JP2009042489A - 撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、良好な光学特性を有する2枚レンズ構成の撮像レンズの提供。
【解決手段】物体側から像側に向かって順に、絞りS1、両凸の正のパワーを有する第1レンズL1、像側面に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズL2を配設し、撮像レンズ全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第1レンズL1の物体側面の曲率半径をR1、第1レンズL1の像側面の曲率半径R2、第1レンズL1の中心厚をd1、第2レンズL2の中心厚をd3としたとき、以下の条件式(1)〜(3)を満足する撮像レンズ。
−0.7<f1/f2<−0.3 (1)
−4.50<R1/R2<−2.0 (2)
0.30<(d1+d3)/f<0.75 (3)
【選択図】図1

Description

本発明は撮像レンズに関する。特に、高画素用CCD、CMOS等の固体撮像素子を使用した小型撮像装置、光センサー、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラなどに好適な、小型で良好な光学特性を有する2枚のレンズで構成される撮像レンズに関する。
近年、CCDやCMOSなどの固体撮像素子を使用した各種撮像装置が広く普及している。これら撮像素子の高性能化、小型化にともない、従来以上に、小型、軽量で、良好な光学特性を有する撮像レンズが求められている。
従来、小型化と良好な光学特性とをともに満足させる撮像レンズに関し、多くの研究開発が行われている。CCDなどの固体撮像素子の高性能化により、求められる小型化や光学特性のレベルは高くなっている。撮像レンズを小型化するには、構成するレンズの枚数は少ないほど有利となる。一方、光学特性はレンズ枚数が多くなるほど、諸収差の補正が容易となり、良好な光学特性を有する撮像レンズを得ることができる。これらを考慮して、小型化と良好な光学特性とをバランスさせた2枚のレンズで構成される撮像レンズが提案されている。
特許文献1に示された撮像レンズは、第1レンズが両凸の正のパワーを有するレンズ、第2レンズが物体側に凹面を向けたメニスカスレンズである。開示されている撮像レンズは、第1レンズおよび第2レンズの厚さが厚く、小型化という点で不十分であった。なお、本発明でいうパワーは焦点距離の逆数で表される値である。
特許文献2に示された撮像レンズは、第1レンズが像側に凸面を向けた正のパワーを有するレンズ、第2レンズが像側に凸面を向けた負のパワーのメニスカスレンズである。開示されている撮像レンズは、第1レンズは正のパワーを大きく設定して、小型化を図っているが、第2レンズの負のパワーは比較的弱く設定されている。そのため、球面収差などの補正が不十分となることがある。
特許文献3に示された撮像レンズは、第1レンズが像側に凸面を向けた正のパワーを有するレンズ、第2レンズが像側に凸面を向けた負のパワーのレンズである。第1レンズの物体側面と像側面の曲率半径の比が大きく設定されており、また、第1レンズと第2レンズの屈折率の差が大きいため、収差の補正が不十分となることがある。
特開2003−329921号公報 特開2005−77556号公報 特開2005−284003号公報
本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、2枚のレンズで構成される、小型で、光学特性が良好な撮像レンズの提供を目的とする。
上記目的を解決するため、第1レンズと第2レンズとのパワー配分およびレンズ形状を、鋭意検討した結果、目的の撮像レンズが得られることを見出し、本発明に到達した。
請求項1の発明の撮像レンズは、物体側から像側に向かって順に、絞り、両凸の正のパワーを有する第1レンズ、像側面に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズを配設し、
−0.7<f1/f2<−0.3 (1)
−4.50<R1/R2<−2.0 (2)
0.30<(d1+d3)/f<0.75 (3)
ただし、
f :撮像レンズ全体の焦点距離、
f1:第1レンズの焦点距離、
f2:第2レンズの焦点距離、
R1:第1レンズの物体側面の曲率半径、
R2:第1レンズの像側面の曲率半径、
d1:第1レンズの芯厚、
d3:第2レンズの芯厚
の条件を満足することを特徴とする。
請求項2の発明の撮像レンズは、請求項1記載の撮像レンズにおいて、第1レンズの屈折率をn1、第2レンズの屈折率をn2として、
0.040<n2−n1<0.090 (4)
の条件を満足することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、物体側から像側に向かって順に、絞り、両凸の正のパワーを有する第1レンズ、像側面に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズを配設し、上記条件式(1)〜(3)を満足することにより、2枚レンズ構成の小型で、光学特性の良好な撮像レンズを得ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の撮像レンズにおいて、第1レンズの屈折率と第2レンズの屈折率との関係が、0.040<n2−n1<0.090の条件を満足することで、第1レンズと第2レンズのパワーの調整が容易となり、小型で、かつ収差が良好に補正された撮像レンズを得ることができる。
