JP2009135219A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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昌弘 茂庭
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Abstract

【課題】相変化メモリとロジック回路とを搭載するメモリ混載ロジックチップにおいて、相変化素子を最下層配線よりも下に配設した構成においても、コストの増大をもたらさず、動作電流の増大も防止した構成を提供する。
【解決手段】複数のコンタクトプラグCP0のうちMOSトランジスタQ1のドレイン層となる拡散層3に達するものは、その端部が層間絶縁膜IL1上に選択的に配設された薄膜絶縁膜19の下面に接している。この薄膜絶縁膜19上には、カルコゲナイド化合物系の相変化材料であるGSTで構成された相変化膜20が配設され、その上には上部電極21が配設されている。複数のコンタクトプラグCP0のうちソース層となる拡散層3に達するものは、その端部が層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトプラグCP1の端部にダイレクトに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に、相変化に起因する抵抗値の変化によって情報を不揮発的に記憶する相変化メモリに関する。
相変化メモリは、相変化材料で構成されるメモリセルに非晶質化を起こさせる電流(非晶質化電流)を通電することで抵抗加熱により相変化材料を融解させ、その後、冷却することで非晶質状態とし、また、相変化材料に結晶化を起こさせる電流(結晶化電流)を通電することで抵抗加熱により相変化材料をアニールして結晶状態とする。
この相変化材料の2つの状態によってメモリセルに2値情報を選択的に書き込むことができ、一旦、相変化した状態は、常温では変化することがないので、不揮発的に情報を保持することができる。
相変化メモリは、メモリ混載ロジックチップ、メモリ単独チップのいずれにも適用可能な不揮発性メモリであり、現行のNOR型フラッシュメモリ、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)メモリを後継するメモリとして戦略的な位置付けで開発が進められている。なお、MONOSはSONOS(Silicon Oxide Nitride Oxide Semiconductor)と呼ばれることもある。
相変化材料に通電することにより記憶および読み出しをする相変化メモリの研究・開発は、すでに1970年ころより開始されている。一時期、衰退したが、新規に開発された相変化材料(GeSbTe)の光ディスクへの適用の成功を経て、再び活況を呈するに至った。機運復興のトリガーとなったのは、2002年のインテル社による4Mbit相変化メモリの発表であり、以来、多くの半導体メーカーが開発に参入した。
相変化素子をメモリアレイとして並べる場合、素子へのアクセスデバイスを持たないクロスポイントタイプ、ダイオードをアクセスデバイスとして用いるタイプ、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect-Transistor)をアクセスデバイスとして用いるタイプ、あるいは、バイポーラ・トランジスタを用いるタイプが考案されている。
アクセスデバイスとしてMOSFETを用いた相変化メモリの一例としては、非特許文献1に挙げられたものがある。
相変化膜には、通常、GeSbTe(GST)などのカルコゲナイド半導体膜が用いられ、アクセスデバイスとしてのMOSFETおよび素子分離絶縁膜、配線層、層間絶縁膜などの成膜および加工プロセスには、通常の半導体材料およびプロセスが適用できる。
非特許文献1に記載されたMOSFETタイプのメモリアレイを例に、従来の技術を説明する。
まず、非特許文献1の図1に開示されたメモリセルの断面構造を図20に示す。
図20に示すように、シリコン基板1上にアクセス用のMOSトランジスタQ1が配設され、MOSトランジスタQ1を覆うように層間絶縁膜IL1が配設されている。そして、シリコン基板1の表面内に配設された複数の拡散層3に達するように、層間絶縁膜IL1を貫通する複数のコンタクトプラグCP1が設けられている。なお、拡散層3上にはシリサイド層SSが配設されており、各コンタクトプラグCP1は実際にはシリサイド層SSに接することになるが、便宜的に拡散層3に達するという表現を使用する。
MOSトランジスタQ1は、素子分離絶縁膜2によって規定される活性領域上に選択的に配設されたゲート絶縁膜4と、ゲート絶縁膜4上に配設されたゲート電極5と、ゲート電極5のゲート長方向の両側面外方のシリコン基板1の表面内に選択的に配設され、ソース・ドレイン層となる拡散層3とを備えている。ゲート電極5は図面に対して奥行き方向に延在しワード線を兼用し、ゲート電極5上はシリサイド層SSで覆われている。なお、ゲート絶縁膜4およびゲート電極5の側面は、サイドウォール絶縁膜で覆われているが図示は省略する。
複数のコンタクトプラグCP1のうち、MOSトランジスタQ1のソース層となる拡散層3に達するものは、その端部が層間絶縁膜IL1上に配設されたソース線SL(図面に対して奥行き方向に延在)に接続され、それ以外のコンタクトプラグCP1は、その端部が層間絶縁膜IL1上に配設された接続パッドPDに接続される。なお、ソース線SLおよび接続パッドPDは、第1金属配線(M1)で構成される。
ソース線SLおよび接続パッドPDは、層間絶縁膜IL1上に配設された層間絶縁膜IL2内に配設されており、層間絶縁膜IL2上には層間絶縁膜IL3が配設されている。そして、層間絶縁膜IL3を貫通して接続パッドPDに達するようにコンタクトプラグCP0が配設されており、コンタクトプラグCP0の端部は、層間絶縁膜IL3上に配設された相変化膜20の下主面に直接に接続されている。
