JP2009122383A - 揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器 - Google Patents

揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器 Download PDF

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薫央 堀田
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卓 宮川
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Abstract

【課題】質量除去もしくは質量付加のどちらか一方の調整工程により、2つの共振周波数が容易に調整可能となる範囲に調整することができ、歩留まりの向上を図ることが可能となる揺動体装置の製造方法等を提供する。
【解決手段】2つの揺動体が第1と第2とによる共振周波数で駆動される揺動体装置の製造方法であって、
前記2つの揺動体の加工において、該2つの揺動体が一定のばらつき範囲で該2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数を有する揺動体として加工された際に、
前記2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数が、それぞれ調整可能な共振周波数範囲に入る第1と第2の共振周波数f1とf2となるように、前記2つの揺動体を加工する第1の工程と、
前記f1とf2を、前記gf1とgf2に各々一致するように調整する第2の工程と、を含む構成とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器に関する。
例えば、光の偏向走査によって画像を投影するプロジェクションディスプレイ、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ、デジタル複写機等の画像形成装置を含む光学機器に好適に利用可能な揺動体装置を実現することができる技術に関するものである。
近年において、共振現象を利用して正弦振動を行う揺動体装置を用いて光偏向器を構成し、光を偏向走査するようにした光走査光学系(及び光走査装置)が、種々提案されている。
このような共振型光偏向器による光走査光学系は、ポリゴンミラー等の回転多面鏡を使用した光走査光学系に比べて、次の様な特徴を備える。
すなわち、光偏向装置を大幅に小型化することが可能であること、消費電力が少ないことである。
一方、上記の共振型偏向器においては、原理的にミラーの偏向角(変位角)が正弦的に変化するため、角速度が一定でない。
従来において、上記のような共振型偏向器における特性を補正するために、例えば特許文献1、あるいは特許文献2では、つぎのような手法による光偏向器が提案されている。
特許文献1では、基本周波数とその3倍の周波数の振動モードを有する共振型偏向器を用いることで、三角波駆動を実現している。
図8に、この特許文献1における略三角波駆動を実現したマイクロミラーを示す。
図8に示されるように、ここでの光偏向装置12は、揺動体14、16と、ねじりばね18、20と、駆動部23、50と、検出部15、32と、制御回路30を備えている。
このマイクロミラーは、基本共振周波数と略3倍の共振周波数を持ち、基本周波数と3倍の周波数との合成周波数で駆動する。
これにより、ミラー面を持つ揺動体14は三角波駆動で駆動し、その偏向角は正弦駆動に比べ角速度の変化が少ない光偏向を実現する。
その際、検出部15、32により揺動体14の振動を検出し、制御回路30により三角波実現のために必要な駆動信号を生成し、駆動部23、50によりマイクロミラーを駆動している。
また、特許文献2では、複数のねじりバネと複数の可動子からなる系が、分離した複数の固有振動モードを有するマイクロ揺動体が開示されている。
このマイクロ揺動体では、分離した複数の固有振動モードの中に、基準周波数の固有振動モードである基準振動モードと、基準周波数の略偶数倍の周波数の固有振動モードである偶数倍振動モードが存在する。
その際、特許文献2では、これらの振動モードでマイクロ揺動体を振動させることで、鋸波駆動などを実現している。
また、共振型偏向器において、揺動体装置の共振周波数はその製造誤差によりばらつきを持つ。
低消費電力化を図る上で共振周波数付近で駆動することが望まれることから、共振周波数を調整する必要が生じる。
また、このようなアクチュエータにより構成された光偏向器を用いた画像形成装置においては、画像の縦横比を安定させ、画質の劣化を抑制するために、光偏向器の共振周波数を所定の値に調整する必要が生じる。
従来において、上記のような共振周波数の調整を可能とするため、
例えば特許文献3、あるいは特許文献4では、つぎのようなプレーナ型ガルバノミラー、あるいは揺動ミラーが提案されている。
特許文献3では、図9に示す様に、ねじり軸に揺動可能に弾性支持された反射面とコイルを有する可動板の両端に質量負荷部1001、1002を形成したプレーナ型ガルバノミラーが用いられる。
そして、このガルバノミラーの質量負荷部1001、1002にレーザー光を照射することで、質量を除去する、もしくは樹脂を照射して質量を増加することにより慣性モーメントを調整して周波数を所定の値にする。
また特許文献4では、揺動体装置の共振周波数を予め高く設定し、揺動体の一部に質量を付加することで所望の共振周波数に調整する手法が用いられている。
米国特許第5047630号明細書 特開2005−208578 特開2002−40355 特開2004−219889
ところで、上記した共振現象を利用した揺動体装置においては、
製造過程において生じる寸法誤差等により、個々の揺動体装置間における固有振動モードの周波数である共振周波数にばらつきを生じるため、それらを目標共振周波数に調整する必要が生じる。
しかしながら、上記従来例のいずれのものも、2つの共振周波数を持つ揺動体装置を目標共振周波数に調整する上で、必ずしも満足の得られるものではなかった。
例えば、上記従来例における特許文献1及び特許文献2に記載されている2つの共振周波数を持つ揺動体装置は、たとえば共振周波数を2000Hzと4000Hzといった整数倍とし、その共振周波数で駆動させることにより角速度を補正している。
一方、これら2つの共振周波数を持つ揺動体装置を目標共振周波数に調整するためには、2つの共振周波数が調整可能範囲に入っていないと、所定の目標共振周波数に調整することができず、歩留まりが低下する。
特許文献1及び特許文献2に記載されている方法では、これらの点についての留意がなされていない。
また、上記従来例における特許文献3及び特許文献4に記載のものは、1つの揺動体装置の共振周波数の調整に関するものであり、2つの共振周波数を持つ揺動体装置の共振周波数の調整については考慮されていない。
2つの共振周波数を持つ揺動体装置の共振周波数を調整するに際し、
