JP2009190603A - 自動二輪車 - Google Patents

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Akiji Shimomura
明司 下村
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Abstract

【課題】駆動源からの振動がバッテリに伝わりにくく、且つバッテリを強固に保持できる自動二輪車のバッテリ保持構造を提供する。
【解決手段】自動二輪車1は、エンジン28と、車体フレーム10と、サイドカバー23と、電源40とを備えている。車体フレーム10は、エンジン28が取り付けられている。サイドカバー23は、車体フレーム10に取り付けられている。サイドカバー23の表面23aには、リブ33が形成されている。電源40は、サイドカバー23のリブ33が形成された表面23aに取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は自動二輪車に関する。
従来、種々の自動二輪車のバッテリ配置構造が提案されている。例えば特許文献1には、合成樹脂製のリアフェンダに箱形のバッテリ保持部を形成することが記載されている。
特許第3695125号公報
特許文献1に開示されたように、リアフェンダのような樹脂により形成された部材へのバッテリの取り付けは比較的容易である。また、樹脂部材であれば、形状を自由に変更しやすい。このため、バッテリの配置スペースの確保が容易となる。
しかしながら、樹脂部材は、比較的剛性が低い。このため、重量物であるバッテリを単に樹脂部材に取り付けたのでは、バッテリを強固に保持することが困難となる。
このため、車体フレームなどの剛性の高い金属性の部材に対してバッテリが取り付けられることが多い。しかしながら、金属部材にバッテリを取り付けた場合、エンジンの振動がバッテリに伝わりやすいという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動源からの振動がバッテリに伝わりにくく、且つバッテリを強固に保持できる自動二輪車のバッテリ保持構造を提供することにある。
本発明に係る自動二輪車は、駆動源と、車体フレームと、樹脂部材と、電源とを備えている。車体フレームは、駆動源が取り付けられている。樹脂部材は、車体フレームに取り付けられている。樹脂部材の表面には、リブが形成されている。電源は、樹脂部材のリブが形成された表面に取り付けられている。
本発明によれば、駆動源からの振動がバッテリに伝わりにくく、且つバッテリを強固に保持できる自動二輪車のバッテリ保持構造を実現することができる。
《第1の実施形態》
以下、本発明を実施した好ましい形態の一実施例について図1に示す自動二輪車1を例に挙げて説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示である。本発明は、以下の実施形態及び変形例に限定されない。
なお、以下の説明において、前後左右の方向は、シート24に着座したライダーから視た方向をいう。
(自動二輪車1の概略構造)
図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム10を備えている。車体フレーム10は、ステアリングヘッドパイプ11と、左右一対のメインフレーム12と、左右一対のダウンフレーム18と、図示しないクロスフレームとを備えている。
ステアリングヘッドパイプ11は、自動二輪車1の前側部分に配置されている。ステアリングヘッドパイプ11は、駆動源としてのエンジン28よりも前側に配置されている。メインフレーム12は、ステアリングヘッドパイプ11から後方に向って斜め下方に延びている。なお、ステアリングヘッドパイプ11とメインフレーム12、ダウンフレーム18とは、一体に形成されていてもよい。また、ステアリングヘッドパイプ11とメインフレーム12、ダウンフレーム18とは、別体に形成されていてもよい。
ダウンフレーム18は、エンジン28の前方を経由して、エンジン28の下方において後方に延びている。詳細には、ダウンフレーム18は、メインフレーム12よりも下方かつエンジン28よりも前方において、ステアリングヘッドパイプ11から後方に向って斜め下方に延びている。ダウンフレーム18は、途中部において折れ曲がっている。ダウンフレーム18の途中部から後方の部分は、エンジン28の下方を略水平に後方に向かって延びている。ダウンフレーム18の後端部は、メインフレーム12の後端部に接続されている。このようにメインフレーム12とダウンフレーム18とは、側面視ループ状に形成されている。
