JP2010016682A - 原稿読取装置および画像形成装置 - Google Patents

原稿読取装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010016682A
JP2010016682A JP2008175701A JP2008175701A JP2010016682A JP 2010016682 A JP2010016682 A JP 2010016682A JP 2008175701 A JP2008175701 A JP 2008175701A JP 2008175701 A JP2008175701 A JP 2008175701A JP 2010016682 A JP2010016682 A JP 2010016682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
conveyance
sensor
documents
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008175701A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Mizuide
一弘 水出
Kenji Tanaka
賢治 田中
Hideyuki Ko
英幸 廣
Daisuke Mukouyama
大輔 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008175701A priority Critical patent/JP2010016682A/ja
Publication of JP2010016682A publication Critical patent/JP2010016682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】連続搬送が止まったときに装置内に残留する用紙枚数に応じた情報を報知する原稿読取装置および処理装置の提供を図る。
【解決手段】原稿載置台4は原稿10を載置する。ピックアップローラ6によって複数の原稿は紙間なく搬送路に給紙される。高速搬送ローラ8によって搬送路を搬送される複数の原稿の間には紙間が形成される。センサ5Aは原稿載置台4で原稿10の有無を検出する。センサ5Bは原稿間に紙間が形成される位置に設けられて原稿10の有無を検出する。原稿読取部7はセンサ5Bにより紙間が判定された原稿ごとに画像を読み取る。制御部3は、原稿10の搬送停止から遅れてピックアップローラ6および高速搬送ローラ8による原稿搬送を中止する制御を行い、センサ5Aとセンサ5Bとがともに原稿10を検出していれば、表示部2に対して、原稿載置台4に載置し直すべき原稿の枚数が複数枚で有ることに関する情報の報知を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジャム等による搬送停止時に、搬送路に残った原稿を原稿載置台に載置し直すように利用者に促す、原稿読取装置および画像形成装置に関する。
複写機として、ジャム等によって画像形成処理や原稿読取処理をやり直す必要が生じた場合に、給紙枚数に基づいて原稿載置台に戻すべき原稿の枚数を把握し、その旨の表示を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、複写機やスキャナなどに設けられて、原稿読取処理する原稿の給紙を行う自動原稿搬送装置(ADF)として、複数の原稿を紙間なく連続して搬送路に給紙し、搬送路中で原稿の搬送速度を速めることで原稿間に紙間を形成するものがある。このようなADFの場合、原稿のサイズによらずに各原稿の画像読取タイミングを適切に調整するために、搬送される原稿の間に形成される紙間をセンサで検出していた。また、原稿載置台上の原稿の有無に基づいて給紙動作を終了させるために、原稿載置台上の原稿の有無をセンサで検出していた。
特開平7−131569号公報
複数の原稿を紙間なく連続して搬送路に給紙するADFでは、紙間のない状態で給紙される原稿の給紙枚数を把握することが難しかった。このため、ジャム等により搬送路内に原稿が残留する際に、搬送路に残留する原稿の枚数を把握できず、復帰作業の具体的内容を利用者に指示することができなかった。
そこで、本発明の目的は、複数の原稿を紙間なく連続して搬送路に給紙する構成で、従来から設けられていたセンサを用いて、ジャム等による搬送停止が起こったときに装置内に残留する原稿の枚数を推定し、その枚数に応じた情報を報知して復帰作業の具体的内容を利用者に指示することができる原稿読取装置および処理装置を提供することにある。
本発明の原稿読取装置は、原稿載置台、給紙部材、上流搬送路、下流搬送路、高速搬送部材、上流側センサ、下流側センサ、原稿読取部、制御部、および、報知部を備える。原稿載置台は、複数の原稿を載置可能である。給紙部材は、原稿載置台の上方に上下動および回転自在に設けられる。上流搬送路は、給紙部材により給紙される複数の原稿が紙間なく搬送される。下流搬送路は、上流搬送路の下流に設けられ、上流搬送路から搬入される複数の原稿が原稿間に紙間が形成された状態で搬送される。高速搬送部材は、下流搬送路に設けられ、給紙部材よりも高速に原稿を搬送する。上流側センサは、上流搬送路または原稿載置台に設けられ、原稿の有無を検出する。下流側センサは、原稿の搬送方向の寸法よりも上流側センサから下流側に離されて下流搬送路に設けられ、原稿の有無を検出する。原稿読取部は、下流搬送路の下流側センサよりもさらに下流に設けられ、原稿の画像を読み取る。制御部は、下流側センサによる検出状態が一定の時間維持される際に、給紙部材および高速搬送部材による原稿搬送を中止する搬送中止制御を行う。また、搬送中止制御の後の上流側センサと下流側センサとの検出結果の組み合わせに応じた報知情報を出力する。報知部は、制御部から入力される報知情報に応じた報知を行う。ここで、制御部は、搬送中止制御の後に上流側センサと下流側センサとがともに原稿を検出していれば、報知部に対して、原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が複数枚で有る旨の報知情報を出力する。