質量除去もしくは質量付加のいずれかで調整する場合、複数のパラメータを考慮する必要があり、また上記したように2つの共振周波数が調整可能範囲に入っていないと、所定の共振周波数に調整することができず、歩留まりが低下する。特許文献3及び特許文献4に記載されている方法においても、これらの点についての留意がなされていない。
本発明は、上記課題に鑑み、2つの共振周波数を有する揺動体装置における共振周波数の調整に際し、質量除去もしくは質量付加のどちらか一方の調整工程により、2つの共振周波数が容易に調整可能となる範囲に調整することができ、
歩留まりの向上を図ることが可能となる揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器を提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のように構成した揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器を提供するものである。
本発明の揺動体装置の製造方法は、
固定部に対し、第1と第2のねじりバネによってねじり軸まわりに揺動可能に支持された第1と第2の揺動体を備え、該2つの揺動体が各々第1と第2の駆動共振周波数gf1とgf2で駆動される揺動体装置の製造方法であって、
前記2つの揺動体の加工において、該2つの揺動体が一定のばらつき範囲で該2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数を有する揺動体として加工された際に、
前記2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数が、それぞれ調整可能な共振周波数範囲に入る第1と第2の共振周波数f1とf2となるように、前記2つの揺動体を加工する第1の工程と、
前記f1とf2を、前記gf1とgf2に各々一致するように調整する第2の工程と、を含むことを特徴とする。
また本発明の揺動体装置の製造方法は、
前記第1の工程は、
前記f1及びf2における共振周波数のばらつき範囲での下限側の最小値をf1a及びf2a、その上限側の最大値をf1b及びf2bとするとき、
前記f1及びf2が、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
のばらつき範囲を有している際に、
前記gf1及びgf2が、
gf1<f1a、かつ、gf2<f2a
又は
gf1>f1b、かつ、gf2>f2b
を満たすように、前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする。
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第2の工程で、前記f1及びf2を調整するに際し、少なくとも1つの揺動体の質量を除去することにより前記調整を行うことを特徴とする。
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第2の工程で、前記f1及びf2を調整するに際し、少なくとも1つの揺動体の質量を付加することにより前記調整を行うことを特徴とする。
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数を、k1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製される場合に、
個々に作製される全ての揺動体における前記f1とf2が、以下の式1から式4を満たす共振周波数の範囲に入るように揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
f1<gf1……式3
f2<gf2……式4
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、
前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
前記tf1を式5により算出すると共に、前記tf2を式6により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
前記第1及び第2の揺動体が、
I1−I1e<I1<I1+I1e
I2−I2e<I2<I2+I2e
の範囲の慣性モーメントで作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
前記tf1を式7により算出すると共に、前記tf2を式8により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製される場合に、
個々に作製される全ての揺動体における前記f1及びf2が、以下の式9から式12を満たす共振周波数の範囲に入るように揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
f1>gf1……式11
f2>gf2……式12
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
前記tf1を式13により算出すると共に、前記tf2を式14により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
前記第1及び第2の揺動体が、
I1−I1e<I1<I1+I1e
I2−I2e<I2<I2+I2e
の範囲の慣性モーメントで作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
前記tf1を式15により算出すると共に、前記tf2を式16により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を作製することを特徴とする。
Figure 2009122383
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1及び第2の駆動共振周波数であるgf1とgf2との関係が、整数倍の関係にあることを特徴とする。
また、本発明の揺動体装置の製造方法は、前記第1及び第2の駆動共振周波数であるgf1とgf2との関係が、1:2の関係にあることを特徴とする。
また、本発明の光偏向器は、上記したいずれかに記載の揺動体装置の製造方法によって製造された揺動体装置と、
該揺動体装置における前記揺動体の上に配置された光偏向素子と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の光学機器は、光源と、感光体または画像表示体と、上記した光偏向器と、
を有し、前記光偏向器が、前記光源からの光を前記光偏向器により偏向し、前記光の少なくとも一部を、前記感光体または前記画像表示体上に入射することを特徴とする。
本発明によれば、2つの共振周波数を有する揺動体装置における共振周波数の調整に際し、質量除去もしくは質量付加のどちらか一方の調整工程により、2つの共振周波数が容易に調整可能となる範囲に調整することができ、
歩留まりの向上を図ることが可能となる揺動体装置の製造方法、該製造方法により製造された揺動体装置によって構成される光偏向器及び光学機器を実現することができる。
本発明の揺動体装置の製造方法の実施形態について説明する。