メインフレーム12とダウンフレーム18とには、エンジン28が懸架されている。また、メインフレーム12とダウンフレーム18とには、ラジエター29と、導風部材としてのインナカウル30とが取り付けられている。ラジエター29は、エンジン28よりも前側に配置されている。ラジエター29は、平面視において車幅方向に延びるように配置されている。言い換えれば、平面視において、ラジエター29の吸気面が前方を向くように配置されている。
インナカウル30は、ラジエター29とエンジン28との間に配置されている。このインナカウル30によってラジエター29からの風がエンジン28にあたることが抑制されている。
ステアリングヘッドパイプ11には、図示しないステアリングシャフトが回転可能に挿入されている。図1に示すように、ステアリングシャフトには、ハンドル20と、一対のフロントフォーク21が接続されている。一対のフロントフォーク21の下端部には、前輪22が回転可能に取り付けられている。
メインフレーム12の後端部には、ピボット軸25が取り付けられている。ピボット軸25には、リアアーム26が揺動可能に取り付けられている。リアアーム26の後端部には、後輪27が回転可能に取り付けられている。
また、メインフレーム12及びシートレール31の上には、シート24が配置されている。図2は、シート24の側面図である。図3は、シート24の底面図である。図2及び図3に示すように、シート24は、シート本体24bと、樹脂部材としてのシートボトム24cとを備えている。シート本体24bには、座面24aが形成されている。シート本体24bの座面24aと、シート本体24bの側方とは、図示しない被覆部材によって覆われている。被覆部材は、シートボトム24cに対して取り付けられている。シートボトム24cは、シート本体24bの底部に取り付けられている。このシートボトム24cによって、シート本体24bの下面の少なくとも一部が覆われている。
(カバー、カウル)
図1に示すように、自動二輪車1の車体フレーム10には、樹脂部材としての複数のカウル及びカバーが取り付けられている。具体的には、車体フレーム10には、上記インナカウル30の他に、サイドカバー23と、第2のサイドカウル51と、エンジンガード52とが取り付けられている。
サイドカバー23は、車両前半部分において、エンジン28の上方に配置されている。このサイドカバー23によって、車体フレーム10の前半部分の側方の一部及びラジエター29の側方が覆われている。
第2のサイドカウル51は、車両の後半部分に取り付けられている。具体的には、メインフレーム12に取り付けられたシートレール31に取り付けられている。この第2のサイドカウル51によって、マフラー32の側方の一部が覆われている。
エンジンガード52は、エンジン28の前方において、ダウンフレーム18に取り付けられている。このエンジンガード52によって、エンジン28の下方と前方の一部が覆われている。
(バッテリアッセンブリ40の取り付け構造)
以下、図4及び図5を主として参照しながら、本実施形態におけるバッテリアッセンブリ40の取り付け構造について詳細に説明する。
なお、本実施形態では、電源として、複数のバッテリを含むバッテリアッセンブリ40を用いる例について説明する。具体的に、バッテリアッセンブリ40は、複数のバッテリが樹脂によりモールドされて一体化されたものである。
但し、本発明において、電源は、バッテリアッセンブリに限定されない。電源は、電力を供給可能なものである限りにおいて特に限定されない。例えば、電源は、1または複数のバッテリ、及び1または複数のコンデンサのうちの少なくとも一方を含むものであってもよい。
本実施形態では、図4に示すように、電源としてのバッテリアッセンブリ40は、樹脂部材としてのサイドカバー23に取り付けられている。具体的には、バッテリアッセンブリ40は、ラジエター29よりも後方において、サイドカバー23に取り付けられている。
サイドカバー23の車幅方向における内側の表面23aには、リブ33が形成されている。リブ33は、サイドカバー23の表面23aから車両内側に向かって突出している。
リブ33は、第1のリブ34a〜34dと、第2のリブ35a、35bとを含む。第1のリブ34a〜34dは、リブ33の突出方向から視た際に、サイドカバー23の長手方向に相互に略並行に延びている。第2のリブ35a、35bは、長手方向とは直交する方向に相互に並行に延びている。第2のリブ35a、35bは、長手方向とは直交する方向において、サイドカバー23の一端部から他端部にわたって形成されている。
