JP2009042159A - 音声再生装置、音声再生方法及び音声再生プログラム - Google Patents

音声再生装置、音声再生方法及び音声再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キー操作や装置の動作状態などに応じて複数の音声再生要求が連続して発生した場合に、適切な音声のみ再生する。
【解決手段】音声再生装置は、ユーザによる操作及び/又は装置の動作状態などに応じて音声メッセージなどの音声を再生する。具体的には、ユーザによる操作、装置の動作状態などに基づいて音声の再生要求が検出される。複数の再生要求が蓄積されたときには、優先順位が最も高い種別の再生要求が選択される。また、選択された再生要求に対応する待ち時間が設定される。そして、待ち時間がゼロであるとき、又は、待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、再生要求に対応する音声が再生される。
【選択図】図3

Description

本発明は、音声メッセージを再生する音声再生手法に関する。
様々な機器において、キー操作や時刻連動などで案内音声の再生が行われている。音声再生装置は、ある音声の再生中に他の音声が割り込んできたときには、音声の優先度に基づいて、再生中の音声を停止して割り込み音声を再生したり、再生中の音声をそのまま継続再生して割り込み音声を破棄したりする。
通常、いくつかの音声を連続して再生するときには、再生要求のあった順番に音声の再生・停止処理を行う。よって、ユーザがキー操作を連続して行ったときには、ユーザのキー操作が終了した後でも、しばらくの間たまっていた音声の停止・再生処理が行われてしまう。この問題を解決するため、連続して再生要求が入力され、再生すべき音声がたまっている場合には、最も優先順位の高い音声のみを再生し、他の音声を破棄してしまう処理が知られている。このような処理は、間引き処理と呼ばれる。
なお、ルート案内において案内音声を出力するナビゲーション装置の例が特許文献1に記載されている。
特開2004−157144号公報
しかし、間引き処理によれば、ユーザがキー操作を終了した後では適切な1つの音声を再生することになるので問題はないが、ユーザがキー操作を連続して行っている間は、ずっと再生処理が行われるため、音声の再生・停止が繰り返し行われてしまう。よって、不要な音声が部分的に再生されたりして、ユーザには聞き苦しい状況となりうる。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、キー操作や装置の動作状態などに応じて複数の音声再生要求が連続して発生した場合に、適切な音声のみ再生することが可能な音声再生手法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、音声再生装置であって、音声の再生要求を検出する再生要求検出手段と、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、音声再生方法であって、音声の再生要求を検出する再生要求検出工程と、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択工程と、前記選択工程により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定工程と、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生工程と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、コンピュータにより実行される音声再生プログラムであって、音声の再生要求を検出する再生要求検出手段、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段、前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、音声再生装置は、音声の再生要求を検出する再生要求検出手段と、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段と、を備える。
上記の音声再生装置は、ユーザによる操作及び/又は装置の動作状態などに応じて音声メッセージなどの音声を再生する。具体的には、ユーザによる操作、装置の動作状態などに基づいて音声の再生要求が検出される。複数の再生要求が蓄積されたときには、優先順位が最も高い種別の再生要求が選択される。また、選択された再生要求に対応する待ち時間が設定される。そして、待ち時間がゼロであるとき、又は、待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、再生要求に対応する音声が再生される。
上記の音声再生装置によれば、待ち時間の間は再生要求に対応する音声の再生が延期されているので、その間に新たな再生要求が発生した場合には、それを考慮に入れた上で、どの再生要求に対する音声を再生すべきかが決定される。よって、ある再生要求に対応する音声の再生中の次の再生要求が発生し、再生中の音声が途中で途切れるようなことが無くなる。
上記の音声再生装置の一態様では、前記音声再生手段は、前記選択された再生要求が複数個ある場合には、最新の再生要求に対応する音声を再生する。この態様では、優先順位に基づいて選択された再生要求が複数個ある場合には、最新の再生要求が最も重要度が高いとみなし、最新の再生要求に対応する音声が再生される。
上記の音声再生装置の他の一態様では、前記選択手段は、前記待ち時間内に新たな再生要求が発生した場合には、当該新たな再生要求を含めて、前記優先順位が最も高い再生要求を選択する。この態様では、待ち時間中に新たな再生要求が発生した場合には、それを含めて再度優先順位を考慮し、再生すべき再生要求を決定する。
