JP2007028204A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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竜明 長野
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宏 久保
Hiroshi Kusumoto
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Masafumi Kawachi
雅史 河内
Akira Hirose
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Abstract

【課題】 粘着性と浮遊性のゴミの双方に有効な画像読み取り装置及びこれを使用する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 読み取り部5を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス43上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でのゴミ検知により、ゴミが有った場合、前記読み取りライン上にゴミが無い状態にするために前記コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を副走査方向に移動させる。
【選択図】 図19

Description

本発明は、ファクシミリ、スキャナ、複写機、複合機等に適用される画像読み取り装置及びこの画像読み取り装置を使用する画像形成装置に関するものである。
従来から、画像読み取り装置として、副走査方向に移送中の原稿を固定位置に置かれた読み取り部により読み取るシートスルー方式が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
このシートスルー方式によると、原稿は読み取り中にコンタクトガラスに接触しながら通過するので、原稿の画像面側に付いた粉塵等がコンタクトガラス上へ付着することが避けられない。この付着物がコンタクトガラスの読み取り位置に付着すると、読み取った画像信号にその影響が現れ、画像を劣化させる。
粉塵等のコンタクトガラス上への付着物は、シートスルー方式のみならず何れの方式においても画像劣化につながる。しかし、原稿を固定し読み取り部を副走査させる方式の画像読み取り装置では、付着物が画像上に黒点として現れるだけであるのに対し、シートスルー方式の読み取り装置の場合、副走査方向に延びるいわゆる黒スジとなってしまい、その影響は遥かに大きい。
異物の種類を大別すると浮遊性と粘着性のものがある。浮遊性のゴミはホコリ、紙粉、トナーなどで、粘着性のゴミは、原稿についた糊がコンタクトガラスに付着し、原稿を通紙することによって、コンタクトガラスに付着した糊に原稿に乗っているトナーが堆積すると考えられる。
また、粉塵等の浮遊性のゴミは搬送中の原稿をコンタクトガラスに強く接触させることによって除去することができる可能性があるが、粘着性のゴミに対する除去効果は薄い。
特許文献1に記載されている技術では、画像読み取り時に原稿を搬送する際、コンタクトガラスを副走査方向に移動させながら画像読み取りを行う。コンタクトガラスを副走査方向に移動しながら画像読取を行っているので、読み取りライン状にゴミが滞在しないので黒スジが発生しにくい。
特開2001−272829公報 特開2000−244703公報
特許文献1記載の技術では、最終的に得られる画像中に黒スジは発生しにくいが、短い黒スジや黒い点になってしまう可能性がある。したがって、特許文献1の技術は黒スジの発生を低減させるだけであって問題の解決にはならない。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、粘着性と浮遊性のゴミの双方に有効な画像読み取り装置及びこれを使用する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、読み取り部を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットしたときに、読み取りライン上でのゴミ検知により、ゴミが有った場合、前記読み取りライン上にゴミが無い状態にするために前記コンタクトガラスと原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させる画像読み取り装置を特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、連続原稿搬送中に、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミが在った場合、読み取りライン上にゴミが無い状態にするために前記コンタクトガラスと前記原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させる請求項1記載の画像読み取り装置を特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記移動で前記コンタクトガラスが1往復しても、読み取り位置にゴミが無い所を見つけることができなかった場合、前記コンタクトガラスの移動とゴミ検知を止め、かつ前記コンタクトガラスの清掃を促す表示を操作パネル上で行なう請求項1記載の画像読み取り装置を特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、連続原稿搬送中に、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間内に、ゴミ無しの判定を得られなかった場合には読み取りを行わず、最後まで原稿を搬送し、かつ前記コンタクトガラスの清掃を促す表示を操作パネル上で行なう請求項2記載の画像読み取り装置を特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像読み取り装置を使用する画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、読み取りライン上にゴミが無い状態を維持してから原稿を搬送し、読み取るので、良質な画像品質を得ることが可能となる。コンタクトガラスを動かすだけなので、ADFのレジスト補正を行う必要がないという利点がある。