この構成では、下流側センサの検出信号がONしている場合、下流搬送路に留まる原稿が存在することになる。さらに上流側センサの検出信号がONしている場合には、下流搬送路に留まる原稿に後続する次原稿が既に給紙されていることになる。したがって、下流側センサと上流側センサとが共にONしている場合、複数枚の原稿が上流搬送路および下流搬送路に残留していることになるので、載置し直すべき原稿の枚数が複数枚で有る旨の報知情報に応じた報知を行う。
下流側センサは、原稿の搬送方向の寸法よりも短い距離だけ給紙部材から下流側に離れた位置に設けられ、制御部は、搬送中止制御の後に上流側センサのみが原稿を検出していれば、原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報を出力すると好適である。
この構成では、下流側センサよりも上流側には、原稿1枚分よりも短い距離しか搬送路が存在しない。このため、搬送中止制御の後に上流側センサのみが原稿を検出していれば、既に給紙されている原稿が、下流側センサよりも上流側に1枚だけ存在する可能性が高い。そこで、原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報に応じた報知を行う。
制御部は、搬送中止制御の後に下流側センサのみが原稿を検出していれば、原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報を出力すると好適である。
この構成では、搬送中止制御の後に下流側センサのみが原稿を検出していれば、下流側センサの検出する原稿の後に給紙された原稿がなく、下流側センサが検出する原稿が1枚だけ存在する可能性が高い。そこで、原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報に応じた報知を行う。
本発明の画像形成装置は、上述の原稿読取装置と、原稿読取装置で読み取った原稿画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備えると好適である。
本発明は、複数の原稿を紙間なく連続して搬送路に給紙する構成で、従来から設けられていたセンサを用いて、ジャム等による搬送停止が起こったときに装置内に残留する原稿の枚数を推定でき、その推定した枚数に応じた報知情報を報知するので、復帰作業の具体的内容を利用者に指示することができる。
まず、本発明に係る原稿読取装置の実施形態を説明する。
図1は、原稿読取装置1の概略のブロック図である。
原稿読取装置1は、表示部2、制御部3、原稿載置台4、センサ5A,5B、ピックアップローラ6、原稿読取部7、高速搬送ローラ8、および搬送路9を備える。
原稿載置台4は、原稿10を複数枚載置可能である。ピックアップローラ6は本発明の給紙部材に相当し、原稿載置台4の上方に上下動および回転自在に設けられ、原稿載置台4の給紙方向の下流端から若干上流側の位置で、周面が原稿載置台4に載置された原稿10の最上面に接触する。したがって、ピックアップローラ6の回転により、搬送路9には端部同士が重なった状態で連続して複数の原稿10が給紙される。このため、搬送路9の上流側が本発明の上流搬送路9Aに相当する。
高速搬送ローラ8は本発明の高速搬送部材に相当し、搬送路9の排紙口付近に配置されている。ここでは、ピックアップローラ6と高速搬送ローラ8との間隔を、原稿の搬送方向の寸法と略等しくしていて、原稿10がピックアップローラ6から離れる際に、高速搬送ローラ8がその原稿10を挟むようにしている。また、高速搬送ローラ8は、接触する原稿10をピックアップローラ6よりも速い搬送速度で搬送する。したがって、高速搬送ローラ8が搬送する原稿は搬送速度が速くなり、搬送路9の下流側で、この原稿と後続する原稿との間に紙間が形成されることになる。このため、搬送路9の下流側が本発明の下流搬送路9Bに相当する。
原稿読取部7は、高速搬送ローラ8よりも搬送方向の上流側に配置されていて、対向する原稿の画像面から画像を読み取る。センサ5Aは、原稿載置台4に設けられ、原稿の有無を検出する。センサ5Aが本発明の上流側センサに相当する。センサ5Bは、原稿読取部7よりも給紙方向の上流側に配置され原稿の有無を検出する。センサ5Bが本発明の上流側センサに相当する。
制御部3は、センサ5A,5Bの検出結果に基づいて、ジャム等による搬送停止時に報知情報を生成し出力する。表示部2は本発明の報知部に相当し、制御部3の生成した報知情報に基づく報知表示を行う。
図2は、通常の原稿搬送時の原稿の動きを説明する図である。ここでは、2枚の原稿10A,10Bが原稿載置台4に載置された場合の例を説明する。当初、原稿載置台4には原稿10A,10Bが載置されていて、センサ5Aの検出信号がONし、センサ5Bの検出信号はOFFしている。
1枚目の原稿10Aが接した状態でピックアップローラ6が回転すると、同図(A)に示すように原稿10Aが原稿載置台4から搬送路9に給紙される。このとき、原稿10Aの上流端がセンサ5Aの検出位置を通過するが、センサ5Aの検出位置には2枚目の原稿10Bが存在するので、センサ5Aの検出信号はONしたままである。
この後、同図(B)に示すように原稿10Aの下流端がセンサ5Bの検出位置を通過すると、センサ5Bの検出信号がONする。そして、原稿10Aの下流端が原稿読取部7の読取位置を通過し、原稿読取部7による原稿10Aの画像読み取りが開始される。そして、原稿10Aの上流端がピックアップローラ6から離れて原稿10Aの下流端が高速搬送ローラ8に到達すると、原稿10Bがピックアップローラ6に接する。
この後、同図(C)に示すように原稿10Aの上流端と原稿10Bの下流端とが重なった状態で、原稿10Bが原稿載置台4から搬送路9に給紙される。このとき、高速搬送ローラ8は、ピックアップローラ6よりも速い搬送速度で原稿10Aを搬送するので、原稿10Aと原稿10Bとの重なりは、原稿10A,10Bが搬送路9を進むに従い減ることになる。
この後、同図(D)に示すように原稿10Aの上流端が原稿10Bの下流端から離れ、原稿10Aと原稿10Bとの間に紙間が形成される。そして、原稿10Aの上流端がセンサ5Bの検出位置を通過すると、センサ5Bの検出信号がOFFする。そして、原稿10Aの上流端が原稿読取部7の読取位置を通過すると、原稿読取部7が原稿10Aの画像の読み取りを終了する。
