JP2009111749A - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】窓関数を用いたOFDM復調処理を、マルチパス環境下においてもISIを起こさずに、容易に行うことができるようにする。
【解決手段】窓関数は1OFDMシンボルの幅と同じ幅を有しており、それぞれのタイミングにおいて0乃至1のいずれかの値をとる。窓関数に対しては、ISIを起こさせる区間がFFT演算の対象から除外されるように0の値をとる区間が先頭に設定され、1の値をとる区間が遅延広がりの分だけ延長されるように、FFTウインドウ位置と遅延広がりに基づいて整形される。整形後の窓関数が乗算された時間領域OFDM信号からGIが抽出され、GIが時間領域OFDM信号の後半に加算されることによってNサンプルの時間領域OFDM信号が生成される。生成された時間領域OFDM信号を対象としてFFT演算が行われる。本発明は、OFDM信号を受信する受信装置に適用することができる。
【選択図】図15

Description

本発明は、受信装置、受信方法、およびプログラムに関し、特に、窓関数を用いたOFDM復調処理を、マルチパス環境下においてもISI(Inter Symbol Interference)を起こさずに、容易に行うことができるようにした受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
地上デジタル放送の変調方式として、多数の直交搬送波を用い、各搬送波をPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)で変調する直交周波数分割多重方式(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式)が提案されている。
OFDM方式は、多数のサブキャリアで伝送帯域全体を分割するため、サブキャリア1波あたりの帯域は狭くなり、伝送速度は遅くなるが、トータルの伝送速度は従来の変調方式と変わらないという特徴を有している。
また、OFDM方式は、多数のサブキャリアが並列に伝送されるために、シンボル速度が遅くなるという特徴を有している。そのため、1シンボルの時間長に対する相対的なマルチパスの時間長を短くすることができ、これにより、マルチパスによる影響を受けにくくすることができるという特徴もOFDM方式は有している。
さらに、複数のサブキャリアにデータが割り当てられることから、OFDM方式は、逆フーリエ変換を変調時に行うIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算回路を用いることにより送信回路を構成することができ、フーリエ変換を復調時に行うFFT(Fast Fourier Transform)演算回路を用いることにより受信回路を構成することができるという特徴を有している。
図1は、OFDMシンボルを示す図である。
OFDM方式においては、信号の伝送はOFDMシンボルと呼ばれる単位で行われる。
図1に示されるように、1OFDMシンボルは、送信時にIFFTが行われる信号区間である有効シンボルと、有効シンボルの後半の一部分の波形がコピーされたガードインターバル(以下、GIという)とから構成される。GIは、時間軸上で有効シンボルの前の位置に挿入される。
OFDM方式では、GIを挿入することにより、マルチパス環境下において発生するOFDMシンボル間の干渉を防ぐことが可能になる。
このようなOFDMシンボルが複数集められて1つのOFDM伝送フレームが形成される。例えば、日本における地上デジタル放送の規格であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)規格においては、204のOFDMシンボルから1つのOFDM伝送フレームが形成される。
OFDM方式では、OFDM伝送フレームの単位を基準として、データを伝送するデータ搬送波の他に、OFDM受信機側において伝送路特性(周波数特性)を推定するのに用いられる分散パイロット信号(以下、適宜、SP信号という)と、伝送パラメータを伝送するTMCC搬送波が、図2に示されるようにそれぞれの搬送波(サブキャリア)に割り当てられる。
SP信号は、既知の振幅と位相を持つ複素ベクトルであり、一定の間隔で配置される。SP信号とSP信号の間には伝送の対象になるデータ搬送波が配置される。OFDM受信機においては、伝送路特性の影響を受けて歪んだ状態でSP信号が得られるが、送信時のSP信号の状態が既知であるため、送信時のSP信号と受信時のSP信号を比較することによって伝送路特性が取得される。
図3は、従来のOFDM受信機の構成例を示すブロック図である。
図3に示されるように、OFDM受信機は、受信アンテナ1、周波数変換回路2、局部発振回路3、A/D(Analog/Digital)変換回路4、直交復調回路5、局部発振回路6、FFT回路7、SP信号抽出回路8、時間方向伝送路推定回路9、周波数方向伝送路推定回路10、伝送路補償回路11、搬送波周波数同期回路12、ウインドウ再生回路13、および遅延プロファイル推定回路14から構成される。
周波数変換回路2は、受信アンテナ1において受信されたRF信号と、局部発振回路3から供給された発振周波数fc+fIFの搬送波を乗算することによって、RF信号を中心周波数fIFのIF信号に周波数変換し、変換して得られたIF信号をA/D変換回路4に出力する。
A/D変換回路4は、周波数変換回路2から供給されたIF信号に対してA/D変換を施し、A/D変換を施すことによって得られたデジタルのIF信号を直交復調回路5に出力する。
直交復調回路5は、局部発振回路6から供給された発振周波数fIFの搬送波を用いて直交復調を行い、A/D変換回路4から供給されたIF信号からベースバンドのOFDM信号を取得する。このベースバンドのOFDM信号は、FFT演算が行われる前の、いわゆる時間領域の信号である。直交復調回路5は、直交復調を行うことによって取得した時間領域OFDM信号をFFT回路7、搬送波周波数同期回路12、およびウインドウ再生回路13に出力する。
FFT回路7は、ウインドウ再生回路13により指定されるFFTウインドウ位置に基づいて時間領域OFDM信号に含まれるGIを除去することにより、有効シンボルを含む範囲の信号を抜き出す。
また、FFT回路7は、抜き出した信号に対してFFT演算を行うことによってOFDM信号を復調し、復調したOFDM信号をSP信号抽出回路8と伝送路補償回路11に出力する。FFT回路7から出力されたOFDM信号は、FFT演算が行われた後の、いわゆる周波数領域の信号である。
FFT回路7によるFFT演算の開始位置は、OFDMシンボルの境界である図1の位置Aから、GIと有効シンボルの境界位置である位置Bまでの間のいずれかの位置となる。FFT演算範囲はFFTウインドウと呼ばれ、このFFTウインドウの開始位置であるFFTウインドウ位置が、ウインドウ再生回路13により指定される。