揺動体装置の第1揺動体は第1弾性支持部によりねじり振動可能に固定部に固定され、第1揺動体と第2揺動体は第1弾性支持部によりねじり振動可能に接続される。
このような2個の揺動体と2個の弾性支持部を含む振動系は2つのねじり軸回りの共振周波数を有する。
一方、揺動体の作製誤差により共振周波数はばらつきを有する。
以上のような揺動体装置を、以下に示す方法により、揺動体の慣性モーメントを調整することで、2つの共振周波数に調整する。
まず、揺動体装置を駆動し、2つの共振周波数を検出する。
共振周波数を検出する方法として、
例えば、電磁コイルに印加する交流磁界の周波数をスイープし、図示しない駆動波形検出手段により、揺動体装置のねじれ方向の振動の振幅を検出し、振幅がピークとなる2つの交流磁界の周波数を、2つの共振周波数とする等がある。
このような測定手段によって測定された固有振動モードの周波数と調整目標値との差から、慣性モーメント調整量を算出する。
算出された慣性モーメントの調整量を元に、揺動体の一部の質量を除去し、あるいは揺動体の一部に質量を付加することで2つの共振周波数を調整することができる。
その際、質量の除去と質量の付加とを併用して共振周波数を調整する場合には、質量調整が容易なことから、調整前の揺動体の共振周波数を目標の周波数に調整することが容易に行える。
しかしながら、質量除去もしくは質量付加のどちらか一方のみの調整工程で調整を行った場合は、工程を単純化できる反面、調整前の共振周波数が有る範囲に入っていなければ所定の共振周波数に調整することは極めて困難である。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、つぎのように揺動体の共振周波数を決定するパラメータを考慮することで、2つの共振周波数を容易に調整可能範囲に調整することができることを見出した。
すなわち、固定部に対し、第1と第2のねじりバネによってねじり軸まわりに揺動可能に支持された第1と第2の揺動体を備え、該2つの揺動体が各々第1と第2の駆動共振周波数gf1とgf2で駆動される揺動体装置を製造する場合、
前記2つの揺動体の加工において、該2つの揺動体が一定のばらつき範囲で該2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数を有する揺動体として加工された際に、
前記2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数が、それぞれ調整可能な共振周波数範囲に入る第1と第2の共振周波数f1とf2となるように、前記2つの揺動体を加工する第1の工程と、
前記f1とf2を、前記gf1とgf2に各々一致するように調整する第2の工程と、とを構成することで、上記課題を解決し得ることを見出した。
本発明の上記駆動共振周波数gf1及びgf2とは、完成品である揺動体装置を駆動する際の共振周波数(最終目標共振周波数ともいえる)をいう。
上記gf1及びgf2とf1及びf2とは以下の関係を満たすように設計、加工を行うことが好ましい。
gf1及びgf2は、予め定められた駆動共振周波数(設計値)であって、当該値は完成品である揺動体(例えばスキャナ)の仕様に基づいて決定される。
そしてf1とf2は、揺動体装置の基板の精度及び加工精度等の関係から一定のばらつきを有している。
gf1及びgf2は、f1及びf2のそれぞればらつき範囲のいずれの上限側の最大値よりも大きい、又は、いずれの下限側の最小値よりも小さい値となる関係を有している。
上記関係となるように加工する工程を有することにより、前記第1及び第2の共振周波数f1及びf2を、精度良く前記第1及び第2の駆動共振周波数をgf1及びgf2となるように調整することができる。
上記関係を満たすためには、駆動共振周波数(最終目標共振周波数(設計値))と、加工を行う基板の寸法精度、材質、及び加工精度を予め予備実験等で求めておき、目標共振周波数tf1及びtf2を決定することが好ましい。
ここで、目標共振周波数tf1及びtf2とは、前記第1の工程で加工を行う際の共振周波数の目標値であって、理想的に加工できた場合の共振周波数である。即ち、tf1及びtf2が得られるように基板をフォトリソ等の加工技術を用いて加工を行うと、一般には不可避的な加工誤差発生するため、加工後の共振周波数は厳密にはtf1及びtf2からは、ずれた値(f1及びf2)となる。
本発明においては、このずれ分(即ちばらつきの範囲)も考慮に入れて加工を行うものである。
そして、tf1及びtf2を目標共振周波数として加工したものがf1及びf2の共振周波数を有し(加工精度が理想的であればf1及びf2はtf1及びtf2に一致する)、当該f1及びf2は以下の範囲を満たす。

f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b

従って、f1及びf2のばらつきの範囲とgf1及びgf2とは以下の関係を満たす。

gf1<f1a、かつ、gf2<f2a
又は
gf1>f1b、かつ、gf2>f2b

これにより、質量除去もしくは質量負荷のどちらか一方の調整工程による、単純化された工程を用いることで、ばらつきを有している2つの共振周波数が容易に調整可能となる範囲に調整することができ、歩留まりの向上を実現することが可能となる。
本発明において第1の工程で調整する第1と第2の共振周波数(最終共振周波数に対して仮の共振周波数ともいえる)であるf1及びf2を駆動共振周波数であるgf1とgf2に一致させるとは、理想的には完全一致させることが好ましい。
しかし、本発明においては当該共振周波数は必ずしも完全に一致させる必要はない。
現在の加工精度や、材料のばらつき、及び完成品に求められる仕様を考慮すると、好ましくは目標共振周波数の±1%以内、より好ましくは±0.5%以内、最適には±0.1%以内である。
±1%よりも大きく異なる場合には、例えばプリンタのスキャナとしてション発明の揺動体装置を採用する際に、全体倍率が変化して、良好な画像を形成できない場合がある。
従って、本発明において仮の共振周波数であるtf1とtf2を目標共振周波数であるgf1とgf2に一致させるとは、目標共振周波数の±1%以内、より好ましくは±0.5%以内、最適には±0.1%以内に一致させることを言う。
以下に、本発明を適用した固定部に対し、第1と第2とによる2つのねじりバネによってねじり軸まわりに揺動可能に支持された第1と第2とによる2つの揺動体を備え、
該2つの揺動体が第1と第2とによる2つの共振周波数で駆動される揺動体装置の製造方法の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、本発明の構成を適用した、質量を除去する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。
図1は本実施例の揺動体装置の構成を示す正面図である。
図1に示すように、第1揺動体101は第1弾性支持部(ねじりバネ)111によりねじり振動可能(揺動可能)に固定部120に固定されている。
そして、第1揺動体101と第2揺動体102は第1弾性支持部112によりねじり振動可能に接続される。
これらの構造材料はシリコンであり、シリコンマイクロマシーニングで作製される。
