JP2009182123A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電源系統を有する半導体装置の信号が入力される回路部の特性を維持しながらESD耐量を向上させる。
【解決手段】半導体装置70には第1の電源系統の第1の電源系統の高電位側電源VDDAが供給される第1の回路部(送信側)1と、電源系統の異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBが供給される第2の回路部(受信側)2とが設けられる。第2の回路部(受信側)2にはNch MOSトランジスタNTa、Pch MOSトランジスタPTa、及びPch MOSトランジスタPTbが設けられる。高電位側電源VDDB側に接続されるPch MOSトランジスタPTbはノーマリーオントランジスタである。Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータはPch MOSトランジスタPTbと低電位側電源VSSの間に設けられ、第1の回路部(送信側)1から出力される信号S2が入力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電源系統を有する半導体装置に関する。
半導体装置としてのシステムLSI、SoC(System on a chip)、或いはMCP(Multi chip Package)などでは、互いに異なる複数の電源系統に属する回路部が設けられる。半導体素子の微細化の進展に伴い、システムLSI、SoC、或いはMCP上に集積される素子数が増加し、搭載される回路部の数も増大し、更に電源系統の分離要求が高まっている。分離された複数の電源系統を有する半導体装置では、電源系統の独立した回路部毎にESD(Electrostatic Discharge)保護対策が必要となる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載される半導体装置では、第1の電源系統の第1の回路部から出力される第1の信号が入力される第2の電源系統の第2の回路部のトランジスタのゲート耐圧を他のトランジスタのゲート耐圧よりも高めることにより第2の回路部のESD耐量を向上させている。
ところが、ゲート耐圧の高いトランジスタを第2の回路部の入力側に設けるとゲート耐圧の高いトランジスタの駆動能力が他のトランジスタの駆動能力よりも低いので第2の回路部の特性が悪化するという問題点がある。
特開2004−119883号公報
本発明は、信号が入力される回路部の特性を維持しながら、信号が入力される回路部のESD耐量を向上させることができる複数の電源系統を有する半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体装置は、第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、第1の信号が入力されて第2の信号を出力する第1の回路を有する第1の回路部と、前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続されるノーマリーオントランジスタの第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと前記低電位側電源の間に設けられ、前記第2の信号が入力され、第3の信号を出力する第2の回路とを有する第2の回路部とを具備することを特徴とする。
更に、本発明の他態様の半導体装置は、第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、m個(ただし、mは2以上)の信号を出力する第1の回路ブロックを有する第1の回路部と、前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続されるノーマリーオントランジスタの第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第1の信号が入力される第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、並列配置される第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと前記低電位側電源の間に設けられ、前記m個の信号が入力され、n個(ただし、nは2以上)の信号を出力する第2の回路ブロックとを有する第2の回路部とを具備し、前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは前記第1の信号に基づいて前記第2の回路ブロックの動作時にオンし、前記第2の回路ブロックが動作しない時にオフすることを特徴とする。
本発明によれば、信号が入力される回路部の特性を維持しながら、信号が入力される回路部のESD耐量を向上させることができる複数の電源系統を有する半導体装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図1は半導体装置を示す回路図である。本実施例では、受信側の回路部に設けられるインバータの高電位側電源側にノーマリーオントランジスタを設けている。
図1に示すように、半導体装置70では、電源系統の異なる第1の電源系統と第2の電源系統が設けられる。半導体装置70は、例えばメモリ、ロジック回路、アナログ回路、及び入出力回路が設けられるSoC(System on a chip)である。第1の電源系統には第1の回路部(送信側)1が設けられ、第2の電源系統には第2の回路部(受信側)2が設けられる。ここでは、第1及び第2の電源系統に設けられる回路及び素子を静電気から保護するESD(Electrostatic Discharge)保護回路と第3の電源系統以降については、図示及び説明を省略する。
第1の回路部(送信側)1には、バッファBUFF1が設けられる。バッファBUFF1は、第1の電源系統の高電位側電源VDDAと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、第1の回路部(送信側)1の内部或いは外部で生成された第1の信号S1が入力され、第1の信号S1をドライブした第2の信号S2を出力する。