SP信号抽出回路8は、FFT回路7から供給された周波数領域OFDM信号からSP信号を抽出し、SP信号の変調成分を除去することによって、SP信号の配置位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。SP信号抽出回路8は、推定した伝送路特性を表す信号を時間方向伝送路推定回路9に出力する。
時間方向伝送路推定回路9は、SP信号抽出回路8により推定された伝送路特性に基づいて、SP信号が配置されているサブキャリアの、時間方向(OFDMシンボル方向)に並ぶ各OFDMシンボルの位置における伝送路特性を推定する。図2においては、縦方向が時間方向となり、横方向が周波数方向となる。
例えば、時間方向伝送路推定回路9は、SP信号抽出回路8により推定された図2のSP信号SP1の位置におけるサブキャリアの伝送路特性と、SP信号SP2の位置におけるサブキャリアの伝送路特性を用いて、図2の領域A1内の他のシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。
図2に示されるようにSP信号は3サブキャリア毎に挿入されるから、時間方向伝送路推定回路9においては、3サブキャリア毎に、それぞれのOFDMシンボルの位置における伝送路特性が推定される。時間方向伝送路推定回路9は、それぞれのOFDMシンボルの位置における3サブキャリア毎の伝送路特性を表す信号を周波数方向伝送路推定回路10と遅延プロファイル推定回路14に出力する。
周波数方向伝送路推定回路10は、時間方向伝送路推定回路9により推定された伝送路特性に基づいて、周波数方向(サブキャリア方向)に並ぶ各OFDMシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。
例えば、周波数方向伝送路推定回路10は、同じ時刻にそれぞれのサブキャリアによって伝送されたOFDMシンボルである図2の領域A2に含まれるOFDMシンボルの位置のうち、伝送路特性の推定がまだ行われていないOFDMシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。伝送路特性の推定は、SP信号抽出回路8、時間方向伝送路推定回路9により既に推定されている伝送路特性を用いて行われる。
この結果、全てのOFDMシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性が推定される。周波数方向伝送路推定回路10は、推定した伝送路特性を表す信号を伝送路補償回路11に出力する。
伝送路補償回路11は、周波数方向伝送路推定回路10により推定された伝送路特性を用いて、FFT回路7から供給された周波数領域OFDM信号に含まれる、伝送路による歪みの成分を除去する。伝送路補償回路11は、歪みの成分を除去した周波数領域OFDM信号を等化器出力信号として後段の回路に出力する。
搬送波周波数同期回路12は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に基づいて局部発振回路6を制御し、受信信号との同期がとれた発振周波数fIFの搬送波を直交復調回路5に出力させる。
ウインドウ再生回路13は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号と、遅延プロファイル推定回路14により推定された遅延プロファイルに基づいてFFTウインドウ位置を決定し、決定したFFTウインドウ位置を指定する信号をFFT回路7に出力する。
遅延プロファイル推定回路14は、伝送路の時間応答特性を求めることによって伝送路の遅延プロファイルを推定し、推定した遅延プロファイルを表す信号をウインドウ再生回路13に出力する。
例えば、遅延プロファイル推定回路14は、時間方向伝送路推定回路9により推定された伝送路特性にIFFTを施すことによって遅延プロファイルを推定する。時間方向伝送路推定回路9により推定された伝送路特性は周波数特性を表すものであり、これに対してIFFTを施すことによって求められた時間応答特性が遅延プロファイルとなる。
図4は、図3のFFT回路7の構成例を示すブロック図である。
図4に示されるように、FFT回路7は、GI除去回路7−1とFFT演算回路7−2から構成される。
GI除去回路7−1は、ウインドウ再生回路13により指示されたFFTウインドウ位置に基づいて、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に含まれるGIを除去する。GI除去回路7−1は、GIを除去することによって得られた有効シンボルをFFT演算回路7−2に出力する。
FFT演算回路7−2は、GI除去回路7−1から供給された有効シンボルに対してFFT演算を施すことによって時間領域OFDM信号を周波数領域OFDM信号に変換し、変換して得られた周波数領域OFDM信号を出力する。
図5および図6を参照して、FFTウインドウ位置について説明する。
図5は1波環境下におけるFFTウインドウ位置の例を示す図であり、図6はマルチパス環境下におけるFFTウインドウ位置の例を示す図である。
1波環境下においては、図5に示されるように主波だけからなるOFDM信号がOFDM受信機により受信される。ここでは、有効シンボル長をTu、GI長をTgとする。
この場合、FFTウインドウ位置は、図5の位置Cから、GIと有効シンボルの境界位置である位置Dまでの間のいずれかの位置となる。図5の例においては、位置DがFFTウインドウ位置として指定されている。このFFTウインドウ位置に基づいてGIが除去され、FFTウインドウ位置から有効シンボルのサンプル数に相当するNポイントの範囲がFFTウインドウとなる。
マルチパス環境下においては、図6に示されるように主波と遅延波を含むOFDM信号がOFDM受信機により受信される。説明の便宜上、ここでは、2波のマルチパス環境について説明する。
図6の例においては、直接波である主波と、直接波に対してτだけ遅延し、振幅が減衰した遅延波の合成波がOFDM受信機により受信されている。図6において、主波を表す帯の幅より遅延波を表す帯の幅の方が狭いことは、遅延波の振幅が主波の振幅より小さいことを表す。
この場合、FFTウインドウ位置は、復調後にISI(シンボル間干渉)が起きないようにするために、前のOFDMシンボルからの干渉が混入していない、遅延波で伝送されるOFDMシンボルの開始位置である図6の位置Eから、主波で伝送されるOFDMシンボルのGIと有効シンボルの境界位置である位置Fまでの間のいずれかの位置となる。このように、マルチパス環境下においては、FFTウインドウ位置の指定可能な範囲が1波環境下と較べて狭くなる。
