JP2009155065A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重送検知時に重送原稿を給紙口へ戻す戻しローラを設けたシート搬送装置において、クリーニングシートを搬送して戻しローラを確実に清掃することを可能にする。
【解決手段】クリーニングシート100を搬送させるクリーニングモード時には、戻しローラ108をクリーニングシートと当接する位置に移動させて、クリーニングシート100による戻しローラ108の清掃を確実に行う制御手段を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、スキャナ、ファクシミリ、複写機、プリンタ複合機等のような、ローラを備えて複数枚の原稿を1枚ずつ搬送する画像読取装置の清掃機構に関するものである。
従来の画像読取装置において、重送の検知時等に重送原稿を逆方向に搬送して分離給送動作を再度行うことが行われている(例えば特許文献1参照)。また、原稿を搬送する各ローラのクリーニングを行うクリーニング部材を有するシート搬送装置が特許文献2に開示されている。また、ローラを研磨する先端部分と研磨によって発生した研磨屑を粘着する後端部分を有するクリーニングシートが特許文献3に開示されている。
特開平06−219600号 公報 特開昭63−230441号 公報 特開昭63−247240号 公報
従来の画像読取装置における各ローラの清掃は原稿を給紙する給紙口から上述したようなクリーニングシートを給紙することにより行うことができる。しかし重送検知時に原稿を戻すための戻しローラを設けることを想定した場合は、順方向にクリーニングシートを搬送させても戻しローラをクリーニングシートに当接しない位置に待避させているため、単にクリーニングシートを搬送路に搬送するだけでは戻しローラは清掃されない。
重送検知時に原稿を給紙口に戻そうとする際に、戻しローラが清掃されていないとローラに付着した付着物が原稿との間の摩擦力を低下させ、原稿が戻しローラの表面で滑ることになる。これにより、原稿が横滑りをして戻しきれずに装置内に引っかかって滞留してしまい、原稿に当接している回転中の他のローラが原稿に負荷を掛け、原稿が破損することも考えられる。また戻しローラに付着したゴミが読取センサの上に落ちてしまった場合は、読み取られる画像データにゴミによる黒スジ等が発生することも考えられる。
上記目的を達成するために本発明は、原稿を搬送方向に送る送りローラ及び原稿を搬送方向とは逆向きに送り原稿を分離する分離ローラの少なくとも一方を備え、積載された原稿を一枚ずつ分離して搬送し、原稿画像を読み取る読取動作モードと、前記送りローラ及び前記分離ローラの少なくとも一方を清掃するクリーニングシートを搬送するクリーニングモードを有する画像読取装置において、原稿を搬送方向とは逆向きに逆搬送する戻しローラと、該戻しローラを移動させる移動手段と、原稿の搬送時に前記戻しローラを当該原稿と当接しない退避位置に退避させ、原稿の逆搬送時と前記クリーニングモード時に前記戻しローラを当該原稿又は前記クリーニングシートに当接する当接位置に移動させるよう、前記移動手段を制御する制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、前記クリーニングモード時に前記クリーニングシートの搬送と逆搬送を少なくとも1回ずつ行うよう前記制御手段は制御することを特徴とする。
また、前記クリーニングモード時に、前記戻しローラを前記当接位置と前記退避位置との間で繰り返し移動させるよう前記制御手段は前記移動手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば画像読取装置において、付着物や汚れによる戻しローラと原稿との間の摩擦力の低下を防止する。また、戻しローラが滑ることによって原稿が戻しきれずに装置内に滞留してしまい、他のローラから掛かる負荷によって当該原稿が破損してしまうのを防止する。また戻しローラに付着していたゴミが読取センサに付着して読取画像に黒スジ等が発生することを防止する。また戻しローラを確実に清掃することができる。
本発明を実施した画像読取装置について説明するが、本発明は複写機、ファクスなどのシート束を給送する装置に応用することも可能である。