これら第1のリブ34a〜34dと、第2のリブ35a、35bとによって、平面視略矩形状の複数のバッテリ配置用凹部36がサイドカバー23の表面23aに形成されている。本実施形態では、この複数のバッテリ配置用凹部36のそれぞれにバッテリアッセンブリ40が配置されている。
なお、バッテリアッセンブリ40の固定方法は特に限定されない。例えば、バッテリアッセンブリ40をバッテリ配置用凹部36に嵌合させることにより固定してもよい。また、接着剤やビス、リベットなどの固定部材を用いてバッテリアッセンブリ40をバッテリ配置用凹部36内に固定してもよい。
また、リブ33により形成された複数の凹部の全てにバッテリアッセンブリ40を配置する必要は必ずしもない。リブ33により形成された複数の凹部の一部にバッテリアッセンブリ40を配置してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、バッテリアッセンブリ40が樹脂部材であるサイドカバー23に取り付けられている。このため、車体フレーム10などの金属製の部材にバッテリアッセンブリ40を取り付ける場合と比較して、エンジン28の振動がバッテリアッセンブリ40に伝わることを抑制することができる。
本実施形態では、サイドカバー23にリブ33が形成されると共に、そのリブ33が形成されたサイドカバー23の表面23aに電源としてのバッテリアッセンブリ40が取り付けられている。
このように、サイドカバー23にリブ33を形成することによって、樹脂製のサイドカバー23の剛性を向上させることができる。また、サイドカバー23にリブ33を形成することによって、バッテリアッセンブリ40の固定が容易となる。リブ33をバッテリアッセンブリ40の固定のための足がかりとして利用することができるからである。従って、バッテリアッセンブリ40を固定するための箱部材などを別途に設ける必要がない。その結果、自動二輪車1の重量の増大を抑制することができる。
また、サイドカバー23であれば、樹脂製であるため、例えば金属部材と比較して加工が容易である。従って、バッテリアッセンブリ40を容易且つ低コストに取り付けることができる。
すなわち、リブ33が形成された樹脂部材としてのサイドカバー23に電源としてのバッテリアッセンブリ40を取り付けることによって、エンジン28の振動がバッテリアッセンブリ40に伝わることを抑制するという課題、樹脂部材の剛性を向上させるという課題、自動二輪車の重量の増大を抑制するという課題、及び電源の取り付けを容易にすると共に電源の取り付けに要するコストを低減するという課題を同時に解決することができる。
特に、本実施形態では、複数のリブ34a〜34d及び35a、35bが形成されている。このため、樹脂部材であるサイドカバー23の剛性をより効果的に高めることができる。
さらに、バッテリアッセンブリ40を複数のリブ34a〜34d及び35a、35bの間に配置することで、バッテリアッセンブリ40の固定がさらに容易となると共に、バッテリアッセンブリ40のさらに強固な固定が可能となる。
本実施形態では、リブ33は、サイドカバー23の表面23aから車両内側に向かって突出するように形成されている。このため、例えば、リブを車幅方向外側に向かって突出するように形成する場合と比較して、バッテリアッセンブリ40を強固に固定することが可能となると共に、バッテリアッセンブリ40を水や泥はねから効果的に保護することができる。
ところで、通常、樹脂部材は、短手方向における剛性よりも長手方向における剛性の方が低い。本実施形態では、第1のリブ34a〜34dは、リブ33の突出方向から視た際に、サイドカバー23の長手方向に相互に略並行に延びている。このため、サイドカバー23の剛性を効果的に高めることができる。
なお、本実施形態では、第1のリブ34a〜34dがサイドカバー23の長手方向における一部にのみ形成されている例について説明した。但し、第1のリブ34a〜34dはサイドカバー23の長手方向における一端部から他端部にわたって形成されていてもよい。そうすることによって、サイドカバー23の剛性をより効果的に高めることができる。
ところで、サイドカバー23等の樹脂カバーのように、比較的肉厚が薄い樹脂部材は、比較的剛性が低い。このため、サイドカバー23などの比較的肉厚が薄い樹脂部材にバッテリアッセンブリ40を取り付ける場合は、本実施形態のように、電源固定用のリブ33を設けることが特に効果的である。そうすることによって、バッテリアッセンブリ40の配置スペースを確保すると共に、樹脂カバーを効果的に補強することができる。
