JP2009101975A - 車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランクリッドの組み付け前に、車両前後方向及び車幅方向のみならず、上下方向でもトランクリッドと車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる車体後部構造を提供する。
【解決手段】パーティションパネル7の車幅方向の端部をクオータパネル6に溶接接合し、パーティションパネル7にトランクリッドをトランクリッドヒンジを介して横軸芯O周りに揺動開閉可能に連結してある車体後部構造であって、クオータパネル6に車両前後方向に沿う鉛直壁部30A,30B,30Cを設け、パーティションパネル7の車幅方向の端部をクオータパネル6の鉛直壁部30A,30B,30Cに溶接接合してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、
パーティションパネルの車幅方向の端部をクオータパネルに溶接接合し、
前記パーティションパネルにトランクリッドをトランクリッドヒンジを介して横軸芯周りに揺動開閉可能に連結してある車体後部構造に関する。
従来、上記の車体後部構造では、図6に示すように、クオータインナパネル6の形状をクオータアウタパネル50の形状に合わせて縦断面円弧状に形成し、パーティションパネル7の車幅方向の端部を構成するパーティションサイドパネル40にトランクリッドヒンジ12をボルト37で固定し、パーティションサイドパネル40の車幅方向の端部に折曲形成した取り付けフランジFを、クオータインナパネル6の縦断面円弧状の曲面36に車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してあった。図6において、符号4は右側のホイールハウス、14はトランクリッドを支持する支持アーム、Oは前記横軸芯である。
上記従来の構造において、トランクリッドの組み付け前に、トランクリッドと車体のトランク用開口との位置を調節する場合、車両前後方向及び車幅方向の調節は、ボルト37を挿通させるボルト挿通孔をボルト径に対して通常よりもやや大きめにパーティションサイドパネル40に形成することで容易に行なうことができる。しかしながら、上記従来の構造では、パーティションサイドパネル40の取り付けフランジFを、クオータインナパネル6の縦断面円弧状の曲面36に車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合するようにしてあったために、トランクリッドと車体のトランク用開口との上下方向の位置調節は不可能であった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、トランクリッドの組み付け前に、車両前後方向及び車幅方向のみならず、上下方向でもトランクリッドと車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる車体後部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
パーティションパネルの車幅方向の端部をクオータパネルに溶接接合し、
前記パーティションパネルにトランクリッドをトランクリッドヒンジを介して横軸芯周りに揺動開閉可能に連結してある車体後部構造であって、
前記クオータパネルに車両前後方向に沿う鉛直壁部を設け、
前記パーティションパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部を前記クオータパネルの鉛直壁部に溶接接合してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、パーティションパネルにトランクリッドをトランクリッドヒンジを介して横軸芯周りに揺動開閉可能に連結し、パーティションパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部をクオータパネルの鉛直壁部に溶接接合してあるから、溶接接合する前に、クオータパネルの鉛直壁部に対して、パーティションパネルの鉛直面部を上下方向に位置変更させることができ、これにより、上下方向でもトランクリッドと車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる。(請求項1)
本発明において、
前記クオータパネルに前記鉛直壁部を上下に複数個、段差を付けて設けるとともに、
前記パーティションパネルの車幅方向の端部に前記鉛直面部を上下に複数個、段差を付けて設け、
前記上下複数個の鉛直面部を前記上下複数個の鉛直壁部に各別に溶接接合してあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
パーティションパネルの上下複数個の鉛直面部を、クオータパネルの上下複数個の鉛直壁部に各別に溶接接合してあるから、溶接接合する前に、クオータパネルの上下複数個の鉛直壁部に対して、パーティションパネルの上下複数個の鉛直面部の上下方向の位置を調節することで、上下方向でもトランクリッドと車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる。
