JP2009171035A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプリング制御信号に起因するノイズを低減する。
【解決手段】各垂直信号線14には、対応する列の画素11の出力信号が供給される。信号処理部18は、各信号線14の信号を処理して各信号線14の信号に応じた信号を得る。サンプルホールド部17は、各信号線14に対応して設けられた光信号用蓄積容量CS及び差分用信号用蓄積容量CNと、光信号の容量CSへの入力を制御信号φTVSに応じてオンオフするスイッチTVSと、差分用信号の容量CNへの入力を制御信号φTVNに応じてオンオフするスイッチTVNと、を含む。スイッチTVS,TVNにそれらがオンオフすべき信号として信号処理部18から供給される信号は、所定電位VREF及びそれ以上となるが電位VREFよりも下がらない。制御信号φTVS,φTVNのオフ信号電位は、グランド電位AGNDではなく電位VREFとされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子に関するものである。
ビデオカメラや電子スチルカメラなどでは、CCD型や増幅型の固体撮像素子が使用されている。このような固体撮像素子では、光電変換部を有する画素がマトリクス状に複数配置されており、各画素の光電変換部にて信号電荷を生成する。増幅型固体撮像素子では、画素の光電変換部にて生成・蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョン等の電荷電圧変換部に導き、電荷電圧変換部で信号電荷を電圧に変換し、その電圧に応じた信号を画素に設けられた増幅部によって画素から出力する。
このような増幅型固体撮像素子では、画素を構成する受光素子や増幅素子のばらつきに起因する固定パターンノイズ(FPN)と呼ばれるノイズが発生し易い。そこで、下記特許文献1の図10に開示された増幅型固体撮像素子では、一般的にカラムアンプ(列増幅回路)等と呼ばれる信号処理部(「増幅回路210」)によって、各垂直信号線に出力された信号の電圧変化分を、各垂直信号線の信号に応じた信号として所得し、さらにこの信号処理部の出力について、サンプルホールド部によっていわゆる相関2重サンプリングを行っている。これにより、固定パターンノイズ(FPN)が低減される。前記信号処理部(「増幅回路210」)の出力は、所定電位VREF及びそれ以上となるが所定電位VREFよりも下がることはない。
そして、下記特許文献1の図10に開示された増幅型固体撮像素子では、サンプルホールド部は、サンプリングした信号を蓄積する蓄積容量(「ラインメモリ216s」、「ラインメモリ216n」)と、前記信号処理部の出力の前記蓄積容量への入力をサンプリング制御信号(「信号φTN」、「信号φTS」)に応じてオンオフするトランジスタからなるサンプリングスイッチ(「列アンプ出力転送スイッチ215n」、「列アンプ出力転送スイッチ215s」)とを含んでいる。
このような増幅型固体撮像素子では、特許文献1には明示されていないが、従来は、サンプリングスイッチとして例えばエンハンスメント型のnMOSトランジスタが用いられ、前記サンプリング制御信号の、サンプリングスイッチをオフにする電位は、前記所定電位VREFよりも低い電位であるゼロ電位(グランド電位)とされていた。
特開2005−348040号公報の図10
しかしながら、本発明者の研究の結果、特許文献1の図10に開示されたような従来の増幅型固体撮像素子では、前記サンプリング制御信号の、サンプリングスイッチをオフにする電位が、前記所定電位VREFよりも低い電位であるゼロ電位(グランド電位)とされていることに起因して、ノイズが増大していることが判明した。この点については、後述する比較例の説明を参照されたい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、サンプリング制御信号に起因するノイズを低減することができる固体撮像素子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による固体撮像素子は、2次元に配置され入射光を光電変換する複数の画素と、前記複数の画素の各列に対応して設けられ前記画素の出力信号が供給される垂直信号線と、前記各垂直信号線の信号に応じた信号をサンプリング制御信号に従ってサンプリングして保持するとともに、当該保持された信号を水平走査信号に従って水平信号線へ供給するサンプルホールド部と、を備えたものである。そして、この第1の態様では、前記サンプルホールド部は、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記画素で光電変換された光情報を含む光信号が蓄積される光信号用蓄積容量と、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記光信号から差し引くべきノイズ成分を含む差分用信号が蓄積される差分用信号用蓄積容量と、前記光信号の前記光信号用蓄積容量への入力を光信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする光信号用サンプリングスイッチと、前記差分用信号の前記差分用信号用蓄積容量への入力を差分用信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする差分用信号用サンプリングスイッチと、を含む。また、この第1の態様では、前記光信号用サンプリングスイッチ及び前記差分用信号用サンプリングスイッチにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号は、所定電位及びそれ以上となるが前記所定電位よりも下がらない。さらに、この第1の態様では、前記光信号用サンプリング制御信号及び前記差分用信号用サンプリング制御信号のうちの少なくとも一方の制御信号の、対応するサンプリングスイッチをオフにする電位は、前記所定電位である。
