JP2009113596A - 車両用衝撃吸収部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の斜め方向から衝撃荷重が加えられる場合でも、車両幅方向の寸法を大きくしたり補助部材を追加して設けたりすることなく横倒れが抑制され、優れた衝撃吸収性能が安定して得られるようにする。
【解決手段】筒形状の本体部52のうち車両の幅方向に位置する一対の幅広側壁部60のうち、車両内側の幅広側壁部60には、外側へ突出する凸条70が取付プレート54側の端部から軸方向と平行に設けられているため、車両の斜め方向から衝撃荷重が加えられてモーメント荷重が生じる場合でも、その凸条70の存在で横倒れが抑制され、優れた衝撃吸収性能が安定して得られる。また、凸条70は、圧壊が開始する荷重入力側すなわちバンパービーム10側の取付プレート56側の端部に達することが無いように設けられているため、衝突初期の荷重増加を招くことが無く、衝撃エネルギーの吸収特性が良好に維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用衝撃吸収部材に係り、特に、車両の斜め前方或いは斜め後方から衝撃荷重を受けた場合に横倒れして衝撃吸収性能が損なわれることを防止する技術に関するものである。
(a) 筒形状を成しているとともに、側壁の一部には内側へ凹むように凹溝がその筒形状の軸方向と平行に設けられており、(b) その軸方向が車両の前後方向となる姿勢で車体側部材とバンパー部材との間に配設され、圧縮荷重を受けることにより軸方向に蛇腹状に圧壊させられて衝撃エネルギーを吸収する車両用衝撃吸収部材が知られている(特許文献1参照)。図9は、このような車両用衝撃吸収部材の一例を説明する図で、(a) は車両のフロント側のバンパービーム10の近傍を車両の上方から見た概略平面図であり、左右のサイドメンバー12R、12Lの前端部にはそれぞれ衝撃吸収部材としてクラッシュボックス14R、14Lが配設されているとともに、バンパービーム10は、その左右の両端部においてクラッシュボックス14R、14Lに固定されている。図9の(b) は、(a) における IXA−IXA 断面すなわち右側の取付部付近の断面図で、クラッシュボックス14Rは、筒形状の本体部20と、その本体部20の軸方向の両端部にそれぞれ一体的に溶接固定された一対の取付プレート22、24とを備えており、それ等の取付プレート22、24を介して図示しないボルト等によりサイドメンバー12R、バンパービーム10に固定されるようになっている。
図10は、上記クラッシュボックス14Rの本体部20の一例を具体的に説明する図で、(a) は斜視図、(b) は正面図である。この本体部20の筒形状の軸方向と直角な断面(図10(b) に相当)は、凹溝32に隣接する2つの辺を直線で補間して得られる辺を長辺として平行に一対有する長手形状(図10の(b) の場合は上下方向に長い八角形状)を基本形状としており、その基本形状の長辺を構成している一対の幅広側壁部30の幅方向、すなわち図10の(a) 、(b) における上下方向、の中間部分(図10では中央部分)にそれぞれ内側へ凹む凹溝32が軸方向と平行に設けられているとともに、その一対の幅広側壁部30が車両の幅方向に位置する姿勢で前記サイドメンバー12Rとバンパービーム10との間に配設されている。本体部20は、筒形状のパイプ材等を用いて液圧成形等により一体に構成することもできるが、図10は、M字形状に曲げ加工された一対のプレス板材26、28の両側部を互いに重ね合わせて一体的に溶接固定することにより、上下方向に長い長手形状を成す多角形の筒体としたものである。
そして、このようなクラッシュボックス14Rにおいては、車両前方から衝撃が加えられて圧縮荷重Fを受けると、図9の(c) に示すように本体部20が蛇腹状に圧壊させられ、この時の変形で衝撃エネルギーを吸収し、サイドメンバー12R等の車両の構造部材に加えられる衝撃を緩和する。この蛇腹状の圧壊は、本体部20が多数箇所で連続的に座屈(図9(c) におけるくの字状の折れ曲がり)することによって生じる現象で、通常はバンパービーム10側すなわち入力側から座屈が開始し、時間の経過と共に車体側へ進行する。なお、バンパービーム10は左右対称で、左側の取付部も同様に構成されている。また、このバンパービーム10は、バンパーのリインフォースメント(補強部材)および取付部材として機能するもので、合成樹脂等から成るバンパー本体16が一体的に取り付けられるようになっている。バンパービーム10はバンパー部材に相当し、サイドメンバー12R、12Lは車体側部材に相当する。