2個の揺動体と2個の弾性支持部を含む振動系は2つの固有振動モードの周波数を有し、一般に、その共振周波数f1、f2は、以下の式で表される。
Figure 2009122383
ここで、k1およびk2は第1弾性支持部111および第2弾性支持部112のねじり軸Aまわりのねじりバネ定数、I1およびI2は第1揺動体101および第2揺動体102のねじり軸Aまわりの慣性モーメントを示している。
また、揺動体101には永久磁石104が設置されている。永久磁石104は、図の長軸方向に着磁されている。
そして、図示しない電磁コイルにより、交流磁界を印加し、トルクを発生することができる。
交流磁界の周波数を共振周波数f1及びf2付近とすることにより、共振現象を利用した揺動を行うことが可能となる。
一方、揺動体装置を作製する第1工程の製造誤差により、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2はばらつきを有する。
例えば、前記2つの共振周波数における第1の共振周波数をf1、第2の共振周波数をf2とし、
前記f1及びf2における共振周波数のばらつき範囲での下限側の最小値をf1a及びf2aとし、その上限側の最大値をf1b及びf2bとするとき、
前記第1及び第2の共振周波数f1及びf2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、
第2工程において第1及び第2の目標共振周波数gf1及びgf2に調整する。この際、揺動体の一部の質量除去部105にレーザー光を照射することにより質量を除去する調整工程が用いられる。
この際、第2工程において、第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整可能とするためには、
つぎに説明するように、揺動体装置を作製する第1工程では、ばらつきを有している2つの共振周波数を調整可能となる範囲に揺動体装置を作製しなければならない。
第1工程においては前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数を、k1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
のバネ定数の範囲で作製されている場合、つぎのようなパラメータを用いて前記第1及び第2の目標共振周波数を算出する。
すなわち、個々に作製される全ての揺動体における前記第1及び第2の共振周波数f1及びf2が、以下の式1から式4を満たす共振周波数の範囲に入るように第1工程で揺動体装置を作製する。
これにより、全ての揺動体装置が所定の周波数に調整することができ、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
f1<gf1……式3
f2<gf2……式4
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1a:0.00202×0.98N/m、k1b:0.00202×1.02N/m、k2a:0.00106×0.97N/m、k2a:0.00106×1.03N/mとした。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。
また本実施例では、駆動共振周波数gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定されるgf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をk1a及びk2a、上限側の最大値よりも小さい値をk1b及びk2bとしてもよい。
好ましくは事前の実験によりバネ定数のばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、1部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例2]
実施例2では、本発明の構成を適用した、実施例1とは異なる形態による質量を除去する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。本実施例の揺動体装置の構成は、実施例1で説明したものと同じものが用いられる。
製造誤差により、実施例1と同様に、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、実施例1と同様に、第2工程において第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整する。
その際、ここでは揺動体の一部にレーザー光を照射することにより質量を除去する周波数調整工程が用いられる。
この際、第2工程において、第1及び第2の目標共振周波数gf1及びgf2に調整可能とするためには、
つぎに説明するように、揺動体装置を作製する第1工程では、ばらつきを有している2つの共振周波数を調整可能となる範囲に揺動体装置を作製しなければならない。
第1工程においては、実施例1と同様に前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
のバネ定数の範囲で作製され、前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記第1工程において、作製目標共振周波数をtf1、tf2とするとき、
前記tf1を式5により算出すると共に、前記tf2を式6により算出する。
そして、この算出された目標共振周波数を用いることで、図2及び図3に示すように、共振周波数の調整前のばらつきが、調整可能範囲に入り、全ての揺動体装置を所定の共振周波数に調整でき、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
本実施例で算出した、目標周波数は全ての揺動体が調整可能となる、調整量が最も少ない値である。
本実施例によれは、歩留まりの向上だけでなく、調整スピードを向上させることができる。
具体的には、目標周波数はシリコンマイクロマシーニングにおける、マスクパターンの設計に用いられる。
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1c:0.00202N/m、k2c:0.00106N/m、
k1a:0.00202×0.98N/m、k1b:0.00202×1.02N/m、k2a:0.00106×0.97N/m、k2a:0.00106×1.03N/mとした。
この場合の第1の揺動体の目標周波数は2273.45Hz、第2の揺動体の目標周波数は4525.68Hzとなる。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。
また、本実施例では、駆動共振周波数gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定されるgf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をk1a及びk2a、上限側の最大値よりも小さい値をk1b及びk2bとしてもよい。
