JP2009037886A - 有機エレクトロルミネッセンス装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置 Download PDF

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俊二 冨岡
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Abstract

【課題】長寿命及び発光の効率化が可能となる有機エレクトロルミネッセンス装置を提供する。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス装置2は、一対の電極間に設けられた発光層32と、発光層32からの光を透過させ、赤色、緑色、又は青色のいずれかに変換するカラーフィルタ66と、を備える有機エレクトロルミネッセンス装置であって、発光層32は、第1の色を発光する第1の色発光層32と、複数の色発光層が積層された第2の色を発光する第2の色発光層32とを含み、第2の色発光層32の光は、カラーフィルタ66により赤色、緑色、又は青色のいずれかに変換される。
【選択図】図4

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス装置に関するものである。
エレクトロルミネッセンス素子(以下、「EL素子」という)は、自発光型の平面型表示素子としての用途が有望視されている。EL素子の中でも有機EL素子は、無機EL素子とは異なり、交流駆動且つ高電圧が必要といった制約が無く、又、有機化合物の多様性により多色化が比較的容易であると考えられることから、フルカラーディスプレイ等への応用が期待され、盛んに研究開発が行われている。
フルカラーディスプレイは、そのフルカラー化の違いにより以下のように区別することができる。(1)3原色(RGB)の塗り分け:RGBのサブ画素をそれぞれの発光色の素子で構成する。(2)白色+カラーフィルタ(CF):全画素を白色素子で構成し、それにCFを組み合わせる。白色は主に2積層(BY)、3積層(RGB)があり、それぞれ発光層を多積層することで白色発光を得る。(2)のフルカラーディスプレイを作製するために用いる手段としては、白色系有機EL素子にカラーフィルタを組み合わせることでRGBの3波長を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。又、青色発光素子と赤緑色発光素子とを積層することで、素子全体として白色発光をなすEL素子を得ることができる。尚、2積層と3積層を比較するとRGB3種の発光スペクトルを有する3積層は、表示色域の面で上回る。
特開平7−220871号公報
しかしながら、多積層発光層を用いたディスプレイにおいて、効率や寿命等のパネル特性は、各発光層中で最も特性の低いものの影響が大きいことから、ディスプレイのRGBそれぞれの発光画素が単色発光素子と同等の素子特性を再現できない可能性があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]一対の電極間に設けられた発光層と、前記発光層からの光を透過させ、所定の色に変換するカラーフィルタと、を備える有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記発光層は、第1の色を発光する第1の色発光層と、複数の色発光層が積層された第2の色を発光する第2の色発光層とを含み、前記第2の色発光層の光は、前記カラーフィルタにより第2の色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
これによれば、通常の3積層白色素子では特定の発光層の特性により白色素子の特性が頭打ちとなるが、その特定の発光層を単色発光画素とすることで、積層発光画素は十分な特性が再現でき、単色発光画素もそれ専用に最適化することで素子特性(寿命及び発光効率等)の向上が見込まれる。これにより、長寿命及び発光の効率化が可能となる。又、2積層白色素子と比較すると表色領域が向上する。更に、RGB塗り分けと比較すると蒸着・アライメント回数が3回から2回に減少するためプロセスの簡略化・材料使用量の低減を図ることができる。