本発明の第2の態様による固体撮像素子は、前記第1の態様において、前記各垂直信号線の信号を処理して前記各垂直信号線の信号に応じた前記信号を得る信号処理部を備え、前記信号処理部は、前記各垂直信号線にそれぞれ対応して設けられた演算増幅器、入力容量、帰還容量、及び、クランプ制御信号に応じてオンオフするクランプ制御スイッチを有するものである。そして、この第2の態様では、前記各演算増幅器の非反転入力端子に前記所定電位が印加される。また、この第2の態様では、前記各垂直信号線に対応するもの毎に、(i)当該垂直信号線が前記入力容量を介して前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、(ii)前記演算増幅器の前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との間に前記帰還容量及び前記クランプ制御スイッチが並列に接続され、(iii)前記演算増幅器の出力端子が前記光信号用サンプリングスイッチの一端及び前記差分信号用サンプリングスイッチの一端に接続される。
本発明の第3の態様による固体撮像素子は、2次元に配置され入射光を光電変換する複数の画素と、前記複数の画素の各列に対応して設けられ前記画素の出力信号が供給される垂直信号線と、前記各垂直信号線の信号に応じた信号をサンプリング制御信号に従ってサンプリングして保持するとともに、当該保持された信号を水平走査信号に従って水平信号線へ供給するサンプルホールド部と、を備えたものである。そして、この第3の態様では、前記サンプルホールド部は、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記画素で光電変換された光情報を含む光信号が蓄積される光信号用蓄積容量と、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記光信号から差し引くべきノイズ成分を含む差分用信号が蓄積される差分用信号用蓄積容量と、前記光信号の前記光信号用蓄積容量への入力を光信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする光信号用サンプリングスイッチと、前記差分用信号の前記差分用信号用蓄積容量への入力を差分用信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする差分用信号用サンプリングスイッチと、を含む。また、この第3の態様では、前記光信号用サンプリングスイッチ及び前記差分用信号用サンプリングスイッチにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号は、所定電位及びそれ以下となるが前記所定電位よりも上がらない。さらに、この第3の態様では、前記光信号用サンプリング制御信号及び前記差分用信号用サンプリング制御信号のうちの少なくとも一方の制御信号の、対応するサンプリングスイッチをオフにする電位は、前記所定電位である。
本発明の第4の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記光信号用サンプリング制御信号を前記光信号用サンプリングスイッチに供給するバッファと、前記差分用信号用サンプリング制御信号を前記差分用信号用サンプリングスイッチに供給するバッファと、を備えたものである。
本発明の第5の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記各画素は、入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部、前記信号電荷を受け取って前記信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有するものである。
本発明によれば、サンプリング制御信号に起因するノイズを低減することができる固体撮像素子を提供することが可能となる。
以下、本発明による固体撮像素子について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による固体撮像素子1を示す概略ブロック図である。本実施の形態による固体撮像素子1は、CMOS型固体撮像素子として構成されている。
図1に示すように、本実施の形態による固体撮像素子1は、一般的なCMOS型固体撮像素子と同様に、2次元状に配置された複数の単位画素11(図1では、2×2個の画素11のみを示す。)と、垂直走査回路12と、水平走査回路13と、画素11の各列に対応して設けられ対応する列の画素11の出力信号が供給される垂直信号線14と、各垂直信号線14に接続された定電流源15とを有している。なお、画素11の数が限定されるものではないことは、言うまでもない。垂直走査回路12及び水平走査回路13は、第1の電源により作動するようになっている。図1において、DVDDは前記第1の電源の電源電位、DGNDは前記第1の電源のグランド電位である。