図6の例においては、主波のGIと有効シンボルの境界位置である位置FにFFTウインドウ位置が指定されている。このFFTウインドウ位置に基づいてGIが除去され、FFTウインドウ位置からNポイントの範囲がFFTウインドウとなる。
FFTウインドウを用いたOFDM復調処理は以上のようにして行われる。
非特許文献1には、窓関数を用いたOFDM復調処理が開示されている。
図7は、窓関数を用いてOFDM復調処理を行うFFT回路7の構成例を示すブロック図である。
図7に示されるように、FFT回路7は、窓関数回路7−11、0付加回路7−12、2NポイントFFT演算回路7−13、および偶数キャリア抽出回路7−14から構成される。このような構成を有するFFT回路7には、図4のFFT回路7と同様に、直交復調回路5から出力された時間領域OFDM信号が入力される。
窓関数回路7−11は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に対して、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置に基づいて窓関数を設定し、時間領域OFDM信号に窓関数を乗算することによって時間領域OFDM信号の重み付けを行う。窓関数回路7−11は、窓関数を乗算することによって得られた時間領域OFDM信号を0付加回路7−12に出力する。
0付加回路7−12は、GIも含めた形でFFT演算が行われるようにするために、時間領域OFDM信号の後半に0の値を所定の数だけ加えることによって、窓関数回路7−11により抽出された時間領域OFDM信号を、有効シンボルのサンプル数Nの2倍である2Nサンプルの信号とする。0付加回路7−12は、2Nサンプルの時間領域OFDM信号を2NポイントFFT演算回路7−13に出力する。
2NポイントFFT演算回路7−13は、2Nサンプルの時間領域OFDM信号に対して、GIも含めた形で2NポイントのFFT演算を施し、時間領域OFDM信号を周波数領域OFDM信号に変換する。2NポイントFFT演算回路7−13は、FFT演算を施すことによって得られた周波数領域OFDM信号を偶数キャリア抽出回路7−14に出力する。
偶数キャリア抽出回路7−14は、2NポイントFFT演算回路7−13から供給された周波数領域OFDM信号から、偶数番目のキャリアの信号を抽出し、抽出した信号を出力する。
図8は、窓関数の例を示す図である。
図8のAは1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号を示し、図8のBは台形窓関数を示す。図8のCは凸形窓関数を示し、図8のDはRaised Cosine窓関数を示す。図8の窓関数において、横軸は時間を表し、縦軸は、時間領域OFDM信号に乗算する値を表す。
図8の区間S1はGIの区間に対応する区間であり、区間S2は、GIと有効シンボルの境界位置から、有効シンボルの終了位置よりGI長Tgだけ前の位置までの区間である。区間S3は、有効シンボルの終了位置よりGI長Tgだけ前の位置から、有効シンボルの終了位置までの区間である。
図8に示されるように、窓関数は、Tu+Tgの固定の窓幅を有しており、それぞれのタイミングにおいて0から1のうちの所定の値をとる。
開始位置を1OFDMシンボルの開始位置と同じ位置にした場合、図8のBの台形窓関数は、区間S1においては直線に沿って0から1のいずれかの値をとり、区間S2においては1の値をとる。また、台形窓関数は、区間S3においては直線に沿って1から0のいずれかの値をとる。
図8のCの凸形窓関数は、区間S1においては0.5の値をとり、区間S2においては1の値をとる。また、凸形窓関数は、区間S3においては0.5の値をとる。
図8のDのRaised Cosine窓関数は、区間S1においては曲線に沿って0から1のいずれかの値をとり、区間S2においては1の値をとる。また、Raised Cosine窓関数は、区間S3においては曲線に沿って1から0のいずれかの値をとる。
窓関数は、図9に示されるように、それ自体と、有効シンボル長Tuだけ時間軸方向にずらした窓関数を重ね合わせた時、重なる部分の値の和が1になる特徴を有している。
図9の台形窓関数W’は、台形窓関数Wを有効シンボル長Tuだけ時間軸方向にずらしたものである。時刻t1と時刻t2は台形窓関数W’と台形窓関数Wが重なる部分の時刻であり、時刻t1における台形窓関数Wの値と台形窓関数W’の値の和、時刻t2における台形窓関数Wの値と台形窓関数W’の値の和は、いずれも1になる。
図10は、図8の台形窓関数を用いた場合のOFDM復調処理の例を示す図である。
図10のAは1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号を示し、図8のBは台形窓関数を示す。図8のCは図7の2NポイントFFT演算回路7−13に入力される時間領域OFDM信号を示す。
窓関数回路7−11においては、図8のBに示されるように、1の値の開始位置である位置Gが、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置と時間軸上で同じ位置になるように台形窓関数が設定され、図8のAの時間領域OFDM信号に乗算することが行われる。
窓関数を用いてOFDM復調を行うOFDM受信機では、GIと有効シンボルの境界位置が最適なFFTウインドウ位置となり、図10の例においては、その最適な位置がFFTウインドウ位置としてウインドウ再生回路13により指定されている。
この場合、窓関数が乗算されることによって、図10のAに示される時間領域OFDM信号から、台形窓関数の形状と同じ形状の図10のCに示されるような信号が窓関数回路7−11により抽出され、0付加回路7−12に出力される。
0付加回路7−12においては、図10のCに示されるように、窓関数回路7−11から供給された時間領域OFDM信号の後半に0の値が所定の数だけ加えられ、有効シンボルのサンプル数Nの2倍である2Nサンプルの時間領域OFDM信号が生成される。0付加回路7−12により生成された2Nサンプルの時間領域OFDM信号は2NポイントFFT演算回路7−13に出力され、GIも含めた形で、2NポイントのFFT演算が行われる。
このように、有効シンボルの後半部分のコピーであるGIを復調に用いることによって、雑音への耐性をOFDM受信機に持たせることが可能になる。
特開2005−303440号公報 Muschallik C,「Improving an OFDM reception using an adaptiveNyquist windowing」Consumer Electronics, IEEE Transactions, Volume 42, Issue 3, Aug. 1996 Page(s):259 - 269
窓関数を用いた以上のようなOFDM復調処理においては、GIも含めた形でFFT演算を行うために、FFT演算のポイント数が図4のFFT回路7において行われるFFT演算のポイント数の2倍になり、演算量と、演算に必要なメモリの量が増大するといった問題を有している。