第2の回路部(受信側)2には、Nch MOSトランジスタNTa、Pch MOSトランジスタPTa、及び乃至Pch MOSトランジスタPTbが設けられる。Nch MOSトランジスタNTa、Pch MOSトランジスタPTa、及び乃至Pch MOSトランジスタPTbは、比較的ゲート耐圧(ゲート絶縁破壊電圧とも呼称される)が低い、例えば高速ロジック動作などに適用されるトランジスタを使用している。
ここで、MOSトランジスタは、ゲート絶縁膜がシリコン酸化膜からなるトランジスタであり、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とも呼称される。MISトランジスタは、ゲート絶縁膜がNO膜やHigh Kゲート膜などのシリコン酸化膜以外の絶縁膜からなるトランジスタであり、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)とも呼称される。MOSトランジスタとMISトランジスタは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタとも呼称される。
Pch MOSトランジスタPTbは、ソース(第2の端子)が第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBに接続され、ゲート(制御端子)が低電位側電源(接地電位)VSSに接続される。Pch MOSトランジスタPTbは、高電位側電源VDDBが供給されたときに、常にオンするノーマリーオントランジスタ(D型トランジスタとも呼称される)である。
Pch MOSトランジスタPTaは、ソース(第2の端子)がPch MOSトランジスタPTbのドレイン(第1の端子)に接続され、ゲート(制御端子)にバッファBUFF1から出力される第2の信号S2が入力される。Nch MOSトランジスタNTaは、ドレイン(第1の端子)がPch MOSトランジスタPTaのドレイン(第1の端子)に接続され、ゲート(制御端子)にバッファBUFF1から出力される第2の信号S2が入力され、ソース(第2の端子)が低電位側電源(接地電位)VSSに接続される。
Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTbは、インバータを構成し、第2の信号S2を反転した第3の信号S3をPch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTbのドレイン(第1の端子)から出力する。
次に、第2の回路部の通常動作時と待機時の動作について説明する。ここで、通常動作時とは、第1の電源系統の高電位側電源VDDAが第1の回路部(送信側)1に供給され、第2の電源系統の高電位側電源VDDBが第2の回路部(受信側)2に供給され、バッファBUFF1から出力される第2の信号S2が第2の回路部(受信側)2に入力された場合である。待機時とは、高電位側電源VDDBが供給されない場合など通常動作時を満足させる条件が揃わない場合である。
第2の回路部(受信側)2の通常動作時では、Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータには、高電位側電源VDDB電圧が印加されず、Pch MOSトランジスタPTbのオン抵抗RonbとPch MOSトランジスタPTbに流れる電流を掛けた電圧分だけ印加電圧が低下する。
一方、第2の回路部(受信側)2の待機時では、Pch MOSトランジスタPTaのソース電位が、高電位側電源VDDB電圧からPch MOSトランジスタPTbのオン抵抗RonbとPch MOSトランジスタPTbに流れる電流を掛けた電圧分だけ低下する。
Pch MOSトランジスタPTbのオン抵抗Ronbを適正な値に設定し、且つNch MOSトランジスタNTa及びPch MOSトランジスタPTaに比較的ゲート耐圧が低い、高速ロジック動作などに適用されるトランジスタを使用し、ESD耐量のあるトランジスタを使用していない。このため、Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータの出力信号である第3の信号S3の特性低下を抑制することができる。そして、何らかの原因で、例えば第2の信号S2を伝送する伝送線路に静電気などが混入した場合でも、インバータを構成するPch MOSトランジスタPTaのゲートとソース(ノードN1)間の電位差を小さくすることができる。その結果、第2の回路部(受信側)2のESD耐量を向上させることができる。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1の電源系統の第1の電源系統の高電位側電源VDDAが供給される第1の回路部(送信側)1と、電源系統の異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBが供給される第2の回路部(受信側)2とが設けられる。第1の回路部(送信側)1にはバッファBUFF1が設けられる。第2の回路部(受信側)2にはNch MOSトランジスタNTa、Pch MOSトランジスタPTa、及びPch MOSトランジスタPTbが設けられる。Pch MOSトランジスタPTbは、ソースが高電位側電源VDDBに接続されるノーマリーオントランジスタである。Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータは、Pch MOSトランジスタPTbのドレインと低電位側電源(接地電位)Vssの間に設けられる。Nch MOSトランジスタNTa及びPch MOSトランジスタPTaに比較的ゲート耐圧が低い、高速ロジック動作などに適用されるトランジスタを使用している。
このため、通常動作時では、Pch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータには、高電位側電源VDDB電圧よりも、Pch MOSトランジスタPTbのオン抵抗RonbとPch MOSトランジスタPTbに流れる電流を掛けた電圧分だけ印加電圧が低下する。待機時では、Pch MOSトランジスタPTaのソース電位が、高電位側電源VDDB電圧からPch MOSトランジスタPTbのオン抵抗RonbとPch MOSトランジスタPTbに流れる電流を掛けた電圧分だけ低下する。したがって、通常動作時ではPch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータの出力信号特性低下を抑制することができ、何らかの原因で、例えば第2の信号S2を伝送する伝送線路に静電気などが混入した場合でも、インバータを構成するPch MOSトランジスタPTaのゲートとソース(ノードN1)間の電位差を小さくすることができ、第2の回路部(受信側)2のESD耐量を向上させることができる。
