JP2009118893A - 支台歯形成用バー - Google Patents

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Abstract

【課題】支台歯形成の際に、研削部がぶれることがなく、遊離エナメル質部やアンダーカット部が残留したり、歯肉が損傷したりすることなく所望の幅のクラウンマージンを有した支台歯を熟練の技術を要さずとも容易に形成することができる支台歯形成用バーの提供を目的とする。
【解決手段】ハンドピース51に装着するシャンク部12を備えるとともに、上記シャンク部12よりも軸方向の先端側に、歯牙研削可能な研削部13を備えた支台歯形成用バー11であって、歯肉溝Eに差し込み可能に突き出して上記研削部13をガイドするガイド用突起部14を、上記研削部13の中心軸上X先端部に形成し、上記ガイド用突起部14の表面を研削部の外周面よりも滑らかに形成した支台歯形成用バー11。
【選択図】図2

Description

この発明は、金属、ポーセレン、レジンといった歯冠修復物を歯の全部、或いは一部に適合させる補綴治療において、歯冠修復処置を行う際に、ハンドピースに装着して用いられ、支台歯を形成するための支台歯形成用バーに関する。
補綴治療において、歯冠修復物が支台歯と如何に精度よい適合が必要であるかは当業者でよく知られているところである。そして、歯冠修復物を歯に適合させるために行う支台歯形成処置は、歯冠修復物の土台となり、患者自身の体重と略同程度の荷重に耐え得るだけの強度を確保するという強度上の観点や、補綴治療後の審美性を確保するという外観上の観点からも極めて重要な処置といえる。
しかし、支台歯形成処置は、ハンドピースに装着された切削具を用いて歯牙の切削を行う治療の中でも高度な技術が要求される。
例えば、補綴治療の対象となる歯の形態によっては、歯冠部辺縁部、すなわち歯茎と歯の境目である歯頚部の形態が、唇側面、舌側面、或いは、隣在歯側面とにおいて高低差を有するスキャロップ形態が顕著な場合も有する。このため、歯科医は、このような歯冠部辺縁部に沿ってクラウンマージンを形成する場合、クラウンマージンを一定幅に形成するだけでなく高低差においても意識しながら細心の注意の下で治療する必要があった。
さらにまた、クラウンマージンの位置を歯肉縁下に設定した場合、審美性に優れた補綴処置が可能となり、患者の満足感を得ることができるメリットを有する反面で、支台歯形成時に歯科医にとって歯肉縁下を視認することが困難であるため、歯冠部の形態を予測しながら治療する必要があった。
このように支台歯形成処置は、高度な技術を伴うにも関らず、従来の支台歯形成用バーを用いて、支台歯を形成しようとした場合、支台歯形成用バーがぶれてしまい、以下のような課題を有していた。
(1)一定の幅を有したクラウンマージンを得ることは非常に困難であるため、クラウンマージン形態が、アンダーカットや図8に示すように端部が跳ね上がった断面Jの字形状となる遊離エナメル質部101が残留した形態になる。
(2)支台歯形成用バーのぶれにより、歯肉を損傷しまう。
(3)優れた審美性や必要な強度を満たす所望の幅で研削したクラウンマージンを得ることが困難であった。
(4)研削部を歯牙へ押し当てる力をコントロールできないため、従来は、削りすぎないよう少しずつ繰り返し切削するため、その分、治療時間がかかってしまうことや、歯牙を削りすぎて歯髄を刺激してしまうことがあった。
このような(1)から(4)の課題に対して、例えば、下記特許文献1において「歯科処置工具の案内装置」が開示されている。
特許文献1における「歯科処置工具の案内装置」は、ハンドピースのヘッド部に差し込んで装着可能な切削工具(11a)を備え、ハンドピースのヘッド部から切削工具(11a)と略平行に突き出して切削工具(11a)をガイドする案内部材(10c)を備えている。
特許文献1によれば、上記案内部材(10c)は、歯肉縁部(歯肉溝)に差し込んだ状態で切削工具(11a)が歯冠部辺縁部に沿った軌道を進行するよう案内するとともに、該切削工具(11a)が不測に隣在歯、歯肉、舌に損傷を加えることを保護することができるといった作用、効果が謳われている。