また、クオータパネルに前記鉛直壁部を上下に複数個、段差を付けて設けてあるから、クオータパネルの剛性を強くすることができ、溶接接合の強度を強くすることができる。
そして、前記複数個の鉛直壁部のうち最も上側の鉛直壁部に対応する上側位置と、最も下側の鉛直壁部に対応する下側位置とにわたって一直線状の段差のない鉛直壁部を設けた構造(以下「比較例の構造」と称する)に比べると、次の作用・効果を奏することができる。
すなわち、通常、クオータパネルの上端部は、クオータパネルの上下中間部に対して車幅方向内側に位置するようにプレス加工されており、比較例の構造によれば、プレス加工の際の車幅方向の絞り深さ深くなってプレス加工が困難になる。これに対して、本発明の上記構成によれば、クオータパネルに前記鉛直壁部を上下に複数個、段差を付けて設けたことで、車幅方向における絞り深さを、各段の深さにすることができて浅くすることができる。その結果、プレス加工を容易に行なうことができ、加工面の品質を向上させやすくすることができる。(請求項2)
本発明において、
上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションパネルの車幅方向の端部との間に隙間を形成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションフロントパネルの車幅方向の端部との間に隙間を形成してあるから、溶接接合前にクオータパネルの鉛直壁部に対してパーテーションパネルの鉛直面部を上下に位置変更調節するときに、前記鉛直面部をクオータパネルの一部分に干渉させることなく位置変更させることができて調節代を大きくすることができる。従って、パーティションパネルの上下位置変更調節作業を円滑かつ正確に行いやすくすることができる。(請求項3)
本発明において、
前記パーティションパネルは、パネル面が上下方向を向くパーティションリアパネルと、前記パーティションリアパネルの前端部から下方に延びるパーティションフロントパネルとから成り、
前記上下複数個の鉛直面部を、前記パーティションフロントパネルの車幅方向の端部に設けてあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
パーティションフロントパネルは上下方向に延びている部材であり、このような上下方向に延びている部材においても、上下方向の位置変更調節のための接合面である鉛直面部を容易に形成することができる。(請求項4)
本発明において、
前記パーティションリアパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部を、前記クオータパネルの最も上側の鉛直壁部に溶接接合してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
パネル面が上下方向を向くパーティションリヤパネルと、パーティションリアパネルの前端部から下方に延びるパーティションフロントパネルとに前記鉛直面部を設けてあるから、これらのパネルから成るパーティションパネルのクオータパネルに対する上下方向の位置変更調節を容易に行なうことができる。(請求項5)
本発明において、
前記パーティションリアパネルとパーティションフロントパネルの裏側に、前記パーティションリアパネル及びパーティションフロントパネルと共に閉じ断面を形成する断面L字形のパーティションメンバを車幅方向に延びる状態に配設し、
前記パーティションメンバの車幅方向の端部に設けた上下複数個の鉛直面部を、前記クオータパネルの上下複数個の鉛直壁部に各別に溶接接合してあると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
パーティションパネルだけでなくパーティションメンバにも、クオータパネルに対する上下方向の位置変更調節のための鉛直面部を形成してあるから、クオータパネルに対するパーティションパネル及びパーティションメンバの上下方向の位置変更調節を容易に行なうことができる。(請求項6)
本発明において、
上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションメンバの車幅方向の端部との間に隙間を形成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションメンバの車幅方向の端部との間に隙間を形成してあるから、溶接接合前にクオータパネルの鉛直壁部に対してパーティションメンバの鉛直面部を上下に位置変更調節するときに、前記鉛直面部をクオータパネルの一部分に干渉させることなく位置変更させることができて調節代を大きくすることができる。従って、パーティションメンバの上下位置変更調節作業を円滑かつ正確に行いやすくすることができる。(請求項7)
本発明によれば、
トランクリッドの組み付け前に、車両前後方向及び車幅方向のみならず、上下方向でもトランクリッドと車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる車体後部構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、セダン型の自動車のトランクリッド1を開放した車体後部構造を示し、図2は、車室内側から見た右側の車体後部構造を示し、図3は図2のA−A断面を示し、図4は図2のB−B断面を示している。図2において、後述のパーティションメンバ45及びパーティションフロントパネル9については縦断面の形状を示してある。