なお、本実施例では、第2の回路部(受信側)2の高電位側電源VDDB側にノーマリーオントランジスタであるPch MOSトランジスタPTbを設けているが、ゲートが高電位側電源VDDBに接続されるノーマリーオントランジスタであるNch MOSトランジスタを代わりに用いてもよい。また、第1の回路部(送信側)1から出力される第2の信号S2を第2の回路部(受信側)2に設けられるPch MOSトランジスタPTa及びNch MOSトランジスタNTaから構成されるインバータに入力させているが、代わりにインバータ以外の論理ゲート、順序回路、或いは増幅回路などに入力させてもよい。また、第1の回路部(送信側)1及び第2の回路部(受信側)2をMOSトランジスタで構成しているが、MOSトランジスタの代わりにMISトランジスタを用いてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図2は半導体装置を示す回路図である。本実施例では、受信側の回路部に設けられる回路の高電位側電源側のインピーダンスを待機時と通常動作時で切り替えている。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図2に示すように、半導体装置71では、電源系統の異なる第1の電源系統と第2の電源系統が設けられる。半導体装置71は、例えばメモリ、ロジック回路、アナログ回路、及び入出力回路が設けられるSoC(System on a chip)である。第1の電源系統には第1の回路部(送信側)1が設けられ、第2の電源系統には第2の回路部(受信側)2aが設けられる。ここでは、第1及び第2の電源系統に設けられる回路及び素子を静電気から保護するESD(Electrostatic Discharge)保護回路と第3の電源系統以降については、図示及び説明を省略する。
第2の回路部(受信側)2aには、インバータINV1、Nch MOSトランジスタNT1、及びPch MOSトランジスタPT1乃至3が設けられる。
Pch MOSトランジスタPT2は、ソース(第2の端子)が第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBに接続され、ゲート(制御端子)が低電位側電源(接地電位)VSSに接続され、ドレイン(第1の端子)がノードN1に接続される。Pch MOSトランジスタPT2は、高電位側電源VDDBが供給されたときに、常にオンするノーマリーオントランジスタ(D型トランジスタとも呼称される)である。
Pch MOSトランジスタPT1は、ソース(第2の端子)がノードN1に接続され、ゲート(制御端子)にバッファBUFF1から出力される第2の信号S2が入力される。Nch MOSトランジスタNT1は、ドレイン(第1の端子)がPch MOSトランジスタPT1のドレイン(第1の端子)に接続され、ゲート(制御端子)にバッファBUFF1から出力される第2の信号S2が入力され、ソース(第2の端子)が低電位側電源(接地電位)VSSに接続される。
Pch MOSトランジスタPT1及びNch MOSトランジスタNT1は、インバータを構成し、第2の信号S2を反転した第3の信号S3をPch MOSトランジスタPT1及びNch MOSトランジスタNT1のドレイン(第1の端子)から出力する。
Pch MOSトランジスタPT3は、ソース(第2の端子)が高電位側電源VDDBに接続され、ゲート(制御端子)に第4の信号S4が入力され、ドレイン(第1の端子)がノードN1に接続される。Pch MOSトランジスタPT3は、第4の信号S4が“Low”レベルのときにオンし、第4の信号S4が“High”レベルのときにオフする。
インバータINV1は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力され、高電位側電源VDDA電圧を反転した第4の信号S4をPch MOSトランジスタPT3のゲート(制御端子)に出力する。
ここで、インバータINV1を構成するトランジスタのゲート耐圧(ゲート絶縁破壊電圧とも呼称される)をバッファBUFF1を構成するトランジスタ、Nch MOSトランジスタNT1、及びPch MOSトランジスタPT1乃至3など他のトランジスタのゲート耐圧よりも高くしている。
インバータINV1を構成するトランジスタのゲート耐圧を高める方法として、EOT(Equivalent Oxide Thickness 等価酸化膜厚或いは実効膜厚とも呼称される)換算でのゲート絶縁膜を他よりも厚く形成している(バッファBUFF1を構成するトランジスタ、Nch MOSトランジスタNT1、及びPch MOSトランジスタPT1乃至3のEOT換算でのゲート絶縁膜よりも厚く)。
なお、EOT換算でのゲート絶縁膜を厚くする代わりに、例えばインバータINV1を構成するトランジスタの形状を大きくすることによりゲート耐圧を高くしてもよい。また、インバータINV1の入力側にESD保護素子などを設けてもよい。
ここでは、Pch MOSトランジスタPT2のサイズよりもPch MOSトランジスタPT3のサイズを大きく設定している。例えば、Pch MOSトランジスタPT2及びPT3のゲート長(Lg)が同一寸法の場合、Pch MOSトランジスタPT2のゲート幅(Wg)よりもPch MOSトランジスタPT3のゲート幅(Wg)を広く設定している。
次に、第2の回路部の動作について図3を参照して説明する。図3は第2の回路部の動作を示す図である。
図3に示すように、第2の回路部2aでは通常動作時と待機時では、Pch MOSトランジスタPT3の動作が異なる。
ここで、通常動作時とは、第1の電源系統の高電位側電源VDDAが第1の回路部(送信側)1に供給され、第2の電源系統の高電位側電源VDDBが第2の回路部(受信側)2aに供給され、バッファBUFF1から出力される第2の信号S2が第2の回路部(受信側)2に入力され、インバータINV1の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力された場合である。