ここで制御部3は、センサ5Bの検出状態が一定時間継続することにより、ジャム等による原稿の搬送停止を判定する。搬送停止の判定後、制御部3はセンサ5A,5Bの検出結果の組み合わせに応じた報知情報を生成して出力する。表示部2は、報知情報に基づいて原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数を表示する。なお、表示する内容は、原稿の枚数以外、例えば、原稿が滞留している場所を示す情報や、滞留している原稿の除去手順を示す情報であっても良い。
図3は、制御部3が出力する報知情報により表示部2に表示される原稿載置台4に載置し直すべき原稿の枚数と、センサ5A,5Bの検出結果の対応を示す図である。ここでは、搬送停止の判定後にセンサ5Aおよびセンサ5Bが共に原稿を検出する場合に、原稿載置台4に載置し直すべき原稿の枚数を2枚として表示し、少なくとも一方が原稿を検出しない場合に、原稿載置台4に載置し直すべき原稿の枚数を1枚として表示する。
図4は、1枚の原稿10Aのみが原稿載置台4に載置された場合に、原稿の搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
同図(A)は、原稿10Aの下流端がセンサ5Aとセンサ5Bとの間に位置し、上流端がセンサ5Aよりも上流側に位置する状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Aのみが原稿10Aを検出し、センサ5Aの検出信号がON、センサ5Bの検出信号がOFFとなる。制御部3では、センサ5Bの検出信号が所定期間OFFすることから搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するが、原稿10Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(B)は、原稿10Aの下流端がセンサ5Aとセンサ5Bとの間に位置し、上流端もセンサ5Aとセンサ5Bとの間に位置する状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Aとセンサ5Bとの検出信号がともにOFFとなる。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間OFFすることから搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するが、原稿10Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aおよびセンサ5Bの検出信号がともにOFFなので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(C)は、原稿10Aの下流端がセンサ5Bよりも給紙方向下流側に位置し、上流端がセンサ5Aとセンサ5Bとの間に位置する状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Bのみが原稿10Aを検出して、センサ5Aの検出信号がOFF、センサ5Bの検出信号がONとなる。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間ONすることから搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するが、原稿10Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Bの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
図5は、2枚の原稿10A,10Bが原稿載置台4に載置された場合に、原稿10Aの搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
同図(A)は、原稿10Aの下流端がセンサ5Aとセンサ5Bとの間に位置し、上流端がピックアップローラ6よりも上流側に位置する状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Aの検出信号がON、センサ5Bの検出信号がOFFとなる。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間OFFするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するが、原稿10Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(B)は、上流搬送路9Aの下流端がセンサ5Bよりも下流側に位置し、上流端が上流搬送路9Aで原稿10Bの下流端と重なる状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Bの検出信号がON、センサ5Aの検出信号がONとなる。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間ONするので、搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するが、原稿10Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aおよびセンサ5Bの検出信号がともにONを出力するので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が2枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が2枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aおよび原稿10Bを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(C)は、下流搬送路9Bにて原稿10Aの上流端と原稿10Bの下流端との間に紙間が形成され、原稿10Aの上流端がセンサ5Bよりも上流側に位置する状態で原稿10Aがジャムする一例である。