図1の画像読取装置は原稿等を搬送して、画像データを読み取り、接続された不図示のPC等に読み取った画像データを出力する。100はOA紙、小切手等の原稿。101は前記原稿100を複数枚積載するための原稿台。102は積載された原稿100を給紙口へ給紙するピックアップローラ。103はピックアップローラ102を回転自在に保持し且つ103aを支軸にして回動可能に動く揺動アーム。104はピックアップされた原稿100を搬送する送りローラ。105はピックアップされた原稿100が複数枚であった場合に複数枚の原稿100を1枚ずつに分離する分離ローラ。106は原稿を検知して前記ピックアップローラ102や前記送りローラ104の回転開始と停止のタイミングを決めるためのレジスト前センサ。107は重送した原稿100を検知するための重送検知センサである。重送検知センサ107には、透過型光センサを用いて原稿が一枚の場合と複数枚の場合とで透過する光量の変化を検知する光学式重送検知センサや、原稿搬送路を挟んで超音波の発信器と受信器を配置し、原稿が一枚の時の減衰率を基準として、これより大きい減衰を検知したときに重送と判断する超音波式重送検知センサが知られており、本実施例では超音波方式を採用している。
108は原稿類100を給紙口に戻す方向に搬送する戻しローラ。109は前記戻しローラ108を回動自在に保持し、搬送された原稿100の状態に応じて前記戻しローラ108を原稿100に当接退避可能に支持する戻しローラアーム。111は前記戻しローラアーム109に当接し、戻しローラの原稿100に当接する状態と退避する状態とを切り替える回転レバー。112は前記戻しローラ108が原稿100に当接した際に一定の荷重を加えるための引張りコイルバネ。113は原稿100を排出するタイミングを決めるための排紙センサ。114は戻し従動ローラ、117は原稿100を搬送する搬送ローラ対。115は搬送された原稿の搬送スピードを一定にして読取センサ側に搬送するレジストローラ対。116は原稿上の画像を電気的に読み取って画像データとして取り込むための読取センサ。118は原稿100を排出する排紙ローラ対。119は排紙された原稿100を積載する排紙台。120は原稿100の読み取りタイミングを決めるためのレジスト後センサ。121は原稿台101上の原稿100の有無を検知する給紙口の原稿検知センサである。
なお、戻しローラアーム109は、通常の搬送時には前記引張りコイルバネにより回転レバー111と当接して、戻しローラ108を搬送された原稿から離間させた状態にあり、回転レバー111が回動することで搬送された原稿100に戻しローラ108を当接させる構成になっている。
また、重送検知センサ107が重送を検知した場合、戻しローラアーム109を回動させ、通常状態で図1のように装置内に退避していた戻しローラ108を、図2のように重送した原稿100に当接させる。また図2とは異なり、送りローラ104と分離ローラ105と戻しローラ108を順方向とは逆の方向に回転させて重送した原稿を給紙口へ戻す。レジスト前センサ106が重送原稿を検知しなくなってから所定の時間又は給紙口の原稿検知センサ121で原稿100が検知できなくなるまで戻しローラ108を回転させ、原稿100が原稿台に戻されると戻しローラ108を停止させる。原稿100が原稿検知センサ121で検知しない位置まで戻ったら戻しローラアーム109を回動させ、戻しローラ108を退避させ、その後重送原稿を再度1枚ずつ分離し搬送する動作を再開する。なお、各ローラは不図示のモータで駆動できる構成となっている。
ここで以上の構成における搬送の流れを図3のフローチャートを使い説明する。不図示の外部PCから読取開始命令が画像読取装置に送られると(Step101)、原稿台101を上昇させ(Step102)、ピックアップローラ102が原稿100に当接し、且つ原稿台101が原稿100を搬送するに十分な位置に達すると原稿台101の上昇を停止させる(Step103)。次にピックアップローラ102と回転させ、送りローラ104と、分離ローラ105を回転させる(Step104、Step105、Step106)。原稿100はピックアップローラ102の回転によって給紙口より順方向に給紙され、送りローラ104、分離ローラ105によって一枚ずつ分離給送されるよう各ローラの回転を続ける(Step107)。この後、レジスト前センサ106が給送された原稿を検知すると(Step108)、前の原稿の給送が終わるまで次の原稿が給紙されないようにピックアップローラ102を停止させる(Step109)。なおピックアップローラ102を停止させるとともにピックアップローラ102は図1に示す退避位置に移動させてもよい。Step108で給紙開始から不図示のタイマーで所定時間計測してもレジスト前センサ106で原稿100を検知できなければ、レジスト前センサ106上で原稿100が停止したことになり、装置内に原稿100が滞留したと判断されるため、全ローラを停止させ(Step117)、原稿の搬送異常が発生したことを利用者に知らせるエラーを不図示の表示器に表示させる(Step118)。