各画素11は、一般的なCMOS型固体撮像素子と同様に、入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部としてのフォトダイオードPDと、前記信号電荷を受け取って前記信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部としてのフローティングディフュージョンFDと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する増幅部としての増幅トランジスタAMPと、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに電荷を転送する電荷転送部としての転送トランジスタTXと、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするリセット部としてのリセットトランジスタRESと、当該画素11を選択するための選択部としての選択トランジスタSELとを有し、図1に示すように接続されている。なお、本実施の形態では、画素11のトランジスタAMP,TX,RES,SELは、全てnMOSトランジスタである。図1において、AVDDは第2の電源の電源電位、AGNDは前記第2の電源のグランド電位である。
転送トランジスタTXのゲートは、行毎に、垂直走査回路12からの転送トランジスタTXを制御する制御信号φTXを転送トランジスタTXに供給する制御線に、接続されている。リセットトランジスタRESのゲートは、行毎に、垂直走査回路12からのリセットトランジスタRESを制御する制御信号φRESをリセットトランジスタRESに供給する制御線に、接続されている。選択トランジスタSELのゲートは、行毎に、垂直走査回路12からの選択トランジスタSELを制御する制御信号φSELを選択トランジスタSELに供給する制御線に、接続されている。
フォトダイオードPDは、入射光の光量(被写体光)に応じて信号電荷を生成する。転送トランジスタTXは、転送パルス(制御信号)φTXのハイレベル期間にオンし、フォトダイオードPDに蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。リセットトランジスタRESは、リセットパルス(制御信号)φRESのハイレベル期間にオンし、フローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅トランジスタAMPは、そのドレインが電源電位AVDDに接続され、そのゲートがフローティングディフュージョンFDに接続され、そのソースが選択トランジスタSELのドレインに接続され、定電流源15を構成し各垂直信号線14に対応して設けられたトランジスタTDを負荷とするソースフォロア回路を構成している。各トランジスタTDのドレインは各垂直信号線14に接続され、各トランジスタTDのソースは接地されている。各トランジスタTDのゲートは共通に接続され、そこには、抵抗RL及びトランジスタTSからなる定電流設定回路15aによって得た一定電圧が与えられている。これにより、定電流源15は、垂直信号線14に対応する画素11の選択トランジスタSELがオンされたときに、当該垂直信号線14に電流を流す。この電流は、当該画素11の増幅トランジスタAMPのソースフォロアバイアス電流である。
増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して垂直信号線14に読み出し電流を出力する。選択トランジスタSELは、選択パルス(画素制御信号)φSELのハイレベル期間にオンし、増幅トランジスタAMPのソースを垂直信号線14に接続する。
垂直走査回路12は、外部からの駆動パルス(図示せず)を受けて、画素11の行毎に、選択パルスφSEL、リセットパルスφRES及び転送パルスφTXをそれぞれ出力する。また、水平走査回路13は、外部からの駆動パルス(図示せず)を受けて、列毎に水平走査信号φHを出力する。
また、本実施の形態による固体撮像素子1は、各垂直信号線14の信号を処理して各垂直信号線14の信号に応じた信号を得る信号処理部18を備えている。信号処理部18は、各垂直信号線14にそれぞれ対応して設けられた演算増幅器OP、入力容量CA、帰還容量CG、及び、クランプ制御信号φCARSTに応じてオンオフするクランプ制御スイッチCARSTを有し、各演算増幅器OPの出力端子から各垂直信号線14の信号に応じた信号を出力する。各演算増幅器OPの非反転入力端子には、前記第2の電源のグランド電位AGNDと電源電位AVDDとの間の中間の所定電位VREF(前記第2の電源のグランド電位AGNDを基準とした電位)が印加されている。各垂直信号線14に対応するもの毎に、当該垂直信号線14が入力容量CAを介して演算増幅器OPの反転入力端子に接続されている。また、各垂直信号線14に対応するもの毎に、演算増幅器OPの反転入力端子と演算増幅器OPの出力端子との間に、帰還容量CG及びクランプ制御スイッチCARSTが並列に接続されている。演算増幅器OPは、差動増幅回路等を用いて構成されている。演算増幅器OPは、前記第2の電源(グランド電位AGND及び電源電位AVDD)によって作動するようになっている。前記第2の電源(グランド電位AGND及び電源電位AVDD)により作動するバッファB1が、外部からの制御信号φCARST’に応じて、AVDDをハイレベルとしAGNDをローレベルとする2値のクランプ制御信号φCARSTを生成する。このクランプ制御信号φCARSTは、クランプ制御スイッチCARSTに供給される。クランプ制御スイッチCARSTは、MOSトランジスタで構成され、クランプ制御信号φCARSTがハイレベルの場合にオンする一方、クランプ制御信号φCARSTがローレベルの場合にオフする。