この状態では、センサ5Bの検出信号がON、センサ5Aの検出信号がONとなる。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にもピックアップローラ6および高速搬送ローラ8は回転するため、原稿10Aが搬送停止した状態を維持する一方、原稿10Bはピックアップローラ6により搬送され、原稿10Aの間の紙間が詰まる。この判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aおよびセンサ5Bの検出信号がともにONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が2枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が2枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aおよび原稿10Bを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
図6は、2枚の原稿10A,10Bが原稿載置台4に載置された場合に、原稿10Bの搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
同図(A)は、上流搬送路9Aにて原稿10Aの上流端と原稿10Bの下流端とが重なる状態で原稿10Bがジャムする一例である。この状態では、センサ5Bの検出信号がON、センサ5Aの検出信号がONとなる。原稿10Bがジャムしても、高速搬送ローラ8により原稿10Aは搬送され続けるので、この後、原稿10Aは搬送され、センサ5Bの検出信号がOFFする。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間OFFするので搬送停止を判定する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Bを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(B)は、下流搬送路9Bにて原稿10Aの上流端と原稿10Bの下流端との間に紙間が形成された状態で原稿10Bがジャムする一例である。この状態では、センサ5Bの検出信号がOFF、センサ5Aの検出信号がONとなる。原稿10Bがジャムしても、高速搬送ローラ8により原稿10Aは搬送され続けるので、この後、原稿10Aは搬送される。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間OFFするので搬送停止を判定する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Bを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
同図(C)は、下流搬送路9Bにて原稿10Aの上流端と原稿10Bの下流端との間に紙間が形成された状態で原稿10Bがジャムする一例である。この状態では、センサ5Aの検出信号がOFF、センサ5Bの検出信号がONする。原稿10Bがジャムしても、高速搬送ローラ8により原稿10Aは搬送され続けるので、この後、原稿10Aは搬送される。制御部3はセンサ5Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。判定時間の経過後、制御部3がピックアップローラ6および高速搬送ローラ8の原稿搬送を中止させるための制御信号を出力する。制御部3は、センサ5Bの検出信号のみがONするので、原稿載置台4に載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部2に表示させる報知情報を表示部2に出力する。これにより、表示部2に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Bを搬送路9から除去して原稿載置台4に載置し直す復帰処理を行うように促される。
以上のように、この原稿読取装置1では、センサ5Aとセンサ5Bとの、2つのセンサによる原稿の検出結果に基づいて、連続搬送が止まったときに装置内に残留する原稿の枚数に関する報知を行い、利用者に原稿の除去処理を促すことができる。このため、センサの数を抑えて装置の小型化やコストダウンを行い、制御の簡略化によるバグ発生率の低下、開発の早期化などを実現しながら連続搬送を行うことができる。
次に、本発明に係る画像形成装置として、デジタル複合機の実施形態を説明する。
図7は、デジタル複合機11の概略の斜視図である。このデジタル複合機11は、コピーモード、ファクシミリモード、及びプリンタモード等を選択的に行うことができる。コピーモードでは、デジタル複合機11は原稿の画像を読取って記録用紙に印刷する。ファクシミリモードでは、デジタル複合機11は原稿の画像を読み取って公衆回線を介して送信したり、公衆回線を介して画像を受信して記録用紙に印刷したりする。プリンタモードではデジタル複合機11は情報端末装置からネットワークを通じて受信した画像を記録用紙に印刷する。
デジタル複合機11は、その構成を大別すると原稿読取装置12および画像形成部13を備えている。原稿読取装置12は原稿載置台12Aと原稿排紙台12Bとを備え、コピーモードやファクシミリモードでの動作時に、原稿載置台12Aに載置される原稿から原稿画像を読み取り、原稿排紙台12Bに排紙する。画像形成部13は記録紙原稿載置台13Aと記録紙排紙台13Bとを備え、コピーモードやプリンタモードでの動作時に、記録紙原稿載置台13Aから給紙される記録紙に、原稿読取装置12で読み取った原稿画像を形成して記録紙排紙台13Bに排紙する。
図8は原稿読取装置12の概略の断面図である。この原稿読取装置12は、通常読取モードや連続読取モードで動作可能である。通常読取モードでは、原稿読取装置12は1枚ずつ原稿の給紙動作を行う。連続読取モードでは、連続して給紙動作を行う。以下、連続読取モードでの動作を中心に、原稿読取装置12を説明する。