WO2005/010398号公報
ところで、近年、車両の損傷性評価のための衝突テストでは、バリアを傾けて車両の斜め方向からの衝突を想定したテスト法が採り入れられている。すなわち、図11の(a) に示すように、衝突面40が所定角度θ1(例えば10°)だけ傾斜させられたリジッドバリア42に対して所定車速V1(例えば15km/h)で車両をオフセット衝突させたり、図11の(b) に示すように、先端にバリア44が取り付けられた衝突台車46を、所定角度θ2(例えば10°)だけ傾斜した方向から所定速度V2(例えば15km/h)で車両のコーナー部分に衝突させたりするのである。
そして、このようなテスト法によると、例えば図12に示すように荷重Fが斜めに作用してクラッシュボックス14Rにモーメント荷重Mが発生し、この場合には車両の内側(図12における左方向)へ横倒れし易くなり、所期の衝撃エネルギーの吸収性能が得られなくなることがある。図13は、図11(a) の40%オフセットリジッドバリアにおいて角度θ1=10°、車速V1=15km/hの条件で衝突試験を行なった場合の圧壊過程をFEM解析によりシミュレートした結果を示す図で、(e) に示す段階でクラッシュボックス14Rが横倒れしている。また、図5に示すグラフの破線は、この衝突試験の際の荷重および吸収エネルギーの計算結果であり、圧縮ストロークがST1を超えたあたりから荷重が低下しており、この付近で横倒れが生じたものと考えられる。なお、図12は、バンパービーム10の右半分を示す平面図である。
これに対し、未だ公知ではないが、例えば図14の(a) 、(b) に示す対策が考えられる。図14の(a) は、クラッシュボックス14Rを90°回転させて横長にし、横倒れを防止するようにしたもので、クラッシュボックス14Rそのものについては大きな変更が無く簡単に適用できるが、車両幅方向の寸法が大きくなるため車両への搭載性が悪くなり、例えばサイドメンバー12Rの横幅寸法を大きくするなど、大幅な設計変更が必要となる場合がある。図14の(b) は、図12のモーメント荷重Mをキャンセルするための補助部材48を本体部20と並列に取付プレート22と24との間に介在させた場合で、部品点数の増加に伴うコスト増加や重量増加、生産性の悪化、部品全体の車両搭載性の悪化等の問題を生じる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、車両の斜め方向から衝撃荷重が加えられる場合でも、車両幅方向の寸法を大きくしたり補助部材を追加して設けたりすることなく横倒れが抑制されるようにして、優れた衝撃吸収性能が安定して得られるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 筒形状を成しているとともに、側壁の一部には内側へ凹むように凹溝がその筒形状の軸方向と平行に設けられており、(b) 前記軸方向が車両の前後方向となる姿勢で車体側部材とバンパー部材との間に配設され、圧縮荷重を受けることによりその軸方向に蛇腹状に圧壊させられて衝撃エネルギーを吸収する車両用衝撃吸収部材において、(c) 前記筒形状の側壁のうち車両の幅方向に位置する部分には、外側へ突出する凸条が前記車体側部材側の端部から前記軸方向と平行に、前記バンパー部材側の端部に達することが無いように設けられていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用衝撃吸収部材において、前記凸条の突出寸法は、前記車体側部材側の端部から前記バンパー部材側へ向かうに従って連続的に減少させられていることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明の車両用衝撃吸収部材において、(a) 前記筒形状の前記軸方向と直角な断面は互いに略平行な一対の長辺を有する長手形状を成しており、前記一対の長辺には、その長辺を構成している一対の幅広側壁部の幅方向の中間部分にそれぞれ前記凹溝が設けられており、(b) その一対の幅広側壁部が車両の幅方向に位置する姿勢で前記車体側部材と前記バンパー部材との間に配設されるとともに、(c) その一対の幅広側壁部の少なくとも一方の前記凹溝以外の部分に前記凸条が設けられていることを特徴とする。