本発明は、被読み取り原稿を固定された読み取り装置部に搬送し、所定の速度で搬送しながら画像読み取りを行う装置に用いられる自動原稿給紙装置(被読み取り原稿処理装置)に関するものである。その基本的な構成、動作、作用を実施の形態にしたがって説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明は、被読み取り原稿を固定の読み取り装置部に搬送し、所定の速度で搬送しながら画像読み取りを行う装置に用いられる自動原稿給紙装置に関するものである。
図1は自動原稿給紙装置(ADF)の基本的な構成を示す断面図である。図2は図1のADFの制御ブロック図である。図3は図2の第2読み取り部の回路構成を示すブロック図である。その基本的な構成、動作、作用を実施の形態にしたがって説明する。
図1乃至図3において、ADFは被読み取り原稿束をセットする原稿セット部1、セットされた原稿束から1枚ずつ原稿を分離して給送する分離給送部2、給送された原稿を一時突き当て整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きのレジスト部3、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読み取り側(下方)に向けて搬送するターン部4から構成される。
また、ADFは原稿の表面画像を、読み取りガラス(コンタクトガラス)43の下方より読み取りを行わせる第1読み取り搬送部5、読み取り後の原稿の裏面画像を読み取る第2読み取り搬送部6、表裏の読み取りが完了した原稿を機外または、反転部に送り込む排紙部7、再読み取りのための反転を行う反転部8、読み取り完了後の原稿を積載保持するスタック部9、これら搬送動作の駆動を行う各駆動部(駆動源)59〜63、さらに、一連の動作を制御するコントローラ部58とから構成されている。
読み取りを行う原稿束13を原稿セットテーブル10上に先端を原稿ストッパ25の破線位置に突き当てた状態でセットし、さらに、原稿束13の巾方向をサイドガイド11(図示しないが前後にある)によって搬送方向と直交する方向の位置決めを行う。
この状態で、原稿セット検知フィラー21が破線位置から実線位置に変位し、これに伴って原稿セット検知センサ28の遮光が解除され、原稿のセットが検知されるとI/F部65を介して本体制御部64に原稿セット信号が送信される。
さらに原稿テーブル面に設けられた原稿長さ検知センサ12または14(反射型センサ、または、原稿1枚にても検知可能なアクチェータ・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される(少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要)。
その後、原稿給紙信号(図示しない操作部より入力され、本体制御部からI/F部65を介してコントローラ部58へ指示される信号)により原稿給紙動作が実行される(後述のフローチャート図4乃至図6参照)。
第2読み取り部の回路構成を示す図3のブロック図について説明すると、DFコントローラ部58により密着イメージセンサ(第2読み取り部)44の光源部71を点灯し、センサチップ72、増幅器73、A/D変換器74を経て、画像処理部75に信号が送られ、この信号はフレームメモリ76、出力制御回路77を経てI/F回路65から本体制御部64へ送られる。
図4は原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。図5は図4のAに続く原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。図6は図5のBに続く原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。
図1乃至図6において、原稿セットの有無を判断し(S1)、原稿セットであるならば、駆動部(呼び出しモータ)59のCW(正転、時計方向)駆動(実施の形態ではステッピングモータであるが、ソレノイドでも実現可能)を開始する(S2)。原稿ストッパ21の退避位置がどうか判断し(S3)、退避ならば実線位置まで待避し原稿先端を開放する。
しかる後、ピックアップローラ20が破線位置から実線位置で示す原稿上面に駆動部(呼び出しモータ)59の逆転駆動により移動し(S4)、所定の力で圧接される。ホームポジションセンサ19はピックアップローラ20及び原稿ストッパ21の状態を検知するためのセンサである。
次に、ピックアップローラ20が呼び出し位置かどうか判断し(S5)、呼び出し位置ならば、呼び出しモータ59を停止する(S6)。このピックアップローラ20の圧接動作時、原稿枚数が少ない場合は、落下高さが大きいことと、原稿セットテーブル10とピックアップローラ20間に原稿のクッション作用が少ないことによりピックアップローラ20の落下衝撃音が大きくなる不具合が発生する。
この解決策として、原稿セットテーブル10のピックアップローラ20との接触点には凹み形状のローラ逃げが形成されており、ピックアップローラ20が直接原稿セットテーブル10を叩かないような配慮がなされている。
その後所定の時間を経て、分離給送部2及びレジスト部3を駆動する駆動源(給紙モータ)60がCW(正転)方向に回転し(S7)、ピックアップローラ20を時計方向に回転させ、用紙束13の最上紙を分離部2方向に送り込む。
このとき、給紙ベルト23はベルトプーリ22、24に所定の張力を持って掛け渡されており、対抗的に設けられた分離ローラ26に巻き掛けられるように圧接している。分離ローラ26は所定の大きさのトルクを有する図示しないトルクリミッタを介してフリクション駆動されている。
分離ローラ26は給紙ベルト23との直接係合時または原稿1枚を介して係合している状態では、給紙ベルト23の回転につられて反時計方向に回転させられる。
原稿が、万が一、2枚以上給紙ベルト23と分離ローラ26間に進入した場合は、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、分離ローラ26は本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト23と分離ローラ26との作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト23によってさらに送られ、給紙路中を進む過程で、突き当てセンサ29によって先端が検知され、さらに進んで停止しているプルアウトローラ30に突き当たる。