[適用例2]上記有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記第2の色は、前記カラーフィルタにより赤色、緑色、又は青色のいずれかに変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
これによれば、第1の色発光層の光の多色化が比較的容易である。
[適用例3]上記有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記第2の色発光層は、前記電極の陽極側から赤色発光層、緑色発光層、及び青色発光層の順に積層されていることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
これによれば、赤色発光層の正孔移動度を、青色発光層及び緑色発光層の正孔移動度よりも大きくすることが比較的容易になる。
[適用例4]上記有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記第1の色発光層は、青色を発光する青色発光層であり、前記第2の色発光層は、赤色発光層及び緑色発光層が積層された赤緑色を発光する赤緑色発光層であり、前記赤緑発光層の光は、前記カラーフィルタにより赤色又は緑色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
これによれば、通常の3積層白色素子では特定の発光層の特性により白色素子の特性が頭打ちとなるが、その特性の発光層を単色発光画素とすることで、積層発光画素は十分な特性が再現でき、単色発光画素もそれ専用に最適化することで素子特性の向上が比較的容易に見込まれる。
[適用例5]上記有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記第1の色発光層は、緑色を発光する緑色発光層であり、前記第2の色発光層は、赤色発光層及び青色発光層が積層された赤青色を発光する赤青色発光層であり、前記赤青色発光層の光は、前記カラーフィルタにより赤色又は青色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
これによれば、通常の3積層白色素子では特定の発光層の特性により白色素子の特性が頭打ちとなるが、その特性の発光層を単色発光画素とすることで、積層発光画素は十分な特性が再現でき、単色発光画素もそれ専用に最適化することで素子特性の向上が比較的容易に見込まれる。
実施形態について図面を参照して以下に説明する。
尚、説明に用いた各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。又、本実施形態の有機エレクトロルミネッセンス装置(以下、「有機EL装置」という)は、発光層側からみて基板とは反対側に向けて表示光を射出する、所謂トップエミッション方式の有機EL装置である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る有機EL装置の配線構造を示す模式図である。本実施形態に係る有機EL装置2は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下TFTと称する)を用いたアクティブマトリクス方式のもので、複数の走査線10と、各走査線10に対して直角に交差する方向に延びる複数の信号線12と、各信号線12に並列に延びる複数の電源線14とからなる配線構成を有すると共に、走査線10及び信号線12の各交点付近に、画素(サブ画素16)が設けられている。
信号線12には、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、及びアナログスイッチを備えるデータ線駆動回路18が接続されている。又、走査線10には、シフトレジスタ及びレベルシフタを備える走査線駆動回路20が接続されている。
サブ画素16の各々には、走査線10を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング用のTFT22と、このスイッチング用のTFT22を介して信号線12から共有される画素信号を保持する保持容量24と、この保持容量24によって保持された画素信号がゲート電極に供給される駆動用のTFT26と、この駆動用のTFT26を介して電源線14に電気的に接続したときに、この電源線14から駆動電流が与えられる画素電極(電極)28と、この画素電極28と対向電極(電極)30との間に挟み込まれた発光層32(R、G、B)と、が設けられている。
