JP2009079990A - 抵抗測定装置および抵抗測定方法 - Google Patents

抵抗測定装置および抵抗測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009079990A
JP2009079990A JP2007249078A JP2007249078A JP2009079990A JP 2009079990 A JP2009079990 A JP 2009079990A JP 2007249078 A JP2007249078 A JP 2007249078A JP 2007249078 A JP2007249078 A JP 2007249078A JP 2009079990 A JP2009079990 A JP 2009079990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
resistance
voltage
sequence
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007249078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5018373B2 (ja
Inventor
Yuichi Iwamoto
優一 岩本
Hideo Akama
秀雄 赤間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2007249078A priority Critical patent/JP5018373B2/ja
Publication of JP2009079990A publication Critical patent/JP2009079990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018373B2 publication Critical patent/JP5018373B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

【課題】リレーの熱起電力によるオフセット誤差と時間で変動する熱起電力の影響を受けずに正確に抵抗値を求めることが可能な抵抗測定装置および抵抗測定方法を実現する。
【解決手段】抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された抵抗の両端電圧に基づいて抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、第1の測定ポイントと抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで電流と両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、測定シーケンスAの印加電圧の変化範囲を拡張した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから測定シーケンスAと反対方向に印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで電流と両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、回帰直線の傾きから抵抗の抵抗値を求める演算制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、抵抗に流れる電流と、少なくとも1つのリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置および抵抗測定方法に関し、特にリレーの熱起電力の影響を受けずに正確に抵抗値を求めることが可能な抵抗測定装置および抵抗測定方法に関する。
半導体集積回路のDC試験では、被試験対象デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)の入出力電流や入出力電圧などのDC特性を試験する。DC試験には、試験項目により、電流印加電圧測定、電圧印加電流測定および電圧測定等の測定を行い、IC(Integrated Circuit)テスタや測定器のDC関連モジュールを用いて行われる。
このDC関連モジュールの校正においては、高精度な抵抗基準を必要とする。通常、ICテスタ内部にはこのような基準抵抗が実装され、外部測定器を接続して基準抵抗の校正を行う。
従来の抵抗測定装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平9−159704号公報
図7はこのような従来の抵抗測定装置を示す構成ブロック図である。図7において、リレー1〜リレー9は高絶縁が可能なリードリレーである。デジタルマルチメータ10は電圧、電流および抵抗等が測定可能で、内部に定電流源10aおよび電圧計10bを備えている。また、抵抗100および抵抗101は被測定対象の抵抗である。
リレー1の一端はリレー4の一端およびリレー7の一端にそれぞれ接続され、リレー1の他端はリレー2の一端および抵抗100の一端にそれぞれ接続される。リレー2の他端はリレー5の一端およびリレー8の一端にそれぞれ接続され、リレー8の他端は電圧計10bの一端に接続される。
リレー4の他端はリレー5の他端および抵抗101の一端にそれぞれ接続され、リレー3の一端はリレー6の一端およびリレー9の一端にそれぞれ接続される。リレー7の他端は定電流源10aの一端に接続され、リレー9の他端は電圧計10bの他端に接続される。リレー3の他端、リレー6の他端、定電流源10aの他端、抵抗100の他端および抵抗101の他端はそれぞれ接地される。
図7に示す従来例の動作を説明する。抵抗100の抵抗値を測定する場合には、リレー1〜リレー3およびリレー7〜リレー9をオン、リレー4〜リレー6をオフする。この状態で定電流源10aからリレー7およびリレー1を介して抵抗100に電流I1を印加する。この時の抵抗100の両端電圧をリレー2、リレー3、リレー8、リレー9を介して電圧計10bで測定する。
抵抗100の抵抗値をR1、電圧計10bの測定値をV1とすると、抵抗値R1は式(1)で示される。この値がデジタルマルチメータ10で演算され、表示される。