また、マルチパス環境においては、窓幅が固定であると、遅延波における直前のOFDMシンボルの一部にも窓関数が掛けられ、FFT演算の対象となる2Nサンプルの区間に含まれてしまうため、復調後にISIが起きてしまうという問題を有している。
図11は、マルチパス環境下におけるOFDM復調処理の例を示す図である。
図11の例においては、OFDM信号の直接波である主波と、直接波に対してτだけ遅延し、振幅が減衰した遅延波の合成波がOFDM受信機により受信されている。また、主波によって伝送されるOFDMシンボルのGIと有効シンボルの境界位置がFFTウインドウ位置として指定されている。
この場合、固定の窓幅Tu+Tgの窓関数で抽出される時間領域OFDM信号の区間は区間S11となり、この区間S11には、直前のOFDMシンボルの一部が、遅延時間に相当する区間S12分だけ含まれる。1つの窓関数に2つのOFDMシンボルの信号が含まれることから、復調後にISIが起きてしまうことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、窓関数を用いたOFDM復調処理を、マルチパス環境下においてもISIを起こさずに、容易に行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、受信OFDM信号から遅延プロファイルを推定する推定手段と、前記推定手段により推定された遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、時間領域OFDM信号、または前記推定手段により推定された遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定する決定手段と、前記遅延広がり算出手段により算出された遅延広がりと前記決定手段により決定されたFFTウインドウ位置に基づいて整形した窓関数を、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算する乗算手段と、前記乗算手段により窓関数が乗算された乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたガードインターバルを、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算する加算手段と、前記加算手段によりガードインターバルが加算された前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、前記決定手段により決定されたFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算を行い、前記周波数領域OFDM信号を生成する演算手段とを備える。
1OFDMシンボルの幅と同じ幅を有し、全体の幅のうち、ガードインターバルに対応する区間と、ガードインターバルのコピー元の信号に対応する区間において0から1のいずれかの値をとり、他の区間において1の値をとる標準の窓関数があらかじめ与えられている場合、前記乗算手段には、開始位置から、遅延広がりに相当する区間だけ後の位置までの区間において0の値をとり、1の値をとる前記他の区間を遅延広がりに相当する区間だけ延長するように前記標準の窓関数を整形させることができる。
前記遅延広がり算出手段には、前記推定手段により推定された遅延プロファイルに基づいて、最早到来波と最遅到来波の間隔を遅延広がりとして算出させることができる。
本発明の一側面の受信方法またはプログラムは、受信OFDM信号から遅延プロファイルを推定し、推定した遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出し、時間領域OFDM信号、または推定した遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定し、算出した遅延広がりと決定したFFTウインドウ位置に基づいて整形した窓関数を、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算し、窓関数を乗算した乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルを抽出し、抽出したガードインターバルを、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算し、ガードインターバルを加算した前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、決定したFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算を行い、前記周波数領域OFDM信号を生成するステップを含む。
本発明の一側面においては、受信OFDM信号から遅延プロファイルが推定され、推定された遅延プロファイルに基づいて遅延広がりが算出され、時間領域OFDM信号、または推定された遅延プロファイルが用いられてFFTウインドウ位置が決定される。また、算出された遅延広がりと決定されたFFTウインドウ位置に基づいて整形された窓関数が、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算され、窓関数が乗算された乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルが抽出される。さらに、抽出されたガードインターバルが、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算され、ガードインターバルが加算された前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、決定されたFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算が行われ、前記周波数領域OFDM信号が生成される。
本発明の一側面によれば、窓関数を用いたOFDM復調処理を、マルチパス環境下においてもISIを起こさずに、容易に行うことができる。
図12は、本発明の一実施形態に係るOFDM受信機の構成例を示すブロック図である。図3の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。
図12に示されるように、OFDM受信機は、受信アンテナ1、周波数変換回路2、局部発振回路3、A/D変換回路4、直交復調回路5、局部発振回路6、FFT回路7、SP信号抽出回路8、時間方向伝送路推定回路9、周波数方向伝送路推定回路10、伝送路補償回路11、搬送波周波数同期回路12、ウインドウ再生回路13、遅延プロファイル推定回路14、および遅延広がり生成回路21から構成される。
