JP2009151915A - 電界記録再生ヘッド、それを採用した電界記録再生装置及び電界記録再生ヘッドの製造方法 - Google Patents

電界記録再生ヘッド、それを採用した電界記録再生装置及び電界記録再生ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電界記録再生ヘッド、それを採用した電界記録再生装置及び電界記録再生ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】電界効果によって強誘電性記録媒体に情報を記録/再生する電界記録再生ヘッドであって、空気軸受パターンが形成された第1面及び第1面と交差した第2面を備える本体と、本体の第2面の第1面から離隔されて位置し、強誘電性記録媒体の情報を読み込むセンシング部と、センシング部上に設けられ、その一端部が第1面まで延びて強誘電性記録媒体の電場をセンシング部に案内するフローティングゲートと、を備える電界記録再生ヘッドである。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録再生ヘッド、それを採用した記録再生装置及び記録再生ヘッドの製造方法に係り、特に、電界効果によって情報を記録及び/または再生する電界記録/再生ヘッド、それを採用した電界記録再生装置及び電界記録再生ヘッドの製造方法に関する。
コンピュータの主保存装置として主に使われるHDD(Hard Disk Drive)は、記録媒体を回転させつつ、磁気記録再生ヘッドを利用して情報を記録再生する装置である。すなわち、磁場を利用して磁性記録媒体に第1方向及びその逆方向(以下、第2方向という)に磁化した複数の磁気ドメインを作り、第1方向に磁化した磁気ドメインをデータ‘0’に、第2方向に磁化した磁気ドメインをデータ‘1’に対応させる。
このような磁気記録方式が使われるHDDの記録密度は、最近数十年間急増して、水平磁気記録方式のHDDの場合、100Gb/inほどの記録密度が得られ、垂直磁気記録方式のHDDの場合、最大500Gb/inほどの記録密度が得られると予想される。しかし、磁気記録再生ヘッドとしては、強い局所磁場を生成し難いため、記録密度の向上に限界がある。
最近、磁場でなく電場によってデータが記録される強誘電性記録媒体及びその記録再生のための電場センサーについての研究がなされている。電界記録方式は、電場を利用して強誘電体の表面に第1方向及びその逆方向(以下、第2方向という)に分極された電気ドメインを形成し、第1、第2方向に分極された電気ドメインをデータ‘0’及び‘1’にそれぞれ対応させる方式である。電気ドメインの分極方向によってその上に位置する電場センサーの抵抗が変わるので、ヘッドのソース電極とドレイン電極との間に流れる電流量が変わる。この電流量の変化を検出することによって、電気ドメインに使われた情報を判別しうる。電界記録再生方式によれば、1Tb/in以上の高い記録密度が得られる。
本発明が解決しようとする課題は、電界効果によって強誘電性記録媒体に情報を記録及び/または再生できる電界記録再生ヘッド、その製造方法、及びこれを採用した電界記録再生装置を提供することである。
本発明による電界記録再生ヘッドは、電界効果によって強誘電性記録媒体に情報を記録/再生する電界記録再生ヘッドであって、空気軸受パターンが形成された第1面及び前記第1面と交差した第2面を備える本体と、前記本体の第2面の前記第1面から離隔されて位置して前記強誘電性記録媒体の情報を読み込むセンシング部と、前記センシング部上に設けられ、その一端部が前記第1面まで延びて前記強誘電性記録媒体の電場を前記センシング部に案内するフローティングゲートと、を備える。
本発明による電界記録再生ヘッドは、電界効果によって強誘電性記録媒体に情報を記録/再生する電界記録再生ヘッドであって、空気軸受パターンが形成された第1面及び前記第1面と交差した第2面を備える本体と、前記本体の第2面に位置して前記強誘電性記録媒体の情報を読み込むものであって、高濃度不純物領域であるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とドレイン領域との間に位置する低濃度不純物領域である抵抗領域を備えるセンシング部と、前記センシング部と前記第1面との間に設けられるバッファ部と、前記抵抗領域上に設けられ、その一端部が前記バッファ部を越えて前記第1面まで延びて前記強誘電性記録媒体の電場を前記抵抗領域に案内するフローティングゲートと、を備える。
