JP2009046216A - ジブ付きクレーン及びその立ち上げ・立ち下げ方法 - Google Patents

ジブ付きクレーン及びその立ち上げ・立ち下げ方法 Download PDF

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Kazuyuki Miyazaki
和之 宮崎
Shoji Watanabe
昭治 渡辺
Mitsuo Kakeya
光男 掛谷
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Abstract

【課題】ジブ付きクレーンの立ち上げ又は立ち下げ時においてブームフットまわりに作用するモーメントを小さくすることが可能なジブ付きクレーン及びその立ち上げ・立ち下げ方法を提供する。
【解決手段】下部走行体301と、当該下部走行体301の上に旋回自在に搭載された上部旋回体302と、当該上部旋回体302に対して起伏自在に取付けられたブーム303と、当該ブーム303を起伏させるブーム起伏手段305、308、316と、当該ブーム303の先端に起伏自在に取り付けられるジブ304と、当該ジブ304を起伏させるジブ起伏手段310〜314とを備えるジブ付きクレーン300において、前記ブーム303及び前記ジブ304が地面に伏した状態から立ち上げる際に、前記ジブ304の中間部と地面との間に支持部材400を介在させ、当該ジブ304の中間部を地面から支持した状態で、前記ブーム303を起立させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、起伏自在なブームと、このブームの先端に設けられた起伏自在なジブとを有する、ラッフィングジブクレーンやタワークレーン等のジブ付きクレーン、当該クレーンの立ち上げ方法、及び、立ち下げ方法に関するものである。
従来、ジブ付きクレーンとして、例えばラッフィングジブクレーンやタワークレーン等の形態のものが知られている。ラッフィングジブクレーンとしては、例えば特許文献1に記載のものが公知である。以下、この従来例に係るラッフィングジブクレーンの概要構成を、添付図面を順次参照しながら説明する。図13は従来例に係るラッフィングジブクレーンの側面図である。
図13に示すように、従来例に係るラッフィングジブクレーン100は、走行台車101の上に旋回自在に搭載された旋回体102の前部に、起伏可能なブーム103がブームフットピン103bを介して装着されると共に、このブーム103のブームトップに回動可能なジブ104が装着されてなる自走式のクレーンである。ブーム103の先端部103aはガイケーブル116によりマスト105の先端部と結ばれている。また、マスト105の先端部には上部スプレッダ106が設置され、旋回体102の後部には下部スプレッダ107が設置されている。上部スプレッダ106と下部スプレッダ107との間にはシーブを介してブーム起伏ロープ108が多数本、掛け渡されている。このブーム起伏ロープ108の後端をブーム起伏ドラム109に巻きつけ、上部スプレッダ106と下部スプレッダ107間の距離を変えることによりブーム103を起伏させることができる。
ブーム103の先端部103aには、下部ストラット110が設けられ、下部ストラット110の先端部はガイケーブル111によりブーム103の基端側部分と結ばれている。また、ブーム103の先端部103cには、上部ストラット112が回動可能に設けられ、上部ストラット112の先端部はガイケーブル113によりジブ104の先端部104aと結ばれている。上部ストラット112の先端部と下部ストラット110の先端部との間にはシーブを介してジブ起伏ロープ114が多数本、掛け渡されている。このジブ起伏ロープ114の後端をブーム103の基端側に設けられたジブ起伏ドラム115に巻きつけ、上部ストラット112と下部ストラット110とがなす角度を変えることによりジブ104を起伏させることができる。
このようなラッフィングジブクレーンにおいて、ブーム及びジブを組み立てて旋回体に取り付けた直後の状態の一例を図14に示す。図14に示すように組立て直後の状態においてはブーム203及びジブ204が地面に伏した状態となる。この状態から、ブーム203及びジブ204が起立した状態(図13参照)に移行させるためには、まずジブ204の先端部204aが地面に当接した状態で、ブーム203とジブ204とがなす角度が所定の角度になるまでブーム203を起立させる動作を行う必要があった。即ち、ジブ204の先端部204aが地面から支持された状態でブーム203を起立させ、当該ジブ204の先端部204aをブーム203の基端部203b側(ブームフット側)に近づける必要があった。これは、ブーム203及びジブ204が地面に伏した状態においては、ジブ204の重心はブーム203の基端部203bから離れた位置にあり、ブーム203とジブ204とが略一直線上に延びた状態のままブーム203を起立させるには、非常に大きな力が必要になるからである。即ち、この場合、ブーム起伏ウインチの出力トルクを大きくすることを要する。
