JP2009158330A - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】LiPF6を主成分とする電解質とLiPF6に起因する劣化を防止可能なアニオン化合物とを含む非水系電解液を用いたリチウムイオン二次電池において、充放電サイクルを繰り返したあとも良好な電池特性を持つようにする。
【解決手段】リチウム複合酸化物を正極活物質とする正極シートと、黒鉛を負極活物質とする負極シートをセパレータを挟んで捲回してロール状電極体を作製し、これを18650型円筒ケースに挿入し、非水系電解液を含浸させた後に密閉してリチウムイオン二次電池を作製した。非水系電解液には、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとジメチルカーボネートとエチルメチルカーボネートを30:23.3:23.3:23.3(体積%)で混合した有機溶媒に、LiPF6とLPFO(組成式:LiPF2(C242)をモル比で95:5に混合した混合支持塩を1Mの濃度で溶解したものを用いた。
【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に関する。
非水系電解液を用いたリチウムイオン二次電池は、高電圧・高エネルギ密度が得られ小型軽量化が図れるので、パソコンや携帯電話等の情報通信機器の関連分野では既に実用化されている。また資源問題や環境問題から電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される電源への展開が期待されている。この電池では、一般に正極活物質としてリチウム金属複合酸化物、負極活物質として炭素材料を用い、有機溶媒にリチウム塩を溶かした非水系電解液と組み合わせて電池を構成している。
リチウムイオン二次電池は、初期充電時、リチウム金属複合酸化物等の正極活物質から出たリチウムイオンはグラファイト等の負極活物質に移動して、負極活物質の層間に挿入される。このとき、リチウムは反応性が強いため、グラファイト等の負極活物質表面で電解液と負極活物質を構成する炭素とが反応して、Li2CO3、Li2O、LiOH等の化合物を生成する。これら化合物はグラファイト等のアノード活物質表面に一種のSEI(Solid Electrolyte Interface)膜を形成する。SEI膜はイオントンネルと共に移動する分子量が大きい有機溶媒分子が負極活物質の層間に挿入されて負極構造が破壊されるのを防ぐ。したがって、電解液と負極活物質との接触を防止することによって電解液の分解が起こりにくくなり、電解液中のリチウムイオンの量が可逆的に維持されて安定した充放電が維持される。
満充電状態で高温放置時、SEI膜が経時的に増加した電気化学的エネルギ及び熱エネルギにより徐々に崩壊し、露出された負極活物質と周囲の電解液とが反応する副反応が持続的に起こることがある。この場合、継続的な気体発生によって電池の内圧が上昇するため、高温放置に対する安定性が維持できない。また、こうした副反応が継続して起こることで、サイクル耐久試験時の容量劣化が著しい。このような電池の内圧上昇を抑制するために電解液に添加剤を入れてSEI膜形成反応の様相を変化させようとする研究が進められてきた。例えば、LiPF6を主成分とする電解質を用いたリチウムイオン二次電池において、PF2(C242 -などのアニオン化合物を電解液に添加する手法が開発されている(例えば特許文献1参照)。このようなアニオン化合物を電解液に添加することにより、負極上での副反応による電解液の分解を抑制し、リチウム電池の長寿命化を図ることができる。
特開2007−18945
しかしながら、前出のアニオン化合物が電解液に添加されたリチウムイオン二次電池においては、負極活物質上で皮膜化したアニオン化合物の成分の一部が、電池内の高抵抗成分となってしまうおそれがあった。すなわち、負極上のSEI膜は、電極と電解液との界面抵抗を低減させ電池の出力を向上させることができるが、その反面、充放電サイクルを繰り返すとSEI膜自体が高抵抗成分となり、リチウムイオン二次電池の電気抵抗を増加させてしまうおそれがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、LiPF6を主成分とする電解質とLiPF6に起因する劣化を防止可能なアニオン化合物とを含む非水系電解液を用いたリチウムイオン二次電池において、充放電サイクルを繰り返したあとも良好な電池特性を持つようにすることを主目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明者らは、LiPF6を主成分とする電解質とLiPF6に起因する劣化を防止可能なアニオン化合物とを含む非水系電解液を用いたリチウムイオン二次電池において、非水系電解液の混合有機溶媒中のジメチルカーボネートの体積%を種々変化させ、充放電サイクル試験を行う前後の出力維持率や負極抵抗増加率を調べたところ、その体積%がある数値範囲に入れば良好な電池特性を維持できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のリチウムイオン二次電池は、