この信号処理部18によれば、信号φCARSTがハイレベルになると、クランプ制御スイッチCARSTがオンして演算増幅器OPの反転入力端子と出力端子との間が短絡し、演算増幅器OPの出力端子が所定電位VREFにクランプされる。その後、信号φCARSTがローレベルにされてクランプ制御スイッチCARSTがオフした状態において、垂直信号線14の電圧がΔVだけ変化すると、演算増幅器OPの出力端子の信号は、{VREF−(CA/CG)×ΔV}となる。このように、クランプ制御スイッチCARSTがオフすると、入力容量CAと帰還容量CGの比で反転ゲイン(−CA/CG)が得られる。光信号は垂直信号線14では光量に応じて電位が低下する方向に推移するが、前記反転ゲイン(−CA/CG)によって反転増幅されるため、演算増幅器OPの出力端子の電位は常に所定電位VREF以上電源電位AVDD以下の電位となる。よって、演算増幅器OPの出力端子の信号(垂直信号線14の信号に応じて信号処理部18により得られる信号)は、所定電位VREF及びそれ以上となるが、所定電位VREFよりも下がらない。
また、本実施の形態による固体撮像素子1は、各垂直信号線14の信号に応じた信号(本実施の形態では、信号処理部18の各演算増幅器OPの出力端子の信号)をサンプリング制御信号φTVN,φTVSに従ってサンプリングして保持するとともに、当該保持された信号を水平走査信号φHに従って水平信号線16N,16Sへ供給するサンプルホールド部17を、備えている。
本実施の形態では、サンプルホールド部17は、各垂直信号線14に対応して設けられた光信号用蓄積容量CS及び差分用信号用蓄積容量CNと、画素11で光電変換された光情報を含む光信号を光信号用サンプリング制御信号φTVSに従って光信号用蓄積容量CSに蓄積させる光信号用サンプリングスイッチTVSと、前記光信号から差し引くべきノイズ成分を含む差分用信号を差分用信号用サンプリング制御信号φTVNに従って差分用信号用蓄積容量CNに蓄積させる差分用信号用サンプリングスイッチTVNと、光信号用蓄積容量CSに蓄積された光信号を水平走査信号φHに従って光信号用水平信号線16Sに供給する光信号用水平転送スイッチTHSと、差分用信号用蓄積容量CNに蓄積された差分用信号を水平走査信号φHに従って差分用信号用水平信号線16Nに供給する差分用信号用水平転送スイッチTHNとを有している。本実施の形態では、水平信号線16N,16Sをそれぞれ所定タイミングで所定電位VREFにリセットするための各トランジスタRTHN,RTHSが設けられている。前記第1の電源(グランド電位DGND及び電源電位DVDD)により作動するバッファB4が、外部からの制御信号φRTH’に応じて、DVDDをハイレベル(オン信号)としDGNDをローレベル(オフ信号)とする2値の制御信号φRTHを生成する。この制御信号φRTHは、クランプ制御スイッチCARSTに供給される。水平信号線16N,16Sには、出力アンプAPN,APSがそれぞれ接続されている。本実施の形態では、スイッチTVS,TVN,THS,THN,RTHN,RTHSは、全てnMOSトランジスタである。
図1に示すように、各垂直信号線14に対応するもの毎に、演算増幅器OPの出力端子が、サンプルホールド部17の光信号用サンプリングスイッチTVSの一端及び差分信号用サンプリングスイッチTVNの一端に接続されている。これにより、各垂直信号線14の信号に応じた信号である各演算増幅器OPの出力端子の信号が、サンプリングスイッチTVN,TVSにそれらがオンオフすべき信号として供給される。本実施の形態では、サンプリングスイッチTVN,TVSはそれぞれnMOSトランジスタで構成され、演算増幅器OPの出力端子からそれらのnMOSトランジスタのドレインに入力される信号が、サンプリングスイッチTVN,TVSにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号となっている。
各差分用信号用サンプリングスイッチTVNのゲートは共通に接続され、そこには差分用信号用サンプリング制御信号φTVNが供給される。前記所定電位VREF及び前記電源電位AVDDにより作動するバッファB2が、外部からの制御信号φTVN’に応じて、差分用信号用サンプリング制御信号φTVNを、電源電位AVDDをハイレベルとし所定電位VREFをローレベルとする2値の信号として生成する。差分用信号用サンプリングスイッチTVNは、エンハンスメント型のnMOSトランジスタで構成され、差分用信号用サンプリング制御信号φTVNがハイレベルの場合にオンする一方、差分用信号用サンプリング制御信号φTVNがローレベルの場合にオフする。なお、前記所定電位VREFは、差分用信号用サンプリングスイッチTVNのゲート電位の閾値電位Vthよりも低い。差分用信号用サンプリング制御信号φTVNに応じて差分用信号用サンプリングスイッチTVNがオンすると、演算増幅器OPの出力端子の差分用信号が、対応する差分用信号用蓄積容量CNに蓄積される。