図15に示すような中間姿勢までブーム203を起立させることで、ジブ204の先端部204aは地面に支持されながら、ブーム203の基端部203b側に近づくことになる。前記中間姿勢においては、図14に示す状態よりもジブ204の重心がブーム203の基端部203bに近づくため、ジブ204の先端部204aが地面から離れたときにブームフットまわりに作用するモーメントは小さくなる。これにより、中間姿勢からブーム203及びジブ204を更に起立させることで、吊り上げ作業等が可能な起立状態(図13参照)まで移行させることができる。
ここで、図14に示すブーム203及びジブ204が地面に伏した状態から図15に示す中間姿勢に移行する工程において、ブーム203の起立動作を開始する際(ブーム203の仰角が最も小さいとき)に、ブーム203の先端部203aがジブ204から受ける鉛直方向下向きの力が最も大きくなる。
そのため、従来、ブームの起立動作開始時においてアシストクレーン等を用いて、ブームの先端部又は中間部を吊り上げることで、ブームの起立動作の補助を行っていた。また、ブーム及びジブが起立した状態(図13参照)から、ブーム及びジブが地面に伏した状態(図14参照)に移行させる際にも、ブームの仰角が小さくなると、アシストクレーン等を用いてブームの先端部又は中間部を吊り上げることで、ブームの傾動の補助を行っていた。
特開2007−106518号公報
しかしながら、ブームの起立動作を補助するためにアシストクレーンを使用する場合には、所定の高さまでブームの先端部を吊り上げた後、高所で吊り具を取り外す必要がある。また、ブームを起立状態からブームの先端部が地面に近づくように傾動させていくときにアシストクレーンを使用する場合においても、所定の高さでブームにアシストクレーンの吊り具を取り付ける必要がある。そのため、高所作業用の設備が必要となると共に、クレーンの立ち上げ又は立ち下げ作業時間が長くなり作業効率が悪化する問題が生じていた。
一方、アシストクレーンを用いずに、ブーム起伏ウインチの出力を大きくすることも考えられるが、この場合、ウインチの減速機、モータ等を、通常の吊り下げ作業を行うために必要なスペックよりも過剰に高スペックのものに変更する必要があり、コスト面でのデメリットが大きくなるとともに、大型化、高重量化を招くことになる。
また、起伏ロープの掛け本数を増やすことも考えられるが、この場合、ワイヤーロープの長さを長くし、シーブの数を増やし、ドラムの巻き取り容量を増す必要がある。そのため、ドラムが大型化し取付に必要なスペースが大きくなるとともに、高重量化、高コスト化を招くことになる。
本発明は斯かる課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、ジブ付きクレーンの立ち上げ又は立ち下げ時においてブームフットまわりに作用するモーメントを小さくすることが可能なジブ付きクレーン及びその立ち上げ・立ち下げ方法を提供することにある。
第1の発明に係るジブ付きクレーンの立ち上げ方法は、下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段とを備えるジブ付きクレーンにおける、前記ブーム及び前記ジブが地面に伏した状態から当該ブーム及び当該ジブを起立させる際の立ち上げ方法であって、前記ジブの中間部と地面との間に支持部材を介在させて、当該ジブの中間部を地面から支持した状態で、前記ブームを起立させることを特徴とする。
この構成によると、ブーム及びジブが地面に伏した状態からブームを起立させる際に、ジブの中間部が地面から支持されるため、ジブの先端部が地面に当接して支持される場合に比べて、ジブからブームの先端部に作用する鉛直下向き方向への力を減少させることが可能になる。その結果、ジブ付きクレーンの立ち上げ時において、ブームフットまわりに作用するモーメントが小さくなり、ブーム起立に必要な力を小さくする事が出来る。
第2の発明に係るジブ付きクレーンの立ち下げ方法は、下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段とを備えるジブ付きクレーンにおける、前記ブーム及び前記ジブが起立した状態から地面に伏した状態へ移行させる際の立ち下げ方法であって、前記ジブの中間部と地面との間に支持部材を介在させて、当該ジブの中間部を地面から支持した状態で、前記ブームの先端が地面に近づくように当該ブームを傾けることを特徴とする。
この構成によると、ブーム及びジブが地面に伏した状態に移行する際に、ジブの中間部が地面から支持されるため、ブーム及びジブが地面に伏した状態に移行するまでの間、ジブの先端部が地面に当接しながら支持される場合に比べて、ジブからブームの先端部に作用する鉛直下向き方向への力を減少させることが可能になる。その結果、ジブ付きクレーンの立ち下げ時において、ブームフットまわりに作用するモーメントが小さくなり、ブームの傾動に必要な力を小さくする事が出来る。