好ましくは事前の実験によりバネ定数のばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、標準偏差で規定した範囲を超えたばらつきを有する一部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例3]
実施例3では、本発明の構成を適用した、実施例1、2とは異なる形態による質量を除去する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。
本実施例の揺動体装置の構成は、実施例1で説明したものと同じものが用いられる。
製造誤差により、実施例1と同様に、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、実施例1と同様に、第2工程において第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整する。
この際、揺動体の一部の質量除去部105にレーザー光を照射することにより質量を除去する調整工程が用いられる。
次に、第2工程において、
上記バネ定数の誤差に加え、第一の揺動体および第二の揺動体の慣性モーメントに誤差があっても、所定の共振周波数に調整するための、第1工程における最適な作製目標周波数tf1、tf2を、
次に説明するように、揺動体の共振周波数を決定するパラメータから算出する。
第1工程においては、実施例1と同様に前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記目標共振周波数gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
前記第1及び第2の揺動体が、
I1−I1e<I1<I1+I1e
I2−I2e<I2<I2+I2e
の範囲の慣性モーメントで作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記第1工程において、作製目標共振周波数をtf1、tf2とするとき、
前記tf1を式7により算出すると共に、前記tf2を式8により算出する。そして、この算出された目標共振周波数を用いることで、振周波数の調整前のばらつきが、調整可能範囲に入り、全ての揺動体装置を所定の共振周波数に調整でき、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
本実施例で算出した、目標周波数は全ての揺動体が調整可能となる、調整量が最も少ない値である。
これにより、歩留まりの向上だけでなく、調整スピードを向上させることができる。
具体的には、目標周波数はシリコンマイクロマシーニングにおける、マスクパターンの設計に用いられる。
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1c:0.00202N/m、k2c:0.00106N/m、
k1a:0.00202×0.98N/m、k1b:0.00202×1.02N/m、k2a:0.00106×0.97N/m、
k2a:0.00106×1.03N/m、I1e=64.1×10-14kg・m2、I2e=5.7×10-14kg・m2とした。
この場合の第1の揺動体の目標周波数はtf1は2273.45Hz、第2の揺動体の目標周波数はtf2は4525.68Hzとなる。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。
また本実施例では、gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定されるgf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値よりも小さい値をI1+I1e及びI2+I2としてもよい。
好ましくは事前の実験により慣性モーメントのばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、標準偏差で規定した範囲を超えたばらつきを有する一部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例4]
実施例4では、本発明の構成を適用した、質量を付加する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。
図4は本実施例の揺動体装置の構成を示す正面図である。
図4に示すように、第1揺動体401は第1弾性支持部411によりねじり振動可能に固定部420に固定され、第1揺動体401と第2揺動体402は第2弾性支持部412によりねじり振動可能に接続される。
これらの構造材料はシリコンであり、シリコンマイクロマシーニングで製作される。
2個の揺動体と2個の弾性支持部を含む振動系は2つの固有振動モードの周波数を有し、一般に、その共振周波数f1、f2は、以下の式で表される。
Figure 2009122383
ここで、k1およびk2は第1弾性支持部411および第2弾性支持部412のねじり軸Aまわりのねじりバネ定数、I1およびI2は第1揺動体401および第2揺動体402のねじり軸Aまわりの慣性モーメントを示している。
また、揺動体401には永久磁石404が設置されている。永久磁石404は、図の長軸方向に着磁されている。
そして、図示しない電磁コイルにより、交流磁界を印加し、トルクを発生することができる。
交流磁界の周波数を共振周波数f1及びf2付近とすることにより、共振現象を利用した揺動を行うことが可能となる。
一方、揺動体装置を作製する第1工程の製造誤差により、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2はばらつきを有する。
例えば、前記2つの共振周波数における第1の共振周波数をf1、第2の共振周波数をf2とし、
前記f1及びf2における共振周波数のばらつき範囲での下限側の最小値をf1a及びf2aとし、その上限側の最大値をf1b及びf2bとするとき、
前記第1及び第2の共振周波数f1及びf2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、第2工程において第1及び第2の目標共振周波数gf1及びgf2に調整する。
その際、ここでは揺動体の一部の質量付加部405に樹脂を塗布することにより質量を付加する調整工程が用いられる。
この際、第2工程において、第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整可能とするためには、
つぎに説明するように、動体装置を作製する第1工程では、ばらつきを有している2つの共振周波数を調整可能となる範囲に揺動体装置を作製しなければならない。
第1工程においては、前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数を、k1及びk2とし、
前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、前記第1及び第2のねじりバネが、 k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