図12のOFDM受信機は、遅延広がり生成回路21をさらに有している点で、図3のOFDM受信機と異なる。
図12の周波数変換回路2は、受信アンテナ1において受信されたRF信号と、局部発振回路3から供給された発振周波数fc+fIFの搬送波を乗算することによって、RF信号を中心周波数fIFのIF信号に周波数変換し、変換して得られたIF信号をA/D変換回路4に出力する。
A/D変換回路4は、周波数変換回路2から供給されたIF信号に対してA/D変換を施し、A/D変換を施すことによって得られたデジタルのIF信号を直交復調回路5に出力する。
直交復調回路5は、局部発振回路6から供給された発振周波数fIFの搬送波を用いて直交復調を行い、A/D変換回路4から供給されたIF信号からベースバンドのOFDM信号を取得する。直交復調回路5は、直交復調を行うことによって取得した時間領域OFDM信号をFFT回路7、搬送波周波数同期回路12、およびウインドウ再生回路13に出力する。
FFT回路7は、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置と、遅延広がり生成回路21により算出された遅延広がりに基づいて窓関数を整形し、整形した窓関数を直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に乗算することによって、FFT演算の対象となるNサンプルの時間領域OFDM信号を生成する。
また、FFT回路7は、生成したNサンプルの時間領域OFDM信号に対してFFT演算を施し、FFT演算を施すことによってOFDM信号を復調する。FFT回路7は、復調して得られた周波数領域OFDM信号をSP信号抽出回路8と伝送路補償回路11に出力する。
SP信号抽出回路8は、FFT回路7から供給された周波数領域OFDM信号からSP信号を抽出し、SP信号の変調成分を除去することによって、SP信号の配置位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。SP信号抽出回路8は、推定した伝送路特性を表す信号を時間方向伝送路推定回路9に出力する。
時間方向伝送路推定回路9は、SP信号抽出回路8により推定された伝送路特性に基づいて、SP信号が配置されているサブキャリアの、時間方向に並ぶ各OFDMシンボルの位置における伝送路特性を推定する。時間方向伝送路推定回路9は、推定した伝送路特性を表す信号を周波数方向伝送路推定回路10に出力する。
周波数方向伝送路推定回路10は、時間方向伝送路推定回路9により推定された伝送路特性に基づいて、周波数方向に並ぶ各OFDMシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。周波数方向伝送路推定回路10は、推定した伝送路特性を表す信号を伝送路補償回路11に出力する。
伝送路補償回路11は、周波数方向伝送路推定回路10により推定された伝送路特性を用いて、FFT回路7から供給された周波数領域OFDM信号に含まれる、伝送路による歪みの成分を除去する。伝送路補償回路11は、歪みの成分を除去した周波数領域OFDM信号を等化器出力信号として後段の回路に出力する。
搬送波周波数同期回路12は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に基づいて局部発振回路6を制御し、発振周波数fIFの搬送波を直交復調回路5に出力させる。
ウインドウ再生回路13は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号、または、遅延プロファイル推定回路14により推定された遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定し、決定したFFTウインドウ位置を指定する信号をFFT回路7に出力する。
例えば、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号を用いてFFTウインドウ位置を決定する場合、ウインドウ再生回路13は、1OFDMシンボルの時間領域OFDM信号においてGIのコピー元として用いられた有効シンボルの後半の一部と各部の相関値を求め、相関値の高い部分をGIとして検出する。ウインドウ再生回路13は、検出したGIと、有効シンボルの境界位置をFFTウインドウ位置として決定する。
また、遅延プロファイル推定回路14により推定された遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定する場合、ウインドウ再生回路13は、遅延プロファイルにより表される、GIと有効シンボルの境界位置をFFTウインドウ位置として決定する。
遅延プロファイル推定回路14は、伝送路の時間応答特性を求めることによって遅延プロファイルを推定し、推定した遅延プロファイルを表す信号をウインドウ再生回路13と遅延広がり生成回路21に出力する。
遅延広がり生成回路21は、遅延プロファイル推定回路14により推定された遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出し、算出した遅延広がりを表す信号をFFT回路7に出力する。
図13は、遅延広がり生成回路21により算出される遅延広がりの例を示す図である。
ここでは、OFDM信号の直接波である主波と、直接波に対して所定の時間だけ遅延し、振幅が減衰した遅延波1,2の合成波がOFDM受信機により受信されている場合について説明する。
図13の下方には遅延プロファイルP1乃至P3が時間軸上に示されている。遅延プロファイルP1は、主波によって伝送される図13の中央のOFDMシンボルのGIと有効シンボルの境界位置を表す。遅延プロファイルP2は、遅延波1によって所定の時間だけ遅延して伝送されるOFDMシンボルのGIと有効シンボルの境界位置を表し、遅延プロファイルP3は、遅延波2によって遅延波1よりさらに所定の時間だけ遅延して伝送されるOFDMシンボルのGIと有効シンボルの境界位置を表す。
このような遅延プロファイルが遅延プロファイル推定回路14により推定された場合、遅延広がり生成回路21においては、図13に示されるように、最早到来波である主波と最遅到来波である遅延波2の間隔を表す、遅延プロファイルP1から遅延プロファイルP3までの間隔が遅延広がりとして算出される。
図14は、図12のFFT回路7の構成例を示すブロック図である。
図14に示されるように、FFT回路7は、窓関数回路7−21、GI抽出回路7−22、遅延回路7−23、加算回路7−24、Nサンプル抽出回路7−25、およびNポイントFFT演算回路7−26から構成される。