第3の発明に係るジブ付きクレーンは、下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段と、前記ブーム及び前記ジブが地面に伏した状態において地面に当接して当該ジブを支持可能な支持部材とを備え、当該支持部材は、前記ジブの中間部に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によると、支持部材がジブの中間部に取り付けられているので、ジブの先端部が地面に当接して支持される場合に比べて、ジブからブームの先端部に作用する鉛直下向き方向への力を減少させることが可能になる。その結果、ジブ付きクレーンの立ち上げ・立ち下げ時において、ブームフットまわりに作用するモーメントが小さくなり、ブームの傾動に必要な力を小さくする事が出来る。
また、予めジブに支持部材が取り付けられているので、クレーンの立ち上げ・立ち下げ時に支持部材をジブに取り付けたり、取り外したりすることは不要であり、クレーンの立ち上げ・立ち下げ作業を効率よく行うことができる。
第4の発明に係るジブ付きクレーンは、前記支持部材は、前記ジブに沿うように折り畳み可能であることを特徴とする。
この構成によると、ジブの先端から吊り具を吊り下げるためのロープ等が支持部材に絡まることを防止できる。また、吊り上げた荷物が支持部材に接触して荷物または支持部材が破損することを防止できる。
第5の発明のに係るジブ付きクレーンは、前記支持部材は、当該支持部材の取り付け位置から離れた位置に設けられた操作部を操作することにより折り畳み可能であることを特徴とする。
この構成によると、支持部材の取り付け位置から離れた位置において、支持部材を折り畳むことができるので、支持部材の折り畳み作業が容易になる。
第6の発明に係るジブ付きクレーンは、前記ジブは、複数のジブ体を直列に連結することにより構成され、前記支持部材は、隣接する二つのジブ体の連結部に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によると、ジブにおいて比較的強度の高い連結部に支持部材が取り付けられているため、支持部材を介して地面から受ける抗力によりジブが破壊したり、変形したりすることを抑制できる。
第7の発明に係るジブ付きクレーンは、隣接する二つのジブ体をそれぞれ貫通することにより当該隣接する二つのジブ体を連結する連結ピンを備え、前記支持部材は、当該連結ピンを介して前記ジブに取り付けられていることを特徴とする。
この構成によると、支持部材を取り付けるために部品点数が増加することがない。これにより、低コストで当該支持部材を備えるジブ付きクレーンを構成することができる。また、他のジブ構成部材に比べて連結ピンの強度は高く、破壊・変形等することなく確実にジブを支持することができる。
本発明によれば、ジブ付きクレーンの立ち上げ・立ち下げ時において、ブームフットまわりに作用するモーメントを小さくなり、ブームの傾動に必要な力を小さくする事が出来る。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(クレーンの立ち上げ方法)
図1は、本発明に係るジブ付きクレーンの立ち上げ方法を説明するための図であり、ブーム303およびジブ304が地面に伏した状態を示している。
図1に示すクレーン300は、図13〜図15で説明した従来例に係るラッフィングジブクレーンと略同様の構成を有するものであり、下部走行体301と、当該下部走行体301の上に旋回自在に搭載された上部旋回体302と、当該上部旋回体302に対して起伏自在に取付けられたブーム303と、当該ブーム303の先端部303aに起伏自在に取り付けられるジブ304とを備えている。尚、上部旋回体302の後部には、カウンタウェイト317が載置されている。
そして、ブーム303の先端部303aはガイケーブル316によりマスト305の先端部と結ばれている。マスト305の先端部には上部スプレッダが設置され、上部旋回体302の後部には下部スプレッダが設置されている。上部スプレッダと下部スプレッダとの間にはシーブを介してブーム起伏ロープ308が多数本、掛け渡されている。このブーム起伏ロープ308の後端をブーム起伏ドラムに巻きつけ、上部スプレッダと下部スプレッダ間の距離を変えることによりブーム303を起伏させることができる。このように、マスト305、ブーム起伏ロープ308、ガイケーブル316、上部スプレッダ、下部スプレッダ、ブーム起伏ドラム等によりブーム起伏手段が構成される。
