JP2009097179A - 引戸レールの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】戸じゃくり凹溝の下端部に嵌入させて配置させる端部キャップを、固定具を使わずに嵌着するだけで引戸レールに取り付けることができる引戸レールの取付構造を提供する。
【解決手段】床面に直付けされアルミ型材よりなる引戸レール1の端部1aに、端部キャップ2を嵌着し、端部キャップ2を、引戸の取付開口に取り付けた引戸枠の縦枠3の内面3aに形成された戸じゃくり凹溝4の下端部に嵌入して、引戸レール1を床面に取り付けるようにした引戸レールの取付構造であって、端部キャップ2は、引戸レール1の端部1aを上下より挟持して取り外し可能に嵌着される構造としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、床面に直付けされる、アルミ型材よりなる引戸レールの取付構造に関するものである。
図8は、従来の引戸レールの施工例を説明するための図である。図8(a)は引戸枠に形成された戸じゃくり凹溝を示す部分斜視図、(b)は引戸レールと戸じゃくり凹溝の位置関係を示した概略平面図、(c)は引戸レールの位置決め作業を説明するための概略平面図である。
従来の引戸レールは、図8(a)に示すように、引戸枠の縦枠103の内面103aに上下に走る戸じゃくり凹溝104が形成されており、2点鎖線で示した位置に引戸レール101が直付けされる。引戸レール101は、図8(b)に示すように、引戸105を縦枠103に引き寄せたときに、引戸105の端部105aが正しく戸じゃくり凹溝104に入り込むように施工しなければならず、そのために引戸レール101の走行溝101aは戸じゃくり凹溝104の幅方向の中心に正しく位置合わせたうえで、引戸レール101を取り付ける必要がある。そのため、従来では、図8(c)に示すように、型紙110を置いて位置合わせを行うことが一般になされている。
特許文献1には、竪枠に対する、引戸溝を有した敷居の取付方法が教示されている。この方法では、敷居の上下厚みと略同一の上下厚み寸法の竪枠連結プレートを敷居の端部に取り付けて、その状態で竪枠連結プレートを戸じゃくりに収納させながら、敷居を取り付けるようにしている。
このような竪枠連結プレートの平面視形状は、戸じゃくり凹溝の下端部を埋める形状になっており、敷居側に向けて突出した突起を有しているので、この突起を敷居の引戸溝に係合させて竪枠連結プレートを敷居に仮止めすることができ、さらに竪枠連結プレートを敷居にネジ固定して一体化させ、その状態で、竪枠連結プレートを戸じゃくりに収納させて、敷居を取付施工することができる。
したがって、竪枠連結プレートを敷居に固定させた状態で施工できるため、作業性がよく、施工の際の敷居の位置決めが楽に行える利点がある。
特開2007−92340号公報
しかしながら、ネジなどの固定具を使用するため、薄厚の引戸レール、特にバリアフリーに対応させるために近時広く使用されている、床面に直付けするアルミ型材製の引戸レールには対応しがたい。また、引戸レールと連結具とを一体成形することも困難であり、そのため、上記文献に記載の竪枠連結プレートと同様の構造の連結具を採用することはできず、従来のこの種のアルミ型材の引戸レールの施工では、戸じゃくり凹溝の下端部にはなんらの部材も収納させず、下端部には施工後に凹み隙間ができることが一般的であった。そのため、引戸レールの位置決めには、図8(c)で示した型紙110による方法が採られているのが通例である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、戸じゃくり凹溝の下端部に嵌入させて配置させる端部キャップを、ネジなどの固定具を使わずに嵌着するだけで引戸レールに取り付けることができる引戸レールの取付構造を提供することにある。また、引戸レールの取付位置の位置決めを容易にすることも目的に含まれる。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の引戸レールの取付構造は、床面に直付けされアルミ型材よりなる引戸レールの端部に、端部キャップを嵌着し、端部キャップを、引戸の取付開口に取り付けた引戸枠の縦枠の内面に形成された戸じゃくり凹溝の下端部に嵌入して、引戸レールを床面に取り付けるようにした引戸レールの取付構造であって、端部キャップは、引戸レールの端部を上下より挟持して嵌着される構造としたことを特徴とする。