しかし、上記「歯科処置工具の案内装置」は、ハンドピースのヘッド部から案内部材(10c)と切削工具(11a)との2本が突き出した構成であるため、案内部材(10c)と切削工具(11a)との双方の位置関係を意識しながら支台歯形成処置を行う必要が生じる。
すなわち、ハンドピースの姿勢や治療箇所によっては、案内部材(10c)により切削工具(11a)の視界が遮られることや、案内部材(10c)を歯肉縁部に差し込んだ状態で切削工具(11a)による切削を適切に行うことができない位置関係となる場合が生じ、治療に支障を来たすという難点を有する。
なお、案内部材(10c)は、ハンドピースのヘッド部に対して、その周方向において取り付け位置を変更可能に構成しているが、治療中に、治療箇所を変更する度に、いちいち案内部材(10c)の取り付け位置を変更することは面倒であるといった難点を有する。
特開昭62−201151号公報
そこでこの発明は、研削部がぶれることがなく、上述した(1)から(4)の課題を解決することができるととももに、熟練の技術を要することなく容易に支台歯を形成することができる支台歯形成用バーの提供を目的とする。
本発明の支台歯形成用バーは、ハンドピースに装着するシャンク部を備えるとともに、該シャンク部よりも軸方向の先端側に、歯牙研削可能な研削部を備えた支台歯形成用バーであって、歯肉溝に差し込み可能に突き出して上記研削部をガイドするガイド用突起部を、上記研削部の中心軸上先端部に形成し、上記ガイド用突起部の表面を研削部の外周面よりも滑らかに形成したことを特徴とする。
上述した構成によれば、支台歯形成中に研削部がぶれないため、歯肉を損傷することなく、一定の幅を有した良好なクラウンマージンを得ることができる。
さらに、所望の幅のクラウンマージンを得ることができるため、削りすぎることや、切削量が少なすぎるといった事態がなく、例えば、遊離エナメル質部やアンダーカットが残留したクラウンマージン形態になることを回避することができる。
ここで、上記研削部の中心軸上先端部とは、上記研削部の軸方向における先端部であって、支台歯形成用バーの中心軸上の部分を示す。
さらにまた、上記研削部は、例えば、ショルダー、シャンファー、ベベル、ベベルドショルダー、フェザーエッジ、或いは、ナイフエッジといった様々なタイプのマージン形態に対応した形態で形成することができる。
上記研削部は、例えば、ダイヤモンドなどの砥粒を外周面にコーティングした形態など、歯牙を研削可能な構成であれば特に限定しない。
また、発明の態様として、上記研削部と上記ガイド用突起部との半径方向における間隔を、所望のクラウンマージンの研削量(研削幅)に対応する長さで形成したことを特徴とする。
上記構成により、本発明の支台歯形成用バーは、上記研削部により研削する歯の研削量を正確に把握することができる。
すなわち、歯肉溝に差し込んだ上記ガイド用突起部を、歯の側面に押し当てながら研削することで、上記ガイド用突起部から研削部の外周面までの幅、すなわち、研削部の半径相当分で研削することができる。
よって、仮に上記ガイド用突起部がなければ、研削し過ぎたり、研削量が足りなかったりして所望の研削量で正確に研削することできないが、本発明の支台歯形成用バーを用いることにより、半径相当分のみを正確に研削することができ、実質的にメジャー機能を備えた支台歯形成用バーとして用いることができる。
従って、上記ガイド用突起部と研削部の外周部までの距離を、予め所望の研削幅になる長さで形成した本発明の支台歯形成用バーを用いることにより、高度な技術や、高価な装置を要さずとも、研削量を正確にコントロールして所望の幅のマージン形態で形成することができる。
また、この発明の別の態様として、支台歯形成用バーは、上記ガイド用突起部を、上記研削部に対して中心軸回りに回転自在に構成したことを特徴とする。
上記構成により、ガイド用突起部は、研削部の中心軸回りの回転とともに一体に回転しないため、研削部をガイドするため歯牙に当接させても、クラウンマージン形成ラインに沿ってスムーズに研削部をガイドすることができる。