次に、本実施形態に係る有機EL装置2の具体的な態様を、図2〜図6を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る有機EL装置2の構成を模式的に示す平面図である。本実施形態に係る有機EL装置2は、図2に示すように、基板本体34上の実表示領域36に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)に対応して設けられたサブ画素16がマトリクス状に規則的に配置されている。又、R、G、B各色のサブ画素16(R、G、B)は一つの基本単位となって表示単位画素を構成している。又、サブ画素16(R、G、B)の各々は、画素領域のTFT22,26の動作に伴って、赤色発光(R)、緑色発光(G)、及び青色発光(B)に対応する発光層32(R、G、B)を備えた構成となっている。
例えば、サブ画素16(R、G、B)は、図3(A)に示すように、X軸方向にこの順に繰り返し配置されており、Y軸方向については、同一の色に対応するサブ画素16が一列にストライプ状に並ぶように配置され、その形状は矩形である。又、サブ画素16(R、G、B)は、図3(B)に示すように、X軸方向にこの順に繰り返し配置されており、Y軸方向については、隣接する列の間ではX軸方向の繰り返しの単位が半ピッチずつずれるように配置され、その形状は円形である。尚、サブ画素16の配列・形状は上記の配列・形状に限定されるものではない。
詳細については後述するが、本実施形態では、図1に示す発光層32(B)の光、及び発光層32(R、G)の光を、各発光層32(R、G)に対応するカラーフィルタ層を透過させることにより、各サブ画素16(R、G、B)からR(赤)、G(緑)、B(青)の発光をそれぞれ得ることが可能となっている。これによって表示単位画素は、RGBの発光を混色させてフルカラー表示を行う。
尚、本実施形態において、図2に示すように、画素部38(図中一点鎖線枠内)は、中央部分の実表示領域36(図中二点鎖線枠内)と、実表示領域36の周囲に配置されたダミー領域40(一点鎖線及び二点鎖線の間の領域)とに区画されている。そして、実表示領域36の図2中両側には、走査線駆動回路20,20が配置されている。この走査線駆動回路20,20は、ダミー領域40の下層側に位置して設けられている。
又、実表示領域36の図2中上方側には検査回路42が配置されており、この検査回路42はダミー領域40の下層側に配置されて設けられている。この検査回路42は、有機EL装置2の作動状況を検査するための回路であって、例えば検査結果を外部に出力する検査情報出力手段(図示せず)を備え、製造途中や出荷時における有機EL装置の品質、欠陥の検査を行うことができるように構成されている。
(断面構造)
次に、図4及び図5を参照して、有機EL装置2の断面構造を説明する。
図4は、本実施形態に係る有機EL装置2における、3つのサブ画素16(R、G、B)から構成される表示単位画素の構成を示す側断面図である。図5は、本実施形態に係る各サブ画素16(R、G、B)からRGB各色の光が取り出される状態を説明するための図である。尚、本実施形態では、説明を簡略化するため、共通層である正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、及び電子注入層を省略し、画素電極28と対向電極30との間に発光層32(R、G、B)が挟まれた構造の有機EL装置2について説明する。そして、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、及び電子注入層については後述する。
有機EL装置2は、基板34A、封止基板58、及び有機EL素子(発光層等)を主体として構成されている。基板34Aは、基板本体34及びこの基板本体34上に設けられた層間絶縁膜60を含むものである。
発光層32は、青色に発光する第1の色発光層としての発光層32(B)及び赤緑色に発光する第2の色発光層としての発光層32(R、G)が設けられている。この構成において、発光層32(B)から青色光を得る。この場合、カラーフィルタ層は設けられない。又、発光層32(R、G)による赤緑色光を所定のカラーフィルタ層に透過させることにより赤色光及び緑色光を得る。このようにして、赤色光、緑色光、及び青色光を得る。尚、発光層32(R、G)の積層順が画素電極28から赤色発光層48及び緑色発光層52となっているがこれに限定するものではない。又、発光層32(R、G)の積層発光素子の素子構造は、発光層が3積層以上であってもよい。