請求項2では、引戸レールには、引戸の戸車を走行させるための走行溝が形成されており、端部キャップは、その中心位置が走行溝に合致するように引戸レールに取り付けられる構造となっている。
請求項3では、引戸レールの裏面には、走行溝によって形成される凸条部と、凸条部の両側で凸条部に平行な複数の補強リブとが突出形成されており、端部キャップは、引戸レールの端部上面に当接する上片部と、端部キャップの下部より突出して、凸条部と複数の補強リブとによって形成された溝部の端部に嵌入される複数の突起片とを備え、上片部と複数の突起片とで引戸レールの端部を挟持する構造としている。
請求項4では、戸じゃくり凹溝には、レール側に拡開する1対のガイド面が形成され、端部キャップの両側縁部分には、切り込みを有した、ガイド面に対応した先細り状のガイド端部を対設しており、ガイド端部は、切り込みによって切除可能としている。
請求項1に記載の引戸レールの取付構造によれば、戸じゃくり凹溝の下端部に嵌入させて配置させる端部キャップを、引戸レールの端部に上下より挟持して嵌着する構造としているため、ネジなどの固定具を用いずに、端部キャップを引戸レールに取り付けて、一体化させることができ、一体として保持しながら引戸レールの取付作業をすることができる。特に、ネジなどの固定具を用いないので、バリアフリーに対応させた薄厚の引き戸レールの施工に有益である。また、端部キャップを誤って取り付けた場合でも、容易に取り外しができる。
さらに、引戸レールの端部に、端部キャップを安定して嵌着できる構造にしているため、端部キャップをいったん取り付けた後は容易には外れず、現場作業中での脱落による紛失のおそれもほとんどない。
請求項2に記載の引戸レールの取付構造によれば、端部キャップはその中心位置が走行溝に合致するように引戸レールに取り付けられる構造となっているため、位置決めを考慮した引戸レールの設置が簡易に行える。
請求項3に記載の引戸レールの取付構造によれば、端部キャップが、上片部を引き戸レールの上面に当接させ、突起片を裏面の溝部に嵌入させて上下より挟持する構造となっているため、引戸レールの薄肉に形成された本体部を確実に挟持することができる。特に、突起片は溝部に嵌入されるため、端部キャップを取り付けても補強リブよりも下方に突出することがなく、引戸レールを床面に取り付けても、引戸レールの高さ寸法以上に突出することはない。また、複数の突起片を嵌入する構造であるため、嵌着した後に引戸レールと端部キャップとが幅方向にずれるおそれもない。
請求項4に記載の引戸レールの取付構造によれば、端部キャップの両側縁部分には、切り込みを有した、ガイド面に対応した先細り状のガイド端部を対設しているため、ガイド端部を切り込みで切除すれば、平行に併設された複数の引戸レールの各端部に、複数の端部キャップを並べるように取り付けることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図1は、本発明の引戸レールの取付構造を説明するための概略平面図で、図1(a)〜(c)は、引戸レールの縦枠への施工手順の一例を示している。なお、図1では引戸の図示を省略している。
本例で使用される引戸は、引戸レール1の走行溝1b上を走行する複数の戸車を下端に設けた戸車引戸で構成され(引戸については図6、7を参照。戸車については不図示)、引戸の取付開口に取り付けた引戸レール1上に走行可能に設置される。開口引戸枠を構成する縦枠3の内面3aには、引戸を縦枠3に引き寄せたときに、引戸の端部が当接する戸当たり面4bを有した戸じゃくり凹溝4が形成されている。また、戸じゃくり凹溝4の両端には、レール側に拡開した1対のガイド面4a、4aが形成されている。