正極と負極とが非水系電解液を介して配置されたリチウムイオン二次電池であって、
前記正極は、基本組成式LitMgxNiyMez2(MeはAl,Co及びMnからなる群より選ばれる1種以上を表す:t,x,y,zは、0.8≦t≦1.3、0.01≦x≦0.2、0.6≦y≦0.98、0.01≦z≦0.2、x+y+z=1を満たす)で表される化合物を主成分とするものであり、
前記非水系電解液は、LiPF6を主成分とする電解質及び一般式(1)で表されるアニオン化合物を、少なくともジメチルカーボネートを10〜40体積%含有してなる混合有機溶媒に溶解したものであることを特徴とする。
Figure 2009158330
(但し、Mは、遷移元素、周期表の13族、14族又は15族元素を表す;bは1〜3の整数、mは1〜4の整数、nは0〜8の整数、qは0又は1を表す;R1は、炭素数1〜10のアルキレン、炭素数1〜10のハロゲン化アルキレン、炭素数6〜20のアリーレン又は炭素数6〜20のハロゲン化アリーレン(これらのアルキレン及びアリーレンはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、またqが1でmが2〜4のときにはm個のR1はそれぞれが結合していてもよい)を表す;R2は、ハロゲン、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリール(これらのアルキル及びアリールはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、またnが2〜8のときにはn個のR2はそれぞれが結合して環を形成してもよい)又は−X33を表す;X1,X2及びX3は、それぞれが独立でO,S又はNR4を表す;R3及びR4は、それぞれが独立で水素、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリール(これらのアルキル及びアリールはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、R3又はR4は複数個存在する場合にはそれぞれが結合して環を形成してもよい)を表す)
本発明によれば、LiPF6を主成分とする電解質とLiPF6に起因する劣化を防止可能なアニオン化合物とを含む非水系電解液を用いたリチウムイオン二次電池において、充放電サイクルを繰り返したあとも良好な電池特性を持つことができる。このように充放電サイクルを繰り返したあとも良好な電池特性が得られる理由については定かではないが、初期充電時には負極表面にSEI膜が堅固に形成されるものの、充放電サイクルを繰り返したあとはそのSEI膜の堅固さが非水系電解液に適量含有させたジメチルカーボネートにより和らいで滑らかな膜に変化し、その結果SEI膜による高抵抗化を防止しているのではないかと考えられる。
本発明のリチウムイオン二次電池において、正極は、例えば正極活物質に導電材及び結着材を混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成することができる。ここで、正極活物質としては、基本組成式LitMgxNiyMez2(MeはAl,Co及びMnからなる群より選ばれる1種以上を表す:t,x,y,zは、0.8≦t≦1.3、0.01≦x≦0.2、0.6≦y≦0.98、0.01≦z≦0.2、x+y+z=1を満たす)で表される化合物を用いる。こうした複合酸化物を正極活物質として用いた場合には、リチウム二次電池の高容量化を図ることができると共に、熱的安定性を向上させることができる。導電材としては、導電性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、ケッチェンブラックやアセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック類でもよいし、鱗片状黒鉛のような天然黒鉛や人造黒鉛、膨張黒鉛などのグラファイト類でもよいし、炭素繊維や金属繊維などの導電性繊維類でもよいし、銅や銀、ニッケル、アルミニウムなどの金属粉末類でもよいし、ポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料でもよい。また、これらを単体で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。結着材としては、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などが挙げられる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンゴム、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE樹脂)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、フッ化ビニリデン−ペンタフルオロプロピレン共重合体、プロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などが挙げられる。これらの材料は単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。集電体としては、特に限定されるものではないが、例えばステンレス鋼やアルミニウム、銅、ニッケルなどの金属板又は金属メッシュなどが挙げられる。ペーストを作るための溶剤としては、特に限定されるものではないが、例えばN−メチル−2−ピロリドンなどが挙げられる。