以下、詳細に説明する。
図4に示すように、基板本体34上に、例えば酸化シリコン(SiO2)からなる層と窒化シリコン(SiNx)からなる層との積層膜(図示せず)が形成される。基板本体34は、透明性材料或いは非透明性材料からなる基板である。透明性基板としてはガラス基板や透明性の樹脂基板等が採用され、非透明性基板としては金属基板や非透明性の樹脂基板が採用される。尚、表示光を基板側に射出させる、所謂ボトムエミッション方式の場合には、透明性基板が採用される。
層間絶縁膜60は、酸化シリコン膜(SiO2)であって、基板本体34上に設けられた走査線10、信号線12、電源線14、スイッチング用のTFT22、及び駆動用のTFT26(以上図1記載)を被覆している。又、層間絶縁膜60にはコンタクトホールが形成されており、これにより駆動用のTFT26とこの層間絶縁膜60上に形成される画素電極28とが接続されたものとなっている。
又、層間絶縁膜60は、その材料自身によって図1に示したようなTFT22,26や各種配線10,12,14を埋設して平坦化させていることから、平坦化膜としても機能している。従って、層間絶縁膜60上に形成される画素電極28の表面も平坦となるので、例えば後述するようにマスク蒸着法によって塗布される青色発光層の液体材料を、画素電極28の平坦面上に形成することが可能となり、青色発光層における平坦化及び膜厚均一化が良好に図られたものとなっている。
又、画素電極28の側端部の一部を覆うように、酸化シリコン膜(SiO2)からなる無機バンク62が設けられ、これによって各サブ画素16(R、G、B)が区画形成されている。そして、各サブ画素16には、各色(R、G、B)に対応した発光層32(R、G、B)が設けられている。
発光層32(R、G、B)は、青色を発光する青色発光層50と、赤色発光層48と緑色発光層52とが順に積層され赤緑色を発光する赤緑色発光層64とを含むものである。
赤色発光層48は、図4に示すように、サブ画素16(R、G、B)を区画する無機バンク62間のサブ画素16(R、G)内に、例えばマスク蒸着法により形成されている。又、赤色発光層48上には、緑色発光層52が例えばマスク蒸着法によって積層された状態に形成されている。従って、発光層32(R、G)は赤色発光層48及び緑色発光層52が積層され、全体として赤緑色発光をなす赤緑色発光層64によって構成されている。
又、青色発光層50は、サブ画素16(R、G、B)を区画する無機バンク62を覆った状態にサブ画素16(B)内に配置される。例えばマスク蒸着法により形成されている。従って、発光層32(B)は青色発光層50を主体に構成されたものとなる。尚、各発光層はインクジェット法(液滴吐出法)によって積層された状態に形成されてもよい。
赤色発光層48は、ホスト材料と赤系ドーパントとからなる。赤色発光層48は、Alq3製からなるホスト材料中に、発光性のドーパントとしてDCM2製の赤色の発光物質と、この発光物質の発光を助ける励起エネルギー移動用及び電子輸送用としてルブレン製のドーパントと、がドープされている。又、緑色発光層52は、ホスト材料と緑系ドーパントとからなる。緑色発光層52は、BH215製からなるホスト材料中に、発光性のドーパントとしてGD206製の緑色の発光物質がドープされている。又、青色発光層50は、ホスト材料と青色系ドーパントとからなる。青色発光層50は、BH215製からなるホスト材料中に、発光性のドーパントとしてBD102製の青色の発光物質がドープされている。赤色発光層48、緑色発光層52、及び青色発光層50は、いずれも画素電極28と対向電極30との間に挟まれた有機発光層である。
発光層32(R、G、B)上に、ITO、Pt、Ir、Ni、もしくはPd等の透明材料からなる対向電極30が形成されている。膜厚としては、透明性を確保するうえで、75nm程度とするのが好ましく、更にこの膜厚より薄くするのがより好ましい。
又、この対向電極30上には、各発光層32(R、G)に対応する位置に赤色(R)、緑色(G)のカラーフィルタ66(R、G)が形成された透明な封止基板58が、エポキシ系の透明な接着剤層68によって接着されている。カラーフィルタ66(R)は、赤色の波長領域の光を透過させ、カラーフィルタ66(G)は、緑色の波長領域の光を透過させる。尚、カラーフィルタ66における(R、G)は、発光層32における(R、G)に対応するもので、これら発光層32(R、G)からの光がカラーフィルタ66(R、G)を透過することで、後述するように各サブ画素16(R、G)にて射出されるようになっている。