相変化膜20は、カルコゲナイド化合物系の相変化材料であるGSTで構成され、相変化膜20上には上部電極21が配設され、相変化膜20と上部電極21とを合わせて、相変化素子PEと呼称する。
相変化膜20および上部電極21を覆うように層間絶縁膜IL3上に層間絶縁膜IL4が配設され、層間絶縁膜IL4を貫通して上部電極21に達するようにコンタクトプラグCP2が配設されており、コンタクトプラグCP2は、その端部が、層間絶縁膜IL4上に配設されたビット線BLに接続される。ビット線BLは、第2金属配線で構成される。
上記のような構成において、図中の破線で囲んだ領域、すなわち、1つのMOSトランジスタQ1と、当該MOSトランジスタQ1がオンすることによって通電される相変化素子PEとを含む領域が1ビット分のメモリセルMCを構成し、近接する2つのメモリセルMCが、1つのソース線およびそれに繋るコンタクトプラグCP0を共有するように構成されている。
図20に示したようなメモリセルMCの構成を採用する場合、周辺回路領域においては、層間絶縁膜IL2内に形成される第1金属配線(M1)と層間絶縁膜IL4内に形成される第2金属配線(M2)との間は層間絶縁膜2層分の距離が開くことになる。この理由はメモリセル領域の構成と共通にすることで、製造プロセスの簡素化を図っているからである。
すなわち、メモリセルMCにおいては、接続パッドPDと第2金属配線M2との間に、コンタクトプラグCP0、相変化素子PEおよびコンタクトプラグCP2の3段接続構造を形成するために、層間絶縁膜IL3およびIL4を積層する必要があるので、周辺回路領域においてもそれに合わせている。
この結果、周辺回路領域においては、コンタクトプラグ(CP2)の深さが深くなるとともに、第1金属配線(M1)と第2金属配線(M2)との間の層間絶縁膜の厚さが厚くなり、線間容量が減少する。このことは、特に混載チップにおいて重大な問題になる。以下に、さらに詳しく説明する。
相変化メモリとロジック回路とを搭載するメモリ混載ロジックチップ(混載チップ)においては、製造プロセスの簡素化を図るためにメモリセルの構成に合わせてロジック回路(周辺回路)の設計を変更することになるが、通常、回路設計は、MOSトランジスタ特性、配線抵抗および寄生容量を数理モデル化したモデルセットを用い、コンピュータシミュレーションにより遂行される。上記のように、メモリセルの構成に合わせた結果、線間容量が既存のモデルセットと異なる場合、モデルセットの修正と回路設計のやり直しが必要になる。それは、特に、多種多様な製品を適用先として想定する混載チップにおいては、事業収益上のコスト増加要因として影響し、問題が大きい。
このような問題は、配線層間に相変化素子を配設したことに起因するものであり、これを解決するには、最下層配線よりも下に相変化素子を配設することが考えられる。
最下層配線よりも下に相変化素子を配設した構成の一例としては、特許文献1および2に開示される構成が挙げられる。
特許文献1および2は、上述したような線間容量の減少を解決すべき課題として認識したものではないが、特許文献1の図1および特許文献2の図13には、最下層配線よりも下に相変化素子が配設された構成が開示されており、この構成を採るのであれば線間容量の減少という問題は生じないものと考えられる。
最下層配線よりも下に相変化素子が配設された場合、相変化素子は、最下層配線を上下2層に分けた下層層間絶縁膜と上層層間絶縁膜の間に挟まれる構成をとる。そして最下層配線は上層層間絶縁膜の上に形成され、上層絶縁膜内に形成されたコンタクトプラグにより相変化素子の上面と接続される。また、相変化素子の下面は、下層絶縁膜内に形成されたコンタクトプラグによりシリコン基板内に形成された拡散層と接続される。
一方、周辺回路領域においては、最下層配線は、下層層間絶縁膜と上層層間絶縁膜を貫通したコンタクトプラグにより、シリコン基板内に形成された拡散層に接続される。
しかし、この構成を採用すると以下に説明する幾つかの新たな問題を生じさせることになる。
すなわち、第1の問題としては、特許文献2においても議論されているように、最下層配線と半導体基板とを接続するコンタクトプラグが深くなり過ぎてしまうことである。この場合、高アスペクト比対応のプロセス技術およびプロセス装置が必要になり、コストの増大をもたらし事業収益にダメージを与えてしまう。
特許文献2の図12においては、最下層配線と相変化素子とを“同層”すなわち同じ高さで形成する構成を開示しているが、代償としてプロセス難易度の上昇とプロセス工程数の増加という問題が生じることになる。
第2の問題としては、相変化素子の下面と半導体基板とを接続するコンタクトプラグ(下部プラグ)が深くなり、直径の微細化が難しくなることである。すなわち、相変化メモリでは、動作電流を低減するために、図20のコンタクトプラグCP0のように下部プラグの直径をコンタクトプラグの標準穴径よりも小さく(直径数十nm程度)して電流密度を高める方法が一般的である。そのためにはドライエッチングの特性からプラグ深さは浅い方が望ましい。
図20に示したメモリセルMCでは、コンタクトプラグCP0の深さは、相変化素子PEと、その下方の第1金属配線とを絶縁分離する層間絶縁膜IL2の厚さだけで決まっているので、層間絶縁膜IL2の成膜プロセスとCMPプロセスとを専用プロセスとして厳しく高精度化すれば、層間絶縁膜IL2を薄く形成して、コンタクトプラグCP0の深さをある程度浅くすることができる。
ところが、相変化素子を第1金属配線より下方に配設する場合、その直下の層間絶縁膜は、MOSトランジスタを覆うため、少なくともゲート電極(ワード線)の高さよりは厚くしなければならず、コンタクトプラグの深さは、図20に示したコンタクトプラグCP0よりも深くなってしまう。
特開2006−287222号公報(図1) 特開2006−294970号公報(図13) Y.N. Hwang et. al.,「Writing Current Reduction for High-density Phase-change RAM」International Electron Devices Meeting 2003, pp.893-896.