R1=V1/I1 (1)
同様に、抵抗101の抵抗値を測定する場合には、リレー4〜リレー6およびリレー7〜リレー9をオン、リレー1〜リレー3をオフする。この状態で定電流源10aからリレー7およびリレー4を介して抵抗101に電流I2を印加する。この時の抵抗101の両端電圧をリレー5、リレー6、リレー8、リレー9を介して電圧計10bで測定する。
抵抗101の抵抗値をR2、電圧計10bの測定値をV2とすると、抵抗値R2は式(2)で示される。この値がデジタルマルチメータ10で演算され、表示される。
R2=V2/I2 (2)
この結果、被測定対象である抵抗にデジタルマルチメータ10の定電流源10aから電流を印加し、その時の抵抗の両端電圧を測定することにより、抵抗値を求めることができる。
図7に示す従来例では、デジタルマルチメータ10から被測定対象である抵抗100または抵抗101まではリレーを含んだ経路で接続されている。校正用の基準抵抗には高抵抗のものもあり、経路の電流のリークを少なくするために、経路上のリレーは前述のように高絶縁が可能なリードリレーを使用するのが一般的である。
しかし、リードリレーは接点等に使用されている異種金属により熱起電力を生じる。一般的な熱起電力は50μV程度なので、図7に示す従来例では、リレー2、リレー3、リレー8およびリレー9の4つのリレーにより約200μVが測定誤差(オフセット誤差)として電圧計10bに表れる。このため、正確に抵抗値を測定することができないという問題点があった。
また、リレーの熱起電力は時間と共に変動するので、測定への影響を除去するのが困難であるという問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、リレーの熱起電力の影響を受けずに正確に抵抗値を求めることが可能な抵抗測定装置および抵抗測定方法を実現する。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、
第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、この測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求める演算制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の抵抗測定装置において、
前記測定部が、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の抵抗測定装置において、
前記測定部が、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、
第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、この測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求める演算制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の抵抗測定装置において、
前記測定部が、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項4記載の抵抗測定装置において、
前記測定部が、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の抵抗測定装置において、
前記演算制御部が、
前記各測定ポイント間の測定を等時間間隔で行うことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の抵抗測定装置において、
前記演算制御部が、
前記測定部で得られた測定結果と共にその測定時間を記録し、前記測定結果と前記測定時間に基づいて回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、
抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定方法において、
第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行い、それぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、
請求項9記載の抵抗測定方法において、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、
請求項9記載の抵抗測定方法において、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、
抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定方法において、
第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行い、それぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、
請求項12記載の抵抗測定方法において、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、
請求項12記載の抵抗測定方法において、
前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、
請求項9〜請求項14のいずれかに記載の抵抗測定方法において、
前記各測定ポイント間の測定を等時間間隔で行うことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、
請求項9〜請求項14のいずれかに記載の抵抗測定方法において、
前記測定シーケンスで得られた測定結果と共にその測定時間を記録し、前記測定結果と前記測定時間に基づいて回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1〜8の発明によれば、抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張または縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、この測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求める演算制御部とを備えたことにより、回帰直線の傾きがリレーの熱起電力の影響を受けないので、正確に抵抗値を求めることが可能になる。