図2,図3に示すように、ホイールハウスインナパネル2とホイールハウスアウタパネル3の側面視円弧状の上面部11,12に立ち上がり部2F,3Fを設け、両立ち上がり部2F,3F同士を車幅方向D(車両の左右方向)で重ね合わせ、溶接接合してホイールハウス4を形成してある。
そして、車両前方側Frにリアドア用の開口23が形成されたクオータインナパネル6(クオータパネルに相当)の下端部に前記立ち上がり部2F,3Fを溶接接合してある。さらに、ホイールハウスインナパネル2とクオータインナパネル6との車両前後方向中央部に、縦に長いリアピラーリンフォース5を車室内側(車幅方向内側D1)から重ね合わせて溶接接合してある。クオータインナパネル6の車幅方向外側D2にはクオータアウタパネル50が配設される。
[ホイールハウスインナパネル2の構造]
図3に示すように、ホイールハウスインナパネル2は、車幅方向内側D1に下がる傾斜面状の第1上面部11と、この第1上面部11の車幅方向内側D1の端部から垂下する第1側面部21とを備え、前記立ち上がり部2Fは第1上面部11の車幅方向外側D2の端部から立ち上がっている。また、第1側面部21の下端部21Kは、リアフロアパネル27の車幅方向外側D2の側部に立設した立ち上がり部27Fに車幅方向外側D2から重なって溶接接合されている。
[ホイールハウスアウタパネル3の構造]
ホイールハウスアウタパネル3は、車幅方向外側D1に下がる傾斜面状の第2上面部12と、この第2上面部12の車幅方向外側D2の端部から垂下する第2側面部22とを備え、前記立ち上がり部3Fは、第2上面部12の車幅方向内側D1の端部から立ち上がっている。
[パーティションパネル7の構造]
図1,図2に示すように、自動車の乗員室と車体後部の荷室(トランクルーム)とを仕切るパーティションパネル7を、左右のクオータインナパネル6の間に架け渡してある。このパーティションパネル7は、パネル面が上下方向を向くパーティションリアパネル8と、パーティションリアパネル8の前端部から前下方に延びるパーティションフロントパネル9とから成る(後述するように、パーティションパネル7の車幅方向Dの端部はパーティションサイドパネル40で構成されている)。
そして、パーティションリアパネル8の車幅方向Dの端部から立ち上げた第1取り付けフランジ8Fと、パーティションフロントパネル9の車幅方向Dの端部から車両前方側Frに延出した第2取り付けフランジ9Fとを、クオータインナパネル6の上半部に車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
[パーティションメンバ11の構造]
図2に示すように、パーティションパネル7の裏側に、パーティションリアパネル8及びパーティションフロントパネル9と共に閉じ断面を形成する断面L字形のパーティションメンバ11を車幅方向Dに延びる状態に配設してある。
パーティションメンバ11は、後ろ側の縦壁45と、この縦壁45の下端部から車両前方側Frに延びる底壁46とから成る。そして、前記後ろ側の縦壁45の上端部に折曲形成した第1折曲部51を、パーティションリアパネル8の下面に重ね合わせて溶接接合し、底壁46の前端部に折曲形成した第2折曲部52を、パーティションフロントパネル9の後面に重ね合わせて溶接接合してある。
また、パーティションメンバ11の後ろ側の縦壁45の車幅方向の端部から車両後方側に第3取り付けフランジ45Fを延出するとともに、底壁46の車幅方向Dの端部から下方に第4取り付けフランジ46Fを延出して、これらの第3,第4取り付けフランジ45F,46Fを、クオータインナパネル6に車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
[トランクリッド1の取付け構造]
図1,図5に示すように、前記トランクリッド1を左右一対のトランクリッドヒンジ12を介してパーティションリヤパネル8の車幅方向Dの端部に横軸芯O周りに揺動開閉可能に連結してある。すなわち、トランクリッドヒンジ12の左右一対の取り付け板15をパーティションリヤパネル8(詳しくはパーティションサイドパネル40の上壁部)にボルト固定し、両取り付け板15から立ち上がる左右一対の立ち上がり壁16に、湾曲した断面四角形状の支持アーム14の一端部を横軸芯O周りに回転自在に連結してある。
また、支持アーム14の他端部をトランクリッド1の上壁の裏側部に連結してある。そして、左側のトランクリッドヒンジ12の取り付け板15と右側の支持アーム14の基端部との間、及び、右側のトランクリッドヒンジ12の取り付け板15と左側の支持アーム14の基端部との間に一対のトーションバー17を、両者がX字状になるように各別に架け渡してある。
次に、パーティションパネル7の車幅方向Dの端部とクオータインナパネル6との接合構造、及び、パーティションメンバ11とクオータインナパネル6との接合構造について説明する。
図2,図3に示すように、クオータインナパネル6の上半部に車両前後方向に沿う上下複数の鉛直壁部30A,30B,30C(以下、「上側鉛直壁部30A」,「中間鉛直壁部30B」,「下側鉛直壁部30C」と称する)を、車幅方向Dに段差を付けて設けてある。また、上側鉛直壁部30Aと中間鉛直壁部30Bの間、及び、中間鉛直壁部30Bと下側鉛直壁部30Cの間を、下端側ほど車幅方向外側D2に位置する上側傾斜壁31Aと下側傾斜壁31Bに構成してある。