一実施形態であって、前記電界記録再生ヘッドは、絶縁層を介して前記フローティングゲート上に位置する書き込み電極をさらに備える。
本発明による電界記録再生装置は、強誘電性記録媒体と、前記記録媒体上で浮遊して電界効果によって前記記録媒体に情報を記録/再生する前記電界記録再生ヘッドと、を備える。
本発明によれば、記録再生ヘッドは、相互交差した第1面及び第2面を備える半導体本体と、前記第2面に位置し、前記第1面から離隔されたセンシング部と、前記センシング部と電気的に接触しているものであって、その一端部が前記第1面に延びたフローティングゲートと、を備える。
一実施形態であって、前記第1、第2面は、相互垂直であり、前記第1面は、記録媒体の記録面と対向する。
本発明の電界記録再生ヘッドの製造方法は、半導体基板上の仮想の切断面から離隔された位置に、高濃度不純物領域であるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に位置される低濃度不純物領域である抵抗領域とを備えるセンシング部を形成する工程と、前記抵抗領域上に導電物質を積層してその一端部が前記仮想の切断面に向けて延びたフローティングゲートを形成する工程と、前記仮想の切断面に沿って前記半導体基板を切断する工程と、前記半導体基板の切断面を前記フローティングゲートが露出されるように研磨する工程と、前記研磨面に空気軸受パターンを形成する工程と、を含む。
以下、添付された図面を参照して、本発明による電界記録再生ヘッド、これを採用した電界記録再生装置、及び電界記録再生ヘッドの製造方法の実施形態を説明する。添付された図面に示された層や領域の幅及び厚さは、明細書の明確性のために誇張されて示された。そして、添付された図面で、同じ参照符号は、同じ構成要素を表す。
図1は、本発明による電界記録再生装置の一実施形態の構成図である。本実施形態の電界記録再生装置は、回転されるディスクタイプの記録媒体500を備えるHDDタイプの保存装置である。記録媒体500は、強誘電性記録媒体である。図面に示されていないが、記録媒体500は、基板上に下部電極、強誘電体層が順次に形成された形態である。基板は、Si、ガラスで形成される。下部電極は、半導体メモリ素子に使われる電極物質を使用し、Pt、Al、Au、Ag、Cuなどの金属またはSrRuO、(La,Sr)CoOなどの金属酸化物で形成される。下部電極は、接地される。強誘電体層は、PZT(PbZrTi1−x)、PbTiO、PbZrO、SrBiTa(SBT)、KNbO、LiTaO、LiNbOなどの強誘電物質で形成しうる。強誘電体層上には、保護層がさらに設けられる。保護層は、DLC(Diamond Like Carbon)と通常的なハードディスクの表面に使用する潤滑剤とを共に使用して形成されてもよく、DLC及び潤滑剤のうち何れか一つで形成されてもよい。
スイングアーム300の端部に設けられたサスペンションアーム200には、電界記録再生ヘッド100が装着される。スイングアーム300は、ボイスコイルモータ400によって回動される。それにより、記録媒体500が回転されれば、電界記録再生ヘッド100は、空気軸受効果によって記録媒体500の表面から浮き上がる。図1に示された本発明の情報記録再生装置の駆動システムは、従来のHDDの駆動システムと同じである。但し、本発明の情報記録再生装置では、従来のHDDにおける磁性記録媒体が強誘電性記録媒体に代替され、それと共に、磁気記録再生ヘッドが電界記録再生ヘッドに代替される。
図2は、本発明による電界記録再生ヘッドの一実施形態の斜視図である。図3は、図2のA−A’による断面図であり、図4は、図2のB−B’による断面図である。図5は、図2で第2面12に沿って切断した図面である。図2ないし図5を参照すれば、本体10は、第1面11と第2面12とを備える。第1面11は、空気軸受パターン20が形成される面であって、記録媒体500の記録面501と対向する面である。空気軸受パターン20は、記録媒体500の表面から電界記録再生ヘッド100が浮き上がるように空気の流れを誘導するパターンである。空気軸受パターンは、磁気記録再生方式を採用したハードディスクドライブに適用された公知の技術であるので、それ以上の詳細な説明は省略する。第2面12は、第1面11と交差される面であって、望ましくは、第1面11と直交するが、これにより、本発明の範囲が限定されるものではない。