次にレジスト後センサ120が一枚目に給紙された原稿100を検知したことをもって(Step110)、次の原稿100が給送されないように、送りローラ104と分離ローラ105を停止させる(Step111、Step112)。また、レジスト後センサ120の検知信号を基準に不図示のタイマーで所定時間計測し画像読取センサ116上に原稿100が到達したと判断されたら、画像読み取りセンサ116で原稿の両面の読み取りを開始する(Step113)。さらに、不図示のタイマーで画像読み取り時間を計測し、所定の時間経過したら両面の画像読み取りを終了する(Step114)。その後、読取が終わった原稿100が排紙ローラ対118により排紙台119に排紙されるまで搬送を続け(Step115)、読み取り処理を終了して待機状態に戻る(Step116)。
以上の処理は一枚の原稿が載置されている場合である。原稿台101に積載された複数枚の原稿100を順次搬送するために、図3に繰り返しループを追加し、画像を順次読み取り、排紙台119に排紙するようにしている。このとき給紙された原稿100とその次に給紙された原稿100が分離ローラ105によって分離できずに2枚が重なったまま搬送路に搬送されるときがある。これを重送とよぶ。このまま画像読取センサ116で画像を読み取ると、一枚目の原稿100と二枚目の原稿100が重なっているため、重なった部分が読み取られないで排紙されてしまうこと等の不具合がおこる。これを解決する為に、重送検知センサ107で重送を検知している。
重送を検知した時の処理の流れを図4を用いて説明する。重送を検知したことをもって本フローチャートで示す一連の戻し動作が開始される(Step201)、まず搬送ローラ対117とレジストローラ対115と分離ローラ105と送りローラ104の回転を停止させ(Step202、Step203、Step204)、戻しローラ108を原稿100に当接する位置に下ろす(Step205)。同時にピックアップローラ102を戻し動作の妨げにならぬように退避させる(Step206)。次に、原稿台101へ原稿100を戻すよう逆搬送方向に搬送ローラ対117とレジストローラ対115と分離ローラ105を回転させるとともに(Step207、Step208)、送りローラ104と戻しローラ108を逆搬送方向に回転させる(Step209、Step210)。原稿100が各ローラによって給紙口に向かって戻され、原稿台101に原稿100が排紙されるまで各ローラを回転させる(Step211)。レジスト前センサ106が重送原稿を検知しなくなってから所定の時間経過するか又は原稿検知センサ121で原稿を検知しなくなった事をもって、搬送ローラ対117とレジストローラ115と分離ローラ105と送りローラ104の回転を停止させ(Step212、Step213、Step214)。また戻しローラ108を停止させるとともに次の給紙に備えて戻しローラを待避させる(Step215、Step216)。以上で戻し動作が完了となりその後給紙の再開や、重送した原稿を再度1枚ずつ分離する動作をはじめとして、積載された原稿100を搬送する処理に戻る(Step217)。
ここで図5を用いて、各ローラに付着した付着物やよごれを清掃するためのクリーニングシートを搬送させるクリーニングモード時の一連の制御について説明する。まず、不図示のPC等の制御装置や操作パネル等から清掃命令が入力されると、本フローチャートに示すクリーニングモードでの一連の処理が開始される(Step401) 。まず支軸を中心とする戻しローラの回動により、図2のように戻しローラ108が後ほど搬送されるクリーニングシートに接触可能な位置まで下げられる(Step402)。これにより、通常はクリーニングシートに当接しない位置に退避していた戻しローラ108もクリーニングモードで動作しているときにはクリーニングシートの搬送によって清掃されるようになる。