このような車両用衝撃吸収部材においては、筒形状の側壁のうち車両の幅方向に位置する部分に外側へ突出する凸条が車体側部材側の端部から軸方向と平行に設けられているため、車両の斜め方向から衝撃荷重が加えられてモーメント荷重が生じる場合でも、その凸条の存在で横倒れが抑制されて優れた衝撃吸収性能が安定して得られる。その場合に、筒形状の側壁に凸条を設けるだけであるため、車両幅方向の寸法を大きくしたり補助部材を追加して設けたりする場合に比較して、部品点数の増加や車両搭載性の悪化、重量増加、生産性の悪化等が抑制され、或いは解消する。
また、上記凸条は、圧壊が開始する荷重入力側すなわちバンパー部材側の端部に達することが無いように設けられているため、衝突初期の荷重増加を招くことが無く、衝撃エネルギーの吸収特性(圧縮ストロークに対する荷重や吸収エネルギーの変化特性)が良好に維持される。
第2発明では、上記凸条の突出寸法が車体側部材側の端部からバンパー部材側へ向かうに従って連続的に減少させられているため、急激な荷重変化を生じることが無く、衝撃エネルギーの吸収特性が一層良好に維持される。
本発明の車両用衝撃吸収部材は、車両前側に取り付けられるバンパー部材の取付部にも車両後側に取り付けられるバンパー部材の取付部にも適用され得るが、何れか一方のみに適用するだけでも差し支えない。
また、バンパー部材の長手方向の形状、すなわち車両の上方から見た平面視の形状は、例えば前側バンパーについては中央部が前方へ突き出すように滑らかに湾曲した形状とすることが望ましいが、略直線状であっても良いし、両端部のみ後方へ傾斜させたり湾曲させたりするなど、種々の態様が可能である。本発明の車両用衝撃吸収部材は、筒形状の軸方向が車両の前後方向となる姿勢で配設されるが、必ずしも厳密に前後方向である必要はなく、バンパー部材の形状等により左右或いは上下方向へ傾斜する姿勢で配設することもできる。
本発明の車両用衝撃吸収部材は、例えば筒形状を成す本体部と、その本体部の軸方向の両端に一体的に固設される一対の取付プレートとを有して構成され、本体部は、例えば(a) 前記筒形状の軸心に対して直角な断面が、少なくとも一対の略平行な2辺を有する六角形以上の扁平な多角形状を成しているとともに、(b) その多角形断面において互いに平行な2辺を構成している一対の側壁には、それぞれ内側へ凹む凹溝が軸方向に設けられる構成とされるが、正方形や長方形等の単純な正多角形状であっても良いし、一部または全周に亘って円形、楕円形などの湾曲形状を備えていても良い。
本体部の形状は、例えば扁平な八角形(長方形の4つの角部に平面取りを施した形状)を基本断面形状として、その断面の長軸方向と略平行な一対の長辺の略中央部分に長軸に対して略対称に一対の凹溝を設け、全体として8の字乃至瓢箪形状の断面形状とされるが、前記一対の長辺に2対以上の凹溝を設けることもできる。また、長軸方向の端部が三角山形状とされた扁平な六角形を基本断面形状とすることもできるなど、種々の態様が可能である。
このような本体部は、例えば前記筒形状を軸方向と略平行に2分割した断面が略U字形状或いはM字形状等の一対の半割れ体を薄板材にてプレス加工等により形成し、該一対の半割れ体の開口側の両側部をそれぞれ重ね合わせた状態、或いは突き合わせた状態で一体的に溶接接合することによって筒形状とすることができるが、円筒或いは角筒などの筒状のパイプ部材に液圧成形を施すことにより所定の断面形状とすることもできるなど、種々の態様が可能である。
凹溝は、例えば筒形状の断面が長手形状の場合、その長手形状の長手方向の中心線(長軸)に対して略対称に一対または複数対設けられるが、筒形状の軸心まわりに1本または所定の間隔で複数本設けるようにしても良いなど、筒形状の断面形状等に応じて適宜設けられる。凸条については、少なくとも車両に対する配設状態において車両の幅方向に位置する左右の側壁部分の少なくとも一方に、1本或いは複数本設けられるが、例えば車両の幅方向に位置する両側の側壁部分にそれぞれ設けても良い。それ等の側壁の略中央部分に凹溝が設けられる場合は、その凹溝の両側に一対の凸条を設け、左右合わせて計4本の凸条を設けることもできる。