請求項9〜16の発明によれば、抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定方法において、第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張または縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行い、それぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることにより、回帰直線の傾きがリレーの熱起電力の影響を受けないので、正確に抵抗値を求めることが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る抵抗測定装置の一実施例を示す構成ブロック図であり、図7と共通する部分には同一の符号を付けている。
図1において、可変電源11は出力電圧を可変させて被測定対象の抵抗に印加する。電流測定器12は被測定対象の抵抗に流れる電流を測定する。電圧測定器13は被測定対象の抵抗の両端電圧を測定する。演算制御部14はCPU(Central Processing Unit)やメモリ等で構成され、可変電源11の制御を行い、電流測定器12および電圧測定器13からの測定データに基づいて抵抗値を求める。
リレー1の一端はリレー4の一端およびリレー7の一端にそれぞれ接続され、リレー1の他端はリレー2の一端および抵抗100の一端にそれぞれ接続される。リレー2の他端はリレー5の一端およびリレー8の一端にそれぞれ接続され、リレー8の他端は電圧測定器13の+側端子に接続される。
リレー4の他端はリレー5の他端および抵抗101の一端にそれぞれ接続され、リレー3の一端はリレー6の一端およびリレー9の一端にそれぞれ接続される。リレー7の他端は電流測定器12の−側端子に接続され、リレー9の他端は電圧測定器13の−側端子に接続される。リレー3の他端、リレー6の他端、抵抗100の他端および抵抗101の他端はそれぞれ接地される。
可変電源11の一端は電流測定器12の+側端子に接続され、可変電源11の他端は接地される。電流測定器12のデータ出力端子は演算制御部14の一方のデータ入力端子に接続され、電圧測定器13のデータ出力端子は演算制御部14の他方のデータ入力端子に接続される。
可変電源11、電流測定器12および電圧測定器13は測定部50を構成し、リレー1〜リレー9、測定部50および演算制御部14は抵抗測定装置51を構成している。
図1に示す実施例の動作を図2〜図5を用いて説明する。図2はリレーの熱起電力と時間の関係を示す特性図、図3〜図5は抵抗に流した電流に対する両端電圧の関係を示す説明図である。
抵抗100の抵抗値を求める場合には、図7に示す従来例と同様に、リレー1〜リレー3およびリレー7〜リレー9をオン、リレー4〜リレー6をオフする。この状態で可変電源11から電圧を出力して抵抗100の両端に印加する。
この時の抵抗100に流れる電流を電流測定器12で測定すると共に抵抗100の両端電圧を電圧測定器13で測定する。測定された電流データは電流測定器12から演算制御部14に送信され、電圧データは電圧測定器13から演算制御部14に送信される。
上記が測定ポイントでの抵抗100に流れる電流と抵抗100の両端電圧を測定する動作である。そして、等時間間隔で複数の測定ポイントの電流と両端電圧をそれぞれ測定し、これらの測定結果から演算制御部14が回帰直線を求めて、この回帰直線の傾きから抵抗100の抵抗値を求める。
また、抵抗101の抵抗値を求める場合には、リレー4〜リレー9をオン、リレー1〜リレー3をオフして、抵抗100と同様に測定を行う。
本発明では、これら複数の測定ポイントの測定順序に特徴がある。以下、具体的に説明する。図2に示すように、リレーの熱起電力はリレーをオンした時から時間の経過と共に大きくなる傾向がある。
例えば、抵抗100の抵抗値(公称値)を0.2Ωとする。可変電源11から−0.20mV〜+0.20mVまでの電圧を0.02mVずつ変化させながらこの抵抗100に印加し、その時の抵抗100に流れる電流と両端電圧をそれぞれ測定する。
なお、この時の測定では、説明を簡単にするために、測定系の誤差はリレーの熱起電力のみとしている。また、リレーの熱起電力の影響を分かりやすくするために、抵抗100の両端に印加する電圧レベルを実際より低く設定している。
このような測定において、図3は本発明の測定方法を適用しない場合の一例を示すものである。図3において、計算値C1はリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9の熱起電力の影響を受けないと仮定した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。一方、測定値M1はリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9のそれぞれの熱起電力が図2に示すように変化した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。
図3において、測定値M1の各測定ポイントの脇にある番号は、測定した順番を示している。測定値M1の1番目の測定ポイントでは抵抗100の両端に−0.20mVを印加して抵抗100に流れる電流と両端電圧をそれぞれ測定している。測定値M1の2番目の測定ポイントでは抵抗100の両端に−0.18mVを印加して抵抗100に流れる電流と両端電圧をそれぞれ測定している。以下同様に、抵抗100の両端に印加する電圧を0.02mVずつ高くしながら測定を行う。
図3に示すように、計算値C1の傾きと測定値M1の傾きは大きく異なっている。これは、リレーの熱起電力の影響を受けているためである。前述のように、リレーの熱起電力はリレーをオンした時から時間の経過と共に大きくなるので、測定値M1も測定の順番が後の方になるにつれて、計算値C1との差が大きくなっている。抵抗100の抵抗値はこの直線の傾きから演算されるので、傾きの違いがそのまま抵抗値に影響し、測定誤差となる。