続けて、原稿台101を上昇させ(Step403)、ピックアップローラを最上段に退避させてクリーニングシートの挿入を待つ(Step404)。給紙口の原稿検知センサ121や不図示の原稿検知センサによってクリーニングシートが検知された時点で(Step405)、クリーニングシートが搬送されるように搬送ローラ対117とレジストローラ115と分離ローラ105と(送りローラを順方向に回転させる(Step406、Step407、Step408)。また図2のように戻しローラを順方向に回転させる(Step409)。この時、戻しローラ108と分離ローラ105は送りローラ104と同一周速で回転させる。これにより送りローラ104と分離ローラ105がクリーニングシートを搬送路に給紙し続けるよう制御される(Step410)。ここで搬送されたクリーニングシートが、送りローラ104と分離ローラ105、戻しローラ108の間を通過する際に各ローラを清掃するよう給紙を続ける(Step411)。次に、レジスト後センサ120がクリーニングシートを検知しなくなったと認識したとき(Step412)、送りローラ104と分離ローラ105と、戻しローラ108の回転を停止させる(Step413、Step414、Step415)。クリーニングシートが排紙センサ113の設置位置まで搬送されたことが検知されると(Step416)、排紙ローラ対118を他のローラの速度に合った一定速で回転させ始める(Step417)。搬送ローラ対117とレジストローラ115に搬送されたクリーニングシートが排紙ローラ対118により排紙口を通過した後、排紙台119に排紙されたことを検知すると(Step418)、搬送ローラ対117とレジストローラ115と排紙ローラ対118の回転を停止させる(Step419、Step420)。同時に、戻しローラ108を戻しローラアーム109の支軸を中心に回動させ、給紙ガイド113と略同一面まで退避させて(Step421)、クリーニングモードを終了し待機状態に戻る(Step422)。
上記実施例1のようにクリーニングモードでクリーニングシートの搬送を行うと、通常は装置内に待避している戻しローラも清掃され、戻しローラが清掃されずに残される事態が防止できる。しかしながらクリーニングシートを1回搬送して清掃する度にクリーニングシートが排紙台に排出されてしまい、一度で十分にローラの汚れが取れなかった場合は利用者が必要な回数だけクリーニングシートを手で原稿台に戻して再搬送させなければならないので手間がかかる。そのため清掃が不十分なままでクリーニングモードを終了させてしまうことも考えられる。その解決策である本発明の第2の実施例を図6を使用して説明する。まず、不図示であるPC等の制御装置や操作パネル等から清掃命令が入力されると、本フローチャートに示すクリーニングモードでの一連の処理が開始される(Step501)。まず支軸を中心とする戻しローラの回動により、戻しローラ108が後ほど搬送されるクリーニングシートに接触可能な位置まで下げられる(Step502)。続けて、原稿台101が上昇させ(Step503)、ピックアップローラを最上段に退避させクリーニングシートの挿入を待つ(Step504)。給紙口の原稿検知センサ121や不図示の原稿検知センサによって、クリーニングシートが検知されると(Step505)、クリーニングシートを搬送するために搬送ローラ対117とレジストローラ115と分離ローラ105と送りローラと戻しローラを回転させる(Step506、Step507、Step508、Step509)。この時、分離ローラ105と送りローラ104はシート搬送方向に対して順方向で且つ同一周速で回転させる。戻しローラ108は送りローラ104と同じモータを使用しており、送りローラ104の回転に同期して同一方向に回転をする。このようにして送りローラ104と分離ローラ105によりクリーニングシートを搬送路に給紙し続ける(Step510)。また搬送されたクリーニングシートが、レジスト後センサ120を通過し終わるまでクリーニングシートの搬送を続け送りローラ104と分離ローラ105、戻しローラ108の間を通過させて各ローラを清掃する(Step511)。
次に、レジスト後センサ120がクリーニングシートを検知しなくなったことを認識すると(Step512)、送りローラ104と分離ローラ105と戻しローラ108の回転を停止させる(Step513、Step514、Step515)。クリーニングシートが排紙センサ113の設置位置まで搬送され検知されたときに(Step516)、所定回数の清掃を行っていないと判断すれば(Step517)搬送ローラ対117とレジストローラ115と分離ローラと送りローラと戻しローラを逆方向に回転させ(Step518、Step519、Step520、Step521)、レジスト後センサでクリーニングシートを検知しなくなったことを持って(Step522)、送りローラと分離ローラと戻しローラとレジストローラ対と搬送ローラ対を停止させる(Step523、Step524、Step525、Step526)、その後Step506にもどって、クリーニングシートを再び搬送し清掃を行う一連の処理を所定回数繰り返す。