凸条は、第2発明のようにバンパー部材側へ向かうに従って突出寸法が連続的に減少するように設けることが望ましいが、一定の突出寸法で設けたり、突出寸法が段階的に小さくなるように設けたりすることも可能である。第2発明の実施に際しては、例えばバンパー部材側の端部で突出寸法が0となるように突出寸法が連続的に減少する凸条を、筒形状の軸方向の全長に亘って設けることもできる。第1発明において、「バンパー部材側の端部に達することが無いように設けられている」とは、このように少なくともバンパー部材側の端部において突出寸法が0であれば良い。
上記凸条は、斜め方向から衝撃荷重が加えられた場合に、モーメント荷重に拘らず横倒れすることを抑制するため、筒形状の軸方向の長さ寸法の半分以上の範囲に設けることが望ましい。バンパー部材の形状等により、モーメント荷重の方向が一定である場合には、そのモーメント荷重による横倒れが抑制されるように、左右の側壁部分の何れか一方のみ、例えば横倒れする側の側壁部分のみに凸条を設けるだけでも良い。
凸条の断面形状は、例えば突出側程幅寸法が小さくなる台形形状とされるが、突出方向の幅寸法が一定の長方形或いは正方形であっても良いし、半円形、半楕円形等の部分円弧形状とすることもできるなど、種々の態様が可能である。筒形状の軸方向において、突出寸法を含めて凸条の断面形状を連続的或いは断続的に変化させることも可能である。前記凹溝の断面形状についても、例えば内側へ向かうに従って幅寸法が小さくなる台形形状とされるが、長方形や正方形等の角形であっても良いなと、上記凸条と同様に種々の態様が可能である。
凸条の突出寸法hが大きくなると、安定した繰り返し座屈(圧壊)が阻害される可能性があるため、筒形状の断面形状や板厚等によっても異なるが、突出寸法hは最も大きい部分で5mm以下とすることが望ましい。
このような筒形状の本体部の素材としては、例えば圧延鋼板や炭素鋼管などが好適に用いられるが、蛇腹状に圧壊させられることにより所望の衝撃エネルギー吸収作用が得られる他の種々の金属板材やパイプ材を採用することができる。横倒れを防止するための凸条は、例えばプレスによる絞り加工や曲げ加工、或いは液圧成形等によって形成することができる。
第3発明では、車両幅方向に位置する幅広側壁部に凹溝および凸条が設けられるが、他の発明の実施に際しては、例えば車両に対する配設状態において上下に位置する側壁部分に凹溝が設けられ、左右に位置する側壁部分に凸条が設けられるようにしても良いなど、種々の態様が可能である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1のクラッシュボックス50は、前記図9のクラッシュボックス14Rの代わりにサイドメンバー12Rとバンパービーム10との間に配設されて使用されるもので、本発明の車両用衝撃吸収部材に相当する。図1の(a) のバンパービーム10は、車両の右側半分を示す平面図で、左側半分は中心線を挟んで対称的に構成される。クラッシュボックス50は、基本断面形状が扁平な八角形の筒形状の本体部52と、その本体部52の軸方向の両端部にそれぞれ一体的に溶接固定された一対の取付プレート54、56とを備えており、本体部52の軸心が車両の前後方向と略平行となる姿勢でサイドメンバ12Rとバンパービーム10との間に配設され、取付プレート54、56を介して図示しないボルト等によりそれ等のサイドメンバー12R、バンパービーム10に一体的に固定される。図1の(b) は本体部52の斜視図で、(c) は軸心方向から見た正面図であり、それぞれ前記図10の(a) 、(b) に相当する図である。
上記本体部52の軸方向の両端縁のうちサイドメンバー12R側すなわち取付プレート54側の端縁は、本体部52の軸心に対して直角で、取付プレート54もその端縁の全周に亘って密着するように軸心に対して略直角に設けられており、サイドメンバー12Rの前端面に密着するように固設される。一方、バンパービーム10側すなわち取付プレート56側の端縁は、バンパービーム10の形状に対応して、バンパービーム10の端部に向かうに従って車体側へ後退するように、本体部52の軸心(車両の前後方向)に対して直角な方向から傾斜させられているとともに、取付プレート56もその端縁の全周に亘って密着するように本体部52の軸心に対して傾斜するように設けられており、バンパービーム10に密着するように固設されている。この傾斜角度は、バンパービーム10の形状に合わせて例えば10°〜15°程度とされている。そして、車両前方から衝撃が加えられて圧縮荷重を受けると、前記クラッシュボックス14Rと同様に、図9の(c) に示すように軸方向に蛇腹状に圧壊させられ、この時の変形で衝撃エネルギーを吸収し、サイドメンバー12R等の車両の構造部材に加えられる衝撃を緩和する。