なお、上記ガイド用突起部は、研削部をガイド可能な強度を有していれば特に材質や形態を限定しないが、例えば、炭素鋼、ステンレス鋼、その他、適宜、焼入れ処理により硬度を高めた鋼材などの部材で形成することができる。
本発明の支台歯形成用バーは、上記研削部の中心軸上先端部に、上記ガイド用突起部を形成しているため、該ガイド用突起部を歯肉溝に差込み、その状態で歯頚部に沿って研削部をガイドすることにより、研削部がぶれることなく支台歯形成処置を行うことができる。
従って、遊離エナメル質部やアンダーカット部が残留したり、歯肉が損傷したりすることなく所望の幅のクラウンマージンを有した支台歯を熟練の技術を要さずとも容易に形成することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態における支台歯形成用バー11は、図1に示すように、軸方向の一方の側にハンドピース51に装着可能な円柱状のシャンク部12を備え、該シャンク部12よりも軸方向の先端側に、ダイヤモンド砥粒をコーティングした研削部13を備えている。
なお、図1は、本実施形態における支台歯形成用バー11の正面図であるとともに、軸方向の先端側を拡大した一部拡大図である。
研削部13の外周面は、円柱状、或いは、緩やかなテーパ面を有する円錐状に形成するとともに、研削部13の先端は、中央が平坦状であり、外周端が断面円弧状で形成している。
また、目安として上記シャンク部12は、15mmの長さ、4mmの径大で形成し、上記研削部13は、10mmの長さで形成している。
上述したシャンク部12、及び、研削部13からなる支台歯形成用バー11は、一般に「ダイヤモンドポイント」ともよばれるが、本実施形態における支台歯形成用バー11は、さらに、上記研削部13の中心軸上X先端部に、歯茎と歯の境目である歯冠部辺縁部(歯頚部)に沿って上記研削部13をガイド可能に突き出したガイド用突起部14を形成している(図1要部拡大図参照)。
上記ガイド用突起部14は、研削部13の外周面と異なり、研削部13のようにダイヤモンドポイントをコーティングしていない滑らかな表面で構成している。
上記ガイド用突起部14は、歯肉溝Bに差し込み可能に例えば、1.0mm以下の突き出し長さで、0.3mmの径大で形成している。
上述した支台歯形成用バー11は、図2に示すように、ハンドピース51のヘッド部51aに装着して用いることができる。
ハンドピース51には、エアコンプレッサから圧縮空気が供給されることにより30万rpmから50万rpmで回転するエアタービンをヘッド部51aに備えた公知の構成のものを用いることができる。
なお、図2、本実施形態における支台歯形成用バー11を用いた支台歯形成処置の様子を示す作用説明図である。
続いて、支台歯形成処置の一実施例として上述した支台歯形成用バー11を用いて臼歯Aにシャンファー形成ラインL1の形成を行う処置について説明する。
支台歯形成用バー11のシャンク部12を、ハンドピース51のヘッド部51aのチャック内に差し込んで装着する。この状態でエアタービンを回転駆動させることによりヘッド部51a側から支台歯形成用バー11に回転が伝達され、該支台歯形成用バー11は、中心軸X回りに回転する。
そして、ガイド用突起部14を、歯肉Eと臼歯Aとの間の1mm程度の深さの歯肉溝Bに差し込むとともに、図2中の要部拡大図、及び、図3に示すように、その状態で研削部13を歯牙の側へ付勢しながら歯冠部辺縁部に沿って連続的になぞることにより、研削部13は、ガイド用突起部14によりガイドされながら歯牙を研削することができる。
なお、図3は、本実施形態における支台歯形成用バー11を用いた支台歯形成処置の様子を、臼歯Aを咬合面から視て示した作用説明図である。
本実施形態における支台歯形成用バー11を用いた支台歯形成処置により、最終的に図4(a)に示すようなシャンファー形成ラインL1を有した支台歯を形成することができる。
なお、図4(a)は、支台歯形成処置後の支台歯Aの外観図である。