突き当てセンサ29がオンかどうか判断し(S8)、オンならば、突き当て量カウントを開始する(S9)。オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S10)、タイムオーバーならば、突き当て未達ジャムと判断する(S11)。
図5に移って、呼び出しモータ59をCCW回転し(S12)、ピックアップローラ20が退避位置かどうか判断し(S13)、退避位置ならば、呼び出しモータ59を停止する(S14)。原稿は突き当てセンサ29の検知から所定量定められた距離送られ、カウント値が所定パルスに等しいかどうか判断する(S15)。
結果的には、プルアウトローラ30に所定量の撓みを持って押し当てられた状態で駆動部(給紙モータ)60を逆転させる(S16)ことにより給紙ベルト23の駆動が停止する。ここで駆動部(読み取りモータ)61を正転させる。
次に、幅サイズセンサがオンかどうか判断し(S17)、オンならば、原稿幅情報を送信し(S18)、混載モードオフかどうかを判断し(S19)、オフならば、原稿長さ情報を送信する(S20)。
このとき、駆動部(呼び出しモータ)59をCCW方向に回転させることでピックアップローラ20を原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルト23の搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラ30の上下ローラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュー修正)が行われる。
図6に移って、ニップインセンサ(先端検知センサ)34がオンかどうか判断し(S21)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S22)、タイムオーバーならば、先端検知未達ジャムとする(S23)。
ニップインセンサ34がオンならば、レジストセンサ40がオンかどうか判断し(S24)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S25)、タイムオーバーならば、レジスト未達ジャムとする(S26)。
レジストセンサ36がオンならば、レジスト停止パルスのカウントをスタートし(S27)、カウント値が所定パルスに等しいかどうか判断し(S28)、等しいならば、給紙モータ60及び読み取りモータ61を停止し(S29)、レジスト停止を送信する(S30)。
その後プルアウトローラ30が駆動部(給紙モータ)60の逆転により駆動され原稿をターン部4方向に搬送する。ここでは、原稿束の1枚目をレジスト停止位置まで給紙する際にはプルアウトローラ30の搬送速度を読み取り速度よりも高速に設定する。
読み取り搬送ローラ39も駆動部(読み取りモータ)61により同速で駆動する。2枚目以降の場合、後述されるように、次原稿の先出しという形が取られる。
その後原稿は、読み取り搬送ローラ39と加圧ローラ35とのニップに送られ、レジストセンサ36の検知から所定パルス搬送した位置で停止しレジスト停止信号を本体制御部64に送信して、本体制御部64からの読み取りスタート信号(転写紙との同期或いは画像メモリへの蓄積の準備が完了した時点で送信される信号)の入力を待つ。
図7は読み取りスタート信号の入力による原稿読み取り動作を説明するフローチャートである。図8は図7のCに続く動作を説明するフローチャートである。図9は図7のDに続く動作を説明するフローチャートである。
図10は図9のEに続く動作を説明するフローチャートである。図11は図10のFに続く動作を説明するフローチャートである。図12は図11のGに続く動作を説明するフローチャートである。図13は図12のHに続く動作を説明するフローチャートである。図14は図13のIに続く動作を説明するフローチャートである。
次に読み取りスタート信号の入力により原稿読み取り動作が実行される。図1乃至図3、図7乃至図14において、まず、サイズ混載モードかどうか判断し(S31)、サイズ混載モードならば、後述のD以下のフローを実施する。
サイズ混載モードでないならば、読み取りモータ速度を読み取り倍率から設定する(S32)。読み取りモータ61の正転を開始し、先端カウントをスタートする(S33)。
レジスト停止している原稿は駆動部(読み取りモータ)61の正転駆動によって回転する読み取り搬送ローラ39と加圧ローラ35とにより画像読み取り部5に送り込まれる。
このときの駆動部(読み取りモータ)61の駆動速度は図示しない本体操作部から入力される読み取り倍率により本体制御部64からコントローラ部58に送信される情報に基づいて決定される。
読み取り搬送部5において、原稿は読み取りガラス43、その上面に所定の間隔を持って配置された白色背景板40との間を通過する。この間に画像が図示しない読み取り系により読み取られ、CCDを介して電気的に変換され、図示しないメモリ装置に記憶される。
この読み取り搬送部5は、搬送ギャップをできる限り狭く取り、原稿の自由度を極力少なくする手段が講じられる。その方法として、読み取り入り口ガイド 38の内面から可撓性のガイド部材を白色背景板40の方向に張り出してその隙間を埋める等の方法が有効である。
また、白色背景板40は読み取りガラス43上に0.5mm±0.2mm程度のギャップを持って所定の弾力性で圧接され読み取り深度方向の誤差も押さえられている。
読み取りガラス43の表面はインク等の付着や、固着が起きにくいように表面に界面活性剤(シリコン系活性剤)処理がなされている。また、前出の可撓性ガイドを読み取りポイント近傍まで張り出し、読み取り点位置では原稿面が積極的に読み取りガラス43に接触せず、しかも原稿先端は、読み取りガラス43の読み取りポイント付近をワイピング(先端でガラス面の異物を掻き落とす作用)できるような構成が採られている。
図7において、カウント値が表面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S34)。等しいならば、表面DFゲートオンを送信し(S35)、両面モードかどうかを判断する(S36)。