上記本体部52は、基本的には前記本体部20と同じ形状で、筒形状の軸心に対して直角な断面(図1(c) に相当)は、凹溝62に隣接する2つの辺を直線で補間して得られる辺を長辺として平行に一対有する長手形状(上下に長い長方形の4つの角部に平面取りを施した八角形状)を基本形状としており、その基本形状の長辺を構成している一対の幅広側壁部60には、その幅方向すなわち図1の(b) 、(c) における上下方向(長軸方向)の中央部分に、長軸に対して略対称にそれぞれ筒形状の内側へ凹む一対の凹溝62が軸方向と平行に筒形状の全長に亘って設けられており、全体として8の字形状乃至瓢箪形状の断面形状を成している。また、この本体部52は、上記一対の幅広側壁部60が車両の幅方向に位置する姿勢、すなわち上記長辺(図1(c) において上下方向に延びる左右両側の辺)が車両の上下方向と平行になる姿勢で、前記サイドメンバー12Rとバンパービーム10との間に配設されている。この本体部52は、筒形状のパイプ材等を用いて液圧成形等により一体に構成することもできるが、本実施例では、M字形状に曲げ加工された一対のプレス板材64、66の両側部を互いに重ね合わせて一体的に溶接固定することにより、上下方向に長い長手形状を成す多角形の筒体としたものである。なお、図1では、各幅広側壁部60の中央に凹溝62が1本ずつ設けられているが、幅方向(図1(b) 、(c) における上下方向)に離間して凹溝62を複数本ずつ設けることも可能である。
車両に対する配設状態において車両の幅方向に位置する上記一対の幅広側壁部60のうち、車両内側の幅広側壁部60にはまた、外側へ突出する凸条70が凹溝62の両側に2本設けられている。この凸条70は、サイドメンバー12R側に位置する取付プレート54側の端部から、筒形状の軸方向と平行すなわち凹溝62と平行に、且つバンパービーム10側に位置する取付プレート56側の端部に達することが無いように、本実施例では筒形状の軸方向の長さ寸法の半分以上の範囲(例えば50%〜70%程度の範囲)に設けられている。また、凸条70の断面形状は、図1(c) から明らかなように、突出側程幅寸法が小さくなる台形形状とされており、且つ図1(b) から明らかなように略一定の突出寸法で設けられている。但し、凸条70の先端部、すなわち取付プレート56側の端部は、突出寸法が徐々に小さくなる傾斜面とされている。この凸条70は、例えば圧延鋼板等から成るプレス板材64、66をプレスにより所定形状に曲げ加工する際に、絞り加工によって同時に形成することができる。
このようなクラッシュボックス50によれば、筒形状の本体部52のうち車両の幅方向に位置する一対の幅広側壁部60のうち、車両内側の幅広側壁部60には、外側へ突出する凸条70が取付プレート54側の端部から軸方向と平行に設けられているため、車両の斜め方向、本実施例では図1(a) における車両の右前方方向から衝撃荷重が加えられてモーメント荷重が生じる場合でも、その凸条70の存在で横倒れが抑制され、優れた衝撃吸収性能が安定して得られる。
例えば、図2の(a) は、前記図11(a) のリジッドバリア42による衝突試験で、傾斜した衝突面40により荷重Fが斜めに作用してクラッシュボックス50に車両の内側へ向かう内向き(図2(a) における左まわり)のモーメント荷重Mが発生する場合で、このように左まわりのモーメント荷重Mが主として生じる場合には、本実施例のように左側すなわち車両の内側に位置する幅広側壁部60のみに凸条70を設けることで、横倒れが効果的に抑制される。一方、図2の(b) は、衝突面41が衝突方向に対して垂直な従来のリジッドバリア43の場合で、バンパービーム10の形状や強度等によっては、バンパービーム10の折れ曲がり部分が延びて逆方向すなわち車両の外側へ向かう外向き(図2(b) における右まわり)のモーメント荷重Mが発生することがある。このように右まわりのモーメント荷重Mが主として生じる場合には、図2の(b) に示すように右側すなわち車両の幅方向の外側に位置する幅広側壁部60に凸条70を設けたクラッシュボックス50′を採用することも可能である。