のバネ定数の範囲で作製されている場合、つぎのようなパラメータを用いて前記第1及び第2の目標共振周波数を算出する。
すなわち、個々に作製される全ての揺動体における前記第1及び第2の共振周波数f1及びf2が、以下の式9から式12を満たす共振周波数の範囲に入るように揺動体装置を作製する。
これにより、図5に示されるように、全ての揺動体装置が所定の周波数に調整することができ、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
f1>gf1……式11
f2>gf2……式12
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1a:0.00202×0.98N/m、k1b:0.00202×1.02N/m、k2a:0.00106×0.97N/m、k2a:0.00106×1.03N/mとした。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。
また、本実施例では、gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定される駆動共振周波数gf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をk1a及びk2a、上限側の最大値よりも小さい値をk1b及びk2bとしてもよい。
好ましくは事前の実験によりバネ定数のばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、標準偏差で規定した範囲を超えたばらつきを有する一部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例5]
実施例5では、本発明の構成を適用した、実施例4とは異なる形態による質量を付加する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。本実施例の揺動体装置の構成は、実施例4で説明したものと同じものが用いられる。
製造誤差により、実施例4と同様に、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、実施例4と同様に、第2工程において第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整する。
その際、ここでは揺動体の一部の質量付加部405に樹脂を塗布することにより質量を付加する調整工程が用いられる。
この際、第2工程において、第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整可能とするためには、
つぎに説明するように、揺動体装置を作製する第1工程では、ばらつきを有している2つの共振周波数を調整可能となる範囲に揺動体装置を作製しなければならない。
第1工程においては、実施例4と同様に前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
のバネ定数の範囲で作製され、前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記第1工程において目標共振周波数をtf1、tf2とするとき、
前記tf1を式13により算出すると共に、前記tf2を式14により算出する。
そして、この算出された第2の目標共振周波数を用いることで、図6に示すように、共振周波数の調整前のばらつきが、調整可能範囲に入り、全ての揺動体装置を所定の共振周波数に調整でき、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
本実施例で算出した、目標周波数は全ての揺動体が調整可能となる、調整量が最も少ない値である。
これにより、歩留まりの向上だけでなく、調整スピードを向上させることができる。
具体的には、目標周波数はシリコンマイクロマシーニングにおける、マスクパターンの設計に用いられる。
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1a:0.00202×0.98N/m、
k1b:0.00202×1.02N/m、k2a:0.00106×0.97N/m、k2a:0.00106×1.03N/mとした。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。また本実施例では、駆動共振周波数gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定されるgf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をk1a及びk2a、上限側の最大値よりも小さい値をk1b及びk2bとしてもよい。
好ましくは事前の実験によりバネ定数のばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、標準偏差で規定した範囲を超えたばらつきを有する一部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例6]
実施例6では、本発明の構成を適用した、実施例4、5とは異なる形態による質量を付加する調整工程を備えた揺動体装置の製造方法の構成例について説明する。
本実施例の揺動体装置の構成は、実施例4で説明したものと同じものが用いられる。
製造誤差により、実施例4と同様に、第1弾性支持部のバネ定数k1および第2弾性支持部のバネ定数k2は誤差を有するため、2つの共振周波数f1、f2は、
f1a<f1<f1b
f2a<f2<f2b
の範囲でばらつく。
本実施例では、このような範囲で2つの共振周波数f1、f2がばらつきを有している際に、実施例4と同様に、第2工程において第1及び第2の駆動共振周波数gf1及びgf2に調整する。
この際、揺動体の一部の質量除去部105にレーザー光を照射することにより質量を除去する調整工程が用いられる。
次に、第2工程において、
上記バネ定数の誤差に加え、第一の揺動体および第二の揺動体の慣性モーメントに誤差があっても、所定の共振周波数に調整するための、第1工程における最適な作製目標周波数tf1、tf2を、
次に説明するように、揺動体の共振周波数を決定するパラメータから算出する。
第1工程においては、実施例4と同様に前記第1及び第2のねじりバネが、
k1a<k1<k1b
k2a<k2<k2b
の範囲のバネ定数により作製され、
前記駆動共振周波数gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
前記第1及び第2の揺動体が、
I1−I1e<I1<I1+I1e
I2−I2e<I2<I2+I2e
の範囲の慣性モーメントで作製され、
前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
前記第1工程において、作製目標共振周波数をtf1、tf2とするとき、
前記tf1を式15により算出すると共に、前記tf2を式16により算出する。
そして、この算出された目標共振周波数を用いることで、振周波数の調整前のばらつきが、調整可能範囲に入り、全ての揺動体装置を所定の共振周波数に調整でき、歩留まりを向上させることが可能となる。