上記の音声再生装置の他の一態様は、再生要求の種別毎に、再生要求の数と、待ち時間との関係を規定した待ち時間テーブルを備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間テーブルを参照して待ち時間を設定する。好適な例では、前記待ち時間テーブルは、同一種別の再生要求について、再生要求の数が大きいほど待ち時間が長くなるように待ち時間を規定する。
本発明の他の実施形態では、音声再生方法は、音声の再生要求を検出する再生要求検出工程と、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択工程と、前記選択工程により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定工程と、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生工程と、を備える。この方法によれば、待ち時間の間は再生要求に対応する音声の再生が延期されているので、その間に新たな再生要求が発生した場合には、それを考慮に入れた上で、どの再生要求に対する音声を再生すべきかが決定される。よって、ある再生要求に対応する音声の再生中の次の再生要求が発生し、再生中の音声が途中で途切れるようなことが無くなる。
本発明の他の実施形態では、コンピュータにより実行される音声再生プログラムは、音声の再生要求を検出する再生要求検出手段、複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段、前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段、前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータ上で実行することにより、上記の音声再生装置を実現することができる。なお、上記のプログラムは、記憶媒体に記憶した状態で取り扱うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[ナビゲーション装置]
図1に、ナビゲーション装置100の構成を示す。図1に示すように、ナビゲーション装置100は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50、入力装置60及びマイク65を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置100全体の制御を行う。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データや施設データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶する。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDなどのディスク33、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載されたナビゲーション装置本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
マイク65は運転席近傍に設けられ、ユーザが発話する音声を集音し、対応する音声信号をシステムコントローラ20へ供給する。なお、システムコントローラ20は音声認識機能を有し、マイク65から供給される音声信号に基づいて、音声コマンドを認識し、対応する動作を実行する。
[機能構成]
図2は、ナビゲーション装置100の構成要素のうち、本発明の音声再生処理に関連のある構成要素の機能ブロック図を示す。図示のように、ナビゲーション装置100は、機能面では、主として再生要求検出部101と、メッセージ記憶部102と、待ち時間テーブル103と、選択部104と、待ち時間設定部105と、音声再生部106とを備える。このうち、再生要求検出部101、選択部104、待ち時間設定部105及び音声再生部106は、予め用意されたプログラムを、システムコントローラ20のCPU22が実行することにより実現される。また、メッセージ記憶部102及び待ち時間テーブル103は、システムコントローラ20内のROM23又はデータ記憶ユニット36などにより実現することができる。
再生要求検出部101は、音声メッセージの再生要求を検出する。再生要求は種々のものがある。その1つは、誘導案内音声である。ナビゲーション装置100が経路案内を実施しているときには、案内地点において経路案内の音声メッセージが出力される。例えば、案内地点に近づくと、「次の交差点を右方向です。」などの音声メッセージが出力される。この場合、再生要求検出部101は、車両の自車位置が案内地点に近づいたときに再生要求を検出することになる。
また、再生要求は、ユーザがナビゲーション装置100に対して各種のキー操作やリモコン操作により指示を入力したときにも発生する。例えば、ユーザがタッチパネル機能を有するディスプレイ44やリモコンを利用して音量調整指示を入力した場合には、ナビゲーション装置100は「この音量で案内します。」などの音量確認の音声メッセージを出力する。この場合、再生要求検出部101は、ユーザによる操作指示の入力に基づいて再生要求を検出する。
また、他の再生要求としては、音声認識トークバックが挙げられる。具体的には、ユーザが音声コマンドを発話した場合に、ナビゲーション装置100はその音声コマンドを認識し、認識した音声コマンドを再生してユーザに確認を求める。例えば、ユーザが音声コマンド「地図拡大」と発話した場合、ナビゲーション装置100は「地図の拡大ですね?」などの音声メッセージを出力する。この場合、再生要求検出部101は、ユーザによる音声コマンドの入力に基づいて再生要求を検出する。
メッセージ記憶部102は、再生要求が発生する条件毎に、再生すべき音声メッセージを記憶している。例えば、経路案内中に次の交差点に近づいたときの音声メッセージ、目的地に近づいたときの音声メッセージ、音声コマンドが入力されたときの音声メッセージ、音量調整指示が入力されたときのメッセージなどを、それぞれの再生要求の条件に対応付けて記憶している。