原稿読取装置12は、筐体21とピックアップローラ22と捌きローラ23と高速搬送ローラ24と高速搬送ローラ25と排紙ローラ26とセンサ部27A,27Bとプラテン部28と原稿読取部29とを備える。ピックアップローラ22と捌きローラ23と高速搬送ローラ24,25と排紙ローラ26とは、図示しない一つの駆動モータにより駆動される。
筐体21は、給紙口21Aと排紙口21Bとが形成されている。給紙口21Aには原稿載置台12Aが設けられている。排紙口21Bには原稿排紙台12Bが設けられている。筐体21内には、給紙口21Aから排紙口21Bまで、ピックアップローラ22、捌きローラ23、高速搬送ローラ24、高速搬送ローラ25、排紙ローラ26の順に配置されて、主搬送路が構成されている。
ピックアップローラ22は本発明の給紙部材に相当し、捌きローラ23に基端が接続されたアーム(不図示)の先端に設けられていて、捌きローラ23に連動して上下動および回転自在に構成されている。捌きローラ23は、その下方を通過することができる原稿の厚みを規制し、複数の原稿が搬送されてきても下方の原稿に大きな摩擦力を作用させて、原稿が捌かれるように構成している。捌きローラ23はワンウェイギアを介して駆動モータの回転が伝達されて、駆動モータの正転時に時計回り方向に回転し、駆動モータの逆転時に回転停止するように構成されている。また、捌きローラ23は回転停止した状態で図示しないソレノイドがONされると、ソレノイドがONされている間は捌きローラ23が回転停止した状態を維持するように構成されている。ピックアップローラ22は、上昇位置に有る場合に、駆動モータの正転駆動により捌きローラ23が回転停止した状態から回転を開始する際に、下降位置に移動するように構成されている。また、下降位置に有る場合に、駆動モータの逆転駆動により捌きローラ23が回転を停止した状態となる際に、上昇位置に移動するように構成されている。
高速搬送ローラ24は本発明の高速搬送部材であり、主搬送路の原稿読取部29よりも上流側に設けられていて、駆動モータの回転が伝達されるように構成されている。具体的には、駆動モータの正転時に反時計回り方向に回転し、駆動モータの逆転時に時計回り方向に回転する。また、捌きローラ23よりも高速に原稿を搬送するようにギア比が設定され、ニップ力が捌きローラ23よりも強くなるように構成されている。したがって、高速搬送ローラ24が把持する原稿の後端が捌きローラ23に把持されていても、捌きローラ23による搬送速度の制限を受けずに原稿を高速に搬送する。これにより、高速搬送ローラ24が搬送する原稿は搬送速度が速くなり、捌きローラ23と高速搬送ローラ24との間で、高速搬送ローラ24に把持される原稿が後続する原稿の下流端から離れて原稿間に紙間が形成されることになる。このため、主搬送路に本発明の下流搬送路40Bと上流搬送路40Aとが構成される。
高速搬送ローラ25は、主搬送路の原稿読取部29よりも下流側に設けられていて、搬送ローラ24と等しい速度で原稿を搬送する。また、駆動モータの正転駆動時と逆転駆動時とで接続される遊星ギアが切り替わるように構成されていて、駆動モータの正転駆動および逆転駆動に関わらず反時計回り方向に回転するように構成されている。搬送ローラ25の下方には従動ローラ25Bが設けられていて、搬送ローラ25と従動ローラ25Bとが主搬送路の一部を構成している。また、搬送ローラ25の上方には従動ローラ25Cが設けられていて、搬送ローラ25と従動ローラ25Cとが、原稿の搬送方向を反転させて原稿を原稿読取部29の上流側の主搬送路に搬出する反転搬送路の一部を構成している。
排紙ローラ26は、筐体21の排紙口21Bの直前に設けられていて、駆動モータの正転時に時計回り方向に回転し、駆動モータの逆転時に反時計回り方向に回転する。
センサ部27Aは揺動自在に設けられた揺動片と、揺動片の有無を検出するセンサとから構成されている。このセンサ部27Aでは、原稿と接する状態の揺動片をセンサで検出することで、原稿載置台12Aに載置される原稿を検知する。センサ部27Bも揺動自在に設けられた揺動片と、揺動片の有無を検出するセンサとから構成されていて、原稿と接する状態の揺動片をセンサで検出することで、高速搬送ローラ25に把持される原稿を検知する。
原稿読取部29は、主搬送路の原稿読取位置に設けられていて、高速搬送ローラ24の下流でプラテン部28と対向し、プラテン部28との間に搬送されてくる原稿から画像を読み取る。
この原稿読取装置12では連続読取モードでの動作時に、連続して給紙動作を行い、複数の原稿から連続して片面の画像を読み取って排紙する。
連続読取モードでの動作時に、駆動モータが正転駆動する。駆動モータの正転駆動により、ピックアップローラ22は、原稿に接する下降位置で時計回り方向に回転し、原稿載置台12A上に載置される原稿を主搬送路に給紙する。捌きローラ23は時計回り方向に回転して、給紙された原稿を主搬送路の下流側に送り、複数の原稿が重なって給紙された際に原稿を捌く。高速搬送ローラ24は反時計回り方向に回転して、搬送されてくる原稿を主搬送路の下流側に送る。高速搬送ローラ24の周面はピックアップローラ22や捌きローラ23よりも高速に移動し、捌きローラ23に把持されている原稿の搬送速度を上げて原稿の後端を捌きローラ23から引き抜き、この原稿と後続する原稿との間に紙間を形成する。センサ部27Bは搬送ローラ24に把持される原稿を検知する。原稿読取部29は搬送されてくる原稿の画像を読み取る。高速搬送ローラ25は反時計回り方向に回転して原稿を主搬送路の下流側に搬送する。排紙ローラ26は時計回り方向に回転して原稿を原稿排紙台12Bに排紙する。
なお、この原稿読取装置12では通常読取モードの際に、原稿の両面から画像を読み取ることを可能にするために、高速搬送ローラ25の上方に反転搬送路を設けている。原稿両面から画像を読み取る際には、片面画像を読み取った原稿の上流端を高速搬送ローラ25の下流側まで搬送した後で、駆動モータを逆転駆動させ、この原稿を反転搬送路に搬送する。