以上説明したように、相変化メモリとロジック回路とを搭載する従来のメモリ混載ロジックチップにおいては、第1金属配線と第2金属配線との間の層間絶縁膜の厚さが厚くなって、線間容量が減少することを防止するために、相変化素子は最下層配線よりも下に配設したいという要求があった。しかし、その場合、最下層配線と半導体基板とを接続するコンタクトプラグが深くなり過ぎて、高アスペクト比対応のプロセス技術およびプロセス装置が必要になり、コストの増大をもたらす。また、相変化素子の下面と半導体基板とを接続するコンタクトプラグの深さをゲート電極(ワード線)の高さより浅くできず、当該コンタクトプラグの直径の微細化が困難で動作電流が大きくなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、相変化メモリとロジック回路とを搭載するメモリ混載ロジックチップにおいて、相変化素子を最下層配線よりも下に配設した構成においても、コストの増大をもたらさず、動作電流の増大も防止した構成を提供することを目的とする。
本発明に係る1の実施の形態においては、複数の第1層コンタクトプラグのうちMOSトランジスタのドレイン層となる拡散層に達するものは、その端部が第1の層間絶縁膜上に選択的に配設された薄膜絶縁膜の下面に接している。薄膜絶縁膜上には、カルコゲナイド化合物系の相変化材料であるGSTで構成された相変化膜が配設され、その上には上部電極が配設されて、相変化素子を構成している。また、複数の第1層コンタクトプラグのうちソース層となる拡散層に達するものは、その端部が第1の層間絶縁膜を貫通する第2層コンタクトプラグの端部にダイレクトに接続され、当該コンタクトプラグのもう一方の端部は、第2の層間絶縁膜上に配設されたソース線SLに接続されている。
上記実施の形態によれば、RUML(Resistor Under Metal-Line)型のメモリセル構造を採ることで、第1金属配線と第2金属配線との間の層間絶縁膜の厚さが厚くなって、線間容量が減少することが防止される。また、ソース線と拡散層との接続を、第1層コンタクトプラグおよび第2層コンタクトプラグで構成される2連プラグを介して行うので、第1金属配線とシリコン基板との距離が広くなった場合でも、個々のプラグのアスペクト比は大きくならないので、高アスペクト比対応のプロセス技術やプロセス装置は不要で、コストの増加も抑制できる。
<実施の形態>
<A.装置構成>
本発明に係る実施の形態の半導体装置100の構成について図1を用いて説明する。なお、図1においてメモリセル領域と周辺回路領域とを並べて示している。
図1に示すように、メモリセル領域においてはシリコン基板1上にアクセス用のMOSトランジスタQ1が配設され、MOSトランジスタQ1を覆うように層間絶縁膜IL1が配設されている。
そして、MOSトランジスタQ1のソースまたはドレイン層となる複数の拡散層3に達するように、層間絶縁膜IL1を貫通する複数のコンタクトプラグCP0(第1層コンタクトプラグ)が設けられている。
なお、拡散層3上にはシリサイド層SSが配設されており、各コンタクトプラグCP0は実際にはシリサイド層SSに達することになるが、便宜的に拡散層3に達するという表現を使用する。
MOSトランジスタQ1は、素子分離絶縁膜2によって規定される活性領域上に選択的に配設されたゲート絶縁膜4と、ゲート絶縁膜4上に配設されたゲート電極5と、ゲート電極5のゲート長方向の両側面外方のシリコン基板1の表面内に選択的に配設され、ソースまたはドレイン層となる拡散層3とを備えている。ゲート電極5は図面に対して奥行き方向に延在しワード線を兼用し、ゲート電極5上はシリサイド層SSで覆われている。なお、ゲート絶縁膜4およびゲート電極5の側面は、サイドウォール絶縁膜で覆われているが図示は省略する。
ここで「MOS」という用語は、古くは金属/酸化物/半導体の積層構造に用いられており、Metal-Oxide-Semiconductorの頭文字を採ったものとされている。しかしながら特にMOS構造を有する電界効果トランジスタにおいては、近年の集積化や製造プロセスの改善などの観点からゲート絶縁膜やゲート電極の材料が改善されており、ゲート電極の材料として金属の代わりに多結晶シリコンが採用されてきている。また電気的特性を改善する観点から、ゲート絶縁膜の材料として高誘電率の材料が採用されるが、当該材料は必ずしも酸化物には限定されない。従って「MOS」という用語は必ずしも金属/酸化物/半導体の積層構造のみに限定されて採用されているわけではなく、本明細書でもそのような限定を前提としない。すなわち、技術常識に鑑みて、ここでは「MOS」とはその語源に起因した略語としてのみならず、広く導電体/絶縁体/半導体の積層構造をも含む意義を有する。
複数のコンタクトプラグCP0のうちMOSトランジスタQ1のドレイン層となる拡散層3(第1のプラグ)に達するものは、その端部が層間絶縁膜IL1上に選択的に配設された薄膜絶縁膜19の下面に接している。この薄膜絶縁膜19上には、カルコゲナイド化合物系の相変化材料であるGSTで構成された相変化膜20が配設され、その上には上部電極21が配設されている。薄膜絶縁膜19、相変化膜20および上部電極21とを合わせて、相変化素子PE1と呼称する。そして、相変化素子PE1を覆うように、層間絶縁膜IL1上には層間絶縁膜IL2が配設されている。
また、複数のコンタクトプラグCP0のうちソース層となる拡散層3に達するもの(第2のプラグ)は、その端部が層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトプラグCP1(第2層コンタクトプラグ)のうち、層間絶縁膜IL2上に配設されたソース線SL(図面に対して奥行き方向に延在)に達するもの(第3のプラグ)にダイレクトに接続されている。また、相変化素子PE1の上部電極21に達するように、層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトプラグCP1(第4のプラグ)の端部は、層間絶縁膜IL2上に配設された接続パッドPDに接続される。なお、ソース線SLおよび接続パッドPDは、第1金属配線で構成される。
ソース線SLおよび接続パッドPDは、層間絶縁膜IL2上に配設された層間絶縁膜IL3内に配設されている。そして、層間絶縁膜IL3を貫通して接続パッドPDに達するようにコンタクトプラグCP2(第3層コンタクトプラグ)が配設されており、コンタクトプラグCP2の端部は、層間絶縁膜IL3上に配設されたビット線BL(第2金属配線)に接続される。
一方、周辺回路領域においては、シリコン基板1上にMOSトランジスタQ2が配設され、MOSトランジスタQ2を覆うように層間絶縁膜IL1が配設されている。そして、MOSトランジスタQ2のソースまたはドレイン層となる拡散層31に達するように、層間絶縁膜IL1を貫通するコンタクトプラグCP0が設けられている。
MOSトランジスタQ2は、素子分離絶縁膜2によって規定される活性領域上に選択的に配設されたゲート絶縁膜41と、ゲート絶縁膜41上に配設されたゲート電極51と、ゲート電極51のゲート長方向の両側面外方のシリコン基板1の表面内に選択的に配設され、ソースまたはドレイン層となる拡散層31とを備えている。ゲート電極51上はシリサイド層SSで覆われている。なお、ゲート絶縁膜41およびゲート電極51の側面は、サイドウォール絶縁膜で覆われているが図示は省略する。