本発明のリチウムイオン二次電池において、負極は、例えば負極活物質に結着材を混合し、適当な溶剤を加えてペースト状にした負極合材を、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成することができる。ここで、負極活物質としては、充放電に伴ってリチウムイオンを吸蔵・放出可能な材料であればよい。そのような材料としては、例えば炭素材料が挙げられ、具体的には、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン小球体、黒鉛化メソフェーズカーボン繊維、黒鉛ウィスカ、黒鉛化炭素繊維、コークス類、フルフリルアルコール樹脂の熱分解物、ノボラック樹脂の熱分解物、ピッチやコークス等の縮合多環炭化水素化合物の熱分解物などが挙げられる。なお、結着材や溶剤、集電体については、正極と同様の材料を用いることができる。
本発明のリチウムイオン二次電池において、非水系電解液は、LiPF6を主成分とする電解質及び一般式(1)で表されるアニオン化合物を、少なくともジメチルカーボネートを10〜40体積%含有してなる混合有機溶媒に溶解したものである。
電解質は、LiPF6を主成分とするが、その他に、LiPF6以外のリチウム塩、アンモニウム塩、イオン性液体等から選ばれる1種又は2種以上を含んでいてもよい。LiPF6以外のリチウム塩としては、LiClO4,LiBF4,Li(CF3SO22Nなどが挙げられる。アンモニウム塩としては、(C254NBF4,(C494NBF4,(C254NPF6、(C494NPF6などが挙げられる。イオン性液体としては、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムビス(トリフルオロスルホニル)イミド、1−エチル−3−ブチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートなどが挙げられる。
アニオン化合物は、前出の一般式(1)で表される。一般式(1)において、Mは、遷移元素、周期表の13族、14族又は15族元素であり、このうちAl、B、V、Ti、Si、Zr、Ge、Sn、Cu、Y、Zn、Ga、Nb、Ta、Bi、P、As、Sc、Hf又はSbであることが好ましく、Al、B又はPであることがより好ましい。MがAl、B又はPの場合には、アニオン化合物の合成が比較的容易になり、製造コストを抑えることができる。アニオンの価数bは1〜3であり、このうち1であることが好ましい。価数bが3より大きい場合には、アニオン化合物の塩が混合有機溶媒に溶解しにくくなる傾向があるので好ましくない。また、定数m,nは、配位子の数に関係する値であり、Mの種類によって決まってくるものであるが、mは1〜4の整数、nは0〜8の整数である。定数qは、0又は1である。qが0の場合には、キレートリングが五員環となり、qが1の場合にはキレートリングが六員環となる。
1は、炭素数1〜10のアルキレン、炭素数1〜10のハロゲン化アルキレン、炭素数6〜20のアリーレン又は炭素数6〜20のハロゲン化アリーレンを表す。これらのアルキレン及びアリーレンはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよい。具体的には、アルキレン及びアリーレン上の水素の代わりに、ハロゲン、鎖状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、スルホニル基、アミノ基、シアノ基、カルボニル基、アシル基、アミド基、水酸基を置換基として持っていてもよいし、アルキレン及びアリーレン上の炭素の代わりに、窒素、硫黄、酸素が導入された構造であってもよい。またqが1でmが2〜4のときには、m個のR1はそれぞれが結合していてもよい。そのような例としては、エチレンジアミン四酢酸のような配位子を挙げることができる。
2は、ハロゲン、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリール又は−X33 (X3,R3については後述)を表す。ここでのアルキル及びアリールも、R1と同様に、その構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、またnが2〜8のときにはn個のR2はそれぞれが結合して環を形成していてもよい。R2としては、電子吸引性の基が好ましく、特にフッ素原子が好ましい。フッ素原子の場合には、アニオン化合物の塩の溶解度や解離度が向上し、これに伴ってイオン伝導度が向上するからである。また、耐酸化性が向上し、これにより副反応の発生を抑制することができるからである。
1,X2及びX3は、それぞれが独立でO,S又はNR4を表す。つまり、配位子はこれらのヘテロ原子を介してMに結合することになる。