センシング部30は、抵抗領域R、ソース領域S、ドレイン領域Dを備える。ソース領域Sとドレイン領域Dとは、高濃度不純物領域である。抵抗領域Rは、ソース領域Sとドレイン領域Dとの間に位置し、低濃度不純物領域である。例えば、半導体基板10がp型半導体基板である場合に、抵抗領域Rは、n型不純物領域であり、ソース及びドレイン領域S,Dは、n型不純物領域である。逆に、半導体基板10がn型半導体基板である場合には、抵抗領域Rは、p型不純物領域であり、ソース及びドレイン領域S,Dは、p型不純物領域である。n型不純物としては、例えば、リン(P)、砒素(As)が使われ、p型不純物としては、ホウ素(B)が使われる。
抵抗領域Rは、その半導体的性質によって、ソース領域Sとドレイン領域Dとに流れる電流量を制御するゲートとして作用される。抵抗領域Rに作用される電場の極性によって、抵抗領域R内には、電子の蓄積または空乏が発生する。これにより、抵抗領域Rの抵抗は、減少するか、または増加する。
センシング部30は、本体10の第2面12に位置する。センシング部30、厳密には、抵抗領域Rは、本体10の第1面11から所定距離離隔されて位置する。抵抗領域Rの先端部31と第1面11との間の領域が、後述する研磨工程による抵抗領域Rの損傷を防止するためのバッファ部BFとなる。
本体10の全部または一部は、半導体基板でありうる。本体10の一部が半導体基板である場合に、本体10の少なくともセンシング部30が形成される部分は、半導体基板でなければならない。半導体基板としては、例えば、シリコン単結晶半導体基板が使われる。以下で、本体10の全体が半導体基板である場合について説明する。
電界記録再生ヘッド100は、フローティングゲート40をさらに備える。フローティングゲート40は、導電体である。本実施形態の電界記録再生ヘッド100によれば、センシング部30が本体10の第1面11から離隔されて位置している。そのため、強誘電性記録媒体500の電気ドメインによる電場が抵抗領域Rにまで及ばない可能性もある。また、及ぶとしても、その強度が低くて、抵抗領域Rがソース領域Sとドレイン領域Dとに流れる電流量を制御するゲートとしての作用に不十分でありうる。これにより、本発明による電界記録再生ヘッド100は、強誘電性記録媒体500の電気ドメインによって発生する電場をセンシング部30、厳密には、抵抗領域Rに案内するためのフローティングゲート40をさらに備える。フローティングゲート40は、抵抗領域Rと電気的に接続される。また、フローティングゲート40の一端部41は、本体10の第1面11にまで延びる。
抵抗領域Rがn領域である場合、フローティングゲート40と対向する記録媒体500の電気ドメインが第1分極方向に分極されて、その表面電荷が負(−)であれば、抵抗領域Rの電子密度が低下して抵抗領域Rの抵抗値は大きくなる。それにより、抵抗領域Rを横切って流れる電流量は減少する。逆に、抵抗領域Rと対向する記録媒体500の電気ドメインが第2分極方向に分極されて、その表面電荷が正(+)であれば、抵抗領域Rの電子密度が上昇して抵抗領域Rの抵抗値は小さくなる。それにより、抵抗領域Rを横切って流れる電流量は増加する。このような電流量の変化に基づいて、記録媒体500の表面に記録された情報を読み取れる。抵抗領域Rがp領域である場合には、前記のものと反対に動作されるということが当業者ならば分かる。
フローティングゲート40上には、書き込み電極60が設けられる。フローティングゲート40と書き込み電極60との間には、絶縁層50が介在される。書き込み電極60は、強誘電性記録媒体500の電気ドメインに電気的分極を誘発させて情報を記録するための電極である。書き込み電極60を通じて、その絶対値が記録媒体500に分極を誘発する臨界電圧の絶対値より大きい電圧が記録媒体500に印加される。これにより、記録媒体500の電気ドメインを第1分極方向または第2分極方向に分極させることによって、記録媒体500に情報を記録しうる。
電極パッド71,72は、絶縁層50を貫通してソース領域S及びドレイン領域Dとそれぞれ電気的に接続される。
抵抗領域Rは、電流量を制御するためのゲートとして機能するため、そのサイズ、特に、幅W(図4)が非常に重要である。空気軸受パターン20を形成する工程は、本体10の第1面11を研磨する工程を伴う。本発明による電界記録再生ヘッド100によれば、センシング部30、厳密には、抵抗領域Rが第1面11から離隔されて位置しているため、研磨工程によって抵抗領域Rが研磨されることが発生しない。したがって、抵抗領域Rの幅Wは、空気軸受パターン20を形成する工程によって影響を受けないので、正確な幅Wを有する抵抗領域Rを形成しうる。