引戸レール1は、長尺のアルミ型材を適宜寸法に切断したもので、床面に直接載せ置かれ、床に対しネジ止めして直付けされる。なお、引戸レール1を床面にネジ固定するためのネジ孔については、本図では図示を省略している。また、1cはレール表面に形成された滑り止め用細溝である。
本例に示す引戸レール1は、加工していない床面に直付けするものであるため、バリアフリーを考慮すれば、後述する脚部となる補強リブの高さを含めても、なるべく低く形成されることが望ましい。
引戸レール1の一方または両方の端部1aには、端部キャップ2が嵌着され、その嵌着された端部キャップ2を、縦枠3に形成された戸じゃくり凹溝4の下端部に嵌入するようにして、引戸レール1を床面に直付けする(図1(a)〜(c)参照)。図1(c)に示すように、端部キャップ2の平面視形状は、戸じゃくり凹溝4に隙間なく嵌め込みできるような形状となっている。
このように、端部キャップ2を戸じゃくり凹溝4に隙間なく嵌め入れる構造であるため、引戸レール1を施工した後には、戸じゃくり凹溝4の下端部に凹み隙間が形成されず、そのため埃が溜まりにくく、掃除もしやすく見栄えもよい。もちろん、引戸レール1は床にネジ固定されるため、端部キャップ2が外れるおそれもない。
端部キャップ2は、樹脂で成形され、図1に示すように、端部キャップ2のレール側の面には、上部に庇状の上片部2aが形成されるとともに、下部には複数の突起片2bがレール端部1aに向けて突出形成されており、これら上下の各片2a、2bによって引戸レール1の端部1aを上下より挟持して嵌着する構造となっている。なお、各部材の形状、構造および挟持結合構造の詳細については、図3、4にて後述する。
このように、端部キャップ2は引戸レール1に対して上下より挟着する構造であるため、弾性力でもって引戸レール1に強く結合させることができ、引戸レール1を直付け施工する際に、端部キャップ2を一体として保持しながら取付作業をすることができる。
ついで、引戸レール1の端部1aおよび端部キャップ2の詳細形状、構造について、図2〜4を参照しながら説明する。
図2は、引戸レール1と端部キャップ2の各構造、およびそれらの結合構造を説明するための図で、(a)は引戸レール1、(b)は端部キャップ2、(c)は引戸レール1に端部キャップ2を取り付けた状態の各斜視図である。図3(a)、(b)、(c)はそれぞれ、端部キャップ2の平面図、正面図、A−A線縦断面図である。図4(a)、(b)はそれぞれ、引戸レール1の右側面図、左側面図であり、(a)、(b)には、端部キャップ2との結合を説明するために、引戸レール1の図に対応させて、端部キャップ2の平面図を図示している。また図4(c)は、引戸レール1と端部キャップ2の結合状態を示すB−B線縦断面図である。
図2、3に示すように、端部キャップ2は、本体部2eよりレール側に向けて、上部に上片部2aが形成されるとともに、下縁より突出する2個の突起片2b、2bが左右対称位置に形成されている。この突起片2bの先端部分には、上面を先細りに傾斜させて挿入容易にした誘い部2baを備えている。また、本体部2eの両端には、縦枠3側に向かう先細り形状を有したガイド端部2c、2cが対設され、本体部2eとガイド端部2cとの間には切り込み2dが形成されている。この切り込み2dを切断することで、ガイド端部2cを本体部2eより切除することができるが、その使用例については図5〜7で後述する。なお、樹脂量軽減のため、端部キャップ2の戸じゃくり凹溝4に接する背面部には、背面凹溝2fが形成されている。
端部キャップ2は、ガイド端部2cを切断しないものでは、引戸レール1の施工の際には、両ガイド端部2c、2cが戸じゃくり凹溝4の両ガイド面4a、4aに当接するように、戸じゃくり凹溝4に嵌入される(図1参照)。