図4は、本発明の測定方法を適用した場合の一例を示すものである。図4において、計算値C1は図3と同様にリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9の熱起電力の影響を受けないと仮定した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。一方、測定値M2はリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9のそれぞれの熱起電力が図2に示すように変化した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。
図4において、測定値M2の各測定ポイントの脇にある番号は、測定した順番を示している。図3に示す測定値M1と図4に示す測定値M2とでは、測定ポイントの順番が異なる。具体的には、抵抗100の両端に0mVを印加して測定したポイントを1番目の測定ポイントとし、抵抗100の両端に+0.02mV,−0.02mV,−0.04mV,+0.04mVをそれぞれ印加して測定したポイントを2番目の測定ポイント〜5番目の測定ポイントとしている。
そして、抵抗100の両端に+0.06mV,−0.06mV,−0.08mV,+0.08mVをそれぞれ印加して測定したポイントを6番目の測定ポイント〜9番目の測定ポイントとし、抵抗100の両端に+0.10mV,−0.10mV,−0.12mV,+0.12mVをそれぞれ印加して測定したポイントを10番目の測定ポイント〜13番目の測定ポイントとしている。
以下同様に、抵抗100の両端に+0.14mV,−0.14mV,−0.16mV,+0.16mV,+0.18mV,−0.18mV,−0.20mV,+0.20mVをそれぞれ印加して測定したポイントを14番目の測定ポイント〜21番目の測定ポイントとしている。
最後に、これらの測定結果から測定値M2の回帰直線を求めると、図4に示す回帰直線AL2となる。この回帰直線AL2と計算値C1の傾きは略同じになり、リレーの熱起電力の時間変化分をキャンセルしたものとなる。
すなわち、図4において、2番目の測定ポイント(第1の測定ポイント)と3番目の測定ポイント(第2の測定ポイント)での測定を測定シーケンスAとし、4番目の測定ポイント(第3の測定ポイント)と5番目の測定ポイント(第4の測定ポイント)での測定を測定シーケンスBとする。測定シーケンスBは、測定シーケンスAの抵抗100に印加する電圧の変化範囲を拡張し、電圧の変化方向が反対になっている。
同様に、6番目の測定ポイントと7番目の測定ポイントでの測定を測定シーケンスAとし、8番目の測定ポイントと9番目の測定ポイントでの測定を測定シーケンスBとする。このように、上記各測定シーケンスを繰り返して得られた測定結果から回帰直線を求めることにより、回帰直線の傾きがリレーの熱起電力の影響を受けないので、正確に抵抗値を求めることが可能になる。
図5は、本発明の測定方法を適用した場合の他の一例を示すものである。図5において、計算値C1は図3と同様にリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9の熱起電力の影響を受けないと仮定した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。一方、測定値M3はリレー2、リレー3、リレー8およびリレー9のそれぞれの熱起電力が図2に示すように変化した場合の抵抗100に流れる電流と両端電圧の関係を示している。
図4に示す測定値M2と図5に示す測定値M3とでは、測定ポイントの順番が異なる。具体的には、抵抗100の両端に+0.20mVを印加して測定したポイントを1番目の測定ポイントとし、抵抗100の両端に−0.20mV,−0.18mV,+0.18mVをそれぞれ印加して測定したポイントを2番目の測定ポイント〜4番目の測定ポイントとしている。
そして、抵抗100の両端に+0.16mV,−0.16mV,−0.14mV,+0.14mVをそれぞれ印加して測定したポイントを5番目の測定ポイント〜8番目の測定ポイントとし、抵抗100の両端に+0.12mV,−0.12mV,−0.10mV,+0.10mVをそれぞれ印加して測定したポイントを9番目の測定ポイント〜12番目の測定ポイントとしている。
以下同様に、抵抗100の両端に+0.08mV,−0.08mV,−0.06mV,+0.06mV,+0.04mV,−0.04mV,−0.02mV,+0.02mV,0mVをそれぞれ印加して測定したポイントを13番目の測定ポイント〜21番目の測定ポイントとしている。
最後に、これらの測定結果から測定値M3の回帰直線を求めると、図5に示す回帰直線AL3となる。この回帰直線AL3と計算値C1の傾きは略同じになり、リレーの熱起電力の時間変化分をキャンセルしたものとなる。
すなわち、図5において、1番目の測定ポイント(第1の測定ポイント)と2番目の測定ポイント(第2の測定ポイント)での測定を測定シーケンスAとし、3番目の測定ポイント(第3の測定ポイント)と4番目の測定ポイント(第4の測定ポイント)での測定を測定シーケンスBとする。測定シーケンスBは、測定シーケンスAの抵抗100に印加する電圧の変化範囲を縮小し、電圧の変化方向が反対になっている。
同様に、5番目の測定ポイントと6番目の測定ポイントでの測定を測定シーケンスAとし、7番目の測定ポイントと8番目の測定ポイントでの測定を測定シーケンスBとする。このように、上記各測定シーケンスを繰り返して得られた測定結果から回帰直線を求めることにより、回帰直線の傾きがリレーの熱起電力の影響を受けないので、正確に抵抗値を求めることが可能になる。
なお、図1に示す実施例においては、被測定対象である抵抗へ電圧を印加するラインと抵抗の両端電圧を測定するラインが別になっていたが、必ずしもこのようにする必要はなく、図6に示すように、抵抗へ電圧を印加するラインと抵抗の両端電圧を測定するラインが同じになっていてもよい。