また、ブーム303の先端部303aには、下部ストラット310が設けられ、下部ストラット310の先端はガイケーブル311によりブーム303の基端部と結ばれている。また、ブーム303の先端部303cには、上部ストラット312が回動可能に設けられ、上部ストラット312の先端部はガイケーブル313によりジブ304の先端部304aと結ばれている。尚、図1においては、ガイケーブル313が弛んだ状態を示している。上部ストラット312の先端部と下部ストラット310の先端部との間にはシーブを介してジブ起伏ロープ314が多数本、掛け渡されている。このジブ起伏ロープ314の後端をブーム303の基端部303b側に設けられるジブ起伏ドラムに巻きつけ、ガイケーブル313が張った状態で上部ストラット312と下部ストラット310とがなす角度を変えることによりジブ304を起伏させることができる。このように、下部ストラット310、上部ストラット312、ガイケーブル311、313、ジブ起伏ロープ314等によりジブ起伏手段が構成される。
本発明に係るジブ付きクレーンの立ち上げ方法は、ブーム303及びジブ304を組み立てるときに、ジブ304の中間部において、ジブ304と地面との間に支持部材400を介在させ、ジブ304の中間部が所定の高さになるように支持する工程を有する。本実施形態においては、支持部材400が、ジブ304の重心位置Gよりも基端部304b側に設置されている。そして、ジブ304の基端部304bは、ブーム303の先端部303aから当該ブーム303の自重により下方に付勢されて、地面に当接した状態で保持される。即ち、ジブ304は、中間部を支持部材400により支持されて、ジブ304の先端部304aが地面から上方に離れた状態で載置されることになる。
図2は、図1における支持部材400による支持部を拡大して示す図である。また、図3は、図2に示す支持部を矢印X方向から見た図であり、連結ピン323a、323b近傍をジブ304の長手方向と垂直な断面で示している。
図2に示すように、支持部材400は、複数の棒状部材を組み立てて本体部分が構成される。具体的には、鉛直方向に延びる第1棒状部材401と、当該第1棒状部材の下端と長手方向中央にて連結する第2棒状部材402と、当該第2棒状部材402の両端から第1棒状部材401の上端とを結ぶ一対の第3棒状部材403とにより側面の三角形状部分を構成している。
図3に示すように、当該三角形状部分はジブ長手方向から見て左右対称になるように一対配置されている。当該一対の三角形状部分は、第3棒状部材403の上部及び下部において棒状の上部連結部材404及び下部連結部材405により連結されている。当該連結部材404、405は、他の一対の連結部材406により上部連結部材404の中央部と下部連結部材405の両端部とを連結される。地面に沿って配置される第2棒状部材402の両端部には、ローラ407が設けられており、支持部材400を容易に移動できるように構成されている。また、前記一対の三角形状部分の頂点となる上端部には、それぞれジブ304に当接して支持するための受け部408・408が形成されている。左右一対の受け部408・408は、連結部材409により連結されている。
ここで、ジブ304は複数のジブ体を直列に連結して構成されており、当該複数のジブ体は、それぞれ、多数のパイプ状の鋼材を格子状に組んだ構造物である。そして、これらのジブ体には、当該ジブ体の長手方向に延びる4本の鋼材の端部に係合金具が溶接されており、隣接する二つのジブ体は端部の係合金具を互いに係合させた状態で、当該係合金具を水平方向に貫通する連結ピン323a、323bにより連結されている。
支持部材400における受け部408は、ジブ体における地面側に配設された鋼材の端部を連結するための連結ピン323aを支持できるように構成される。具体的には、連結ピン323aを嵌合可能な凹状の切欠き408aを有して構成される。
図4は、図3に示す連結ピン323aによる連結部分の拡大図である。図4に示すように、隣接する二つのジブ体は、一のジブ体の端部に溶接された二股の係合金具321に、他のジブ体の端部に溶接された係合金具322を嵌め込んだ状態で、連結ピン323aを略水平方向に貫通されることで連結されている。連結ピン323aの両端部は、係合金具321から突出している。支持部材400は、受け部408の切欠き408aに連結ピン323aの両端部を嵌め込んでジブ304を鉛直方向において支持することができる。
尚、連結ピン323aを受け部408に支持されやすい形状のものに変更することもできる。例えば、図5に示すように、連結ピンを通常の接合に用いるピンよりも長いピン324に変更して、支持部材400による支持が安定するように構成してもよい。また、必ずしも連結ピンを支持する場合に限られず、ジブを形成するフレーム部分を支持しても良い。
このように、ジブ304は、当該ジブ304の長手方向中間部を支持部材400により支持されている。そして、ジブ304の重心位置が支持部材400による支持位置よりもジブ304の先端部304a側に位置する。これにより、ジブ304には、当該ジブ304の自重により、ジブ304の先端部304aが地面に近づき、基端部304bが地面から離れるように、即ち、図1において矢印R1で示す方向にジブ304を前方に傾ける力が作用することになる。これにより、ブーム303の先端部303aは、ジブ304の基端部304bから地面から離れる方向に力を受けることになる。したがって、図1に示す状態からブーム303を起立させるときに当該ブーム303に作用するブーム303の基端部を中心とするモーメントを低減することができる。