層間絶縁膜IL1上には層間絶縁膜IL2が配設され、複数のコンタクトプラグCP0は、その端部が層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトプラグCP1の端部に接続され、当該コンタクトプラグCP1のもう一方の端部は、層間絶縁膜IL2上に配設された第1金属配線M1に接続されている。
第1金属配線M1は、層間絶縁膜IL2上に配設された層間絶縁膜IL3内に配設されている。そして、層間絶縁膜IL3を貫通して金属配線M1に達するようにコンタクトプラグCP2が配設されており、コンタクトプラグCP2の端部は、層間絶縁膜IL3上に配設された第2金属配線M2に接続される。
上記のような構成において、図1中の破線で囲んだ領域、すなわち、1つのMOSトランジスタQ1と、当該MOSトランジスタQ1がオンすることによって通電される相変化素子PE1とを含む領域が1ビット分のメモリセルMC1を構成し、近接する2つのメモリセルMC1が、1つのソース線およびそれに繋るコンタクトプラグCP0およびCP1の2連プラグ(スタックトプラグ)を共有するように構成されている。
<B.効果>
このように、相変化素子PE1を第1金属配線M1(ソース線SLおよび接続パッドPD)の下方に配置したRUML(Resistor Under Metal-Line)型のメモリセル構造を採ることで、第1金属配線と第2金属配線との間の層間絶縁膜の厚さを薄くすることができる。よって、線間容量が減少することが防止される。また、ソース線SLと拡散層3との接続を、コンタクトプラグCP0およびCP1で構成される2連プラグを介して行うので、第1金属配線M1とシリコン基板1との距離が広くなった場合でも、個々のプラグのアスペクト比は大きくならないので、高アスペクト比対応のプロセス技術やプロセス装置は不要で、コストの増加も抑制できる。
また、第1金属配線M1の直下の層間絶縁膜IL1は、MOSトランジスタQ1を覆うため、少なくともゲート電極5(ワード線)の高さよりは厚くしなければならないが、動作電流を増大させることなく相変化素子PE1に高い電流密度の電流を流す必要がある場合には、コンタクトプラグCP0の直径を小さくしなければならず、高アスペクト比対応のプロセス技術およびプロセス装置が生じる。
しかし、相変化素子PE1は、相変化膜20の上部電極21が設けられた主面とは反対側の主面が薄膜絶縁膜19で覆われているので、薄膜絶縁膜19が熱抵抗体となってコンタクトプラグCP0との接続領域付近でGST内で発生した熱がコンタクトプラグCP0へと流出するのを抑制することができる。よって、熱効率を著しく向上することができる。このため、コンタクトプラグCP0の直径が大きく電流密度が小さくても(動作電流を増大させずとも)相変化膜20に相変化を起こさせることが可能である。
従って、半導体装置100においては、相変化素子PE1とシリコン基板1とを接続するコンタクトプラグCP0の直径は、ソース線SLと拡散層3との接続に使用されるコンタクトプラグCP0と同じに設定することができ、高アスペクト比対応のプロセス技術やプロセス装置は不要となる。
ここで、薄膜絶縁膜19は、0.5nm〜5nmの厚さを有し、この程度の厚さであるならば透過電流(例えばトンネル電流またはプール・フレンケル電流)が支配的に流れ、相変化膜20に100μA〜1mA程度の電流を流す抵抗値30kΩ程度の抵抗体として機能する。
なお、薄膜絶縁膜19の材料としては、カルコゲナイドとの接着性が良く、コンタクトプラグの材料(例えばタングステン)よりも熱伝導率が小さい材料、例えばTa(タンタル)酸化膜などが望ましい。相変化素子に薄膜絶縁膜を用いる構成については、特開2006−352082号公報に開示されている。
また、図1に示したように、メモリセル領域と周辺回路領域とでは、少なくとも第2金属配線M2以下の層構造は同じにできるので、製造プロセスの簡素化を図ることができ、メモリセルの構成に合わせてロジック回路の設計を変更する必要がないので、混載チップにおいて、コストの増加を招来することが防止される。
以上説明したように、相変化メモリとロジック回路とを共通のシリコン基板に搭載する半導体装置100においては、相変化素子を最下層配線よりも下に配設した構成においても、コストの増大をもたらさず、動作電流の増大も防止することができる。
次に、ソース線SLと拡散層3との接続を、コンタクトプラグCP0およびCP1で構成される2連プラグを介して行うことによるさらなる効果について、図2を用いて説明する。
図2には、ソース線SLと拡散層3との接続を、コンタクトプラグCP0とCP1との間に配設した接続パッドCPDを有する構成により行う例を示す。なお、図2においては、図1に示した半導体装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図2に示すように、MOSトランジスタQ1のソース層となる拡散層3に達するコンタクトプラグCP0は、その端部が層間絶縁膜IL1上に配設された接続パッドCPDの下面に接続され、接続パッドCPDの上面には、層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトプラグCP1の端部が接続されている。そして、当該コンタクトプラグCP1のもう一方の端部は、層間絶縁膜IL2上に配設されたソース線SLに接続されている。
このような構成において、図2中の破線で囲んだ領域、すなわち、1つのMOSトランジスタQ1と、当該MOSトランジスタQ1がオンすることによって通電される相変化素子PE1とを含む領域が1ビット分のメモリセルMC2を構成する。
通常の半導体技術では、下層のコンタクトプラグに対して上層のコンタクトプラグを接続する場合、間に金属配線層による接続パッドを介在させる。これは、上下のコンタクトプラグの位置ずれに対するマージンを持たせ、位置ずれが生じても接触抵抗の変動を抑制するための措置である。
ただし、ストライプパターンと違って、接続パッドのような矩形あるいは方形のパターンは微細寸法で作ることが難しいため、その影響で、図2に例示するように、接続パッドCPDは、コンタクトプラグCP1やCP0の直径よりも大幅に大きくなり、セルサイズ(基板平面に平行な方向の寸法)が大きくなってしまう。メモリ単独チップでは、接続パッドCPDを小さく作るための特殊なプロセスやレイアウトルールを使うことができるが、ロジックチップやメモリ混載ロジックチップでは、様々な回路レイアウトに対応する必要があるため、そうはいかない。
そこで採用されたのが、接続パッドを使わずに上下のプラグを直接接続する2連プラグ方式であり、プラグどうしを繋ぐ接続パッドが不要になる分だけ、セルサイズの増加を抑制できる。
また、図2に示した構成では、接続パッドCPDと相変化素子PE1という異なる膜構成のパターンが同層にあることから、特許文献2と同様に複雑なプロセスが必要になるが、接続パッドCPDを作る必要がなければこの問題も生じない。
次に、2連プラグを採用するにあたって、発明者達が工夫した点について図3および図4を用いて説明する。