各光信号用サンプリングスイッチTVSのゲートは共通に接続され、そこには光信号用サンプリング制御信号φTVSが供給される。前記所定電位VREF及び前記電源電位AVDDにより作動するバッファB3が、外部からの制御信号φTVS’に応じて、光信号用サンプリング制御信号φTVSを、電源電位AVDDをハイレベルとし所定電位VREFをローレベルとする2値の信号として生成する。光信号用サンプリングスイッチTVSは、エンハンスメント型のnMOSトランジスタで構成され、光信号用サンプリング制御信号φTVSがハイレベルの場合にオンする一方、光信号用サンプリング制御信号φTVSがローレベルの場合にオフする。なお、前記所定電位VREFは、光信号用サンプリングスイッチTVSのゲート電位の閾値電位Vthよりも低い。光信号用サンプリング制御信号φTVSに応じて光信号用サンプリングスイッチTVSがオンすると、演算増幅器OPの出力端子の光信号が、対応する光信号用蓄積容量CSに蓄積される。
各列毎に、光信号用水平転送スイッチTHS及び差分用信号用水平転送スイッチTHNのゲートが共通に接続され、そこには水平走査回路13から対応する列の水平走査信号φHが供給される。各列の水平走査信号φHに応じて、各列の水平転送スイッチTHS,THNがオンすると、対応する列の光信号用蓄積容量CS及び差分用信号用蓄積容量CNにそれぞれ蓄積されていた光信号及び差分用信号が、光信号用水平信号線16S及び差分用信号用水平信号線16Nにそれぞれ出力され、それぞれ出力アンプAPS,APNを介して、外部信号処理部(図示せず)へ出力される。図面には示していないが、この外部信号処理部は、出力アンプAPS,APNの出力間の差分を、差動アンプ等によって得る。これにより相関2重サンプリングが実現され、この外部信号処理部から、画像信号として、固定パターンノイズ等が除去された光情報信号が得られる。なお、このような差分を得る差動アンプ等を固体撮像素子1に搭載してもよい。
図2は、本実施の形態による固体撮像素子1の読み出し動作の一例を示すタイミングチャートである。
本実施の形態では、メカニカルシャッタ(図示せず)が所定の露光期間だけ開かれて各画素11のフォトダイオードPDの電荷蓄積層に電荷が蓄積された後、1行ずつ順次選択され、各1行について順次同じ動作が行われていく。図2は、主として、n行目の画素11が選択され、引き続いてn+1行目の画素11が選択された場合の動作を示している。
期間T1は、n−1行目の画素11の出力の水平走査期間であり、後述する期間T3に対応している。期間T1後の期間T2は、n行目の画素11の出力の水平ブランキング期間である。
期間T2において、垂直走査回路12によりn行目の画素11が選択され、n行目のリセットパルスφRES(n)がローレベルに変化し、n行目のリセットトランジスタRESがオフする。また、期間T2において、n行目の選択パルスφSEL(n)がハイレベルに変化し、n行目の選択トランジスタSELがオンする。n行目の選択トランジスタSELのオンにより、n行目の増幅トランジスタAMPのソースは垂直信号線14に接続される。そして、n行目の増幅トランジスタAMPは、定電流源15によってソースフォロア回路として動作する。
期間T2が開始した後、期間T12が開始するまでの期間においては、n行目の選択トランジスタSELがオンし、同時にn行目のリセットトランジスタRESがオフすることで、n行目の画素11の増幅トランジスタAMPのゲート電圧が、フローティング状態となり、n行目の画素11のリセットレベルが垂直信号線14に現われる。このとき、期間T2が開始した後の期間T10では、制御信号φCARSTがハイレベルとなってクランプ制御スイッチCARSTがオンすることにより、信号処理部18は、垂直信号線14のリセットレベルを入力の基準とした状態で、演算増幅器OPの出力端子のレベルを所定電位VREFにクランプする。そして、期間T2中の期間T11において、差分用信号用サンプリングパルス(制御信号)φTVNがハイレベルに変化し、差分用信号用サンプリングスイッチTVNがオンする。これにより、n行目の画素11の差分用信号が、差分用信号用蓄積容量CNに蓄積される。この動作は、n行目の各列の画素に対して同時並列に実行される。
次に、期間T2中の期間T12において、n行目の転送パルスφTX(n)がハイレベルに変化し、n行目の転送トランジスタTXがオンする。n行目の転送トランジスタTXのオンにより、n行目の画素11のフォトダイオードPDで光電変換され蓄積されていた信号電荷が、対応するフローティングディフュージョンFDに転送される。これによって、フローティングディフュージョンFDの電圧は転送されてきた電荷量に応じた電圧となり、この電圧が増幅トランジスタAMPのゲート電極に印加される。その結果、n行目の画素11の光情報を含んだレベルが、垂直信号線14に現れる。このとき、演算増幅器OPの出力端子にはVREFを基準として光信号による変化分が反転増幅された電圧として現れる。期間T12の後の期間T13において、光信号用サンプリングパルス(制御信号)φTVSがハイレベルに変化し、光信号用サンプリングスイッチTVSがオンする。これにより、n行目の画素の光信号が、光信号用蓄積容量CSに蓄積される。この動作は、n行目の各列の画素に対して同時並列に実行される。
このようにして、期間T2において、n行目の画素11の出力信号のサンプリングが行われ、各列毎に、差分用信号用蓄積容量CNにはn行目の画素11の差分用信号が蓄積され、光信号用蓄積容量CSにはn行目の画素11の光信号が蓄積される。