待ち時間テーブル103は、各種の再生音声種別毎に、その優先順位及び待ち時間を規定している。図3に待ち時間テーブルの例を示す。この例では、再生音声種別として、音声認識トークバック、誘導案内音声及び音量調整音声が挙げられている。図示のように、音声認識トークバック、誘導案内音声、音量調整音声の順に優先順位が高く設定されている。
「待ち時間」とは、各再生音声種別の再生要求に対して、対応する音声メッセージを再生するまでの時間である。待ち時間が「0」の場合、対応する音声メッセージは直ちに再生される。待ち時間が「10msec」の場合、対応する音声メッセージの再生は10msec後まで延期される。図3から理解されるように、同一の再生音声種別においては、原則的には、未再生のままでたまっている(蓄積されている)再生要求の数が多いほど、待ち時間が長くなるように設定されている。但し、音声認識トークバックの場合は、その性質上、複数の再生要求が蓄積されることが無いので、待ち時間は常に「0」となっている。なお、未再生のままで蓄積されている再生要求を、以下「再生待ち再生要求」とも呼ぶ。
選択部104は、図3に示すように予め決められた優先順位に基づいて、複数の再生待ち再生要求から最も優先順位の高い再生音声種別の再生要求を選択する。例えば、ある時刻において、ユーザによるキー操作により音量調整音声の再生要求が発生するとともに、経路案内処理によって誘導案内音声の再生要求が発生したと仮定する。この場合、選択部104は、優先順位の高い誘導案内音声の再生要求を選択し、音量調整音声の再生要求を破棄する。また、選択部104は、同一の再生音声種別の再生要求が複数個ある場合には、最新の再生要求を選択し、残りの選択要求を破棄する。
待ち時間設定部105は、選択部104が選択した再生音声種別の再生要求について、待ち時間テーブル103を参照し、再生要求の数に基づいて待ち時間を設定する。例えば、ある時点において、選択部104が複数の再生音声種別から優先順位に基づいて誘導案内音声を選択し、誘導案内音声の再生要求が3個たまっている場合には、待ち時間設定部105は待ち時間を10msecに設定する。
音声再生部106は、1つの再生要求に対応する音声出力が許可されたときに、メッセージ記憶部102を参照して当該再生要求に対応する音声メッセージを取得し、音声出力ユニット50を通じて音声メッセージを再生する。
次に、本実施例による音声再生処理について説明する。図4は音声再生処理のフローチャートである。なお、この処理は、主としてシステムコントローラ20のCPU22が、予め用意されたプログラムを実行し、図2に示す各要素として機能することにより実現される。なお、この音声再生処理は、少なくとも1個の再生要求が発生したときに開始される。
まず、再生要求検出部101は再生要求を検出し、未処理の再生要求(即ち、対応する音声メッセージを未再生の再生要求)が1個であるか否かを判定する(ステップS101)。再生要求が1個である場合、音声再生部106はメッセージ記憶部102を参照して、対応する音声メッセージを取得し、再生する(ステップS107)。
一方、再生要求が1個でない場合(ステップS101;No)、複数個の再生要求が存在することになるので、選択部104は現在たまっている再生要求のうち、最も優先順位の高い再生要求を選択する(ステップS102)。具体的には、選択部104は、図3に例示する待ち時間テーブル103を参照し、優先順位が最も高い再生音声種別に属する再生要求を選択する。なお、この場合、優先順位が最も高い再生音声種別に属する再生要求が複数個ある場合には、それら全てを選択する。
次に、待ち時間設定部105は、ステップS102で選択された1個又は複数の再生要求について、その個数と再生音声種別とに基づいて、待ち時間テーブル103を参照して待ち時間を設定する(ステップS103)。続いて、選択部104は、ステップS102で選択された再生要求のうち時間的に最新の再生要求を選択する(ステップS104)。これにより、とりあえず再生要求が1つに絞られたことになる。
次に、音声再生部106は、ステップS103で設定された待ち時間が「0」であるか否かを判定する(ステップS105)。待ち時間が「0」である場合(ステップS105:Yes)、音声メッセージの再生を待つ必要が無いので、音声再生部106はその再生要求に対応する音声メッセージをメッセージ記憶部102から取得し、直ちに再生する(ステップS107)。一方、待ち時間が「0」で無い場合(ステップS105;No)、音声再生部106は待ち時間だけ音声再生を延期し(ステップS106)、処理はステップS101へ戻る。
ステップS101では、再生要求検出部101は、再生要求が1個であるか否かを再度判定する。ここで、ステップS106により待ち時間だけ音声再生を延期している間に新たな再生要求が発生していない場合には、その時点の再生要求は1個であるので(ステップS101;Yes)、処理はステップS107へ進み、その再生要求に対応する音声メッセージが再生される。即ち、その再生要求に対応する音声メッセージは、待ち時間の経過後に再生されることになる。
一方、ステップS106により待ち時間だけ音声再生を延期している間に新たな再生要求が発生している場合、その時点での再生要求は2個以上となるので(ステップS101;No)、その時点で存在する複数の再生要求について再度ステップS102〜S106の処理が実行される。
次に、上記の音声再生処理の具体例を説明する。いま、再生要求として、誘導案内音声の3個の再生要求(発生時刻順に「A1」、「A2」、「A3」とする。)、及び、音量調整音声の2個の再生要求(発生時刻順に「B1」、「B2」とする。)が未処理のまま蓄積されていると仮定する。
再生要求の総数は5個であるので、ステップS101はNoとなり、処理はステップS102へ進む。ステップS102では、選択部104は、待ち時間テーブル103を参照し、誘導案内音声の再生要求と、音量調整音声の再生要求の優先順位を比較する。本例では、誘導案内音声の再生要求の方が優先順位が高いので、選択部104は、5つの再生要求のうち、誘導案内要求の3つの再生要求A1〜A3を選択する。
こうしてステップS102で選択された再生要求は誘導案内要求の3個の再生要求A1〜A3であるので、ステップS103において、待ち時間設定部105は待ち時間テーブル103を参照して、待ち時間「10msec」を設定する。次に、ステップS104において、選択部104は、現在残っている3つの再生要求のうち最新の再生要求A3を選択する。
続くステップS105において、待ち時間は「0」ではないので、ステップS105はNoとなり、ステップS106において再生要求A3の再生は待ち時間10msecだけ延期される。そして、処理はステップS101へ戻る。待ち時間の経過後、新たな再生要求が発生していなければ、処理はステップS107へ進み、再生要求A3に対応する音声メッセージが再生される。一方、待ち時間中に新たな再生要求が発生し、再生要求が2個以上になっていれば、処理は再びステップS102へ進む。
以上のように、本実施例では、複数個の再生要求がたまった場合、まず、最も優先順位が高い再生音声種別に属する再生要求のみが残され、優先順位の低い再生音声種別に属する再生要求は破棄される。さらに、残った再生要求の数に基づいて待ち時間が設定される。再生要求の種別によっては、待ち時間無しで音声メッセージが再生される。また、待ち時間が0でない場合には、待ち時間だけ再生が延期され、その間に新たな再生要求が発生したか否かを判定する。そして、新たな再生要求が発生していない場合には、待ち時間の経過後にその再生要求に対応する音声メッセージを再生する。一方、待ち時間中に新たな再生要求が発生し、再生要求が複数となった場合には、同様にそれら複数の再生要求から優先順位及び発生時刻に基づいて1つの再生要求が選択され、それに対応する待ち時間だけ再生が延期される。
このように、本実施例では、複数の再生要求が1つの再生要求に絞られた後でも、直ちに再生を行わず、次の再生要求が発生しないかどうかを適切な待ち時間だけ監視する。よって、音声メッセージを再生して直ぐに別の再生要求が発生し、再生中の音声メッセージを途中で中止して新しい音声メッセージを再生するということがない。即ち、再生中のメッセージが途中で切れることはなく、ユーザが聞き苦しいと感じることが防止できる。
実施例によるナビゲーション装置の構成を示す。 実施例の音声再生処理に関連する構成要素のブロック図である。 待ち時間テーブルの例を示す。 音声再生処理のフローチャートである。
符号の説明
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
40 表示ユニット
60 入力装置
65 マイク
101 再生要求検出部
102 メッセージ記憶部
103 待ち時間テーブル
104 選択部
105 待ち時間設定部
106 音声再生部

Claims (8)

  1. 音声の再生要求を検出する再生要求検出手段と、
    複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、
    前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段と、を備えることを特徴とする音声再生装置。
  2. 前記音声再生手段は、前記選択された再生要求が複数個ある場合には、最新の再生要求に対応する音声を再生することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 前記選択手段は、前記待ち時間内に新たな再生要求が発生した場合には、当該新たな再生要求を含めて、前記優先順位が最も高い再生要求を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の音声再生装置。
  4. 再生要求の種別毎に、再生要求の数と、待ち時間との関係を規定した待ち時間テーブルを備え、
    前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間テーブルを参照して待ち時間を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の音声再生装置。
  5. 前記待ち時間テーブルは、同一種別の再生要求について、再生要求の数が大きいほど待ち時間が長くなるように待ち時間を規定していることを特徴とする請求項4に記載の音声再生装置。
  6. 音声の再生要求を検出する再生要求検出工程と、
    複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定工程と、
    前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生工程と、を備えることを特徴とする音声再生方法。
  7. コンピュータにより実行される音声再生プログラムであって、
    音声の再生要求を検出する再生要求検出手段、
    複数の再生要求が蓄積されたときに、優先順位が最も高い種別の再生要求を選択する選択手段、
    前記選択手段により選択された再生要求に対応する待ち時間を設定する待ち時間設定手段、
    前記待ち時間がゼロであるとき、又は、前記待ち時間が経過した時点で新たな再生要求が発生していないときに、前記選択された再生要求に対応する音声を再生する音声再生手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする音声再生プログラム。
  8. 請求項7に記載の音声再生プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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