JP2009190359A - 芯材のインサート成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製の芯材をキャビティの所定位置に支持してゴム様弾性体の原料を注入してもキャビティ内を押し動かされることがないようにすると共に、芯材をキャビティ内に支持する手段が成形品の表面に露出して外観を損なうことがないようにする。
【解決手段】金属製芯材21の取付孔22に突起物23の差込部25を強く押し込んで首部24に嵌合固定させ、突起物23をキャビティ11を形成する金型8に当てて支持させる。突起物23は成形物のゴム様弾性体と同じ材質とすることにより、突起物先端が成形物表面に露出しても目立たないようにする。
【選択図】図9
【解決手段】金属製芯材21の取付孔22に突起物23の差込部25を強く押し込んで首部24に嵌合固定させ、突起物23をキャビティ11を形成する金型8に当てて支持させる。突起物23は成形物のゴム様弾性体と同じ材質とすることにより、突起物先端が成形物表面に露出しても目立たないようにする。
【選択図】図9
Description
本発明は、成形物の表面に芯材が露出するのを防止するインサート成形方法に関する。
芯材がインサートされるゴムや樹脂よりなる成形物の一つにウェザストリップがある。図2は、図1に示されるコンバーチブル車のa部に組付けられるウェザストリップの型成形部1、すなわちリヤピラー2に組付けられ、サイドガラスとの間をシールする押出し成形のウェザストリップ(図示しない)と、該ウェザストリップと直交し、リヤガラスとの間をシールする押出成形のウェザストリップ(図示しない)を接続する型成形部1について示すものであり、図3は、図2のA−A線における断面形状を示すもので、金属又は硬質樹脂製の屈曲した芯材3がインサートされている。
図4は、前記型成形部1を成形するのに用いる金型を示すもので、固定の下型5と、左右のスライド型6、7、8と、開閉可能な上型9よりなり、各型5、6、7、8、9によって図3に示す型成形部1の断面と同一断面のキャビティ11が形成され、成形時には、キャビティ内に芯材3をセットして金型に組付け後、図示しない成形機のノズルからゴム又は熱可塑性エラストマー等のゴム様弾性体の原料がスプルー12及びゲート13を経てキャビティ11に注入されるようになっている。注入時には原料の圧力により、芯材3が押し動かされて図のスライド型8に押付けられ、成形物より露出して外観を損ないがちである。この問題を解消するために図5に示すように、下型5やスライド型8に押えピン15、16を突設して芯材3を両側より挟み付けて支持し、キャビティ内に保持する方法、図6に示すように下型5に突設される押えピン13と芯材3に突出形成され、スライド型8に当たる突出部17で芯材3をキャビティ内に保持する方法などが従来より実施されている。
キャビティ内にセットした芯材を金型に突設した押えピンで保持する成形法においては、成形物に押えピンの跡が残る不具合があり、芯材より突出した突出部で芯材を保持する成形法においては、成形物に突出部の先端が露出し、外観を損ないがちとなる。
本発明は、上記の問題を解消した芯材のインサート成形方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、金型のキャビティ内に金属又は樹脂製の芯材をセットしたのち、ゴム様弾性体の原料をキャビティ内に注入するインサート方法において、前記芯材にキャビティを形成する金型に当たって芯材を支持する硬質ゴム又は硬質樹脂、好ましくは前記原料と同材質のゴム様弾性体よりなる突起物を固定ないし固着したことを特徴とし、
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、芯材には1ないし複数か所に取付孔が形成され、各取付孔には該取付孔より小径の首部と、該首部と一体をなし、取付孔より大径の差込部を有する突起物が差込部を取付孔に強制嵌合することにより取付けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、芯材には1ないし複数か所に取付孔が形成され、各取付孔には該取付孔より小径の首部と、該首部と一体をなし、取付孔より大径の差込部を有する突起物が差込部を取付孔に強制嵌合することにより取付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、芯材の突起物がキャビティの金型に当たることにより芯材が支持され、原料注入時にキャビティ内を押し動かされるのを防止できること、突起物はゴム様弾性体よりなるため、その先端が成形物の表面に露出するようなことがあっても目立ち難いことなどの効果を有し、突起物を成形物と同じ材質で形成すれば、より一層目立ちにくくなる。
突起物の芯材への固定ないし固着は、接着によっても行うことができるが、請求項2に係る発明のように芯材に取付孔を設けて該取付孔に強制嵌合するようにすれば、固定ないし固着が確実に行われ、固着も差込部を取付孔に強く押込むだけでよいから簡易に行える。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
図7は、図2に示す型成形部1にインサートされる金属製芯材21を示すもので、取付孔22が多数、一定間隔又は無作為に形成されている。図8は、成形物の材料であるゴムや熱可塑性エラストマー等のゴム様弾性体よりも硬質のゴム様弾性体よりなる突起物23を示すもので、首部24を挟んで差込部25が突起物23と対称形をなして一体形成され、差込部25を取付孔22に強く押し込んで強制嵌合することにより芯材21に突起物23が固着されるようになっている。
図7は、図2に示す型成形部1にインサートされる金属製芯材21を示すもので、取付孔22が多数、一定間隔又は無作為に形成されている。図8は、成形物の材料であるゴムや熱可塑性エラストマー等のゴム様弾性体よりも硬質のゴム様弾性体よりなる突起物23を示すもので、首部24を挟んで差込部25が突起物23と対称形をなして一体形成され、差込部25を取付孔22に強く押し込んで強制嵌合することにより芯材21に突起物23が固着されるようになっている。