期間T2後の期間T3は、n行目の画素11の出力の水平走査期間である。期間T3において、水平走査回路13からの水平走査信号φHによる水平走査によって差分用信号用水平転送スイッチTHN及び光信号用水平転送スイッチTHSが各垂直信号線14に対応するもの毎に順次オンされ、蓄積容量CN,CSにそれぞれ蓄積されていた差分用信号及び光信号が各垂直信号線14に対応するもの毎に順次差分用信号用水平信号線16N及び光信号用水平信号線16Sにそれぞれ読み出され、出力アンプAPN,APSをそれぞれ介して外部信号処理部(図示せず)へ出力される。この外部信号処理部の差動アンプ等で出力アンプAPS,APNの出力間の差分を取ることにより、固定パターンノイズ等が除去された画像出力が得られる。
次に、期間T4,T5において、n行目に関して期間T2,T3で行われたのと同様の動作が、n+1行目について行われ、それ以降においても同様の動作を繰り返す。
ここで、本実施の形態による固体撮像素子1と比較される比較例による固体撮像素子101について説明する。この比較例は、従来技術に相当している。図3は、この比較例による固体撮像素子101を示す概略ブロック図であり、図1に対応している。図3において、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
この比較例による固体撮像素子101が本実施の形態による固体撮像素子1と異なる所は、バッファB2,B3の下側の作動電位が異なっていることによって、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルの電位(サンプリングスイッチTVN,TVSをオフにする電位)が異なっている点のみである。なお、本実施の形態及びこの比較例のいずれにおいても、サンプリングスイッチTVN,TVSは、エンハンスメント型のnMOSトランジスタで構成されており、前記所定電位VREFは、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート電位の閾値電位Vthよりも低い。また、本実施の形態では、演算増幅器OPの出力端子の信号(垂直信号線14の信号に応じて信号処理部18により得られる信号であって、サンプリングスイッチTVN,TVSがオンオフすべき信号)は、前記所定電位VREF及びそれ以上となるが、所定電位VREFよりも下がらず、この点は、図3に示す比較例の場合も同じである。
以下に、本実施の形態と図3に示す比較例との相違点について詳述する。
本実施の形態による固体撮像素子1では、前述したように、バッファB2,B3は前記所定電位VREFが下側電位として作動され、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルの電位(サンプリングスイッチTVN,TVSをオフにする電位)が前記所定電位VREFにされている。
これに対し、図3に示す比較例による固体撮像素子101では、バッファB2,B3はグランド電位AGND(0V)が下側電位として作動され、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルの電位(サンプリングスイッチTVN,TVSをオフにする電位)がグランド電位AGND(0V)にされている。これは、nMOSトランジスタによるスイッチをオフする場合、入出力の電圧によらずに当該スイッチのゲート電位は0Vに設定されるのが通常であるということに、従ったものである。
なお、本実施の形態及び図3に示す比較例のいずれにおいても、バッファB2,B3は電源電位AVDDが上側電位として作動され、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのハイレベルの電位(サンプリングスイッチTVN,TVSをオンにする電位)が電源電位AVDDにされている。
本実施の形態及び図3に示す比較例では、サンプリングスイッチTVN,TVSはエンハンスメント型のnMOSトランジスタで構成されているので、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート電位を、サンプリングスイッチTVN,TVSの閾値電位Vthよりも低く設定することにより、サンプリングスイッチTVN,TVSはオフ状態となる。
よって、本実施の形態の場合も比較例の場合も、サンプリングスイッチTVN,TVSがオンオフすべき信号(演算増幅器OPの出力端子の信号)は、前記所定電位VREF以上AVDD以下であること、及び、閾値電位Vthは所定電位VREFよりも高いことから、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート電位が所定電位VREF以下の場合には、サンプリングスイッチTVN,TVSはオフ状態となる。したがって、本実施の形態の場合は、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルとして所定電位VREFがサンプリングスイッチTVN,TVSのゲートに与えられると、サンプリングスイッチTVN,TVSがオフし、図3に示す比較例の場合は、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルとしてグランド電位AGND(0V)がサンプリングスイッチTVN,TVSのゲートに与えられると、サンプリングスイッチTVN,TVSがオフするのである。