3及びR4は、それぞれが独立で水素、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリールを表す。これらのアルキル及びアリールも、R1と同様に、その構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよい。また、R3又はR4は複数個存在する場合にはそれぞれが結合して環を形成してもよい。
アニオン化合物と対をなすカチオンとしては、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、セシウム、ルビジウム、銀、亜鉛、銅、コバルト、鉄、ニッケル、マンガン、チタン、鉛、クロム、バナジウム、ルテニウム、イットリウム、ランタノイド、アクチノイドなどのカチオンが挙げられるほか、テトラアルキルアンモニウム(アルキルはメチル、エチル、ブチルなど)、トリエチルアンモニウム、ピリジニウム、イミダゾリウムなどのアンモニウムカチオン、プロトン等が挙げられる。このうち、リチウムカチオン又はカリウムカチオンが好ましい。
こうしたアニオン化合物は、リチウムイオン二次電池を少なくとも1回充電することにより、アニオン化合物のすべて又は一部が分解して、正極又は/及び負極の表面や、正極活物質又は/及び負極活物質の表面に被覆して被膜を形成すると考えられる。この被覆物は、例えばX線光電子分光分析(XPS)やIR分析等により検出することができる。こうしたアニオン化合物は、BFO,PTFO,PFO,POの1種以上であること好ましい。その理由は、アニオン化合物の塩の溶解度や解離度が向上するため非水系電解液のイオン伝導度が向上するうえ、耐酸化性が向上するからである。なお、BFO,PTFO,PFO,POがリチウムイオン二次電池において同様の作用効果を奏することは、例えば特開2007−18945の実施例(特に表1,2)から明らかである。
Figure 2009158330
こうしたアニオン化合物の合成方法としては、例えばBFOの場合には、非水系溶媒中でLiBF4と2倍モルのリチウムアルコキシドとを反応させた後、シュウ酸を添加して、ホウ素に結合しているアルコキシドをシュウ酸で置換する方法等がある。また、PFOの場合には、非水系溶媒中でLiPF6と4倍モルのリチウムアルコキシドとを反応させた後、シュウ酸を添加して、リンに結合しているアルコキシドをシュウ酸で置換する方法等がある。これらの場合には、アニオン化合物のリチウム塩を得ることができる。
混合有機溶媒は、ジメチルカーボネートを10〜40体積%含む。ジメチルカーボネートが10体積%を下回ると、充放電サイクルを繰り返した後に氷点下での出力が大きく低下する傾向があるため好ましくない。また、40体積%を超えると、ジメチルカーボネートの凝固点が約3℃であることから、氷点下で非水系電解液が凍結して出力が大きく低下するおそれがあるため好ましくない。なお、氷点下での出力特性をより良好に維持するには、ジメチルカーボネートを20〜35体積%含むことが好ましい。ここで、混合有機溶媒は、誘電率が大きいこと、溶質である電解質を多量に溶解できること、粘度が低いこと、低温特性に優れること、酸化還元に対して安定で分解しないこと、揮発性が低く、使用に当たって安全性が高いことなどの条件のうち、複数を満たすことが好ましい。こうした混合有機溶媒は、ジメチルカーボネートの他に、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状カーボネート;ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等の鎖状カーボネート;ガンマブチロラクトン、ガンマバレロラクトン等の環状エステル;テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル;ジメトキシエタン、エチレングリコールジメチルエーテル等の鎖状エーテルなどが挙げられる。本発明で用いられる混合有機溶媒は、このようなジメチルカーボネート以外の有機溶媒のうち、エチレンカーボネートを含有し、さらにジエチルカーボネート及びエチルメチルカーボネートの少なくとも一方を含有することが好ましい。このとき、エチレンカーボネートを15〜35体積%、ジエチルカーボネートを0〜35体積%(好ましくは20〜35体積%)、エチルメチルカーボネートを0〜50体積%(好ましくは0〜25体積%)を含有することが本発明の効果が顕著に得られるため特に好ましい。なお、ジエチルカーボネートとエチルメチルカーボネートは任意成分である。
本発明のリチウムイオン二次電池は、負極と正極との間にセパレータを備えていてもよい。セパレータとしては、リチウムイオン二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の薄い微多孔膜が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウムイオン二次電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、こうしたリチウムイオン二次電池を複数直列に接続して電気自動車用電源としてもよい。電気自動車としては、例えば、電池のみで駆動する電池電気自動車や内燃機関とモータ駆動とを組み合わせたハイブリッド電気自動車、燃料電池で発電する燃料電池自動車等が挙げられる。