図1に示したように、ソース線SLと拡散層3とを接続するコンタクトプラグCP0およびCP1においては、コンタクトプラグCP1とコンタクトプラグCP2が少なくとも互いに接続する端部において、コンタクトプラグCP1の直径をコンタクトプラグCP0の直径よりも大きく設定している。このように設定することで、プラグの軸がずれた場合でも接触面積、ひいては接触抵抗の変化を抑制することができる。
図3には、コンタクトプラグCP1の直径をコンタクトプラグCP0の直径よりも大きく設定した場合の、軸ずれによる接触状態の変化を示す。
図3の(a)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが軸ずれなく重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面内に収まっていることが示されている。この状態では、両プラグの接触面積に変化はない。
また、図3の(b)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが、僅かにずれて重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面内に辛うじて収まっていることが示されている。この状態では、両プラグの接触面積に変化はない。
一方、図3の(c)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが、大幅にずれて重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面から僅かにはみ出していることが示されている。このような状態でも、両プラグの接触面積は僅かに変化するに止まっている。
ここで比較のために、図4には、コンタクトプラグCP1とコンタクトプラグCP2が互いに接続する端部において、コンタクトプラグCP1の直径をコンタクトプラグCP0の直径と同じに設定した場合の、軸ずれによる接触状態の変化を示す。
図4の(a)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが軸ずれなく重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面と完全に重なっていることが示されている。この状態では、両プラグの接触面積に変化はない。
また、図4の(b)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが、僅かにずれて重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面から軸ずれの分だけずれていることが示されている。このように中心軸が僅かにずれただけで、両プラグの接触面積に変化が起きる。
図4の(c)部には、コンタクトプラグCP1の中心軸AX1とコンタクトプラグCP0の中心軸AX0とが、大幅にずれて重ね合わされた状態を示しており、それぞれの重ね合わされた端面を示す平面図では、コンタクトプラグCP0の端面は、コンタクトプラグCP1の端面から軸ずれの分だけずれていることが示されている。このように、コンタクトプラグCP1の直径をコンタクトプラグCP0の直径と同じに設定すると、僅かな軸ずれであっても両プラグの接触面積が変化することになる。接触面積は上下のプラグの軸ずれに伴って減少するので、重ね合わせのずれにより接触抵抗にばらつきが生じ、回路動作マージンの減少という問題に直面してしまう。
以上説明したように、コンタクトプラグCP1とコンタクトプラグCP2が少なくとも互いに接続する端部において、コンタクトプラグCP1の直径を大きく設定することで、重ね合わせずれを吸収でき、接触面積の変化、ひいては接触抵抗の変化を抑制して、回路の安定動作が確保できる。
なお、上側に位置するコンタクトプラグCP1の直径を大きくするのは、一般に半導体プロセスでは上層になるほど下地平坦性との兼ね合いで最小寸法が大きくなることから、これと整合させるという意図によっている。また、上下のコンタクトプラグの直径の比率は、直径比が大きいほど大きな重ね合わせずれも吸収できるが、マスクレイアウトが疎になってしまうので、マスクレイアウトの集積度との兼ね合いで設定することになるが、CP1/CP0=1.1〜1.5程度となるように設定することで、適切な大きさとなる。
また、コンタクトプラグCP1およびCP0は、共に、それぞれ、メモリセル領域と周辺回路領域とで直径を同じに設定する。これにより、コンタクトプラグの形成に必要なマスク枚数を最小限に止めることができる。マスク枚数の多寡は製造コストの増減に直結するので、上記設定は製造コストの削減に有効である。
<C.変形例1>
図1を用いて説明した半導体装置100においては、相変化素子PE1の上部電極21に接するコンタクトプラグCP1は、薄膜絶縁膜19に接するコンタクトプラグCP0の上方に配設される構成となっていたが、メモリセルの製造歩留りと信頼性の向上を考慮して図5に示す半導体装置100Aのような構成を採用しても良い。
すなわち、図5に示す半導体装置100Aにおいては、相変化素子PE1の上部電極21に接するコンタクトプラグCP1は、薄膜絶縁膜19に接するコンタクトプラグCP0の上方から外れた位置に配設され、そのために、相変化素子PE1の平面方向の寸法を半導体装置100よりも大きく設定している。なお、図1に示した半導体装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
コンタクトプラグCP0の形成においては、層間絶縁膜IL1を貫通して拡散層3に達するコンタクトホールを形成した後、当該コンタクトホール内面を、例えばTiN膜で覆ってバリアメタルとし、その後、例えばタングステン膜を埋め込む。そして、層間絶縁膜IL1上に存在するタングステン膜およびTiN膜を、CMP(Chemical Mechanical Polishing)で研磨して除去することで、コンタクトプラグCP0の端面を平らに仕上げるが、研磨ばらつき等によりプラグ金属の上面が周囲の絶縁膜表面よりも若干高低して凹凸を呈することがあり得る。
その状態で、薄膜絶縁膜19や相変化膜20、上部電極21を形成すると、それらの膜はコンタクトプラグCP0端面の凹凸をその表面に反映することになる。特に、相変化膜20や上部電極21をスパッタリングにより成膜する場合は、下地の段差が強調されることになる。
このようにして形成された上部電極21表面の凹部にコンタクトプラグCP1が接触すると、接触位置によっては接触不良や信頼性の低下の可能性がある。また、薄膜絶縁膜19がコンタクトプラグCP0端面の凹凸上に形成されると抵抗体としての機能に問題が生じる場合がある。
これに対し、図5に示す半導体装置100Aにおいては、コンタクトプラグCP1は、コンタクトプラグCP0の上方から外れた位置に配設されるので、コンタクトプラグCP1が上部電極21表面の凹部に接触することを防止して、メモリセルの製造歩留と信頼性の向上を図ることができる。
<D.変形例2>
図1を用いて説明した半導体装置100においては、相変化素子PE1の上部電極21に接するコンタクトプラグCP1と、MOSトランジスタQ1のソース層となる拡散層3に達するコンタクトプラグCP0に接続されるコンタクトプラグCP1とでは、その深さに若干の違いがある。