ウインドウ再生回路13から出力されたFFTウインドウ位置を指定する信号は窓関数回路7−21、GI抽出回路7−22、およびNサンプル抽出回路7−25に入力され、遅延広がり生成回路21から出力された遅延広がりを表す信号は窓関数回路7−21に入力される。図12の直交復調回路5から出力された時間領域OFDM信号は窓関数回路7−21に入力される。
窓関数回路7−21は、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置と、遅延広がり生成回路21により算出された遅延広がりに基づいて窓関数を整形する。窓関数回路7−21に対しては、整形の対象になる図8に示されるような標準の窓関数があらかじめ与えられている。
窓関数回路7−21は、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に対して、整形した窓関数を乗算することによって時間領域OFDM信号の重み付けを行う。窓関数回路7−11は、窓関数を乗算した時間領域OFDM信号をGI抽出回路7−22と加算回路7−24に出力する。
GI抽出回路7−22は、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置に基づいて、窓関数回路7−21から供給された時間領域OFDM信号からGIを抽出する。GI抽出回路7−22は、抽出したGIを遅延回路7−23に出力する。
遅延回路7−23は、GIを有効シンボルの後半に加算するために、GI抽出回路7−22から供給されたGIを有効シンボル長Tuだけ遅延させた後、加算回路7−24に出力する。
加算回路7−24は、窓関数回路7−21から供給された時間領域OFDM信号に対して、遅延回路7−23から供給されたGIを加算し、加算して得られた時間領域OFDM信号をNサンプル抽出回路7−25に出力する。
Nサンプル抽出回路7−25は、加算回路7−24から供給された時間領域OFDM信号のうち、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置以降のNサンプルを抽出し、抽出したNサンプルの時間領域OFDM信号をNポイントFFT演算回路7−26に出力する。
NポイントFFT演算回路7−26は、Nサンプル抽出回路7−25から供給された、有効シンボルのサンプル数に相当するNサンプルの時間領域OFDM信号に対してFFT演算を施し、時間領域OFDM信号を周波数領域OFDM信号に変換する。NポイントFFT演算回路7−26は、FFT演算を施すことによって得られた周波数領域OFDM信号を出力する。
図15および図16は、FFT回路7の各回路において行われるOFDM復調処理の例を示す図である。
図15のAは、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号を示し、図15のBは、窓関数回路7−21により整形された台形窓関数を示す。
ここでは、図8の台形窓関数が標準の窓関数として与えられており、台形窓関数を対象として整形する場合について説明するが、他の窓関数を対象とする場合にも同様の処理が行われる。なお、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置は、GIと有効シンボルの境界位置である位置Hとし、遅延広がり生成回路21により算出された遅延広がりはτとする。
図15の区間S21は、台形窓関数の開始位置から、遅延広がりτだけ後の位置までの区間であり、区間S22は、台形窓関数の開始位置より遅延広がりτだけ後の位置から、GIと有効シンボルの境界位置までの区間である。区間S23は、GIと有効シンボルの境界位置から、有効シンボルの終了位置よりTg−τだけ前の位置までの区間であり、区間S24は、有効シンボルの終了位置よりTg−τだけ前の位置から、有効シンボルの終了位置までの区間である。
図15のBに示されるように、整形後の台形窓関数は、区間S21においては0の値をとり、区間S22においては直線に沿って0から1のいずれかの値をとる。すなわち、ISIを起こさせる区間がFFT演算の対象から除外されるように、0の値をとる区間が台形窓関数の先頭に設定される。区間S21の部分の整形に伴って、区間S22の直線の傾きは、図8の台形窓関数の区間S1の直線の傾きより大きくなる。
また、整形後の台形窓関数は、区間S23においては1の値をとり、区間S24においては直線に沿って1から0のいずれかの値をとる。すなわち、1の値をとる区間が遅延広がりτの分だけ延長されるように整形される。区間S23の部分の整形に伴って、区間S24の直線の傾きは、図8の台形窓関数の区間S3の直線の傾きより大きくなる。
このようにして窓関数を整形することにより、ISIを起こさせる区間をFFT演算の対象から除外することができる。また、このことを、ある窓関数と、その窓関数を有効シンボル長Tuだけ時間軸方向にずらしたものを重ね合わせた時に、重なる部分の値の和が1になるといった窓関数の特徴を維持しつつ実現することが可能になる。
図15のBに示される整形後の台形窓関数と、それを有効シンボル長Tuだけ時間軸方向にずらしたものとを重ね合わせた場合、重なる部分の値の和は1になる。
図15のBに示される整形後の台形窓関数は、窓関数回路7−21において、直交復調回路5から供給された図15のAに示される時間領域OFDM信号に乗算される。乗算後の時間領域OFDM信号は窓関数回路7−21から出力される。
図16のAは、窓関数回路7−21から出力される乗算後の時間領域OFDM信号を示す。このような時間領域OFDM信号がGI抽出回路7−22と加算回路7−24に供給される。
図16のBは、GI抽出回路7−22から出力されるGIを示し、図16のCは、遅延回路7−23から出力される遅延後のGIを示す。図16のDは、加算回路7−24から出力される時間領域OFDM信号を示し、図16のEは、Nサンプル抽出回路7−25から出力される時間領域OFDM信号、すなわち、NポイントFFT演算回路7−26に入力される時間領域OFDM信号を示す。
GI抽出回路7−22においては、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置に基づいて、図16のBに示されるようなGIが図16のAの時間領域OFDM信号から抽出される。抽出されたGIは遅延回路7−23に入力される。
遅延回路7−23においては、GI抽出回路7−22により抽出されたGIが図16のCに示されるように有効シンボル長Tuだけ遅延される。遅延されたGIは遅延回路7−23から出力され、加算回路7−24に入力される。
加算回路7−24においては、窓関数回路7−21から出力された図16のAの時間領域OFDM信号に対して、遅延回路7−23により遅延された図16のCのGIが加算され、後半部分にGIが加算された図16のDに示されるような時間領域OFDM信号が加算回路7−24から出力される。加算回路7−24から出力された時間領域OFDM信号はNサンプル抽出回路7−25に入力される。