以下で、電界記録再生ヘッド100の製造方法の一例を説明する。
図6Aに示したような基板700を準備する。本実施形態では、基板700として、例えば、シリコンをベース物質とするp型半導体基板を採用した場合について説明する。図6Aで、横線701と縦線702とによって四角形に区画された領域のそれぞれに電界記録再生ヘッド100が設けられる。横線701と縦線702とは、電界記録再生ヘッド100が設けられる領域を表示するための仮想の線である。次いで、図6Bに示したように、基板700を横線701に沿って切断し、切断面703を研磨する。次いで、研磨面に空気軸受パターン20を形成する。次いで、縦線702に沿って再び切断することによって、図2に示したような電界記録再生ヘッド100が製造される。
横線701と縦線702とによって四角形に区画された領域のそれぞれに電界記録再生ヘッド100が設けられる過程の一例を、図7Aないし図7Hを参照しつつ詳細に説明する。図7Aないし図7Gは、平面図とX−X’断面図とを共に示す。
図7Aに示したように、基板700の上面704に、仮想の切断面703から離隔された位置に第1領域710を画定する第1マスクPR1をパターニングする。ここで、‘仮想の切断面703’で表現した理由は、切断工程(図6Bを参照)が行われていない状態であるためである。このとき、仮想の切断面703と第1領域710との距離Cは、切断工程(図6Bを参照)後に切断面703を研磨する過程で、第1領域710が研磨されないほどに設定される。これにより、第1領域710では、基板700の上面704が露出され、第1領域710を除外した基板700の上面704の残りの領域は、第1マスクPR1によって覆われる。この工程は、例えば、フォトレジストを利用した通常のリソグラフィ法によって行われる。
次いで、図7Bに示したように、第1マスクPR1をイオン注入マスクとして利用して第1領域710に該当する基板700の上面704に不純物を低濃度に注入する。ここで、基板700がp型半導体基板であるので、不純物は、n型不純物である。そして、第1マスクPR1を除去する。この工程によって、第1領域710は、低濃度不純物領域となる。
次いで、図7Cに示したように、基板700の上面704に第2マスクPR2をパターニングする。第2マスクPR2は、第1領域710の少なくとも一部と、第1領域710と仮想の切断面703との間を覆う形態にパターニングされる。
次いで、図7Dに示したように、第2マスクPR2をイオン注入マスクとして利用して、第2マスクPR2によって覆われていない基板700の上面704に不純物を高濃度に注入する。そして、第2マスクPR2を除去する。それにより、基板700の上面704の仮想の切断面703から離隔された位置に抵抗領域R、ソース領域S、及びドレイン領域Dを備えるセンシング部30が形成される。
次いで、抵抗領域R上にフローティングゲート40を形成する工程が行われる。センシング部30が形成された基板700の上面704に抵抗領域Rの上を露出させるマスク(図示せず)を形成し、露出された抵抗領域R上に金属またはその化合物などの導電物質を蒸着することにより、図7Eに示したように、フローティングゲート40を形成しうる。
次いで、図7Fに示したように、フローティングゲート40及び基板700の上面704の全体に絶縁層50を積層し、その最上面を平坦化する。
次いで、絶縁層50上に書き込み電極60を形成する工程が行われる。絶縁層50上に書き込み電極60が形成される領域を定義するマスク(図示せず)を形成し、露出された絶縁層50上に金属またはその化合物などの導電物質を蒸着することによって、図7Gに示したように書き込み電極60を形成しうる。
次いで、絶縁層50の一部を除去してソース領域Sとドレイン領域Dとを露出させ、露出された領域に金属またはその化合物などの導電物質を蒸着することによって、図7Hに示したように電極パッド71,72を形成しうる。
前記過程が行われた後に、図6Bに示したように、基板700を横線701に沿って切断する。切断面703を、例えば、化学機械的研磨(CMP:Chemical−Mechanical Polishing)工程を利用して研磨する。このとき、センシング部30は、切断面703から離隔されて位置しているので、研磨工程によってセンシング部30が研磨または損傷されない。抵抗領域Rは、図7A及び図7Bの工程によって形成された状態を維持し、抵抗領域の幅W(図4)も同じ状態に維持される。このように、抵抗領域Rの幅Wは、第1マスクPR1をパターニングする工程にのみ依存し、研磨工程には影響を受けない。第1マスクPR1をパターニングする工程は、通常のリソグラフィ工程によって行われるが、抵抗領域Rの幅Wは、この工程の解像度にのみ影響を受ける。したがって、電界記録再生ヘッド100のセンシング感度に影響を及ぼす抵抗領域Rの幅Wを非常に精密に制御しうる。