上記のカラーフィルタ66(R、G)は、例えばガラス又はプラスチック等の透明な材料からなる。又、カラーフィルタ66(R、G)として、CCM(色彩転換媒体)を用いてもよく、ガラス又はプラスチック等の透明な材料及びCCMの両方を用いてもよい。
又、封止基板58は、光透過性と電気絶縁性とを備える基板であり、例えば、ガラス基板からなるものである。又、実表示領域36のサブ画素16(R、G、B)の相互間には、Cr等の遮光性金属や樹脂ブラック等からなるブラックマトリクス(遮光部)(図示せず)を設けてもよい。
ところで、画素電極28と対向電極30とには、駆動電圧を印加するための配線が接続されており、この配線を介して電極28,30間に駆動電圧を印加すると、対向電極30より電子が、画素電極28より正孔が発光層32(R、G、B)に注入され、印加された電場により発光層32(R、G、B)中を移動し、再結合する。この再結合の際に放出されたエネルギーにより、励起子が生成し、この励起子が基底状態に戻る際に蛍光や燐光という形でエネルギーを放出する。
赤緑色発光層64からの光は、図5に示すように、カラーフィルタ66(R)を透過する。このとき、緑色光が吸収され、赤色光が封止基板58の外側に射出される。又、赤緑色発光層64からの光は、カラーフィルタ66(G)を透過する。このとき、赤色光が吸収され、緑色光が封止基板58の外側に射出される。又、青色発光層50からの光は、直接青色光が封止基板58の外側に射出される。すなわち、本実施形態では、発光層32(B)の上方にはカラーフィルタを設けない。それにより、赤色光、緑色光、及び青色光が得られる。つまり、発光層32(R、G、B)から放出された光は、封止基板58から射出され、外部に取り出される(トップエミッション方式)。
尚、本実施形態においては、層間絶縁膜60として酸化シリコン膜を採用したが、これに限定することなく、窒化シリコン膜(SiN)や酸窒化シリコン膜(SiON)等、絶縁性と新液性とを備える材料であれば採用してもよい。又、発光層32(B)の上方にはカラーフィルタを設けない構成としたが、必要に応じてカラーフィルタを設けてもよい。
次に、本実施形態に係るサブ画素16(R、G、B)の製造方法について図面を参照して説明する。
図6及び図7は、本実施形態に係るサブ画素16(R、G、B)の製造方法ついて説明するための図である。先ず、図6(A)に示すように、層間絶縁膜60上に画素電極28、正孔注入層44、及び正孔輸送層46がこの順に積層されるように形成する。この場合、画素電極28が層間絶縁膜60上でサブ画素16(R、G、B)に相当する位置毎に形成され、サブ画素16(R、G、B)間において画素電極28を隔てるように絶縁性の無機バンク62が形成される。画素電極28は、例えば厚さ100nmの例えばインジウム−スズ酸化物(ITO)等の透明導電膜からなる。
画素電極28及び無機バンク62を覆うように正孔注入層44が全体の領域上に形成される。正孔注入層44は、例えば厚さ1nmのCuPc(銅フタロシアニン)製である。
正孔注入層44上に正孔輸送層46が形成される。正孔輸送層46は、例えば厚さ20nmのα−NPD(ジフェニルナフチルジアミン)製である。正孔注入層44及び正孔輸送層46は、画素電極28より正孔を注入し赤色発光層48、青色発光層50、及び緑色発光層52へ伝達する機能を有する。
次に、図6(B)に示すように、正孔輸送層46上に蒸着マスク70を形成する。この場合、正孔輸送層46上のサブ画素16(R、G)に相当する位置に蒸着マスク70が形成される。
次に、図6(C)に示すように、正孔輸送層46上に青色発光層50を形成する。この場合、正孔輸送層46上のサブ画素16(R、G)に相当する位置に蒸着マスク70が形成され、正孔輸送層46上のサブ画素16(B)に相当する位置に青色発光層50が形成される。
次に、図7(A)に示すように、正孔輸送層46上に赤色発光層48を形成する。この場合、青色発光層50上に蒸着マスク70が形成され、正孔輸送層46上のサブ画素16(R、G)に相当する位置に赤色発光層48が形成される。