また、図3〜図5は、本実施例のクラッシュボックス50を用いて、図11(a) の40%オフセットリジッドバリアにおいて角度θ1=10°、車速V1=15km/hの条件で行う衝突試験の圧壊過程をFEM解析によりシミュレートするとともに、圧縮ストロークに対する荷重および吸収エネルギーの特性を計算した結果を説明する図である。図3は、FEM解析に使用したクラッシュボックス50の各部の寸法を説明する図で、L=190mm、H=120〜135mm、W=60mm、l=110mm、w1=20mm、w2=10mm、h=5mmであり、高さ寸法Hは、取付プレート54側(サイドメンバー12R側)から取付プレート56側(バンパービーム10側)へ向かうに従って上記寸法値の範囲で連続的に減少させられている。また、プレス板材64、66の引張強度は440MPa、板厚t=1.2mmである。
図4は、圧壊過程をFEM解析によりシミュレートした結果を示す図で、前記図13の従来品の場合に比較して、クラッシュボックス50が最後まで横倒れすることなく、軸方向に沿って適正に圧壊が進行している。また、図5の実線は、本実施例に関する圧縮ストロークに対する荷重および吸収エネルギーの特性で、破線で示す従来品のように途中で荷重が低下することなく、最後まで所定の荷重が維持され、良好な吸収エネルギー特性が得られる。図5の(b) の吸収エネルギーは、(a) の荷重の積分値に相当する。なお、図5の破線および図13に結果を示す従来品の各部の寸法は本実施例と同じで、凸条70の有無が相違するだけである。
ここで、本実施例では筒形状の本体部52の一部に絞り加工によって凸条70を設けるだけで良いため、図14の(a) 、(b) のように車両幅方向の寸法を大きくしたり補助部材48等を追加して設けたりする場合に比較して、部品点数の増加や車両搭載性の悪化、重量増加、生産性の悪化等が抑制され、或いは解消する。
また、上記凸条70は、圧壊が開始する荷重入力側すなわちバンパービーム10側の取付プレート56側の端部に達することが無いように設けられているため、衝突初期の荷重増加を招くことが無く、衝撃エネルギーの吸収特性が良好に維持される。
また、本実施例では、上記凸条70の先端部すなわち取付プレート56側の端部が、突出寸法が徐々に小さくなる傾斜面とされているため、圧縮荷重による圧壊(圧縮ストローク)が凸条70まで進行した時に荷重が急に変化することが抑制され、衝撃エネルギーの吸収特性が良好に維持される。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図6のクラッシュボックス80は、筒形状の本体部82に設けられる凸条84が、本体部82の軸方向の全長に亘って設けられている場合で、バンパービーム10側の取付プレート56側の端部に向かうに従って突出寸法が連続的に減少させられ、その取付プレート56側の端部において突出寸法が0とされている。この場合も、凸条84の存在に拘らず荷重の急な変化が抑制され、衝撃エネルギーの吸収特性を良好に維持しつつ、凸条84の存在でモーメント荷重による横倒れが抑制される。
図7のクラッシュボックス90は、筒形状の本体部92に設けられる凸条94が、図1の凸条70と同様に本体部82の軸方向の途中まで設けられている場合で、バンパービーム10側の取付プレート56側へ向かうに従って突出寸法が連続的に減少させられている。この場合も、凸条94の存在に拘らず荷重の急な変化が抑制され、衝撃エネルギーの吸収特性を良好に維持しつつ、凸条94の存在でモーメント荷重による横倒れが抑制される。
図8のクラッシュボックス100は、筒形状の本体部102の左右両側の幅広側壁部60に前記凸条70が設けられている場合で、このようなクラッシュボックス100によれば、左右両側の凸条70の存在でモーメント荷重による横倒れが一層効果的に抑制される。すなわち、前記図2の(a) 、(b) に示すように左右両方向のモーメント荷重Mに対して有効に機能し、モーメント荷重Mの方向に拘らず横倒れが一層効果的に抑制され、所定の衝撃吸収性能が常に安定して得られるようになる。なお、凸条70の代わりに、前記凸条84或いは94が設けられた場合も同様である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例である車両用衝撃吸収部材を説明する図で、(a) は配設態様の一例を示す概略平面図、(b) は車両用衝撃吸収部材の本体部の斜視図、(c) は本体部の正面図である。 