さらに、サイドカバー23等の樹脂カバーは、着脱が比較的容易である。従って、サイドカバー23等の樹脂カバーにバッテリアッセンブリ40を取り付けることで、バッテリアッセンブリ40の交換が容易となる。
ところで、サイドカバー23は、ラジエター29の側方に配置されている。ラジエター29は、平面視において車幅方向に延びている。このため、ラジエター29は、車幅方向における寸法が大きい部材である。よって、サイドカバー23の内側には、比較的大きなデッドスペースが形成される。本実施形態では、このサイドカバー23の内側の大きなデッドスペースがバッテリアッセンブリ40の配置場所として有効利用されている。このため、自動二輪車1のデッドスペースを低減することができる。その結果、自動二輪車1の小型化を図ることができる。
また、サイドカバー23は、比較的高い位置に配置されている。このため、サイドカバー23にバッテリアッセンブリ40を配置することによって、バッテリアッセンブリ40への泥や水はねを抑制することができる。
《第1の変形例》
上記第1の実施形態では、第1のリブ34a〜34dが長手方向に延びるように形成されていると共に、第2のリブ35a、35bが長手方向と垂直な方向に延びるように形成されている例について説明した。但し、本発明において、リブ33の形成パターンは上記第1の実施形態において説明したパターンに限定されない。
例えば、図6に示すように、第1のリブ34a〜34d及び第2のリブ35a、35bに替えて、第3のリブ37a〜37d、第4のリブ38a、38b及び第5のリブ39a〜39hをサイドカバー23に形成してもよい。
具体的には、第3のリブ37a〜37dは、長手方向に相互に略並行に延びるように形成されている。第3のリブ37a〜37dの長さは、バッテリアッセンブリ40の長手方向の長さと略同一とされている。詳細には、第3のリブ37a〜37dの長さは、バッテリアッセンブリ40の長手方向の長さよりも若干長く設定されている。また、第3のリブ37a〜37d相互間の距離は、バッテリアッセンブリ40の幅と実質的に等しく設定されている。
一方、第4のリブ38a、38bは、長手方向と直交する方向に相互に略並行に延びるように形成されている。本変形例では、これら第3のリブ37a〜37d及び第4のリブ38a、38bによって、バッテリアッセンブリ40が配置される複数のバッテリ配置用凹部36が形成されている。
第5のリブ39a〜39hは、第3のリブ37a〜37d及び第4のリブ38a、38bに接続されている。第5のリブ39a〜39hは、リブ33の突出方向から視た際に、バッテリアッセンブリ40が配置された部位から外方に向かって延びるように形成されている。つまり、第5のリブ39a〜39hは、リブ33の突出方向から視た際に、バッテリアッセンブリ40が配置された部位から放射状に形成されている。第5のリブ39a〜39hの先端部は、サイドカバー23の端部にまで至っている。
本変形例のように、第5のリブ39a〜39hをバッテリアッセンブリ40が配置された部位から外方に向かって延びるように形成することによって、樹脂部材であるサイドカバー23の全体的な剛性をより効果的に高めることができる。
また、第5のリブ39a〜39hをサイドカバー23の表面に放射状に形成することで、サイドカバー23の長手方向及び短手方向の力に対する剛性のみならず、ねじれ方向の力に対する剛性も向上させることができる。
本実施形態では、リブ33をサイドカバー23の一端部から他端部にわたって形成されている。このため、サイドカバー23の全体的な剛性をより効果的に高められている。
なお、上記第1の実施形態及び第1の変形例では、バッテリ配置用凹部36にのみバッテリアッセンブリ40を配置する例について説明した。但し、バッテリアッセンブリ40の配置場所はバッテリ配置用凹部36のみに限定されない。
例えば、上記第1の変形例においては、第5のリブ39a〜39h間にもバッテリアッセンブリ40を配置してもよい。また、バッテリ配置用凹部36にバッテリアッセンブリ40を配置せず、第5のリブ39a〜39h間のみにバッテリアッセンブリ40を配置してもよい。
《第2の実施形態》
上記第1の実施形態では、サイドカバー23にバッテリアッセンブリ40が取り付けられる例について説明した。但し、本発明において、電源としてのバッテリアッセンブリ40の取り付け位置は、これに限定されない。バッテリアッセンブリ40は、サイドカバー23以外の樹脂部材に取り付けられていてもよい。