Nサンプル抽出回路7−25においては、図16のDに示されるような時間領域OFDM信号のうち、ウインドウ再生回路13により指定されたFFTウインドウ位置以降のNサンプルが抽出され、図16のEに示されるようなNサンプルの時間領域OFDM信号が出力される。
Nサンプル抽出回路7−25から出力されたNサンプルの時間領域OFDM信号はNポイントFFT演算回路7−26に入力され、NポイントFFT演算回路7−26においてFFT演算が施される。
このように、遅延広がりに応じて窓関数が整形され、ISIを起こさせる区間が除外された上でFFT演算の対象となる時間領域OFDM信号が生成されるようにすることにより、マルチパス環境下であってもISIが起きるのを防ぐことができ、雑音への耐性を持たせることが可能になる。また、そのことを、FFTポイント数を増やすことなく容易に実現することが可能になる。
次に、以上のような構成を有するOFDM受信機の処理について説明する。
はじめに、図17のフローチャートを参照して、OFDM受信機のOFDM復調処理について説明する。
ステップS1において、周波数変換回路2は、受信アンテナ1において受信されたRF信号をIF信号に周波数変換し、IF信号をA/D変換回路4に出力する。
ステップS2において、A/D変換回路4は、IF信号に対してA/D変換を施し、デジタルのIF信号を直交復調回路5に出力する。
ステップS3において、直交復調回路5は直交復調を行い、時間領域OFDM信号をFFT回路7、搬送波周波数同期回路12、およびウインドウ再生回路13に出力する。
ステップS4において、FFT回路7はFFT演算処理を行う。FFT演算処理を行うことによって得られた周波数領域OFDM信号はSP信号抽出回路8と伝送路補償回路11に出力される。FFT演算処理の詳細については図18のフローチャートを参照して後述する。
ステップS5において、SP信号抽出回路8は、周波数領域OFDM信号からSP信号を抽出し、SP信号位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。SP信号抽出回路8は、推定した伝送路特性を表す信号を時間方向伝送路推定回路9に出力する。
ステップS6において、時間方向伝送路推定回路9は、SP信号が配置されているサブキャリアの、時間方向に並ぶ各OFDMシンボルの位置における伝送路特性を推定する。時間方向伝送路推定回路9は、推定した伝送路特性を表す信号を周波数方向伝送路推定回路10に出力する。
ステップS7において、周波数方向伝送路推定回路10は、周波数方向に並ぶ各OFDMシンボルの位置におけるサブキャリアの伝送路特性を推定する。周波数方向伝送路推定回路10は、推定した伝送路特性を表す信号を伝送路補償回路11に出力する。
ステップS8において、伝送路補償回路11は、周波数領域OFDM信号に含まれる歪みの成分を除去する。伝送路補償回路11は、歪みの成分を除去した周波数領域OFDM信号を等化器出力信号として後段の回路に出力し、処理を終了させる。
次に、図18のフローチャートを参照して、図17のステップS4において行われるFFT演算処理について説明する。
ステップS11において、遅延プロファイル推定回路14は遅延プロファイルを推定し、推定した遅延プロファイルを表す信号をウインドウ再生回路13と遅延広がり生成回路21に出力する。
ステップS12において、ウインドウ再生回路13はFFTウインドウ位置を決定し、決定したFFTウインドウ位置を指定する信号をFFT回路7に出力する。
ステップS13において、遅延広がり生成回路21は遅延広がりを算出し、遅延広がりを表す信号をFFT回路7に出力する。
ステップS14において、窓関数回路7−21は、FFTウインドウ位置と遅延広がりに基づいて窓関数を整形し、整形した窓関数を、直交復調回路5から供給された時間領域OFDM信号に乗算する。窓関数回路7−11は、乗算後の時間領域OFDM信号をGI抽出回路7−22と加算回路7−24に出力する。
ステップS15において、GI抽出回路7−22は、窓関数回路7−21から供給された時間領域OFDM信号からGIを抽出する。GI抽出回路7−22は、抽出したGIを遅延回路7−23に出力する。
ステップS16において、遅延回路7−23は、GI抽出回路7−22から供給されたGIを有効シンボル長Tuだけ遅延させた後、加算回路7−24に出力する。
ステップS17において、加算回路7−24は、窓関数回路7−21から供給された時間領域OFDM信号に対して、遅延回路7−23から供給されたGIを加算し、加算して得られた時間領域OFDM信号をNサンプル抽出回路7−25に出力する。
ステップS18において、Nサンプル抽出回路7−25は、加算回路7−24から供給された時間領域OFDM信号のうちのFFTウインドウ位置以降のNサンプルを抽出し、抽出したNサンプルの時間領域OFDM信号をNポイントFFT演算回路7−26に出力する。
ステップS19において、NポイントFFT演算回路7−26はFFT演算を施し、時間領域OFDM信号を周波数領域OFDM信号に変換する。その後、図17のステップS4に戻り、それ以降の処理が行われる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされ
図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53は、バス54により相互に接続されている。
バス54には、さらに、入出力インターフェース55が接続されている。入出力インターフェース55には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部56、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部57、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部58、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部59、光ディスクや半導体メモリなどのリムーバブルメディア61を駆動するドライブ60が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU51が、例えば、記憶部58に記憶されているプログラムを入出力インタフェース55及びバス54を介してRAM53にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU51が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア61に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部58にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