尚、図1に示すように、ジブ304の先端には、ローラを介してジブの先端を地面から支持することができる先端支持装置320が設置されており、ブーム303を起立させ当該先端支持装置320が地面に当接するまでの間、上述したジブ304を前方に傾ける力が作用することになる。図6に、図1に示す状態からブーム303を起立させ、先端支持装置320が地面に当接した状態を示す。
図6に示す状態は、ブーム303の起立動作時においてジブ304が支持部材400から上方に離れる直前の状態である。ジブ304は、先端部304aにおいて先端支持装置320を介して地面から支持され、基端部304bにおいてブーム303の先端部303aにより支持されている。この状態から、更にブーム303を起立させると、ジブ304が支持部材400から上方に離れ、ジブ304の先端部304aが先端支持装置320を介して地面に支持されながら、ブーム303の基端部303b側に近づくように移動することになる。そして、先端支持装置320を介してジブ304の先端部304aが地面から支持された状態で、中間姿勢(図15参照)までブーム303を起立させた後、ジブ304の先端部304aを持ち上げるようにブーム303及びジブ304を更に起立させることで、吊り上げ作業等が可能な起立状態(図13参照)まで移行し、クレーンの立ち上げ作業が完了する。
ここで、ブーム303の起立動作においては、図1に示す状態から起立動作が進行するにつれて、ブーム303の重心位置がブーム303の基端部303b側に近づくので、一般的にブーム303の起立動作に必要な力は、ブーム303の起立動作開始時が最も大きい。そして、ブーム303の先端部303aが地面から離れ、ブーム303の仰角が大きくなるにつれて徐々に小さくなる。したがって、ブーム303の起立動作開始時において支持部材400によりジブ304を支持することで、ブーム303の起立動作に必要な力の最大値を小さくすることが可能になる。つまり、ブーム303の起立動作開始時に最も大きなモーメントがブーム303に作用することになるが、ブーム303の起立動作開始時において支持部材400でジブ304を支持することで、起立動作時においてブーム303に作用するモーメントの最大値を小さくすることが可能になる。
尚、上述したクレーンの立ち上げ方法においては、支持部材400をジブ304の重心位置Gよりもジブ304の基端部304b側に設置したが、ジブ304の中間部における重心位置Gよりもジブ304の先端部304a側に設置してもよい。この場合であっても、支持部材400よりもジブ304の先端部304a側に位置するジブ構成部材の自重により、支持部材400を支点としてジブ304を前方に傾ける力が少なくとも作用する。そのため、ジブ304の先端部304aを地面から支持された状態で、ジブ304の基端部304bを持ち上げる場合(図14参照)に比べて、小さい力でジブ304の基端部304bを持ち上げることができる。これにより、作業姿勢までの起立動作時においてブーム303に作用するモーメントの最大値を小さくすることが可能になる。
また、支持部材400の形状や、当該支持部材の取り付け位置は、適宜変更することができるが、ブーム303が地面に対して約10〜20度傾くまで、支持部材により支持されるように、支持部材及び当該支持部材の取り付け位置を決定することが望ましい。この範囲においては、ブーム303の仰角が小さいときにジブ304からブーム303に作用する鉛直下向きの力を小さくすることができるとともに、ジブ304の支持位置が過度に高くなることはなく、より低い位置でジブ304を安定して支持することができるからである。
(クレーンの立ち下げ方法)
上述した本発明に係るジブ付きクレーンの立ち上げ方法と逆の工程を行ってクレーンを起立状態から立ち下げることで、本発明に係るジブ付きクレーンの立ち下げ方法を実施できる。即ち、ブーム303を、ブーム303の先端部303aが地面に近づくように傾動させる際に、図6に示したように、ジブ304と地面との間に支持部材400を設置し、当該支持部材400により、ジブ304の中間部を支持し、更に、ブーム303の先端部303aが地面に近づくようにブーム303を傾動させ、図1に示す状態まで移行させることで、本発明に係るジブ付きクレーンの立ち下げ方法を実施できる。
これにより、クレーンの立ち下げ時において、ジブ304が支持部材400により支持された後、ジブ304の基端部304bが地面に当接するまでの間、ブーム303の先端部303aにおいてジブ304から受ける鉛直下向きの力を減少させることができる。上述したように、特に、支持部材400による支持位置をジブ304の重心位置よりも基端部304b側とした場合は、ジブ304の基端部304bからブーム303の先端部303aに、当該先端部303aを地面から離す向きに力を作用させることができるので効果的である。