上述したように、ガイド用突起部14は、歯牙に当接しながら歯冠部辺縁部に沿って研削部13をガイドし、物理的に規制することにより、研削部13の不用意なぶれを確実に抑制することができる。
よって、臼歯Aを咬合面から視たとき、臼歯Aの外周形と略相似形になる一定の幅Rを有したマージン形態で支台歯を形成することができる(図3中の要部拡大図参照)。
また、マージン形態は、シャンファー面L1の隅角部が断面弧形状であり、例えば、目安として0.8mmから1.0mmの切削量R(幅)で形成することができる。
よって、図8に示すように端部が跳ね上がったJ型の断面形状となる遊離エナメル質部101や、アンダーカットが残留することがなく歯冠を適切に装着することができる良好なシャンファー面L1を確実に形成することができる。
また、このように研削部13がぶれないため、歯肉Eは勿論、残存する隣接歯、***、舌などが損傷することを完全に防止することができる。これにより、シャンファー形成ラインL1を、支台歯形成処置において歯科医が視認することが困難な歯肉縁下の形成位置に形成する場合であっても、当該シャンファー形成ラインL1を安全、且つ、精度よく形成することができる。
また、ガイド用突起部14は、上述したように、研削部13と異なりダイヤモンド砥粒をコーティングしていない滑らかな外周面であり、上記研削部13の回転軸となる中心軸上X先端部に突設している。
このため、ガイド用突起部14は、研削部13とともに中心軸X回りに回転するにも関らず、歯牙へ押し当てた状態でもスムーズに研削部13をガイドすることができる。
また、上述したようにガイド用突起部14により研削部13をガイドすることにより、研削部13により研削するシャンファー面L1の幅を所望の幅Rで形成することができる(図3中の要部拡大図参照)。
具体的には、シャンファー面L1の幅は、ガイド用突起部14を歯牙に当接させたとき、該ガイド用突起部14を基準として研削部13の半径方向において外周部までの間隔R(図1中の要部拡大図参照)、すなわち、研削部13の略半径相当分の幅Rで研削することができる。
これにより、所望の幅Rのシャンファー面L1を得るために必要な研削量Rを把握した上での研削が可能となる。
同時に、研削部13を歯牙へ押し当てる力がコントロールし易くなるため、歯牙を削りすぎて歯髄Dを刺激してしまうことがなく(図2参照)、また、このような事態を回避するために僅かな研削量で繰り返し研削を行う必要もないため、治療時間を大幅に短縮することができる。
その他にも、上述したように、研削部13を歯牙へ押し当てる力がコントロールし易くなるため、歯茎と歯の境目である歯頚部に、図4(b)、図5に示すようなに、スキャロップSの強い歯に対してシャンファー形成ラインL1形成する場合であっても、歯の全周に亘って、滑らかなシャンファー形成ラインL1を形成することができる。
これは、ガイド用突起部14により研削部13をスキャロップSを有する歯頚部に沿ってガイドすることが可能となるためであり、スキャロップの傾斜面に研削跡が残ることがない。
なお、図4(b)は、スキャロップSの強いに対してシャンファー形成ラインL1を形成した後の支台歯Fの外観図である。図5は、スキャロップSの強いに対してシャンファー形成ラインL1形成する様子を示す作用説明図である。
上述したように、本発明の支台歯形成用バーは、様々な作用、効果を奏することができ、また、上述した実施形態以外にも様々な実施形態で形成することができる。
以下では、他の実施形態における支台歯形成用バーについて説明するが、上述した本実施形態における支台歯形成用バー11と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における研削部13は、上述したように歯牙にシャンファー面L1を形成可能な形態に限らず、図6(a)に示すようなショルダー面L2、図6(b)に示すようなベベル面L3といった切削面を形成可能な形態で形成することができる。
なお、図6(a),(b)は、それぞれショルダータイプ、ベベルタイプのマージン形態で形成可能な他の実施形態に係る支台歯形成用バー21の研削部23、支台歯形成用バー31の研削部33を示す説明図である。