深さの異なるコンタクトプラグを形成する場合、マスクを分けて別々に開口すれば、ドライエッチングの条件をそれぞれに最適化できるので、プロセス的には容易となる。しかし、マスク枚数の増加によりコストが増加するという問題を含んでいる。図6に示す半導体装置100Bは、このような問題を解消するための構成を有している。
すなわち、図6に示す半導体装置100Bにおいては、相変化素子PE1上および拡散層3に達するコンタクトプラグCP0の端面上を含む層間絶縁膜IL1上を覆うように、層間絶縁膜IL2とは異なる材質の絶縁膜で構成されるエッチングストッパー膜23を配設している。例えば、層間絶縁膜IL2にシリコン酸化膜を用いる場合は、エッチングストッパー膜23にシリコン窒化膜を用いる。加えて、相変化素子PE1の上部電極21上には相変化素子PE1のパターニングに用いるハードマスク22を残し、また、当該ハードマスク22の材質を、エッチングストッパー膜23と同じものとしている。なお、図1に示した半導体装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
相変化素子PE1の上部電極21に接するコンタクトプラグCP1と、コンタクトプラグCP0に接続されるコンタクトプラグCP1とで深さに違いがある場合でも、エッチングストッパー膜23を設けることで、層間絶縁膜IL2を貫通するコンタクトホールを形成する際に、エッチングの進行がエッチングストッパー膜23で止まるので、コンタクトホールの深さに違いがあっても、同一のマスクで開口エッチングをすることが可能となる。
エッチングストッパー膜23で開口エッチングが止まった後は、エッチング条件をシリコン窒化膜のエッチングに切り替える。このような手順で、深さの違うコンタクトホールを同一のマスクで開口することができる。
なお、層間絶縁膜の材質はシリコン酸化膜が一般的であり、これとエッチング選択比がとり易く、またシリコンプロセスで扱い易い材質はシリコン窒化膜であるので、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との組合せは本目的のために好適な組合せである。
次に、ハードマスク22を設ける理由について説明する。
相変化膜20の材質によってはエッチングの際のマスクとしてレジスト材を使えないことがある。すなわち、ドライエッチングによる生成物が有機材料であるレジスト材と反応し、エッチング終了後のレジスト除去を困難にする場合があるからである。その場合、無機材料で構成されるハードマスク22を用いることで、このような問題は生じない。
もっとも、ハードマスク22は酸素プラズマアッシングなどで除去できないので、ドライエッチング後も相変化素子PE1上に残るが、レジスト材と違って、熱的に安定な材料であるので、その後の製造工程でも問題を起こさず、残すことを前提として使用することができる。
ここで留意すべきは、ハードマスク22の材質の選定である。ハードマスク22の材質がエッチングストッパー膜23と異なると、エッチングストッパー膜23を開口しても上部電極21の上面を覆うハードマスク22が開口できず、コンタクトプラグCP1と導通できない可能性がある。そこで、ハードマスク22とエッチングストッパー膜23との材質を同じにすることで、エッチングストッパー膜23の開口エッチングの工程でハードマスク22もエッチングでき、導通を確実なものとしている。
なお、図6に示されるように、相変化素子PE1の上部電極21上ではハードマスク22とエッチングストッパー膜23とが重なっているのに対し、拡散層3に達するコンタクトプラグCP0の端面上ではエッチングストッパー膜23だけが存在するので、シリコン窒化膜のトータルの膜厚に違いがある。しかし、ハードマスク22もエッチングストッパー膜23も、厚みはそれぞれ60〜80nmで、薄く構成されているので、2枚重ねであっても1枚であっても、ドライエッチングにとっては問題にはならない。
また、層間絶縁膜IL1上のエッチングストッパー膜23については、層間絶縁膜IL1をシリコン酸化膜で構成しているので、エッチング選択比が高くなり、エッチングストッパー膜23が除去された後もエッチングを続けても、層間絶縁膜ILに影響を及ぼすことがないということからも、厚みの違いは問題にはならない。
<E.製造方法>
次に、図6に示した半導体装置100Bの製造方法について、製造工程を順に示す断面図である図7〜図18を用いて説明する。
まず、図7に示す工程において、シリコン基板1を準備し、その表面内に、例えばシリコン酸化膜で素子分離絶縁膜2を選択的に形成して活性領域を規定する。
次に、活性領域上に従来的な方法でゲート絶縁膜4、ポリシリコンのゲート電極5およびサイドウォール絶縁膜(図示せず)を形成し、ゲート電極5およびサイドウォール絶縁膜をマスクとしてシリコン基板1中に不純物イオンを注入することによって、ソースまたはドレイン層として機能する拡散層3を形成してMOSトランジスタQ1を得る。拡散層3のプロファイルは微細寸法でのMOSFET動作に対応するよう調整してある。なお、MOSトランジスタQ1の構成は、これに限定されるものではなく、相変化素子PE1に相変化を起こさせるに足る電流を供給できるのであれば良い。
MOSトランジスタQ1を形成した後、シリコン基板1の全面に例えばコバルト層を形成し、熱処理を施してシリサイド化させる。その後、未反応のコバルト層を除去することで拡散層3上およびゲート電極5上に、シリサイド層SS(CoSi2)を形成する。
次に、図8に示す工程において、MOSトランジスタQ1を覆うようにシリコン基板1の全面に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜を堆積し、CMPにより平坦化することで層間絶縁膜IL1を得る。なお、層間絶縁膜IL1の厚さは500nm程度である。
そして、従来的なホトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術(ホトエッチ技術と呼称)を用いて、層間絶縁膜IL1を貫通して拡散層3上のシリサイド層SSに達するコンタクトホールを形成する。その後、当該コンタクトホール内にCVD法によりTiN膜を被着してバリアメタルBM0とし、さらにCVD法によりタングステンを充填してタングステンプラグW0とする。その後、層間絶縁膜IL1上に存在するタングステン膜およびTiN膜をCMPで研磨して除去することで、直径約160nmのコンタクトプラグCP0を得る。
次に、図9に示す工程において、スパッタリング法により相変化素子PE1の書き換え電流低減のための薄膜絶縁膜19となる厚さ2nm程度のTaO(タンタル酸化膜)薄膜190を堆積し、引き続き、スパッタリング法により、それぞれ相変化膜20および上部電極21となる厚さ50nm程度のGST膜200およびW膜210を堆積する。
薄膜絶縁膜19は、TaOに限らず、層間絶縁膜材料よりもGST膜との接着性が高く、プラグ材料(ここではW)よりも熱伝導率が小さい材料であれば良く、例えば、Ti(チタン)酸化膜、Zr(ジルコニウム)酸化膜、Hf(ハフニウム)酸化膜、Nb(ニオブ)酸化膜、Cr(クロム)酸化膜、Mo(モリブデン)酸化膜、W(タングステン)酸化膜、Al(アルミニウム)酸化膜などでもTaOと同様の効果を奏する。