両面モードならば、カウント値が表面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S37)。等しいならば、表面DFゲートオンを送信し(S38)、排紙センサオンかどうかを判断する(S39)。
排紙センサオンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S40)、タイムオーバーならば、排紙未達ジャムとする(S41)。
図1及び図2を参照して、原稿先端が前記読み取り部5に到達するタイミングを駆動部(読み取りモータ)61のパルスカウントにより制御し、そのタイミングで副走査方向の表面画像有効読み取り領域を示す表面DFゲート信号を送信する。
その後原稿は読み取りを行いながら進み、ピックアップガイド41を経て中間搬送加圧コロ42に送り込まれる。加圧ローラ37と中間搬送加圧コロ42とは読み取り搬送ローラ39による共通駆動であるため、送り込みと引き出し速度は、同一の速度となり受け渡しショックの発生を低減させる効果がある。
中間搬送加圧コロ42によって第1読み取り搬送部5から送り出された原稿は、第2読み取り搬送部6に送り込まれ、上面より読み取り部を下方に向けて配置された密着イメージセンサ44と下方より、密着イメージセンサ44の読み取り面に所定圧と所定の間隔を持って配置された押圧部材45の間を通過する。
両面モードの場合、原稿先端が密着イメージセンサ44に到達するタイミングをレジストセンサ36の先端検知からの搬送パルスカウントにより制御し、前記タイミングで裏面画像の有効読み取り領域を密着センサユニット(密着イメージセンサ44)へ送信する。
この信号に基づいて原稿の裏面に当たる面の画像が読み取られ、表面と同じに電気的に変換され、図3に示すフレームメモリ76に一時記憶された後、本体制御部64に転送される。押圧部材45はシェーデングの基準としての働きと、白色背景板としての働きをする。
排紙センサ60がオンならば、レジストセンサ36がオフかどうかチェックし(S42)、オフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうかを判断し(S43)、レジスト滞留ジャムとする(S44)。
オフならば、後端カウントをスタートし(S45)、カウント値が表面所定パルスに等しいかどうかチェックし(S46)、等しいならば、表面DFゲートオンを送信し(S47)、両面モードかどうかを判断する(S48)。
両面モードならば、カウント値が表面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S49)。等しいならば、表面DFゲートオンを送信し(S50)、排紙センサオフかどうかを判断する(S51)。
排紙センサオフならば、排紙完了を送信する(S54)。排紙センサオフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S52)、タイムオーバーならば、排紙滞留ジャムとする(S53)。
次に、図7のサイズ混載モード(S31)である場合には、図9に示すように、反転切り換えソレノイド63をオンし(S55)、読み取りモータ速度をサイズ読み取り速度に設定し(S56)、読み取りモータ61を正転させる(S57)。
次に、排紙センサ46がオンかどうか判断し(S58)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S59)、タイムオーバーならば、排紙未達ジャムとする(S60)。
ステップ(S58)で排紙センサ46がオンならば、反転モータ62を正転させる(S61)。排紙センサ46がオフかどうか判断し(S62)、オフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S63)、タイムオーバーならば、排紙滞留ジャムとする(S64)。
次に、反転カウントをスタートし、読み取りモータ61を停止する(S65)。カウント値が所定パルスに等しいかどうかを判断する(S66)。等しいならば、反転切り換えソレノイド63をオフし、反転モータ62を逆転し(S67)、反転突き当てカウントをスタートする(S68)。
図10に移って、カウント値が所定パルスに等しいかどうかを判断し(S69)、等しいならば、読み取りモータ61を正転させる(S70)。次に、反転センサ54がオンかどうか判断し(S71)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S72)、タイムオーバーならば、反転未達ジャムとする(S73)。
次に、レジストセンサ36がオンかどうか判断し(S74)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S75)、タイムオーバーならば、反転レジスト未達ジャムとする(S76)。
ステップ(S74)でレジストセンサ36がオンならば、先端カウントをスタートし(S77)、読み取りモータ速度を読み取り倍率にて設定する(S78)。次に、カウント値が所定パルスに等しいかどうかを判断し(S79)、等しいならば、裏面DFゲートオンを送信し(S80)、反転切り換えソレノイド63をオンする(S81)。
次に、図11に移って、両面モードかどうかを判断する(S82)。両面モードならば、カウント値が裏面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S83)。等しいならば、表面DFゲートオンを送信し(S84)、排紙センサ46がオンかどうかを判断する(S85)。
排紙センサ46がオンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S86)、タイムオーバーならば、排紙未達ジャムとする(S87)。排紙センサ46がオンならば、反転モータ62を正転させる(S88)。
次に、レジストセンサ36がオフかどうか判断し(S89)、オフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S90)、タイムオーバーならば、レジスト滞留ジャムとする(S91)。
レジストセンサ36がオフならば、後端カウントをスタートし(S92)、カウント値が表面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S93)。等しいならば、裏面DFゲートオフを送信する(S94)。