待機時とは、インバータINV1の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力されない場合、或いは高電位側電源VDDBが供給されない場合など通常動作時を満足させる条件が揃わない場合である。
第2の回路部(受信側)2aの通常動作時では、第4の信号S4の信号レベルが“Low”レベルとなりPch MOSトランジスタPT3がオンし、Pch MOSトランジスタPT2がオンしている。
Pch MOSトランジスタPT2のオン抵抗Ron2とPch MOSトランジスタPT3のオン抵抗Ron3の関係を、
Ron2>>Ron3・・・・・・・・・・・・・・・・・式(1)
と設定しているので、高電位側電源VDDBとノードN1間の通常動作時の抵抗値Rregは、
1/Rreg=(1/Ron2)+(1/Ron3) ・・・・・・・・・式(2)
1/Rreg≒1/Ron3・・・・・・・・・・・・・・・・式(3)
と表される。
なお、ノーマリーオントランジスタ(D型トランジスタとも呼称される)であるPch MOSトランジスタPT2のオン抵抗Ron2の値は、実施例1のノーマリーオントランジスタ(D型トランジスタとも呼称される)であるPch MOSトランジスタPTbのオン抵抗Ronbの値よりも大きく設定するのが好ましい。
Pch MOSトランジスタPT3のオン抵抗Ron3を小さな値に設定していることから、ノードN1でのインピーダンスを小さくでき、ノードN1の電圧が略高電位側電源VDDB電圧に設定される。このため、第2の回路部(受信側)2aのPch MOSトランジスタPT1及びNch MOSトランジスタNT1から構成されるインバータに印加される電圧の低下を抑制でき、このインバータから出力される第3の信号S3の信号レベル低下或いは信号遅延などの発生が抑制され、所定の特性を維持することができる。その結果、第2の回路部(受信側)2aの特性を良好に保持することができる。
ここでは、式(1)に示すように、オン抵抗Ron2>>オン抵抗Ron3と設定しているが、例えばオン抵抗Ron2をオン抵抗Ron3と略同一に設定してもよい。この場合でも、Pch MOSトランジスタPT2とPch MOSトランジスタPT3の合成オン抵抗をPch MOSトランジスタPT2のオン抵抗Ron2よりも小さくすることができ、ノードN1のインピーダンスを待機時よりも小さくすることができる。
一方、第2の回路部(受信側)2aの待機時では、第4の信号S4の信号レベルが“High”レベルとなりPch MOSトランジスタPT3がオフし、Pch MOSトランジスタPT2がオンしている。
高電位側電源VDDBとノードN1間の待機時の抵抗値Rstbは、
1/Rstb=1/Ron2・・・・・・・・・・・・・・・式(4)
と表される。
Pch MOSトランジスタPT2のオン抵抗Ron2を大きな値に設定していることから、ノードN1でのインピーダンスを大きくでき、ノードN1の電圧が高電位側電源VDDB電圧よりも大幅に低下する。このため、何らかの原因で、例えば第2の信号S2を伝送する伝送線路に静電気などが混入した場合でも、インバータを構成するPch MOSトランジスタPT1のゲートとソース(ノードN1)間の電位差を小さくすることができる。その結果、第2の回路部(受信側)2のESD耐量を向上させることができる。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1の電源系統の第1の電源系統の高電位側電源VDDAが供給される第1の回路部(送信側)1と、電源系統の異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBが供給される第2の回路部(受信側)2aとが設けられる。第1の回路部(送信側)1にはバッファBUFF1が設けられる。第2の回路部(受信側)2aにはインバータINV1、Nch MOSトランジスタNT1、及びPch MOSトランジスタPT1乃至3が設けられる。Pch MOSトランジスタPT2は、ソースが高電位側電源VDDBに接続されるノーマリーオントランジスタである。Pch MOSトランジスタPT3は、ソースが高電位側電源VDDBに接続され、ゲートにインバータINV1から出力される第4の信号S4が入力される。インバータINV1は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、入力側に高電位側電源VDDA電圧が接続される。インバータINV1を構成するトランジスタのゲート耐圧は、他のトランジスタよりも大きく設定される。Pch MOSトランジスタPT2のオン抵抗は、Pch MOSトランジスタPT3のオン抵抗よりも大きく設定される。通常動作時ではPch MOSトランジスタPT2及びPT3がオンし、待機時ではPch MOSトランジスタPT2がオンし、Pch MOSトランジスタPT3がオフする。
このため、通常動作時では、ノードN1側のインピーダンスを小さくでき、第2の信号S2が入力される第2の回路部(受信側)2aのPch MOSトランジスタPT1及びNch MOSトランジスタNT1から構成されるインバータの特性低下を抑制でき、第2の回路部(受信側)2aの特性を良好に保持することができる。待機時では、ノードN1側のインピーダンスを大きくでき、インバータを構成するPch MOSトランジスタPT1のゲートとソース間の電位差を小さくでき、第2の回路部(受信側)2aのESD耐量を向上させることができる。
次に、本発明の実施例3に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図4は半導体装置を示す回路図である。本実施例では、第1及び第2の回路部の構成を変更し、第1の回路部から出力され第2の回路部に入力される信号本数を増やしている。
図4に示すように、半導体装置72では、電源系統の異なる第1の電源系統と第2の電源系統が設けられる。半導体装置72は、例えばメモリ、ロジック回路、アナログ回路、及び入出力回路が設けられるSoCである。第1の電源系統には第1の回路部(送信側)1bが設けられ、第2の電源系統には第2の回路部(受信側)2bが設けられる。ここでは、第1及び第2の電源系統に設けられる回路及び素子を静電気から保護するESD(Electrostatic Discharge)保護回路と第3の電源系統以降については、図示及び説明を省略する。