図9は、突起物23を固着した芯材21をキャビティ11にセットした状態を示すもので、芯材21より突出する突起物23と差込部25がキャビティ11を形成する下型5やスライド型8に当たって支持され、下型5とスライド型8に挟まって支持される突起物23及び若しくは差込部25は0.2〜1.5mm程度押し潰された状態となる。
成形は、図7に示すように芯材21をキャビティ内にセットしたのち、ゴム様弾性体の原料をスプルー12及びゲート13を通してキャビティ11に注入することにより行われる。
本実施形態によると、突起物23は、差込部25を芯材21の取付孔22に強く押込んで首部24を取付孔22に嵌着することにより確実に固着することができること、芯材21に固着した突起物23は、反対側に突出する差込部25と共にキャビティ11を形成する下型5やスライド型8に当たって芯材21をキャビティ内の所定位置に支持できること、突起物23は成形物と同じ材質のゴム様弾性体よりなるため、成形物表面に露出する先端が目立たず、他の部品と接触しても他の部品を傷つけることがないこと等の効果を有する。
なお、突起物23は原料と接着していても接着していなくてもよい。接着していれば、突起物23とその周りの成形物との気密性が高くなり、突起物23と成形物との間の隙間を通して、車外から車内への水の侵入を防止できることから、より好ましい。接着するには、突起物23を脱脂したり、突起物23にプライマーや接着剤を塗布し、原料との接着性をよくすることが考えられる。
図10は、突起物の別の例を示すもので、首部27を挟んで差込部28と、該差込部28より大径でピン29を突設した抜止部30からなっている。
図11は、突起物の更に別の例を示すもので、図10に示す抜止部30を断面山形状の抜止部32としたもので、抜止部32の剛性を高め、スライド型6、7、8を閉じたとき、該スライド型に当たって変形しにくくしている。
前記実施形態の芯材21は、図1に示されるコンバーチブル車のa部に組付けられるウェザストリップの型成形部に用いた例を示すものであるが、ウェザストリップの他の芯材、例えばU形断面の取付基部にインサートされる芯材についても同様に形成することにより同様の効果を生じ、またウェザストリップ以外の他の成形物においてもインサートされる芯材を同様に構成することにより前記と同様の効果を生ずることができる。
5・・下型
6、7、8・・スライド型
9・・上型
11・・キャビティ
12・・スプルー
13・・ゲート
21・・金属製芯材
22・・取付孔
23・・突起物
24、27・・首部
25、28・・差込部
29・・ピン
30、32・・抜止部
6、7、8・・スライド型
9・・上型
11・・キャビティ
12・・スプルー
13・・ゲート
21・・金属製芯材
22・・取付孔
23・・突起物
24、27・・首部
25、28・・差込部
29・・ピン
30、32・・抜止部
Claims (2)
- 金型5、6、7、8、9のキャビティ11内に金属又は樹脂製の芯材21をセットしたのち、ゴム様弾性体の原料をキャビティ内に注入するインサート方法において、前記芯材21にキャビティ11を形成する金型に当たって芯材21を支持する硬質ゴム又は硬質樹脂のゴム様弾性体よりなる突起物23を固定ないし固着したことを特徴とする芯材のインサート成形方法。
- 芯材21には1ないし複数か所に取付孔22が形成され、各取付孔22には該取付孔22より小径の首部24、27と、該首部24、27と一体をなし、取付孔22より大径の差込部25、28を有する突起物23が差込部25、28を取付孔22に強制嵌合することにより取付けられることを特徴とする請求項1記載の芯材のインサート成形方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008035836A JP2009190359A (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | 芯材のインサート成形方法 |
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Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269486A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザーストリップ |
CN113883198A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-04 | 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 | 一种凹孔弹性垫的刚度调节方法及其硫化方法 |
JP7432911B1 (ja) | 2023-05-23 | 2024-02-19 | エレファンテック株式会社 | インモールド成形方法 |
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2008
- 2008-02-18 JP JP2008035836A patent/JP2009190359A/ja active Pending
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CN113883198A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-04 | 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 | 一种凹孔弹性垫的刚度调节方法及其硫化方法 |
CN113883198B (zh) * | 2021-09-26 | 2023-03-24 | 株洲时代瑞唯减振装备有限公司 | 一种凹孔弹性垫的硫化方法 |
JP7432911B1 (ja) | 2023-05-23 | 2024-02-19 | エレファンテック株式会社 | インモールド成形方法 |
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