図12に移って、両面モードかどうかを判断する(S95)。両面モードならば、カウント値が裏面所定パルスに等しいかどうかを判断する(S96)。等しいならば、表面DFゲートオフを送信し(S97)、排紙センサ46がオフかどうかを判断する(S98)。
排紙センサ46がオフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S99)、タイムオーバーならば、排紙滞留ジャムとする(S100)。排紙センサ46がオフならば、次に、反転カウントをスタートし、読み取りモータ61を停止する(S101)。
カウント値が所定パルスに等しいかどうかを判断する(S102)。等しいならば、反転切り換えソレノイド63をオフし、反転モータ62を逆転する(S103)。
図13に移って、読み取りモータ61を正転させ(S104)、反転センサ54がオンかどうか判断し(S105)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S106)、タイムオーバーならば、反転未達ジャムとする(S107)。
次に、レジストセンサ36がオンかどうか判断し(S108)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S109)、タイムオーバーならば、反転レジスト未達ジャムとする(S110)。
続いて、排紙センサ46がオンかどうか判断し(S111)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S112)、タイムオーバーならば、排紙未達ジャムとする(S113)。
次にまた、レジストセンサ36がオフかどうか判断し(S114)、オフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S115)、タイムオーバーならば、レジスト滞留ジャムとする(S116)。
図14に移って、排紙センサ46がオフかどうか判断し(S117)、オフでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S118)、タイムオーバーならば、排紙滞留ジャムとする(S119)。排紙センサ46がオフならば、排紙完了を送信する(S120)。
図15は次原稿先出し動作を説明するフローチャートである。図16は図15のJに続く動作を説明するフローチャートである。図1乃至図3、図15及び図16を参照して、読み取り中かどうか判断する(S121)。読み取り中ならば、突き当てセンサ29がオフかどうか判断する(S122)。
先行原稿の2回目の読み取り位置通過後に次原稿が1回目の読み取り位置通過を行うように給紙する。単独搬送の場合には、先行原稿の3回目の読み取り位置通過後、次原稿が1回目の読み取り位置通過を行うように給紙を開始する。
原稿画像読み取り中の読み取り搬送ローラ39は本体制御部64から指示された読み取り倍率に応じた速度で駆動部(読み取りモータ)61によって駆動されるため、次原稿の搬送速度は読み取り搬送ローラ39の速度と同速で読み取り搬送ローラ39と加圧ローラ35のニップに送り込まれなくてはならない。
そこで、読み取り中の原稿後端が突き当てセンサ29を抜けると紙間を制御するためのパルスカウントをスタートさせて読み取り中の原稿後端の進行具合を監視しながら次原稿の先出し搬送を開始し、駆動部(呼び出しモータ)59を正転させる(S123)。
ピックアップローラ20が呼び出し位置かどうか判断し(S124)、呼び出し位置ならば、呼び出しモータ59を停止する(S125)。ピックアップローラ20を次原稿上面に圧接させ、次いで駆動部(給紙モータ)60を正転駆動して(S126)、停止しているプルアウトローラ30に突き当たるまで搬送する。
突き当てセンサ29がオンかどうか判断し(S127)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S128)、タイムオーバーならば、突き当て未達ジャムと判断する(S129)。オンならば、突き当て量カウントを開始する(S130)。呼び出しモータ59をCCW回転する(S131)。
ピックアップローラ30が退避位置かどうか判断し(S132)、退避位置ならば、呼び出しモータ59を停止する(S133)。原稿は突き当てセンサ29の検知から所定量定められた距離送られ、カウント値が所定パルスに等しいかどうか判断する(S134)。等しいならば、図16に移って、給紙モータ60を停止する(S135)。
次に、図16において、紙間パルスカウントが所定パルスに等しいかどうか判断する(S136)。等しいならば、給紙モータ速度を先出し速度に設定する(S137)。給紙モータ60のCCWC回転(逆転)を開始する(S138)。次いで、先端検知センサ34がオンかどうか判断する(S139)。
ここで、読み取り中の原稿後端位置を前記紙間パルスカウント値から算出し、プルアウトローラ30から所定の紙間分進んだところで駆動部(給紙モータ)60を逆転駆動させ、プルアウトローラ30は1枚目と同様に高速で駆動される。
先端検知センサ34がオンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S140)、タイムオーバーならば、先端検知未達ジャムと判断する(S141)。
オンならば、先端検知センサ34の検知により給紙モータ速度を読み取り速度(読み取り搬送ローラ39の速度)と同速化する、または読み取り速度まで減速させる(S142)。
原稿後端が前記先端検知センサ部を通過するまでの駆動部(読み取りモータ)61の制御パルス(より具体的には駆動部61がステッピングモータやブラシレスモータで構成される場合にはモータ駆動パルス、駆動部61がエンコーダ付きブラシモータで構成される場合にはエンコーダパルス)をカウントする。
この動作を連続する原稿の紙間で行うことにより、原稿突き当て動作で停止した時間を取り戻し所定の原稿間隔を維持することが可能となる。
図16において、図6におけると同様に、レジストセンサ36がオンかどうか判断し(S143)、オンでないならば、ジャム検知タイムオーバーかどうか判断し(S144)、タイムオーバーならば、レジスト未達ジャムとする(S145)。