第1の回路部(送信側)1bには、インバータINV11及びインバータINV12が設けられる。インバータINV11は、第1の電源系統の高電位側電源VDDAと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、第1の回路部(送信側)1bの内部或いは外部で生成された信号S11が入力され、信号S11を反転した信号S13を出力する。インバータINV12は、第1の電源系統の高電位側電源VDDAと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、第1の回路部(送信側)1bの内部或いは外部で生成された信号S12が入力され、信号S12を反転した信号S14を出力する。
第2の回路部(受信側)2bには、2入力NAND回路NAND1、インバータINV13、インバータINV14、Nch MOSトランジスタNT11、及びNch MOSトランジスタNT12が設けられる。
Nch MOSトランジスタNT11は、ドレイン(第1の端子)が第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBに接続され、ゲート(制御端子)が高電位側電源VDDBに接続され、ソース(第2の端子)がノードN11に接続される。Nch MOSトランジスタNT11は、高電位側電源VDDBが供給されたときに、常にオンするノーマリーオントランジスタである。
Nch MOSトランジスタNT12は、ドレイン(第1の端子)が高電位側電源VDDBに接続され、ゲート(制御端子)に信号S16が入力され、ドレイン(第1の端子)がノードN11に接続される。Nch MOSトランジスタNT12は、信号S16が“High”レベルのときにオンし、信号S16が“Low”レベルのときにオフする。
2入力NAND回路NAND1は、ノードN11と低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、インバータINV11から出力される信号S13とインバータINV12から出力される信号S14が入力され、論理演算した信号S15を出力する。
インバータINV14は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力され、高電位側電源VDDA電圧を反転した信号を出力する。インバータINV13は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、インバータINV14から出力される信号が入力され、反転信号としての信号S16をNch MOSトランジスタNT12のゲート(制御端子)に出力する。
ここで、インバータINV13及びINV14を構成するトランジスタのゲート耐圧をインバータINV11、インバータINV12、2入力NAND回路NAND1を構成するトランジスタ、Nch MOSトランジスタNT11、及びNch MOSトランジスタNT12など他のトランジスタのゲート耐圧よりも高くしている。インバータINV13及びINV14を構成するトランジスタのゲート耐圧を高める方法として、EOT換算でのゲート絶縁膜を他よりも厚く形成している。
ここでは、Nch MOSトランジスタNT11のサイズよりもNch MOSトランジスタNT12のサイズを大きく設定している。例えば、Nch MOSトランジスタNT11及びNT12のゲート長(Lg)が同一寸法の場合、Nch MOSトランジスタNT11のゲート幅(Wg)よりもNch MOSトランジスタNT12のゲート幅(Wg)を広く設定している。
次に、待機時及び通常動作時での第2の回路部(受信側)2bについて説明する。ここで、通常動作時とは、第1の電源系統の高電位側電源VDDAが第1の回路部(送信側)1bに供給され、第2の電源系統の高電位側電源VDDBが第2の回路部(受信側)2bに供給され、インバータINV11から信号S13が第2の回路部(受信側)2bに入力され、インバータINV12から信号S14が第2の回路部(受信側)2bに入力され、インバータINV14の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力された場合である。
待機時とは、インバータINV14の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力されない場合、或いは高電位側電源VDDBが供給されない場合など通常動作時を満足させる条件が揃わない場合である。
第2の回路部(受信側)2bの通常動作時では、信号S16の信号レベルが“High”レベルとなりNch MOSトランジスタNT12がオンし、Nch MOSトランジスタNT11がオンしている。
Nch MOSトランジスタNT11のオン抵抗Ron11とNch MOSトランジスタNT12のオン抵抗Ron12の関係を、
Ron11>>Ron12・・・・・・・・・・・・・・・式(5)
と設定しているので、高電位側電源VDDBとノードN11間の通常動作時の抵抗値Rregaは、
1/Rrega=(1/Ron11)+(1/Ron12) ・・・・・・式(6)
1/Rrega≒1/Ron12・・・・・・・・・・・・・式(7)
と表される。
Nch MOSトランジスタNT12のオン抵抗Ron12を小さな値に設定していることから、ノードN11でのインピーダンスを小さくでき、ノードN11の電圧が略高電位側電源VDDB電圧に設定される。このため、第2の回路部(受信側)2bの2入力NAND回路NAND1に印加される電圧の低下が抑制され、所定の動作を維持することができる。その結果、第2の回路部(受信側)2aの特性を良好に保持することができる。
一方、第2の回路部(受信側)2bの待機時では、S16の信号レベルが“Low”レベルとなりNch MOSトランジスタNT12がオフし、Nch MOSトランジスタNT11がオンしている。
高電位側電源VDDBとノードN11間の待機時の抵抗値Rstbaは、
1/Rstba=1/Ron11・・・・・・・・・・・・・式(8)
と表される。