第2の実施形態では、バッテリアッセンブリ40がエンジンガード52に取り付けられている例について説明する。また、下記の第3の実施形態では、バッテリアッセンブリ40がシートボトム24cに取り付けられている例について説明する。
なお、以下の説明において、図1は上記第1の実施形態と共通に参照する。また、上記第1の実施形態と実質的に同じ機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態では、エンジンガード52の内側の面52aにリブ33が形成されている。
具体的には、図8に示すように、リブ33は、水平方向に相互に略並行に延びる第6のリブ41a〜41dと、垂直方向に相互に略並行に延びる第7のリブ42a、42bとを備えている。これら第6のリブ41a〜41dと第7のリブ42a、42bとによって、バッテリ配置用凹部36が形成されている。バッテリ配置用凹部36は、一対のダウンフレーム18の間に配置されている。このため、バッテリアッセンブリ40は、左右一対のダウンフレーム18の間に形成されたデッドスペースに配置されることとなる。このため、自動二輪車1に形成されるデッドスペースを低減することができる。
また、バッテリアッセンブリ40の前方及び下方がエンジンガード52により覆われているため、バッテリアッセンブリ40への水や泥はねなどを抑制することができる。
さらに、重量物であるバッテリアッセンブリ40を比較的低い位置に配置することができる。このため、自動二輪車1の低重心化を図ることができる。
また、重量物であるバッテリアッセンブリ40をエンジン28と近接して配置することができる。従って、自動二輪車1においてマスの集中を図ることができる。
《第3の実施形態》
図9及び図10に示すように、本実施形態では、樹脂部材としてのシートボトム24cの下方側の表面にリブ33が形成されている。
具体的に、図10に示すように、リブ33は、第8のリブ43a、43bと、第9のリブ44a〜44dと、第10のリブ45a、45bとを含む。第8のリブ43a、43bは、シートボトム24cの車幅方向端部に、端辺の中央部に沿って形成されている。第9のリブ44a〜44dは、車幅方向に相互に略並行に形成されている。
第9のリブ44a〜44dは、車幅方向において、シートボトム24cの右側端部から左側端部にわたって形成されている。第9のリブ44a〜44dの両端は、第8のリブ43a、43bに接続されている。第9のリブ44a〜44d相互間の間隔は、バッテリアッセンブリ40の径と実質的に等しく設定されている。
第10のリブ45a、45bは、第8のリブ43a、43bの間において、前後方向に延びるように形成されている。本実施形態では、これら第9のリブ44a〜44d及び第10のリブ45a、45bによって、バッテリ配置用凹部36が形成されている。
以上説明したように、本実施形態では、シートボトム24cにバッテリアッセンブリ40が配置されている。このため、シートボトム24cの下方に形成されるデッドスペースを低減させることができる。
また、本実施形態では、バッテリアッセンブリ40がシート24の内部に配置されることとなる。このため、バッテリアッセンブリ40を水や泥はねなどから効果的に保護することができる。
さらに、バッテリアッセンブリ40をシート24の下方に配置することで、重量物であるバッテリアッセンブリ40をエンジン28の比較的近くに配置することができる。従って、自動二輪車1においてマスの集中化を図ることができる。
また、第9のリブ44a〜44dを車幅方向に延びるように形成することで、シートボトム24cの車幅方向における反りなどの変形を抑制することができる。
さらに、第8のリブ43a、43b及び第10のリブ45a、45bを前後方向に延びるように形成することによって、シートボトム24cの前後方向における反りなどの変形を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第8のリブ43a、43b及び第10のリブ45a、45bがシートボトム24cの前後方向における一部にのみ形成されている例について説明した。但し、第8のリブ43a、43b及び第10のリブ45a、45bは、シートボトム24cの前端部から後端部にわたって形成されていてもよい。そうすることによって、シートボトム24cの前後方向における反りなどの変形をより効果的に抑制することができる。
《第2の変形例》
図11は、第2の変形例におけるサイドカバーなどの樹脂部材55のバッテリアッセンブリ40が搭載された部分の断面図である。なお、この第2の変形例及び下記の第3の変形例における樹脂部材55は、特に限定されない。樹脂部材55は、サイドカバー23などであってもよい。