レジストセンサ36がオンならば、レジスト停止パルスのカウントをスタートし(S146)、カウント値が所定パルスに等しいかどうか判断し(S147)、等しいならば、給紙モータ60及び読み取りモータ61を停止し(S148)、レジスト停止を送信する(S149)。
上述したように、表面及び裏面の原稿読み取り領域終了のタイミングは原稿後端をレジストセンサで検知した時点からのパルスカウントによって制御する。
その後原稿は、排紙駆動ローラ47と排紙加圧ローラ48で構成される排紙ローラ対47、48によりスタック部9に排出される。排紙スタッカ56は下流側が高く構成され、排出原稿の飛び出し防止と、スタック原稿の揃え精度向上に寄与している。
複数枚原稿の連続読み取り時には、原稿排出完了タイミングよりも次原稿先出し(図15及び図16参照)によるレジスト停止動作によって読み取りモータ61の駆動が停止するため、読み取り完了した原稿の排出動作は次原稿の読み取り開始による読み取りモータ61の駆動再開によって、原稿後端が排紙センサ46を抜けた時点で本体制御部64に排紙完了信号を送信して完了することになる。
また、プルアウトローラ31を過ぎた原稿先端は、サイズ検知センサ32により搬送方向と直交する方向の巾が検知される。この巾信号と、原稿長さ検知センサ12、または14によって得られた長さ信号との組み合わせによって、正確な原稿サイズが確定されると本体制御部64に対して原稿サイズ信号がコントローラ部58よりI/F部65を介して送信される。
その後原稿は、読み取り搬送ローラ39と加圧ローラ35とのニップに送られ、レジストセンサ36の検知から所定パルス搬送した位置で停止し、レジスト停止信号を本体制御部64に送信して、本体制御部64からの読み取りスタート信号(転写紙との同期或いは画像メモリへの蓄積の準備が完了した時点で送信される信号)の入力を待つ。
また、小サイズ原稿のスタック時は、反転部8の反転切り換え爪50を駆動源(反転切り換えソレノイド)63により破線で示す状態に切り換えて、反転経路 55に原稿を搬送し、反転排紙駆動ローラ51と反転排紙従動ローラ52で構成される反転搬送ローラ対51、52から原稿スタッカ56上の1部として構成された小サイズ専用スタッカ57上に排出される。
このことによって、小サイズ原稿の排出後の視認性が良くなる。また、原稿セットテーブル10は回転支点15を中心に上方に回転待避できるように構成され、スタック原稿の取り出し性を高めている。
また、原稿排出時、反転切り換え爪50の動作と排出原稿後端との同期を取り、原稿が排出された直後に、反転切り換え爪50を駆動源63により破線方向に回動させ、排出原稿の後端をたたき、排出原稿後端残りを防止する制御が行われている。以上が同一サイズ原稿束での片面または、両面原稿における処理のあらましである、次にサイズ混載時の片面、両面原稿の処理について説明する。
サイズ混載時には、原稿長さが混在しているため、原稿セットテーブル10上の原稿長さ検知センサ12、14では判別が不可能なため、原稿を1枚に分離した後、原稿後端が用紙束13から離れ、完全に独立した状態になった時点で初めてサイズを確定することができる。
そのため、読み取り前に原稿サイズを確定したい場合は、原稿経路構成を、分離後の最初の原稿後端検知位置から、読み取り前のレジストセンサ36位置までの間を、最大原稿長さの1/2以上の長さに設定する必要がある。
これを満足させると、原稿セット位置を、読み取り位置から大きく離す必要があり、原稿セットテーブル10と搬送経路55を含む部分が大きくなり装置全体が巾広なものとなってしまう欠点がある。そのため装置を小さく作るには、混載時の原稿長さ検知に工夫が必要となる。
この対応策として、サイズ混載時、原稿サイズを読み取りスタート前に確定できない場合、最初の搬送では読み取りを全く行わず、サイズの読み込みだけのために通紙し、反転部を介した2回目の読み取り通過時に表面と裏面を同時に読み取るという方式が取られている(フロー図9、10、13、14参照)。
この場合、1回目のレジスト停止までの搬送動作は同一サイズの原稿束時と同じであるが、本体制御部64から送信される読み取りスタート信号受信後の動作(とくに排出部7、以後の処理)が異なる。
読み取り部を通過して排紙されるとき、原稿先端が排紙ローラ対47、48より顔を出す以前に、反転切り換え爪50が駆動源63により破線方向に移動し(フロー図9)、原稿を反転経路55側に送り込む。
その後原稿は駆動源(反転モータ)62により駆動される反転排紙ローラ対51、52により、原稿後端が排紙ローラ対47、48を通過するまで送られる。この制御は排紙センサ46からのパルスカウントにより行われる(フローS66)。
原稿停止後反転切り換え爪50が駆動源63により実線方向に移動し原稿後端を反転搬送ローラ51、52のニップ方向に向ける。その後、反転排紙駆動ローラ51が反時計方向に逆転動作し、停止している排紙駆動ローラ47と反転上ローラ53で構成される反転ローラ対47、53のニップ部に原稿端(初期状態から見ると後端になる)を突き当て、先端スキュー整合動作がなされ(フローS67)、しかる後反転ローラ対47、53が駆動源61によって送りを開始し再度ターン部4を経て第1読み取り搬送部5、及び第2読み取り搬送部6に送られ、表裏の読み取りが行われる(フローS77、78)。
このとき、原稿は裏と表が反転した状態にあるため、読み取り順序は裏が先で、表が後の読み取りとなるため、まず裏面ゲートオン信号が送信され(フローS80)、ついで表面ゲート信号オン信号が送信される(フローS84)。この信号を基に画像処理装置側での頁順の入れ替え処理が行われる。
これで読み取り動作は完了したわけであるが、このまま排出すると頁順が狂うため、もう一度反転動作を繰り返してから排出される。なお、前記サイズ読み取りだけのための搬送と頁合わせだけのための搬送は、画像の読み取りを伴わない搬送動作のため装置の持つ最速搬送速度で送るように構成され、ロス時間の低減が図られている(フローS56及びS104)。
次に、第2読み取り搬送部6を持たない構成に関しての説明を行う。図1には両面の原稿対応として密着イメージセンサ44を有した構成を記載しているが、この読み取り装置は高価であり、この装置がない構成にても反転機構を利用して両面原稿処理が可能である。実際の商品としても、このタイプが多くなると考えられる。
前出の第1読み取り搬送部5での読み取り動作によって表面の読み取りが完了した原稿は、反転部8を経て再度第1読み取り搬送部5に搬送され、裏面の読み取りが行われ、その後、頁合わせの反転排出を経て原稿スタッカ(排紙スタッカ)56上に排出される。