また、相変化膜としてGST(GeSbTe)を用いる例を示したが、これに限らず、Ge、Sb、Teから選ばれた少なくとも2元素以上を含むカルコゲナイド材料、あるいはIn、Gaなど他の元素との合金、もしくは窒素または酸素を添加したGSTを用いても良い。
その後、CVD法により、W膜210上にハードマスク材220となる厚さ200nm程度のシリコン窒化膜(SiNx)を堆積し、その上にホトリソグラフィ技術によりレジストマスクRM1をパターニングする。レジストマスクRM1は、相変化素子PE1の形成領域(MOSトランジスタQ1のドレイン層となる拡散層3に達するコンタクトプラグCP0の上部を含む領域)に対応する部分を覆い、それ以外の部分が開口部となるようにパターニングされている。
そして、レジストマスクRM1を用いて、ドライエッチングによりシリコン窒化膜220をパターニングすることで、図10に示すように、相変化素子PE1の形成領域に対応する部分にシリコン窒化膜を残してハードマスク22とする。なお、レジストマスクRM1は、酸素アッシングで除去する。
次に、図11に示す工程において、シリコン窒化膜220をハードマスクとしてW膜210、GST膜200およびTaO薄膜190に対するドライエッチングを順次行うことで、薄膜絶縁膜19、相変化膜20および上部電極21で構成される相変化素子PE1を得る。なお、このドライエッチングによりハードマスク22もエッチングされるので、パターニング完了時点で膜厚は80nm程度に減少して上部電極21上に残る。
次に、図12に示す工程において、ハードマスク22が残る相変化素子PE1を含めて、シリコン基板1上全面に、CVD法により厚さ60nm程度のシリコン窒化膜(SiNx)を堆積し、エッチングストッパー膜23とする。続いて、層間絶縁膜IL1上全面に、CVD法によりシリコン酸化膜を堆積し、CMPにより平坦化することで層間絶縁膜IL2を得る。なお、層間絶縁膜IL2の厚さは300nm程度である。
次に、図13に示す工程において、層間絶縁膜IL2上にホトリソグラフィ技術によりレジストマスクRM2をパターニングする。レジストマスクRM2は、コンタクトプラグCP1の形成領域(MOSトランジスタQ1のソース層となる拡散層3に達するコンタクトプラグCP0の上部、および相変化素子PE1上のハードマスク22の上部)に対応する部分が開口部となるようにパターニングされている。
そして、図14に示す工程において、レジストマスクRM2を用いて、ドライエッチングにより層間絶縁膜IL2を貫通する複数のコンタクトホールCH1を形成する。このドライエッチングにおいては、シリコン酸化膜においてエッチング速度が速く、シリコン窒化膜において遅くなるようにエッチング条件が調整されており、いずれのコンタクトホールCH1も、エッチングストッパー膜23でエッチングが停止する。
次に、図15に示す工程において、シリコン窒化膜においてエッチング速度が速くなるようにエッチング条件を変更して、再度ドライエッチングを行うことで、コンタクトホールCH1底部のエッチングストッパー膜23を除去し、コンタクトプラグCP0上のコンタクトホールCH1では、コンタクトプラグCP0の端面を露出させ、相変化素子PE1上のコンタクトホールCH1ではハードマスク22も除去することで上部電極21の表面を露出させる。
その後、図16に示す工程において、酸素アッシングによりレジストマスクRM2を除去する。
次に、図17に示す工程において、コンタクトホールCH1内にスパッタ法によりTiN膜を被着してバリアメタルBM1とし、さらにCVD法によりタングステンを充填してタングステンプラグW1とする。ここで、TiN膜をスパッタ法により形成するのは、GST膜への熱的ダメージが懸念されるためである。また600℃を超えない低温CVD法で形成してもよい。その後、層間絶縁膜IL2上に存在するタングステン膜およびTiN膜をCMPで研磨して除去することで、直径約200nmのコンタクトプラグCP1を得る。この場合、コンタクトプラグCP0とCP1との直径の比率は、200nm/160nm=1.25となる。
以降は、通常の多層配線形成プロセスを用いて多層配線層を形成すれば良く、例えば図18に示すように、層間絶縁膜IL2上に、例えばスパッタリング法によりアルミニウム層を形成した後パターニングすることで、ソース線SLおよび接続パッドPDを形成する。その後、層間絶縁膜IL2上全面に、CVD法によりシリコン酸化膜を堆積し、CMPにより平坦化することで層間絶縁膜IL3を得る。
そして、ホトエッチ技術を用いて、層間絶縁膜IL3を貫通して接続パッドPDに達するコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホール内にスパッタ法によりTiN膜を被着してバリアメタルBM2とし、さらにCVD法によりタングステンを充填してタングステンプラグW2とする。ここでも、TiN膜をスパッタ法により形成するのは、GST膜への熱的ダメージが懸念されるためである。また600℃を超えない低温CVD法で形成してもよい。その後、層間絶縁膜IL3上に存在するタングステン膜およびTiN膜をCMPで研磨して除去することで、直径約200nm、深さ約300nmのコンタクトプラグCP2を得る。さらに、層間絶縁膜IL3上に、例えばスパッタリング法によりアルミニウム層を形成した後、パターニングによりビット線BLを形成することで図6に示した半導体装置100Bを得る。
なお、相変化メモリは、Al配線でもCu配線でも適用可能である。特に、本発明のように多層配線層と相変化素子を別層に分けて形成する場合には、多層配線層はCuでもAlでも既存の構成をそのまま適用でき、互換性が高い。
図19には、130nm世代のCu配線技術を適用した例を示す。
図19に示すように、層間絶縁膜IL2上に、層間絶縁膜IL3を堆積し、配線層を形成するための配線溝をした後、シングルダマシンにより、めっきで配線溝を銅層で埋め込むことで、銅配線によりソース線SLおよび接続パッドPDを形成する。その後、層間絶縁膜IL3上全面に、CVD法によりシリコン酸化膜を堆積し、CMPにより平坦化することで層間絶縁膜IL4を得る。
そして、層間絶縁膜IL4を貫通して接続パッドPDに達するコンタクトホールを形成し、さらに配線層を形成するための配線溝をした後、デュアルダマシンにより、メッキでコンタクトホールおよび配線溝を銅層で埋め込むことで、コンタクトプラグCPXおよびビット線BLを同時に形成する。以後は、層間絶縁膜の形成とデュアルダマシンを繰り返すことで、さらなる上層配線層を形成する。
本発明に係る実施の形態の半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置による効果を説明するための比較対象の構成を示す断面図である。 2連プラグの効果を説明する図である。 2連プラグの効果を説明する図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例1の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の構成を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の半導体装置の変形例2の製造工程を示す断面図である。 従来の半導体装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