(ジブ付きクレーンの第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態に係るジブ付きクレーンについて説明する。図7に本発明の第1実施形態に係るジブ付きクレーン1を示す。また、図8は、図7における支持部材31による支持部を拡大して示す図である。クレーン1は、図1に示すクレーン300において支持部材400に相当する部材がジブ304と一体的に形成されたものであり、その他の構成は、クレーン300と同様であるため、同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、クレーン1におけるジブ2は、ブーム303に連結する下部ジブ体21、ジブ2の先端側に位置する上部ジブ体26、及び、当該下部ジブ体21と上部ジブ体26との間に配設される4つの中間ジブ体22、23、24、25を直列に連結することにより構成されている。これらのジブ体21〜26は、それぞれ、多数のパイプ状の鋼材を格子状に組んだ構造物である。そして、これらのジブ体には、当該ジブ体の長手方向に延びる4本の鋼材の端部に係合金具が溶接されており、隣接する二つのジブ体は端部の係合金具を互いに係合させた状態で、当該係合金具を水平方向に貫通する連結ピン32a、32bにより連結されている(図8参照)。尚、中間ジブ体の数や長さを調整することで、ジブ2全体の長さを用途に応じて調整することができる。
上部ジブ体26に連結する中間ジブ体25と、当該中間ジブ体25に隣接する中間ジブ体24との連結部において、支持部材31が取り付けられている。尚、当該支持部材31が取り付けられる位置は、ジブ2の重心位置Gよりもジブ2の基端部2b側に位置している。
図8に示すように、支持部材31は、中間ジブ体24、25における地面側に配設された鋼材の端部を連結するための連結ピン32aを介して回動自在にジブ2に対して取り付けられている。この支持部材31は、ジブ2の左右両側に一対設けられている。
支持部材31は、連結ピン32aが貫通する貫通孔を有する頂点部31aと、地面に当接する部分である底辺部31bと、底辺部31bに対して垂直に配設され底辺部31bの中央部と頂点部31aとを連結する中央支持部材31cと、頂点部31aと底辺部31bの両端近傍部とを連結する一対の端部支持部材31dとを有し、側面視略三角形状に構成される。尚、地面に当接する底辺部31bは板状部材により地面との当接面積が大きくなるように構成してもよい。
このようにジブ2と支持部材31とを一体的に構成することで、本発明に係るクレーンの立ち上げ・立ち下げ方法の実施形態において説明したように、ジブ2の先端部2aが地面に当接して支持される場合(図14参照)に比べて、ジブ2からブーム303の先端部303aに作用する鉛直下向き方向への力を減少させることが可能になる。その結果、ジブ付きクレーンの立ち上げ・立ち下げ時においてブームフットまわりに作用するモーメントを小さくすることが可能になる。また、ジブ2と支持部材31とが一体的に連結されているので、クレーンの立ち上げ・立ち下げ時に支持部材31をジブ2に取り付けたり、取り外したりすることは不要であり、クレーンの立ち上げ・立ち下げ作業を効率よく行うことができる。
尚、支持部材31の高さh(頂点部31aにおける連結ピン32aが挿入される貫通孔の中心から底辺部31bにおける地面との当接面までの長さ)は、ブーム303及びジブ2の長さ等に基づいて適宜決定される。例えば、支持部材31を支点としてジブ2が前方に傾いてジブ2の先端部2aが地面に当接したときに、ブーム303の地面に対する仰角が10〜20度の範囲内となるように支持部材31の高さhを決定することが望ましい。この場合、ブーム303の当該仰角が10度以上になるように支持部材31を構成することで、ブーム303の仰角が小さい程大きくなるジブ2からブーム303に作用する鉛直下向きの力を低減することができる。また、ブーム303の当該仰角が20度以下になるように支持部材31を構成することで、より低い位置でジブ2が支持され、その結果、支持部材31により支持された状態におけるジブ2の傾きが過度に大きくなることを抑制できるので、ジブ2を安定して支持することができる。
また、支持部材31は、中間ジブ体24と中間ジブ体25との連結部に取り付けられている。当該連結部においては、中間ジブ体を構成するパイプ状の鋼材の配設密度が高く、中間ジブ体の長手方向中間位置に比べて強度が高く形成されている。そのため、支持部材31を介して地面から受ける抗力によりジブ2が破壊したり、変形したりすることを抑制できる。