このように第2読み取り搬送部6を持たない構成の装置では、両面原稿から両面コピーを作る場合の生産性低下が発生する。この対応策として、複数枚の原稿をユニット内に送り込み、画像読み取りと、原稿反転排出を交互に組み合わせ、紙間ロスを低減する方法が採られている。
まず、1枚目の原稿を送り込み、第1読み取り搬送部5にて1頁の画像読み取りを実行し、これを反転部8に送り込み反転ローラ対47、53への突き当て整合を経て再度、第1読み取り搬送部5に送り込み2頁目の読み取りを実行する。
排紙時の頁順を揃えるために反転部に送り込む、これに前後して2枚目の原稿を送り込み、第1読み取り搬送部5にて3頁目の読み取りを実行する。これに引き続き1枚目の原稿の反転排出を実行する。さらに、これに引き続き2枚目の原稿の4頁目の読み取りを実行する。
その後2枚目の原稿を反転部に送り込み、これに前後して3枚目の原稿を送り込み、5頁目の読み取りを実行する。これに引き続き2枚目の原稿の反転排出を行う。このように、表面の読み取りと、裏面の読み取りの間にすでに読み取りを完了した原稿の反転排出動作を挟んで処理を行うことによって、読み取りを行わない反転排出動作の紙間ロス時間を最小限にとどめることが可能となる。
なお、この処理が可能となるのは、反転搬送ローラ対51、52からレジストセンサ36の間に収まる長さのサイズの原稿に限られる。
図17はゴミ検知の動作を説明するフローチャートである。図18はゴミ有り判定の場合のゴミ検知動作を説明するフローチャートである。図19はコンタクトガラスと原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させる移動機構を示す概略図である。図20は図19の移動機構を示す左側面から見た概略図である。図21は図19の移動機構を示す概略分解斜視図である。
移動機構の構成は、図19に示すように、ラック84とピニオン80を用いて、一体化されたコンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を矢印で示す副走査方向に往復移動させる。コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85の移動動作は本体制御部64(図2参照)の制御を用いて、図示してないモータで、ピニオン80を回転させる。
コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85は一体的に進退する。コンタクトガラス43の移動経路であって、読み取り位置と干渉しない場所にワイピング手段を配置することにより、コンタクトガラス上面に付着した異物を除去できるように構成する。
副走査方向に所定の間隔をおいて固定された2つのセンサ81、82による検知範囲内をラック84が進退するように構成されている。
ゴミ検知手段によって「ゴミ有り」と判定された場合にコンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85とを移動させるが、その距離はたとえば1mmとする。第1のセンサ81の部分をラック84が通過したときにこれを契機として図示してないモータの回転方向を変え、ピニオン80が回転する方向を逆にして、図19に関連して、右方向にコンタクトガラス43を移動させる。
第2のセンサ82からラック84が離れたとき、ピニオン80の回転方向を逆転させ、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を、図19に関連して、左方向に移動させる。なお、原稿を画像読み取り装置にセットしたときにゴミ検知を開始しているが、本体起動時に行っても良い。
図17において、コンタクトガラス43(読み取りガラス)(図1参照)上にゴミが付着し、読み取りライン上にゴミが有ると、黒スジ画像になってしまう。
そこで、原稿を画像読み取り装置にセットしたときに(S150)、可動なコンタクトガラス43の移動が1往復したかどうかを判断し(S151)、1往復したならば、操作パネル(図示せず)にコンタクトガラス43の汚れの有無を表示する(S152)。
1往復してないならば、読み取りライン上のゴミの有無を読み取り光学系のプレスキャン、その他の任意の手法により検出、判定し(特開10−56542参照)(S153)、「ゴミ有り」と判断した場合、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85(後述)を副走査方向に移動させる(S154)。移動した位置で再度、ゴミ検知を行い(S153)、「ゴミ無し」と判断したとき、画像読み取りを開始する(S155)。
しかし、再び、「ゴミ有り」と判断した場合、副走査方向に再度、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を移動し(例えば、1mm)、ゴミ検知を行い、「ゴミ無し」と判定した場合、画像読み取りを開始する。
「ゴミ有り」と判断した場合は、副走査方向に移動(たとえば1mm)を行い、「ゴミ無し」が検知されるまで、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材305の移動を続ける(S154)。
可動のコンタクトガラス43は往復運動するものとし、1往復しても(S151)、「ゴミ有り」の検知が出続けてしまった場合、コンタクトガラス43の移動とゴミ検知を止め、操作パネル上にコンタクトガラス43が汚れていることを表示し(S152)、オペレータにコンタクトガラス43の清掃を促す。
そしてゴミの清掃後、コンタクトガラス43上のゴミの検知を行い(S153)、「ゴミ無し」と判断したとき、画像読み取りを開始し、「ゴミ有り」の検知が出てしまった場合、再度、操作パネル上にコンタクトガラス43が汚れていることを表示する(S152)。
連続して原稿搬送している途中にゴミが読み取りライン上に来ても、原稿が画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上にゴミが在るかどうか、ゴミ検知を行う。
ゴミが在った場合、副走査方向にコンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を移動して、読み取りライン上にゴミが無い状態にしてから画像を読み取るので良質な画像品質を得ることが可能となる。コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を動かすだけなので、ADFのレジスト補正を行う必要はない。