図8には、抵抗領域Rが本体10の第1面11に露出された形態のセンシング部30aを備える電界記録再生ヘッド100aが示されている。書き込み電極60と抵抗領域Rとの間には、図面に示されていないが、絶縁層が介在される。このような形態の電界記録再生ヘッド100aの場合には、半導体基板700を切断して電界記録再生ヘッド100aを分離した後に、切断面に空気軸受パターン20を形成せねばならない。この場合に、切断面をCMP工程によって研磨する工程が伴われる。しかしながら、抵抗領域Rが本体10の第1面11に露出されているため、研磨工程が行われる時に抵抗領域Rの先端31aも共に研磨される。この過程で、抵抗領域Rが損傷される。また、抵抗領域Rの幅が研磨程度によって変わる。しかし、前記のように、本発明による電界記録再生ヘッド100によれば、抵抗領域Rは、研磨工程に露出されていないため、損傷の危険がほとんどなく、抵抗領域Rの幅W(図4)も研磨工程に影響を受けず、精密に形成される。
研磨工程後に、研磨面に空気軸受パターン20を形成する。空気軸受パターン20は、当業界で周知であり、また、これらの工程は、公知のパターニング及びエッチング工程によって行われるので、ここで詳細な説明は省略する。
次いで、縦線702に沿って再び切断することによって、図2に示したような電界記録再生ヘッド100の製造が完了する。
前記説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものではなく、望ましい実施形態の例示として解釈されねばならない。そのため、本発明の範囲は、説明された実施形態によって決定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想によって決定されねばならない。
本発明は、HDDなどの情報記録関連の技術分野に適用可能である。
本発明による電界記録再生装置の一実施形態の構成図である。 本発明による電界記録再生ヘッドの一実施形態の斜視図である。 図2のA−A’による断面図である。 図2のB−B’による断面図である。 図2に示された電界記録再生ヘッドの一実施形態を第2面に沿って切断した形態を示す図面である。 半導体基板から複数の電界記録再生ヘッドを製造する過程を簡略に示す図面である。 半導体基板から複数の電界記録再生ヘッドを製造する過程を簡略に示す図面である。 半導体基板から複数の電界記録再生ヘッドを製造する過程を簡略に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 本発明による電界記録再生ヘッドの製造工程を詳細に示す図面である。 抵抗領域が第1面に露出された形態の電界記録再生ヘッドの一例を示す図面である。
符号の説明
10 本体
11 第1面
12 第2面
20 空気軸受パターン
40 フローティングゲート
50 絶縁層
60 書き込み電極
71,72 電極パッド
100 電界記録再生ヘッド

Claims (12)

  1. 電界効果によって強誘電性記録媒体に情報を記録/再生する電界記録再生ヘッドであって、
    空気軸受パターンが形成された第1面及び、前記第1面と交差した第2面を備える本体と、
    前記本体の第2面の前記第1面から離隔されて位置して、前記強誘電性記録媒体の情報を読み込むセンシング部と、
    前記センシング部上に設けられ、その一端部が前記第1面まで延びて前記強誘電性記録媒体の電場を前記センシング部に案内するフローティングゲートと、を備える電界記録再生ヘッド。
  2. 前記センシング部は、高濃度不純物領域のソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とドレイン領域との間に位置する低濃度不純物領域である抵抗領域と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電界記録再生ヘッド。
  3. 前記フローティングゲートは、前記抵抗領域と電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電界記録再生ヘッド。