図11に示すように、バッテリアッセンブリ40を覆うカバー56をリブ33に対して取り付けてもよい。そうすることによって、バッテリアッセンブリ40を効果的に保護することができる。具体的には、バッテリアッセンブリ40への水や泥はねを効果的に抑制することができる。また、バッテリアッセンブリ40をより強固に固定することが可能となる。さらに、樹脂部材55の剛性をさらに向上させることができる。
なお、カバー56の材質は特に限定されない。カバー56は、例えば樹脂製または金属製であってもよい。カバー56を樹脂部材55と同じ材料により形成してもよい。カバー56を樹脂製にすることによって、自動二輪車1の重量の増大を抑制することができる。カバー56を金属製とすることによって、樹脂部材55の剛性をより向上させることができる。
また、カバー56の固定方法は特に限定されない。例えば、図11に示すように、リブ33に突起部33aを形成し、カバー56をリブ33に係合することでカバー56を固定してもよい。
《第3の変形例》
図12は、第3の変形例における樹脂部材55のバッテリアッセンブリ40が搭載された部分の平面図である。図12に示すように、バッテリアッセンブリ40の上方に配置された板状部材57をリブ33に対して取り付けてもよい。そうすることによって、樹脂部材55の剛性をより向上させると共に、バッテリアッセンブリ40をより強固に固定することが可能となる。
なお、板状部材57の材質は特に限定されない。板状部材57は、例えば、樹脂製または金属製であってもよい。例えば、板状部材57を金属製とすることによって、樹脂部材55の剛性をさらに向上させると共に、バッテリアッセンブリ40をさらに強固に固定することが可能となる。板状部材57を樹脂製とすることによって、自動二輪車1の重量の増大を抑制することができる。
また、板状部材57のリブ33に対する固定方法は、特に限定されない。例えば、接着剤、ビス、リベットなどを用いて補強部材57をリブ33に対して固定してもよい。
《その他の変形例》
上記実施形態では、電源としてのバッテリアッセンブリ40がひとつの樹脂部材にのみ取り付けられている例について説明した。但し、本発明において、電源としてのバッテリアッセンブリ40が取り付けられる樹脂部材の数量はひとつに限定されない。例えば、複数の樹脂部材に対してバッテリアッセンブリ40を取り付けてもよい。具体的には、例えば、サイドカバー23と、エンジンガード52と、シートボトム24cとの少なくとも2つに対してバッテリアッセンブリ40を取り付けてもよい。
このように、複数の樹脂部材に対してバッテリアッセンブリ40を取り付けることによって、より多くのバッテリアッセンブリ40を自動二輪車1に搭載することが可能となる。従って、自動二輪車1に搭載可能な電源の容量を増大させることができる。
また、複数の樹脂部材に対してバッテリアッセンブリ40を取り付けることで、自動二輪車1の重量バランスを調節することができる。例えば、サイドカバー23やエンジンガード52に多くのバッテリアッセンブリ40を搭載することで、前輪分担荷重を増大させることができる。また、第2のサイドカウル51などにバッテリアッセンブリ40を搭載することで、後輪分担荷重を増大させることができる。
第1の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 第1の実施形態におけるシートの側面図である。 第1の実施形態におけるシートの裏面図である。 第1の実施形態におけるサイドカバーを車幅方向内側から視た際の平面図である。 図4における切り出し線V−V部分の断面図である。 第1の変形例におけるサイドカバーを車幅方向内側から視た際の平面図である。 第2の実施形態におけるエンジンガードの右側面図である。 第2の実施形態におけるエンジンガードの背面図である。 第3の実施形態におけるシートの側面図である。 第3の実施形態におけるシートの裏面図である。 第2の変形例における樹脂部材のバッテリアッセンブリが搭載された部分の断面図である。 第3の変形例における樹脂部材のバッテリアッセンブリが搭載された部分の平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
10 車体フレーム
11 ステアリングヘッドパイプ
18 ダウンフレーム
23 サイドカバー(樹脂部材、樹脂カバー)
24 シート
24b シート本体
24c シートボトム(樹脂部材)
28 エンジン(駆動源)
29 ラジエター