3 拡散層、19 薄膜絶縁膜、20 相変化膜、22 ハードマスク、23 エッチングストッパー膜、CP0,CP1 コンタクトプラグ、IL1,IL2 層間絶縁膜、PE1 相変化素子。

Claims (13)

  1. 半導体基板上に配設された電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタを覆う第1の層間絶縁膜と、
    前記第1の層間絶縁膜を覆う第2の層間絶縁膜と、
    前記電界効果トランジスタの主電流によって結晶状態および非晶質状態に相変化可能な相変化膜を有する相変化素子と、
    前記半導体基板上に配設された多層配線層と、を備え、
    前記多層配線層の最下層配線は、前記第2の層間絶縁膜上に配設され、
    前記第1の層間絶縁膜は、
    前記第1の層間絶縁膜を貫通して、前記電界効果トランジスタの第1および第2の拡散層に接する複数の第1層コンタクトプラグを有し、
    前記第2の層間絶縁膜は、
    前記第2の層間絶縁膜を貫通して、前記最下層配線に接する複数の第2層コンタクトプラグを有し、
    前記相変化素子は、
    前記第1の層間絶縁膜上に配設され、その下面が、前記複数の第1層コンタクトプラグのうち前記第1の拡散層に達する第1のプラグの端面に接し、
    前記複数の第1層コンタクトプラグのうち、前記第2の拡散層に達する第2のプラグと、前記複数の第2層コンタクトプラグの1つである第3のプラグとがダイレクトに接続されて2連プラグを構成する、半導体装置。
  2. 前記相変化素子は、前記相変化膜と前記第1の層間絶縁膜との間に配設された薄膜絶縁膜を有し、
    前記薄膜絶縁膜は、前記電界効果トランジスタの主電流を透過電流として流すことが可能な厚さを有する、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記薄膜絶縁膜の前記厚さは0.5nmないし5nmである、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記薄膜絶縁膜は、Ta酸化膜、Ti酸化膜、Zr酸化膜、Hf酸化膜、Nb酸化膜、Cr酸化膜、Mo酸化膜、W酸化膜およびAl酸化膜の中から選択される、請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第3のプラグの直径は、前記第2のプラグの直径よりも大きい、請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第2のプラグの直径に対する前記第3のプラグの直径の比率は、1.1ないし1.5である、請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記相変化素子の上面に配設され、前記相変化素子のパターニングに使用されるハードマスクと、
    前記ハードマスクを含む前記相変化素子上とともに、前記第1の層間絶縁膜上を覆うエッチングストッパー膜とをさらに備える、請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記エッチングストッパー膜と、前記第2の層間絶縁膜とは材質が異なり、
    前記ハードマスクと前記エッチングストッパー膜とは材質が同一である、請求項7記載の半導体装置。
  9. 前記エッチングストッパー膜の材質はシリコン窒化膜であって、前記第2の層間絶縁膜の材質はシリコン酸化膜である、請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記複数の第2層コンタクトプラグのうち、前記相変化素子の上面と前記最下層配線とを接続する第4のプラグが、前記第1のプラグの上方からずれた位置で、前記相変化素子の前記上面に接する、請求項1記載の半導体装置。
  11. 半導体基板上に配設された電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタを覆う第1の層間絶縁膜と、
    前記第1の層間絶縁膜を覆う第2の層間絶縁膜と、
    前記電界効果トランジスタの主電流によって結晶状態および非晶質状態に相変化可能な相変化膜を有する相変化素子と、
    前記半導体基板上に配設された多層配線層とを備えた半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記第1の層間絶縁膜を形成した後、前記第1の層間絶縁膜を貫通して、前記電界効果トランジスタの第1および第2の拡散層に接する複数の第1層コンタクトプラグを形成する工程と、
    (b)前記工程(a)の後、前記第1の層間絶縁膜上全面に前記相変化素子を構成する多層膜を形成する工程と、
    (c)前記多層膜上全面にハードマスク材を形成する工程と、
    (d)前記ハードマスク材をパターニングして、前記多層膜上の前記相変化素子の形成領域に対応する部分にハードマスクを形成する工程と、
    (e)前記ハードマスクを用いて前記多層膜をパターニングし、前記複数の第1層コンタクトプラグのうち、前記第1の拡散層に達する第1のプラグ上を含む領域に前記相変化素子を形成する工程と、
    (f)前記相変化素子上に前記ハードマスクが残った状態で、前記第1の層間絶縁膜上全面にエッチングストッパー膜を形成する工程と、
    (g)前記工程(f)の後、前記第1の層間絶縁膜上に前記第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
    (h)前記第2の層間絶縁膜を貫通して、前記相変化素子上および前記複数の第1層コンタクトプラグのうち、前記第2の拡散層に達する第2のプラグ上の前記エッチングストッパー膜に達する複数のコンタクトホールを形成する工程と、
    (i)前記複数のコンタクトホールの底部の前記エッチングストッパー膜を除去し、前記第2のプラグ上においては、その端面を露出させ、前記相変化素子上においては前記ハードマスクも併せて除去することで前記相変化素子の最上面を露出させる工程と、
    (j)前記複数のコンタクトホールを導体層で埋め埋め込んで、複数の第2層コンタクトプラグを形成する工程と、
    (k)前記工程(j)の後、前記第2の層間絶縁膜上に、前記多層配線層の最下層配線をパターニングする工程と、を備える、半導体装置の製造方法。
  12. 前記工程(b)は、前記第1の層間絶縁膜上に、前記電界効果トランジスタの主電流を透過電流として流すことが可能な厚さを有する薄膜絶縁膜を形成する工程を含む、請求項11記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記工程(h)は、前記複数の第2層コンタクトプラグのうち、前記第2のプラグにダイレクトに接続される第3のプラグの直径が、前記第2のプラグの直径よりも大きくなるように、前記複数のコンタクトホールを形成する工程を含む、請求項12記載の半導体装置の製造方法。
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