JP2009080954A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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隆史 宮田
Satoshi Kamiya
聡 神谷
Kimio Amamiya
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Abstract

【課題】駆動時の振動を防止するとともに、製造工程における排気経路および放電ガス導入経路と、駆動時の隣接する放電セル間でのプライミング効果を確保することが出来るPDPを提供する。
【解決手段】背面ガラス基板14上に、行方向に延びる複数の横壁16Aと列方向に延びる複数の縦壁16Bによって略格子形状に成形されて放電空間S1を放電セルC1毎に区画する隔壁16が形成され、前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の間に行電極対(X1,Y1)と列電極D1が設けられ、隔壁16と前面ガラス基板10との間に、隔壁16の縦壁16Bに沿って列方向にのみ延びて隔壁16と前面ガラス基板10との間を接着する接着層18が形成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、プラズマディスプレイパネルの構成に関する。
図1ないし3は、従来のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)の構成を示している。
この図1ないし3において、前面ガラス基板1の背面側に、行方向に延びる複数の行電極対(X,Y)と、この行電極対(X,Y)を被覆する誘電体層2およびこの誘電体層2の背面を被覆する保護層3が形成されている。
この前面ガラス基板1と放電空間Sを介して平行に対向する背面ガラス基板4の前面ガラス基板1に対向する側には、列方向に延びる複数の列電極Dと、この列電極Dを被覆する列電極保護層5と、この列電極保護層5上に形成されて放電空間の行電極対(X,Y)と列電極Dが交差する位置に形成される放電セルCを区画する隔壁6と、各放電セルC毎に赤,緑,青に色分けされた蛍光体層7とが形成されている。
隔壁6は、行方向に延びる横壁6Aと列方向に延びる縦壁6Bとによって略格子形状に成形されていて、放電空間Sを各放電セルC毎に方形に区画している。
放電空間S内には放電ガスが封入されている。
一般に、PDPは、前面ガラス基板側の構造物と背面ガラス基板側の構造物の間に隙間が形成されている場合に、駆動時に前面ガラス基板と背面ガラス基板との間の隙間部分が振動して、耳障りな振動音が発生するという問題を有している。
特に、PDPの発光効率を向上させるために放電ガスの圧力を高くすると、前面ガラス基板1と背面ガラス基板4の間に隙間が生じ易く、駆動時の振動や電圧マージンが発生し易くなる。
このため、上記従来のPDPは、放電空間Sを放電セルC毎に区画する隔壁6の横壁6Aと縦壁6Bの前面ガラス基板1に対向する頂面上に、それぞれ接着層8が形成されていて、この接着層8によって隔壁6の頂面と保護層3の背面とが接着されることにより、駆動時に前面ガラス基板1と背面ガラス基板4間の振動による振動音が発生するのを防止するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この従来のPDPは、放電セルCの周囲が接着層8によって封止されるために、列方向および行方向に隣接する放電セルC間の連通が閉じられている。
このため、このPDPの製造時の放電空間Sを真空にするための排気工程や放電空間S内に放電ガスを封入する放電ガス封入工程において、各放電セルC間の排気経路および放電ガスの導入経路が塞がれて、パネル内の排気が十分行われなかったり、均一な放電ガスの導入を行うことが出来ない等の問題が生じ、さらに、PDPの駆動時に、放電によって発生するプライミング粒子が隣接する放電セルCに導入されて放電を誘発する所謂プライミング効果を発生させることが出来ないといった問題を有している。
さらに、上記従来のPDPは、接着層8が、保護層3との溶着のために、隔壁6を形成する誘電材料よりも低い軟化点を有するガラスフリットによって形成されているが、図4に示されるように、このPDPの製造工程において、前面ガラス基板1と背面ガラス基板4が重ね合わされて接着層8が前面ガラス基板1側の保護層3に溶着される際に、前面ガラス基板1が背面ガラス基板4側に押圧されることによって、接着層8を形成する溶融状態にあるガラスフリットが放電セルC内に食み出してしまい、放電セルCの放電特性や発光特性に悪影響が生じてしまうといった問題も有している。
特開平3−263731号公報
この発明は、上記のような従来のPDPが有している問題点を解決することをその技術的課題の一つとしている。
この発明によるPDPは、上記目的を達成するために、放電空間を介して一対の基板が対向され、この一対の基板の一方の基板の他方の基板に対向する側に、行方向に延びる複数の横壁と列方向に延びる複数の縦壁によって略格子形状に成形されて放電空間を単位発光領域毎に区画する隔壁が形成され、一対の基板の間に各単位発光領域内においてそれぞれ放電を発生させる放電電極が設けられたPDPにおいて、前記隔壁と他方の基板との間に、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びて隔壁と他方の基板との間を接着する接着層が形成されていることを特徴としている。
この発明によるPDPは、放電空間を介して一対の基板が対向され、この一対の基板の一方の基板の他方の基板に対向する側に、行方向に延びる複数の横壁と列方向に延びる複数の縦壁によって略格子形状に成形されて放電空間を単位発光領域毎に区画する隔壁が形成され、一対の基板の間に各単位発光領域内においてそれぞれ放電を発生させる放電電極が設けられ、隔壁と他方の基板との間に、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びて隔壁と他方の基板との間を接着する接着層が形成されているPDPをその最良の実施形態としている。
この実施形態のPDPは、放電空間を介して対向される一対の基板の間が、接着層によってパネルの表示領域内において接着されているので、基板の振動により一対の基板の間の隙間から振動音が発生するのを防止することができる。
そして、この一対の基板の間の接着は、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びる接着層によって行われているので、列方向に隣接する単位発光領域の間にこの単位発光領域間を連通する隙間を形成することが可能になり、PDPの製造時の排気工程における排気経路と放電ガス導入工程における放電ガスの導入経路を確保して、放電空間内からの十分な排気と各単位発光領域内への均一な放電ガスの導入を行うことが可能になるとともに、この隙間によって列方向に隣接する単位発光領域間にプライミング粒子の流通経路を形成して、PDPの駆動時の列方向に隣接する単位発光領域間でのプライミング効果を確保することが可能になる。
上記実施形態のPDPにおいて、接着層が、誘電材とこの誘電材よりも軟化点が高い粒状物とが混合された材料によって形成されるようにするのが好ましい。
このように、接着層を形成する誘電材にこの誘電材よりも軟化点が高い粒状物が混合されていることによって、PDPの製造時に、一対の基板が互いに重ね合わされて押圧される際に、接着層を形成する誘電材に混合されている粒状物が、隔壁と他方の基板側との間に介在されてこの隔壁と他方の基板側の間の間隔を粒状物の粒径以上には狭まらないように規制するので、接着層を形成する誘電材が一対の基板の間で押圧されて単位発光領域内に食み出すのが防止されて、各単位発光領域における放電特性や発光特性の悪化を防止することが出来る。
この接着層に混合される粒状物の粒径は、1〜10μmとするのが好ましい。
これは、粒状物の粒径が1μm未満の場合には、接着層の厚さが不十分となり、隔壁の横壁と他方の基板側との間に十分な高さの隙間を形成することが出来ず、十分な排気経路や放電ガス導入経路,プライミング粒子の流通経路を確保することが出来なくなり、また、粒径が10μmよりも大きい場合には、逆に、隙間の高さが大きくなり過ぎて、列方向に隣接する単位発光領域間での放電干渉による誤放電が発生する虞が生じるためである。
上記実施形態のPDPにおいて、隔壁の縦壁とこの縦壁上に形成された接着層とによって、行方向に隣接する単位発光領域の間の連通が閉じられるようにするのが好ましく、これによって、例え画面の高精細化により行方向に隣接する単位発光領域の中心位置の間隔が近くなっても、行方向に隣接する単位発光領域間での放電干渉による誤放電の発生が防止される。
さらに、接着層によって隔壁の横壁と他方の基板との間に隙間が形成されて、この隙間を介して列方向に隣接する単位発光領域の間が連通されるようにするのが好ましく、これによって、PDPの駆動時の列方向に隣接する単位発光領域間でのプライミング効果が確保される。
図5ないし7は、この発明によるPDPの実施形態における一実施例を示しており、図5は同実施例におけるPDPの正面図であり、図6は図5のV1−V1線における断面図,図7は図5のW1−W1線における断面図である。
この図5ないし7において、表示面である前面ガラス基板10の背面に、行方向(図5の左右方向)に延びる複数の行電極対(X1,Y1)が列方向に並設されている。
各行電極対(X1,Y1)を構成する行電極X1とY1は、それぞれ、行方向に帯状に延びる金属製のバス電極X1a,Y1aと、このバス電極X1a,Y1aの等間隔位置に接続されているとともに互いに対になっている相手の行電極側に延びて、それぞれ放電ギャップgを介して対向される複数の透明電極X1b,Y1bとから構成されている。
各透明電極X1b,Y1bは、ITO等の透明導電膜によって略T字形状に成形されており、それぞれ、幅狭の基端部分がバス電極X1a,Y1aに接続されている。
前面ガラス基板10の背面には、列方向において隣接する行電極対(X1,Y1)の互いに背中合わせに位置するバス電極X1aとY1aの間の位置に、行方向に帯状に延びる黒色または暗色の光吸収層11が形成されている。
さらに、この前面ガラス基板10の背面には誘電体層12が形成されて、この誘電体層12によって行電極対(X1,Y1)が被覆されており、この誘電体層12の背面上には保護層13が形成されて、この保護層13によって誘電体層12の背面が被覆されている。
この保護層13は、電子線によって励起されることにより波長域200〜300nm内にピークを有するCL(カソード・ルミネッセンス)発光を行う特性を有する、例えばマグネシウムを加熱して発生するマグネシウム蒸気を気相酸化して得られる気相法MgO単結晶体等のCL発光MgO結晶体を含むMgO結晶によって形成されている。
前面ガラス基板10には、背面ガラス基板14が放電空間S1を介して平行に対向されており、この背面ガラス基板14の前面ガラス基板10に対向する表示側の面上に、列方向に帯状に延びる複数の列電極D1が、それぞれ、各行電極対(X1,Y1)の互いに放電ギャップgを介して対向して対になっている透明電極X1bとY1bに対向する位置に位置するように、行方向に並設されている。
背面ガラス基板14の表示側の面上には、さらに、列電極D1を被覆する列電極保護層(誘電体層)15が形成され、この列電極保護層15上に、隔壁16が形成されている。
この隔壁16は、列方向に隣接する行電極対(X1,Y1)の互いに背中合わせに位置するバス電極X1aとY1aの間の部分に対向する位置(光吸収層11に対向する位置)においてそれぞれ行方向に延びる複数の横壁16Aと、行方向に隣接する列電極D1の間の部分に対向する位置において列方向に延びる複数の縦壁16Bとによって略格子形状に成形されている。
この隔壁16によって、前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の間の放電空間S1が、各行電極対(X1,Y1)の放電ギャップgを介して対向して互いに対になっている透明電極X1a,Y1aに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電セルC1が形成されている。
そして、各放電セルC1内において、隔壁16の横壁16Aおよび縦壁16Bの側面と列電極保護層15の表面には、これらの五つの面を覆うように、各放電セルC1毎に赤,緑,青の三原色に色分けされた蛍光体層17が形成されており、この赤,緑,青の蛍光体層17が行方向に順に並ぶように配列されている。
蛍光体層17には、図8に示されるように、蛍光材17Aに、電子線によって励起されることにより波長域200〜300nm内にピークを有するCL発光を行う特性を有する、例えばマグネシウムを加熱して発生するマグネシウム蒸気を気相酸化して得られる気相法MgO単結晶体等のCL発光MgO結晶体を含むMgO結晶17Bが混合されている。
隔壁16の縦壁16Bおよびこの縦壁16Bと交差する部分の横壁16Aの前面ガラス基板10に対向する頂面上に、それぞれ、縦壁16Bに沿って列方向に延びる接着層18が形成されている。
この接着層18は、隔壁16の頂面と保護層13の背面に溶着されて、隔壁16と保護層13の間を接着している。
そして、この接着層18によって、行方向に隣接する放電セルC1の間の連通が遮断されている。
なお、隔壁16の横壁16Aの列方向に隣接する放電セルC1の間に位置する部分と保護層13との間には、図6に示されるように、隙間rが形成されていて、この隙間rを介して列方向に隣接する放電セルC1の間が連通されている。
接着層18は、粒径が1〜10μmのガラスビーズ等の粒状物Bが混合されたフリットガラス等の誘電ガラス材によって形成されている。
そして、この接着層18を形成する誘電ガラス材は、隔壁16を形成する誘電材料よりも低い軟化点を有しており、粒状物Bは、この誘電ガラス材よりも高い軟化点を有している。
放電空間内には、キセノンを含む放電ガスが封入されている。
上記PDPは、製造工程において、各構造物の形成工程がそれぞれ終了した前面ガラス基板10と背面ガラス基板14とが重ね合わされる際に、背面ガラス基板14上の隔壁16の縦壁16Bとこの縦壁16Bと交差する部分の横壁16Aの頂面上にそれぞれ形成された接着層18が、加熱されて溶融状態にされる。
このときの加熱温度は、隔壁16および粒状物Bの軟化点よりも低く、接着層18を形成する誘電ガラス材の軟化点よりも高い温度に設定される。
この状態で、位置合わせされた前面ガラス基板10が背面ガラス基板14上に重ね合わされて背面ガラス基板14側に押圧されることにより、溶融状態にある接着層18が前面ガラス基板10の背面に形成されている保護層13の背面に溶着されて、隔壁16の縦壁16Bおよびこの縦壁16Bと交差する部分の横壁16Aの頂面と保護層13の背面、すなわち、前面ガラス基板10と背面ガラス基板14が接着される。
この前面ガラス基板10が背面ガラス基板14側に重ね合わされて、背面ガラス基板14側に押圧される際に、図7に示されるように、接着層18を形成する誘電ガラス材に混合されている粒状物Bが、隔壁16と保護層13との間に介在されて、この隔壁16と保護層13の間の間隔を粒状物Bの粒径以上には狭まらないように規制するので、従来のPDPについて図4で説明したような、接着層18を形成する誘電ガラス材の放電セルC1内への食み出しが防止される。
なお、前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の重ね合わせの際に、接着層18を前面ガラス基板10側の保護層13の背面にパターン形成して、背面ガラス基板14側の隔壁16の縦壁16Bおよびこの縦壁16Bと交差する部分の横壁16Aの頂面に溶着させるようにしても良い。
上記PDPは、前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の間がパネルの表示領域内において接着されているので、駆動時に前面ガラス基板10と背面ガラス基板14が振動して振動音が発生するのを防止することができる。
そして、この前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の間の接着は、隔壁16の縦壁16Bに沿った列方向においてのみ行われており、列方向に隣接する放電セルC1の間は、横壁16Aと保護層13の間に形成された隙間rによって連通されているので、PDPの製造時の排気工程における排気経路と放電ガス導入工程における放電ガスの導入経路が確保されて、放電空間S1内からの十分な排気と各放電セルC1への均一な放電ガスの導入を行うことが出来るようになる。
さらに、上記PDPは、中心位置の間隔が列方向に隣接する放電セルC1の間よりも短い行方向に隣接する放電セルC1の間の連通が、接着層18によって閉じられているために、特に画面の高精細化によって行方向に隣接する放電セルC1の中心位置の間隔がより近くなるような場合でも、行方向に隣接する放電セルC1間での放電干渉による誤放電の発生が防止される。
一方、列方向に隣接する放電セルC1の間には、隔壁16の横壁16Aと保護層13の間に形成された隙間rによってプライミング粒子の流通経路が形成されるので、PDPの駆動時の列方向に隣接する放電セルC1間でのプライミング効果が確保される。
さらに、上記PDPは、前述したように、製造工程における前面ガラス基板10と背面ガラス基板14の重ね合わせの際に接着層18が放電セルC1内に食み出すのが防止されるので、従来のような接着層の食み出しによる放電セルC1における放電特性や発光特性の悪化を防止することが出来る。
なお、この接着層18の放電セルC1内への食み出しを防止するために接着層18に混合される粒状物Bの粒径が1〜10μmに設定されているのは、以下のような理由による。
すなわち、粒状物Bの粒径が1μm未満の場合には、接着層18の厚さが不十分で、隔壁16の横壁16Aと保護層13の間に十分な高さの隙間rを形成することが出来ず、十分なプライミング粒子の流通経路を確保することが出来なくなる。
一方、粒状物Bの粒径が10μmよりも大きい場合には、逆に、隙間rの高さが大きくなり過ぎて、列方向に隣接する放電セルC1間での放電干渉による誤放電が発生する虞が生じるためである。
また、上記PDPは、保護層13と蛍光体層17にCL発光MgO結晶体を含むMgO結晶が混合されていることによって、PDPの駆動時に、行電極対(X1,Y1)や列電極D1への電圧パルスの印加の際に、CL発光MgO結晶体から放電セルC1内に取り出される初期電子によって放電確率が向上して、放電遅れなどの放電特性が改善される。
上記実施例のPDPは、放電空間を介して一対の基板が対向され、この一対の基板の一方の基板の他方の基板に対向する側に、行方向に延びる複数の横壁と列方向に延びる複数の縦壁によって略格子形状に成形されて放電空間を単位発光領域毎に区画する隔壁が形成され、一対の基板の間に各単位発光領域内においてそれぞれ放電を発生させる放電電極が設けられたPDPにおいて、前記隔壁と他方の基板との間に、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びて隔壁と他方の基板との間を接着する接着層が形成されている実施形態のPDPを、その上位概念の実施形態としている。
この実施形態によるPDPは、放電空間を介して対向される一対の基板の間が、接着層によってパネルの表示領域内において接着されているので、基板の振動により一対の基板の間の隙間から振動音が発生するのを防止することができる。
そして、この一対の基板の間の接着は、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びる接着層によって行われているので、列方向に隣接する単位発光領域の間にその間を連通する隙間を形成することが可能になり、PDPの製造時の排気工程における排気経路と放電ガス導入工程における放電ガスの導入経路を確保して、放電空間内からの十分な排気と各単位発光領域内への均一な放電ガスの導入を行うことが可能になるとともに、この隙間によって列方向に隣接する単位発光領域間にプライミング粒子の流通経路を形成して、PDPの駆動時の列方向に隣接する単位発光領域間でのプライミング効果を確保することが可能になる。
従来例を示すPDPの正面図である。 図1のV−V線における断面図である。 図1のW−W線における断面図である。 同従来例の問題点を説明するための説明図である。 この発明のPDPの実施形態における一実施例を示す正面図である。 図5のV1−V1線における断面図である。 図5のW1−W1線における断面図である。 同実施例のPDPの蛍光体層の構成を示す断面図である。
符号の説明
10 …前面ガラス基板(他方の基板)
14 …背面ガラス基板(一方の基板)
16 …隔壁
16A …横壁
16B …縦壁
18 …接着層
B …粒状物
C1 …放電セル(単位発光領域)
X1,Y1 …行電極(放電電極)
D1 …列電極(放電電極)
r …隙間

Claims (5)

  1. 放電空間を介して一対の基板が対向され、この一対の基板の一方の基板の他方の基板に対向する側に、行方向に延びる複数の横壁と列方向に延びる複数の縦壁によって略格子形状に成形されて放電空間を単位発光領域毎に区画する隔壁が形成され、一対の基板の間に各単位発光領域内においてそれぞれ放電を発生させる放電電極が設けられたプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記隔壁と他方の基板との間に、隔壁の縦壁に沿って列方向にのみ延びて隔壁と他方の基板との間を接着する接着層が形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記接着層が、誘電材とこの誘電材よりも軟化点が高い粒状物とが混合された材料によって形成されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記粒状物が、1〜10μmの粒径を有している請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記隔壁の縦壁とこの縦壁上に形成された接着層とによって、行方向に隣接する単位発光領域の間の連通が閉じられている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記接着層によって隔壁の横壁と他方の基板との間に隙間が形成されて、この隙間を介して、列方向に隣接する単位発光領域の間が連通されている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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