次の原稿の先端がレジストセンサ36を通過して(S156)、次の原稿の先端が読み取り位置手前に来る時間を設定し、かつこれの時間を経過したかどうか判断し(S157)、1枚目の原稿が読み取り部で画像読み取りを行った後、次の原稿の先端が読み取り位置手前に来るまでにゴミ検知を行う(S159)。
「ゴミ無し」の判定の場合は、そのまま、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を動かさず、画像読み取りを行う(S161)。「ゴミ有り」の判定の場合は副走査方向にコンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を移動させてからゴミ検知を行う。「ゴミ無し」と判定したら、画像読み取り行う。
「ゴミ有り」と判断した場合は、副走査方向にコンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85の移動を行い(S160)、「ゴミ無し」の判定が出るまで、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85の移動を続ける(S160)。しかし、次の原稿が読み取り位置まで来るのに時間があるので、その時間内に「ゴミ無し」の判定を得られなかった場合は読み取りを行わず(S157)、最後まで原稿を搬送しきってしまう。
そして、操作パネル上にコンタクトガラス43が汚れていることを表示し(S158)、オペレータにコンタクトガラス43の清掃を促す。また、画像読み取りが行われなかった原稿があることを、操作パネル上に表示し、オペレータに伝える。
コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85を1往復しても、読み取り位置にゴミが無い所を見つけることができなかった場合、コンタクトガラス43と原稿掬い上げ部材85の移動とゴミ検知を止める。操作パネル(図示せず)上にコンタクトガラス43が汚れていることを表示し、オペレータにコンタクトガラス43の清掃を促すので、異常画像を無くすことができる。
ADFの基本的な構成を示す断面図である。 図1のADFの制御ブロック図である。 図2の第2読み取り部の回路構成を示すブロック図である。 原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。 図4のAに続く原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。 図5のBに続く原稿給紙動作の実行を説明するフローチャートである。 読み取りスタート信号の入力による原稿読み取り動作を説明するフローチャートである。 図7のCに続く動作を説明するフローチャートである。 図7のDに続く動作を説明するフローチャートである。 図9のEに続く動作を説明するフローチャートである。 図10のFに続く動作を説明するフローチャートである。 図11のGに続く動作を説明するフローチャートである。 図12のHに続く動作を説明するフローチャートである。 図13のIに続く動作を説明するフローチャートである。 次原稿先出し動作を説明するフローチャートである。 図15のJに続く動作を説明するフローチャートである。 ゴミ検知の動作を説明するフローチャートである。 ゴミ有りの判定の場合のゴミ検知の動作を説明するフローチャートである。 コンタクトガラスと原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させる移動機構を示す概略図である。 図19の移動機構を示す左側面から見た概略図である。 図19の移動機構を示す概略分解斜視図である。
符号の説明
5 読み取り部(第1読み取り部)
43 コンタクトガラス(読み取りガラス)
80 移動手段(ピニオン)
81 第1のセンサ
82 第2のセンサ
84 移動手段(ラック)
85 原稿掬い上げ部材

Claims (5)

  1. 読み取り部を固定して原稿を搬送しながら、コンタクトガラス上の読み取り位置で画像読み取りを行う画像読み取り装置において、原稿をセットした状態で読み取りライン上でのゴミ検知により、ゴミを検知した場合、前記コンタクトガラスと原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させてゴミを除去するように制御する制御部を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記制御部は、連続原稿搬送中に、先の原稿の画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間に読み取りライン上でゴミ検知を行い、ゴミがあった場合、前記コンタクトガラスと前記原稿掬い上げ部材を副走査方向に移動させてゴミを除去することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記制御部は、前記コンタクトガラスが1往復しても、読み取り位置にゴミが無い箇所を検知できない場合、前記コンタクトガラスの移動とゴミ検知を止め、かつ前記コンタクトガラスの清掃を促す表示を操作パネル上で行なうことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 前記制御部は、連続原稿搬送中に、先の原稿の画像読み取り終了後、次の原稿が読み取り位置に来るまでの時間内に、ゴミ無しの判定を得られなかった場合には読み取りを行わず、最後まで原稿を搬送し、かつ前記コンタクトガラスの清掃を促す表示を操作パネル上で行なうことを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像読み取り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010268043A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置および読取制御方法

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