一方、本例に示した引戸レール1は、図4に示すように、その表面には、中心よりずれた位置に引戸の戸車を走行させるための走行溝1bを備え(図1参照)、さらに走行溝1bの両側には滑り止め用の複数の細溝1cが形成されている。また、引戸レール1の裏面には、表面に走行溝1bを設けたことによってできた凸条部1dと、その凸条部1dの両側で凸条部1dに平行な複数の補強リブ1e、1e・・・とが突出形成され、凸条部1dと複数の補強リブ1e、1e・・・によって複数の溝部1f、1f・・・が形成されている。この引戸レール1は、これらの補強リブ1e、1e・・・および凸条部1dを床面に当接させ押し付けるようにして、ネジ固定して直付けされる。
また、この引戸レール1は、直付けのバリアフリー対応となっており、本体部1gは薄肉に形成され、補強リブ1eも凸条部1dと略同一の高さに形成され、全体として高さ寸法を小さくした薄板状に形成されている。
引戸レール1の施工を行う際には、図4に示すように、端部キャップ2の上片部2aを引戸レール1の端部1aの上面に当接させ、突起片2bを凸条部1dの両隣の溝部1fに嵌入させるようにして、引戸レール1と端部キャップ2とを結合させ一体化させる。つまり端部キャップ2は、引戸レール1の端部1aに対して上下より挟着して容易には外れない構造となっている。なお、図4(a)は引戸レール1の右側端部、(b)は左側端部を示す図であるが、図示するように、左右いずれの端部にも、同一形状の端部キャップ2が使用できる。
上述するように、引戸レール1は直付け用であるため、バリアフリーを考慮すれば、引戸レール1の高さ寸法を小さく形成して床面からの突出高さを低くする必要があるが、本例に示した嵌着結合構造によれば、上下より挟持する構造であるため、ネジなどの固定具を使用しなくても、そのような薄厚の引き戸レール1に端部キャップ2を安定して嵌着することができる。
また、引戸レール1は高さ寸法の小さい薄板状に形成されているため、端部キャップ2は、その引戸レール1の端部形状に合わせて高さ寸法が小さく、全体としてもきわめて小サイズの部材として形成されている。そのため、引戸レール1への嵌着性が弱ければすぐに脱落して紛失するおそれがあるが、上下より挟着する構造としたことで、そのようなおそれを回避することができる。
また上述するように、端部キャップ2の左右対称位置にある突起片2bが走行溝1b(凸条部1d)の左右の溝部1fに差し込まれて、端部キャップ2を引戸レール1に嵌着した状態では、端部キャップ2の中心位置Cが走行溝1bの位置に合致する。
したがって、端部キャップ2が戸じゃくり凹溝4の下端部に隙間なく嵌入されるため、端部キャップ2を取り付けた引戸レール1を、端部キャップ2が戸じゃくり凹溝4に収納されるように床面に取り付ければ、引戸レール1の走行溝1bは戸じゃくり凹溝4の中心位置に合致する。つまり、引戸レール1に端部キャップ2を嵌着して施工すれば、位置決めを意識することなく、容易に位置決めができる。
また、端部キャップ2は突起片2bを溝部1fに嵌入する構造であるため、端部キャップ2を引戸レール1に対し上下より挟持して嵌着させても、端部キャップ2の下端が補強リブ1eよりも下方に突出することがない。そのため、端部キャップ2を結合させた引戸レール1を床面に取り付けても、床面から、引戸レール1がその高さ寸法以上に突出することはない。
なお、引戸レール1の位置決めを行うために、突起片2bの形成位置は本例で示すものに限定されるものではない。すなわち、端部キャップ2の突起片2bは、左右対称位置に形成されなくてもよく、複数の溝部1f、1f・・・のうちすくなくとも2箇所に嵌入されるものであればよい。また、引戸レール1と端部キャップ2とが幅方向にずれないように、突起片2bの幅方向への移動を凸条部1dまたは補強リブ1eで規制する位置関係とすることが望ましい。たとえば本例のように、突起片2bを溝部1fに装着したときに、その溝部1fの幅方向に隙間ができないように、突起片2bを形成すれば嵌着性はきわめてよい。また、端部キャップ2をより安定的に嵌着させるためには、凸条部1dをはさんで左右に、2個以上の突起片を装着させることが望ましい。
図5は、ガイド端部2cを切除した端部キャップ2の使用例を示す概略平面図である。