Figure 2009122383
本実施例で算出した、目標周波数は慣性モーメントの誤差を含む全ての揺動体が調整可能となる、調整量が最も少ない値である。
これにより、歩留まりの向上だけでなく、調整スピードを向上させることができる。
具体的には、目標周波数はシリコンマイクロマシーニングにおける、マスクパターンの設計に用いられる。
本実施例では、gf1:2362Hz、gf2:4724Hz、k1c:0.00202N/m、k2c:0.00106N/m、
k1a:0.00202×0.98N/m、k1b:0.00202×1.02N/m、
k2a:0.00106×0.97N/m、k2a:0.00106×1.03N/m、I1e=64.1×10-14kg・m2、I2e=5.7×10-14kg・m2とした。
この場合の第1の揺動体の目標周波数tf1は2273.45Hz、第2の揺動体の目標周波数tf2は4525.68Hzとなる。
これらのパラメータは上記値に限定されずいかなる値でも良い。
また、本実施例では、gf1およびgf2をある値に限定したが、ある範囲を設定しても良い。
その場合は、想定されるgf1およびgf2の範囲の中で、目標周波数が最もgf1およびgf2と離れているものを、目標周波数とするのが好ましいが、gf1およびgf2の範囲の中心を用いて目標周波数を算出してもよい。
また、本実施例では、前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとした。
しかし、下限側の最小値よりも大きい値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値よりも小さい値をI1+I1e及びI2+I2としてもよい。
好ましくは事前の実験により慣性モーメントのばらつきを統計的に評価し、ばらつきの範囲を標準偏差で既定する。
この場合、標準偏差で規定した範囲を超えたばらつきを有する一部の揺動体装置が調整不可能となるが、大部分の調整可能な揺動体装置の調整量が少なくなることから、第2の工程の時間の短縮が可能となる。
[実施例7]
実施例7では、本発明の揺動体装置を適用して構成した光偏向器を用いた光学機器の構成例について説明する。
図7に、本発明の揺動体装置により構成した光偏向器を用いた光学機器の実施例を示す概略斜視図を示す。
ここでは、光学機器として画像形成装置を示している。
図7において、3003は本発明の揺動体装置であり、3001はレーザー光源である。
3002はレンズ或いはレンズ群であり、3004は書き込みレンズ或いはレンズ群、3005はドラム状の感光体である。
本実施例の画像形成装置は、光源と、感光体と、本発明の揺動体装置を適用して構成される揺動体の上に配置された光偏向素子を備えた光偏向器とを有している。
そして、前記光源からの光を前記光偏向器により偏向し、前記光の少なくとも一部を、前記感光体上に入射するように構成されている。
具体的には、図7に示されるように、上記した各実施例の揺動体装置を用いて構成された光走査系(揺動体装置)3003により、入射光を1次元に走査する。レーザー光源3001から射出されたレーザー光は、光の偏向走査のタイミングと関係した所定の強度変調を受けている。
この強度変調光は、レンズ或いはレンズ群3002を通って、光走査系(光偏向器)3003により1次元的に走査される。
この走査されたレーザー光は、書き込みレンズ或いはレンズ群3004により、感光体3005上に画像を形成する。
走査方向と直角な方向に回転軸の回りに回転される感光体3005は、図示しない帯電器により一様に帯電されており、この上に光を走査することによりその走査部分に静電潜像が形成される。
次に、図示しない現像器により静電潜像の画像部分にトナー像が形成され、これを、例えば、図示しない用紙に転写・定着することで用紙上に画像が形成される。
上記説明では、光学機器として画像形成装置を構成した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、光源と、画像表示体と、本発明の揺動体装置を適用して構成した光偏向器と、を有し、前記光源からの光を前記光偏向器により偏向した光を、前記画像表示体上に入射するようにしてプロジェクションディスプレイを構成するようにしてもよい。
このように、本発明の揺動体装置によれば、
例えば、光の偏向走査によって画像を投影するプロジェクションディスプレイ、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ、デジタル複写機等の画像形成装置を含む光学機器に好適な揺動体装置を実現することができる。
本発明の実施例1における揺動体装置の構成例を説明する図。 本発明の実施例2、3における除去による周波数調整工程で調整可能な範囲を示す図。 本発明の実施例2における最良の目標周波数を設定した構成例を説明する図。 本発明の実施例4における揺動体装置の構成例を説明する図。 本発明の実施例4、5における付加による周波数調整工程で調整可能な範囲を示す図。 本発明の実施例5における最良の目標周波数を設定した構成例を説明する図。 本発明の実施例7における画像形成装置の構成を説明するための斜視図。 従来例である特許文献1における略三角波駆動を実現したマイクロミラーを説明する図。 従来例である特許文献3におけるプレーナ型ガルバノミラーを説明する図。
符号の説明
100、400、3003:揺動体装置
101、401:第1揺動体
102、402:第2揺動体
111、411:第1弾性支持部
112、412:第2弾性支持部
120、420:固定部
104、404:永久磁石
105:質量除去部
405:質量付加部
1001、1002:質量負荷部
3001:レーザー光源
3002、3004:レンズ或いはレンズ群
3005:感光体

Claims (14)

  1. 固定部に対し、第1と第2のねじりバネによってねじり軸まわりに揺動可能に支持された第1と第2の揺動体を備え、該2つの揺動体が各々第1と第2の駆動共振周波数gf1とgf2で駆動される揺動体装置の製造方法であって、
    前記2つの揺動体の加工において、該2つの揺動体が一定のばらつき範囲で該2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数を有する揺動体として加工された際に、
    前記2つの駆動共振周波数とは異なる第1と第2の共振周波数が、それぞれ調整可能な共振周波数範囲に入る第1と第2の共振周波数f1とf2となるように、前記2つの揺動体を加工する第1の工程と、
    前記f1とf2を、前記gf1とgf2に各々一致するように調整する第2の工程と、
    を含むことを特徴とする揺動体装置の製造方法。
  2. 前記第1の工程は、
    前記f1及びf2における共振周波数のばらつき範囲での下限側の最小値をf1a及びf2a、その上限側の最大値をf1b及びf2bとするとき、
    前記f1及びf2が、
    f1a<f1<f1b
    f2a<f2<f2b
    のばらつき範囲を有している際に、
    前記gf1及びgf2が、
    gf1<f1a、かつ、gf2<f2a
    又は
