JP2009062126A - クレーンのマスト支持システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行可能とした走行台車1上に樹立するマスト2の上部を、ガイドローラ6を介してガイドレールRに沿って走行可能に支持し、マスト2の下部を走行台車1に移載モーメントが作用しないようピン構造Pにて走行台車1に接合するようにする。
【選択図】図1
Description
また、近年のニーズとして、スタッカクレーンCの重量低減、材料削減を図るには、マスト2を支持する走行台車1の板厚を薄くすることが求められる。しかし、移載モーメントが走行台車1に作用する最大モーメントとなっているため、このサドル板厚を薄くするにも限度があった。
このため、スタッカクレーンCの走行を導くようにした走行レールRの下にある、例えば、レール受け、アジャスタ等の部材の軽減化にも限度があって、特にレール板RPの板厚をある程度の厚さを要し、アジャスタAの許容荷重をも大きく設定する必要があり、このため設備費が高価になるという問題があった。
本発明のクレーンは、特に限定されるものではないが、例えば、液晶製造工場等において、液晶基板等の搬送物を搬送する場合、スタッカクレーンが用いられる。このスタッカクレーンCは、走行路又は走行レールRに沿って走行するようにするが、これは走行台車1(サドル)上にマスト2を樹立し、このマスト2に沿って移載機4を備えた昇降台3を昇降するようにし、またマスト2に上部にはガイドローラ8を突設し、このガイドローラ8をガイドレール9に支持し、マスト2が倒れないようにして走行するようにしている。
そして、この昇降台3の昇降は、昇降台3に一端を結合したワイヤーロープWの他端側にカウンタウェイト5を結合し、該ワイヤーロープWを噛合し、マスト上部に配設したスプロケットホイール6の駆動にて行うようにしている。
これにより、ヒンジピン取付ブラケット11と下部ヒンジピン取付ブラケット13を上下に対峙させたとき、両ヒンジピン嵌合溝11a、13aを一致させてヒンジピン12を抱持する円形のヒンジピン抱持孔を形成するようにする。
なお、この下部ヒンジピン取付ブラケット13のヒンジピン取付ブラケット11への取り付けは、図4に示すように、下部ヒンジピン取付ブラケット13の両側部をボルト11bにてヒンジピン取付ブラケット11へ固定するようにする。
これにより、マスト基端部は、ピン構造Pにより走行台車1に結合され、走行台車1の進行方向の振れ及び走行台車1の進行方向と直角方向の移載モーメントや振れに対してヒンジピン中央部外周に形設されたゴム層12rの許容範囲の弾性変形により吸収されるようになる。
このマスト支持アーム装置7は、図6〜図8に示すように、アーム取付ブラケット20、21とアーム22と、各アーム取付ブラケット20、21と、特に限定されるものではないが、例えば、ロッド、パイプ形のアーム22間を接合するピン構造P1とより構成するようにする。
アーム取付ブラケット20は、図6に示すように、マスト基端側部にボルト等にて斜め下方向に突出するようにして固定するもので、その先端にヒンジピンを介してアーム22と接合し、またアーム取付ブラケット21は、走行台車1上に突出するようにしてボルト等にて固定し、この先端にヒンジピンを介してアーム22と接合する。
アーム22の端部には、2つのヒンジピン取付ブラケット23、23を所要の間隔をあけて対向するように配設固定し、このヒンジピン取付ブラケット23、23間にヒンジピン24を掛け渡すように配設して、このヒンジピン24の両端部をボルト25、25にてヒンジピン取付ブラケット23、23に固定する。
これにより、移載モーメントの作用にてマスト2が許容範囲内で、ヒンジピン12のゴム層12rの弾性変形にて揺動するとき、マスト支持アーム装置7のピン構造P1にてマスト2の振れを吸収するようにしてマスト2を許容範囲以上に倒れないよう支持するものである。
図3(A)に示すように、スタッカクレーンCの昇降台3上に備えた移載機4に搬送物、特に限定されるものではないが、例えば、カセットKを移載して搬送する場合、このカセットKの荷重Gは、昇降台3を介してマスト2の昇降台位置に伝達される。マスト2伝達されたモーメントは昇降台位置より上下に分散され、マスト上部ではガイドローラ8にて吸収されるとともに、マスト下部のモーメントはマスト2と走行台車1との接合部のピン構造Pにて吸収、これは、モーメントがマスト下部より走行台車1側に伝達されるとき、ピン構造Pのヒンジピン12の外周部に形成した弾性を有するゴム層12rの弾性変形にて吸収されるものとなる。
これにより、走行台車1にはモーメントが作用しないため、走行台車1の輪重を小さくすることができるので、レール板RPやその下部のアジャスタAの許容荷重を小さくすることができ、さらにはスタッカクレーンCの軽量化、特に走行台車の軽量化を図ることができる。
G 搬送物荷重
P ピン構造
P1 ピン構造
1 走行台車(サドル)
2 マスト
3 昇降台
4 移載機
5 カウンタウェイト
6 スプロケットホイール
7 マスト支持アーム装置
8 ガイドローラ
9 ガイドレール
10 取付プレート
11 ヒンジピン取付ブラケット
11a ヒンジピン嵌合溝
12 ヒンジピン
12r ヒンジピン中央部外周に形成したゴム層
13 下部ヒンジピン取付ブラケット
13a ヒンジピン嵌合溝
14 ヒンジピン固定ブラケット
15 取付プレート
20 アーム取付ブラケット
21 アーム取付ブラケット
22 アーム
23 ヒンジピン取付ブラケット
24 ヒンジピン
24r ヒンジピン中央部外周に形成したゴム層
26 固定ブラケット
26a 取付用ブラケット
27 取付用ブラケット
27a 取付用ブラケット
Claims (4)
- 走行可能とした走行台車上に樹立するマスト上部を、ガイドローラを介してガイドレールに沿って走行可能に支持し、マスト下部を走行台車に移載モーメントが作用しないようピン構造にて走行台車に接合するようにしたことを特徴とするクレーンのマスト支持システム。
- ピン構造を、走行台車側に配設固定するヒンジピンと、該ヒンジピンの上面を嵌合するヒンジピン取付ブラケット及び前記ヒンジピンの下面を嵌合する下部ヒンジピン取付ブラケットによりヒンジピンを抱持するようにしてマスト下端面に配設固定するようにしたことを特徴とする請求項1記載のクレーンのマスト支持システム。
- ヒンジピンの外周にゴム層を配設し、該ゴム層を介してヒンジピン取付ブラケットにて抱持するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のクレーンのマスト支持システム。
- マスト基端部を、マスト支持アーム装置を介して走行台車に支持するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のクレーンのマスト支持システム。
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