この原稿読取装置12では、図示しない制御部がセンサ部27Bの検出状態が一定時間継続することを条件として、ジャム等により原稿が搬送停止したと判定する。その場合、搬送停止の判定後にセンサ部27A,27Bの検出結果の組み合わせに応じた報知情報を生成し、表示部は原稿載置台12Aに載置し直すべき原稿の枚数を表示する。ここで、原稿載置台12Aに載置し直すべき原稿の枚数と、センサ部27A,27Bの検出結果の対応は、前述の図3と同様である。搬送停止の判定時にセンサ部27Aおよびセンサ部27Bが共に原稿を検出する場合に、原稿載置台12Aに載置し直すべき原稿の枚数を2枚として表示し、少なくとも一方が原稿を検出しない場合に、原稿載置台12Aに載置し直すべき原稿の枚数を1枚として表示する。
制御部でジャム等による搬送停止を判定した場合など、連続読取モードでの連続搬送動作を中止する際には、この原稿読取装置12では一時的に駆動モータを逆転駆動する。これにより、ピックアップローラ22が下降位置から上昇位置に移動し、ピックアップローラ22の周面が原稿から離れて主搬送路への原稿の給紙が停止する。
図9は、ジャム等による原稿の搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
1枚のみ原稿載置台12Aに載置された原稿30Aが、下流端がセンサ部27Aとセンサ部27Bとの間に位置し、原稿上流端がセンサ部27Aよりも上流側に位置する状態で原稿30Aがジャムする一例である。この状態では、センサ部27Aの検出信号がON、センサ部27Bの検出信号がOFFとなる。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間OFFするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にも駆動モータは正転駆動するが、原稿30Aはジャムにより搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力し、ピックアップローラ22を上昇位置に移動させる。この際、制御部は、センサ部27Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部が搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿10Aを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
図10は、原稿の連続搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
2枚の原稿載置台12Aに載置された原稿30A,30Bのうち、後続の原稿30Bが、原稿下流端がセンサ部27Aとセンサ部27Bとの間に位置し、原稿上流端がセンサ部27Aよりも上流側に位置するまで搬送された状態で原稿30Bがジャムする一例である。同図(A)に示すジャムの発生時には、センサ部27Aの検出信号がON、センサ部27Bの検出信号がONとなる。搬送停止の判定までは、高速搬送ローラ24,25により原稿30Aは搬送され続けるので、この後、同図(B)に示すように、原稿30Aは搬送され、センサ部27Bの検出信号がOFFする。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間OFFするので搬送停止を判定する。判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力する。制御部は、センサ部27Aの検出信号のみがONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿30Bを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
図11は、原稿の連続搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
原稿載置台12Aに載置された原稿30A,30B,30Cのうち、先頭の原稿30Aの原稿上流端がセンサ部27Bよりも上流側に位置する状態で原稿30Aがジャムする一例である。この状態では、センサ部27Aの検出信号がON、センサ部27Bの検出信号がONとなる。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にも駆動モータは正転駆動し、原稿10Bは搬送され、原稿10Bと原稿10Aとの紙間が詰まる。この判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力する。制御部は、センサ部27Aおよびセンサ部27Bの検出信号がともにONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が2枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部に、搬送停止した原稿の枚数が2枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿30Aおよび原稿30Bを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
図12は、原稿の連続搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
1枚の原稿載置台12Aに載置された原稿30Aが、原稿上流端がセンサ部27Aよりも上流側に位置する状態で原稿30Aがジャムする一例である。この状態では、センサ部27Aの検出信号がOFF、センサ部27Bの検出信号がONとなる。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にも駆動モータは駆動するが、原稿30Aはジャムにより搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力する。制御部は、センサ部27Bの検出信号のみがONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿30Aを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
図13は、原稿の連続搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