以下、本発明の具体例を実施例を用いて説明する。
[実施例1]
正極活物質としてLiNi0.75Co0.15Al0.05Mg0.052を各金属の硝酸塩を原料として周知の共沈法で合成した。この正極活物質を85重量%、導電材としてカーボンブラックを10重量%、結着材としてポリフッ化ビニリデンを5重量%混合し、分散材としてN−メチル−2−ピロリドンを適量添加、分散してスラリー状合材とした。これらスラリー状合材を20μm厚のアルミニウム箔集電体の両面に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、52mm幅×450mm長の形状に切り出して正極シート(正極電極)とした。
負極活物質として黒鉛を用い、この負極活物質を95重量%、結着材としてポリフッ化ビニリデンを5重量%混合し、正極と同様にスラリー状合材とした。これらスラリー状合材を10μm厚の銅箔集電体の両面に均一に塗布し、加熱乾燥させて塗布シートを作製した。その後、塗布シートをロールプレスに通して高密度化させ、54mm幅×500mm長の形状に切り出して負極シート(負極電極)とした。
このようにして作製した正極シートと負極シートを56mm幅で25μm厚のポリエチレン製セパレータを挟んで捲回し、ロール状電極体を作製した。この電極体を18650型円筒ケースに挿入し、非水系電解液を含浸させた後に密閉して円筒型リチウムイオン二次電池を作製した。非水系電解液には、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とジメチルカーボネート(DMC)とエチルメチルカーボネート(EMC)を30:23.3:23.3:23.3(体積%)で混合した有機溶媒に、LiPF6とLPFO(組成式:LiPF2(C242、すなわちアニオン化合物がPFOであり、それと対になるカチオンがリチウムイオンである塩)をモル比で95:5に混合した混合支持塩を1Mの濃度で溶解したものを用いた。
(充放電サイクル試験)
充放電サイクル試験は、電池の実使用温度範囲の上限と目される60℃の温度条件下で、電流密度2mA/cm2の定電流で充電上限電圧4.1Vまで充電を行い、次いで電流密度2mA/cm2の定電流で放電下限電圧3.0Vまで放電を行う充放電を1サイクルとし、このサイクルを合計500サイクル行うものとした。
(電池容量の評価)
充放電サイクル試験の前後において、温度20℃、電流密度0.1mA/cm2で4.2Vまで7時間かけて定電流定電圧充電をした後、0.2mA/cm2での放電容量を測定した。このときの測定値を基に、以下の出力評価と正負極抵抗値の評価におけるSOC調整を行った。
(出力評価)
電池容量の50%(SOC=50%)に調整した後に、0.12A,0.4A,1.2A,1.8A,2.4A,4.8Aの電流を流して10秒後の電池電圧を測定した。流した電流と電圧を直線近似し、10秒後の電圧が3.0V(20℃)あるいは2.5V(−30℃)になるであろう電流値を外挿し、その電流値と3.0Vあるいは2.5Vを乗じて出力Wを算出した。出力維持率は、(500サイクル後の出力/初期出力)×100%という式を用いて計算した。
(負極抵抗値の評価)
電池容量の50%(SOC=50%)に調整した後に、ACインピーダンス測定(機器名:ソーラトロン社製、周波数応答アナライザ1260)を行った。20℃あるいは−30℃において、105〜0.01Hzまでの周波数範囲を測定した。得られたインピーダンススペクトルの100Hz付近の円弧(負極抵抗に帰属)について抵抗成分と容量成分からなる等価回路を用いて抵抗値を算出した。負極抵抗増加率は、{(500サイクル後の抵抗値−初期抵抗値)/初期抵抗値}×100%という式を用いて計算した。なお、負極抵抗の帰属には、文献Journal of Power Sources, 2001, 96(2), p321-328を参照した。
[実施例2〜4、比較例1〜3]
実施例1で試作した電池の混合有機溶媒の代わりに、下記表1に示す混合有機溶媒を用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し、各評価を行った。
[比較例4]
比較例3で試作した電池のLPFO(PFOのリチウム塩)の代わりに、KPFO(PFOのカリウム塩)を用いた以外は、比較例3と同様にして電池を作製し、各評価を行った。
[比較例5]
比較例3で試作した電池の電解質に、LiPF6を100%用いた以外は、比較例3と同様にして電池を作製し、各評価を行った。
(実験結果)
表1に、各実施例と比較例の電池を60℃で500サイクル充放電させたときの、60℃サイクル前後の20℃および−30℃における出力維持率を示す。溶媒による違いに関しては、DMCを10〜40体積%含有する電池(実施例1〜4)においてその出力維持率(特に低温)が高いことが明らかになった。また、DMCを70体積%含有した電池(比較例2)では出力がほとんど得られなかったが、その原因は−30℃環境下で電解液が凝固したと考えられる。なお、比較例5に比べて比較例3,4は出力維持率が向上しているが、これは、LPFO添加又はKPFO添加による効果である。