これらは、下側鉛直壁部30C、中間鉛直壁部30B、上側鉛直壁部30Aの順に、より車幅方向外側D2に位置し、クオータインナパネル6の車両前方側の前半部から後端部にわたって形成されている。また、上側鉛直壁部30Aはクオータインナパネル6の上端部に位置し、下側鉛直壁部30Cはクオータインナパネル6の下端部に位置し、中間鉛直壁部30Bはそれらの上下中間部に位置している。
そして、最も上側の上側鉛直壁部30Aに、パーティションリヤパネル8の前記第1取り付けフランジ8Fを、車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
図3に示すように、パーティションフロントパネル9の第2取り付けフランジ9Fに、上側鉛直面部9aと下側鉛直面部9bを車幅方向Dで段差を付けて設け、上側鉛直面部9aと下側鉛直面部9bの間、つまり、上下方向で隣合う鉛直面部9a,9b同士の間を、下端側ほど車幅方向外側D2に位置する傾斜面部9cに構成してある。
そして、前記第2取り付けフランジ9Fの上側鉛直面部9aを、クオータインナパネル6の上側鉛直壁部30Aに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合し、第2取り付けフランジ9Fの下側鉛直面部9bを、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
前記クオータインナパネル6の上側傾斜壁31Aと、パーティションフロントパネル9の第2取り付けフランジ9Fの傾斜面部9cとの間には隙間Sを形成してある。このように、上下方向で隣合う前記複数の鉛直壁部30A,30B間において、クオータインナパネル6と、パーティションフロントパネル9の車幅方向の端部との間に隙間Sを形成してある。
また、リアピラーリンフォース5の車両前方側Frの周縁部に設けた第5取り付けフランジ5Fに、上側鉛直面部5aと下側鉛直面部5bを、車幅方向Dで段差を付けて設け、上側鉛直面部5aと下側鉛直面部5bの間を、下端側ほど車幅方向外側D2に位置する傾斜面部5cに構成してある。
そして、前記第5取り付けフランジ5Fの上側鉛直面部5aを、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合し、第5取り付けフランジ5Fの下側鉛直面部5bを、クオータインナパネル6の下側鉛直壁部30Cに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
この構造において、前記上側鉛直面部5aと、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bとの間には、パーティションフロントパネル9の第2取り付けフランジ9Fの下側鉛直面部9bが介在している。すなわち、リアピラーリンフォース5の第5取り付けフランジ5Fの上側鉛直面部5aと、パーティションフロントパネル9の第2取り付けフランジ9Fの下側鉛直面部9bと、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bとの三者を車幅方向Dで重ね合わせて一体に溶接接合してある。
これにより、これら三者の接合強度をより強くすることができる。クオータインナパネル6の前記下側傾斜壁31Bと、リアピラーリンフォース5の第5取り付けフランジ5Fの傾斜面部5cとの間には隙間Sを形成してある。
図2,図4に示すように、パーティションメンバ11の後ろ側の縦壁45の第3取り付けフランジ45Fに、上側鉛直面部45aと下側鉛直面部45bを、車幅方向Dで段差を付けて設け、上側鉛直面部45aと下側鉛直面部45bの間を、下端側ほど車幅方向外側D2に位置する傾斜面部45cに構成してある。
そして、前記縦壁45の第3取り付けフランジ45Fの上側鉛直面部45aを、クオータインナパネル6の上側鉛直壁部30Aに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合し、前記縦壁45の第3取り付けフランジ45Fの下側鉛直面部45bを、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。同様に、パーティションメンバ11の底壁46の第4取り付けフランジ46Fを、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
クオータインナパネル6の上側傾斜壁31Aと、前記縦壁45の第3取り付けフランジ45Fの傾斜面部45cとの間には隙間Sを形成してある。
また、リアピラーリンフォース5の車両後方側の周縁部に設けた第5取り付けフランジ5Fにも、上側鉛直面部5aと下側鉛直面部5bを、車幅方向Dで段差を付けて設け、上側鉛直面部5aと下側鉛直面部5bの間を、下端側ほど車幅方向外側D2に位置する傾斜面部5cに構成してある。
そして、前記第5取り付けフランジ5Fの上側鉛直面部5aを、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合し、第5取り付けフランジ5Fの下側鉛直面部5bを、クオータインナパネル6の下側鉛直壁部30Cに車幅方向内側D1から重ね合わせて溶接接合してある。