OFDMシンボルを示す図である。 SP信号の配置の例を示す図である。 従来のOFDM受信機の構成例を示すブロック図である。 図3のFFT回路の構成例を示すブロック図である。 1波環境下におけるFFTウインドウ位置の例を示す図である。 マルチパス環境下におけるFFTウインドウ位置の例を示す図である。 窓関数を用いたFFT回路の構成例を示すブロック図である。 窓関数の例を示す図である。 窓関数の特徴について示す図である。 窓関数を用いたOFDM信号処理の例を示す図である。 マルチパス環境下におけるOFDM復調処理の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るOFDM受信機の構成例を示すブロック図である。 遅延広がりの例を示す図である。 図12のFFT回路の構成例を示すブロック図である。 OFDM復調処理の例を示す図である。 OFDM復調処理の他の例を示す図である。 OFDM受信機のOFDM復調処理について説明するフローチャートである。 図17のステップS4において行われるFFT演算処理について説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 受信アンテナ, 2 周波数変換回路, 3 局部発振回路, 4 A/D変換回路, 5 直交復調回路, 6 局部発振回路, 7 FFT回路, 8 SP信号抽出回路, 9 時間方向伝送路推定回路, 10 周波数方向伝送路推定回路, 11 伝送路補償回路, 12 搬送波周波数同期回路, 13 ウインドウ再生回路, 14 遅延プロファイル推定回路, 21 遅延広がり生成回路, 7−21 窓関数回路, 7−22 GI抽出回路, 7−23 遅延回路, 7−24 加算回路, 7−25 Nサンプル抽出回路, 7−26 NポイントFFT演算回路

Claims (5)

  1. 受信OFDM信号から遅延プロファイルを推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、
    時間領域OFDM信号、または前記推定手段により推定された遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定する決定手段と、
    前記遅延広がり算出手段により算出された遅延広がりと前記決定手段により決定されたFFTウインドウ位置に基づいて整形した窓関数を、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段により窓関数が乗算された乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたガードインターバルを、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算する加算手段と、
    前記加算手段によりガードインターバルが加算された前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、前記決定手段により決定されたFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算を行い、前記周波数領域OFDM信号を生成する演算手段と
    を備える受信装置。
  2. 1OFDMシンボルの幅と同じ幅を有し、全体の幅のうち、ガードインターバルに対応する区間と、ガードインターバルのコピー元の信号に対応する区間において0から1のいずれかの値をとり、他の区間において1の値をとる標準の窓関数があらかじめ与えられている場合、
    前記乗算手段は、開始位置から、遅延広がりに相当する区間だけ後の位置までの区間において0の値をとり、1の値をとる前記他の区間を遅延広がりに相当する区間だけ延長するように前記標準の窓関数を整形する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記遅延広がり算出手段は、前記推定手段により推定された遅延プロファイルに基づいて、最早到来波と最遅到来波の間隔を遅延広がりとして算出する
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 受信OFDM信号から遅延プロファイルを推定し、
    推定した遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出し、
    時間領域OFDM信号、または推定した遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定し、
    算出した遅延広がりと決定したFFTウインドウ位置に基づいて整形した窓関数を、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算し、
    窓関数を乗算した乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルを抽出し、
    抽出したガードインターバルを、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算し、
    ガードインターバルを加算した前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、決定したFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算を行い、前記周波数領域OFDM信号を生成する
    ステップを含む受信方法。
  5. 受信OFDM信号から遅延プロファイルを推定し、
    推定した遅延プロファイルに基づいて遅延広がりを算出し、
    時間領域OFDM信号、または推定した遅延プロファイルを用いてFFTウインドウ位置を決定し、
    算出した遅延広がりと決定したFFTウインドウ位置に基づいて整形した窓関数を、1OFDMシンボルを表す時間領域OFDM信号に乗算し、
    窓関数を乗算した乗算後の時間領域OFDM信号からガードインターバルを抽出し、
    抽出したガードインターバルを、時間軸上における1OFDMシンボルの終了位置から、ガードインターバルの区間より遅延広がりに相当する区間を除いた区間だけ前の位置以降の前記乗算後の時間領域OFDM信号に加算し、
    ガードインターバルを加算した前記乗算後の時間領域OFDM信号のうち、決定したFFTウインドウ位置以降の信号を対象としてFFT演算を行い、前記周波数領域OFDM信号を生成する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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