Nch MOSトランジスタNT11のオン抵抗Ron11を大きな値に設定していることから、ノードN11でのインピーダンスを大きくでき、ノードN11の電圧が高電位側電源VDDB電圧よりも大幅に低下する。このため、何らかの原因で、例えば信号S13や信号S14を伝送する伝送線路に静電気などが混入した場合でも、2入力NAND回路NAND1を構成するPch MOSトランジスタのゲートとソース(ノードN11)間の電位差を小さくすることができる。その結果、第2の回路部(受信側)2bのESD耐量を向上させることができる。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1の電源系統の第1の電源系統の高電位側電源VDDAが供給される第1の回路部(送信側)1bと、電源系統の異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBが供給される第2の回路部(受信側)2bとが設けられる。第1の回路部(送信側)1bにはインバータINV11及びINV12が設けられる。第2の回路部(受信側)2bには、2入力NAND回路NAND1、インバータINV13、インバータINV14、Nch MOSトランジスタNT11、及びNch MOSトランジスタNT12が設けられる。Nch MOSトランジスタNT11は、ドレインが高電位側電源VDDBに接続されるノーマリーオントランジスタである。Nch MOSトランジスタNT12は、ドレインが高電位側電源VDDBに接続され、ゲートにインバータINV13から出力される信号S16が入力される。インバータINV14は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、入力側に高電位側電源VDDA電圧が接続される。インバータINV13は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、インバータINV14から出力される信号が入力される。インバータINV13及びINV14を構成するトランジスタのゲート耐圧は、他のトランジスタよりも大きく設定される。Nch MOSトランジスタNT11のオン抵抗は、Nch MOSトランジスタNT12のオン抵抗よりも大きく設定される。通常動作時ではNch MOSトランジスタNT11及びNT12がオンし、待機時ではNch MOSトランジスタNT11がオンし、Nch MOSトランジスタNT12がオフする。
このため、通常動作時では、ノードN11側のインピーダンスを小さくでき、信号S13及びS14が入力される第2の回路部(受信側)2bの2入力NAND回路NAND1の特性低下を抑制でき、第2の回路部(受信側)2bの特性を良好に保持することができる。待機時では、ノードN11側のインピーダンスを大きくでき、2入力NAND回路NAND1を構成するPch MOSトランジスタのゲートとソース間の電位差を小さくでき、第2の回路部(受信側)2bのESD耐量を向上させることができる。
なお、本実施例では、第1の回路部(送信側)1b及び第2の回路部(受信側)2bをMOSトランジスタで構成しているが、MOSトランジスタの代わりにMISトランジスタを用いてもよい。
次に、本発明の実施例4に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図5は半導体装置を示す回路図である。本実施例では、第1及び第2の回路部の構成を変更し、第1の回路ブロックから出力され第2の回路ブロックに入力される信号本数を増やし、第2の回路ブロックから出力される信号本数を増やしている。
以下、実施例2と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図5に示すように、半導体装置73では、電源系統の異なる第1の電源系統と第2の電源系統が設けられる。半導体装置73は、例えばメモリ、ロジック回路、アナログ回路、及び入出力回路が設けられるSoCである。第1の電源系統には第1の回路部(送信側)1cが設けられ、第2の電源系統には第2の回路部(受信側)2cが設けられる。ここでは、第1及び第2の電源系統に設けられる回路及び素子を静電気から保護するESD(Electrostatic Discharge)保護回路と第3の電源系統以降については、図示及び説明を省略する。
第1の回路部(送信側)1cには、第1の回路ブロック11が設けられる。第1の回路ブロック11は、第1の電源系統の高電位側電源VDDAと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、複数の回路及び素子が設けられ、m種類の信号S21、S22、・・・、S2mを出力する。
第2の回路部(受信側)2cには、第2の回路ブロック12、インバータINV1、Pch MOSトランジスタPT2、及びPch MOSトランジスタPT3が設けられる。
第2の回路ブロック12は、ノードN1と低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、複数の回路及び素子が設けられ、第1の回路ブロック11から出力されるm種類の信号S21、S22、・・・、S2mが入力され、信号処理されたn種類の信号S31、S32、・・・、S3nを出力する。
次に、待機時及び通常動作時での第2の回路部(受信側)2cについて説明する。ここで、通常動作時とは、第1の電源系統の高電位側電源VDDAが第1の回路部(送信側)1cに供給され、第2の電源系統の高電位側電源VDDBが第2の回路部(受信側)2cに供給され、第1の回路部(送信側)1cからm種類の信号S21、S22、・・・、S2mが第2の回路部(受信側)2cに入力され、インバータINV1の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力された場合である。
待機時とは、インバータINV1の入力側に高電位側電源VDDA電圧が入力されない場合、或いは高電位側電源VDDBが供給されない場合などなど通常動作時を満足させる条件が揃わない場合である。
第2の回路部(受信側)2cの通常動作時では、第4の信号S4の信号レベルが“Low”レベルとなりPch MOSトランジスタPT3がオンし、Pch MOSトランジスタPT2がオンしている。このため、第2の回路部(受信側)2cの第2の回路ブロック12に印加される電圧が略高電位側電源VDDB電圧となり、第2の回路ブロック12から出力されるn種類の信号S31、S32、・・・、S3nの信号レベル低下或いは信号遅延などの発生が抑制され、所定の動作を維持することができる。その結果、第2の回路部(受信側)2cの特性を良好に保持することができる。