その他にも、研削部は、図示しないが、フェザーエッジタイプ、ベベルドショルダータイプ、ナイフエッジタイプといったマージン形態を形成可能な形態であってもよい。
なお、このように様々な実施形態で研削部を形成した場合であっても、ガイド用突起部14については、ダイヤモンド砥粒をコーティングしていない滑らかな表面で形成している。
実際の治療においては、適宜、これら本実施形態における支台歯形成用バー11,21,31を併用することにより、より効果的な支台歯形成処置を行うことができる。
また、支台歯形成用バー11,21,31は、基部側にシャンク部12を備えた支台歯形成用バー本体部材50A,50Bの先端部に、図7(a),(b)に示すように、ガイド用突起部14を一体に形成してもよい。
なお、特に図7(b)は、図7(a)のような形態の支台歯形成用バー本体部材50Aに対して、支台歯形成用バー本体部材50Bとガイド用突起部14との境界部分に切欠き段部を備えた構成を断面により示した構成説明図である。
また、支台歯形成用バー11,21,31は、図7(c)に示すように支台歯形成用バー本体部材51の中心軸上X先端部に微細な挿通孔51aを形成し、該挿通孔51aに別部材で構成したガイド用突起部材44aを嵌合することにより一体化して形成してもよい。
さらにまた、ガイド用突起部14は、図7(d)に示すように支台歯形成用バー本体部材52の中心軸上X先端部の挿通孔52aに、別部材で構成したガイド用突起部材44bを係合保持して該研削部13に対して中心軸X回りに回動自在に構成であってもよい。
図7(d)に示した構成によれば、ガイド用突起部14(44b)は、歯牙に当接したとき、研削部13の中心軸X回りの回転とともに回転しないため、ガイド用突起部14(44b)と歯牙との接触抵抗を緩和した状態でより一層、スムーズに研削部13をガイドすることができる。
なお、上述した実施形態では、臼歯Aにシャンファー形成ラインL1を形成する実施例について説明したが、本発明の支台歯形成用バーは、臼歯A(奥歯)に限らず、前歯や他の歯にクラウンマージンを形成する場合に適用することができる。
このように、本発明の支台歯形成用バーは、上述した実施形態の構成のみに限定されるものではなく、その他にも多くの実施の形態を得ることができる。
一部拡大して示した本実施形態の支台歯形成用バーの正面図。 本実施形態の支台歯形成用バーの作用説明図。 本実施形態の支台歯形成用バーの作用説明図。 本実施形態の支台歯形成用バーにより形成した支台歯の外観図。 スキャロップの強い歯に対してシャンファー形成ラインを形成する様子を示す作用説明図である。 他の実施形態の支台歯形成用バーの説明図。 他の実施形態の支台歯形成用バーの説明図。 従来の支台歯形成処置により形成した、遊離エナメル質部が残ったマージン形態を示す断面図。
符号の説明
11,21,31…支台歯形成用バー
12…シャンク部
13,23,33…研削部
14…ガイド用突起部
R…研削部とガイド用突起部との半径方向における間隔
X…中心軸
L1…シャンファー面(シャンファー形成ライン)
L2…ショルダー面
L3…ベベル面

Claims (3)

  1. ハンドピースに装着するシャンク部を備えるとともに、該シャンク部よりも軸方向の先端側に、歯牙研削可能な研削部を備えた支台歯形成用バーであって、
    歯肉溝に差し込み可能に突き出して上記研削部をガイドするガイド用突起部を、上記研削部の中心軸上先端部に形成し、
    上記ガイド用突起部の表面を研削部の外周面よりも滑らかに形成した
    支台歯形成用バー。
  2. 上記研削部と上記ガイド用突起部との半径方向における間隔を、所望のクラウンマージンの研削量に対応する長さで形成した
    請求項1に記載の支台歯形成用バー。
  3. 上記ガイド用突起部を、上記研削部に対して中心軸回りに回転自在に構成した
    請求項1、又は、請求項2に記載の支台歯形成用バー。
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