原稿載置台12Aに載置された原稿30A,30B,30Cのうち、原稿30Aの原稿上流端が捌きローラ23と高速搬送ローラ24との間に位置し、下流端がセンサ27Bよりも下流側に位置する状態で原稿30Aがジャムする一例である。この状態では、センサ部27Aの検出信号がON、センサ27Bの検出信号がONとなる。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にも駆動モータは駆動するが、原稿30Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力する。制御部は、センサ部27Aおよびセンサ部27Bの検出信号がともにONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が2枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部に、搬送停止した原稿の枚数が2枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿30A,30Bを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
図14は、原稿の連続搬送停止が起こる状態の例を説明する図である。
原稿載置台12Aに載置された1枚の原稿30Aの原稿上流端が捌きローラ23と高速搬送ローラ24との間に位置し、原稿下流端が高速搬送ローラ24よりも下流側に位置する状態でジャムする一例である。この状態では、センサ部27Aの検出信号がOFF、センサ部27Bの検出信号がONとなる。制御部はセンサ部27Bの検出信号が所定期間ONするので搬送停止を判定する。この判定時間の間にも駆動モータは駆動するが、原稿30Aは搬送停止した状態を維持する。判定時間の経過後、制御部が駆動モータを一時的に逆転駆動させるための制御信号を出力する。制御部は、センサ部27Bの検出信号にのみがONするので、原稿載置台12Aに載置し直す原稿の枚数が1枚であることを表示部に表示させる報知情報を表示部に出力する。これにより、表示部に、搬送停止した原稿の枚数が1枚である旨の表示を行う。したがって、この表示を見た利用者は、原稿30Aを搬送路から除去して原稿載置台12Aに載置し直す復帰処理を行うように促される。
以上のように、この原稿読取装置12では、2つのセンサによる原稿の検出結果に基づいて、連続搬送が止まったときに装置内に残留する原稿の枚数に関する報知を行い、利用者に原稿の除去処理を促すことができる。このため、センサの数を抑えて装置の小型化やコストダウンを行い、制御の簡略化によるバグ発生率の低下、開発の早期化などを実現しながら連続搬送を行うことができる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施形態に係る原稿読取装置の概略のブロック図である。 同原稿読取装置の通常動作を説明する図である。 同原稿読取装置のセンサ検出結果と報知情報との関係を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略の斜視図である。 同画像形成装置の備える原稿読取装置の概略の断面図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。 同原稿読取装置の搬送停止時の動作例を説明する図である。
符号の説明
1…原稿読取装置
2…表示部
3…制御部
4…原稿載置台
5A,5B…センサ
6…ピックアップローラ
7…原稿読取部
8…高速搬送ローラ
9A…上流搬送路
9B…下流搬送路
11…デジタル複合機
12…原稿読取装置
12A…原稿載置台
12B…原稿排紙台
21…筐体
22…ピックアップローラ
23…捌きローラ
24,25…高速搬送ローラ
26…排紙ローラ
27A,27B…センサ部
28…プラテン部
10,30…原稿

Claims (4)

  1. 複数の原稿を載置可能な原稿載置台と、
    前記原稿載置台の上方に上下動および回転自在に設けられる給紙部材と、
    前記給紙部材により給紙される複数の原稿が紙間なく搬送される上流搬送路と、
    前記上流搬送路の下流に設けられ、前記上流搬送路から搬入される複数の原稿が原稿間に紙間が形成された状態で搬送される下流搬送路と、
    前記下流搬送路に設けられ、前記給紙部材よりも高速に原稿を搬送する高速搬送部材と、
    前記上流搬送路または前記原稿載置台に設けられ、原稿の有無を検出する上流側センサと、
    原稿の搬送方向の寸法よりも長い距離だけ前記上流側センサから下流側に離れて前記下流搬送路に設けられ、原稿の有無を検出する下流側センサと、
    前記下流搬送路の前記下流側センサよりもさらに下流に設けられ、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
    前記下流側センサによる検出状態が一定の時間維持された際に、前記給紙部材および前記高速搬送部材による原稿搬送を中止する搬送中止制御を行うとともに、前記搬送中止制御の後の前記上流側センサと前記下流側センサとの検出結果の組み合わせに応じた報知情報を出力する制御部と、
    前記制御部から入力される前記報知情報に応じた報知を行う報知部と、を備え、
    前記制御部は、前記搬送中止制御の後に前記上流側センサと前記下流側センサとがともに原稿を検出していれば、前記原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が複数枚で有る旨の報知情報を出力する、
    原稿読取装置。
  2. 前記下流側センサは、原稿の搬送方向の寸法よりも短い距離だけ前記給紙部材から下流側に離れた位置に設けられ、
    前記制御部は、前記搬送中止制御の後に前記上流側センサのみが原稿を検出していれば、前記原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報を出力する、
    請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記制御部は、前記搬送中止制御の後に前記下流側センサのみが原稿を検出していれば、前記原稿載置台に載置し直すべき原稿の枚数が1枚で有る旨の報知情報を出力する、