次に、図7(B)に示すように、赤色発光層48上に緑色発光層52を形成する。この場合、青色発光層50上に蒸着マスク70が形成され、赤色発光層48上に緑色発光層52が形成される。
次に、図7(C)に示すように、青色発光層50及び緑色発光層52上に、電子輸送層54、電子注入層56及び対向電極30を形成する。
電子輸送層54は、例えば厚さ10nmのAlq3〔トリス(8−キノリノラト)アルミニウム〕製である。電子注入層56は、例えば厚さ1nmのLiF(フッ化リチウム)製である。電子注入層56及び電子輸送層54は、対向電極30より電子を緑色発光層52及び赤色発光層48へ伝達する機能を有する。或いは青色発光層50へ伝達する機能を有する。又、電子注入層56又は電子輸送層54は、発光層への電子の注入を助ける層であって、電子移動度が大きい。電子注入層56はエネルギーレベルの急な変化を緩和する等、エネルギーレベルを調整するために設ける。電子注入層56又は電子輸送層54に用いられる材料としては、8−ヒドロキシキノリン又はその誘導体の金属錯体が好適である。尚、図7(C)において図示していないが、対向電極30上に保護層を形成してもよい。
以上の製造方法により、サブ画素16(R、G)では、図8(A)に示すように、層間絶縁膜60上に画素電極28、正孔注入層44、正孔輸送層46、赤色発光層48、緑色発光層52、電子輸送層54、電子注入層56、及び対向電極30がこの順に積層される。この構成において、画素電極28と対向電極30との間に直流電界を印加すると、正孔が画素電極28から正孔注入層44及び正孔輸送層46を通って赤色発光層48及び緑色発光層52へ注入されると共に、電子が対向電極30から電子注入層56及び電子輸送層54を通って緑色発光層52及び赤色発光層48へ注入される。注入された正孔と電子とは再結合する。これにより、発光層32(R、G)は赤緑色光を発光する。
又、サブ画素16(B)では、図8(B)に示すように、層間絶縁膜60上に画素電極28、正孔注入層44、正孔輸送層46、青色発光層50、電子輸送層54、電子注入層56、及び対向電極30がこの順に積層される。この構成において、画素電極28と対向電極30との間に直流電界を印加すると、正孔が画素電極28から正孔注入層44及び正孔輸送層46を通って青色発光層50へ注入されると共に、電子が対向電極30から電子注入層56及び電子輸送層54を通って青色発光層50へ注入される。注入された正孔と電子とは再結合する。これにより、発光層32(B)は青色光を発光する。
このように、本実施形態に係る構造を採用すれば、上述したように発光層32(R、G)は2層(赤色発光層48及び緑色発光層52)で構成されているものの、発光層32(B)は1層(青色発光層50)から構成されているので、通常の3積層白色素子では特定の発光層の特性により白色素子の特性が頭打ちとなるが、その特定の発光層を単色発光画素とすることで、積層発光画素は十分な特性が再現でき、単色発光画素もそれ専用に最適化することで素子特性(寿命及び発光効率等)の向上が見込まれる。これにより、長寿命及び発光の効率化が可能となる。3積層素子の場合は、特に青色発光層の寿命が短いためディスプレイの寿命も同様に青色発光層の寿命の影響が大きかったが、上記のように青色発光層50を単独で形成することにより、長寿命及び発光の効率化が可能となる。又、2積層白色素子と比較すると寿命・発光効率と合わせて表色領域が向上する。更に、RGB塗り分けと比較すると蒸着・アライメント回数が3回から2回に減少するためプロセスの簡略化・材料使用量の低減を図ることができる。
又、有機EL装置2では、画素電極28と対向電極30との間に電圧を印加することで、各発光層32(R、G、B)から光が射出されるため、一般に発光層の厚みが薄いほど消費電力を低減することができる。そこで、本実施形態に係る構造を採用すれば、上述したように発光層32(R、G)は2層(赤色発光層48及び緑色発光層52)で構成されているものの、発光層32(B)は1層(青色発光層50)から構成されているので、発光層32(B)における消費電力を抑えることができる。よって、RGB各色のうち、1色(B)に対応する発光層の消費電力を抑え、有機EL装置2全体における消費電力の低減が図られたものとなる。尚、本実施形態において、単色発光素子及び積層発光素子の素子構造、或いはその組み合わせは、上述した内容に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
