且つ吸引に最適な鉛直方向位置となるように該積載トレイを昇降させるための制御手段とを備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 記憶手段を備え、
    給紙動作開始前に該記憶手段は、該昇降手段により該積載トレイが上昇してゆき、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により該最上面シートを吸引可能な鉛直方向位置に達したことを該基準位置検出センサが検出したときに該位置検出アナログセンサによって検出した鉛直方向位置を、該積載トレイが基準位置にあることを示す基準位置データとして記憶し、
    給紙動作中に、該位置検出アナログセンサは該積載トレイ上の該最上面シートの該他端の部分の鉛直方向位置を検出し続け、該制御手段は、該記憶手段に記憶した該基準位置データと該位置検出アナログセンサにより検出した値との差の値を算出し続け、該差の値が所定の値以上であるときに該積載トレイを該基準位置まで上昇させることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. シート連量及び材質についての情報を入力可能な入力手段を備え、
    該記憶手段は、該入力手段から入力したシート連量及び材質についての該情報を記憶可能であり、
    給紙動作開始前に該制御手段は、該記憶手段に記憶した該基準位置データとシート連量及び材質についての該情報とに基づいて、該積載トレイ上の該最上面シートの該一端の部分が該吸引手段により吸引可能な鉛直方向の最適位置となるように該昇降手段により該積載トレイを昇降させ、
    給紙動作開始前に該位置検出アナログセンサは、該最適位置に該積載トレイがあるときに、該積載トレイ上の該最上面シートの該他端の部分の鉛直方向位置を検出し、該記憶手段は、検出した該鉛直方向位置のデータを該基準位置データとして該記憶手段に上書きして記憶することを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 該シートは、第1の辺と第2の辺とからなる一対の辺と、第3の辺と第4の辺とからなる一対の辺とにより規定される略長方形状をなし、該シートの第1の辺は該シートの該一端をなし、該シートの第2の辺は該シートの該他端をなし、
    該エアー吐出手段は、該第1の辺に対向する第1の位置と、該第3の辺に対向する第2の位置と、該第4の辺に対向する第3の位置とにそれぞれ設けられ、
    給紙動作中に該制御手段は、該シートの連量情報に基づいて第1の位置と第2の位置と第3の位置とに設けられた該エアー吐出手段からのエアーの吐出を制御することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の給紙装置。
  5. ジャムエラーの発生を検出するためのジャムエラー検出手段を備え、
    該制御手段は、該ジャムエラーが重送による場合には、該基準位置を第1の所定量だけ鉛直下方の位置とし、該ジャムエラーが吸着ミスによる場合には、該基準位置を第2の所定量だけ鉛直上方の位置とすることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一記載の給紙装置。
  6. 該制御手段は、該位置検出アナログセンサが検出領域を超えた場合には、該位置検出アナログセンサの検出領域内となるように、該積載トレイを昇降させることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一記載の給紙装置。
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