本例では、戸じゃくり凹溝4は、2枚の引戸に対応して形成され、平行に走行する2枚の引戸が縦枠3に引き寄せられたときに、引戸の各端面が当接される戸当たり面4aが、仕切りなく連続して形成されている。また、ガイド面4bは、図1の例と同様、両端に形成されている。
このような戸じゃくり凹溝4の形状、寸法に合わせて、2個の端部キャップ2、2が使用される。すなわち、一方の端部キャップ2は右のガイド端部2cを切除し、他方の端部キャップ2は左のガイド端部2cを切除し、それらの切断端部2g、2gが隣り合うようにして、両端部キャップ2、2を隣り合う2個の引戸レールの各端部に取り付けて、両端部キャップ2、2が戸じゃくり凹溝4の下端部に収納されるように、引戸レールを取り付ける。
このようにガイド端部2cを切除するだけで、併設した引戸レールに容易に対応でき、種々の態様の引戸レールの位置決めを考慮した施工が簡易に行える。また、端部キャップ2を引戸レール1の寸法に対応させて成形すれば、隣接する両端部キャップ2、2を、ほとんど隙間なく密着させた状態に施工することができる。
このような端部キャップ2の連設態様について、図6、7に示した施工例を参照しながら説明する。
図6は、片引き用の2枚引戸の施工例を示した図で、(a)は概略平面図、(b)は端部キャップ2の引戸レール1への取付例を示した斜視図である。なお、図6(a)における右側に図示した引戸を右引戸5(#1)、左側に図示した引戸を左引戸5(#2)と呼ぶ。また右引戸5(#1)が走行する引戸レールを内引戸レール1(#1)、左引戸5(#2)が走行する引戸レールを外引戸レール1(#2)と呼ぶ。なお、各引戸レール1(#1)、1(#2)は、複数のレールを連結させて構成されたものでもよい。
片引き用の2枚引戸では、左引戸5(#2)に対応した外引戸レール1(#2)と、右引戸5(#1)に対応した内引戸レール1(#1)とが、引戸開口の左右に設けた縦枠3、3の間に、平行に取り付けられる。左の縦枠3側には、外引戸レール1(#2)のさらに外側に控え壁6が設けられ、その控え壁6によって戸袋が形成されている。
本例では、2枚の引戸5、5はともに、戸袋側の縦枠3に引き寄せることができ、引き寄せたときには2枚の引戸5、5の端面は、その縦枠3の2枚引戸用の戸じゃくり凹溝4の戸あたり面4a(図1参照)に当接する。一方、反対(右)側の縦枠3には、右引戸5(#1)のみが当接する1枚引戸用の戸じゃくり凹溝4が形成されている。
図6(b)に示すように、2本の引戸レール1、1の戸袋側の端部1aには、図5に示したような一方のガイド端部2cを切除した2個の端部キャップ2が、切断部が隣り合うように取り付けられる一方、反対側の端部1aには、内引戸レール1(#1)にのみ、ガイド端部2cを切除していない端部キャップ2が取り付けられる。なお、図6(b)中の7はネジ孔である。
図7は、片引き用の3枚引戸の施工例を示した図で、(a)は概略平面図、(b)は端部キャップ2の引戸レール1への取付例を示した斜視図である。なお、図7(a)における右側に図示した引戸を右引戸5(#1)、中央に図示した引戸を中引戸5(#3)、左側に図示した引戸を左引戸5(#2)と呼ぶ。また右引戸5(#1)が走行する引戸レールを内引戸レール1(#1)、中引戸5(#3)が走行する引戸レールを中引戸レール1(#3)、左引戸5(#2)が走行する引戸レールを外引戸レール1(#2)と呼ぶ。
片引き用の3枚引戸では、外引戸レール1(#2)と、中引戸レール1(#3)と、内引戸レール1(#1)とが、引戸開口の左右に設けた縦枠3、3の間に、平行に取り付けられる。左の縦枠3側には、外引戸レール1(#2)のさらに外側に控え壁6が設けられ、その控え壁6によって戸袋が形成されている。
本例では、3枚の引戸5、5、5はともに、戸袋側の縦枠3に引き寄せることができ、引き寄せたときには3枚の引戸5、5、5の端面は、その縦枠3の3枚引戸用の戸じゃくり凹溝4の戸あたり面4a(図1参照)に当接する。一方、反対(右)側の縦枠3には、右引戸5(#1)のみが当接する1枚引戸用の戸じゃくり凹溝4が形成されている。
図7(b)に示すように、3本の引戸レール1、1、1の戸袋側の端部1aには、それぞれに異なる形状に細工した端部キャップ2、2、2が取り付けられる。すなわち、外引戸レール1(#2)には一方のガイド端部2cを切除した端部キャップ2が、中引戸レール1(#3)には両ガイド端部2c、2cを切除した端部キャップ2が、内引戸レール1(#1)には、外引戸レール1(#2)に取り付けた端部キャップ2とは反対側のガイド端部2cを切除した端部キャップ2が、切断部を相互に隣接させるように取り付けられる。一方、反対側の端部1aには、内引戸レール1(#1)にのみ、ガイド端部2cを切除していない端部キャップ2が取り付けられる。
(a)〜(c)は本発明の引戸レールの取付構造の施工手順を説明するための図である。 (a)は引戸レールの斜視図、(b)は端部キャップの斜視図、(c)は引戸レールの端部に端部キャップを取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)は端部キャップの平面図、(b)は正面図、(c)はA−A線縦断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、引戸レールの右側端面、左側端面と、端部キャップ(平面図)との組み合わせを説明するための図である(c)は、引戸レールと端部キャップの結合状態を示すB−B線縦断面図である。 ガイド端部を切除した端部キャップの組み合わせ使用例を示した概略平面図である。 引戸レールの施工例(2枚)を示した図で、(a)は概略平面図、(b)は端部キャップの引戸レールへの取付例を示した斜視図である。 引戸レールの施工他例(3枚)を示した図で、(a)は概略平面図、(b)は端部キャップの引戸レールへの取付例を示した斜視図である。 従来の引戸レールの施工例を説明するための図で、(a)は引戸枠に形成された戸じゃくり凹溝を示す部分斜視図、(b)は引戸レールと戸じゃくり凹溝の位置関係を示した概略平面図、(c)は引戸レールの位置決め作業を説明するための概略平面図である。
符号の説明
1 引戸レール
1a 端部
1b 走行溝
1d 凸条部
1e 補強リブ
1f 溝部
2 端部キャップ
2a 上片部
2b 突起片
2c ガイド端部
2d 切り込み
3 縦枠
3a 内面
4 戸じゃくり凹溝
4b ガイド面
5 引戸

Claims (4)

  1. 床面に直付けされる、アルミ型材よりなる引戸レールの端部に、端部キャップを嵌着し、該端部キャップを、引戸の取付開口に取り付けた引戸枠の縦枠の内面に形成された戸じゃくり凹溝の下端部に嵌入して、上記引戸レールを床面に取り付けるようにした引戸レールの取付構造であって、
    上記端部キャップは、上記引戸レールの端部を上下より挟持して嵌着される構造としたことを特徴とする引戸レールの取付構造。
  2. 請求項1において、
    上記引戸レールには、引戸の戸車を走行させるための走行溝が形成されており、
    上記端部キャップは、その中心位置が上記走行溝に合致するように上記引戸レールに取り付けられる構造となっている引戸レールの取付構造。
  3. 請求項2において、
    上記引戸レールの裏面には、上記走行溝によって形成される凸条部と、該凸条部の両側で該凸条部に平行な複数の補強リブとが突出形成されており、
    上記端部キャップは、上記引戸レールの端部上面に当接する上片部と、上記端部キャップの下部より突出して、上記凸条部と上記複数の補強リブとによって形成された溝部の端部に嵌入される複数の突起片とを備え、上記上片部と上記複数の突起片とで上記引戸レールの端部を挟持する構造としている引戸レールの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記戸じゃくり凹溝には、レール側に拡開する1対のガイド面が形成され、
    上記端部キャップの両側縁部分には、切り込みを有した、上記ガイド面に対応した先細り状のガイド端部を対設しており、
    上記ガイド端部は、上記切り込みによって切除可能としている引戸レールの取付構造。
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