33 リブ
40 バッテリアッセンブリ(電源)
52 エンジンガード(樹脂部材、樹脂カバー)
55 樹脂部材
56 カバー
57 板状部材

Claims (15)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源が取り付けられた車体フレームと、
    前記車体フレームに取り付けられ、表面にリブが形成された樹脂部材と、
    前記樹脂部材の前記リブが形成された表面に取り付けられた電源と、
    を備えた自動二輪車。
  2. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記リブは、前記樹脂部材の表面から前記自動二輪車の内側に向かって突出している自動二輪車。
  3. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記樹脂部材には前記リブが複数形成されており、
    前記電源は、前記複数のリブの間に配置されている自動二輪車。
  4. 請求項3に記載された自動二輪車において、
    前記リブは、前記リブの突出方向から視た際に、前記電源が配置された部位から外方に向かって延びている自動二輪車。
  5. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記リブは、前記樹脂部材の一端部から他端部にまで延びている自動二輪車。
  6. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記リブは、前記リブの突出方向から視た際に、前記樹脂部材の長手方向に延びるように形成されている自動二輪車。
  7. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記リブに対して固定され、前記電源を覆うカバーをさらに備えた自動二輪車。
  8. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    両端が前記樹脂部材に取り付けられ、前記電源を前記樹脂部材に固定する板状部材をさらに備えた自動二輪車。
  9. 請求項8に記載された自動二輪車において、
    前記板状部材は金属製である自動二輪車。
  10. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記樹脂部材は前記車体フレームの少なくとも一部を覆う樹脂カバーである自動二輪車。
  11. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記駆動源よりも前側に配置されたラジエターをさらに備え、
    前記樹脂部材は、前記ラジエターの側面を覆うサイドカバーを含み、
    前記電源は、前記サイドカバーに取り付けられている自動二輪車。
  12. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記車体フレームは、
    前記駆動源よりも前側に配置されたステアリングヘッドパイプと、
    前記ステアリングヘッドパイプから前記駆動源の前方を経由して前記駆動源の下方において後方に延びる左右一対のダウンフレームと、
    を有し、
    前記樹脂部材は、前記ダウンフレームの下方の少なくとも一部分を覆うエンジンガードを含み、
    前記電源は、前記左右一対のダウンフレームの間に配置され、前記エンジンガードの内側に取り付けられている自動二輪車。
  13. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記車体フレームに取り付けられたシートをさらに備え、
    前記シートは、
    シート本体と、
    前記シート本体の下面の少なくとも一部を覆い、前記樹脂部材に含まれる樹脂製のシートボトムと、
    を有し、
    前記電源は、前記シートボトムに取り付けられている自動二輪車。
  14. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記樹脂部材が複数設けられており、
    前記複数の樹脂部材の少なくとも2つに電源が取り付けられている自動二輪車。
  15. 請求項1に記載された自動二輪車において、
    前記電源は、1または複数のバッテリ、及び1または複数のコンデンサのうちの少なくとも一方を含む自動二輪車。
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