図3に示す比較例では、サンプリングスイッチTVN,TVSがオンからオフに状態変化する場合、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート電位は電源電位AVDDからグランド電位AGND(0V)に変化する。サンプリングスイッチTVN,TVSは、そのゲート電位が閾値電位Vth以下あればオフ状態となるため、VREFから0V(AGND)までの電圧変動は、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート−ソース間(またはゲート−ドレイン間)のオーバーラップ容量を通して、光信号用蓄積容量CS及び差分用信号用蓄積容量CNに比較的大きいフィードスルー成分を発生する。
サンプリングスイッチTVN,TVSの閾値電位Vth及びゲート−ソース間(またはゲート−ドレイン間)のオーバーラップ容量が各列毎に等しければ、前記フィードスルーの量も各列毎に等しくなるため、各列毎の信号に誤差を生じることはない。しかし、実際には、サンプリングスイッチTVN,TVSの閾値電位Vth及びゲート−ソース間(またはゲート−ドレイン間)のオーバーラップ容量は各列毎に等しくはないため、前記フィードスルーの量が各列毎に異なってしまい、各列毎の信号に誤差を生じてしまう。
列毎のフィードスルーの差を小さくするには、フィードスルーの量を小さくすることが有効である。そこで、本実施の形態では、サンプリング制御信号φTVN,φTVSのローレベルの電位を、グランド電位AGND(0V)ではなく、前記所定電位VREFとすることで、サンプリングスイッチTVN,TVSがオンからオフに状態変化する場合、サンプリングスイッチTVN,TVSがオフした後のサンプリングスイッチTVN,TVSのゲート電位の変化を少なくすることにより、フィードスルーの発生をできるだけ抑えて、フィードスルーの絶対量を低減している。本実施の形態では、サンプリングスイッチTVN,TVSがオンからオフに状態変化する場合に、図3に示す比較例で、所定電位VREFからグランド電位AGND(0V)までの電圧変動により、サンプリングスイッチTVN,TVSのゲート−ソース間(またはゲート−ドレイン間)のオーバーラップ容量を通して蓄積容量CS,CNに発生していたフィードスルー成分が、生じることがないので、フィードスルーの絶対量が図3に示す比較例に比べて小さくなるのである。
本実施の形態によれば、このように前記比較例に比べてフィードスルーの絶対量が低減されるので、フィードスルーの各列毎のばらつきにより発生する信号のノイズ(サンプリング制御信号φTVN,φTVSに起因するノイズ)が減少する。よって、本実施の形態によれば、得られる画像のノイズを図3に示す比較例に比べて低減することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施の形態では、差分用信号用サンプリング制御信号φTVN及び光信号用サンプリング制御信号φTVSの両方のサンプリング制御信号のローレベルの電位を、所定電位VREFにしているが、本発明では、差分用信号用サンプリング制御信号φTVN及び光信号用サンプリング制御信号φTVSのうちの一方のサンプリング制御信号のローレベルの電位を所定電位VREFにし、他方のサンプリング制御信号のローレベルの電位をグランド電位AGND(0V)としてもよい。この場合、前記他方のサンプリング制御信号に起因するノイズは低減することができないものの、前記一方のサンプリング制御信号に起因するノイズは低減することができ、図3に示す比較例に比べれば、得られる画像のノイズを低減することができる。
また、前記実施の形態は、光信号用サンプリングスイッチTVS及び差分用信号用サンプリングスイッチTVNにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号が所定電位VREF及びそれ以上となるが前記所定電位VREFよりも下がらない場合の例であった。本発明は、これに限定されるものではなく、光信号用サンプリングスイッチTVS及び差分用信号用サンプリングスイッチTVNにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号が所定電位VREF’及びそれ以下となるが前記所定電位VREF’よりも上がらないように構成した場合にも、例えば、光信号用サンプリングスイッチTVS及び差分用信号用サンプリングスイッチTVNとしてエンハンスメント型のpMOSトランジスタを用い、サンプリング制御信号φTVS,φTVNの、対応するサンプリングスイッチをオフにする電位を前記所定電位VREF’にすることで、本発明を適用することができる。
本発明の一実施の形態による固体撮像素子を示す概略ブロック図である。 図1に示す固体撮像素子の読み出し動作の一例を示すタイミングチャートである。 比較例による固体撮像素子を示す概略ブロック図である。
符号の説明
1 固体撮像素子
11 画素
14 垂直信号線
17 サンプルホールド部
18 信号処理部
CS 光信号用蓄積容量
CN 差分用信号用蓄積容量
TVS 光信号用サンプリングスイッチ
TVN 差分用信号用サンプリングスイッチ
φTVS 光信号用サンプリング制御信号
φTVN 差分用信号用サンプリング制御信号

Claims (5)

  1. 2次元に配置され入射光を光電変換する複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に対応して設けられ前記画素の出力信号が供給される垂直信号線と、
    前記各垂直信号線の信号に応じた信号をサンプリング制御信号に従ってサンプリングして保持するとともに、当該保持された信号を水平走査信号に従って水平信号線へ供給するサンプルホールド部と、
    を備え、