  4. 電界効果によって、強誘電性記録媒体に情報を記録/再生する電界記録再生ヘッドであって、
    空気軸受パターンが形成された第1面及び、前記第1面と交差した第2面を備える本体と、
    前記本体の第2面に位置して前記強誘電性記録媒体の情報を読み込むものであって、高濃度不純物領域であるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域とドレイン領域との間に位置する低濃度不純物領域である抵抗領域とを備えるセンシング部と、
    前記センシング部と前記第1面との間に設けられるバッファ部と、
    前記抵抗領域上に設けられ、その一端部が前記バッファ部を越えて前記第1面まで延び、前記強誘電性記録媒体の電場を前記抵抗領域に案内するフローティングゲートと、を備える電界記録再生ヘッド。
  5. 絶縁層を介して前記フローティングゲート上に位置する書き込み電極をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の電界記録再生ヘッド。
  6. 強誘電性記録媒体と、
    前記記録媒体上で浮遊して、電界効果によって前記記録媒体に情報を記録/再生するものであって、前記請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の電界記録再生ヘッドと、を備える電界記録再生装置。
  7. 相互交差した第1面と第2面とを備える半導体本体と、
    前記第2面に位置し、前記第1面から離隔されたセンシング部と、
    前記センシング部と電気的に接触しているものであって、その一端部が前記第1面に延びたフローティングゲートと、を備える記録再生ヘッド。
  8. 前記第1、第2面は、相互垂直であり、前記第1面は、記録媒体の記録面に対向することを特徴とする請求項7に記載の記録再生ヘッド。
  9. 半導体基板上の仮想の切断面から離隔された位置に、高濃度不純物領域であるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に位置する低濃度不純物領域である抵抗領域とを備えるセンシング部を形成する工程と、
    前記抵抗領域上に導電物質を積層し、その一端部が前記仮想の切断面に向けて延びたフローティングゲートを形成する工程と、
    前記仮想の切断面に沿って前記半導体基板を切断する工程と、
    前記半導体基板の切断面を前記フローティングゲートが露出されるように研磨する工程と、
    前記研磨面に空気軸受パターンを形成する工程と、を含む電界記録再生ヘッドの製造方法。
  10. 前記センシング部を形成する工程は、
    前記半導体基板の上面に前記仮想の切断面から離隔された位置に第1領域を画定する第1マスクをパターニングする工程と、
    前記第1マスクをイオン注入マスクとして、前記第1領域に不純物を低濃度に注入して前記抵抗領域を形成する工程と、
    前記第1マスクを除去する工程と、
    前記半導体基板の上面に、前記第1領域の少なくとも一部と、前記第1領域と前記仮想の切断面との間の領域とを覆う第2マスクをパターニングする工程と、
    前記第2マスクをイオン注入マスクとして、前記第2マスクによって覆われていない前記半導体基板の上面に不純物を高濃度に注入して前記ソース領域と前記ドレイン領域とを形成する工程と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の電界記録再生ヘッドの製造方法。
  11. 前記フローティングゲートが形成された前記半導体基板の上面に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層上に導電物質を積層して書き込み電極を形成する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項9または10に記載の電界記録再生ヘッドの製造方法。
  12. 前記絶縁層の一部を除去し、前記ソース領域及びドレイン領域とそれぞれ電気的に接触する電極パッドを形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の電界記録再生ヘッドの製造方法。
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