    gf1>f1b、かつ、gf2>f2b
    を満たすように、前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の揺動体装置の製造方法。
  3. 前記第2の工程で、前記f1及びf2を調整するに際し、少なくとも1つの揺動体の質量を除去することにより前記調整を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の揺動体装置の製造方法。
  4. 前記第2の工程で、前記f1及びf2を調整するに際し、少なくとも1つの揺動体の質量を付加することにより前記調整を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の揺動体装置の製造方法。
  5. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数を、k1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製される場合に、
    個々に作製される全ての揺動体における前記f1及びf2が、以下の式1から式4を満たす共振周波数の範囲に入るように揺動体装置を作製することを特徴とする請求項1又は2に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
    f1<gf1……式3
    f2<gf2……式4
  6. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製され、
    前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
    前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
    前記tf1を式5により算出すると共に、前記tf2を式6により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
  7. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製され、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
    前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
    前記第1及び第2の揺動体が、
    I1−I1e<I1<I1+I1e
    I2−I2e<I2<I2+I2e
    の範囲の慣性モーメントで作製され、
    前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
    前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
    前記tf1を式7により算出すると共に、前記tf2を式8により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
  8. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製される場合に、
    個々に作製される全ての揺動体における前記f1及びf2が、
    以下の式9から式12を満たす共振周波数の範囲に入るように揺動体装置を作製することを特徴とする請求項4に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
    f1>gf1……式11
    f2>gf2……式12
  9. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製され、
    前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
    前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
    前記tf1を式13により算出すると共に、前記tf2を式14により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
  10. 前記第1の工程での揺動体装置の製造に際し、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2のねじりバネの第1及び第2のバネ定数をk1及びk2とし、
    前記第1及び第2のバネ定数の下限側の最小値をk1a及びk2a、その上限側の最大値をk1b及びk2bとするとき、
    前記第1及び第2のねじりバネが、
    k1a<k1<k1b
    k2a<k2<k2b
    の範囲のバネ定数により作製され、
    前記gf1及びgf2のもとにおける前記第1及び第2の揺動体の第1及び第2の慣性モーメントをI1及びI2とし、
    前記第1及び第2の慣性モーメントの下限側の最小値をI1−I1e及びI2−I2e、上限側の最大値をI1+I1e及びI2+I2eとするとき、
    前記第1及び第2の揺動体が、
    I1−I1e<I1<I1+I1e
    I2−I2e<I2<I2+I2e
    の範囲の慣性モーメントで作製され、
    前記バネ定数k1の前記範囲の中心がk1c、前記バネ定数k2の前記範囲の中心がk2cである場合に、
    前記f1及びf2に加工するための第1及び第2の目標共振周波数をtf1及びtf2とするとき、
    前記tf1を式15により算出すると共に、前記tf2を式16により算出し、該算出されたtf1及びtf2となるように前記揺動体装置を加工する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の揺動体装置の製造方法。
    Figure 2009122383
  11. 前記第1及び第2の駆動共振周波数であるgf1とgf2との関係が、整数倍の関係にあることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の揺動体装置の製造方法。
  12. 前記第1及び第2の駆動共振周波数であるgf1とgf2との関係が、1:2の関係にあることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の揺動体装置の製造方法。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の揺動体装置の製造方法によって製造された揺動体装置と、
    該揺動体装置における前記揺動体の上に配置された光偏向素子と、
    を有することを特徴とする光偏向器。
  14. 光源と、感光体または画像表示体と、請求項13に記載の光偏向器と、
    を有し、前記光偏向器が、前記光源からの光を前記光偏向器により偏向し、前記光の少なくとも一部を、前記感光体または前記画像表示体上に入射することを特徴とする光学機器。
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