一方、第2の回路部(受信側)2cの待機時では、第4の信号S4の信号レベルが“High”レベルとなりPch MOSトランジスタPT3がオフし、Pch MOSトランジスタPT2がオンしている。このため、何らかの原因で、例えば第1の回路ブロック11から出力されるm種類の信号S21、S22、・・・、S2mを伝送する伝送線路に静電気などが混入した場合でも、第2の回路ブロック12を構成する、例えば高電位側電源VDDB側のPch MOSトランジスタのゲートとソース(ノードN1)間の電位差を小さくすることができる。その結果、第2の回路部(受信側)2cのESD耐量を向上させることができる。
上述したように、本実施例の半導体装置では、第1の電源系統の第1の電源系統の高電位側電源VDDAが供給される第1の回路部(送信側)1cと、電源系統の異なる第2の電源系統の高電位側電源VDDBが供給される第2の回路部(受信側)2cとが設けられる。第1の回路部(送信側)1cには第1の回路ブロック11が設けられる。第1の回路ブロック11は、m種類の信号S21、S22、・・・、S2mを出力する。第2の回路部(受信側)2cには、第2の回路ブロック12、インバータINV1、Pch MOSトランジスタPT2、及びPch MOSトランジスタPT3が設けられる。第2の回路ブロック12は、m種類の信号S21、S22、・・・、S2mが入力され、n種類の信号S31、S32、・・・、S3nを出力する。Pch MOSトランジスタPT2は、ソースが高電位側電源VDDBに接続されるノーマリーオントランジスタである。Pch MOSトランジスタPT3は、ソースが高電位側電源VDDBに接続され、ゲートにインバータINV1から出力される第4の信号S4が入力される。インバータINV1は、高電位側電源VDDBと低電位側電源(接地電位)VSSの間に設けられ、入力側に高電位側電源VDDA電圧が接続される。インバータINV1を構成するトランジスタのゲート耐圧は、他のトランジスタよりも大きく設定される。Pch MOSトランジスタPT2のオン抵抗は、Pch MOSトランジスタPT3のオン抵抗よりも大きく設定される。通常動作時ではPch MOSトランジスタPT2及びPT3がオンし、待機時ではPch MOSトランジスタPT2がオンし、Pch MOSトランジスタPT3がオフする。
このため、通常動作時では、ノードN1側のインピーダンスを小さくでき、m種類の信号S21、S22、・・・、S2mが入力される第2の回路部(受信側)2cの第2の回路ブロック12の特性低下を抑制でき、第2の回路部(受信側)2cの特性を良好に保持することができる。待機時では、ノードN1側のインピーダンスを大きくでき、第2の回路ブロック12を構成する、例えばPch MOSトランジスタのゲートとソース間の電位差を小さくでき、第2の回路部(受信側)2cのESD耐量を向上させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例では、SoCに適用したが、システムLSIやMCP(Multi chip Package)などにも適用することができる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられる第1の回路ブロックを有する第1の回路部と、第2の端子が前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続され、制御端子が前記低電位側電源に接続される第1のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、第2の端子が前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第3の信号が入力され、前記第3の信号がローレベルのときにオンする第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第1及び第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第1の端子と前記低電位側電源の間に設けられ、前記第1の回路ブロックから出力される複数の信号が入力され、複数の信号を出力する第2の回路ブロックとを有する第2の回路部とを具備する半導体装置。
(付記2) 第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、第1の信号を入力して第2の信号を出力する第1の回路を有する第1の回路部と、第2の端子が前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続され、制御端子が前記低電位側電源に接続される第1のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、第2の端子が前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第3の信号が入力され、前記第3の信号がローレベルのときにオンする第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第2の高電位側電源と前記低電位側電源の間に設けられ、入力側に第1の高電位側電源が入力され、出力側から前記第3の信号を前記第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制御端子に出力するインバータと、前記第1及び第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第1の端子と前記低電位側電源の間に設けられ、前記第2の信号が入力されて第4の信号を出力する第2の回路とを有する第2の回路部とを具備し、前記インバータを構成するトランジスタのEOT換算のゲート絶縁膜が前記第1及び第2の回路を構成するトランジスタと前記第1及び第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタのEOT換算のゲート絶縁膜よりも厚い半導体装置。