この構造において、前記上側鉛直面部5aと、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bとの間には、パーティションメンバ11の底壁46の第4取り付けフランジ46Fが介在している。すなわち、リアピラーリンフォース5の第5取り付けフランジ5Fの上側鉛直面部5aと、パーティションメンバ11の底壁46の第4取り付けフランジ46Fと、クオータインナパネル6の中間鉛直壁部30Bとの三者を車幅方向Dで重ね合わせて一体に溶接接合してある。
これにより、これら三者の接合強度をより強くすることができる。クオータインナパネル6の前記下側傾斜壁31Bと、リアピラーリンフォース5の第5取り付けフランジ5Fの傾斜面部5cとの間には隙間Sを形成してある。
上記の構造により、各鉛直面部9a,9b,45a,45b,5a,5bを各鉛直壁部30A,30B,30Cに各別に溶接接合する前に、各鉛直壁部30A,30B,30Cに対して各鉛直面部9a,9b,45a,45b,5a,5bの上下方向の位置を調節することが可能となって、車体の溶接組立て工程にてパーティションパネル7の上下方向の位置を調整できる。よって、トランクリッドヒンジ12の位置を上下に変更することが可能となって、部品の寸法(例えば、支持アーム14の寸法)のズレに対応した位置にトランクリッドヒンジ12を配置することができる。つまり、完成後の車両の状態をフィードバックして、上下方向において、トランクリッド1と車体のトランク用開口との位置を容易に変更調節することができる。
以上の実施形態において、前記パーティションパネル7の車幅方向Dの端部は、パーティションパネル本体部の左右両端部に溶接接合されたパーティションサイドパネル40で構成されており、前記第1取付けフランジ8Fと第2取り付けフランジ9Fはパーティションサイドパネル40に設けられている。
セダン型の自動車のトランクリッドを開放した車体後部構造を示す斜視図 車室内側から見た右側の車体後部構造を示す図であり、パーティションメンバ及びパーティションフロントパネルについては縦断面を示す図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 トランクリッドの支持アームの斜視図 従来の技術を示す図
符号の説明
1 トランクリッド
6 クオータパネル(クオータインナパネル)
7 パーティションパネル
8 パーティションリアパネル
9 パーティションフロントパネル
9a,9b 鉛直面部(パーティションパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部)
11 パーティションメンバ
12 トランクリッドヒンジ
30A,30B,30C 鉛直壁部
45a,45b 鉛直面部(パーティションメンバの車幅方向の端部に設けた鉛直面部)
D 車幅方向
O 横軸芯
S 隙間

Claims (7)

  1. パーティションパネルの車幅方向の端部をクオータパネルに溶接接合し、
    前記パーティションパネルにトランクリッドをトランクリッドヒンジを介して横軸芯周りに揺動開閉可能に連結してある車体後部構造であって、
    前記クオータパネルに車両前後方向に沿う鉛直壁部を設け、
    前記パーティションパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部を前記クオータパネルの鉛直壁部に溶接接合してある車体後部構造。
  2. 前記クオータパネルに前記鉛直壁部を上下に複数個、段差を付けて設けるとともに、
    前記パーティションパネルの車幅方向の端部に前記鉛直面部を上下に複数個、段差を付けて設け、
    前記上下複数個の鉛直面部を前記上下複数個の鉛直壁部に各別に溶接接合してある請求項1記載の車体後部構造。
  3. 上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションパネルの車幅方向の端部との間に隙間を形成してある請求項2記載の車体後部構造。
  4. 前記パーティションパネルは、パネル面が上下方向を向くパーティションリアパネルと、前記パーティションリアパネルの前端部から下方に延びるパーティションフロントパネルとから成り、
    前記上下複数個の鉛直面部を、前記パーティションフロントパネルの車幅方向の端部に設けてある請求項2又は3記載の車体後部構造。
  5. 前記パーティションリアパネルの車幅方向の端部に設けた鉛直面部を、前記クオータパネルの最も上側の鉛直壁部に溶接接合してある請求項4記載の車体後部構造。
  6. 前記パーティションリアパネルとパーティションフロントパネルの裏側に、前記パーティションリアパネル及びパーティションフロントパネルと共に閉じ断面を形成する断面L字形のパーティションメンバを車幅方向に延びる状態に配設し、
    前記パーティションメンバの車幅方向の端部に設けた上下複数個の鉛直面部を、前記クオータパネルの上下複数個の鉛直壁部に各別に溶接接合してある請求項4又は5に記載の車体後部構造。
  7. 上下方向で隣合う前記鉛直壁部間において、前記クオータパネルと、前記パーティションメンバの車幅方向の端部との間に隙間を形成してある請求項6記載の車体後部構造。
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