また、隣接する中間ジブ体24と中間ジブ体25とをそれぞれ水平方向に貫通することにより連結する連結ピン32aを介して、支持部材31がジブ2に取り付けられているので、支持部材31を取り付けるために部品点数が増加することがない。これにより、低コストで支持部材31を取り付けることができる。また、他のジブ構成部材に比べて連結ピン32aの強度は高いので、破壊・変形等することなく確実にジブ2を支持することができる。
(ジブ付きクレーンの第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るジブ付きクレーンについて説明する。第2実施形態に係るジブ付きクレーンは、折り畳み可能な支持部材33を備えている点で、第1実施形態に係るジブ付きクレーンと異なる。その他の部分は第1実施形態と同じ構成であるため、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係るジブ付きクレーンにおける支持部材33による支持部の拡大図である。また、図10は、図9におけるY−Y部分断面矢視図である。
支持部材33は、連結ピン32a等を用いてジブ2から地面側に延出するように当該ジブに固定されるブラケット34と、当該ブラケット34に対して一端を回動自在に連結された棒状部材35と、当該棒状部材35とジブ2との間を連結するリンク機構36と、をジブ2の左右両側に一対備えている。また、図10に示すように、左右一対の棒状部材35は、棒状の上部連結部材37a及び下部連結部材37bにより連結されている。また、上部連結部材37aの中央部と下部連結部材37bの両端部とが他の一対の連結部材38により連結されている。また、棒状部材35におけるブラケット34側とは逆側の端部には、ローラ39が設置されている。
リンク機構36は、二つの棒状のリンク構成部材をピンで連結して構成されており、棒状部材35が矢印R2で示す方向に回動したときに当該棒状部材35の長手方向とジブ2の長手方向とが略垂直になる位置で、一直線状に延びて、棒状部材35の回動を拘束するように構成される。また、リンク機構36を屈曲させながら、図9において矢印R3で示す方向に棒状部材35を回動することにより、支持部材33をジブ2に沿うように折り畳んで配置することができる。尚、図9において、折りたたまれた支持部材33を二点鎖線で示している。
このように、支持部材33は、ジブ2に沿うように折り畳み可能に構成されているので、当該支持部材33を折り畳むことにより、ジブ2から当該ジブ2の長手方向と垂直方向へ当該支持部材33が突出する長さを短くすることができる。これによりジブ2の先端から吊り具を吊り下げるためのロープ等が支持部材33に絡まることを防止できる。また、吊り上げた荷物が支持部材33に接触して荷物または支持部材33が破損することを防止できる。
また、図11に、第2実施形態に係る支持部材33の変形例を模式的に示す。図11に示すように、変形例に係る支持部材40は、連結ピン32aを介して回動自在に連結されている。そして、支持部材40は、連結ピン32aとは逆側の端部近傍に連結されたワイヤー41・41を介してジブ2と連結されている。図11に示す状態では、支持部材40の回動がワイヤー41・41により拘束されており、ジブ2を地面から支持することが可能である。また、ワイヤー41・41を取り外すことで、支持部材40の回動が可能になり、当該支持部材40を回動させてジブ2に沿うように固定することもできる。
また、図12に他の変形例を模式的に示すように、支持部材40に連結されたワイヤー43を、ジブ2に設けられたシーブ44・45を介してジブ2の先端部近傍に設けられたドラム46に巻きつけた構成とすることもできる。ドラム46は、ワイヤー43の移動を固定可能に構成されており、当該ワイヤー43の移動を固定することで、当該ワイヤー43に連結された支持部材40の回動を拘束することができる。また、ドラム46には、操作部としてのハンドル47が設けられており、当該ハンドル47を回してドラム46を回転させることでワイヤー43を移動することができる。例えば、ジブ2が支持部材40により支持されていない状態において、図12において矢印R4で示す方向にドラム46を回転させて、支持部材40からジブ2の先端部2a側に延びるワイヤー部分43aをドラム46側(矢印A1方向)に引き込むことにより、支持部材40をジブ2に沿うように折り畳むことができる。また、支持部材40がジブ2に沿って折り畳まれた状態で、ドラム46を逆方向に回転することで、支持部材40をジブ2から張り出すことができる。
ここで、図12に示すジブ2の先端部2aが地面に接地した状態から、更にブームが起立動作することで、ジブ2は、先端部2aを支点として基端部が持ち上げられ、ジブ2の中間部に取り付けられている支持部材40は地面から浮上することになる。この場合、浮上した支持部材40の位置での当該支持部材40を折り畳む作業は、高所作業となり作業効率が悪化する虞がある。この点、ハンドル47がジブ2の先端部近傍に設置されているので、ジブ2の先端部2aが接地した状態であれば、浮上した支持部材40の位置に比べてハンドル47の位置が低い位置となる。そのため、ハンドル47を回して支持部材40を折り畳む作業が容易になり、作業効率を向上させることができる。尚、少なくとも支持部材40の取り付け位置よりもジブ2の先端側にハンドル47等の操作部を設置することで、支持部材40が浮上した際に支持部材40よりも低い位置で折り畳み作業を行うことが可能となる。