図9は、本実施形態に係る各サブ画素16(R、G、B)からRGB各色の光が取り出される状態を説明するための図である。尚、上記第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態に係る有機EL装置4は、基板34A、封止基板58、及び有機EL素子(発光層等)を主体として構成されている。
発光層32は、緑色に発光する第1の色発光層としての発光層32(G)及び赤青色に発光する第2の色発光層としての発光層32(R、B)が設けられている。この構成において、発光層32(G)から緑色光を得る。この場合、カラーフィルタ層は設けられない。又、発光層32(R、B)による赤青色光を所定のカラーフィルタ層に透過させることにより赤色光及び青色光を得る。このようにして、赤色光、緑色光、及び青色光を得る。尚、発光層32(R、B)の積層順が画素電極28から赤色発光層48及び青色発光層50となっているがこれに限定するものではない。又、発光層32(R、B)の積層発光素子の素子構造は、発光層が3積層以上であってもよい。
以下、詳細に説明する。
発光層32(R、G、B)は、緑色を発光する緑色発光層52と、赤色発光層48と青色発光層50とが順に積層され赤青色を発光する赤青色発光層72とを含むものである。
赤色発光層48は、図9に示すように、サブ画素16(R、G、B)を区画する無機バンク62間のサブ画素16(R、B)内に、例えばマスク蒸着法により形成されている。又、赤色発光層48上には、青色発光層50が例えばマスク蒸着法によって積層された状態に形成されている。従って、発光層32(R、B)は赤色発光層48及び青色発光層50が積層され、全体として赤青色発光をなす赤青色発光層72によって構成されている。
又、緑色発光層52は、サブ画素16(R、G、B)を区画する無機バンク62を覆った状態にサブ画素16(G)内に配置される。例えばマスク蒸着法により形成されている。従って、発光層32(G)は緑色発光層52を主体に構成されたものとなる。
又、この対向電極30上には、各発光層32(R、B)に対応する位置に赤色(R)、青色(B)のカラーフィルタ66(R、B)が形成された透明な封止基板58が、エポキシ系の透明な接着剤層68によって接着されている。カラーフィルタ66(R)は、赤色の波長領域の光を透過させ、カラーフィルタ66(B)は、青色の波長領域の光を透過させる。尚、カラーフィルタ66における(R、B)は、発光層32における(R、B)に対応するもので、これら発光層32(R、B)からの光がカラーフィルタ66(R、B)を透過することで、後述するように各サブ画素16(R、B)にて射出されるようになっている。
上記のカラーフィルタ66(R、B)は、例えばガラス又はプラスチック等の透明な材料からなる。又、カラーフィルタ66(R、B)として、CCM(色彩転換媒体)を用いてもよく、ガラス又はプラスチック等の透明な材料及びCCMの両方を用いてもよい。
赤青色発光層72からの光は、図9に示すように、カラーフィルタ66(R)を透過する。このとき、青色光が吸収され、赤色光が封止基板58の外側に射出される。又、赤青色発光層72からの光は、カラーフィルタ66(B)を透過する。このとき、赤色光が吸収され、青色光が封止基板58の外側に射出される。又、緑色発光層52からの光は、直接緑色光が封止基板58の外側に射出される。すなわち、本実施形態では、発光層32(G)の上方にはカラーフィルタを設けない。それにより、赤色光、緑色光、及び青色光が得られる。尚、発光層32(G)の上方にはカラーフィルタを設けない構成としたが、必要に応じてカラーフィルタを設けてもよい。
(電子機器)
次に、上記有機EL装置を利用した電子機器の一実施形態について説明する。
図10は、本実施形態の有機EL装置を携帯電話に適用した例を示す斜視図である。本実施形態に係る携帯電話100は、本実施形態の有機EL装置2又は有機EL装置4を小サイズの表示部102として備える。携帯電話100は、複数の操作ボタン104、受話口106、及び送話口108を備えて構成されている。このような携帯電話は、本実施形態の有機EL装置2又は有機EL装置4を表示部102に備えたものであるため、長寿命及び発光の効率化が可能となる。更に、表示部における消費電力が抑えられ、全体として低消費電力により駆動することができ、長時間の駆動が可能となる。