本発明に係る撮像レンズの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態にかかる撮像レンズの構成図を図1に示す。この撮像レンズLAは、物体側(図示せず)から像面に向かって順に、絞りS1、第1レンズL1、第2レンズL2が配列された2枚構成のレンズ系である。第2レンズL2と像面との間に、ガラス平板GFが置かれる。このガラス平板GFは、カバーガラス、IRカットフィルタ、又は、ローパスフィルタ等の機能を有するものを使用することができる。
絞りS1を第1レンズL1より物体側(図示せず)へ配置することにより、入射瞳位置を像面から遠い位置にとることができる。これにより、高いテレセントリック性を確保することが可能となり、像面に対する入射角を好適にすることが可能となる。
第1レンズL1は1面以上が非球面、好ましくは両面が非球面の両凸の正のパワーを有するレンズであり、第2レンズ゛L2は1面以上が非球面、好ましくは両面が非球面の像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状のレンズである。第1レンズL1の正のパワーを大きくすると、主点が物体側となるため、撮像レンズLAの小型化には有利である。しかし、第1レンズL1の正のパワーが大きくなりすぎると、高次収差が発生しやすくなり、また、第2レンズL2とのパワーバランスを調整することが難しくなり、収差の補正、特に、球面収差(軸上色収差)の補正が不十分となりやすい。本発明では、第1レンズL1をレンズ両面で収斂作用を有する両凸レンズとし、かつ、レンズ両面の曲率半径R1、R2およびレンズの中心厚d1を特定範囲の値とすることにより、第1レンズL1に比較的大きなパワーを持たせ、かつ、収差を好適に補正することを可能とした。
第2レンズL2は、撮像レンズLAの諸収差の補正を好適化するため、第1レンズL1の正のパワーを制御して、パワーバランスを図っている。さらに、第2レンズL2の形状を、一方の面に収斂作用、他方の面に発散作用を有するメニスカス形状とするとともに、第2レンズL2の中心厚d3を特定範囲の値とすることにより、第1レンズL1とのパワー調整を容易とし、諸収差の補正の好適化が図られている。
本発明の撮像レンズLAは、物体側から像側に向かって順に、絞り、両凸の正のパワーを有する第1レンズL1、像側面に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズL2を配設し、撮像レンズLA全体の焦点距離をf、第1レンズL1の焦点距離をf1、第2レンズL2の焦点距離をf2、第1レンズL1の物体側面の曲率半径をR1、第1レンズL1の像側面の曲率半径R2、第1レンズL1の中心厚をd1、第2レンズL2の中心厚をd3としたとき、条件式(1)、(2)および(3)、より好ましくは、条件式(1−A)、(2−A)および(3−A)を満足させることにより、小型で、かつ、光学特性の良好な2枚レンズ構成の撮像レンズを得ることが出来る。
−0.7<f1/f2<−0.3 (1)
−0.6<f1/f2<−0.3 (1−A)
−4.50<R1/R2<−2.0 (2)
−3.50<R1/R2<−2.50 (2−A)
0.30<(d1+d3)/f<0.75 (3)
0.50<(d1+d3)/f<0.75 (3−A)
条件式(1)および(1−A)は、第1レンズL1と第2レンズL2のパワーバランスを規定する条件式である。第1レンズL1の焦点距離f1に対する第2レンズL2の焦点距離f2の割合、すなわちf1/f2の値が条件式(1)の下限を下回ると、小型化は容易となるが、諸収差、特に、球面収差および倍率色収差の補正が困難となることがある。一方、f1/f2の値が、条件式(1)の上限を上回ると、諸収差の補正は比較的容易となるが、第1レンズの前方主点位置が像面に近づき、撮像レンズLAの光学長が長くなることがあり、小型化が困難となる。
条件式(2)及び(2−A)は、第1レンズL1のメニスカス度合いに関する条件式である。R1/R2の値が、条件式(2)の上限を上回ると歪曲収差の補正が困難になることがある。一方、下限を下回るとメニスカス度合いがゆるくなるため、第1レンズの前方主点位置が像面に近づき、撮像レンズLAの光学長が長くなることがあり、小型化が困難となる。
条件式(3)及び(3−A)は、第1レンズL1の中心厚d1と第2レンズL2の中心厚d3を規定する条件式である。(d1+d3)/fの値が条件式(3)の上限値より大きくなると、撮像レンズLAの小型化の達成が困難になることがある。また、(d1+d3)/fの値が条件式(3)の下限値より小さくなると、レンズの厚さが薄くなり、レンズの製作が困難となることがあり、また、収差の補正が不十分となることがある。
第1レンズL1の屈折率n1は、1.500〜1.550の範囲にあるものが、第2レンズL2の屈折率n2は、1.530〜1.650の範囲にあるものが、好ましく使用される。第2レンズL2の屈折率n2は、第1レンズL1の屈折率n1より大きく、条件式(4)、より好ましくは、条件式(4−A)の範囲にあることが好ましい。
0.040<n2−n1<0.090 (4)
0.055<n2−n1<0.090 (4−A)