このようにクリーニングシートを何度も往復させて搬送させることによって清掃効果を高め、一度の搬送では取れない汚れであっても清掃することを可能とする。また、上記の繰り返し処理を所定回数行ったと判断したとき(Step517)、排紙ローラを順方向に回転させ(Step527)、クリーニングシートが排紙口を通過するまで搬送を続け、クリーニングシートが排紙台119に排紙されたことを検知すると(Step528)、搬送ローラ対117とレジストローラ115と排紙ローラ対118の回転を停止させる(Step529、Step530)。同時に、戻しローラ108を支軸を中心に回動させ、給紙ガイド113と略同一面まで退避させ(Step531)、クリーニングモードを終了して待機状態に移る(Step532)。またStep506からStep526までの順方向と逆方向への搬送を繰り返す回数は予めユーザが不図示のPC、操作パネル等の制御装置から設定することが可能なように構成してもよい。
実施例2においてユーザがクリーニングシートを手で再セットして再搬送させる手間が省け、より効果的なローラの清掃が可能となった。しかしながら実施例2のように一定の圧接力で戻しローラを圧接させながらクリーニングシートを搬送させるだけでは、ローラにこびりついた汚れが清掃されないままでクリーニングモードを終了してしまうことも考えられる。その為、汚れがローラに固着している時でも十分な清掃効果を得るための解決策である本発明を図7を使用して説明する。まず、不図示であるPC、操作パネル等の制御装置から清掃命令が入力されると、クリーニングモードが開始され(Step601)、まず戻しローラの支軸の回動により、戻しローラ108が搬送路にクリーニングシートが搬送された際にクリーニングシートに接する位置まで下げられる(Step602)。続けて、原稿台101を上昇させ(Step603)、ピックアップローラを最上段に退避させクリーニングシートの挿入を待つ。また、給紙口の原稿検知センサ121や不図示の原稿検知センサによって、クリーニングシートが検知された時点で(Step604)、クリーニングシートを搬送するために搬送ローラ対117とレジストローラ115と分離ローラ105と戻しローラ105の回転を開始させ(Step605、Step606、Step607、Step608)、クリーニングシートの給紙を続ける(Step609)。この時、分離ローラ105は送りローラ104と同じくシート搬送方向に対して順方向で且つ同一周速で回転させる。戻しローラ108は送りローラ104と同じモータを使用しており、送りローラ104の回転に同期して順方向に回転をすることで送りローラ104と分離ローラ105によりクリーニングシートを搬送路に搬送し続ける(Step610)。
クリーニングシートを、送りローラ104と分離ローラ105、戻しローラ108の間を通過させて各ローラを清掃させながら、給紙口の原稿検知センサ121や不図示の原稿検知センサがクリーニングシートを検知しなくなるまで各ローラを回転させる(Step611)。続いて戻しローラをクリーニングシートに断続的に圧接させ、当接と離間を繰り返すように制御する。こうすることで、戻しローラにクリーニングシートが断続的に押さえつけられ、クリーニングシートの搬送方向と順方向に回転し続けている他のローラ間の摩擦が増加し、他のローラにこびりついた汚れを剥離させる効果が高くなる(Step612)。しかしながらローラへの負荷も大きく磨耗は激しくなるので通常は実施例2の清掃方法を使用し、汚れが激しい時にユーザの選択により本実施例の清掃方法を実施するものとする。次に、レジスト後センサ120がクリーニングシートを検知しなくなったことを認識すると(Step613)、送りローラ104の回転を停止させる(Step614、Step615、Step616)。クリーニングシートが排紙センサ113の設置位置まで搬送され検知されると(Step617)、排紙ローラ対118を他のローラの速度に合った一定速で回転させ始め(Step618)、クリーニングシートが搬送ローラ対117とレジストローラ115に搬送されながら排紙口を通過した後、排紙台119排紙されたことを検知すると(Step619)、搬送ローラ対117とレジストローラ115と排紙ローラ対118を停止させる(Step620、Step621)。同時に、戻しローラ108は支軸を中心に回動させ、給紙ガイド113と略同一面まで退避させ(Step622)、クリーニングモードを終了して待機状態に移行する(Step623)。なお、通常のクリーニングモードでは実施例1又は2の清掃方法を実施し、ローラに汚れがこびりついている時は不図示であるPC、操作パネル等の制御装置から本実施例の清掃方法を選択可能としておき、どちらか一方を実行させてもよい。また両方の清掃方法を選択して両方を実行させてもよい。
また、実施例1〜3では戻しローラ108は戻しローラアーム109により牽引されて原稿100から離間する位置に移動するがこの限りではない。例えばモータによる回動や、ベルトによる牽引、ソレノイドによる牽引やクランクによる牽引により戻しローラを、クリーニングモード時に原稿100に当接する位置に移動させることによっても同じ効果が得られる。
また、クリーニングシートには粘着性の面を持ったものか、表面に繊維状の塗布剤が塗られたものか、または布性のもの、または表面に摩擦を生じさせられる構成をもった画像読取装置により搬送可能なシート状のものであればどのような種類でも使用可能であり、該クリーニングシートを装置内に搬送させてローラに付着した付着物やよごれを清掃する。
本発明は、スキャナ等の画像読取装置に関して詳しく説明したが、複写機やプリンタ等の画像形成装置にも適用可能である。ただし、上記実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を上記実施例に限定する趣旨のものではない。
原稿搬送時における本発明の画像読取装置全体の側断面図 クリーニングモードにおける本発明の画像読取装置全体の側断面図 原稿の搬送と読取の制御を説明するフローチャート 戻しローラの制御を説明するフローチャート 本発明の画像読取装置においてクリーニングモードの制御を説明するフローチャート 本発明の画像読取装置においてクリーニングモードの制御を説明するフローチャート 本発明の画像読取装置においてクリーニングモードの制御を説明するフローチャート
符号の説明
100・・・原稿、クリーニングシート
104・・・送りローラ
105・・・分離ローラ
107・・・重送検知センサ
108・・・戻しローラ
109・・・戻しローラアーム
117・・・搬送ローラ対
118・・・排紙ローラ対
120・・・レジスト後センサ
121・・・原稿検知センサ

Claims (5)

  1. 原稿を搬送方向に送る送りローラ及び原稿を搬送方向とは逆向きに送り原稿を分離する分離ローラの少なくとも一方を備え、積載された原稿を一枚ずつ分離して搬送し、原稿画像を読み取る読取動作モードと、前記送りローラ及び前記分離ローラの少なくとも一方を清掃するクリーニングシートを搬送するクリーニングモードを有する画像読取装置において、
    原稿を搬送方向とは逆向きに逆搬送する戻しローラと、該戻しローラを移動させる移動手段と、原稿の搬送時に前記戻しローラを当該原稿と当接しない退避位置に退避させ、原稿の逆搬送時と前記クリーニングモード時に前記戻しローラを当該原稿又は前記クリーニングシートに当接する当接位置に移動させるよう、前記移動手段を制御する制御手段を更に備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記クリーニングモード時に前記クリーニングシートの搬送と逆搬送を少なくとも1回ずつ行うよう前記制御手段は制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記クリーニングモード時に、前記戻しローラを前記当接位置と前記退避位置との間で繰り返し移動させるよう前記制御手段は前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記クリーニングシートの搬送と逆搬送を繰り返す回数は設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記クリーニングモード時に前記クリーニングシートの搬送と逆搬送を少なくとも1回ずつ行わせる制御と、前記クリーニングモード時に前記戻しローラを前記当接位置と前記退避位置との間で繰り返し移動させる制御が可能であり、前記クリーニングシートの搬送と逆搬送を少なくとも1回ずつ行う動作と、前記当接位置と前記退避位置との間で前記戻しローラを繰り返し移動させる動作とを選択してどちらか一方又は両方を実行可能なことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235285A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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