また、図4および図5に示す実施例においては、被測定対象である抵抗に対して0Vを中心に正側および負側の電圧を印加して測定しているが、必ずしもこのようにする必要はなく、抵抗に対して正側のみの範囲の電圧、または、負側のみの電圧範囲の電圧を印加して測定してもよい。さらに、印加する電圧範囲も限定されない。
例えば、図4に示す実施例において、抵抗に印加する電圧を+0.20mV,+0.22mV,+0.18mV,+0.16mV,+0.24mV,+0.26mV,+0.14mV,+0.12mV,+0.28mV,・・・というように正側のみの電圧範囲で変化させてもよい。
同様に、図4に示す実施例において、抵抗に印加する電圧範囲を1mV,+1.02mV,−1.02mV,−1.04mV,+1.04mV,+1.06mV,−1.06mV,−1.08mV,+1.08mV,・・・というように異なる電圧範囲を印加してもよい。
また、図4および図5に示す実施例においては、被測定対象である抵抗へ0.02mV毎に規則的に電圧を変化させて測定しているが、必ずしもこのようにする必要はなく、以下に示すように一部不規則になっていてもよい。また、電圧の変化幅が0.02mVに限定されることはない。
例えば、図4に示す実施例において、抵抗に印加する電圧を0mV,+0.02mV,−0.02mV,−0.04mV,+0.04mV,+0.06mV,−0.06mV,−0.10mV,+0.10mV,・・・というように一部(−0.10mV,+0.10mVの所)変化量を変えてもよい。
また、図4および図5に示す実施例においては、測定ポイント数が21個となっているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、少なくとも測定シーケンス1回、すなわち、測定ポイント数が4個あれば、本発明の効果が現れる。しかし、測定ポイント数は所望の精度および時間を考慮して決める。
また、図4および図5に示す実施例においては、測定ポイントの間を等時間間隔で測定しているが、必ずしもこのようにする必要はなく、測定部で得られた測定結果と共にその測定時間を記録し、測定結果と測定時間に基づいて回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから抵抗の抵抗値を求めてもよい。
また、図4および図5に示す実施例における抵抗への印加電圧の変化方向は一例であり、印加電圧の変化方向を反対方向としてもよい。すなわち、図4に示す実施例では印加電圧の変化方向を、0mV,−0.02mV,+0.02mV,+0.04mV,−0.04mV,−0.06mV,+0.06mV,・・・というように反対方向としてもよい。同様に、図5に示す実施例では印加電圧の変化方向を、−0.20mV,+0.20mV,+0.18mV,−0.18mV,−0.16mV,+0.16mV,+0.14mV,−0.14mV,・・・というように反対方向としてもよい。
また、図4および図5に示す実施例においては、測定シーケンスAの後に測定シーケンスBを行う周期を繰り返しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、任意の周期で測定シーケンスAおよび測定シーケンスBのそれぞれの印加電圧の変化方向を反対にしてもよい。
具体的には、図4に示す実施例では印加電圧の変化方向を、0mV,+0.02mV,−0.02mV,−0.04mV,+0.04mV,+0.06mV,−0.06mV,−0.08mV,+0.08mV,+0.10mV,−0.10mV,−0.12mV,+0.12mV・・・としていて、測定シーケンスAの後に測定シーケンスBを繰り返している。
1回目の周期の測定シーケンスAは+0.02mV,−0.02mVであり、1回目の周期の測定シーケンスBは−0.04mV,+0.04mVである。2回目の周期の測定シーケンスAは+0.06mV,−0.06mVであり、2回目の周期の測定シーケンスBは−0.08mV,+0.08mVである。3回目の周期の測定シーケンスAは+0.10mV,−0.10mVであり、3回目の周期の測定シーケンスBは−0.12mV,+0.12mVである。
そして、任意の周期、例えば、2回目の周期の測定シーケンスAおよび測定シーケンスBのそれぞれの印加電圧の変化方向を反対にすると、0mV,+0.02mV,−0.02mV,−0.04mV,+0.04mV,−0.06mV,+0.06mV,+0.08mV,−0.08mV,+0.10mV,−0.10mV,−0.12mV,+0.12mVとなる。
このように任意の周期で測定シーケンスAおよび測定シーケンスBのそれぞれの印加電圧の変化方向を反対にしても回帰直線の傾きがリレーの熱起電力の影響を受けないので、正確に抵抗値を求めることが可能になる。
本発明に係る抵抗測定装置の一実施例を示す構成ブロック図である。 リレーの熱起電力と時間の関係を示す特性図である。 抵抗に流した電流に対する両端電圧の関係を示す説明図である。 抵抗に流した電流に対する両端電圧の関係を示す説明図である。 抵抗に流した電流に対する両端電圧の関係を示す説明図である。 本発明に係る抵抗測定装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。 従来の抵抗測定装置を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7,8,9 リレー
10 デジタルマルチメータ
10a 定電流源
10b 電圧計
11 可変電源
12 電流測定器
13 電圧測定器
14 演算制御部
50,52 測定部
51,53 抵抗測定装置
100,101 抵抗

Claims (16)

  1. 抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、
    第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、
    この測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求める演算制御部と
    を備えたことを特徴とする抵抗測定装置。
  2. 前記測定部が、
    前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする
    請求項1記載の抵抗測定装置。