第1レンズL1および第2レンズL2の屈折率が条件式(4)の範囲以外では、第1レンズL1と第2レンズL2のパワーの調整が不十分となることがあり、小型で良好な光学特性を有する撮像レンズLAを得ることが難しくなることがある。
第1レンズL1および第2レンズL2はガラスあるいは樹脂のいずれかの材料で形成される。レンズ材料としてガラスを使用する場合、ガラス転移温度が、400℃以下のガラス材料を使用することが好ましい。これにより、金型の耐久性を向上させることが可能となる。
樹脂材料は複雑な面形状のレンズを効率よく製造することが可能であり、生産性の面から、ガラス材料より好ましい材料である。本発明のレンズ材料として樹脂材料が使用される場合、ASTM D542法に準じて測定されたd線の屈折率が1.500〜1.650の範囲にありかつ、波長450〜600nmの範囲での光線透過率が80%以上、より好ましくは85%以上の樹脂材料であれば、熱可塑性樹脂であっても、熱硬化性樹脂であっても使用可能である。樹脂材料によるレンズの製造は、射出成形、圧縮成形、注型成形、トランスファー成形など公知の成形加工法により、行うことができる。
第1レンズL1に使用される樹脂材料としては、ASTM542法に準じて測定されたd線の屈折率n1が1.500〜1.550の範囲の樹脂材料が使用される。第1レンズL1で使用される樹脂材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非結晶性のポリオレフィン系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などが挙げられる。これらの中ではシクロオレフィンを含有するポリオレフィンや環状オレフィンを含有するポリオレフィンが好ましい。
第2レンズL2に使用される樹脂材料としては、ASTM 542法に準じて測定されたd線の屈折率n2が1.530〜1.650の範囲の樹脂材料が使用される。第2レンズL2で使用される樹脂材料の具体例としては、シクロ環や、その他の環状構造を有する非結晶性のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、9,9−ビス(4−ヒドロキシンフェニル)フルオレンなどの構造を含む透明性の高いポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂などが挙げられる。これらの中ではシクロオレフィンを含有するポリオレフィンや環状オレフィンを含有するポリオレフィンとポリカーボネート系樹脂が好ましい。
なお、樹脂材料は温度変化により屈折率が変動することは良く知られている。この変動を抑えるため、平均粒子径100nm以下、より好ましくは50nm以下のシリカ、酸化ニオブ、酸化チタン、酸化アルミなどの微粒子が分散混合された前記の透明性を有する樹脂材料をレンズ材料として使用することができる。
レンズ材料が樹脂材料の場合、第1レンズL1および第2レンズL2はレンズ外周部にコバを設けることができる。コバ形状は、レンズの性能を損なわなければ、特に制約は無い。レンズの成形加工性の面から、コバの厚さはレンズ外周部の厚さの70〜130%の範囲にあることが好ましい。レンズ外周部にコバを設けた場合、コバ部に光が入射すると、ゴーストやフレアの原因となることがある。その場合は、必要に応じて、レンズ間に入射光を制限する射光マスクを設ければよい。
撮像レンズLAは、撮像モジュールなどに利用される前に、第1レンズL1および第2レンズL2の物体側及び像面側のレンズ表面に、それぞれ反射防止膜、IRカット膜あるいは表面硬化など公知の表面処理を施してもよい。本発明の撮像レンズLAを使用した撮像モジュールは、携帯用モジュールカメラ、WEBカメラ、パソコン、デジタルカメラ、自動車や各種産業機器の光センサー、モニターなどに使用され、これら機器の小型化、高性能化に寄与する。
以下、本発明の撮像レンズLAの具体的実施例について説明する。各実施例に記載されている記号は以下のことを示す。なお、厚さ、距離、半径の単位はmmである。
f :撮像レンズLA全体の焦点距離
f1 :第1レンズL1の焦点距離
f2 :第2レンズL2の焦点距離
Fno :Fナンバー
S1 :絞り
R :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の曲率半径
R5 :ガラス平板GFの物体側面の曲率半径
R6 :ガラス平板GFの像側面の曲率半径
d :レンズの中心厚又はレンズ間距離
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像面側と第2レンズL2の物体側面との距離
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像面側とガラス平板GFの物体側面との距離
d5 :ガラス平板GFの中心厚
nd :d線の屈折率
n1 :第1レンズL1の屈折率
n2 :第2レンズL2の屈折率
νd :d線でのアッベ数
ν1 :第1レンズL1のアッベ数
ν2 :第2レンズL2のアッベ数
ν4 :ガラス平板GFのアッベ数
撮像レンズLAの第1レンズL1および第2レンズL2のそれぞれのレンズ面の非球面形状は、yを光の進行方向を正とした光軸に、xを光軸と直交する方向とした軸として、下記の非球面多項式で表される。
y=(x/R)/[1+{1−(k+1)(x/R)}1/2