(付記3) 第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、第1の信号が入力されて第2の信号を出力する第1の回路を有する第1の回路部と、第1の端子が前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続され、制御端子が前記第2の高電位側電源に接続される第1のNch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、第1の端子が前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第3の信号が入力され、前記第3の信号がハイレベルのときにオンする第2のNch絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第1及び第2のNch絶縁ゲート型電界効果トランジスタの第2の端子と前記低電位側電源の間に設けられ、前記第2の信号が入力されて第4の信号を出力する第2の回路と、前記第2の高電位側電源と前記低電位側電源の間に設けられ、入力側に第1の高電位側電源電圧が入力され、出力側から第5の信号を出力する第1のインバータと、前記第2の高電位側電源と前記低電位側電源の間に設けられ、入力側に前記第5の信号が入力され、出力側から前記第3の信号を前記第2のPch絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制御端子に出力する第2のインバータとを有する第2の回路部とを具備し、前記第1及び第2のインバータを構成するトランジスタのEOT換算のゲート絶縁膜が前記第1及び第2の回路を構成するトランジスタと前記第1及び第2のNch絶縁ゲート型電界効果トランジスタのEOT換算のゲート絶縁膜よりも厚い半導体装置。
本発明の実施例1に係る半導体装置を示す回路図。 本発明の実施例2に係る半導体装置を示す回路図。 本発明の実施例2に係る第2の回路部の動作を示す図。 本発明の実施例3に係る半導体装置を示す回路図。 本発明の実施例4に係る半導体装置を示す回路図。
符号の説明
1、1b、1c 第1の回路部(送信側)
2、2a、2b、2c 第2の回路部(受信側)
11 第1の回路ブロック
12 第2の回路ブロック
70、71、72、73 半導体装置
BUFF1 バッファ
INV1、INV11〜14 インバータ
N1、N11 ノードN1
NAND1 2入力NAND回路
NT1、NT11、NT12、NTa Nch MOSトランジスタ
PT1〜3、PTa、PTb Pch MOSトランジスタ
S1〜4、S11〜16、S21、S22、S2m、S31、S32、S3n 信号
VDDA、VDDB 高電位側電源
VSS 低電位側電源(接地電位)

Claims (5)

  1. 第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、第1の信号が入力されて第2の信号を出力する第1の回路を有する第1の回路部と、
    前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続されるノーマリーオントランジスタの第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと前記低電位側電源の間に設けられ、前記第2の信号が入力され、第3の信号を出力する第2の回路とを有する第2の回路部と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2の回路部は、前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと並列に接続され、前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第4信号が入力される第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタを具備し、
    前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、前記第4の信号に基づいて前記第2の回路の動作時にオンし、前記第2の回路が動作しない時にオフすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の高電位側電源と前記低電位側電源の間に設けられ、入力側に第1の高電位側電源電圧が入力され、出力側から前記第4の信号を前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制御端子に出力するインバータを具備し、前記インバータを構成するトランジスタのゲート耐圧が前記第1及び第2の回路を構成するトランジスタと前記第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート耐圧よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのオン抵抗は、前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのオン抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 第1の電源系統の第1の高電位側電源と低電位側電源の間に設けられ、m個(ただし、mは2以上)の信号を出力する第1の回路ブロックを有する第1の回路部と、
    前記第1の電源系統とは異なる第2の電源系統の第2の高電位側電源に接続されるノーマリーオントランジスタの第1の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、前記第2の高電位側電源に接続され、制御端子に第1の信号が入力される第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、並列配置される第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタと前記低電位側電源の間に設けられ、前記m個の信号が入力され、n個(ただし、nは2以上)の信号を出力する第2の回路ブロックとを有する第2の回路部と、
    を具備し、前記第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタは前記第1の信号に基づいて前記第2の回路ブロックの動作時にオンし、前記第2の回路ブロックが動作しない時にオフすることを特徴とする半導体装置。
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