  3. 前記測定部が、
    前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする
    請求項1記載の抵抗測定装置。
  4. 抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定装置において、
    第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行う測定部と、
    この測定部で得られたそれぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求める演算制御部と
    を備えたことを特徴とする抵抗測定装置。
  5. 前記測定部が、
    前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする
    請求項4記載の抵抗測定装置。
  6. 前記測定部が、
    前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする
    請求項4記載の抵抗測定装置。
  7. 前記演算制御部が、
    前記各測定ポイント間の測定を等時間間隔で行うことを特徴とする
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の抵抗測定装置。
  8. 前記演算制御部が、
    前記測定部で得られた測定結果と共にその測定時間を記録し、前記測定結果と前記測定時間に基づいて回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の抵抗測定装置。
  9. 抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定方法において、
    第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を拡張した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行い、
    それぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする抵抗測定方法。
  10. 前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする
    請求項9記載の抵抗測定方法。
  11. 前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を拡張しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする
    請求項9記載の抵抗測定方法。
  12. 抵抗に電圧を印加し、この抵抗に流れる電流とリレーを介して測定された前記抵抗の両端電圧に基づいて前記抵抗の抵抗値を求める抵抗測定方法において、
    第1の測定ポイントと前記抵抗への印加電圧を変化させた第2の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスAの後に、この測定シーケンスAの前記印加電圧の変化範囲を縮小した範囲の一端である第3の測定ポイントと、この第3のポイントから前記測定シーケンスAと反対方向に前記印加電圧を変化させた第4の測定ポイントのそれぞれで前記電流と前記両端電圧を測定する測定シーケンスBを行い、
    それぞれの測定結果から回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする抵抗測定方法。
  13. 前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAと前記測定シーケンスBを交互に繰り返すことを特徴とする
    請求項12記載の抵抗測定方法。
  14. 前記各測定シーケンス毎に前記印加電圧の変化範囲を縮小しながら前記測定シーケンスAの後に前記測定シーケンスBを行う周期を複数回行うと共に任意の周期で前記測定シーケンスAおよび前記測定シーケンスBのそれぞれの前記印加電圧の変化方向を反対にすることを特徴とする
    請求項12記載の抵抗測定方法。
  15. 前記各測定ポイント間の測定を等時間間隔で行うことを特徴とする
    請求項9〜請求項14のいずれかに記載の抵抗測定方法。
  16. 前記測定シーケンスで得られた測定結果と共にその測定時間を記録し、前記測定結果と前記測定時間に基づいて回帰直線を求め、この回帰直線の傾きから前記抵抗の抵抗値を求めることを特徴とする
    請求項9〜請求項14のいずれかに記載の抵抗測定方法。
JP2007249078A 2007-09-26 2007-09-26 抵抗測定装置および抵抗測定方法 Expired - Fee Related JP5018373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249078A JP5018373B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 抵抗測定装置および抵抗測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249078A JP5018373B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 抵抗測定装置および抵抗測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009079990A true JP2009079990A (ja) 2009-04-16