+A4x+A6x+A8x+A10x10 (5)
ただし、Rは光軸上の曲率半径、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10は非球面係数である。
各レンズ面の非球面は、便宜上、条件式(5)で表される非球面式を使用して計算されている。しかしながら、特に条件式(5)の非球面多項式に限定されるものではない。
(実施例1)
図2は、実施例1の撮像レンズLAの配置を示す構成図である。実施例1の撮像レンズLAを構成する第1レンズL1および第2レンズL2のそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズの中心厚又はレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdの値を表1に、円錐係数k、非球面係数を表2に示す。
Figure 2009042489
Figure 2009042489
この条件では、fは2.09mm、f1は1.16mm、f2は−2.58mm、d1は1.17mm、d2は0.37mm、d3は0.37mm及び、Fnoは2.8である。これらの値から、f1/f2=−0.45、R1/R2=−2.96、(d1+d2)/f=0.74、n2−n1=0.076であった。
実施例1の撮像レンズの球面収差を図3に、非点収差及び歪曲収差を図4に示す。以上の結果より、実施例1の撮像レンズは、コンパクトで、良好な光学特性を有していることがわかる。なお、球面収差及び非点収差は波長486nm、波長588nm、波長656nmの3波長に対する収差の結果であり、図では左から順に、波長486nm、波長588nm、波長656nmにおける収差である。歪曲収差は波長588nmにおける収差である。又、非点収差のSはサジタル像面に対する収差、Tはタンジェンシャル像面に対する収差である。
(実施例2)
図5は、実施例2の撮像レンズの配置を示す構成図である。この実施例2の撮像レンズを構成する第1レンズ及び第2レンズのそれぞれの物体側及び像面側の曲率半径R、レンズの中心厚あるいはレンズ間の距離d、屈折率nd、アッベ数νdの値を表3に、円錐係数k、非球面係数の値を、表4に示した。
Figure 2009042489
Figure 2009042489
この条件では、fは2.42mm、f1は1.50mm、f2は−4.07mm、d1は1.24mm、d2は0.69mm、d3は0.41mm及び、Fnoは2.8である。これらの値から、f1/f2=−0.37、R1/R2=−3.21、(d1+d2)/f=0.68、n2−n1=0.076であった。
実施例2の撮像レンズの球面収差を図6に、非点収差及び歪曲収差を図7に示す。以上の結果より、実施例2の撮像レンズは、コンパクトで、良好な光学特性を有していることがわかる。
本発明の撮像レンズの実施の一形態を示す概略構成図 本発明の撮像レンズの実施例1を示す概略構成図 実施例1の撮像レンズの球面収差図 実施例1の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図 本発明の撮像レンズの実施例2を示す概略構成図 実施例2の撮像レンズの球面収差図 実施例2の撮像レンズの非点収差図及び歪曲収差図
符号の説明
LA :撮像レンズ
S1 :絞り
L1 :第1レンズ
L2 :第2レンズ
GF :ガラス平板
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の曲率半径
R5 :ガラス平板GLの物体側面の曲率半径
R6 :ガラス平板GLの像側面の曲率半径
d1 :第1レンズL1の中心厚
d2 :第1レンズL1の像側面と第2レンズL2の物体側面との光軸上の面間隔
d3 :第2レンズL2の中心厚
d4 :第2レンズL2の像側面とガラス平板GFの物体側面との光軸上の面間隔
d5 :ガラス平板GFの厚さ

Claims (2)

  1. 物体側から像面側に向かって順に、絞り、両凸の正のパワーを有する第1レンズ、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカス形状の第2レンズを配設し、下記条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −0.7<f1/f2<−0.3 (1)
    −4.50<R1/R2<−2.0 (2)
    0.30<(d1+d3)/f<0.75 (3)
    ただし、
    f :撮像レンズ全体の焦点距離、
    f1:第1レンズの焦点距離、
    f2:第2レンズの焦点距離、
    R1:第1レンズの物体側面の曲率半径、
    R2:第1レンズの像側面の曲率半径、
    d1:第1レンズの中心厚、
    d3:第2レンズの中心厚
    である。
  2. 請求項1記載の撮像レンズにおいて、第1レンズおよび第2レンズの屈折率が以下の条件式(4)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.040<n2−n1<0.090 (4)
    ただし、
    n1:第1レンズの屈折率、
    n2:第2レンズの屈折率
    である。
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