    前記サンプルホールド部は、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記画素で光電変換された光情報を含む光信号が蓄積される光信号用蓄積容量と、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記光信号から差し引くべきノイズ成分を含む差分用信号が蓄積される差分用信号用蓄積容量と、前記光信号の前記光信号用蓄積容量への入力を光信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする光信号用サンプリングスイッチと、前記差分用信号の前記差分用信号用蓄積容量への入力を差分用信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする差分用信号用サンプリングスイッチと、を含み、
    前記光信号用サンプリングスイッチ及び前記差分用信号用サンプリングスイッチにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号は、所定電位及びそれ以上となるが前記所定電位よりも下がらず、
    前記光信号用サンプリング制御信号及び前記差分用信号用サンプリング制御信号のうちの少なくとも一方の制御信号の、対応するサンプリングスイッチをオフにする電位は、前記所定電位である、
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記各垂直信号線の信号を処理して前記各垂直信号線の信号に応じた前記信号を得る信号処理部を備え、
    前記信号処理部は、前記各垂直信号線にそれぞれ対応して設けられた演算増幅器、入力容量、帰還容量、及び、クランプ制御信号に応じてオンオフするクランプ制御スイッチを有し、
    前記各演算増幅器の非反転入力端子に前記所定電位が印加され、
    前記各垂直信号線に対応するもの毎に、(i)当該垂直信号線が前記入力容量を介して前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、(ii)前記演算増幅器の前記反転入力端子と前記演算増幅器の出力端子との間に前記帰還容量及び前記クランプ制御スイッチが並列に接続され、(iii)前記演算増幅器の出力端子が前記光信号用サンプリングスイッチの一端及び前記差分信号用サンプリングスイッチの一端に接続された、
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 2次元に配置され入射光を光電変換する複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に対応して設けられ前記画素の出力信号が供給される垂直信号線と、
    前記各垂直信号線の信号に応じた信号をサンプリング制御信号に従ってサンプリングして保持するとともに、当該保持された信号を水平走査信号に従って水平信号線へ供給するサンプルホールド部と、
    を備え、
    前記サンプルホールド部は、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記画素で光電変換された光情報を含む光信号が蓄積される光信号用蓄積容量と、前記各垂直信号線に対応して設けられ前記光信号から差し引くべきノイズ成分を含む差分用信号が蓄積される差分用信号用蓄積容量と、前記光信号の前記光信号用蓄積容量への入力を光信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする光信号用サンプリングスイッチと、前記差分用信号の前記差分用信号用蓄積容量への入力を差分用信号用サンプリング制御信号に応じてオンオフする差分用信号用サンプリングスイッチと、を含み、
    前記光信号用サンプリングスイッチ及び前記差分用信号用サンプリングスイッチにそれらがオンオフすべき信号として供給される信号は、所定電位及びそれ以下となるが前記所定電位よりも上がらず、
    前記光信号用サンプリング制御信号及び前記差分用信号用サンプリング制御信号のうちの少なくとも一方の制御信号の、対応するサンプリングスイッチをオフにする電位は、前記所定電位である、
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 前記光信号用サンプリング制御信号を前記光信号用サンプリングスイッチに供給するバッファと、前記差分用信号用サンプリング制御信号を前記差分用信号用サンプリングスイッチに供給するバッファと、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像素子。
  5. 前記各画素は、入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部、前記信号電荷を受け取って前記信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部、該電荷電圧変換部の電位に応じた信号を出力する増幅部、前記光電変換部から前記電荷電圧変換部に電荷を転送する電荷転送部、前記電荷電圧変換部の電位をリセットするリセット部、及び、当該画素を選択する選択部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固体撮像素子。
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