尚、電子機器としては、上述した携帯電話の例に加えて、他の例として、パーソナルコンピュータ、PDA、DSC、携帯型オーディオプレーヤー、腕時計、モバイル型コンピュータ、テレビ、ビューファインダ型やモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。本実施形態の有機EL装置は、こうした電子機器の表示部としても適用できる。又、照明装置やプリンタヘッド等の光源としても用いることが可能である。
第1の実施形態に係る有機EL装置の配線構造を示す模式図。 第1の実施形態に係る有機EL装置の構成を模式的に示す平面図。 サブ画素の配列・形状を示す図。 第1の実施形態に係る有機EL装置における、3つのサブ画素(R、G、B)から構成される表示単位画素の構成を示す側断面図。 第1の実施形態に係る各サブ画素からRGB各色の光が取り出される状態を説明するための図。 第1の実施形態に係るサブ画素の製造方法ついて説明するための図。 第1の実施形態に係るサブ画素の製造方法ついて説明するための図。 発光層の積層状態を示す図。 第2の実施形態に係る各サブ画素からRGB各色の光が取り出される状態を説明するための図。 本実施形態の有機EL装置を携帯電話に適用した例を示す斜視図。
符号の説明
2…有機EL装置 10…走査線 12…信号線 14…電源線 16…サブ画素 18…データ線駆動回路 20…走査線駆動回路 22,26…薄膜TFT 24…保持容量 28…画素電極(電極) 30…対向電極(電極) 32…発光層 34…基板本体 36…実表示領域 38…画素部 40…ダミー領域 42…検査回路 44…正孔注入層 46…正孔輸送層 48…赤色発光層 50…青色発光層 52…緑色発光層 54…電子輸送層 56…電子注入層 58…封止基板 60…層間絶縁膜 62…無機バンク 64…赤緑色発光層 66…カラーフィルタ 68…接着剤層 70…蒸着マスク 72…赤青色発光層 100…携帯電話 102…表示部 104…操作ボタン 106…受話口 108…送話口。

Claims (5)

  1. 一対の電極間に設けられた発光層と、前記発光層からの光を透過させ、所定の色に変換するカラーフィルタと、を備える有機エレクトロルミネッセンス装置であって、
    前記発光層は、第1の色を発光する第1の色発光層と、複数の色発光層が積層された第2の色を発光する第2の色発光層とを含み、
    前記第2の色発光層の光は、前記カラーフィルタにより第2の色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  2. 請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第2の色は、前記カラーフィルタにより赤色、緑色、又は青色のいずれかに変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. 請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第2の色発光層は、前記電極の陽極側から赤色発光層、緑色発光層、及び青色発光層の順に積層されていることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  4. 請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第1の色発光層は、青色を発光する青色発光層であり、
    前記第2の色発光層は、赤色発光層及び緑色発光層が積層された赤緑色を発光する赤緑色発光層であり、
    前記赤緑発光層の光は、前記カラーフィルタにより赤色又は緑色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  5. 請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置において、
    前記第1の色発光層は、緑色を発光する緑色発光層であり、
    前記第2の色発光層は、赤色発光層及び青色発光層が積層された赤青色を発光する赤青色発光層であり、
    前記赤青色発光層の光は、前記カラーフィルタにより赤色又は青色に変換されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
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