    請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の原稿読取装置と、前記原稿読取装置の前記原稿読取部にて読み取られた画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部に設けられていて、前記搬送中止制御時に、前記画像形成部の動作も中止させる、
    画像形成装置。
JP2008175701A 2008-07-04 2008-07-04 原稿読取装置および画像形成装置 Pending JP2010016682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175701A JP2010016682A (ja) 2008-07-04 2008-07-04 原稿読取装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175701A JP2010016682A (ja) 2008-07-04 2008-07-04 原稿読取装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010016682A true JP2010016682A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41702344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008175701A Pending JP2010016682A (ja) 2008-07-04 2008-07-04 原稿読取装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010016682A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104709741A (zh) * 2013-12-12 2015-06-17 崴强科技股份有限公司 防夹纸自动馈纸器
US9088680B2 (en) 2010-05-12 2015-07-21 Pfu Limited Image reading device and image reading method
CN105645148A (zh) * 2014-11-14 2016-06-08 崴强科技股份有限公司 送纸器
CN112449076A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 精工爱普生株式会社 读取装置及读取控制方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9088680B2 (en) 2010-05-12 2015-07-21 Pfu Limited Image reading device and image reading method
CN104709741A (zh) * 2013-12-12 2015-06-17 崴强科技股份有限公司 防夹纸自动馈纸器
JP2015115939A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 紙詰まり防止自動ドキュメントフィーダー
CN105645148A (zh) * 2014-11-14 2016-06-08 崴强科技股份有限公司 送纸器
CN112449076A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 精工爱普生株式会社 读取装置及读取控制方法
CN112449076B (zh) * 2019-08-29 2023-06-20 精工爱普生株式会社 读取装置及读取控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8011651B2 (en) Original-feeding device
JP2018107566A (ja) 画像読取装置、画像読取方法
JP2010173761A (ja) 画像形成装置
JP2010016682A (ja) 原稿読取装置および画像形成装置
JP2011111317A (ja) シート給送装置
JP2005221518A (ja) 画像形成装置
JP4521455B2 (ja) 原稿読取装置および画像形成装置
JP2004107088A (ja) シート搬送装置及び該装置を備えた画像形成装置、画像読取装置、シート搬送制御方法
JP2007334077A (ja) 画像形成装置
JP4005534B2 (ja) 原稿読取装置、電子機器及び原稿読取方法
JP2009274821A (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム
JP5007253B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2009062190A (ja) 自動原稿給送装置及び画像形成装置
JP2011136806A (ja) シート給紙装置
JP5171526B2 (ja) 画像形成装置
JP2011088728A (ja) 原稿搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2008116499A (ja) 画像形成装置及び制御方法
KR20100051363A (ko) 중송방지장치 및 이를 포함하는 화상형성장치 및 방법
JP2006109371A (ja) 画像形成装置
JP2024024580A (ja) シート給送装置、及び、画像形成装置
JP2006188338A (ja) 自動原稿給紙装置および画像形成装置
JP2006199402A (ja) 給紙装置及びその給紙装置を有する画像形成装置
JP6623855B2 (ja) 給紙搬送装置および給紙搬送装置の制御プログラム
JP5764544B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2013049535A (ja) 自動原稿搬送装置