図1の車両用衝撃吸収部材にモーメント荷重が作用する場合を説明する図で、(a) は衝突面が傾斜している場合、(b) は衝突面が垂直の場合である。 FEM解析を行なう際に用いたクラッシュボックスの各部の寸法を説明する図で、図1の(b) 、(c) に相当する図である。 FEM解析によって得られた圧壊過程のシミュレーション結果を示す図である。 FEM解析によって得られた圧縮ストロークに対する荷重および吸収エネルギーの変化特性を、従来品の場合と比較して示す図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、(a) は図1(b) に相当する斜視図、(b) は図1(c) に相当する正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、図1の(b) に相当する斜視図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、(a) は図1(b) に相当する斜視図、(b) は図1(c) に相当する正面図である。 従来の車両用衝撃吸収部材を説明する図で、(a) は具体的な配設態様の一例を示す概略平面図、(b) は(a) における IXA−IXA 断面図、(c) は圧縮荷重Fにより蛇腹状に圧壊させられた状態を示す図である。 図9の車両用衝撃吸収部材の本体部を示す図で、(a) は図1(b) に相当する斜視図、(b) は図1(c) に相当する正面図である。 車両の斜め方向からの衝突を想定した衝突試験を説明する図で、(a) は衝突面が所定角度θ1だけ傾斜させられたリジッドバリアに対する衝突試験、(b) は衝突台車を所定角度θ2だけ傾斜した方向から車両に衝突させる衝突試験である。 図11(a) の衝突試験において、車両用衝撃吸収部材に作用するモーメント荷重を説明する図である。 図10の従来の車両用衝撃吸収部材を用いた図11(a) の衝突試験について、FEM解析により得られた圧壊過程のシミュレーション結果を示す図で、図4に対応する図である。 図12に示すモーメント荷重による横倒れ対策の一例を説明する図で、(a) は車両用衝撃吸収部材を横向きにした場合、(b) は補助部材を用いた場合である。
符号の説明
10:バンパービーム(バンパー部材) 12R、12L:サイドメンバー(車体側部材) 50、50′、80、90、100:クラッシュボックス(車両用衝撃吸収部材) 52、82、92、102:本体部 60:幅広側壁部 62:凹溝 70、84、94:凸条

Claims (3)

  1. 筒形状を成しているとともに、側壁の一部には内側へ凹むように凹溝が該筒形状の軸方向と平行に設けられており、
    前記軸方向が車両の前後方向となる姿勢で車体側部材とバンパー部材との間に配設され、圧縮荷重を受けることにより該軸方向に蛇腹状に圧壊させられて衝撃エネルギーを吸収する車両用衝撃吸収部材において、
    前記筒形状の側壁のうち車両の幅方向に位置する部分には、外側へ突出する凸条が前記車体側部材側の端部から前記軸方向と平行に、前記バンパー部材側の端部に達することが無いように設けられている
    ことを特徴とする車両用衝撃吸収部材。
  2. 前記凸条の突出寸法は、前記車体側部材側の端部から前記バンパー部材側へ向かうに従って連続的に減少させられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用衝撃吸収部材。
  3. 前記筒形状の前記軸方向と直角な断面は互いに略平行な一対の長辺を有する長手形状を成しており、前記一対の長辺には、該長辺を構成している一対の幅広側壁部の幅方向の中間部分にそれぞれ前記凹溝が設けられており、
    該一対の幅広側壁部が車両の幅方向に位置する姿勢で前記車体側部材と前記バンパー部材との間に配設されるとともに、
    該一対の幅広側壁部の少なくとも一方の前記凹溝以外の部分に前記凸条が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用衝撃吸収部材。
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