表2に、20℃及び−30℃において測定した交流インピーダンススペクトルより算出した負極抵抗増加率を示す。LPFOが添加され、かつDMCを10〜40体積%含有する実施例1〜4の電池において、特に低温における抵抗増加を抑制する効果が認められた。このことから、非水系電解液として、DMCを10〜40体積%含有する混合有機溶媒に、電解質としてLiPF6と少量のLPFOとを溶解したものを用いることで、良好なSEI膜が負極上に形成され、負極上での反応抵抗が低減したものと考えられる。すなわち、初期充電時には負極表面にSEI膜が堅固に形成されるものの、充放電サイクルを繰り返したあとはそのSEI膜の堅固さが非水系電解液に適量含有させたDMCにより和らいで滑らかな膜に変化し、その結果SEI膜による高抵抗化を防止しているのではないかと考えられる。この考えは、SEI膜の特性が低温における負極上でのリチウムの吸蔵・放出に大きな影響を及ぼすとの報告例(例えばJ. Electrochem. Soc., 1999, 146, 3963やJ. Electrochem. Soc., 2002, 149, A361)を根拠とする。なお、比較例5に比べて比較例3,4は負極抵抗増加率が向上しているが、これは、LPFO添加又はKPFO添加による効果である。
Figure 2009158330
Figure 2009158330
以上より、鎖状カーボネートであるDMCを10〜40体積%含有した混合有機溶媒にLiPF6を溶解させた非水系電解液にLPFO、KPFO等のアニオン化合物の塩を添加した場合、良好なSEI皮膜を形成することにより、高温サイクル後の電池において低温での出力維持率や負極抵抗増加率を向上させることが可能であることがわかった。特に、DMCを20〜35体積%含有した混合有機溶媒を用いると、より良好な特性が得られることもわかった。

Claims (4)

  1. 正極と負極とが非水系電解液を介して配置されたリチウムイオン二次電池であって、
    前記正極は、基本組成式LitMgxNiyMez2(MeはAl,Co及びMnからなる群より選ばれる1種以上を表す:t,x,y,zは、0.8≦t≦1.3、0.01≦x≦0.2、0.6≦y≦0.98、0.01≦z≦0.2、x+y+z=1を満たす)で表される化合物を主成分とするものであり、
    前記非水系電解液は、LiPF6を主成分とする電解質及び一般式(1)で表されるアニオン化合物を、少なくともジメチルカーボネートを10〜40体積%含有してなる混合有機溶媒に溶解したものである、
    リチウムイオン二次電池。
    Figure 2009158330
    (但し、Mは、遷移元素、周期表の13族、14族又は15族元素を表す;bは1〜3の整数、mは1〜4の整数、nは0〜8の整数、qは0又は1を表す;R1は、炭素数1〜10のアルキレン、炭素数1〜10のハロゲン化アルキレン、炭素数6〜20のアリーレン又は炭素数6〜20のハロゲン化アリーレン(これらのアルキレン及びアリーレンはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、またqが1でmが2〜4のときにはm個のR1はそれぞれが結合していてもよい)を表す;R2は、ハロゲン、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリール(これらのアルキル及びアリールはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、またnが2〜8のときにはn個のR2はそれぞれが結合して環を形成してもよい)又は−X33を表す;X1,X2及びX3は、それぞれが独立でO,S又はNR4を表す;R3及びR4は、それぞれが独立で水素、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数6〜20のハロゲン化アリール(これらのアルキル及びアリールはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持っていてもよく、R3又はR4は複数個存在する場合にはそれぞれが結合して環を形成してもよい)を表す)
  2. 前記混合有機溶媒は、エチレンカーボネートを含有し、さらにジエチルカーボネート及びエチルメチルカーボネートの少なくとも一方を含有する、
    請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記混合有機溶媒は、エチレンカーボネートを15〜35体積%、ジエチルカーボネートを0〜35体積%、エチルメチルカーボネートを0〜50体積%を含有する、
    請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  4. 前記アニオン化合物は、BFO、PTFO、PFO及びPOからなる群より選ばれる1種以上である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池。
    Figure 2009158330
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