また、ワイヤー43を用いた機械的な構成により、支持部材40から離れた位置にて折り畳み作業を行うことができるため、誤動作等が起こりにくい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
本発明に係るジブ付きクレーンの立ち上げ方法を説明するための図である。 図1における支持部材による支持部の拡大図である。 図2における支持部を矢印X方向から見た図である。 図3に示す連結ピンによる連結部分の拡大図である。 図4に示す連結ピンの変形例を示す図である。 ジブの先端支持装置が地面に当接した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るジブ付きクレーンを示す。 図7における支持部材による支持部の拡大図である。 第2実施形態に係るジブ付きクレーンにおける支持部材による支持部の拡大図である。 図9におけるY−Y部分断面矢視図である。 第2実施形態に係る支持部材の変形例を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る支持部材の変形例を模式的に示す図である。 従来例に係るラッフィングジブクレーンの側面図である。 ブーム及びジブを組み立てて旋回体に取り付けた直後の状態の一例を示す図である。 クレーンの中間姿勢を示す図である。
符号の説明
1 クレーン
2 ジブ
31 支持部材
32a、32b 連結ピン
40 支持部材
47 ハンドル(操作部)
301 下部走行体
302 上部旋回体
303 ブーム
304 ジブ
305 マスト
308 ブーム起伏ロープ
310 下部ストラット
311、313、316 ガイケーブル
312 上部ストラット
314 ジブ起伏ロープ
323a、323b 連結ピン
400 支持部材

Claims (7)

  1. 下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段とを備えるジブ付きクレーンにおける、前記ブーム及び前記ジブが地面に伏した状態から当該ブーム及び当該ジブを起立させる際の立ち上げ方法であって、
    前記ジブの中間部と地面との間に支持部材を介在させて、当該ジブの中間部を地面から支持した状態で、前記ブームを起立させることを特徴とするジブ付きクレーンの立ち上げ方法。
  2. 下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段とを備えるジブ付きクレーンにおける、前記ブーム及び前記ジブが起立した状態から地面に伏した状態へ移行させる際の立ち下げ方法であって、
    前記ジブの中間部と地面との間に支持部材を介在させて、当該ジブの中間部を地面から支持した状態で、前記ブームの先端が地面に近づくように当該ブームを傾けることを特徴とするジブ付きクレーンの立ち下げ方法。
  3. 下部走行体と、当該下部走行体の上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、当該上部旋回体に対して起伏自在に取付けられたブームと、当該ブームを起伏させるブーム起伏手段と、当該ブームの先端に起伏自在に取り付けられるジブと、当該ジブを起伏させるジブ起伏手段と、前記ブーム及び前記ジブが地面に伏した状態において地面に当接して当該ジブを支持可能な支持部材とを備え、
    当該支持部材は、前記ジブの中間部に取り付けられていることを特徴とするジブ付きクレーン。
  4. 前記支持部材は、前記ジブに沿うように折り畳み可能であることを特徴とする請求項3に記載のジブ付きクレーン。
  5. 前記支持部材は、当該支持部材の取り付け位置から離れた位置に設けられた操作部を操作することにより折り畳み可能であることを特徴とする請求項4に記載のジブ付きクレーン。
  6. 前記ジブは、複数のジブ体を直列に連結することにより構成され、
    前記支持部材は、隣接する二つのジブ体の連結部に取り付けられていることを特徴とする請求項3から請求項5までの何れか一項に記載のジブ付きクレーン。
  7. 隣接する二つのジブ体をそれぞれ貫通することにより当該隣接する二つのジブ体を連結する連結ピンを備え、
    前記支持部材は、当該連結ピンを介して前記ジブに取り付けられていることを特徴とする請求項3から請求項6までの何れか一項に記載のジブ付きクレーン。
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