JP5018373B2 JP5018373B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=40654851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249078A Expired - Fee Related JP5018373B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 抵抗測定装置および抵抗測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018373B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052935A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電気抵抗の測定方法
CN104950182A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 日本电产理德股份有限公司 电阻测定装置、基板检查装置、检查方法以及维护方法
KR101563592B1 (ko) 2013-12-16 2015-10-27 한국표준과학연구원 고저항 측정 장치 및 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315063A (ja) * 1991-04-11 1992-11-06 Rohm Co Ltd 抵抗体の抵抗値測定方法
JP2001153903A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hioki Ee Corp 抵抗測定方法およびその装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315063A (ja) * 1991-04-11 1992-11-06 Rohm Co Ltd 抵抗体の抵抗値測定方法
JP2001153903A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Hioki Ee Corp 抵抗測定方法およびその装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052935A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電気抵抗の測定方法
KR101563592B1 (ko) 2013-12-16 2015-10-27 한국표준과학연구원 고저항 측정 장치 및 방법
CN104950182A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 日本电产理德股份有限公司 电阻测定装置、基板检查装置、检查方法以及维护方法
KR20150111865A (ko) * 2014-03-26 2015-10-06 니혼덴산리드가부시키가이샤 저항 측정 장치, 기판 검사 장치, 검사 방법, 및 검사용 지그의 메인터넌스 방법
JP2015184228A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 日本電産リード株式会社 抵抗測定装置、基板検査装置、検査方法、及び検査用治具のメンテナンス方法
CN104950182B (zh) * 2014-03-26 2020-02-18 日本电产理德股份有限公司 电阻测定装置、基板检查装置、检查方法以及维护方法
KR102247989B1 (ko) * 2014-03-26 2021-05-03 니혼덴산리드가부시키가이샤 저항 측정 장치, 기판 검사 장치, 검사 방법, 및 검사용 지그의 메인터넌스 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5018373B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9851402B2 (en) Systems and methods mitigating temperature dependence of circuitry in electronic devices
JP5667192B2 (ja) リーク電流を検出及び補正するマルチプレクサ
KR102247989B1 (ko) 저항 측정 장치, 기판 검사 장치, 검사 방법, 및 검사용 지그의 메인터넌스 방법
EP3070446B1 (en) Thermo wire testing circuit and method
CN101943712B (zh) 电阻电桥架构和方法
JP5085514B2 (ja) 測定装置
JP5018373B2 (ja) 抵抗測定装置および抵抗測定方法
JP4735250B2 (ja) 計測装置
JP2007165365A (ja) 半導体装置及びそのテスト方法
JP4941164B2 (ja) 基準電圧校正回路及び方法
JP2014142303A (ja) 半導体装置および半導体試験システム
JP2001153903A (ja) 抵抗測定方法およびその装置
JP2010145373A (ja) 抵抗測定装置
JP2010096606A (ja) 電圧印加電流測定回路とそれを用いた半導体試験装置
JP2007240378A (ja) ひずみ・温度測定方法
JP4473093B2 (ja) 抵抗測定装置および抵抗測定方法
JP4121923B2 (ja) 電気回路のための異常検出方法及び異常検出装置
JP2004184374A (ja) インピーダンス測定装置
JP5252543B2 (ja) 複数点の電圧と温度の計測方法
JP2005164524A (ja) 抵抗測定方法および抵抗測定装置
JP2009031190A (ja) 半導体検査装置及びその検査方法
JP2011021937A (ja) 出力検査回路を有する半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20170622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20170622

Year of fee payment: 5

S201 Request for registration of exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20170622

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees